2008年10月08日

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

周知の通り、オープン化以降、男子テニスで世界のTOPで活躍した日本人選手は皆無に等しい。
世界のTOP選手と堂々と渡り合った神和住純、松岡修造といった選手でさえ、日本人としてはスターだが、ランキングでいえば、最高78位、46位とTOPで活躍とは言いがたい。
現在、活躍している錦織圭は、これを上回る逸材である事は間違いないが、錦織の場合、13歳で渡米して半ばアメリカのシステムによって育成された選手という事で考えると、純和製のテニスでは、現在も尚、見通しは立っていないのが現状だ。
確かにヴォルグやマッケンロー、サンプラスやフェデラーのような伝説的なプレーヤーはそんな簡単に生まれるものではなく、テニス大国アメリカが躍起になって、自国スターを輩出しようと試みても、そんなプレーヤーは何十年に1度しか出てこない。
しかし、コンスタントに自国グランドスラムの決勝に自国選手が勝ち上がる事や、TOP10プレーヤーを輩出する事には成功している。
スポーツ大国アメリカとの比較はやや無理があるとしても、国土はあまり大きくなくスポーツ大国でもないスイスやセルビアといった国々からもTOP選手を輩出している事を考えると、日本の男子テニスプレーヤーが何故、世界で通用しないのかと真剣に思い悩んでしまう人も多いのではないだろうか。
これは短絡的にこれという一つや2つの要素で語れる事ではないのは、当たり前の事だが、その中でも特に大きな原因となっているのではないかと思われるものについて、いくつか拾い上げてみようと思う。


まず、昨今、よく言われるのがサーフェイスの問題だ。
周知の通り、現在の日本のテニスコートの殆どは、人工芝に砂をまいた砂入人工芝コートになっている。
これは日々の管理、メンテナンスが楽な事、そして雨に強く、急な雨でも比較的安全にプレーできる事、また降雨後すぐにでもプレーが可能な事から大会運営、施設の稼働率が比較的安定する事等、施設側にしてみれば、良条件を満たしたサーフェイスという事で、急速に広まった結果だ。
四季を通じて雨の多い日本の気候を考慮すると、雨が降った後は半日、ひどい場合は丸1日使えない、ハードやクレーといったサーフェイスよりも、すぐにも使用可能な砂入人工芝コートの選択は当然の事といえよう。
更には、硬式・軟式テニスが共生する世界的にも特異な国・日本において両者の主張の妥協点となっている背景もある。

しかし、ATPツアーの核であるグランドスラム、マスターズシリーズ、インターナショナルグレードといった主要な大会で、オムニコートが使われる大会はなく、現在、日本の砂入人工芝コートで開催されている下位の大会でさえ、外国の有望な若手選手は、参加を見合わせる傾向にあるようだ。
このような状況の中、砂入人工芝コートで育った選手が世界に出て戦う事は、決定的なハンデとはならずとも、決して有利に働くことはないといえる。
クレーコートの多いスペインやアルゼンチンの選手にクレーで強い選手が多い事や、ハードコートが基本のアメリカでは、やはりハードに強い選手を多く輩出している。
これは、普段から慣れ親しんでいるという事もあるが、長い間、そのサーフェイスでプレーする事で、そのサーフェイスに特化したテニススタイルが身につくからといえるだろう。
ハードで育った選手は、早い展開に強く、強力なサービスを背景としたサーブ&ボレーであったり、アプローチからのネットプレイといったテニスが総じて上手い傾向にある。
それに対し、クレーで育った選手は、豊富な運動量であったり、類稀なフットワークでコート全面をカバーし、決して諦めないテニスをする選手が多い。
この様に、ジュニアの頃からプレーするサーフェイスは、そのプレーヤーを育てる側面も持っており、決してないがしろにしてよいファクターではないのは明らかだ。
砂入人工芝コートで育ったジュニアが世界で通用しないのではなく、世界で戦っていく為の武器を育みにくい状況を生み出しているという事はいえるだろう。

