2008年07月31日

東京発、広島行 今年最期のボールパーク

 
アメリカ、メジャーリーグのオールスターゲームは
今年で85年の歴史に幕を下ろすヤンキースタジアムで行われた。
ヤンキースOBや往年の名選手が顔を揃え、
歴史あるボールパークの最終年に花を添えた。
 
今年、日本のオールスターゲームが
広島市民球場で行われないことを、僕は不思議に思う。
いろいろな事情もあるでしょう。
すでに数年前に広島で催していたのかもしれない。
でも、メジャーと比べてNPBの演出力の無さを感じてしまう。
 
 
7月29日の広島対巨人の試合を観に行こうと決めたのは、
それが決め手じゃなく、個人的な諸事情から決断したのですが
結果から言うと、本当に観に行って良かった。
東京からはるばる1泊してまで行った甲斐がありました。
関東在住の野球ファンの人にもぜひ、
今年で最期となる広島市民球場の雰囲気を感じてほしいので、
管理人の拙いガイドでも、重い腰を上げるきっかけになればと。
 
 
29日の試合は18時プレーボール。
東京~広島間往復の交通費、宿泊費、チケット代で5万円かからない。
東京行きの新幹線が19時ぐらいまであるので
デーゲームなら日帰りも可能でしょう。
ただ、広島は観光名所もたくさんあるので1泊しても困りませんよ。
(ちなみに管理人は、宮島も愉しんできました)
 
東京~広島間は、のぞみで4時間。
普段、アンテナがサッカーばかりに向いているので
行きの新幹線で必死に野球モードを植えつける。
久々に読んだ週刊ベースボールと、ベースボールタイムズ。
前者は、西鉄と南海のライバル関係を語った豊田泰光氏のコラム、
パリーグ特集を組んだ後者は、村田兆治氏のインタビューが面白かった。
そういえば少し前のBT誌、パートカラーのカープ特集はお洒落だったなぁ。
 
16時、広島着。
ここから広島名物の路面電車、広電で球場まで。
広電は 広島市内なら150円でどこまでも行けます。
後清算なので切符を買わずに乗車しても大丈夫ですが、
お釣りが出るとダメらしいので、事前に両替しておきましょう。
管理人はうっかり忘れましたが、親切な車掌さんが両替してくれました。
 
広島駅から原爆ドーム前駅までおよそ20分。
デパートやホテルの脇に、ひっそりとそびえる広島市民球場。
街の中心部にあるという佇まいで言えば、横浜スタジアムに似てるかな。
 
 
最寄駅の名前で分かるとおり、向かいには広島の象徴が立っている。
原爆投下から5年後の1950年、
復興のシンボルとして市民の熱い期待を背負って発足した広島カープ。
だが、わずか1年で経営難から球団存続の危機に陥る。
「カープは俺たちの夢じゃけん」 と仰った人がいたかどうかは別として
復興のシンボルを失くしてなるものかと市民が “樽募金” で救済。
存続したカープは1957年、照明設備が無かった当時の本拠地から移転。
地元企業の尽力を受けて完成した新スタジアムが、現在の広島市民球場。
長谷川良平に始まり、北別府学や大野豊を経て、黒田博樹が投げた。
外木場義郎は完全試合を達成し、津田恒美が今もブルペンを暖めている。
衣笠祥雄が豪快に三振すれば、
山本浩二がベースを1周する姿はバラエティ番組でも紹介されている。
高橋慶彦や正田耕三、野村謙二郎らもダイヤモンドを駆けた。
 
誤解を承知で言いますが、僕は “ただの” スタジアムが
「今年最後」 と聞いても、たぶん平気で観に行かない。
広島市民球場が今年最後、だから行くのだ。
 
 
スタジアムに着いたのは、ちょうど開場の時間だった。
巨人戦ということもあるのか、各ゲートには長蛇の列。
インターネットで予約しておいたチケットを受け取り、1番ゲートへ。
ゲートをくぐって階段を上ると・・・・・そこはバックネット裏だった。
最初で最期の広島市民球場は、なかなか良い席をゲットしたものだ。
3塁側じゃなくて本当に良かった。
率直な感想は・・・・・やっぱり狭かった(笑)
佇まいは横浜だったが、内観は神宮球場かな。
 
