2008年08月17日

FC東京観戦記2008 其の十六 ~結果を出すのは飛田給で~

 
 ●FC東京 0-1 浦和レッズ   @味の素スタジアム
 
   浦)相馬/後22
 
 
 
   【FC東京】
                        カボレ5.5
                       (川口 ― )
 
           エメルソン5     平山5        石川5
                                      (赤嶺4.5)
 
                  羽生5.5     浅利6
                              (梶山6)
 
           今野6                       長友5
                    茂庭6     佐原6
 
 
                         塩田5.5
                                         城福4.5
 
 
   【浦和レッズ】
                  高原6       田中達5.5
                  (ポンテ6)
 
                        永井5.5
                         (堤 ― )
          相馬6.5                     平川5.5
                                         (細貝6)
                   阿部6     鈴木6.5
 
 
              堀之内6    闘莉王6    坪井6
 
 
                          都築6
                                         エンゲルス6
 
 
 
試合終了の笛とともに力尽き、バタバタと倒れこんだ浦和イレブン。
 
・・・・・・・・・・。
東京の11人は・・・・・・元気そうだった。
その差かな。
 
 
では、ここで言う 「その差」 ってナンだ?
運動量の差。
MOVING FOOTBALLを掲げるチームがそれではいただけない。
 
個々の頑張りの差。勝ちたいと思う気持ちの差。戦う姿勢の差。
サッカーうんぬん以前の問題。そりゃあ負けるでしょ。
それが一番大事なモノでしょうが。
北京五輪の男子代表に文句言ったばかりだが、ウチもさして変わらん。
 
 
こんなちっぽけなブログを、いちいち見ているとは思わないけど、
FC東京の関係者に言いたい。
 
サポーターは本当に悔しいですよ。
ライバル相手に4年も勝ってない。
いくら商店街に旗を飾ったところで、飛田給で結果出さないと
レッズ党にどんどん人を獲られていくような気がして。
「We are daiamonds」 はしばらく歌ってなかったんですよ。
まさか味スタで復活させてあげるなんて思いませんでした。
前回対戦の時も、浦和はしばらく勝ってない時だったような。
またウチが浦和に元気と勇気を与えてしまったんですよ。
当ブログで 「最近存在感がない」 と指摘した啓太まで元気にしてしまった。
 
 
試合内容は去年の2試合と、こないだの埼スタの試合と比べても
良い内容だったと思います。
ただ、さっきも書いたように、
試合終了後の両チームの、対照的な姿を見てしまうと、
「まだまだやれんだろ」 と言いたくなるんですよね。
 
 
もう、ムービングがどうとか言う以前の問題です。
ちゃんと戦ってください。
死ぬほど走って、ボロボロになって力尽きてぶっ倒れるまで、
戦ってください。
「結果を出すのは小平」
それは青赤のユニフォームを着る男なら当たり前なのです。
その上で、死に物狂いで、飛田給で結果を出せ。
(次節は国立なんだけど)
 
 
 
▼長友
中2日にもかかわらず、それなりに動けていた。
でも失点シーン、相馬のマークを外したのは残念。
 
▼茂庭
今季見た中では一番の出来。ノーミス。東京の中でも1番良かった。
でもまだまだいける。セットプレーも上がっちゃえばいいのに。
もっと良い選手になって、もっと相手から嫌われてほしい。
 
▼エメルソン
何がしたいのかわからない。
 
▼梶山
出来は良かった。でも北京での悔しさは感じない。
 
▼石川
中に絞って裏への動き出しを模索するのはいいけど、
自分自身の一番の武器を忘れてはいませんか。
それならば相馬にあんなに思い切りDFの裏を狙われる事もなかったかも。
 
▼カボレ
飛田給で結果を出してください。
 

posted by tacleau7 |19:33 | ■ FC東京 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年08月17日

反町ジャパンへ  ~五輪に出る意義~

 
堀井学というアスリートを、皆さんは覚えているだろうか。
 
 
「清水宏保」という名は簡単に覚えていても
「堀井学」という名を記憶の片隅から引っ張り出してくるのは
困難だという人が多いかもしれない。
堀井は清水と同時代に活躍したスピードスケートの選手だ。
1994年のリレハンメル五輪、500mで銅メダルを獲得(清水は5位)。
1996年のW杯では、500mで総合優勝。
世界トップクラスのコーナーリング技術を武器に
90年代の日本スケート界を牽引した。
ところが1997年にスピードスケートの歴史を変える“発明”があった。
スラップスケートである。
従来のスケート靴のように、靴と刃が固定されたものでなく、
キック時にかかと部分で、靴と刃が離れる構造のもので、
刃と氷が接する時間が長くなり、よりスピードが出るスケート靴である。
このスラップスケートをいち早く取り入れて
スターダムにのし上がったのが清水宏保。
持ち味のロケットスタートに磨きをかけ、
1998年の長野五輪で世界の頂点に立った。
だが、コーナーリングが持ち味の堀井は、
このスケート界の急速な進化に対応できなかった。
スラップスケートへの転向に時間を費やし、
清水と共に期待された長野五輪では500mで13位、
1000mで17位と、不本意な成績に終わったのである。
4年後のソルトレーク五輪でも結果を残せず、そのまま引退した。
 