但し、全ての物事は、片側の側面からしか見ないと、とんでもない間違いを犯してしまうものである。
テニスコートである以上、使う側もいれば、当然、提供する側の事情も考える必要がある。
管理、運営、日々のメンテナンスする上で人手のかかるサーフェイスを強く推奨するという事は、ともすれば、コートの使用料の高騰やコート数自体の減少の問題として我々に跳ね返ってくる可能性もあるという事だ。
とかく国土のせまい日本、土地はとても足りない状況である。
一昔前は、あちこちにあったテニスコートも閉鎖され、駐車場やマンションに姿を変えた所も少なくはない。
これは日本のスポーツ施設に対する税制の問題も多分にあるが、ただでさえ税率が高いうえに、日々の管理・メンテナンスに人件費をかけていては、現状より減少を加速する事につながりかねない。
そうなれば、ますますテニスに気軽に触れ合える状況を悪化させ、ひいてはテニス人口の減少、ジュニアプレーヤーの減少へと根幹となる部分をやせ衰えさせる事になり、本末転倒という事になるだろう。
民間の運営であれば、どうしても、日々のコストダウンを優先するのは否めないのであれば、せめ地方自治体の管理する公共のコートだけでもと思うが、それとてコスト度外視とはいかず、大会運営のしやすさ、降雨時の安全性等を考えると、砂入人工芝コートを選択するのも首肯せざるを得ない。

そして、もう一つ加えるならば、テニスの名門と呼ばれ、幾多のプロ選手を輩出している伝統校では、この砂入人工芝コートの問題に早くから着眼し、そのコートの殆どをハード、クレーで構成しており、そういった部分から捉えると、日本の名門校~プロという経歴の選手には、この砂入人工芝コートの問題が世界で通用しないという課題に直結してきたわけではないという事にもなる。


上記の様に、砂入人工芝コートが日本で広く普及している事は、日本の文化、気候、かかえる事情という点からみると、当然の結果ともいえ、また、少なからず日本のテニスが世界で通用しない事に対し、影響を及ぼしているともいえるが、それが決定的なファクターであるとも言えないというのが現状の様だ。
但し、多くの識者が提唱するように、日本のテニスが世界で通用しない理由の中の1要素であると考えられ、せめてジュニアの育成においては、ハードやクレーコートを選択できる位にはなってほしい所だ。

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(2)へ続く


※一部、指摘していただいた点に関して、本文を修正したしました。

posted by tenniscom |13:51 | テニス | コメント(22) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/tenniscom/tb_ping/3
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

大きなジュニアの大会、インターハイとかがオムニで開催されているのはちょっと問題ある気がしますが、管理人さんの言うとおり、全てオムニのせいではないですよね。みんながみんな若くして海外へ行ったからといって、結果が出るとは限らないし、現に、その中でトップのレベルで今戦っているのは錦織君だけですしね。

posted by テニスっ子 | 2008-10-08 20:07

Re:日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

一つだけ、疑問があります。文書の中に『建設、維持管理費が安上がりな事』ってありましたが、これは違いますよ。決して砂いり人工芝(オムニコートは住友の商標なのであえて使いません)は建設費、維持費は全然安くないです。一番高いです。クレーが一番安いですが、関東地方では質の良い荒木田が取れて無くて、雨の後整備が大変ですが、維持費は掘り返しをしても、砂入り人工芝より安いです。人件費を考えると多少は違いますが!次にハードです。1度施工したら、後は何年か後に 色を塗り替えたり、クラック(ひび割れ)を治す程度で良い為に手間はかかりません。雨上りの後、水はけの手間はありますが…!一番大きな点は砂入り人工芝の砂の入れ替えと人工芝の磨耗です。多分レッスンなどで使っている所は5年もたないでしょう!砂もそのまま、軽いブラシでやってると固化してコンクリートみたいになります。それをしない為には、本当なら、200万円以上する整備機械(圧力で下げてブラシをかける物)を購入しなければならないのに、すべてはそれを隠して、ノーメンテナンスと施工業者が知らないオーナーをだましてます。それは、人工芝を張り替えの時期が予想が着き、また仕事として入ってお金になるからです。一番良いカモにされているのは、公共のコートです。面すうが多くて、治すのも税金ですから、業者の言いなりです。公務員ね方がそこまで分かる訳ないですから!世間では、エコを盛んに訴えていますが、一番コートで、産業廃棄物を出すのは砂入り人工芝コートです。考えて見て下さい!すごい長さの人工芝を張り付け、その上に何十tって人口砂が入るのです。それを張り替える時に全てゴミです。また健康的にもお考えにをなった事はないかと思いますが、皆さんには見えないかもしれませんが、磨耗した人工芝は空気中を舞い、目や、気管に入っています。それにもまして、砂は特殊な人口砂で、砕ければ同じく、空気中を舞います。しかも値段も高いです。雨で排水口に流れて、一年で本当に何t流れているか、分からない位です。
日本に広まったのは確かに天候を考えての部分や運営、経営者の『楽をしたい』部分を旨くくすぐり、本当の整備方法や、維持費の高さを教えず、売り込んだ、メーカーや施工業者に責任はあります。日本の人工芝メーカーにとって、これ程美味しい商売はないのですから!それが、ある以上、これから日本のテニス界を背負って行くJr.の皆さんが一番の犠牲者かもしれません。皆さんはいかがですか?砂入り人工芝の感触は柔らかいって思っていませんか?実は膝には一番きますよ!それは人工芝の下が、アスファルトであると言う事と人工芝の引っ掛かりにあります。砂入り人工芝用のテニスシューズを勿論履かなければ、滑りますよね!シューズの下は引っ掛かるように突起物があると思いますがこれが膝に負担かけてます。滑らないようにする為に知らず知らずのうちに、腿やフクラハギ、アキレス腱などに負担をかけてます。
長々と書いてしまいましたが、良い部分はやはり多少の雨ならすぐにテニスが出来ると言う事ですかね!意見は分かれるかとは思いますが、結論から申しあげるとテニスを楽しむ方は砂入り人工芝で、世界を目指したい人はクレー!ハードで!その理論は勿論賛成です。なぜ砂入り人工芝がこれだけ普及したか、本当の根源を皆さんに知って欲しかったのです。