管理人はそこそこにお酒を飲めるが、その良さがあまりよくわかってない。
だがスポーツ観戦の時は別だ。ビールの減りが異様に早い。
ちなみにフードメニューも神宮球場な感じだった。
僕はというと、450円のお好み焼きをベタにチョイス。
 
 
どーでもいいけど、めちゃくちゃ暑い。
29日の広島、日中の最高気温は34.7度だった。
それにも増して、ホームから一塁にかけての日差しがマジでハンパない。
間近で行われている練習風景も眼に入らない。
キンキンに冷えたビール(2杯目)がすぐに温度上昇し、汗が止まらない。
地元の人と思しき人も 「暑い暑い」 と団扇を扇ぐ手が止まらない。
いやいや、タオル持ってきといて良かった。
 
 
先発投手発表。
ビジターの巨人、内海。
あっそう。ふーん。
ホームの広島、コズロースキー。
カープの先発ローテをまったく把握していない小生は、
“ポスト黒田” の筆頭、大竹を見たかったのですが。
 
野球を観る時は、なんとなくお目当ての選手を決める管理人。
この日は・・・・・なんてったって前田智徳。他に誰がいる。
代打だろうと何だろうと、とにかく前田を観たいのだ。
去年、神宮でカープ戦を観戦した時も前田目当てだったが
前日に太腿を負傷してしまい、当日の欠場が決定的だった。
それでも試合そっちのけで、ベンチの真ん中にどっかり座る前田を
双眼鏡越しで眺めることに時間を費やしたほど、前田が観たいのだ。
あとは、今季これまでいい数字を残している東出と
調子を取り戻している赤ゴジラ。この辺に注目。
巨人はどーだっていい。
 
 
で、オーダー発表。
ビジターの巨人。
2番セカンド、寺内。・・・・・誰?
言い忘れましたが、、僕は1985年のドラフト会議以来、
筋金入りのアンチジャイアンツであります。
巨人ファンの方は、この先を見ないことをオススメします。
 
6番サード、二岡。
おー、いたいた。巨人にもお目当てが。
名前が呼ばれた瞬間の、変な雰囲気のどよめきが笑えた。
広島は1番から順に、
6東出、8赤松、9アレックスオチョア、3栗原、7嶋、
5シーボル、2石原、6小窪、1コズロースキー。
 
 
試合開始の18時。
アストロビジョンで過去のカープの名場面が紹介されている。
夏の広島は陽が高い。
まだ照明塔に灯は点いていなかった。
 
 
 
●1回表
1死1塁から小笠原が適時2塁打、さらに谷が2ラン。
頼むよー、コズロースキー。
 
●1回裏
東出が左前安打と幸先の良いスタート。
2番赤松の打球は平凡なセンターフライ。
が、目測を誤ったか東出が帰塁出来ずフォースアウト。
お目当てにするんじゃなかったと、心の底から嘆く。
まだこんなミスしてんのか東出は。
やっぱり正田、野村クラスにはなれないか。
 
●3回表
1死からラミレス弾。
コズロースキーが悪かったのはここまで。以後は粘りのピッチング。
ラミレスのパフォーマンス見るの忘れた。まぁどーでもいけど。
 
●3回裏
コズロースキーも悪かったが、内海も相当悪かった。
1死から赤松がヒット。続くオチョアにもレフト前へ持って行かれる。
だがラミレスは、クロマティがゴールドグラブに見えるほどの
信じられない後逸。赤松生還。
酷い。自らのHRも帳消し。
栗原も続き、2死からの3連打で広島が2点差に詰め寄った。
ラミレスの緩慢プレーあたりから、流れは広島へ。
スクワット応援にも熱が入る。
いつの間にか、夕日が沈んでいた。
 
