フシ穴の眼 〜スポーツ編〜

月別アーカイブ :2017年02月

日本人の身体能力は黒人に劣るのか?②

人間の遺伝子は人種間でほとんど差はない。 そんな科学的事実を知ってもウサイン・ボルトの走りを目の当たりにしてから日本人スプリンターの才能と比べてもほとんど差がないと言い切れる人はいないでしょう。ただ、アフリカの黒人が長距離が速い、ジャマイカや北米の黒人は短距離が速いという帰結には、一つの説得力のある仮説が存在します。遺伝子的にはほとんど変わりがなくても、訓練・選別によってより優れた個体を作ることが......続きを読む»

日本人の身体能力は黒人に劣るのか?①

東京マラソンで国内最高記録が出ました。ウィルソン・キプサング(ケニア)が自身4度目の2時間3分台となる2時間3分57秒でフィニッシュ。日本人トップは8位に入った井上大仁が2時間8分22秒。世界記録ペースで進む序盤で日本人は脱落、勝負に参加しないままに終わった結果は、4分25秒という世界との差をより残酷に突き付けられました。今の国際大会で日本人選手はどんな惨敗を喫しても「悔しい」とは思えないほどに、文......続きを読む»

サーマン対ガルシアは歴史に残る名勝負になるか?④

大試合ではいつもアンダードッグ扱いを受けてきたガルシアに対して、サーマンはこれまでのキャリアで不利のオッズや予想を立てられたことがありません。これはガルシアが殿堂入り確実のレジェンド、モラレスを筆頭に、カーンやマティセというスピードとパワーそれぞれでは全階級を通じて屈指とみられた名のある強豪と拳を交えた結果です。かつてのウエルター級統一王者のジュダーも破っているガルシアの対戦相手と比べると、確かにサ......続きを読む»

サーマン対ガルシアは歴史に残る名勝負になるか?③

1985年のカリーは、圧倒的な実力差を見せつけてライバル王者を撃ち落としただけでなく、PFP1位のハグラーへの挑戦資格を賭けたテストにも満点回答しました。1999年のデラホーヤは戦前の盛り上がりが虚しくなるような消化不良の戦いぶりに失望されました。 さて、2017年のサーマン対ガルシアは? リング誌:2013年12月号 多くの予想で不利とされているガルシアに焦点を当ててみます。リング誌201......続きを読む»

サーマン対ガルシアは歴史に残る名勝負になるか?②

無敗のウエルター級王者が激突する史上3度目の統一戦。過去の2度を振り返ると…。 ドナルド・カリー対ミルトン・マクローリーのゴングが鳴らされたのは、1985年12月6日ラスベガスはヒルトンホテル。同じ年の4月15日やはりベガスのシーザースパレスでミドル級のマービン・ハグラーがトーマス・ハーンズを衝撃的な3ラウンドKOで屠り、全階級を通じて最高のボクサーとして頂点に立ったものの、その無骨な戦い方と愛想......続きを読む»

サーマン対ガルシアは歴史に残る名勝負になるか?①

サーマン対ガルシアの第3弾です。 昨年世界中に惜しまれて天国へと旅立ったムハメド・アリがリングを去ってからボクシングの中心階級はヘビー級から中量級、とりわけウエルター級へとシフトして約40年が経とうとしています。ボクシングの盛んなアメリカでヒスパニックの人口・存在感が大きくなったことが、彼らの体格に近いより軽い階級への注目度が上がった、鈍重なヘビー級よりもスピードとパワーが最も高い水準で結晶する中......続きを読む»

サーマンかガルシアか?

さて、ニューヨーク3月4日、日本では3月5日に迫ったサーマン対ガルシア。両者の戦力比較を「数字」に絞って見ていきましょう。 まずは、年齢。これは二人とも奇しくも28歳で同じです。ボクサーとしてはいい年齢ですね。これからがプライムタイムです。 次に「プロでの戦績」。サーマンが27勝無敗22KO。ガルシアも33勝無敗19KO。ウエルター級の強豪が無敗で世界戦のリングに上がることは何度かありましたが、......続きを読む»

世界ウエルター級王座統一戦

3月4日、ニューヨーク、ブルックリンのバークレイズセンターで行われる世界ウエルター級統一戦。キース・サーマンの持つWBAとダニー・ガルシアのWBCのタイトルがかけられます。 この試合が注目される理由は幾つかありますが、①全階級を通じて最もタレントが揃うウエルター級の最強決定戦、②無敗の快進撃を続けるまさに今が旬のファイターの激突、という二点に集約されます。 ウエルター級最強決定戦という視点から......続きを読む»

ブロガープロフィール

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出張が多い仕事柄、移動の合間に書き込ませていただいています。

新幹線の車窓に流れる日本の郷愁あふれる街の風景や、夜の航空機から暗い雲間の隙間に現れるきっと訪れることのない知らない街の光に、えもしれぬ感傷に耽りながら大好きなスポーツの試合を独断と偏見で書き綴るのは、最高にリラックス出来る贅沢な時間です。

健康診断のたびに「運動せねば」「酒は控えねば」と自戒しつつもまた翌年の診断を迎える怠惰な中年ですが、アスリートの美しい躍動に、歓喜と感謝と精一杯の拍手を送っていきたいと思います。
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(12月10日現在)

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