posted by T大好き | 2008-10-09 06:45

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

たしかにオムにコートは要因のひとつかもしれません。しかし、要因のひとつとして取り上げるほど大きいものなのでしょうか。今からのべることは悲しいことかもしれませんが、農耕民族としての性があるのではないでしょうか。テニスというスポーツはストップアンドゴー。昨今ではパワーも求められる、つまり、瞬発力を求められるスポーツです。過去、こういった瞬発力を求められる個人スポーツにおいて世界の舞台で花咲かせた日本人がどの程度いたでしょう?私はほとんど記憶にありません。もともと日本人が得意としてきた分野は持久力が大きく影響するスポーツです。柔道などもありますが、これは器用さがあると思っています。女子テニスを見た場合杉山選手をはじめ、数名top100に名前を連ねています。同じ日本のテニス環境でそだった彼女たちでも世界のtop100にいます。なぜでしょう?女子の場合、男子と違って身体能力に男子ほどの差がないからではないでしょうか。

posted by テニスプレーヤもどき | 2008-10-09 07:17

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

>テニスっ子さん
はじめまして。
まずコメントありがとうございます。
そうですね。本文にも書きましたがせめてジュニアにまつわる所だけはハードやクレーにしてほしいですね。
大会運営のしやすさという点がネックになるでしょうが、そうする事で本当に勝つ事を目標にする子達は、そのサーフェイスを選んで練習するでしょうし、そういう事で利用者側から施設提供側にハードやクレーの必然性を要望していかないと現状は変えていけないような気がしますね。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-09 09:58

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

>T大好きさん
はじめまして。
指摘ありがとうございます。
管理維持費が安いのではなく、キチンとメンテナンスされていないという事だったのですね。それでも結局、寿命が短くなってコストはかかるようですが。
ハードは建設費は安価なのは知っていましたが、定期的に表面のコーティング等、改修をしていかないと球足が速くなりすぎる等、維持メンテにコストがかかるという認識でした。
という事は、やはり民間の施設側としては、雨が降ってもすぐに稼動でき、稼働率が比較的安定する事。公営の施設では大会運営のしやすさというのが一番の理由という事になるんでしょうね。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-09 09:59