●4回裏
1死から石原、小窪が連打で1・2塁。
コズロースキーはバントの構え。ファウル。
すべての広島ファンが、この場面のバントの重要性を理解していた。
祈りにも似た、声にならない声で声援を送る。
バント成功。コズロースキーにこの日一番の拍手が送られる。
しかし東出が淡白なバッティングで投ゴロ。
う~ん・・・・・・・・。
 
●5回裏
先頭打者・赤松の打球は高く弾んだサードゴロ。
が、二岡ファンブル。記録はエラー。
難しいショートバウンドだったがプロなら捕ってほしかった。
またもや変な雰囲気の歓声。かく言う僕も拍手喝采。
しょうがないよ、二岡は。
今年一年ずっとこんな雰囲気の中でプレーしなければならないだろう。
それ相応の不祥事を起こしたのだからプレーで返してほしい。
遠くから聞こえる猛烈な野次は、何て言ってるか聞きとれなかったが
少なくとも広島の人に 「五反田」 の土地勘は解らないだろう。
1死後、4番栗原。だが赤松が内海にけん制で刺される。
この日の内海は制球が定まらず悪い内容だったので
そんなに過度のプレッシャーをかけなくても・・・・・とは思った。
ましてや打席には4番栗原。1回裏の東出同様、あり得ない走塁ミス。
 
その後、5回で先発投手に見切りをつけた両チーム。
継投策に出てからはしばしの投手戦に。
  
●7回表
広島のマウンドは3番手岸本。
先頭の阿部が1失で出塁すると (栗原ぁ~)、
坂本も左前安打で続き、さぁ大変。
ブラウン監督、4番手に梅津投入。正念場だ。
9番投手の所で、代打・亀井。つまらせて左飛。
1番に戻って、代打・李承●。(●は火に華)
巨人もトドメをさしておきたい所だが、変化球三振。
代打・キムタク。すごいブーイング。二岡以上。
粘りに粘って・・・・・投ゴロ。梅津は快刀乱麻だった。
 
●7回裏
ジェット風船応援のパイオニアを見られて良かった。
が、巨人4番手山口の前に三者凡退。なんだよぉ~。
 
●8回表
広島5番手は上野。勉強不足ですいません。
よく知りません、このピッチャー。
先頭・小笠原への初球。なかなか切れの良いストレート。
2球目もストレート。だがボールは石原のミットじゃなくて右翼席へ。
あーあ。3点差。
 
●9回表
先頭は阿部。上野の真っ直ぐはまたもパカーンと右翼席へ。
4点差。もう追い上げムードはつくれないだろうな。
帰り出す観客もチラホラ。
 
●9回裏
オールスター前に、少しでも貯金を減らしたいカープ。
だが巨人抑えのマウンドには北京戦士・上原。
先頭の代打・喜田は三振。
9番投手の所で・・・・・・前田参上。
 
凄い。
なんなんだ。
わかってはいたけど、このムードは凄い。
涙腺が非常に脆い管理人。
背番号1が出て来ただけでヤバイのに生で感じると痺れまくる。
それまで全然声が聞こえてこなかった後方のファンからも
「マエダー!!」 「前田さーん!!」
本当に広島から愛されている前田智徳。
 
結果はショートゴロ。
次打者も倒れてゲームセット。
カープは負けたが、個人的には本当に来て損はしなかった。
バッターボックスに立った前田を観られて満足だ。
 
 
 
2008年、このセリーグを、日本を代表するボールパークが
およそ50年の歴史に幕を閉じる。
帰りの新幹線の車窓からは、
来年から本拠地となる新スタジアムの輪郭を拝むことが出来る。
建設中の客席の隙間から、ほんのわずかな茶色と緑色も確認できた。
「前田が現役のうちに、ここにも来よう」 と誓う。
 
