2008年10月15日
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
前回も述べたように、これは短絡的にこれという1つや2つの要素で語れる事ではない。 いくつもの細かな要因が重なりあって、今までの所、純粋に日本で育ったプレーヤーがなかなか世界で活躍出来ないという結果になっていると考えられる。 それらの中から代表的と思われる要因について、前回に引き続き拾い上げてみようと思う。 身体的特徴 これは日本だけに限った事ではなく、いうなればアジア全体の話として捉えてもよいだろう。 テニスも他の多くのスポーツと同様に長身選手が有利なスポーツである事に違いない。 バレーやバスケットの様に絶対的なアドバンテージにならずとも、長身から打ち下ろされる威力のあるサーブは、それだけでかなりの武器になるし、ラケットフェイス1つ分も多く届くリーチもコートカバーリングにおいて有利に働く、また長身であれば、ロブは抜かれにくい上、高く跳ね上がるスピン系のボールに対しても対処できる範囲が増える事は、かなりのアドバンテージとなる。 今年のUSオープンの錦織とデルポトロの試合でも、長身のデルポトロは打ち下ろしのファーストサーブを両サイドへ、そして高く跳ね上がるセカンドサーブを錦織のバック側へ打つ事で、完全にサービスゲームをコントロールする事に成功していた。 デルポトロのセカンドサーブは錦織のバック側でかなり跳ね上がる為、錦織は叩く事ができず、セカンドサーブをうまく攻める事ができなかった。 これなどは、身体的アドバンテージというものが明確に感じられるケースではないだろうか。 現在、多くの東欧の選手が活躍する背景には、この身長というアドバンテージが影響している事は、誰の目にも明らかだろう。 但し、全てのTOP選手が長身なわけではなく、長身でなければ活躍できないという事ではない。 マイケル・チャンの様な典型的なアジア人種体型であっても活躍した選手はいるし、フェレールのように現在のTOP10選手の中にも180cm以下の選手も存在する。 また、前述の錦織も、180cmに満たない身長ながら、世界に通用する事を証明しつつある。 しかし、あまり長身に見えないフェデラーやナダルであっても185cm、ジョコビッチは187cmと、やはりそれなりの身長がある事、その他にも、次世代を担うと言われるマレー(185cm)デルポトロ(198cm)、ガルビス(190cm)等、世界のTOPを狙っていく上で、この身長というアドバンテージは決して小さなものではない事は疑う余地の無い所だ。 また、近代のテニスにおいて、日本の男子プレーヤーの中で最も活躍した松岡修造氏は、日本人としてはかなり大きい部類となる188cmの長身だった。 彼がその長身から繰り出すビッグサーブで世界のTOPプレーヤーと戦ったのは、記憶に残る所で、彼が成功できた大きな要因である事は疑う余地もない。 よく長身選手は、足元が弱いとかボディへの対処が下手とか言われるが、長身であってもタッチにセンス溢れる選手は非常に多く、TOPにいるような選手は、それがマイナスに作用している感は全くない。 更に、TOPプレーヤーには、長身でありながらも抜群のフットワークを持つ選手も多く、一昔前でいえば、小さな選手の売りであったフットワークやコートカバーリング能力といった特性でさえ、長身でありながらきっちりと兼ね備えている。 身長が高くなくても活躍できるのと、身長が高い事がアドバンテージになる事は、全然、別の話だ。 平均身長があまり高くない日本人が、コンスタントに世界で活躍する為には、それ以外の要素で何かしらのアドバンテージを持つ必要があるという事になる。 また、昔から日本人は持久系のスポーツを得意とする傾向がある。 これは人種による筋肉の質の違いに起因するものだろうが、よく日本人の筋肉は、黒人や白人の筋肉に比べ、硬いといわれる事が多い。 これは、言い換えれば、柔軟性、瞬発性には不向きで、永続的に力を出すようなものに向いていると言える。 また、しばしば怪我が多い原因とされ、前出の松岡氏も自ら、筋肉が硬かったので怪我が耐えなかったとコメントしている。 そのように考えると、ストップ&ゴーを基本とした瞬発系の動きを基本とするテニスには、もともと日本人の筋肉が合わないという事になる。 