2008年07月20日
もう既に至るところで野茂英雄へ賛辞の言葉が送られていますが、
やっぱりファンとして、
こういうブログを管理する者として、
例え他所のブログと内容が同じだとしても、書かないとダメでしょうね。
池山隆寛がいなくなり、
古田敦也がいなくなり、
桑田真澄がいなくなり、
とうとう野茂英雄までいなくなってしまう。
僕が大好きだった野球人が、スタジアムから去っていってしまう。
なんでだろう。
ダルビッシュ有も、岩隈久志も、藤川球児も、岩瀬仁紀も
素晴らしいピッチャーだけど、個人的には何かもの足りない。
桑田や野茂のような 「味」 が無いというか。
「味」 はあるんだけど、桑田や野茂と比べたら酷なのか。
“平成の名勝負” を演じた清原和博は 「サムライ魂をもった男」 と評した。
戦前の日本に野球が根付いたのは、アメリカから伝えられた歴史的な背景もさることながら、
“投手 対 打者” という構図が “斬るか斬られるか” という武士道に通じるものがある
という個人的な持論をねじ込むと、
日本を代表するスラッガーが 「野茂英雄は侍」 とコメントするのも頷ける。
ホームランか、三振か― 。
ひょっとすると日本プロ野球史上、
豪速球にフルスイングで対抗する最後の戦いになってしまうのかもしれない。
ただ、それは当時の野球界、というかパリーグが醸し出す独特の雰囲気が
実現させた対決だったのかもしれない。
もちろんそれには野茂が近鉄に入団した要因も挙げられるが、
野茂英雄と近鉄バファローズという球団の関係について、
ウィキペディアに明確な書き込みがあるので、今さらグダグダ言いたくない。
片やメジャーリーグへの門戸を開いたパイオニア。
片や日本一に一度もなれないまま、ずさんな経営体制からギブアップを申し出て、
日本プロ野球界の存続を危ぶませたお荷物球団。
出来ればもう一度、日本で野茂のユニフォーム姿を見たかったが、
日本プロ野球界での優先交渉権が近鉄=現オリックスにあるという事実、
今のバファローズのチーム状況から考えると、
アメリカでキャリアを終えるのにも、なんとなくホッとする。
それでも 「野茂の絶頂期はいつだったと思うか」 という質問を投げかけられれば、
僕は 「近鉄時代」 と返答するだろう。
とてつもなく速くて重いストレートと、
リアルタイムで見た中では、佐々木主浩の活躍以前、最高級の代物だったフォークボール。
近鉄時代の野茂はギラギラしていた。
海を渡った野茂には、少し 「大人のピッチング」 という要素が加わったように思う。
1995年5月2日、サンフランシスコ・ジャイアンツ対ロサンゼルス・ドジャース。
西海岸を代表するチーム同士の伝統の一戦。
まだジャイアンツが、本拠地の右翼スタンド後方に海が無く
今はアメリカンフットボールの名門、49ersの本拠地として使用されている
キャンドルスティックパークでホームゲームを行っていた時代。
まだ 「メジャーリーグ」 が 「大リーグ」 という変な呼び方をされていた時代。
1回裏。
ブラウン管越しに、マウンドに向う背番号16の姿を瞼に焼き付けた。
「今日は歴史的な日でもあり、新たなスタートの日。
いつか、こういうことが当たり前になる。
日本人投手がマウンドに立ち、日本人打者がバッターボックスに立つ。
それがメジャーリーグにとって特別じゃなく、日常となる日が必ず来る」
そう想いながらドジャースの背番号16のピッチングを見ていたのは僕だけじゃないはず。
その後、長谷川滋利から佐々木主浩を経て松坂大輔に至るまで、
その投球スタイルに関係なく、日本を代表する投手が海を渡った。
やがて新庄剛志、イチロー、松井秀喜ら野手陣も活躍の場をアメリカに移した。
城島健司は 「野茂さんがいなければピアザを知ることもなかった」 とも言った。
野茂が日米野球界に与えた影響は、計り知れない。
オールスターでの先発。2度のノーヒッター。
アメリカで積み上げた123回の勝利と1918個の三振という数字よりも、
記憶に残るピッチャーだったはずだ。
日米通算201勝という成績も、