でも、オールスター後が本当のペナント。
カープはこの日の梅津に代表されるように、投手陣が奮闘中。
勝ち頭のルイスも復帰予定。相次いだ走塁ミスを減らして、
もう少し足を使った攻撃が機能すれば、プレーオフ進出も狙える位置にいる。
今年で最期となるボールパーク、広島市民球場に、
最期の恩返しをしてほしい。
 
 
広島の陽は高い。
 
 
 

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2008年07月27日

FC東京観戦記2008 其の十五 ~ちゃんとムービングしよう~

およそ5年ぶりのゴール裏観戦でした。
5年前に見た景色とは格段に変わった味スタに
少々感慨深くもなったのですが・・・・・。
試合はフラストレーションの溜まるものでした。
溜まり具合は今シーズン一番じゃないでしょうか。
 
 
 
   【FC東京】
                        カボレ5.5
                       (平山4.5)
 
           羽生5.5       赤嶺5     エメルソン6
                                   (石川5.5)
 
                 金沢5.5     今野5.5
                  (大竹 ― )
 
          徳永5.5                     椋原5
                   藤山6      佐原6
 
 
                         塩田5
                                         城福5.5
 
 
   【横浜F・マリノス】
                   大島        坂田
 
 
                        山瀬功
 
          小宮山                       田中隼
           (金井)                         (斎藤)
                   長谷川     兵藤
                   (水沼)
 
               松田      中澤     河合
 
 
                         榎本
                                          木村
 
 
 
基本的にゴール裏だと、ただ東京を応援してるだけなので
横浜に関しては何となく、ざっくりとしか観ていません。
採点は控えますが、戦いぶりとしては・・・・・
「なるほど、これは確かに状態が悪い」 と納得してしまう内容でした。
戦い方としてはワイドに開いた両サイドを中心に
ポゼッションしたいのでしょうが、とりあえず細かいミスが多かった。
「集中無いなぁ」 と思うものもあれば
「もう少し意思の疎通が出来れば」と思うものあり。
時間が解決するでしょう。
 
 
試合前にSEXYSPORTSでは 「大島の所からしっかり抑えて・・・」
って書いてたのですが、やられました。
ただ、この点は大島うんぬんより、ワイドに開いた小宮山と隼磨に
振られに振られて中のケアを怠ったミス。
大島が合わせたのは、シュート性の高い山瀬のグラウンダーのパス。
あれだけ山瀬をフリーにしてはいけません。
一番危険な選手だって誰もが分かるのに、何でかなぁ~。
と思っていたらカボレ→エメルソンで同点。やはりこのコンビネーションは良い。
 
 
横浜に細かいミスが多かった、と言いましたが東京にも多かった。
ただ東京の場合は 「集中がない」 以外の何ものでもない。
ちょっとパススピードが弱くて、相手に寄せられるとか。
ちょっとパススピードが強くて、受け手が困るとか。
あとは、ここしかパス出せないから走って、というような所で走ってないとか。
と言うか、思うことは「最近、ムービングしてないなー」 と。
とにかく両チームともゴール後は、こう着状態の前半戦。
 
 
後半、横浜が前に出てきた。
逆サイドで起きてる事なので、何が原因なのかよく分かりませんが。
とりあえず大島を調子付かせたのはまずかったなぁ~、と。
で、東京は後半15分にエメルソン⇔石川、カボレ⇔平山。
本当にそれでいいのか。
同点弾演出したホットライン引っ込めてしまっていいのか。
確かにエメルソンに “右SB使わない症候群” が出始めてはいたが。
カボレはイライラしてる感じもなかったようだし。
時間で決めてるんだろうなぁ。でももうちょっと引っ張っても・・・。
 
 
代わりに入った2人は好対照。
ナオは戦っていた。
ボールを追った。走った。間違いなく横浜は嫌がっていた。
平山は残念だった。
ハイボールの競り合いで勝利したプレーの記憶がない。
シュートを打っていた記憶がない。
そもそも印象に残らないシュートなど脅威なものでもないだろう。
というか後半、東京がシュートを打っていた記憶もないのだが。
 