勿論、この筋肉の質の差を感じられるレベルというのは、極々上り詰めた一部の人だけであって、我々一般人のレベルでいえば、この差などは、センスや練習によって得た技術の前に、何の意味も持たない話でしかない。 しかしながら、今、問うているのは世界のTOPの話であり、ここで活躍する話としては、筋肉の質の差の話は厳然として存在すると考えるのが妥当だろう。 単純に身体能力のみを比べる例として、オリンピックの陸上競技でとってみても、スプリントやジャンプ系の競技で日本人が活躍した例は、殆どお目にかからない。 逆に、日本人が得意とする持久系はといえば、テニスに限っていえばあまりその恩恵を得る事はない。 グランドスラムやデビスカップのように5セットマッチになれば、試合が長時間に及ぶ事もあり、スタミナも要求される所ではあるが、それとて、瞬発系の動きの連続の上に必要なものであって、そもそもそこまで渡り合えなければ、スタミナで勝負する事も適わないからだ。 このように日本人の平均的な身体的特徴というのは、世界でテニスを戦う上で、不利とまでは言わないが、決して恵まれているとは言えない。 これら身体的特徴は嘆いてみた所で変わるものでもなく、また全ての日本人が必ずそうであるわけでもない。 この先、松岡氏のように、長身の日本人テニスプレーヤーが活躍する可能性もあるし、瞬発力やバネのある日本人選手が活躍する可能性もある。 しかし、相対的にみれば、やはり今後も、体格的に勝る欧米人にアドバンテージがある部分であり、それを背負った上で、また別の要素で活路を開き、活躍できる選手が多く出てこないと、日本がテニス大国となる事はないだろう。 これまでの日本人プレーヤーは、そういった要素をなかなか作り出せてこなかった事が、日本の男子プレーヤーが世界で通用しない理由の一つとして数えられるのではないだろうか。 では、我々日本人は、何を武器とするかという事になるが、具体的にはコーデュネーションという事になるのではないだろうか。 つまり、各プレーの繋ぎであり、これらをスムーズに連携する事で、テニスの総合力を上げ勝利につなげるという事だ。 これには、どのショットもそつなくこなせる能力、フットワーク、正確で迅速な予測、バランスが必要となる。 現在、錦織が世界と戦い、我々に日本人の可能性を見せてくれているが、主に彼が武器としているのは、常にバランスを保ちつつ、ベースラインでのプレーだけでなく、ミドルエリア、ネットプレーもそつなくこなすプレースタイル、自分からゲームを作っていけるゲームメイク力、早い展開から遅い展開、遅い展開から速い展開への切換え、守備から攻撃への迅速な切換えといった総合的なコーデュネーション能力によるところが大きいと思われる。 今後、彼が更なる活躍をする事で、日本人の体格であっても、世界で戦っていけるよい実例となるだろう。 全ての人が同じようなプレーができるわけでもなく、する必要もないと思うが、そういったアドバンテージを持つプレーヤーが沢山でてきた時には、この身体的特徴というのが、世界に通用しない一つの理由から消える時であり、そういう日が来る事を待ち望んでもいる。 日本の男子テニスが世界に通用しない理由(3)へ続く ※ここに書かれている事はあくまでも私見であり、必ずしも万人が納得するものとも思っておりません。 ご意見は頂戴いたしますが、荒れると思われるようなコメントはお控え下さい。
posted by tenniscom |12:12 |
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日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
日本人のかつてのプロスポーツといえばまずは野球いまではサッカーも加わったかな?何が言いたいかと言いますと身体的に優れた選手はプロを中心としたスポーツへ集まってしまうと言いたかったのです。