 
なぜ夏季五輪の真っ只中で、かつての冬の王者、堀井学の話なのか?
僕がこれまで見てきたオリンピックで、堀井学以上に感動を覚えた選手がいないからだ。
僕は「オリンピック」と聞くと真っ先に1998年の堀井学を思い出す。
 
 
長野五輪の1000m。銅メダルを獲得した清水宏保の印象が強かったこの種目で
17位に終わった堀井学がミックスゾーンに姿を現す。
「今回のオリンピックを振り返ってみて、いかがですか?」
インタビューアーの問いかけに、堀井は言葉を詰まらせた。
スラップスケートの出現で、
アスリート人生の歯車を狂わされた男の目は、赤く染まっていた。
だが次の瞬間、彼が搾り出した言葉は、今でも鮮烈に、
僕の記憶に焼きついている。
 
 
 「この長野オリンピックで、たくさんの子どもたちに、
  オリンピックの素晴らしさは、僕自身伝えることは出来たんじゃないかと思います」
 
 
傍から見れば、不甲斐ない敗者――、ただそれだけかもしれない。
それならば、前述のコメントの真意を汲み取るのは難しい作業だ。
ただ、リレハンメル以降の彼の苦悩と葛藤を知っている人間は違う。
どれだけ努力して、どれだけベストを尽くして長野のリンクに立ったのかを知っている。
彼が流す涙の理由も理解できる。
だが、堀井学は “ただの敗者” ではなかった。
敗れてもなお、観ている者を魅了できる術をもっていた。
たった一度でも、
世界の頂を見てきた男だからこそ発せられる “スピーチ” だったのだ。
 
 
だから、僕は長野以降、いつもオリンピックで「敗者」を見ている。
2002年、スタートで転倒し結果を出せず泣きじゃくったソルトレイクの大菅小百合。
2006年、表彰台に届かない悔しさを笑顔で必死に押し殺そうとしていたトリノの上村愛子。
彼女たちは、今も戦っているのだ。
 
 
夏季五輪でも、1人忘れられない敗者がいる。
2000年のシドニー、男子柔道100kg超級――。
 
 
「これは一本でしょう!」
テレビの実況・解説の2人が声を揃えて叫んだ。
僕には何が起こったのかさっぱり分からなかったが、
高校時代、柔道部に籍を置いていた父が
「内股すかし」の詳細を説明してくれた。
そして、こう付け加えてくれた。
「完全な一本。主審の見間違えだな」
 
 
現在の篠原信一は、
バラエティ番組で笑いを誘うキャラクターで人気になっているが、
僕は8年前のシドニーで、銀メダルを首にぶらさげながら、
虚ろな表情で立ち尽くした、表彰台の篠原信一の姿を忘れられない。
隣では、シドニー五輪以前にも不可解な判定で敗れたことのある相手、
フランスのダビド・ドゥイエが金メダルを掲げていた。
その時の篠原の表情を説明できる言葉は、
おそらく世界中の国語辞典を調べてもないだろう。
彼は、心にぽっかり穴を空けながら、ただ立ち尽くしていた。
そして記者団のインタビューに対して、こう答えただけだった。
 
 
「自分が弱いから負けました」
 
 
この一連の誤審問題を伝えるスポーツニュースをNHKのアナウンサーは
声を詰まらせ、必死で涙をこらえながら、原稿を読んでいた。
テレビを見ていた僕も、似たような感情になった。
それは1998年、長野での堀井学のコメントを聞いた時の感情とも似ていた。
 
 
オリンピックで重要なことは、メダルを取ったとか取らないとか、
メダルの色がどうということではないと思う。
“オリンピックで何を感じたのか”、
“オリンピックでベストを尽くしたのか” ではないだろうか。
その上で、観ている人の感動を呼んだり、メダルという結果がついてくるのではないだろうか。
堀井はベストを尽くした末に敗れた。
だが、五輪の素晴らしさを伝えたという実感だけは手にした。
篠原は “世紀の大誤審” の渦中にいる中でさえ、
銀メダルを手にしてさえ、それでもなお、
「自分が弱いから負けた」という事実を認めようとしていた。
 
