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錦織選手 IW大会 3回戦 完勝!

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BNP Paribas Open 3回戦、錦織選手が左利きのビッグサーバーのミュラー選手に勝利しました。 試合内容は、錦織選手自身も語っているように、サービス・リターン共に充実していました。 それを証明するように、サービスポイント獲得率(71%)、リターンポイント獲得率(47%)は非常に高い水準でミュラー選手を圧倒しています。特に注目すべきは、ビックサーバー相手にリターンポイント獲得率が47%というのは驚異的です。ミュラー選手は持ち味のサーブを主体とした組み立てをさせてもらえなかったということです。一方、錦織選手のリターンポイント獲得率がこれほど高いのは、ミュラー選手が1stサーブを49%しか入れられなかったことも大きく影響しているでしょう。

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実質試合支配指数(SMCI指数)から見ても、錦織選手が試合の主導権を握っていたことが分かります。錦織選手のポイント実質支配レーティング(SCRP)は68。完全にポイントにおける主導権を握っていると言える正基準点である65.9を上回っています。逆にミュラー選手のポイント実質支配レーティング(SCRP)は18。完全に被支配的だった言える負基準点である29.8を大きく下回っています。 このことからも、この試合における錦織選手の優位性は圧倒的だったと分析できます。

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また、1つのアンフォーストエラーに対してどれほど攻撃的かつ積極的なポイント(自分のウィナー+相手のフォーストエラー)を奪えたかを表す「UE対効果」では錦織選手は3.75という数値を出しています。これは1つのUEから3.75本の攻撃的なポイントを生み出しているという事です。対してミュラー選手は1.94本に留まっています。 錦織選手がフォアハンドストロークを中心に攻撃的なポイントを生み出していった一方、ミュラー選手はほとんどサーブからしか攻撃的なポイントを生み出せませんでした。 また、1つの失点に対してどれだけ得点(総得点)を奪えたかを表す「失点対効果」では錦織選手は2.35。1つの失点から2.35本の得点を生み出しています。逆にミュラー選手は1.08本に留まっています。これは、失点と得点がほぼ同数であり、非常に効率が悪かったと言えます。 今回は、錦織選手の非常に調子が良かったことが読み取れますが、毎試合この様な調子とはいきません。次の試合はまた違う調子になるはずです。ドナルド・ヤング戦、気を引き締めて臨んでほしい思いつつ、応援しています。



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