今は随分変わってきてるけど、世界で活躍したければインターハイででている場合ではなくスポンサーをみつけてニックボリテリーに行く。こんな感じでしょうか?でも先日世界ジュニアバンブリ君と守屋君の戦いは見事でした。しっかりしたサーブとリターン、そしてストロークは十分見応えがあった。ケイ君もそうだけどしっかりしたストローク力とフットワークは世界に十分通用するのではないかそんな気がしました。日本人が勝つためにはクルム伊達さんのライジングに鍵があるような気がします。チビであっても俊敏な動きとスタミナは身につけられます。後は徹底したヨミを磨き、どんな球でもベースラインの中からライジングでたたき込む!これが早道ではないかそんな気がします
posted by shundora | 2008-10-15 12:57
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>>ストップ&ゴーを基本とした瞬発系の動きを基本とするテニスには、もともと日本人の筋肉が合わないという事になる。
…
そういった要素をなかなか作り出せてこなかった事が、日本の男子プレーヤーが世界で通用しない理由の一つとして数えられるのではないだろうか。
まさにその通りだと思います。そしてそれは日本を含むアジア勢全体の課題である気がします。瞬発力やバネで劣るアジア勢が世界で勝つにはおっしゃる通りコーディネーション能力を磨くことが必須でしょう。
短絡的な考えかもしれませんが、現在は競技人口が少ないからそこまで活躍が目立ちませんが、今後黒人の間でテニスが広がれば、すぐに世界のトップで活躍する選手がごろごろ出てくるような気がします。
posted by jack | 2008-10-16 01:57
もしイチローがテニスプレイヤーだったら
欧米人にテニスプレイヤーとして負けない才能を持った日本人はいると思います!もしイチローが幼少の頃に野球のバットではなくテニスラケットを握ってその後もプレイヤーとして恵まれた環境で順調に育ったと過程します。強肩を活かしたサーブは200キロを超え、俊足を活かしたストローク力とコートカバーリングは他の追随を許さず.....フェデラーを凌ぐオールランドプレイヤーになったかもしれません。同じようにダルビシュ有投手(ハーフだけど)がテニスプレイヤーだったら往年のウィンブルドンチャンピオンのゴーランイバニセビッチを右利きにしたような、世界有数の長身ビッグサーバーになったことでしょう。中学校は野球部、高校からテニス部だった経験から言わせて頂きますとテニスと野球は共通点が多いと思います。(強肩=強いサーブ、打撃が良い=ストロークが良い、俊足=コートカバーリングが良い等)活躍しているプロ野球選手でテニス向きの体型(比較的細身)であればテニスプレイヤーとして高い可能性を秘めていたと見るべきでしょう。ダルビッシュでなくとも145キロ以上のスピードが出せる長身投手はビッグサーバーになった可能性大です。前置きがかなり長くなりましたがなにが言いたいかといいますと、身長のことも含めて身体能力的に日本人がテニスに不向きとは一概に言えないとゆうことです。男子テニス界の低迷の原因は、アスリートとして素質に恵まれたテニス向きの人材が一番のメジャースポーツの野球にいってしまっているからではないでしょうか?欧米ではトップテニスプレイヤーの社会的地位やステイタス性が非常に高く、収入面でもエンドーメンツ契約(ラケット、シューズ、ウェアの使用契約)だけでも年間数億円、獲得賞金、その他副収入で一般的な一軍のプロ野球選手よりも遥かに多い、等のことが日本ではあまり知られていないのも一因かと思います。そういった意味でも錦織選手の活躍に日本テニス界の命運がかかってくるものと思われます。今後 グランドスラムでベスト8以上に進出しATPランキング20位以内が狙える位置まで上がったら更に盛り上がり社会現象が起こります。日本のマスコミでも大きく取り上げられ続けることにより、関心が高まり競技人口の増加に繋がることでしょう。。 その中から第2、第3の錦織選手がもっと短いスパンで (松岡修三選手引退から錦織選手が頭角を現すまで20年以上経っている)でてきて欲しいです。
posted by 元テニス部 | 2008-10-16 05:50
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>shundoraさん
コメントありがとうございます。
>>身体的に優れた選手はプロを中心としたスポーツへ集まってしまうと言いたかったのです。