 
2008年。
北京五輪男子サッカー代表は、何かを感じることが出来たのだろうか。
アトランタ大会以降の五輪では、初めての3戦全敗。
一様に「悔いはない」とか「大きな差は感じなかった」というコメントを残す選手たち。
本当に悔いはないのだろうか。
本当に大きな差はなかったのだろうか。
本当に彼らはベストを尽くしたのだろうか。
 
 
2004年のアテネ五輪。グループリーグ敗退が決まったイタリア戦後、
人目をはばからず号泣する2人の選手がいた。
2人は悔しさを、涙という形で露にした。
そのうちの1人は、アテネ五輪後、スペインの地でプレーした。
果敢なドリブル突破とキープ力、日本人FWとしては突出した決定力、
闘争心剥き出しのプレーが魅力のファイタータイプのFWに成長した。
もう1人は、卓越した身体能力と技術で近年の日本代表に欠かせぬ存在、
DFながら突出した得点力を誇り、昨季は所属チームをアジア王者に導いた。
彼も常に戦う姿勢を忘れない “闘将” である。
 
 
この2人は、アテネでベストを尽くした選手なのだと、僕は思っている。
もちろん「涙」がそれを証明する上で決定的な証拠になるわけではない。
だが少なくとも、彼らはアテネでの敗退を人一倍悔しがっていた。
だから、今がある。
アテネでの経験を自らの糧にした彼らは、現在の日本代表を牽引している。
 
 
北京五輪の男子サッカーで敗者となった選手たちの中に、
僕の印象に残るような表情見せた敗者は、残念ながらいなかった。
湧き上がる悔しさを滲ませる選手も、
不甲斐なさに泣きじゃくる選手も、いなかった。
(唯一、指揮官だけはそうだったが)
どうしても、僕には淡白に映ってしまう。
アトランタ、シドニー、アテネ。過去の3世代と比べても淡白に映ってしまう。
心配でしょうがない。
彼らが「谷間」だろうが、そうでなかろうが、
現在のアテネ世代がそうであるように、
北京世代がA代表の中心として、世界のトップを目指す時代は必ず来る。
その時までに、
この世代は世界と戦える強固なメンタリティを持つことが出来るのだろうか。
そもそも、チーム内に核がいないと揶揄された世代である。
今回北京に帯同した18人の中で、川口能活や中田英寿、中村俊輔や小野伸二、
大久保嘉人や田中マルクス闘莉王のような存在になれる選手が
この先出てくるのだろうか。
その候補と思しき選手を僕は2人ほど知っているが、
1人はアタッキングサードでパスミスを連発しながら
オランダ戦後に「大きな差は感じなかった」とコメントした。
もう1人に至っては、2000年の篠原信一とまったく逆の類のコメントを残した。
この2人を「頼もしい」と期待すべきなのか、
「もっと現実を直視しろ」と指摘するべきなのか。
 
 
僕は、今回の五輪代表が展開したサッカーそのものには
それほど落胆したわけではない。
やろうとしていたサッカーは一貫していたように思うし、
方向性も間違っていないと思う。
ただ、18人全員がプロという立場に身を置きながら
観ている人間、応援している人間に対して、
何か心を揺り動かされるようなプレーや態度を示していたのか。
それだけが、もの凄く気になったチームだった。
 
 
「観ている人たちに感動を伝えるプレーが出来たと思います」
胸を張って試合後にこう言える日本代表選手が、
いつかきっと出て来てくれるだろう。
 

posted by tacleau7 |11:33 | ■ サッカー日本代表 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年08月14日

CL予選レビュー トウェンテ×アーセナル

 
 
日本中が反町JAPANの不甲斐なさに溜息をつく中、
チャンピオンズリーグ予備予選3回戦1stレグの2日目が行われました。
トウェンテ対アーセナルの一戦をスカパー観戦です。
 
 
 
■前半
エールディビジを4位で終え、プレーオフでアヤックスを破って
予備予選の出場権を手にしたオランダのトウェンテ。
その功労者であるルッテン監督とMFエンヘラールはセットでシャルケへ移籍。
後任はマクラーレン監督。
そう、あのスティーブ・マクラーレンさんである。
知ってる選手がほとんどいなくて、しかも得点源のエンクフォが
昨季のUEFAカップでの累積警告のため出場停止。
何目線で見りゃいいんだ、って思っていたが、フタを空ければアーセナルを圧倒。
高い位置からの守備でボールを奪うと、
ダイレクト、ワンタッチでの素早いパス交換で、
あっという間にアーセナルDFの裏を取る。
昨季のトウェンテを見てないので何とも言えないが、
マクラーレンがやらせていたら凄いなぁ。(たぶん違うと思うけど)
 