野茂英雄という人物が偉大すぎてもの足りなく感じてしまう。
トルネードの身体の捻りは、近鉄時代よりなくなった。
ノーワインドアップで投げる姿さえ珍しくなった。
だが18.44メートルの空間を切り裂くような豪速球の代わりに
身につけた制球力と投球術。
それが数々の偉業を達成させ、彼自身のキャリアを伸ばしたと言っても過言じゃない。
もちろん立花コーチと行ったトレーニングも忘れてはいけない。
だから、桑田真澄が引退する時に 「まだ早い」 とすがった僕も、
野茂英雄の引退に関しては 「お疲れさまでした」 と心の底から言えるのです。
そして、野茂のように観る者を魅了し、
清原との対決のような手に汗握る名勝負を演出できる「サムライ」 が
また日本の土壌に出現することを、切に願います。
もちろん、そんな野球人を野茂本人が輩出するようなことがあれば、
こんなに素晴らしいことはないでしょう。
posted by tacleau7 |18:34 |
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2008年07月17日
試合は昨日のことですが、頭に焼きついて離れないシーンがあります。
試合を大きく左右するシーンではないので、少しうろ覚えですが、
確か後半20分過ぎのことです ― 。
中盤でボールを奪取した東京が、エメルソンを起点に攻撃を仕掛ける。
ハーフウェーラインあたりで、前を向いて中央突破を試みるエメ。
ルックアップすると平山が中央から右へ開いていく。
カボレはDFを背負いながら中央でボールを待っている。
左サイドには程よいスピードで攻め上がった羽生がフリーの状態でいる。
エメの選択肢は・・・・・やっぱりカボレだった。
“やっぱり” という接続詞が付くことは
FC東京をよく知る方なら理解していただけると思いますが、
結局、エメルソンからカボレへのパスはガンバDFにカットされました。
くさびだったのか、スルーパスだったのか、うろ覚えなのですが、
パススピードから考えて、DFラインの裏を狙ったパスだったような。
まぁ、それがどういう意図だったのかどうかより、僕が気になったのは、その後。
フリーで待っていた羽生が、「どうして俺に出さないんだ!」 というように
両手を上に掲げ、不満の表情を顕にしました。
さらに続けて城福監督がテクニカルエリアぎりぎりの所まで出て行き、
烈火のごとくピッチ内にいる選手を怒鳴りつけていました。
城福監督の視線の先には、エメルソンがいました。
よく耳を澄ませると 「エメーーー!!」 と言っているように聞こえました。
僕が観ていた席はメインスタンドです。
今日も苦しい立ち上がりでした。
安田のクロスから、ルーカスに手厚い恩返しを喰らったのが前半6分。
浦和戦の田中達也のゴールより1分早い失点に、嫌な雰囲気が漂いました。
しかし、その流れを変えたのは、J1では第2節以来のスタメンとなる石川でした。
アシストを決めた安田の裏をガンガン突き、好クロスを連発。
サテライトでの好調を維持し、ガンバの中盤を押し込めることに成功。
浦和戦、鹿島戦でこういった中盤から飛び出す動きが無かったこともあって
攻撃は新鮮で、ダイナミックに展開されました。
右サイドは長友&石川のコンビ、左サイドは徳永&羽生のコンビ、
両サイドを繋ぐのは平山の身体を張ったキープと梶山の展開力。
すべてが巧く回っていたように思います。
そんな中から生まれた徳永のゴール。
今シーズン、リーグ戦・カップ戦全試合フルタイム出場中という東京唯一の選手、
“MOVING FOOTBALL” という作品の中での自分の存在意義を見出せず
苦悩し続けていた男が決めたゴールは、
我々サポーター以上に、本当に本当に悠平自身が喜んだはず。
前半は、東京が優勢に試合を運んで1対1で終了。
後半に入ると、ガンバは 「山崎⇔佐々木」 で、ルーカスを前線に上げる。
佐々木は持ち前のスピードを活かして右サイドから果敢に仕掛ける。
これに対し東京は後半12分、「石川⇔エメルソン」
う~ん・・・・・・・・・・・。
この交代以降、しばらく両チーム膠着状態。