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

>テニスプレーヤもどきさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
本文にも書きましたが、それが原因と名指しする程、影響しているとは私も思いませんが、ずっとハードやクレーでプレーしてきた人が、そのサーフェイスにアドバンテージを持つ(ナダルやアルマグロが土魔人であったり、サンプラスやロディックがハードに強かったり(グラスもですが))のに対し、そういう部分が持てないという意味では決してプラスに作用しているとも思えないわけです。
瞬発力の部分に関しては、今後の理由の中で触れていこうと思っています。
女子の話ですが、お題が男子テニスが通用しない理由という事で、あまり触れるつもりはなかったのですが、少しだけ。
まず、伊達・杉山が育った時代には、まだオムニコートは普及していませんでした。
なのでオムニの話が適用するのは近年の選手に限った話という事になり、長きにわたり通用してこなかった話とするのは、私もおかしいと思います。
女子の場合、おっしゃられる通り、先に名前の上がった2人以外にもTOP100に名を連ねる日本人選手は数名いる時もあり、そういう意味では、男子に比べ世界と渡り合っている感はあります。
しかし先に名前の上がった両名と比べれば、圧倒的に見劣りする結果しか残せていない事を考えると、世界と伍して戦っているとは言いがたいのもまた事実。
女子が男子と違って身体能力に世界とあまり差がないのであれば、オリンピックの陸上競技などはもっとメダリストがいてもおかしくない事になります。
実際には、持久力系のマラソン以外、全くといっていい程、結果が残せていない事から考えると、また違う理由があるようにも思います。
これも私見ですが、女子のテニスプレーヤーも非常に多く、決して甘い世界ではありませんが、やはり男子に比べるとその数に差があり、それがTOPハンドレットに入れる密度の差になっているような気もします。
何度も申し上げますが、あくまでも男子に比べればという相対的な表現である事、女子テニスの世界も非常に厳しい世界である事は、十分に承知しているつもりです。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-09 09:59

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

勉強不足だったので少し各サーフェイスのコストについて調べてみました。
まず、各サーフェイス共にいえる事は、その仕様(施工方法、材料)によって値段はピンきりになるので、一概にコストを比べる事が出来ないという事でした。
初期コストとしては、クレーが安価なようですが、日々のメンテナンスに最も手間がかかる事、雨による影響を最も受け稼働率が下がってしまう事、大会等イベント企画が張りにくい事がネックとなって敬遠されているようです。
ハードは、加工方法によって初期コストはピンキリで、いいものになれば1番高価になってしまうとの事。改修においても、トップコートだけやりなおせば安価になり、微妙な凹凸を考慮し全部やり直せば高価になるといった具合。メンテナンスは楽だが、降雨後には即使用とはいけないのも、やはり稼働率に影響し若干マイナス評価という事みたいです。
オムニは、初期費用、改修費用はそれなりに高価であるが、メンテナンスが楽な事、そして何より降雨後の即使用が可能な事から稼働率が計算できる事、大会等イベント企画が張りやすい事がメリットとなるようです。
結局、今の日本では、上記のようなメリット、デメリットから、オムニコートの選択をされるケースが多いとの事でした。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-09 14:27

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

①男子がまず最初に経験するスポーツは野球がほとんどである。野球で能力が発揮されると他のスポーツにその人材が行かなくなる可能性が高い。
②人気を博した男子テニスのマンガがあまりなかった。そういった意味で「テニスの王子様」のヒットは大きな意味がある。女子のマンガには「エースをねらえ」がある。
③父親にテニスの経験者が少ない。
④中学校までのテニスの主流はソフトテニスである。したがって、ソフトテニスは世界のトップレベルとなっている。
⑤コートのサーフェースがプロの世界には存在しないオムニコートが主流となっている。
⑥低学年から硬式テニスをはじめると肘を痛めるといった誤った認識が存在する。
⑦パブリックコート(無料)がない。学校でできなければ安価でテニスはできない。
からだと思います。

posted by masa | 2008-10-09 22:42

Re:日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

管理人殿
早速のお返事有り難うごさいます。はじめまして!T大好きです。余りに不慣れな者で、ご挨拶遅れてすみません!宜しくお願いします。早速ですが、管理人さんのおっしゃる通り運営であったり、メンテナンスであったり、理由としては、そうなると思いますが、つい今年の6月に友人の会社が、全米と同じサーフェスを作りましたが、人工芝より全然安かったと言っておりました。運営に確かに便利かもしれませんが、雨上り後水はけをしないで使おうと思えば使えますが、ボールのフエルトは逆立ち、やはり直後はハードと一緒で試合などでは使えません。その事を考えると、やはり、砂入り人工芝の普及した要因には、私が前に書いた様にメーカーの嘘のノーメンテナンスと言う売り込み文句に 自治体を始め、多くのコートオーナーが、信用して施工した事になります。結局友人の会社も、維持費が高く、砂が飛び多くの会員さんやスクール生の稼働率の高さでコートを使うと、人工芝がもたないので、ハードに変えました。ハードと言っても、堅い物から、全米のコートの様にソフトなハードまでピンきりですが!いずれにしても、管理人さんの意見には私も同意致しております。選手を育てているアカデミーはハードを施工する事と思います。最大の理由としては、ナショナルセンターのコートはやはり全米と同じハードを施工したらしいですから!これからも情報をいろいろ交換致しましょう!宜しくお願いします。