そうですね。
必ずしも優秀な人材が野球やサッカーをやるというわけではないですけども、やはり優秀な人材の数は競技人口に比例すると考えれば、ジュニアではテニスの競技人口より圧倒的に野球やサッカーの方が競技人口が多いわけで、その分、優秀な人材の数も多いと考えられますよね
>>世界で活躍したければインターハイででている場合ではなくスポンサーをみつけてニックボリテリーに行く 。
ここなんですよね。
何故、日本で学生テニスからプロという形では、世界に通用してこなかったのか。
この先、この辺りの事について、少し掘り下げていってみたいとも思っています。
ただ、今まででも海外へテニス留学という人も、決して少なくはありません。
ニックボロテリーにも、何人もいってますし、スペインやオーストラリアにも行っています。
しかし、現在の所、世界で活躍し始めているのは錦織だけという事も忘れてはならないと思います。
shundoraさんの注目する、守屋君は日本の学生テニス~プロという今まではあまり成功例のないコースとはなりますが、久しぶりの3冠を達成した逸材でもあり、日本の高校でテニスをしても世界に通用する選手になれるというのを是非、体現してもらいたいですね。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-16 12:15
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>jackさん
コメントありがとうございます。
>今後黒人の間でテニスが広がれば、すぐに世界のトップで活躍する選手がごろごろ出てくるような気がします。
これは私も常々、思うところでもあります。(短絡的と言われるかもしれませんが(苦笑))
現在でも、女子のウィリアムズ姉妹、男子ではブレイクやモンフィス、ハーフではありますが、ツォンガといった黒人系の選手が活躍していますが、錦織と同世代のヤングのような期待の若手も出てきていますよね。
多分、10年後のTOPハンドレッドには多くの黒人選手やハーフの選手が名を連ねているように思います。
黒人の瞬発力・スタミナを兼ね備えた筋肉の質、身体能力の高さは、すでに多方面のスポーツでの実績から明らかな所ですから、今後の日本人プレーヤーにとって、非常に高い壁として立ちはだかるかもしれませんね。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-16 12:16
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>元テニス部さん
コメントありがとうございます。
イチローがテニスプレーヤーだったらは、非常にわかりやすい喩えですね
確かにイチローは多くの人種の入り混じるメジャーリーグで、堂々たる成績を残し、その能力の高さも非常に評価されています。
そういった意味では、日本人であっても、他の人種と対等に渡り合えないとはいえませんよね。
上のコメントでも書きましたが、優秀な人材の数が競技人口に比例するとすれば、野球にはテニスより多くの優秀な人材がいる事は今の日本では当たり前の事かもしれません。
この辺りについては、今後もう少し触れていく予定です。
テニスプレーヤーの収入については個人差がかなりある所ではありますが、錦織選手でも、スポンサー契約、賞金、副収入で、もう相当額になっていますよね
そういった事も一つの夢というか目標として、今はあえて大きく報道してもいいかもしれないですね。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-16 12:18
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
大変興味深く読ませて頂いております。
日本でのテニス人口は多いと思います。でも少年少女達が憧れる選手を見る機会が非常に少ないですね。
サッカーに関して言うと、いまや子供達の憧れは中村俊輔選手を通り越して、海外の選手になってます。
今回の錦織選手の活躍はとってもいい機会です!もっとテニスをメディアに登場させて、子供達がフェデラーやナダルに憧れてテニスをし始めるといいのではないでしょうか?