3トップはエリア、デネボームのオランダ人ウイングに、
U-19オーストリア代表のアルナウトビッチが中央に張る。
両ウイングは非常にタフで、守備でもサニャ&クリシのマークを外さず
自陣までちゃんと戻る。攻めても力強いドリブルでDFを引き付け、
アルナウトビッチに絶妙のスルーを通す。美しい。
 
25分。右からデネボームが仕掛ける。
デニウソンとクリシが寄せに行くが、マークの受け渡しを失敗して
シュートまで持っていかれる。
何か凄いアーセナルの台所事情を象徴するシーンだった。
アーセナルは怪我人だけでもエドアルド、セスク、ロシツキー、ディアビ、
コロトゥレ、センデロスに、今夏新加入したナスリと野戦病院状態。
加えてフレブやフラミニが移籍してしまった。
この試合で中盤の中央に入ったのはデニウソンと新加入の17歳ラムジー。
だがトウェンテの素早い寄せに攻撃をつくれない。サイドも基点になれず、
ファンペルシーは存在感の無い時のファンペルシーだった。
 
36分。トウェンテが右サイドで高速パスワークを披露。
デネボームからアルナウトビッチへスルーパス。
通る。
トラップミスでボールはアルムニアのテリトリー内だったが
間違いなくこの日のトウェンテで一番良い攻撃だった。
 
 
どこかおかしいアーセナル、やるじゃないかトウェンテ、という前半戦。
 
 
 
■後半
前半飛ばしすぎたのか、トウェンテイレブンのオフザボールの動きが止まる。
デニウソンとラムジーの所でボールが収まるようになったガナーズ。
前半13分、カウンターからアデバイヨルが右サイドを抜け出す。
グラウンダーのクロス。が、中には誰もいなかった。
昨シーズンのアーセナルなら誰かいたよなぁ~、と思わせるシーン。
やっぱり何かおかしいのかなー、と思っていたら、後半18分。
ファンペルシーのFKにギャラスが合わせて先制。
去年もよく見たようなシチュエーション。
やっぱりガナーズはガナーズか。
その後は浮き足立ったトウェンテを他所にアーセナルが主導権を握る。
クリシ、サニャ、アデバイヨルあたりがフィジカルの強さを発揮し始める。
トウェンテも後半34分、左サイドのエリアのスルーパスにアルナウトビッチ。
右のアウトで引っ掛けたシュートは枠を外れる。これが最後のチャンスだった。
その3分後、ウォルコットのクロスをアデバイヨルが押し込んで終戦。
 
 
 
大方の予想通り、アーセナルがアウェーで完封。
10シーズン連続のCL出場は8~9割方、決まりだろう。
今週末にはプレミアリーグも開幕。
昨シーズンのようなスタートダッシュはこの怪我人の多さでは難しいか。
現有戦力で序盤戦を我慢し、
ノースロンドンが肌寒くなって来てからが第2の開幕でしょう。
 
トウェンテはエミレーツスタジアムで3-0で勝たないといけないので
悲願のCL初出場は、きわめて絶望的な状況。
ただ、今日の前半に展開したサッカーは非常にセクシーなものでした。
これが少しでも90分の中で披露できれば、
エールディビジでもいいトコ行くんじゃないかと。
まぁアヤックス好きの管理人にはどーでもいいことですが。
 
 
 
  【トウェンテ】
                 アルナウトビッチ5.5
                   (ヘリットセン ― )
       エリア6                     デネボーム6
    (ハイセヘムス ― )
                    ブラマ5.5
 
             ヤンセン5     ティオト5.5
            (ヒューバッハ ― )
 
      テシェイラ5.5               ウィルクシャー5.5
          ウィーラールト5.5   ブラーフハイト5.5
 
 
                   ボスケル5.5
                                        マクラーレン5
 
 
 
【アーセナル】
                         アデバイヨル5.5
              ファンペルシー5
               (ベントナー ― )
 
       ウォルコット6                   エブエ5.5
       (ランドール ― )
              デニウソン5.5    ラムジー6
 
 
      クリシ6                          サニャ5.5
               ギャラス7       ジュル6.5
 
 
                     アルムニア6
                                           ベンゲル6
 
 
 
 
その他の結果は以下の通り。
ユーベ、バルサが順当に勝利を収める一方で、
リバプールがベルギー王者にスコアレスドローと微妙な結果。
因縁の旧ソビエト対決はディナモキエフが制し、
3回戦屈指の好カード、シャルケ対アトレティコはシャルケが勝利。
波乱ということで挙げれば、アウェーとはいえ、
キプロスのクラブに負けてしまったCL常連のオリンピアコスでしょうか。
 
