2008年04月16日

フリークライミング日本選手権 トレーナー日誌(後編)

フリークライミング日本選手権 トレーナー日誌(中編)の続きです。

男子決勝は、午後3時くらいから。

ランチタイムを取って、
午後から視覚障害者の部と女子決勝。

視覚障害者のクライミングをはじめてみました。
目が見えない状態であの壁を登っていくって想像もできません。
ただただ驚きでした。
視覚障害者クライマー


視覚障害者のクライマー↑


・・・

その後、

女子決勝。

女子は、上位二人がワールドクラスの飛びぬけた存在。
どちらが優勝するのかと言うところと、
どれだけ他の選手が迫れるかが見所でした。

そして、

私の注目は、
以前に何度かケガで施術をした経験のある若干12歳の選手。
つい先日、中学生になったばかり。

彼女は、
準決勝4位通過、決勝でも4位と大健闘!
大人の中でも充分存在感がありました。

注目の中学生クライマー


今後がさらに楽しみです。

ついに男子決勝。

その前にルートセットのため、
いったん会場からギャラリーは退散。

私は、
伊東選手の状態を確認のため選手控え室へ。

行ってみると寝ている様子。

調子を伺うと、
身体が火照って熱っぽいと言うのです。

そんな理由で、
シャツ一枚で寝ていたので、

急いで、身体を冷やさないよう温かい格好をしてもらいました。

身体が熱っぽい原因はいくつか考えられますが、
身体が発熱しているのには、それなりのカラダの正常な機能です。

発熱=冷やせば良い、と言うのは危険な考え。

かえって発熱を強くしたり、
体力消耗につながってしまいます。

やはり専門家なら常識的なところを
選手にとって常識とは限りません。

しっかりその辺を踏まえてサポートが大切になりますね。


その後、
準備が整い、私は会場で伊東選手の登場を待ちます。

決勝は8名で、伊東選手は3番手。
伊東選手決勝1


伊東選手の登りを主観的に応援しつつも、
客観的に状態や次回へつながる課題を
トレーナーと言う立場で分析しなくてはいけません。

序盤は冷静で確実な登りで
前の選手が落ちたポイントも確実にクリアー

伊東選手決勝2


終盤終了点が見えてくると、
焦っているようにも見えます。

ホールドの見極めを誤り、
無理な体勢での強引な登りで・・・・。
伊東選手決勝3


落ちてしまいました。


結果は、5位入賞。

残念ながら表彰台にはのぼれませんでしたが、
目標の一つだったアジアへの切符は手にすることができ、
まず一安心。

本人に伺ってみると、今回、
体調面は万全で腕がはって落ちてしまったわけではないので、
調整はすごくうまくいったようです。

私の最低課題は、その部分だったので、
私も一安心。

技術的な部分はもちろん何もお力にはなれませんが、
心身相関医療の立場で、体調面からメンタル面、
私から見た次回の課題を整理して、

体調面はもちろん、パフォーマンス向上にも、
引き続き、精一杯サポートしていきたいと思います。

伊東選手お疲れまでした。
次回に向けて一緒に頑張りましょう!

いつも感動ありがとうございます。


山中英司

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posted by 山中 英司 |11:19 | イベント関連 | コメント(0) | トラックバック(0)
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