ガンバは左の安田、右の佐々木を中心にワイドな攻撃を仕掛け、
東京の中盤及び最終ラインの距離感を広くして、
二川や橋本が有効活用できるようなスペースをつくり出したかったのだろうが、
国立のピッチには、東京が誇る名バランサー浅利が立っていた。
ガンバの攻撃の基点に必ずと言っていいほど最初にチェックにいっていたこの男は
90分通して、東京にバランスをもたらし続けた。
ヒヤッとするシーンがまったく無かったわけではないが、
鹿島戦のように守備網が破綻する恐れは、相手がガンバでもまったく感じなかった。
ガンバはいつもの分厚い攻撃が鳴りを潜める。バレーも決めきれない。
一方の東京。 「石川⇔エメルソン」 の交代で窺い知れる城福指揮官のメッセージは
「ポゼッションしましょう」 だと思う。たぶん。
ナオがスペースに飛び出すことが攻勢に出る合図だった東京は、
そのターゲットがいなくなったことに加え、中2日の過密日程ゆえの疲労感も相まって
攻撃が停滞してしまった。「繋ごう」 という意識から来る停滞感・閉塞感。
浦和戦・鹿島戦と似たような症状だ。
そんな中で生まれたシーンが、冒頭のエメルソンと羽生の一件。
ナオがいなくなって中盤からの飛び出しを一番期待できるのは羽生。
本当にスペースメイキングのために惜しみなく動き回り、
DFラインの裏を突くことも怠らない。「縦横無尽」 とは彼のための言葉だ。
だがエメルソンは、羽生を見ていない。見てるとは思うけど、出さない。出せない。
もちろん、出し手と受け手のタイミングの問題はあるだろう。
でも、今日に限らず浦和戦でも鹿島戦でも、
「あー羽生に出れば・・・・・」 と思った回数は数え切れない。
加えて気になるのは、ボールが出て来なかったことに対して
羽生が明らかに不満を表したことだ。
あの羽生が、フォアザチームの塊みたいな羽生が、である。
それから程なくして、羽生は赤嶺と交代。
今日もゲームキャプテンは90分間ピッチに立つ事を許されなかった。
赤嶺が入る少し前に、西野監督は2人の選手を同時投入した。
攻め上がってから自陣に戻るのが遅くなった安田に代えて下平、
途中出場しながら脅威の存在になり得なかった佐々木を再びベンチに戻して倉田を投入。
これで再びリズムを取り戻して東京ゴールに迫るが、
塩田の好セーブもあって、勝ち越しならず。
東京は赤嶺が入ったものの、
カボレ、平山、赤嶺が3トップに気味に並んだ布陣は
正直、傍から見ても何がしたいのかさっぱり分からない低調な内容に終始。
カボレや平山に向けたロングボールが印象に残っているので、
「前半あれだけ良いサッカーしたのに、まさかなぁ」 と思いつつ、
そのまま試合は1対1で終了した。
前半終了時は 「今日はいけるぞ」 と思っていたのが、
試合終了直前には 「引き分けでいいから早く終わってくれ」 と願っている自分がいた。
はっきり言うと、僕は東京が展開した前半のサッカーは、好きです。
梶山と浅利がサイドと前線を巧く操縦し、サイドで優位に立つ。
徳永と長友が、後ろからどんどん攻め上がり、
羽生と石川は神出鬼没にスペースに飛び出す。
前半終了時にあれだけ期待感を呼び起こしてくれたサッカーを、
後半、城福監督は否定するようにエメルソンを投入した。
城福監督の掲げる “MOVING FOOTBALL” が、
ある程度ポゼッションに重きを置いていることはこの3連戦で分かったが、
それはどうやら 「ポゼッション」 という単語では説明しきれないスケールの大きいモノのようだ。
もちろん 「石川⇔エメルソン」 は試合前からある程度想定していた交代。
とは言え、ナオは間違いなくガンバにとって厄介な存在だったのも確か。
個人的にも、もう10分、もう5分、見ていたかったのは確か。
それでも城福監督の求めるものは、もっと大きいモノらしい。
頼もしくもあるが、少し切なくもある。複雑。
ただ、返す返すも羽生である。
「MOVING FOOTBALL」 になくてはならない存在として獲得した小柄なファイターは
まだ東京にフィットしていないと、僕は思う。
何度も言いますが、彼は 「ファイター」 です。東京には稀有な存在。
