フシ穴の眼 〜スポーツ編〜

月別アーカイブ :2017年10月

覇王への前奏曲〜村田諒太よ!〝まさかの坂〟を登り切れ!①

ゲンナディ・ゴロフキンの牙城に、当代きっての人気者カネロ・アルバレスが挑んだミドル級最強決定戦は、公式のジャッジでは引き分けに終わってしまいました。 来年5月のリマッチが内定と見られ、GGGの劣化待ちの引き延し工作を弄してきたカネロ陣営にとっては、さらなる時間稼ぎが出来ることになリ「カネロ勝利」を推す声が初戦以上に高まっています。 いずれにせよ、GGGvsカネロ再戦のボールは、Aサイドのカネロ陣......続きを読む»

見たか、GGG!カネロ! これが村田諒太だ!!!

【リング誌電子版】2012年五輪金メダリストが、初戦の奇妙な判定負けの復讐を果たした。今回の村田には、ジャッジは必要なかった。 【ESPN】初戦は村田がエンダムを何度もカンバスに送り込んだにもかかわらず、判定はエンダムだった。しかし、再戦ではエンダムには村田は強すぎた。 【ロイター】T議論を呼ぶスプリットデジションで敗北してから5ヶ月、31歳の日本人は判定など不要だと証明して見せた。 【フラ......続きを読む»

THE BIBLE OF BOXING The RING〜素晴らしい専門誌だけど今なおアジア軽視〜

スポーツ好きで、いろんな雑誌を定期購読していますが、その中で自宅に届けられるのが最も楽しみな一冊がリング誌です。 ボクシングの世界は、日本と米国が凋落一途ですが、米国は隣接するメキシコ、自治領プエルトリコがボクシング大国、歴史的・政治的につながりの深い英国でも空前の盛り上がりを見せており、その活況を皮膚感覚で伝えてくれるリング誌の記事は読み応え満点です。 2007年にゴールデンボーイプロモーショ......続きを読む»

オッズはさらに開いて5−1で村田の勝利!

なんと、なんと、海外のオッズは、さらに村田寄りに傾いて5−1〜6−1まで広がっています。 ここまで開くと、エンダムが勝つと「大番狂わせ」のレベルです。 なんだか、逆に心配になってきますね…。 初戦も、村田有利のオッズを素直に受け入れられなくて、多くの海外メディアが戦前予想で「村田の右とガードは階級最高レベル、エンダムには守るのも攻めるのも難しい」とレポートしているのを見て安心したものでし......続きを読む»

TripleGの黄昏で一気活況のミドル級〜最後に残るのはカネロじゃない!村田だ!!

17連続KO防衛を続けていたゲンナディ・ゴロフキンが、2試合続けて判定に持ち込まれ、昨年から指摘されてきた劣化が誰の目にも明らかになりました。 もちろん、この2試合の相手、ダニエル・ジェイコブスとカネロ・アルバレスは、2010年に暫定世界王者決定戦でKOしたミルトン・ヌネスを含めた18人とはレベルが違う相手でしたが、世界王者になってから7年、35歳になったGGGが全盛期を過ぎていることは間違いあり......続きを読む»

この階級に日本人が覇権を打ち立てる可能性があるなんて、なんたる幸せ!(6)〝2017.10.22 両国から始まる日本ミドル級の新しい歴史〟③

5月20日、有明コロシアムで行われたアッサン・エンダムvs村田諒太の第1戦は、大方の予想を真っ向から裏切る結果となりました。 ガードの固い村田と〝起き上がり小法師〟のエンダムの対決は「判定にもつれ込む」のが濃厚と予想され、その結果も、エンダムが村田を明白に圧倒しない限り、地元判定で村田に勝利が転がり込む、と考えられていたのですが…。 リング誌をはじめ海外メディア、ほとんどのブックメーカーが「村田......続きを読む»

この階級に日本人が覇権を打ち立てる可能性があるなんて、なんたる幸せ!(5)〝2017.10.22 両国から始まる日本ミドル級の新しい歴史〟②

いよいよ一週間後に迫りました、アッサン・エンダムvs村田諒太のダイレクトリマッチ。 2010年にWBAバージョンの世界王座に就いてから、WBOを除くアルファベットタイトルをかき集めながら、17連続KO防衛を重ねてきたゲンナディ・ゴロフキンが今年はダニエル・ジェイコブス、カネロ・アルバレスと2試合続けて判定まで逃げ込まれてしまいました。 無敵のカザフスタン人の「魔法が解けた」(村田)こともあって、......続きを読む»