 
どちらの試合だったか、で言えば横浜だろう。
ロペスがプレー以外で問題起こしたそうですが、良いきっかけになったのでは。
東京は本当に、他チームにきっかけつくるのが得意だ。
次のホームゲームは浦和。
負けたら本当にいつもの東京。
リーグ最終戦はまた 「応援ありがとうございました」 モードになってしまう。
今シーズンこれまで積み上げてきたものがムダになってしまう。
 
 

posted by tacleau7 |20:06 | ■ FC東京 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年07月26日

FC東京×横浜F・マリノス プレビュー  ~悪いなりに勝とう~

 
 
いきなりなんですが、予想スタメンから・・・。
 
 
【FC東京】                         【横浜F・マリノス】
 
         カボレ   赤嶺                      大島
 
   羽生            エメルソン           山瀬功   坂田
 
         金沢   今野            小宮山             田中隼
                                      長谷川   兵藤
  徳永                椋原
         藤山   佐原               河合    中澤    松田
 
 
            塩田                         榎本
 
 
 
上記の東京スタメンが本当であれば、まず思ったことは 「とうとう諦めたか」 です。
何を諦めたのかというと、平山相太です。
もちろんスタメンから外す=諦める ではないし、今の平山であれば
途中出場で結果を残すことも多分に考えられます。昨季がそうだったように。
 
個人的に、中断明け以降に用いられている4-2-3-1システムは
“平山システム” と考えていました。でも、依然勝ち星なし。
(平山がゴールを決めた時こそ平山システムの完成形、と期待していたのですが・・・)
中断期間前、一番調子が良かった頃に重用されていた4-3-2-1システムで
平山が輝いたシーンは少なかったです。(まったく無かった?)
鹿島戦でも、ガンバ戦でも、4-2-3-1でスタートしました。
4-3-2-1に戻しませんでした。
どうやら城福監督の「理想」、あくまで「現時点の理想」ですが、
それは4-2-3-1システムにあるようです。
ただ、それでガンバ戦、京都戦と、悪くない内容=引き分けに持ち込むことが出来ています。
横浜戦に向けても 「このままで行こう」 という雰囲気があってもいいのですが
梶山という攻撃の中心がいなくなったことで 「代えやすい」 状況にはなりました。
 
 
                     カボレ
                     (赤嶺)
 
           羽生     エメルソン     石川
 
 
突然出てきたこの布陣。
何かというと、僕が横浜戦のスターターと考えていたものです。
もちろん、試合になってみないと分からないわけですが・・・。
 
カボレの不調が目立つ今日この頃。平山とのコンビは鹿島戦こそ1得点したものの、
流れの中で2人による効果的なプレーというのは少なかったと思います。
カボレとの相性が良く、加えて前線からのプレスだったり、スペースをつくる動きだったり、
縦への突破やDFラインの裏を突く動きなどを考慮すると・・・・・
この2列目かなぁと思っていたのですが。
城福監督は結果を出せる赤嶺を選んだようですね。
4-4-2表記しましたが、赤嶺が1列下がった4-2-3-1も考えられます。
 
椋原を起用し、金沢浄をボランチ起用するようですね。
浅利起用で、浄さんを左SBにするのもありかと思ってましたが。
「左・徳永」の強さを考慮したのでしょう。賛成。
 
 
一方、横浜。東京以上に苦しい横浜。
この試合は「この苦しみから抜け出したい」と強く思った方が勝つのでしょうね。
 
東京が苦手とするのは山瀬兄と坂田。
実際、山瀬には第4節でボコボコにされた経緯がありますし、坂田の裏への動きも嫌です。
今季の横浜は、ヴェルディ戦とガンバ戦ぐらいしか、90分ちゃんと見てないのですが、
去年との違いで言えば、やっぱり大島の不調がチーム低迷の遠因のような気がしています。
もちろんロペスの起用法とか、河合のケガによる出遅れとか、
それ以外の理由もあるとは思いますが。
ロペスとロニーはベンチにも入らない、みたいな情報もあるので、
とにかくまずは大島の所から、佐原を中心にきっちり抑えてほしいなぁ、と。
そして今ちゃんと浄さん、途中出場が考えられる浅利さんには
山瀬兄の大好物、バイタルエリアの危険なスペースを未然に消してほしい。
それにしてもロペスはともかくロニーはサブにいた方が良いと思うんですが・・・。
横浜サポーターの意見が聞けたら良いなぁ。
 