そうすれば、テニスに良い逸材が集まってくると思います。
posted by Hayanari | 2008-10-16 12:50
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
軟式テニスに流れていってしまっているであろう身体的に優れた素質のある選手がテニスに集まる確立が少しでも高くなることを願ってやみません。
地方ではまだ軟式しかできない学校等の環境があるかと思います。
コメントにもありましたが、「世界で活躍したければインターハイででている場合ではなくスポンサーをみつけてニックボリテリーに行く」のが理想ですが、テニスではなく軟式に行くプレイヤーの数も無視できないのではないでしょうか。
かく言う私も軟式出身者ですが、テニスをやりたいのに環境から軟式を選ばざるを得なかったのです。
テニスと軟式では、音階(コート)は同じものの縦にして弾くウッドベースとストラップをかけて横に近く寝かせて弾くエレキベースほどのテクニックの違いがあります(ピンとこないたとえですみません)。
お互い奥は深いのですけれど。
posted by 緑砂 | 2008-10-16 22:22
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>Hayanariさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
おっしゃる事よくわかります。
先日のAIGジャパンOPでは、錦織の話題もあり、観客動員数は前年を上回りましたが、それでも2年前にフェデラーが来日した時より、少ない動員数でした。
これは錦織が途中敗退したのに比べ、フェデラーは決勝まで残った差と考えられますが、今よりテニス人気が低迷していた当時の日本でもフェデラーは絶大な知名度と観客動員できる魅力を誇っていたという事でもあります。
しかしながら、今年の出場メンバーでいえば、TOP3こそいませんでしたが、昨年、一昨年とは比べ物にならない程、豪華な顔ぶれだったにも関わらず、そこまでの伸びがなかった事を考えると、まだまだ錦織におんぶにだっこ状態で、本当に世界のTOPプレーヤーを見たいという所までテニス人気が復活したとはいえないようにも感じます。
錦織の活躍だけでなく、TOP3のテニスの凄さ、そこへ食い込もうとしているマレーやデルポトロ、ガスケのプレー、そして今やベテランとなったナルバンディアンやロディック、ブレーク(書いたらきりがない)といった選手との熱い試合をもっとメディアで多く取り上げてほしいものですね
そういった選手達に憧れる子供達が増える事が、明日の日本のテニス界を作っていく第1歩ですからね。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-17 12:18
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>緑砂さん
またまたコメント感謝です。
ソフトテニスについては、たまたま次のアップで扱う予定のお題だったのですが、先に言われちゃいましたね。
本文にも書いてありますが、ソフトテニスも日本を代表するスポーツの一つですので、そこで才能ある選手が活躍するのはいい事だと思います。
ローンテニスをしていたらなぁと思ってはしまいますけどね。
>>テニスをやりたいのに環境から軟式を選ばざるを得なかったのです。
日本ではこういった経験を持つ方は少なくはないのでしょうね。
中学校でテニスをしたくても、部活動にはソフトテニスしかなければ、どこか民間のテニスクラブに行くしかないですし、そういった所がない場合もありますから。
>>ウッドベースとストラップをかけて横に近く寝かせて弾くエレキベースほどのテクニックの違いがあります
これも中々の比喩だと思いますよ。
私は硬式テニスしかやっていないですが、時々、ソフトテニス出身者の人と一緒にプレーすると、思わぬフォームからバックハンドで打ったり(軟テのバックね)、ウエスタングリップでボレーする人がいたりと、時々、びっくりさせられる事があります。
ソフトテニスの経験のない私には、そんな動作は知識の中にありませんので、フォームやラケット面から打球を予測しようと見ている時に、そういった動きをされると、一瞬「え?」っと思っちゃいますね^^;
ソフトテニスも奥が深いだけに、両テニスの差というのは、想像以上に大きなものであるように思います。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-17 12:20
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
身体的特徴については、私も常日頃から感じておりました。
毎年、USオープンを見に行っていますが、目の前で観る
ほとんどの選手が190cmに近い身長。それ故、サーヴを
はじめ、いろんな面でとてつもない程パワーフルと言うか
圧倒される迫力を感じます。
今年、初めて錦織選手のプレイを目の前で観ましたが、
日本ではとても高い評価をされていたので、とても期待して観ていたのですが・・・・ところが、
ええっ!こんなもん?・・・・とびっくりしました。
身長も低かったし、そのせいなのか、パワー、特にサーヴが非常に弱く、(ウィリアムス姉妹より弱いかも)ショットもそれ程力強いとは思えませんでした。
まだ18歳なので、これからも日本人として期待が大きい
彼ですが、今一不安を感じざるをえません。
それは・・・・18歳の若さの割りに腰痛、足の痛みによるリタイア、欠場が多すぎると言う事です。
彼がデビューしてからすでに4トーナメントリタイアをして
るし、スイスオープンも欠場。
この調子じゃこの先どうなる?・・・・と思いませんか?