羽生直剛という選手をスタジアムで観たことがある人はわかると思いますが、
「ここでこの選手に前を向かせなければ後ろは楽になる」 とか、
「ここでこのスペースに走りこめば、あそこにボールを通せる」 とか、
「ここはかなり危険だからプレーを切ろう」 とか、
チームとして今、何をすべきなのかを驚くぐらいに考えながらプレーしている選手なのです。
それが観ている人にヒシヒシと伝わってくる選手なのです。
だからこそ東京のキャプテンマークを任かされるわけですが、
一方でキャプテンを任している人物は後半半ばで、この勇敢なファイターを引っ込めてしまう。
う~ん・・・・・・・・・・・・・ってなるんですよねぇ。
FC東京は結局、7勝4分6敗、得失点差-1で、リーグ戦前半を折り返す。
7勝の中には「完勝」と呼べるものもあれば 「勝たせてもらえた」 試合もある。
4分6敗の中にも 「勝てた試合」 もある。
「3歩進んで2歩下がる」 が口癖の城福監督にしてみれば
貯金1というのは妥当な数字かもしれない。
結果も意識しなければいけないプロの世界で
今、FC東京が目指すサッカーはとてつもなく難解なものであるが、
このFC東京というクラブには、他クラブが羨むほどの伸びしろがある。
リーグ戦後半も、ナビスコも、出来るだけ高いステージで戦い続けてほしい。
●FC東京 1-1 ガンバ大阪 @国立競技場
東)徳永/前19
大)ルーカス/前6
【FC東京】
カボレ5.5
羽生5.5 平山5 石川6
(赤嶺 ― ) (エメルソン5)
浅利5.5 梶山5.5
徳永6.5 長友6
今野6 佐原5.5
塩田6
城福5
【ガンバ大阪】
バレー5.5 山崎5
(佐々木5)
(倉田5.5)
二川5.5 ルーカス6
明神5.5 橋本5.5
安田理5.5 加地5.5
(下平5.5)
山口6 中澤6
藤ヶ谷5.5
西野5.5
posted by tacleau7 |13:14 |
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2008年07月16日
日本のトップ3との3連戦。
2008年最初の山場を迎えたFC東京だったが、
「最初の山場」 が 「最後の山場」 になる可能性も出てきてしまった。
昨季アジア王者の浦和に0-2。
昨季J王者の鹿島に1-4。
勝手に 「3連戦で勝ち点5が優勝争いに残る条件」
と謳っていた僕にすれば絶望的なスコアが続いている。
もちろんまだシーズンの半分を消化しただけの状態で、
混戦の様相を呈す今季のJ1を考えれば、挽回の余地は十分にある。
ただ、日本のトップ3から1勝2分、もしくは2勝1敗という数字を算出すれば、
未だかつて “優勝争い” の経験がないFC東京に
“自信” というこれ以上ない武器を手に入れることができたはずなのだ。
それが証拠に、現在5位の柏。
第13節 鹿島 1-1 柏 第14節 柏 2-1 浦和 第15節 柏 1-0 G大阪
中断期間を挟んでいるとはいえ、トップ3から2勝1分である。
羨ましいったらありゃしない。どれだけの自信を手にしたのだろうか。
東京はこのままズルズル引き下がれば、今季も中位で終わってしまう。
ガンバ戦は勝ち点3が必須条件だろう。
浦和戦は試合序盤の入り方に大失敗し、後半攻め立てるも決定力不足を露呈しての敗戦。
最近よく聞かれる “アタッキングサード” での単調なパス回しが大きな原因だった。
で、鹿島戦はバランスに重きを置いた前半で、まずまずの内容。
が、後半は中盤が間延びしたノーガードの打合いになり、バランスを失った東京が力尽きた。
カボレがDFラインの裏を突くなど、浦和戦の教訓は活かされていたが単発に終わり、
守備もマルキーニョス、本山に手を焼くなどでラインがズルズルと下がった。
ショートカウンターで簡単にやられてしまう昨季の悪癖をのぞかせての惨敗である。
浦和戦、鹿島戦で浮き彫りになった課題で、
ガンバ戦で修復すべき問題点を整理してみました。
課題① 相手DFラインの裏を突く攻撃
課題② 中盤と最終ラインを連結させるバランス感覚