 
で、今回の記事のタイトルについて。
要は強いチームの勝ち方ですよね。鹿島や浦和に象徴されるような。
内容が悪くとも、90分内では2~3度は自分たちの流れがやって来るもの。
そういう勝負所をチーム全員がきっちり把握して、「点」 で勝負すれば結果は付いて来る。
「線」 で勝負することを得意とするFC東京、大人な勝ち方もたまにはしてほしい。
もちろん 「点」 を見極める眼は、横浜さんの方が長けていることも忘れてはいけない。
結局、勝敗を分けるのは、さっきも言いましたが、
「この苦しみから抜け出したい」 という強いメンタリティーでしょう。
 
 

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posted by tacleau7 |12:54 | ■ FC東京 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月22日

ジュニアチームに過度のプレッシャーは必要ですか?

 
 
浦和のホームゲームでは、試合前に前座試合みたいな意味合いで、
「ボーイズマッチ」 という試合が行われます。
小学生~中学生の若年層のチームが、20分ハーフくらいで試合を行うのです。
学校のチームなり、クラブチームなりが招待されて(?)戦うのですが
昨日の埼玉スタジアム2002、J1第18節 浦和×川崎の試合前には、
U-13浦和×U-13川崎というカードで試合が行われました。
なるほど粋な計らいじゃないか、と。
 
フィールド上ではがっぷり四つで、レベルの高い試合が行われていた。
試合開始2時間半前からスタジアム入りしている両チームサポーターも
未来のトップチーム候補生の1プレーずつに、惜しみない拍手を送っていた。
そこまではいい。
が、前半でのひとコマ。
U-13川崎が見事なショートカウンターから先制ゴールを決めた。
「本番に向けて縁起が良いぜ」 ってことで川崎サポからは
「フロンターレ!フロンターレ!」 とチャントが起こる。
するとメインスタンド最前列辺りにいた僕の耳に、「ピー!ピー!」 という音が割り込んできた。
トップの公式戦では日常茶飯事の、
ブーイングと同じ意味合いで併用して使用することの多い、あの 「ピー!ピー!」 という音だ。
(僕は恥ずかしながら口笛もろくに吹くことが出来ないので、あれが口笛なのか
 指笛なのかよく分からないので 「ピー!ピー!」 と表現させていただきます)
 
耳を疑ったので後ろを振り向くと、断じて見間違い、聞き間違いじゃありませんが、
その 「ピー!ピー!」 という音は、浦和のTシャツを着た若者たちから発せられていました。
解せない。
明らかに彼らは川崎サポーターに向って発信していた。
「U-13の試合でそんなに気張るな」 という意味なのだろうか。
解せない。発信先が川崎陣営だとしても、
プレーしている子どもたちには聞こえてしまうだろう。
僕は恥ずかしながら少年サッカーをあまり見たことが無いが、
小学校クラスのサッカーでも、今はそんな応援スタイルなのだろうか。
ジュニアチームにそういう類のプレッシャーは不必要だと思うのですが。
 