 
 
スパルタプラハ 1-2 パナシナイコス
ユベントス 4-0 アルトメディア(スロバキア) 
スパルタク・モスクワ 1-4 ディナモ・キエフ
レフスキソフィア 0-1 BATE(ベラルーシ) 
シャフタール 2-0 ディナモ・ザグレブ 
アノルトシス(キプロス) 3-0 オリンピアコス 
AaB(デンマーク) 2-0 カウナス(リトアニア)  
ガラタサライ 2-2 ステアウア・ブカレスト 
ブラン(ノルウェー) 0-1 マルセイユ
シャルケ 1-0 Aマドリード 
パルチザン 2-2 フェネルバフチェ 
スタンダール・リエージュ 0-0 リバプール 
ギマラエス 0-0 バーゼル 
バルセロナ 4-0 ビスワ・クラクフ(ポーランド) 
 
 

posted by tacleau7 |08:16 | ■ UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(3) | トラックバック(1)
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2008年08月13日

CL予選レビュー フィオレンティーナ×スラビアプラハ

 
 
世界中が北京五輪ムードに包まれる中、
ひっそりとチャンピオンズリーグ予備予選の3回戦が行われました。
予選も3回戦ともなると、主要リーグの強豪が姿を現し始めます。
12日に行われたのはフィオレンティーナ対スラビアプラハの1試合。
スカパー観戦です。
 
 
■前半
ふだんからセリエAはあまり見ない性分なので
昨季のフィオレンティーナの戦いぶりもよく知りません。
ただ、このスラビア戦を見る限り、やはりきっちりした守備をベースに
いいチームをつくりますねー、プランデッリは。
 
まずは前半3分、ムトゥがFKを直接決めて先制します。
綺麗な曲線を描いてゴール左上隅に突き刺さる一撃。
これはちょっとGK止めれないか。
その後も両サイドで数的優位をつくって攻めに出るヴィオラ。
主役は今季新加入したザウリとバルデスの両サイドバック。
ムトゥ、サンターナとの連携でガンガン上がる。
スラビアが1トップで張るシェンケジークに
ロングボールを送る攻撃しかしないので、ガンガン上がれる。
真ん中で張るのは、こちらも新加入の目玉、ジラルディーノであります。
クサビ入って。ゴール前出て。裏も狙って。DFもして。
ミラン時代より、やる事多いのかな。
 
スラビアがずーっと引きこもってることもあって
終始ボールを支配した前半のフィオレンティーナ。
サイドを基点に攻め、中盤3枚がこぼれ球拾いまくって、言うことない展開。
ただ、追加点は取れたはず。
 
 
 
■後半
ちょっとだけスラビアがサイドでタメをつくれるようになる。
でも攻撃に手数をかけたくないのか簡単にゴール前に放り込んで終了。
完全にシェンケジークの1トップ状態だった前半よりも
1.5列目のヤロリムが、シェンケジークとの距離を近づけたので
この辺でもう1個タメつくって押し上げたら面白いのになー、と思ってたけど
結果から言うと、90分通してそういうシーンはゼロだった。
0-0ならば、そういう展開もありかと思うが。
ムトゥの1発を事故だったと考えているのか。
 
そんな中、後半12分、CKのこぼれ球をジラルディーノが押し込む。
一番点を取ってほしい人が点を取ったヴィオラ。
セリエAの開幕戦、ユーベ戦を考えても嬉しいゴール。
というか、この時のスラビアの守備はなんとかならなかったのか。
CKから、浮いたこぼれ球をヘディング空振って、ジラに決められた。
ジラの身体の使い方も巧いといえば巧いが、
あれをフリーで打たせてしまうのは、CLレベルとは言えない。
荒れたアルテミオ・フランキのピッチが気になるのか、
スラビア最終ラインのクリアミスは、この試合けっこう目立っていた。
 
2点のビハインドとなったスラビア。選手交代で2トップ気味にして、
点を取りに行こうという気概はそれなりに感じたが、
とにかくシュートまで持っていけない。
というか、管理人の記憶ではシュートを打っていない。
酷い。アウェーゴール1点でも奪っておけば
ホームでの2ndレグに希望が持てるというものだが。
昨季の予備予選でアヤックスを破った勢いは感じず、見せ場すら作れない。
チェコの国内リーグはもう開幕して2試合くらい消化しているらしい。
その辺ではフィオレンティーナより試合勘で優るはずなのだが
この試合ではかなり残念な戦いぶりに終始した。
2ndレグで1失点でも喫すれば、
2季連続のCL出場の望みは絶たれてしまうだろう。
まぁフィオが勝ち上がった方が、大会自体の面白味は増しますが・・・。
 