課題③ 攻守において効果的なプレーの連続性
課題④ 試合展開に応じた戦い方の意識統一
そして昨日、小平グラウンドを視察しました。
ガンバの予想スタメンと一緒に、昨日の小平に並んだラインナップをご覧ください。
●予想スタメン
【ガンバ大阪/4-4-2】 【FC東京/4-5-1】
安田理 長友
二川 石川
山口 明神 バレー 梶山 佐原
藤ヶ谷 カボレ 平山 塩田
中澤 橋本 山崎 浅利 今野
ルーカス 羽生
加地 徳永
ちなみに東京の控えは、以下の予想。
GK荻 DF藤山、椋原、金沢 MFエメルソン、大竹(or 川口) FW赤嶺
城福監督は以前、「課題は毎試合出てくるが、直近の試合に向けて
早急に処理しなければならない問題をチョイスし、練習の中で改善していく。
すべての問題を処理しようとすれば選手に入りきらないですから」
という類のコメントをしている。
鹿島戦での課題を解消するべく選んだのが、このメンバーなのだ。
で、前述の課題4つと照らし合わせてみる。
課題①に関しては、石川ナオの起用である。
右サイドを主戦場としていたナオに、今季の指揮官はサイドから中へ出入りして
裏へ抜け、フィニッシュに絡むような動きを求めている。
実際、ナビスコカップ大分戦では平山との連携で中央突破し得点も決めている。
エメルソンのようなビルドアップの能力は無いが、
ガンバのDFラインを押し下げるような働きかけに持って来いの人材だと思う。
となるとビルドアップに関しては、当然ながら梶山の双肩にかかっている。
ラインナップを見る限り、浅利というバランサーがいることで、
梶山は過去2戦と違い、より前方にポジションをとれそうだ。
もちろん明神・橋本という厄介な存在がついてまわるのだが、
カボレや平山との距離感が近づけば、千葉戦のような素晴らしいオーガナイズを出来るはず。
そして今ちゃんは今季初となる最終ラインでの起用が濃厚。
もちろん能力には疑いようがない。
ちなみに、当ブログは前回記事で藤山の守備を批評しましたが、
今回は単純に中2日の強行軍という事で体調面を考慮してのベンチスタートと思われる。
とにかく浅利が入ることで、課題②も克服できそうだ。
鹿島戦にできたゴール前の危険なスペースは塞がれると願いたい。
課題③は、要は “敵の嫌がる事をし続けなさい” と言いたいだけなんです。
東京のムービングフットボールは、浦和と鹿島には通用しなかったわけで、
それならばガンバが相手なら、自分たちの戦いを貫くだけでなく、
相手の良さを消す事にも、ある程度重きを置かないと。
もちろん東京が目指す方向性を変更するわけではない。それもバランス感覚。
その点でいうと、長友と徳永のポジションチェンジである。
長友は元々右が本職だし、徳永の左も今季何回か実践しているので、適性に問題はない。
配置換えの意図としては、ガンバのサイド攻撃の切り札・安田への対応だろう。
現在のガンバの状況を考えると、右の加地より左の安田の方が破壊力がある。
徳永の右であれば、守備ではある程度受けて立てるかもしれないが、
攻撃面は持ち前のダイナミックさが影を潜め、吹っ切れない状態が続いている。
長友の右であれば守備はもちろん、惜しみない運動量を活かした攻撃参加で
安田を押し込む事ができるかもしれない。
決してミーハーなファンを意識した “五輪代表マッチアップ” ではありません。
課題④に関しては、鹿島戦後の徳永のコメントに表れている。
「先制した後の戦い方をチーム内で意思統一できなかった」
僕が見た感想としては「意思統一できなかった」 というよりも、
「様子を見ているうちにやられた」 の方が近いかな。
バランスは大事だが、弱腰になってはいけない。メンタリティーの問題。
さらなるステップアップのため、
優勝争いに残り続けるため、
戦う気持ちを前面に出してガンバに臨んでほしい。
posted by tacleau7 |12:40 |
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2008年07月13日
テレビ観戦ですけど。