posted by T大好き | 2008-10-10 02:40

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

>masaさん
はじめまして。
ご意見拝見させてもらいました。
私が今後書こうと思っていた部分と重なる部分も多くありました。
今後、一つ一つについて、少しづつ掘り下げた内容を書いていこうと思っていますので、また読みに来てやって下さい。
あくまでも私見にすぎませんので、それぞれのテーマでご意見、ご指摘等ありましたら、またよろしくお願いします。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-10 14:10

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :


>T大好きさん
お返事有難うございます。
私は、実際に施工業者から見積もりを取ったり、運営したりした事があるわけではないので、そういった施設側関係者の実情のお話は非常に勉強になります。得に人工芝の痛みの頻度とその改修コストに関しては、私の認識とはかなり違っておりました。私自身が利用するオムニコートでも、施設によって砂の量の多い、少ないにかなり差がありますが、そういった背景があるのかもしれませんね。
今はソフト加工されたハードコートもあり、足元への負担も、幾分和らぐ傾向になりつつある様で、そういった意味ではハードが敬遠された一つの要素が改善されつつあるという事でもあり、今後、ますますハードコートは大会の主流になっていくのかもしれません。
そういった意味でも、少しでもハードコートの供給が進む事を期待したい所ですね。
また遊びに来てください。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-10 14:11

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

T大好きさんの「人工芝は、雨上り後水はけをしないで使おうと思えば使えますが、ボールのフエルトは逆立ち、やはり直後はハードと一緒」という意見には、私もまったく同じ思いでおり、なぜ人工芝がここまで普及したのか理解できないです。
公共のコートの場合は、メーカーの売り込みに役人が見事に乗せられてしまったのかと邪推したくもなります。

人工芝とハードの施工費は変わらないかそれ以下でしたら、今後のジュニアの環境を考えハードの選択が増えることは私も望んでおります。

ところで、グリーンサンドについては、施工費はいかがなものでしょうか。
レッドクレーよりも比重が重い分メンテナンスは楽ですし、降水後にプレー可能になる時間はハードと遜色がないと思っています。バウンドについてはレッドクレーや荒木田とは厳密に言えば変わるのでしょうが、人工芝を増やすよりグリーンサンドが増えることの方がよほど健全のような気がします。

posted by 緑砂 | 2008-10-11 11:03

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

スポーツ関係の職ではないですが、役人です。

コストですが、普通の役場では、初期費用だけではなく、
耐用年数期間のメンテナンス費用を最初に見積もります。
なので、「業者に踊らされた」という事無いはずです。

コストと同時に重要視されるのは安全性です。
オムニコートは多少雨でも安全に使用できます。
ハード、クレーはそうはいきません。
特にハードコートは雨によって滑りやすく、
もし子供の大会等で、雨による中断の判断が遅れ、
滑って怪我をした場合、大会運営社及び施設の管理者に
責任が及ぶ事が予想されますので、
オムニコートを選ぶ事でそういったリスクを回避していると思いますよ。

あと、役場は「全体の利益」を考える必要があるので
「トップアスリートを育てる」という観点で施設の
仕様を考える事はしません。
それよりも稼働率を上げる仕様にする事により
利用する住民全体の利益を上げる事を考えています。
そこを理解してもらえれば、稼働率が高いオムニコートを
選択する役場が多い事は理解してもらえると思います。

posted by yakunin | 2008-10-11 14:52

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

メンテナンス費用においてもグリーンサンドは人工芝張替えコストより有利かどうかも知りたかったのですがどうなんでしょう(上の方も書いておられるとおり張替えも存在します。つぎはぎの変な人工芝コートも見かけたことがあります)、安全性に関しては、これは人工芝に軍配が上がるでしょう。