 
というわけでフィオレンティーナ。7割方、本戦への切符は手にしたが、
今日の2得点はいずれもセットプレーからなので、
流れの中から点が生まれれば、というのは思いました。
ただ、モントリーボが北京から戻ってくれば
中央からの攻撃にも活路を見出せて面白くなってくるのでしょう。
守備はスラビアの単調な攻撃もあって危なげなかったです。
MOMを選ぶなら主将のダイネッリです。
相手FW潰しーの、カバーリングしーの、完封貢献しーの、文句なし。
 
 
順当にフィオレンティーナが勝ち進みそうな今カード。
2ndレグでの大番狂わせは無いでしょう。
 
 
ちなみに今日の夜はシャルケ×アトレティコマドリーとか
トウェンテ×アーセナルとかの好カードが行われます。
 
 
 
  【フィオレンティーナ】
 
                  ジラルディーノ6.5
                   (パッツィーニ ― )
       ムトゥ6                      サンターナ6
     (オスバルド ― )
 
             ゴッピ5.5     クズマノビッチ6
 
                    フェリペ メロ6
 
      バルガス5.5                    ザウリ6.5
      (アルミロン5.5)
             クロルルップ6.5   ダイネッリ7
 
 
                     フレイ5.5
                                     プランデッリ6  
 
 
                  ※スラビアプラハは選手がよく分からないので採点なし
 
 

posted by tacleau7 |07:13 | ■ UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月31日

東京発、広島行 今年最期のボールパーク

 
アメリカ、メジャーリーグのオールスターゲームは
今年で85年の歴史に幕を下ろすヤンキースタジアムで行われた。
ヤンキースOBや往年の名選手が顔を揃え、
歴史あるボールパークの最終年に花を添えた。
 
今年、日本のオールスターゲームが
広島市民球場で行われないことを、僕は不思議に思う。
いろいろな事情もあるでしょう。
すでに数年前に広島で催していたのかもしれない。
でも、メジャーと比べてNPBの演出力の無さを感じてしまう。
 
 
7月29日の広島対巨人の試合を観に行こうと決めたのは、
それが決め手じゃなく、個人的な諸事情から決断したのですが
結果から言うと、本当に観に行って良かった。
東京からはるばる1泊してまで行った甲斐がありました。
関東在住の野球ファンの人にもぜひ、
今年で最期となる広島市民球場の雰囲気を感じてほしいので、
管理人の拙いガイドでも、重い腰を上げるきっかけになればと。
 
 
29日の試合は18時プレーボール。
東京~広島間往復の交通費、宿泊費、チケット代で5万円かからない。
東京行きの新幹線が19時ぐらいまであるので
デーゲームなら日帰りも可能でしょう。
ただ、広島は観光名所もたくさんあるので1泊しても困りませんよ。
(ちなみに管理人は、宮島も愉しんできました)
 
東京~広島間は、のぞみで4時間。
普段、アンテナがサッカーばかりに向いているので
行きの新幹線で必死に野球モードを植えつける。
久々に読んだ週刊ベースボールと、ベースボールタイムズ。
前者は、西鉄と南海のライバル関係を語った豊田泰光氏のコラム、
パリーグ特集を組んだ後者は、村田兆治氏のインタビューが面白かった。
そういえば少し前のBT誌、パートカラーのカープ特集はお洒落だったなぁ。
 
16時、広島着。
ここから広島名物の路面電車、広電で球場まで。
広電は 広島市内なら150円でどこまでも行けます。
後清算なので切符を買わずに乗車しても大丈夫ですが、
お釣りが出るとダメらしいので、事前に両替しておきましょう。
管理人はうっかり忘れましたが、親切な車掌さんが両替してくれました。
 
広島駅から原爆ドーム前駅までおよそ20分。
デパートやホテルの脇に、ひっそりとそびえる広島市民球場。
街の中心部にあるという佇まいで言えば、横浜スタジアムに似てるかな。
 
 
最寄駅の名前で分かるとおり、向かいには広島の象徴が立っている。
原爆投下から5年後の1950年、
復興のシンボルとして市民の熱い期待を背負って発足した広島カープ。
だが、わずか1年で経営難から球団存続の危機に陥る。
「カープは俺たちの夢じゃけん」 と仰った人がいたかどうかは別として
復興のシンボルを失くしてなるものかと市民が “樽募金” で救済。
存続したカープは1957年、照明設備が無かった当時の本拠地から移転。
地元企業の尽力を受けて完成した新スタジアムが、現在の広島市民球場。
長谷川良平に始まり、北別府学や大野豊を経て、黒田博樹が投げた。
外木場義郎は完全試合を達成し、津田恒美が今もブルペンを暖めている。
衣笠祥雄が豪快に三振すれば、
山本浩二がベースを1周する姿はバラエティ番組でも紹介されている。
高橋慶彦や正田耕三、野村謙二郎らもダイヤモンドを駆けた。
 
