2008年10月12日
錦織圭 ストックホルムオープンSF
ほぼ満員のセンターコートの第2試合は地元ソデルリングが相手だけに完全アウェー状態となった。 そんな中でも、錦織の紹介のときは歓声も大きく、遠くスウェーデンの地でも、錦織の人気が高い事を感じさせた。 今日も弦を担いでか、緑のウェアーに白のアディダスキャップ。 右膝のテーピングが痛々しい。 ただウォーミングアップでの動きを見る限り、何とか動ける状態ではあるようだ。 第1セット 第1ゲームはソデルリングのサービスから。 いきなりのサービスエースからスタート。 220キロを超える1stサーブはさすがに威力がある。 しかもきっちりとコーナーへコントロールされており、これがコンスタントに入るようだと、ブレイクするのは至難の業のように思えた。 ソデルリングのダブルフォルトもあり、デュースまで持ち込むが、最後はサーブが決まりソデルリングがキープした。 第2ゲーム、注目の錦織の最初のサービスゲーム。 1stサーブが入るもソデルリングも動きがよく、錦織の厳しいストロークに対応する。 錦織は30ALLから得意のドロップショットを見せるが、これがネットにかかりブレイクピンチを迎える。 このポイントでソデルリングのリターンが深くはいり、錦織のフォアがバックアウトしてブレイクダウンしてしまう。 第3ゲームも、ストロークで優位に立ちながらもドロップショットをミスするなど、精細を欠きソデルリングがキープした。 序盤3ゲームでソデルリングの3-0と、錦織には厳しい立ち上がりとなった。 ソデルリングのサーブは前評判通り素晴らしく、サービスゲームをブレイクするのは難しい上、ストローク戦でも抜群のフットワーク、安定したストロークと、錦織も押し切れず、苦しい展開となった。 第4ゲームに入ると錦織の動きに精細を欠くシーンが多くなった。 逆にいい動きでストロークを拾うソデルリングの前に先にミスしてしまいここも30-40からブレイクダウンしてしまう。 ゲームカウント4-0と圧倒的優位に立ったソデルリングは、続く第5ゲームでは、ますます調子を上げ、威力ある1stサーブで、エース3本を取り余裕のキープを見せる。 錦織サーブの第6ゲーム。 ここは何とかキープして次のセットにつなげたい所だが、このゲームもストロークミスを連発し15-40となる。 しかし、錦織はここから吹っ切れたようにラケットが振れだし、サービスエースとストロークウィナーでこの試合初のキープに成功する。 第7ゲーム ソデルリングは210キロを超える1stサービスを連続で叩き込み、あっさりとこのゲームをキープして第1セットを奪取した。 第1セット1-6と、ほぼ見せ場なく一方的に押し切られた錦織。 途中、右膝を引きずるようなシーンがあったり、ソデルリングのサーブに1歩も反応しなかったりと、右膝の具合はかなり悪そうな印象だった。 しかし、セット終盤でサービスキープをした事で、一筋の光明は見えた感はあり、第2セットは何とかキープ合戦の状態に持ち込みたい所だ。 第2セット 第1ゲームは錦織のサーブから。 錦織は得意のストロークで押し切れず、動きのいいソデルリングに拾われる形から、先にミスしてしまい15-40となると、ここも簡単にミスをしてブレイクダウンしてしまう。 第2ゲームはソデルリングの2ndサーブからラリーに持ち込みポイントを拾い40-30と粘るも、最後は強力な1stサーブを入れられキープされる。 第3ゲームの錦織のサービスゲーム。このゲーム中、サービスのときも少し膝を気にする仕草を見せたり、屈伸したりして、相当、膝にきているのが伺い知れる。 その影響か、ダブルフォルト2つを献上し、このゲームもブレイクダウン。 第4ゲーム、ソデルリングが余裕でキープ後、第5ゲームでも30ALLからダブルフォルトでブレイクポイント このポイントで入れにいった2ndを叩かれてブレイクダウンを喫する。 後がなくなった第6ゲーム。 ソデルリングのサービングフォーザマッチ。 明らかに調子のおかしい錦織だが、最後まで必死に球を追いかける。 しかし、最後はソデルリング、この日12個目のサービスエースでゲームセットとなった。 ゲームカウント1-6,0-6の完敗。 サービスエースの数も圧倒されているが、アンフォースドエラーもソデルリング6に対し錦織14と精細を欠いた内容となった。 ほとんど何も出来ないまま終わったこの試合、試合前・試合中と、何度も錦織の頭の中をリタイアという文字が駆け巡った事だろう。 しかし、彼は試合に臨み、最後まで戦った。 結果は惨憺たるものではあったが、その事をまず評価したい。 彼はプロではあるが、同時にまだ18歳の青年でもあるのだ。 いくつかのリタイアでプロとして体が弱いと言われ、ゲーム中のメディカルタイムアウトや棄権で、ある選手のようにタイムアウトや、勝てないと棄権する選手と言われる事を危惧されてきた事に対し、今出来る範囲内で精一杯、そして最低限、前よりも前進した姿をきちんと示してくれたではないか。 錦織は試合後のインタビューで、「彼のビッグサーブの前に何もできなかった。膝は痛むけど、プレー出来ない程ではない」と気丈に答えていたが、いつも錦織のゲームを見ている人ならば、今日の彼の動きは、本来の動きとは程遠いものであった事は、明らかにわかるだろう。 ベーグルで終わったこの試合に対し、言い訳をしたくないという彼のプライドが出ているコメントの様に感じた。 今年は、出来すぎの年ではあるが、それでも、怪我や病気、疲れ等でリタイアしたり、あっさり負けてしまう時もある。 逆に言えば、それは当たり前の事でもあるのだ。 あのフェデラーやサンプラスであっても、最初から常勝だったわけではない。 彼らも、こんな風に何も出来ずあっさり負けたりしながら、階段を駆け上がっていったのだ。 今日の敗戦を含め、今はまだ、その1戦1戦について、厳しい評価を加えるより、松岡修造氏が言うように、2年後、3年後に、フルにツアーで戦える選手になる途上だという思いで暖かく見守っていきたい所だ。 何はともあれ、十分な体調でない中、セミファイナルまで残って戦ったのだから、今は黙って精一杯の拍手を送りたい。 今後の試合のエントリーが気になる所だが、本人の希望でもあるように、右膝の治療の為にアメリカに帰ってしっかり完治させる方向になる事を祈っている。 ※一部、固有名称を修正致しました。