この階級に日本人が覇権を打ち立てる可能性があるなんて、なんたる幸せ!(4)〝2017.10.22 両国から始まる日本ミドル級の新しい歴史〟①

1995年に竹原慎二が見せた奇跡から22年、村田諒太が演じるのは奇跡ではありません。 竹原にはゴールでしたが、(王者になったとしても)村田にはスタートです。 叩き上げの竹原と、五輪金・アマチュアエリートの村田。両者のボクサーとしての共通点はほとんど見当たりませんが、ミドル級を取り巻く環境は良く似ています。 マービン・ハグラーという重しが取り除かれ、タイトルが散逸した時代にWBAピースを拾った竹......続きを読む»

この階級に日本人が覇権を打ち立てる可能性があるなんて、なんたる幸せ!(3)〝1995.12.19 水道橋の奇跡〟③

1988年、単身上京。同郷の宮下政会長の沖ジムを訪ねた竹原慎二は衝撃を受けます。沖ジムは〝存在しなかった〟のですから。 沖ジムは当時、名前だけで協栄ジムに間借りしていたのです。 しかし、当時の協栄は日本ボクシング界を牽引する活気にあふれていました。竹原が「鬼塚勝也さんが新人ながら注目され、日本王者クラスもいっぱいいて、とても刺激的だった」と回想しています。 確かに、練習相手にも苦労するミ......続きを読む»

レックス・ツォー〜ワンダーキッドはやっぱり過保護だった。

WBOインターナショナル・Jr.バンタム級タイトルマッチ。 ◯王者:レックス・ツォー 7回終了負傷判定 ⚫︎河野公平 7ラウンド開始早々に、ツォーの腫れ上がった左頭部を診たリングドクターがストップ。このラウンドを10−10として、負傷判定へ。3者ともに68−66で地元の英雄を支持しました。 河野が押していた試合ですが、許容範囲内の地元判定ですね。1ラウンドのスリップがダウン判定なら、河野が勝っ......続きを読む»

この階級に日本人が覇権を打ち立てる可能性があるなんて、なんたる幸せ!(2)〝1995.12.19 水道橋の奇跡〟②

ボクシングマガジン:ファンにメッセージをお願いします。 竹原慎二:いや、別にないですけど…。ええ、そうですね、とりあえずがんばって勝ちますので、陰からでもいいですから応援してください。祈っておいて下さい。 今ほど、世界のボクサーのビデオが気軽に見ることが出来なかった時代です。 リング誌など米国メディアの目からは、ホルヘ・カストロは「稀代の穴王者」。 「カルロス・モンソン以来のアルゼンチン国籍......続きを読む»

この階級に日本人が覇権を打ち立てる可能性があるなんて、なんたる幸せ!(1)〝1995.12.19 水道橋の奇跡〟①

ージョン・デビッド・ジャクソン、レジー・ジョンソン、あなたは薄氷を踏みながら世界王座を守り続けていますね? 「おい、何が言いたいんだ?」 ーミドル級の長い歴史上、最も幸運(弱い)な王者とも言われています。 「ジャクソン?ジョンソン?その試合で勝ったのは誰だ?」 ーあなたです。 「それ以上に大切なことがあるのか?」 ーしかし、あなたは以前にも増してトレーニングを休んだり、相変わらず体重管理......続きを読む»

Triple G ゲンナディ・ゴロフキン〜ビッグドラマショウの舞台裏〜⑦

圧倒的に強いが、人気はない。弱い相手ばかりと戦っている。 ゲンナディ・ゴロフキンが背負っていた重い十字架を、下すときが、ついにやってきました。 2017年、誰もが認めるミドル級の強豪、WBA王者ダニエル・ジェイコブスを迎えての統一戦。この試合後に、高級時計メーカーHUBLOTが、GGGを親善大使としてシポンサー契約を結んだと発表しました。 そして、念願のメガファイト、カネロ・アルバレスとの対戦......続きを読む»

陸上男子100m〜地平線のその先に〜

人類史上、初めて100m10秒の壁を破ったのは、ジム・ハインズ。1968年の全米選手権で手動計時9秒9、同年のメキシコ五輪では電動計時でも9秒95をマークしました。 手動計時は電動よりも0秒25前後速くなることから、ハインズの全米選手権の電動タイムは10秒15前後、余裕で10秒かかっていたと推測されます。また、電動で9秒95台を出したメキシコも気圧が低い〝高地記録〟で、やはり平地換算すると10秒1......続きを読む»

ブロガープロフィール

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出張が多い仕事柄、移動の合間に書き込ませていただいています。

新幹線の車窓に流れる日本の郷愁あふれる街の風景や、夜の航空機から暗い雲間の隙間に現れるきっと訪れることのない知らない街の光に、えもしれぬ感傷に耽りながら大好きなスポーツの試合を独断と偏見で書き綴るのは、最高にリラックス出来る贅沢な時間です。

健康診断のたびに「運動せねば」「酒は控えねば」と自戒しつつもまた翌年の診断を迎える怠惰な中年ですが、アスリートの美しい躍動に、歓喜と感謝と精一杯の拍手を送っていきたいと思います。
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(12月13日現在)

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