画面真っ白でしたけど。
●鹿島 4-1 東京 @カシマスタジアム
鹿)マルキーニョス/後17 本山/後32 興梠/後41 ダニーロ/後44
東)カボレ/後13
【鹿島アントラーズ】
マルキーニョス6.5 田代4.5
(興梠6)
本山7.5 野沢5.5
(中田 ― ) (ダニーロ7)
小笠原6 青木6
新井場5.5 内田6
大岩6 岩政6
曽ヶ端5.5
オリベイラ6.5
【FC東京】
カボレ6
羽生5.5 平山5.5 エメルソン5.5
(大竹 ― ) (赤嶺 ― )
今野5 梶山3.5
徳永4 椋原5.5
(長友5.5)
藤山4 佐原4
塩田5.5
城福5
「さよなら」 って言って、恒例となっている試合後のボヤキ会見をすっぽかす
ノムさんの気持ちがよくわかる。
「3年やってきてこの程度か」 って言ってたけど、
こっちは 「16年やってこのディフェンスか」 ですよ。
本当に泣きたくなる。
決勝点となった本山の得点シーン。
右サイドでボールをもったマルキーニョスに対する藤山の対応。
見てない人は 「やべっちFC」 で是非見て下さい。(画面真っ白だけど)
酷いです。
センターバックのディフェンスじゃない。
もちろんその中の守備 (佐原と徳永?) も酷いけど、それにしたって
バイタルエリアでボールホルダーをあれだけ自由にさせたらダメでしょ。
当SEXYSPORTSでは、前々から、
藤山の軽い守備について苦言を呈しているのですが、
前節の浦和戦同様、ここが決壊の根源になっていると思います。
中断期間前の相手には善戦していたと思いますが、やはり強豪相手には通用しない。
たぶんガンバ相手にも通用しません。
中断期間に補強しなかったんだから、吉本使うべき。
使わないと育ちませんから。
佐原クラスのストッパーがもう1人いないと優勝なんて無理だ。
ただ、あれだけ中盤を省略する展開になったら止められるものも止められない。
鹿島はなぜ失点を1で食い止められたのか?
小笠原と青木がバランスをとっていたから。
セカンドボールを的確に拾って、キレキレの本山とダニーロにつなぐ。
2トップと形作ってシュートまでもってく。
東京は形がない。
あるはずなんだけどなぜか使わない。
シンプルに平山の頭に当てて、こぼれた所を羽生や今野がつめるとか。
エメとカボレのコンビとか。
いっつも単発。
なんで?
前半、あれだけカボレに裏突かれるのを嫌がってた鹿島守備陣に対し、
「このままカボレをたくさん使ってDFラインを押し込もう」 っていう気にならないの?
なんで単純にサイドから放り込むことしか出来ない?
で、中盤が空いた原因。
今日で言うと、梶山です。
反町さんは、今の梶山だったら呼ばない方がいいかも。それぐらい酷い。
とにかくパスミスのオンパレードだし、
ボール持ちすぎて興梠や小笠原に掻っさらわれてばっかり。
今野は得点力あるから前に上がっちゃうけど、
梶山が中盤の底に1人残っても何も出来ないのが実情。
今ちゃんほどボール獲る能力ないし、
ゴール前上がってから、ガーっと下がってくるタフさもない。
で、今日みたいなノーガードの打ち合いになって、負ける。
どーでもいいけど、これって去年の負けパターンじゃないか。
小笠原と青木は、試合をつくっている。
梶山と今野は、攻撃をつくっているだけ。
その差かな。
両監督について。
まず、オリベイラはさすが。
前半で言うと、確かに田代は怖くなかった。
野沢は悪くはなかったけど、本山ほどの存在感はなかった。
(というか今日の本山は素晴らしすぎた)
だから興梠とダニーロ投入。すごくよくわかる。
前線の動きが活発になる。当然。
マルキと本山で逆転。大正解。
で、浩二で中盤にフタして、カウンター狙うだけ。横綱ですね。
対して、城福さん。
前半は決して悪くない。チャンスつくったし、守備も崩されてはいなかった。
が、後半開始から 「椋原⇔長友」 。
???
椋原が悪かったというなら話は分かる。
でも代えるほど悪くはなかった。新井場相手にもよくやっていた。
怪我をしたようにも見えなかった。
悪くない所を早々から変える必要が本当にあったのか?