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錦織圭 ストックホルムオープンSF
コメント投稿者ID :
ジョコヴィッチの事をよく知りもしないで、とてもひどいコメント ガッカリです。
彼は鼻で充分呼吸ができず試合中に2度も倒れ棄権しなければならない経験があります。買っている試合で棄権したほうが多いくらいです。単なるうわさとか情報でひどいコメントをしないでください。
posted by 佐藤真理子 | 2008-10-12 11:21
錦織圭 ストックホルムオープンSF
コメント投稿者ID :
昔マリーピエスと言う女子選手がフランスにいました。グランドスラムにも2回優勝しています。彼女、負けそうな試合になるといつも怪我を理由にしており、背中が,腰が、足が、ももが、トレーナーをよんだり、試合後の記者会見でいつも言い訳をしていて、見ていて不快でした.錦織君けがが多そうです、言い訳が多そうです、世界の壁は厚いです,この調子ではベストテンに入るんは単なる夢に終わってしまうかも。
posted by あまのじゃく | 2008-10-12 15:44
錦織圭 ストックホルムオープンSF
コメント投稿者ID :
>佐藤真理子さん
はじめまして。
>>ジョコヴィッチの事をよく知りもしないで、とてもひどいコメント ガッカリです。
ちなみに、そのコメントは私の評価ではないですよ。
彼に対するいくつかのマスコミの評価です。
私は、メディカルタイムアウトを取るのもルールのうちと思っていますし、続行が無理であれば、棄権するのも当然と思っています。
しかし、フェデラーの様に、タイムアウトも棄権もしない名選手と比べ、ジョコビッチはそういう機会が多い事、そういう今までの彼の経歴に対し、USオープンでも、いろいろな報道がなされた事は多くの人が知るところです。
USオープンでは、ロディックのジョコビッチに対するコメントや、フェレール戦で錦織がメディカルタイムアウトをとった事について、試合後のインタビューでフェレール選手に尋ねるなど、そういった部分に対し、メディアが敏感になっている事が伺われました。
私は、ジョコビッチが必要もないのに、わざとタイムアウトを取っているとは思っていません。
しかし、一部にはそういうふうに受け取っているふしの報道もあります。
そういった事を背景に、錦織が、そういったメディアからの批評を受けない為にも、タイムアウトや棄権は避けるべきという意見があるとの事をさして書いたつもりですが、
言葉が足りなかったようです。
ちなみに、ジョコビッチがそういう報道から開放される為には、これから彼がそういった事を一切しなくても、今の彼のイメージはなかなか払拭できるものではないと思います。
そして、それはタイムアウトの事だけでなく、彼と彼の一族の奇抜な行動、メディアとの付き合い方、この辺りももう少し考え直さないと、難しい事かもしれないように思います。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-12 18:38
錦織圭 ストックホルムオープンSF
コメント投稿者ID :
>あまのじゃくさん
はじめまして。
>>錦織君けがが多そうです、言い訳が多そうです、世界の壁は厚いです,この調子ではベストテンに入るんは単なる夢に終わってしまうかも。
こういった批評に対して、今出来る中で精一杯の事を今回彼はやったと私は思っています。
確かに彼は今の所、棄権やけがの多い選手だと私もおもいます。
そして、その結果、あまのじゃくさんの様に感じる方や、体が弱い、タイムアウトを取りすぎると批評するメディアが出てくるのは当然の事だとも思います。
今回、負けはしましたが、そういった事を、彼なりに前向きに受け止めて、出来る限りの姿勢はみせてくれたと、私は思っています。
今後、そういった事がなく、コンスタントに活躍できる選手になっていってほしいものです。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-12 18:44
メディカルタイムアウト
コメント投稿者ID :
はじめまして。
錦織君は残念でしたが、
メディカルタイムアウト、棄権に関しては
容認派ですね。
彼らはテニスで生計を立て生活をしようと試みている人たちですよね。すべての人がテニスのみかは知りませんが。
ルール上いいものは使って勝とうというのは構わないと思います。紳士のスポーツといいますが極めてメンタルのスポーツと思います。そこの駆け引きはもっとも大事なところでしょう。われわれみる側、趣味でテニスしてる側では想像のつかない何か(プレッシャーとか欲望とか)があると思います。違うでしょうか?