 
百歩譲って 「子どもたちに向けられたものではない」 とした。
自分の中で。
その行為自体も 「ボーイズマッチは静かに見るんだよ」 という注意の一種なのだと考えた。
だが、それから数分後。
U-13川崎がU-13浦和ゴール前に迫りパスを回し始めた時。
その時も、浦和サポーターが陣取るバックスタンド後方から、
また 「ピー!ピー!」 という音がしたのだ。
解せない。
その使用意図が。
聞き間違いじゃなんだけどなぁ。
何度も言いますが、ジュニアチームにそういう類のプレッシャーは必要ですか?
「将来トップに上がりたいのなら、今からこれくらいの雰囲気には慣れておくべき」
という考えで、ああやって 「ピー!ピー!」 ってやってるのかなぁ。
トリッキーなプレーに対する煽りの意味で 「ピー!ピー!」 鳴らすことはあるけど
そういうタイミングでもなかったようだし。
プロを夢見る子どもたちが、憧れの埼スタのピッチでプレーしてるのに、
なんで伸び伸びプレーさせてあげることを優先させないかなぁ。
ピッチに聞こえてないと思ってるのかなぁ。
聞こえるようにやっているなら、どういう意味があって
何を伝えたい 「ピー!ピー!」 なのかなぁ。
分からない。
 
 
埼玉スタジアム2002では少し前、浦和とガンバのサポーター同士で、衝突があったばかり。
僕の知る限り、あの一件では
ガンバサポーターの投げ込んだ水風船がレッズサポーターの子どもにぶつかった等、
非があったのはガンバサポーター側だと認識していますが、
昨日のボーイズマッチのひとコマを見てしまっては、何とも言いようがないです。
僕は所用でよく埼スタに行きますが、以前のボーイズマッチでそういった事はなかったし、
少し前の浦和×FC東京戦でも、両チームのジュニアチームが試合を行ってましたが
極めてアットホームな雰囲気の中で執り行われました。
たまたま昨日だけの出来事で、
一部の心無いファンの行為だったと思いたいのですが。
 
 

posted by tacleau7 |13:35 | ■ その他 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年07月22日

J1第18節レビュー

 
 
●ジェフユナイテッド千葉 0-1 ガンバ大阪   @フクダ電子アリーナ
 
   大)山崎/後44
 
 
■守備的な千葉が心配
 
 
前半は千葉、後半はガンバのペースで進んだ試合。
試合終了間際に、途中出場の山崎が値千金の決勝ゴール。
千葉は勝ち点1さえも落としてしまった。
 
 
個人的に、両チームのFC東京戦を現地観戦していたので、
その時観ていて思ったことを、この試合に照らし合わせてみた。
 
千葉は前半7分で今野が退場し、数的有利な状況が早々に巡って来たにも関わらず
まったく攻勢に出ずに、1-1のドローに終わるという内容だった。
その後も勝ち星が無く最下位が続く状態。
守備は中盤とDFラインでしっかりゾーンをつくるという形が出来ているらしいので、
クゼ前監督があまり出来なかった 「リスクを冒した攻撃」 に期待していた。
 
ガンバとFC東京の試合は、先週の水曜日に行われたばっかりだったが
とにかくガンバは疲労の色が濃かった。
前半、先制しながらも東京にサイドのスペースをいいように使われ苦戦。
後半は西野監督の采配で持ち直すも、やっぱり疲労によるものか、決定力不足。
特に安田と二川の動きの重さが目立った。
ただでさえ遠藤と播戸が不在という状況で、この連戦。内容が芳しくなかっただけに
どういうスタメンを組んで微調整してくるのか非常に興味があった。
 
90分通した感想で言うと、まず千葉の攻撃面はまったく改善されていなかった。
前監督の采配について、あれだけ 「もっとリスクを冒せ」 という声が聞こえていたのに
ミラー監督がやっている内容もさして変わらないように感じる。
ガンバの攻撃がいくら強力とはいえ、
両サイドバックがストッパーと化し、サイドハーフがサイドバックのような働きをしていた
4ストッパー+サイドバックの状況では、取れる点も取れないのではないだろうか。
そんな中、谷澤は素晴らしい突破を再三披露。坂本も凄まじい運動量で谷澤に絡んで
右サイドの攻撃はなかなか良かったと思うが、如何せん左が弱い。
新加入の根本。大分ではボランチ起用とかされていたので、
本職の左サイドでどんなプレーをするか期待していたのだが脅威の存在にはなれず。
武器がクロスだけでは加地も対応が楽だっただろう。
ストッパーと化した左SB青木は、根本を追い越すような動きが少ない。
根本の左SBではダメなのかな。それで工藤を左ハーフで使って
レイナウド先発で巻と縦の関係、みたいなことは出来ないのかな。
青木良を外すのは勇気がいるから、先発でとはいかなくとも
後半からでもいいから行けないのかな。
工藤は気の利いたボールキープで時間をつくりだし、
巻の最前線での存在感も相変わらず。苔口もやっぱり速かった。
だからこそ、もったいないなぁ。
後半は完全にガンバのペースだったから難しいかもしれないけど、
この日の千葉がやっていたのは 「負けないサッカー」 のはずなのに、負けてしまった。
次はアウェーの神戸か。早くもミラー監督に正念場が訪れたようだ。
 