それから、プレイ相手に・・・かれは疲れていたようだ!
とか言われるのは如何なものでしょう。
プロとしてまだまだですね。
そして、彼のインタビューでもどこそこが痛かったので
リタイアしようと何度も思った・・・との発言も結構多い
ので、まだまだ若い故か・・・それとも甘さゆえか・・・と
思っています。
もう少し、心身共に鍛えた方が良いのでは。
と、心配しながらも、やはり錦織選手を応援している
私です。
何とか頑張ってせめてトップ20くらいまでに入って欲しい
ものです。
posted by 中西亮子 | 2008-10-18 09:52
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
いちいちうなずいてしまいました。筋肉の質に関しては女子も同じような気がするので、どうかとは思いましたが、女子もテニス大国!というところまでいっているわけではないので・・・
あ、あと中西亮子様、「疲れていたようだ」というコメントに関しては選手や外国メディアはこう見ていたんだという代表的な記事(イギリスTimes)がありますのでご覧ください。少し誤解されておられるかもしれません。
http://www.timesonline.co.uk/tol/sport/tennis/article4888852.ece?Submitted=true<br%20/>
要は試合以外のところに物凄いスケジュールで引っ張りまわされたようです。彼にとっては初めての経験でしょうしそれをもってガスケもある意味同情したのではないかと思います。
これからはそういうところも含めて力をつけていく必要があるのは確かですが。
posted by capa | 2008-10-18 13:56
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>中西亮子さん
はじめまして。
コメント頂き、ありがとうございます。
生でTOPの選手のプレーを見ると、その迫力たるや凄いものがありますよね。
中西さんの見た錦織の印象も、それはそれで正しい意見なのだと思います。
逆に今のパワーで、ここまでランキングを上げてきている事に私は、彼の才能と将来性を感じてしまいますね。
しかし、今のままでは、TOP20というような所まではいけないと私は思っています。
そういった位置にいる選手は、やっぱりここ一番で叩き込める1stサーブであったり、また相手の強力なサーブに負けないスーパーリターンであったり、そういう技術+パワーがミックスされた強力な武器を持っています。
それが、錦織にはまだ足りないように思うからです。
しかし、まだ18歳。
修造氏がいうように、後2年は、たとえランキングが足踏みであろうと、落ちようと、成長過程だと、見守っていってあげたいと私も思います。
中西さんのコメントも結局は錦織を応援、心配すればこそと思います。
周りの人間が、彼の才能を潰してしまわないように、今はみんなで見守ってあげてほしいなと思っています。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-18 18:35
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>capaさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
女子の話になると、実は私も困ってしまうのですよね
伊達や杉山という世界に伍して戦う選手が出ていますし、
TOPハンドレットにも、数人ランクインしている時期もありますからね。
サーフェイスや、身体的特徴、文化というものは、男子も女子も同じはずで、ではなぜ男子だけがと言われるのは当然の事だといえますよね。
これについては、以前のコメントにもレスさせていただきましたが、世界を狙うプレイ人口の差が上げられるように思います。
いうなれば、もの凄いテニスが上手い人が1000人いてのランキングと、2000人のいてのランキングでは、単純に考えて2倍のランクになってしまうというような事です。
実際、現状のATPのポイントを獲得している選手数は、1954に対し、WTAは1097となっており、大会数の差などもある事から単純にこの数字を適用できないとはいえ、
そこにいくらかの差がある事は伺えます。
勿論、女子のテニスも全世界で競技され、熾烈な競争の中、ランキングを競っているわけで、決して甘い世界ではありません。
TOPになる難しさは男子に決して劣る事はなく、あくまでも密度の差がランキングの差になりえる可能性があるのではないかという事です。
そう考えても、伊達や杉山は凄いですけどね。
あと、中西亮子様へのレスありがとうございました。
リンクは私も読ませていただきました。
まあ、今の日本テニス界の現状から考えると、これも彼の背負っている宿命なのでしょうね。