そして彼らは体が資本です。
次の試合のための棄権別に構いませんよ。もちろん簡単に試合をすてる人は応援したいと思わなくなりますけれどね。
当然選手側にしたって棄権、メディカルタイムアウトいろんな意味で自分がとった行動に対して周囲がどう反応するかどう思っているか考えているんでしょうし、こちらがどうこう言うことではないと思いますがね。
たとえそれによって自分の選手としての寿命が短くなっても。
こちらの感情はただの興味、感想でしかないんだと思います。テニスファンとして一言と言いたくなる気持ちはわかりますが別に非難する気は起きませんね。
だからといってどんどん棄権してどんどんテニス以外のところで駆け引きしてくれって言っているわけではないんです。とうぜん今年のウィンブルドン決勝(むかしのマッケンロー対ボルグの試合もそうですね)のような試合が沢山みられることを期待してます。
posted by nog | 2008-10-13 11:24
錦織圭 ストックホルムオープンSF
コメント投稿者ID :
>nogさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
>>メディカルタイムアウト、棄権に関しては容認派ですね。
私もそうです。
基本的にルール内で適正に取っていると思われるもの。また続行する事で、次の試合、今後の選手生活に支障をきたさない為にも棄権も当然の事と考えます。
なので、逆にある選手のインジュリータイムの多さに、一部の選手やマスコミが懐疑的な趣旨の発言をしている事を、最初に知った時は、以外な気もしましたし、ルールで規定されている範囲内の事であって、何も悪くないないのではないかというのが、私の印象でした。
ただ、日本には日本の文化があるように、世界のテニス界には、また独自の文化というものがあるのだなという思いも同時に抱きました。
本当に適正にしかインジュリータイムを取っていなくても、それが多ければいろいろな事を言われたり、棄権が多ければ、それに対し非難を受けたりするのも、長いローンテニスの文化ならではなのかもしれません。
また、上位の選手になればなるほど、そういった事を指摘、あるいは揶揄する人は出てくるでしょう。
実力で掴み取ったランキングを、そんなふうに言われてしまうのは、とても悲しい事です。
そういった意味でも錦織は、この先、アガシやフェデラーのように、強く、そして誰からも尊敬される選手になってほしいという思いは、やっぱりありますね。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-13 16:30
錦織圭 ストックホルムオープンSF
コメント投稿者ID :
メディカルタイムアウト
色々な角度の話しがあっておもしろいですね。
錦織君は18歳、外国の選手よりも成長が遅いと言われる日本人にとっては焦るところではないかもしれないですね。
錦織君の体に詳しくはないですが、今癖のあるケガをしなければ怪我はこれから減ってくるんではないでしょうか?
実際に今痛めている箇所は関節が多く筋等は少ないように感じます。腹筋については腰痛が原因ではないでしょうか?外人と比べると体の出来上がりは2~3年は遅いんじゃないかな(多分)体のバランスが難しい時期ですね。
まぁその辺もプロのトレーナーが付いているから本人も安心出来るでしょう。
また、挑戦者と言う気持ちと勝てると言う自信が普段の練習では無いほどのストレスを体に与えていることでしょう。
まだ、焦らずこの2・3年くらいが勝負じゃないでしょうか?
彼は間違いなくTOP10に入る選手になるでしょう。
そして、みなさんが錦織君にたいする期待が色んな方向から感じれてここを覗くのが好きになりました(笑)
posted by カナブン | 2008-10-15 01:40
錦織圭 ストックホルムオープンSF
コメント投稿者ID :
>カナブンさん
コメントありがとうございます。
私も錦織に対する皆さんの期待というのは、本当に大きなものだなと思います。
時々、まだ18の彼に何もかもを背負わせてしまうのは、あまりにもこくだなと感じるときさえあります。
しかし、彼はその周囲の期待に答え、結果を出し続けています。
これは本当にすごい事だと思いますね。
彼と同じような目線で見る人、親のような目線で見る人、また彼をライバルやいい目標としてみている人と、本当にさまざまな人が彼に注目しています。
それだけいろいろな人に、いろいろな場所で、いろいろな事を言われるでしょうが、潰れる事なく、これからも活躍していってほしいと切に願います。
また、遊びにきてください。
posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-15 12:36
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