これは 「羽生⇔大竹」 の交代にも言える。
個人的に羽生は、今の東京で一番90分間ピッチにいてほしい選手。
でもこれだけ判で押したように、いっつもいっつも 「羽生OUT 大竹IN」 なら
羽生がつけてるキャプテンマークって何の意味があるの?
「椋原⇔長友」 がなければ、終盤に石川ナオというピースも存在した。
彼はサテライトで鋭い動きを見せているので、ぜひトップでも使ってほしいのだが。
DF登録の選手は先発したら90分出るのが当たり前。
確かに長友は怪我の影響もあるから90分使うのは厳しい。
だったら無理して遠征させるなと言いたいし、
(反町さんへのアピールなんてもっての他)
椋原に関しても、途中で代えるのを前提で使っているのなら、どうかと思う。
個人的には、中断期間前に結果を出していた
浅利を中央に配したトレスボランチ気味の4-3-2-1に戻した方がいいと思う。
浅利がいなくとも、浅利のような役回りを辛抱強く出来る選手を置くことが大事。
平山は確かに今すごく良い状態だけど、見極めも肝心。
中盤がなくなった原因は彼にも少なからずあるし。
そして今日の4失点目のように
完全に集中が切れるような幼稚なチームにならないように、
90分間絶えずファイトできる選手=羽生のような選手を使い続けてほしい。
もちろん、やっているサッカーの方向性は間違ってはいない。
でも、やっぱりセンターバックをなんとか・・・・・。
今、思うことは、この記事のタイトル通り・・・・・。
posted by tacleau7 |22:15 |
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2008年07月06日
●浦和 2-0 東京 @埼玉スタジアム2002
浦)エジミウソン/前3 永井/後43
【浦和レッズ】
田中6.5 エジミウソン6
(永井6) (細貝 ― )
ポンテ6
(梅崎5.5)
平川6 山田6
闘莉王5.5 鈴木5.5
堤6 阿部6.5 堀之内6.5
都築6
エンゲルス6
【FC東京】
カボレ5
(川口6)
羽生5 平山5.5 エメルソン5
(石川 ― )
今野6 梶山5.5
金沢5.5 徳永4.5
藤山5 佐原5
塩田5.5
城福4
前日から気合入れてたのがアホらしい。
全然ダメ。
少なくとも勝ち点1は獲れた試合。
浦和の状態は決して良くはなかったが、
エンゲルスはスタメンを変更してテコ入れを図った。
闘莉王は最終ラインではなくボランチでの出場となったが、
エジミウソンの相方に、昨年東京をカモにした達也を起用。
これは相当嫌な予感がしたが、案の定、開始3分でやられた。
ゴールを決めたのはエジミウソンでしたが
(東京は公式戦2試合続けて 「エジミウソン」 にやられてるわけですが )
前半はとにかく達也にやられっぱなし。
東京の中盤とDFラインの間で行ったり来たり。東京のDFラインの裏へ行ったり来たり。
寿人とか、杉本とか、この手のタイプに本当に弱い東京の最終ライン。
そして梶山への鬼プレス。
これは達也だけでなく、啓太とかポンテも相当ケアしていた。
東京は全然思うようにボールを動かせない。
前線の選手に引いて来てほしい後ろの選手。
全然動かない前線の選手(というかカボレと平山)。
前半30分はまったく何も出来ず。
今後、FC東京が戦うチームに持って来いの教材だな。
後半。
前半、飛ばしに飛ばした達也がコンディション面を考慮して永井と交代。
さらにポンテが太もも裏を痛めて梅崎と交代。
前線でのプレスが幾分弱まったせいか、
それともエンゲルスがあえて東京にボールを持たせて、
DFラインを深めにとるよう指示したのか、定かじゃないけど
とにかく東京がポゼッション出来るようになってきた。
平山、そしてカボレと交代して入った川口が浦和ゴールを脅かす。
でも決まんない。
すると後半43分、カウンター炸裂で永井が追加点。
終わってみれば、悲しくなるくらい典型的な浦和の勝ちパターン。
東京は、ただ浦和に復調のきっかけを与えただけでした。
浦和とのアウェーゲームは、これで公式戦8連敗、だったかな?