いささか可哀想になってしまいますが、頑張ってもらいたいですね。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-18 19:19
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
女子の話についてはひとつだけ他に男子との違いがありそうです。すなわちヒッティングパートナーに男子がいること。これによって国内でもパワーヒッターとの練習ができるというのはいかがでしょう>
posted by capa | 2008-10-20 15:12
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>capaさん
コメントありがとうございます。
そうですね。
おっしゃられる事、最もだと思います。
男子が海外留学するメリットの一つに、よりレベルの高い相手と練習、打ち合いができる環境があるという事がいえると思います。
錦織もニックボロテリーへ行って、ツアーレベルの選手との練習が出来た事が今の飛躍に繋がっていると思われますからね。
また、ご意見お待ちしていますね
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-20 23:30
まるで民族移動のごとく
capaさんの意見、なるほどそうかもしれないと思いました。
強くなる近道は、強い人と練習すること。アメリカでは、強い子がクラブを移ると、他の子たちもそれを追って移動していくんです。だから、強いクラブというのが結構一定していない。そんなに激しくではないですけど、2~3年周期くらいでは変わっているかもしれません。ほんとに激変することがありますよ。ナショナルの子達ばかりだったのが、ある日、突然いなくなっちゃって、みたいな。
また、強い子が同じ年齢でそろっちゃってると、卒業とともにみんないなくなってしまうでしょ、その下が育っていないと。(大学に入ると、大学のチームで練習するので、クラブにはもう来ませんし、だいいち、全米中に散ってしまうし)
「あそこは、今、強い子いないから、やめた」
って感じで、親は常にアンテナを張って強い子がいるクラブを探してます。
この10年くらいの間にでも、今、あそこがいちばん強いんじゃないというクラブが4回くらい変わりましたから。その中でも変わらないのは、USTAでした。ご存知、ナショナルテニスセンター(US OPENの会場)付属のクラブです。あそこは、半官半民みたいな組織なので、費用が安いんです。夏のキャンプなんか、他が週$400以上取るところを、あそこは$280(トーナメントトレーニングのコースで)くらいでしたから。でも、こっちって夏休みが長いから、6月の終わりからキャンプが始まって、8月の終わりまで続くでしょ。結構な金額になりますよ。おまけに、USTA のキャンプは、US OPENの準備があるため、8月の第一週までしかないので、その後は他の高いクラブに行かないといけないし。
考えてみたら、夏休みが短いのも、日本が不利な理由かもしれませんね。だって、まる2ヶ月テニス漬けになるので、夏の間って結構伸びるんですよ。それに、試合の数も多いし。
posted by ヨーコ | 2008-11-07 06:19
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
> ヨーコさん
いつもコメントありがとうございます。
なるほど、大学まではお金をかけて自分で練習する場所を探さなければいけないアメリカでは、そういった事になるのですね。
日本では、高校生はやはり部活動が中心なので、テニスで上を目指したい子はの多くは、テニスの名門校へ進学というのがこれまでの歴史でした。
しかし、言い換えれば、これまで日本の高校テニスの栄光を独占してきたような名門でテニスをしても、世界に通用しないという事は、これまでの歴史が証明しているともいえます。
名門には、強い先輩、しっかりした環境、豊富な練習メニュー・時間、高い意識があるにもかかわらずです。
この辺りにどうしても、日本の部活動の限界、純粋に国内だけでTOP選手を輩出する事への限界を感じています。
強い人という意味では、高校生位の時には、世界ランキング100位くらいの人と、しばしば打てるような環境でなければ駄目なのかもしれませんし、またコーチも世界基準の目線が必要なのかもしれませんね。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-11-07 17:35
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
テニスの名門校って、誰と練習して誰に教えてもらっているんですか?