誤解を承知で言いますが、僕は “ただの” スタジアムが
「今年最後」 と聞いても、たぶん平気で観に行かない。
広島市民球場が今年最後、だから行くのだ。
 
 
スタジアムに着いたのは、ちょうど開場の時間だった。
巨人戦ということもあるのか、各ゲートには長蛇の列。
インターネットで予約しておいたチケットを受け取り、1番ゲートへ。
ゲートをくぐって階段を上ると・・・・・そこはバックネット裏だった。
最初で最期の広島市民球場は、なかなか良い席をゲットしたものだ。
3塁側じゃなくて本当に良かった。
率直な感想は・・・・・やっぱり狭かった(笑)
佇まいは横浜だったが、内観は神宮球場かな。
 
管理人はそこそこにお酒を飲めるが、その良さがあまりよくわかってない。
だがスポーツ観戦の時は別だ。ビールの減りが異様に早い。
ちなみにフードメニューも神宮球場な感じだった。
僕はというと、450円のお好み焼きをベタにチョイス。
 
 
どーでもいいけど、めちゃくちゃ暑い。
29日の広島、日中の最高気温は34.7度だった。
それにも増して、ホームから一塁にかけての日差しがマジでハンパない。
間近で行われている練習風景も眼に入らない。
キンキンに冷えたビール(2杯目)がすぐに温度上昇し、汗が止まらない。
地元の人と思しき人も 「暑い暑い」 と団扇を扇ぐ手が止まらない。
いやいや、タオル持ってきといて良かった。
 
 
先発投手発表。
ビジターの巨人、内海。
あっそう。ふーん。
ホームの広島、コズロースキー。
カープの先発ローテをまったく把握していない小生は、
“ポスト黒田” の筆頭、大竹を見たかったのですが。
 
野球を観る時は、なんとなくお目当ての選手を決める管理人。
この日は・・・・・なんてったって前田智徳。他に誰がいる。
代打だろうと何だろうと、とにかく前田を観たいのだ。
去年、神宮でカープ戦を観戦した時も前田目当てだったが
前日に太腿を負傷してしまい、当日の欠場が決定的だった。
それでも試合そっちのけで、ベンチの真ん中にどっかり座る前田を
双眼鏡越しで眺めることに時間を費やしたほど、前田が観たいのだ。
あとは、今季これまでいい数字を残している東出と
調子を取り戻している赤ゴジラ。この辺に注目。
巨人はどーだっていい。
 
 
で、オーダー発表。
ビジターの巨人。
2番セカンド、寺内。・・・・・誰?
言い忘れましたが、、僕は1985年のドラフト会議以来、
筋金入りのアンチジャイアンツであります。
巨人ファンの方は、この先を見ないことをオススメします。
 
6番サード、二岡。
おー、いたいた。巨人にもお目当てが。
名前が呼ばれた瞬間の、変な雰囲気のどよめきが笑えた。
広島は1番から順に、
6東出、8赤松、9アレックスオチョア、3栗原、7嶋、
5シーボル、2石原、6小窪、1コズロースキー。
 
 
試合開始の18時。
アストロビジョンで過去のカープの名場面が紹介されている。
夏の広島は陽が高い。
まだ照明塔に灯は点いていなかった。
 
 
 
●1回表
1死1塁から小笠原が適時2塁打、さらに谷が2ラン。
頼むよー、コズロースキー。
 
●1回裏
東出が左前安打と幸先の良いスタート。
2番赤松の打球は平凡なセンターフライ。
が、目測を誤ったか東出が帰塁出来ずフォースアウト。
お目当てにするんじゃなかったと、心の底から嘆く。
まだこんなミスしてんのか東出は。
やっぱり正田、野村クラスにはなれないか。
 
●3回表
1死からラミレス弾。
コズロースキーが悪かったのはここまで。以後は粘りのピッチング。
ラミレスのパフォーマンス見るの忘れた。まぁどーでもいけど。
 
●3回裏
コズロースキーも悪かったが、内海も相当悪かった。
1死から赤松がヒット。続くオチョアにもレフト前へ持って行かれる。
だがラミレスは、クロマティがゴールドグラブに見えるほどの
信じられない後逸。赤松生還。
酷い。自らのHRも帳消し。
栗原も続き、2死からの3連打で広島が2点差に詰め寄った。
ラミレスの緩慢プレーあたりから、流れは広島へ。
スクワット応援にも熱が入る。
いつの間にか、夕日が沈んでいた。
 