えー、言いたい事はたくさんありますが、まず前半立ち上がり。
“開始・終了の5分間に気をつける” なんて小学生でも知ってる事が出来なさすぎ。
ちょこまか動く達也のマークをどうするか、
自分たちで問題を解決できない幼稚な守備陣。
僕は前にも何回か書いてますが、藤山の守備の仕方は嫌いです。
浦和の阿部ちゃんと同じディフェンスの仕方ですよね。
ボールを受けようとする選手の前でボールをカットするという。
でも向こうは3バックの真ん中です。
こっちは4バックの真ん中です。
今日もどんどん前へ出て行って、そのスペースを突かれることが多々ありました。
確かに藤山で助かっている部分も多いのですが、
それでもやっぱり、佐原のような生粋のストッパーがもう1人欲しいなぁ。
でないと限界がある。
藤山に話を戻すと、2失点目も永井のマークを彼が外したからです。
梶山のパスが山田にカットされた時点で、攻守を切り替えて
永井の位置をよく見てほしかった。そうすれば防げた失点だった。
前半30分までポゼッションが巧くいかなかった問題。
これは梶山が浦和プレスの餌食になっていたことが大きいのですが、
それならば、周囲がもっとサポートすべき。
佐原&藤山にビルドアップの能力を求めるのは酷。
であれば羽生、エメルソン。もっと気を利かせてほしい。
もちろん平山、カボレも。どっちかが引いて来て、どっちかが裏へ出て、とか。
そういうの無さすぎ。
後半の城福采配。
まず、カボレ⇔川口。
確かに川口は良かった。裏のスペースに走りこんでタメをつくった。
ただ、惜しいヘディングが1本あったとはいえ、
やはり 「ゴールを奪う」 という最終目的を達成する怖さを持っているカボレを
もう少し置いといてほしかった。
まぁ、まだこの交代はある程度機能したからいいや。
問題は次。
川口投入から20分後の後半42分に羽生⇔石川。
遅いでしょ。
その間の20分は良かったか?
ナオに3分 (追加タイム入れると8分) で何が出来るって言うの?
残り1枚の交代枠は使わず試合終了。
これまで、判で押したように後半半ばで実行していた大竹投入は?
何で今日に限ってやらないの? 納得いかん。
あれだけ中央攻撃の一辺倒しか考えないパサー=エメルソンに代えて
ドリブルとパスを効率よく多用して、
リズムを変えられるレフティーをぜひとも見たかった。
ということでエメルソン。
千葉戦は 「サイドの深いトコまでえぐってやるぞ」 っていう気概が見えたのに、
今日はとにかくルックアップしたら 「カボちゃんどこかな」 と言わんばかりに中しか見ない。
すぐ脇を走る徳永よりも中。逆サイドで良い動きしてる羽生よりも中。
だいたい3バック相手に、なんであそこまで中央突破にこだわるかね。
3バック横のスペースを有効活用するのなんて、3バック攻略の定石でしょうが。
とにかく今日はボールをこねくり回しすぎ。エメの良さが悪い方に出たと思う。
以下、個人評。
○阿部
個人的にはマン・オブ・ザ・マッチ。最終ラインでのポジショニング、カバーリング能力、
危機察知能力は間違いなく日本屈指。
まぁ今に始まったことじゃないけど改めてね。
本当はボランチで見たいんだけど、これだけの存在感ならしばらくディフェンダーかなぁ。
○エジミウソン
点は取ったけど動けてない。新潟時代とは雲泥の差。
今日の達也だったら、高原と組ませる方が得策なんじゃない?
まぁ結果出してるから変えないだろうけど。
●佐原
最近の試合では、最低のパフォーマンス。らしくなかった。
やっぱり左目の影響かな。
●徳永
「俺が決めてやる」 っていう気が無いならフリーキックなんか蹴るな。
梶山がいる。エメだっている。小平で結果出してから蹴れ。
●羽生
良い動きしてるのに見てくれないことがしばしば。
サイドで張ってるタイプじゃないのにね。もっとエゴ出して良いんじゃないかな。
●平山
今日で男になってほしかったなー・・・・・・。
あーーー、今年の夏もヤケ食い増えるのかなーーー。
posted by tacleau7 |14:57 |
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