アメリカのクラブは、世界中からコーチを集めていますよ。コーチの国籍はインターナショナルです。トーナメントプログラムに力を入れているところは、ヨーロッパの学生選手権でトップテンに入っていたとか、ATPのツアープロだったとか、中国のデ杯チームの監督だったとか、そんな人達を集めています。グリーンカードのスポンサーになって、ロシアや南米や、ヨーロッパでも裕福ではない国からどんどん入ってきます。あるクラブでは、20人以上。何でそんなにたくさんいるかといえば、プライベートレッスンに対応するためです。そういう売りがないと、クラブも生徒を集められないし。
クラブだけではありません。親も相当巻き込まれてます。ニューヨークで、才能があると(親が)信じた子たちは、一家でフロリダに移住していきます。わたしが知っている限りで、4家族が移っていきました。彼らは自費です。
ピート・サンプラスはカリフォルニアにいたんですが、もう10歳くらいのうちから才能が認められてて、12歳くらいだったか、ニック・ボロテリのところからフルスカラーシップで呼ばれて、
一家でフロリダに移住したんです。お父さんは警察官だったんですが、仕事をやめて。
ちなみに、わたしの知っている4家族のうち、ナショナルで優勝したことのある子は1人だけ。でも、その子もUS OPENジュニアには出れなかったし、プロにもなっていません。
フロリダに移住するのもリスクがあるんです。仕事をやめて転職するのもそうですが、学校が。フロリダのいわゆる選手養成を目的とするようなクラブは学校と提携していて、学校には半日通って、午後からは練習、というメニューを組んでいます。でも。ほとんど勉強しないから、リスクがあると言っていました。つぶしがきかないって。
でも、親や家族も、子供を強くするためにそれくらいのことをやっているということを考えてみてください。そういう人達が全米中にいて、その中からほんのひと握りがプロになっているんです。
posted by ヨーコ | 2008-11-07 22:36
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)
>ヨーコさん
レスが遅くなってすみません。
名門校については、私もそれほど詳しくないですが、あくまでも学校の部活動ですので、世界中からコーチを集めたりとか、常時、TOP選手と打てる環境にはありません。
スポーツクラブであれば、採算さえあえばいくらでもそういった体制をとれますし、また自由競争ですからそういった売りがないとやっていけない側面もあるでしょう。
全国から才能のある選手が集まってきたり、レギュラー組は特別メニューでやったり、サポートも手厚かったりといった部分では、名門校は学校の部活動という制約の中では、より強い人を更に伸ばす環境を整えていますので、普通の学校に比べれば土壌はしっかりとしているとは言えますが、選手の育成というものを世界基準でみると、やはりいろいろな部分が足りていないのかもしれないですね。
日本ではジュニアの選手層の厚い野球やサッカーであっても、名門校だからといってTOP選手と常時練習できるわけでもないですし、まあ普通の学校が監督一人でみている所を、部長やコーチがいたりする位で、やはり部活動の範疇ですからテニスの場合とさして変わりはしません。
TOPアスリートを作り出すプログラムに各国が貪欲な今、部活動という制約を受ける活動を中心とした日本の選手育成は、ますます苦しくなるかもしれませんね。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-11-17 17:03