公共の施設で「全体の利益」を考える必要性で人工芝という考えは賛同します。
人工芝でテニスのつかみを知り、トップアスリートにを育つ観点でレベルを上げていこうという選手、コーチなどが問題意識を持ち人工芝を避ける努力を惜しまないでいただきたいものです。

地域住民は人工芝で十分でしょう。しかし、レクリエーションとは無縁の学校、アカデミーなどは、雨天のリスク管理をしっかりと行い、国際的なハード、クレーに対応してくれることを期待します。

雨の多い欧州では人工芝のコートを見ることがありません。欧州各国に行く機会が比較的多い私ですが、私が見た範囲ではレッドクレーしか見ませんでした。

それでも欧州各国はレベルの高い選手が出てきています。日本人の粘り強い性格は、クレーでいかんなく発揮されると信じています。
人工芝は安全性に秀でていても国際的に認められていないのでは、それはただ単に自国内の責任回避や利益が優先されてしまいます。先に書いたように地域住民にはこれでいいのですが、トップ選手層の大会には人工芝はぜひ避けて欲しいと願っています。

posted by 緑砂 | 2008-10-12 10:10

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

>緑砂さん
はじめまして。
少し調べてみましたが、グリーンサンドやグリーンソアーあたり、結構いい感じですね。透水性、建設費、維持費ともコストは比較的、安い感じでした。
ただ、プレーした感じとなると、これはやってみないと何ともわかりませんね。
世界でプレーする事を前提にジュニアの環境を。
という事であれば、やはりハードがいいのかもしれませんね。

>>地域住民は人工芝で十分でしょう。しかし、レクリエーションとは無縁の学校、アカデミーなどは、雨天のリスク管理をしっかりと行い、国際的なハード、クレーに対応してくれることを期待します。

ここらへんが難しいところですね。
おっしゃる通り、この様な色分けをはっきりしていくのも一つの方法論ではあります。
しかし、多くの場合、とっかかりは、親と一緒、友達と一緒、地域のテニススクールからと、本格的にやるまでには、かなりの時間がある事、そして何より底辺を広げるという事は、そういった普段、親しめる場所で、どんどんそういった候補が出てきてくれなければ広がらないとも思うのです。
では、どうするのかと言われると、何とかハードコートを。
としか言えないわけですが、それでは何の説得力もないのも自覚しているのからこそ、情けない限りです。

とにかく、今、一番最初に実現してほしいのは、緑砂さんもおっしゃるように、ジュニアの大会には、砂入り人工芝は避けてほしいというのは、同意見ですね。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-12 19:07

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

>yakuninさん
はじめまして。
まず、公共の施設提供側からの視点、ご意見、大変勉強になりました。
ありがとうございます。

>>あと、役場は「全体の利益」を考える必要があるので
「トップアスリートを育てる」という観点で施設の
仕様を考える事はしません。

それはそうですよね。
しかし、こうはっきりと言われると何処か悲しいものもありますね。
日本のテニスが世界に通用する様になる為には、やはりテニスコートの問題だけでなく、国ぐるみ、地域ぐるみで取り組んでいく部分というのが必須のようにも思います。
選手の強化プログラムや、はたまたアカデミーの経営に至るまで、官民一体となった取り組みがなされるようになったとしたら、きっとそういう扉を開く事ができるように思います。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-12 19:17

そんなことに・・・

コメント投稿者ID :

 男子テニスが世界に通用しない理由をそんなことに求めるなんて、指導者が能なしですと言っているのと同じこと。

 ハッキリ言って毒を吐いたけど、世界に通用しない理由は、『考えて打って』いないからだと僕なりに結論付けてる。

 >オムニコートで育ったジュニアが世界で通用しないのではなく、世界で戦っていく為の武器を育みにくい状況を生み出しているという事はいえるだろう。

 そんなものは『考えて打って』いれば、コートに関係なく身に付くものだと思う。

posted by 大倉 | 2008-10-14 01:38

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

>大倉さん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
>>世界に通用しない理由は、『考えて打って』いないからだと僕なりに結論付けてる。

これはいささか暴論だと思いますね。
日本のプロも、日本のジュニアもキチンと考えてプレーしていると思うし、それは彼らのプレー手記を読んでもわかります。
ただ、考えた事が全て出来るのか、また、プレー中の閃きの方向性、速さ等には、差があるのかもしれません。