●4回裏
1死から石原、小窪が連打で1・2塁。
コズロースキーはバントの構え。ファウル。
すべての広島ファンが、この場面のバントの重要性を理解していた。
祈りにも似た、声にならない声で声援を送る。
バント成功。コズロースキーにこの日一番の拍手が送られる。
しかし東出が淡白なバッティングで投ゴロ。
う~ん・・・・・・・・。
 
●5回裏
先頭打者・赤松の打球は高く弾んだサードゴロ。
が、二岡ファンブル。記録はエラー。
難しいショートバウンドだったがプロなら捕ってほしかった。
またもや変な雰囲気の歓声。かく言う僕も拍手喝采。
しょうがないよ、二岡は。
今年一年ずっとこんな雰囲気の中でプレーしなければならないだろう。
それ相応の不祥事を起こしたのだからプレーで返してほしい。
遠くから聞こえる猛烈な野次は、何て言ってるか聞きとれなかったが
少なくとも広島の人に 「五反田」 の土地勘は解らないだろう。
1死後、4番栗原。だが赤松が内海にけん制で刺される。
この日の内海は制球が定まらず悪い内容だったので
そんなに過度のプレッシャーをかけなくても・・・・・とは思った。
ましてや打席には4番栗原。1回裏の東出同様、あり得ない走塁ミス。
 
その後、5回で先発投手に見切りをつけた両チーム。
継投策に出てからはしばしの投手戦に。
  
●7回表
広島のマウンドは3番手岸本。
先頭の阿部が1失で出塁すると (栗原ぁ~)、
坂本も左前安打で続き、さぁ大変。
ブラウン監督、4番手に梅津投入。正念場だ。
9番投手の所で、代打・亀井。つまらせて左飛。
1番に戻って、代打・李承●。(●は火に華)
巨人もトドメをさしておきたい所だが、変化球三振。
代打・キムタク。すごいブーイング。二岡以上。
粘りに粘って・・・・・投ゴロ。梅津は快刀乱麻だった。
 
●7回裏
ジェット風船応援のパイオニアを見られて良かった。
が、巨人4番手山口の前に三者凡退。なんだよぉ~。
 
●8回表
広島5番手は上野。勉強不足ですいません。
よく知りません、このピッチャー。
先頭・小笠原への初球。なかなか切れの良いストレート。
2球目もストレート。だがボールは石原のミットじゃなくて右翼席へ。
あーあ。3点差。
 
●9回表
先頭は阿部。上野の真っ直ぐはまたもパカーンと右翼席へ。
4点差。もう追い上げムードはつくれないだろうな。
帰り出す観客もチラホラ。
 
●9回裏
オールスター前に、少しでも貯金を減らしたいカープ。
だが巨人抑えのマウンドには北京戦士・上原。
先頭の代打・喜田は三振。
9番投手の所で・・・・・・前田参上。
 
凄い。
なんなんだ。
わかってはいたけど、このムードは凄い。
涙腺が非常に脆い管理人。
背番号1が出て来ただけでヤバイのに生で感じると痺れまくる。
それまで全然声が聞こえてこなかった後方のファンからも
「マエダー!!」 「前田さーん!!」
本当に広島から愛されている前田智徳。
 
結果はショートゴロ。
次打者も倒れてゲームセット。
カープは負けたが、個人的には本当に来て損はしなかった。
バッターボックスに立った前田を観られて満足だ。
 
 
 
2008年、このセリーグを、日本を代表するボールパークが
およそ50年の歴史に幕を閉じる。
帰りの新幹線の車窓からは、
来年から本拠地となる新スタジアムの輪郭を拝むことが出来る。
建設中の客席の隙間から、ほんのわずかな茶色と緑色も確認できた。
「前田が現役のうちに、ここにも来よう」 と誓う。
 
でも、オールスター後が本当のペナント。
カープはこの日の梅津に代表されるように、投手陣が奮闘中。
勝ち頭のルイスも復帰予定。相次いだ走塁ミスを減らして、
もう少し足を使った攻撃が機能すれば、プレーオフ進出も狙える位置にいる。
今年で最期となるボールパーク、広島市民球場に、
最期の恩返しをしてほしい。
 
 
広島の陽は高い。
 
 
 

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posted by tacleau7 |12:05 | ■ プロ野球 | コメント(7) | トラックバック(0)
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