2008年05月01日
DREAM2 ミドル級グランプリ観戦記その2
前の記事では2試合だけ書きましたが、それ以外の試合についても書きたいと思います。
その前に、カルバン×青木真也に関して多くのコメントを頂きました。
私の意見は書いた通りですが、多くの意見が交わされる事は良い事だと思います。
ただし、亀田家の記事でもそうでしたが、大人気ない書き込みは荒れる要素になります。
スポナビ運営の方からも書き込みで注意を促された事もありますので、
建設的な議論の場にして頂ければ嬉しいです。
<第7試合 ミドル級GP一回戦>
デニス・カーン(カナダ/アメリカン・トップチーム)
○ゲガール・ムサシ(オランダ/team Mousasi/Red Devil International)
1R 3分10秒三角絞め
カーン有利の声が多かったが、7連勝中と波に乗るムサシが勝っても驚けない。
ただ、まさか関節技で勝負が決するとは思わなかった。
序盤から冷静にムサシの打撃を見切り、ペースを握ったのはカーン。
しかし、本当に一瞬の出来事だった。
テイクダウンから、思い切ったパウンドに行ったが、
その瞬間、ムサシはガッチリと両足で挟み込み三角絞めが極まる。
あとはタップするしかなかった。
試合後にカーンも言っていたように、完全にミスに見えた。
不用意に入りすぎた。
ただ多くのファンと同じで、スタンディングでペースを握った時点で、
勝利を意識したのかもしれない。
次に戦えば、どんな結果になるかは分からないが、
今回はムサシが強かった。
カーンは次が正念場か。
<第6試合 ミドル級GP一回戦>
○田村潔司(日本/U-FILE CAMP.com)
船木誠勝(日本/ARMS)
1R 0分57秒TKO
佐藤Dの煽りVで、一気に時計が戻った。
当時のUWFの映像、船木、田村、そして・・・前田日明が葉巻をくゆらす。
UWFの「U」をファイルして保存した田村。
「U」の名を捨てた船木。
2人にとって「U」の答えは出たのだろうか?
試合は、船木が積極的に打撃を出していく。
田村がそれに付き合い、緊張感を増していく。
戦前に「顔を殴れるかな」と言っていた田村に対して船木が挑発する。
「打って来い!」
そして、前蹴りで田村の顔面を捉える。
田村も吹っ切れたように、船木の顔面に打撃を打つ。
この殴り合いを制したのは田村。
一瞬腰が落ちる船木に対して、首元を掴み足を掛ける。
受身が取れずに後頭部を強く打ち付ける船木。
一気のパウンドで勝負を決めに行く田村。
2発打ち込んだところでレフェリーにアピール。
3発目を打ったところでストップ。
1分弱の短い時間だったが、十分に2人の気持ちが伝わる濃厚な時間だった。
UWFと言うよりは、パンクラスのような戦い。
ある意味では、自分のペースに引き込んだ船木の勝利かもしれない。
2人は何を思うのか・・・
<第5試合 ミドル級GP一回戦>
○ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/ブラザ柔術)
イアン・マーフィー(米国/フリー)
1R 3分37秒 裸絞め
ブラジリアン柔術界の大物がどれほどの力を持つのか?
誰もが期待していただろう。
相手は総合デビュー戦のマーフィー。
寝かされた時点で勝負アリ。
まるで、後輩に指導しながらスパーリングをしている感じ。
小刻みにポジションを変えながら、あとはどこを極めようかと伺っているようだ。
腕を極めに行くが、腕より極めやすい部位があればバックに回る。
自然に動いてるようだが、すべてが理詰めの動き。
最後はスリーパーでタップを奪った。
笑顔でアリゲーターの真似をするジャカレイ。
観客もこれを生で見れて大歓声。
試合後には2回戦の相手に桜庭の名前を出したようだ。
確かに噛み合いそうだし、名勝負の予感が・・・
マーフィーは、急遽決まったうえにこの相手では少しかわいそう。
レスリングエリートの良さも出せなかった。
もう一度、チャンスをあげてほしい。
<第4試合 ミドル級GP一回戦>
マゴメド・スルタンアクメドフ(ロシア/CLUB VOLK HAN)
○ゼルグ“弁慶”ガレシック(クロアチア/チーム・トロージャン)
1R 1分14秒 腕ひしぎ逆十字固め
これは打撃戦必至・・・かと思われたが意外な結末。
打撃一辺倒で戦ってきた弁慶、こちらも打撃でのKO率が高いスルタンアクメドフ。
グランドになった時にどちらが有利なのか?
やはりハンの弟子だけにアクメドフは寝技も持っているのではないか。
などと言う予想をあざ笑うかのように、下から極めたのは弁慶だった。
鮮やかに腕を極めると、何も出来ずにタップ。
驚きの歓声が上がった。
リング上でマイクを持った弁慶は・・・
「前にユン・ドンシク選手に腕ひしぎを極められたので、やってみたら上手くいきました。」
負けから学び、実践で極めるのだから恐れ入る。
まだまだ先が期待できる選手だ。
一方、スルタンアクメドフは(たぶん)ヴォルク・ハンのテーマで入場。
今回は良さが出なかったが、ファイトスタイルは面白いと思うのでまた見てみたいと感じた。
U系選手との対戦も盛り上がるかもしれない。
<第3試合 ミドル級GP一回戦>
○ユン・ドンシク(韓国/チーム ユン)
大山峻護(日本/フリー)
2R判定 3-0
柔道ベースの似たタイプの2人。グランドの攻防が楽しみだ。
さて試合は判定になってしまったが、非常に面白い試合だった。
グランドでの攻防は高いレベルでの凌ぎあいであり、
スタンディングでも互いに積極的な姿勢で打ち合う。
試合終了まで常に動きがあり、あっと言う間の2R。
判定は、グランドでのポジション、総合的に主導権を握ったユンが勝利。
2人とも気持ちが試合に顕れるタイプで、誰と戦っても面白いかもしれない。
ユンとジャカレイの試合も面白いかもしれない。
<第2試合 ミドル級GP一回戦>
○金泰泳(日本/正道会館)
ミノワマン(日本/フリー)
2R判定 3-0
煽りVでは、金はカラテが更正させた元不良キャラ。
それに対して・・・説明不要、超人ミノワマン。
試合はまるで金×田村を見ているようだった。
打撃で攻める金、タックルからグランドに持ち込むミノワマン。
しかし金のガードが堅く攻め込めない。
後半は金のローキック、腹部への膝が効いたのか動きが落ちる。
グランドで凌ぐ金もスタミナ切れ。
どちらも決め手は無かった物の、効果的な打撃を入れた金の勝利。
試合としては面白くなかったが、金に関しては余程の極めの強さを持つ選手じゃないと勝つのは難しいかもしれない。
少なくとも、田村、ミノワマンでは何も出来ないくらいのガードを持っているのだから。
2回戦、誰とのカードなら面白いだろうか?
一番マッチメーカー泣かせ、難解なのはこの金泰泳かもしれない。
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posted by teru |19:06 |
格闘技 |
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