>>そんなものは『考えて打って』いれば、コートに関係なく身に付くものだと思う。

これもそう言いたくなるシーンが全くないとは言いませんが、やはり世界のTOPへ行けば、サーフェイスに特化した差というのはありますよ。
もしも、ナダルが砂入り人工芝でプレーして育ったら、今の様にクレーでの圧倒的な強さを身に付けられたでしょうか?
ローランギャロスで無敗なのに、同じように考えてプレーしている彼が、ハードではそこまでの成績を残せていないのは、サーフェイスは関係なくはないという証左だと思います。

そして、
>>男子テニスが世界に通用しない理由をそんなことに求めるなんて、指導者が能なしですと言っているのと同じこと

指導者がどうしようもないのが、このサーフェイスの問題でもあります。
これは指導者ではなく、運営者の決定する所ですから。
「考えて打って」いない選手を、育てているとすれば、それこそ指導者が能無しと言っている事と同じ事です。
そして、私が日本のジュニアの指導者が能無しだとも思っていません。
彼らの手記、ブログ等には、本当に考えて、苦労して、努力している様が載っています。
また、そういった所には彼らなりの苦悩みたいなものも沢山書かれています。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-14 09:28

それって・・・

コメント投稿者ID :

 僕はサッカーを見るのが好きだからサッカーに例えるけど、それって日本代表がオリンピックやワールドカップ・本大会の予選リーグ敗退した理由が“個の力がないからです。”と言っているのと同じに聞こえるんだけど。

 例えば、速い展開に慣れさせるのならコートを小さくして練習させるという方法も考えられるし、豊富な運動量を身に付けさせたいのならコートを広くするという方法も考えられる。

 それなのに、何でもかんでもコートのせいにするのはどうかと思うな~。

posted by 大倉 | 2008-10-14 17:54

アメリカのコート

コメント投稿者ID :

 アメリカのコートは、ハードばかりではありません。実はクレーも結構多いのです。というか、クレーしかないクラブもかなりあります。
 ナショナルテニスセンターなど、インターナショナルの会場になるところ、またジュニアの試合によく使われるところはハードのほうが多いようですが、それでもクレーの会場もかなりあり、グランプリの会場がクレーという場合も結構あります。特に夏になると、ハンプトンの別荘地やカントリークラブなどが会場になることが多くなり、それらはほとんどがクレーです。 なぜ、こんなにクレーが多いかというと、お年寄りやおばさん達に、クレーを好む、というか「クレーでしかプレーしない」という人がいるからです。多少肥満気味の人が多いせいか(日本人から見たらだいぶ肥満?)膝に故障を抱えている人が多いので、ハードだともう足が悲鳴をあげるんだそうです。
 クラブの運営上、そういう人たちで成り立っているクラブも多いので、必然的にクレーも多くなるわけです。もちろん、そういうクラブにもジュニアの練習プログラムはあるので、そこに来た子たちはクレーで練習することになります。 もっとも、大きなクラブで、クレーとハードと両方持っているところでも、ジュニア育成のスタートは、クレーから始めています。クレーから始めたほうがいいからとかそういうことではなく、小さな子には体への負担が少ないからのようです。それに、スピードの速いコートでバウンドも高かったら、6歳くらいの子や、多少大きい子でも初心者にはなかなか打てないですよね。
 アメリカの基本は、とにかく楽しくやらせることです。アメリカ人は、とくに女の子はわがままなので、むずかしいボールがくると、すぐにふくれっつらをして、動かなくなる子も多々います。日本のように、厳しい練習をさせてもついてくるなんて、トーナメントに出るようになってからの話です。
 以前、イースタンでNO.1になった日本人の男の子がいて、夏に一時帰国して日本のジュニア育成で有名なクラブに通ってみたそうなのですが、「日本はとにかく走らせる。あれがきつい。それに、ミスをするとコーチが怒る。アメリカだと、ミスをしてもナイストライと言ってくれるのに。あれじゃ楽しくないし、みんな強くなる前にやめちゃうんじゃないかな(アメリカ人の場合は)」と言っていました。
 思うに、勝てない原因は、案外こんなところじゃないかなとも思います。アメリカ人は、ミスしても萎縮しないんですよ。わたしもリーグに入ったり、チームに入ったりして試合をしているのですが、こっちの人って、バカスカ打って平気で1セット落としておいて、じゃあ2セット目はどうやってくるのかといえば、もっとバカスカ打ってくるんです。で、そのうち乗ってきたら、もう止まりません。おばさんですら、こうなんだから。人がどう思おうと、あまり気にしないし。
コートの上でも平気で喧嘩するし、しかもそれを引きずらないし。
 まあ、全部が全部こういうタイプではないですけど、絶対日本人とメンタルが違うと思う。
 以前、近所のクラブでインターナショナルのジュニアの試合があって、フロリダにテニス留学で来ていた日本のジュニアの子達が参加してたのですが、みんなガチゴチになっていました。ミスするのが恐いのか、エースショットを打とうとしない。(あなた、それを打たないで、どうやって勝つのよ)自分がミスをするのが恐いから、相手のミス待ちになっちゃう。
 だけど、アメリカの子は、ミスすると「ファック」とか大声で怒鳴ってとってもマナーは悪かったですけど、その一声出すことによって気持ちを切り替えちゃうんですね。
 歌でも歌ってるみたいにスイングしながら、
こんな大きな試合で、あんなとこに打ってくるんだ、みたいなピンポイントのショットを入れて、どんどん乗っていっちゃう。何か、すごく楽しそうなのに対し、日本の子たちは悲壮感が漂う感じなんですよね。ミスをしないように無理をせず、生真面目に負けていく。そんな印象でした。
 マッケンローが日本でテニスを始めてたら、たぶん途中でやめてただろうと思います。だって、わがままでハイパーで怒りっぽくて大変だったみたいだすから。(マッケンローのコーチだった人と家が近所で、奥さんとはテニス友達だったので、いろいろ聞きました)
 日本の指導は、子供が小さいころはすごく強いんです。だって、子供同士の試合なんて、ミスしないほうが勝つに決まってるんですから。一生懸命に走って、つなげて。
 だけど、それは14歳以下までで、16歳以下になって体の差が出てくると、やっぱり力で押されちゃって、勝てなくなるんです。つなぎきれるものじゃないです。
 
 
 

posted by ヨーコ | 2008-10-26 02:56

日本の男子テニスが世界に通用しない理由(1)

コメント投稿者ID :

>ヨーコさん
コメントありがとうございます。
しばらく風邪でダウンしていたもので、お返事が遅くなってすみません。
まず、アメリカのコート事情、クレーも結構多いのですね。
その辺りの認識は、私の思っていたものと少し違っていて、勉強になりました。
次に、ジュニアの育成についてですが、ここらあたりは、今後、ジュニアの環境と、メンタリティーに分けて触れていこうと思っていましたが、どちらにも通じるいい具体例だなと読ませていただきました。
アメリカの女の子の話なんかは、やはりこれも非常に実際の風景がわかりやすい例で、勉強になりました。

>>日本の子たちは悲壮感が漂う感じなんですよね。

これは、もの凄く現状を物語っている一言だと思います。
日本では一生懸命やる事や真面目に取り組む事を基本とする精神を美徳とし、それを教える事が指導者の責務でもあるような風潮すらあります。
それはそれで、正しい側面もありますが、どこか文武両道の武道的なんですよね。
スポーツを楽しむというより、武道を極める的な精神が根底にあるように思います。
武道といえば、その昔は命を懸けての戦いに繋がったわけで、そういった意味では一切のミスは許されず、真摯に取り組む事を旨とし、また勝ったからといって喜ぶ事でなく、勝利した責務を背負って更なる日々の修練に励むという流れなのかもしれません。(武道にはうといので適当ですが)
そう考えると、スポーツは楽しむものというスポーツの原点からは、随分かけ離れたところにいるなぁと思いますね。
お国柄といえば、それまでですが、そういった日本人のメンタリティーを評価される外国人の方もいらっしゃるわけで、なかなか難しいものですね。

posted by Tennis-navi管理人 | 2008-10-31 17:04

オム二も一因では有るが。

コメント投稿者ID :

もしオムニが本当に特殊なサーフェスだとしたら、
オムにコートで育った日本人選手がオムニに慣れていない外国選手に勝てないのはなぜでしょう?

ハード育ち、芝育ち、クレー育ちと各国、選手によってさまざまなのに異なったサーフェスを克服している事実はなぜでしょう?

伊達、松岡ら芝生の経験が少ない選手がウインブルドンで活躍できたのはなぜでしょう?

これらから答えが見えてくるのではないでしょうか?


posted by モナ | 2009-04-09 19:59

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」