 
一方のガンバ。前節FC東京戦からのスタメンの入れ替えが1人。
山崎がベンチスタート (これが最終的には効いたのか)、倉田がボランチで先発。
橋本が右の攻撃的MFの位置に。バレーとルーカスの2トップ。
前半の倉田は可哀想なくらい試合に入っていけない。
攻守において最終ラインと中盤の間を、ただ行ったり来たり。
攻撃ではボールを良い形でもらえない。守備でもどこをケアしていいのか分からない。
見ていてそんな感じだった。
安田は単純に疲れがとれないのか、谷澤に裏を狙われてその対応で疲れたのか、
どっちか分からないが、いつもの安田ではない。北京でちゃんとやれるのか心配。
とにかくそういった事情で、前半のガンバは千葉のカウンターに手こずる。
ポゼッションできないからルーカスが引いて来てパス出しするが、
二川や橋本も千葉の守備の前に、効果的な動きが出来ない。
千葉の拙攻に助けられて前半を0-0で終える。
後半は、西野監督の言葉が効いたのか、倉田に迷いがなくなった。
橋本、明神らと共にセカンドボールを拾いまくって波状攻撃。
リズムを取り戻したガンバは後半26分、
一応は面目躍如の倉田に代え佐々木、そしてバレーに代えて平井を投入。
バレーを後半26分で諦めるのは凄い決断だなーと思ってたら
後半41分には二川を下げて山崎を投入したのにもビックリ。
よほど調子が悪いのか、まぁこのタイミングで山崎が入ったことが吉と出たわけですが。
NHK解説の原博実さんは 「最初に平井を入れたことで山崎は燃えたはず」 と指摘。
なるほど。やっぱり西野監督の選手交代はメッセージ性があって良いなぁ。
ガンバは次節大分戦。きっつい相手だ。
しかも大事な攻撃の駒、安田がいなくなる。どうするのか楽しみだ。
 
 
 
■浦和に足りないフレキシビリティ
 
 
●浦和レッズ 1-3 川崎フロンターレ   @埼玉スタジアム2002
 
   浦)高原/前7
   川)伊藤/前27  鄭大世/後21  ヴィトールジュニオール/後23 
 
 
“逆転の川崎” の名を欲しいままにする圧勝劇。
浦和は高原の先制ゴール以降、良い所無く敗れた。
 
 
浦和は阿部、堀之内、細貝が累積警告で欠場したが、
それで悪い部分が一気に噴き出してしまったように感じた。
浦和は様々な問題を抱えていると思うが、
個人的に思うのは、鈴木啓太の存在感の無さだ。
確かに高原へのアシストは決めたが、
それ以降は集中を欠いたプレーで川崎の決定機をお膳立てするなど、らしくない。
そもそも “啓太が目立つ” ということは浦和が攻撃を受けている流れなんだけど、
そこで啓太がボールを獲れるということは、高い位置でボールが奪えているということで、
ポンテが負傷離脱でゲームメーカー不足の浦和にとっては
得意の速攻が活きるはず、と考えてしまう。
もちろん、去年は啓太の隣に長谷部がいたわけで、
今年は闘莉王だったり細貝だったり暢久だったりするので、その差はある。
長谷部はなんでも出来た選手。
反町監督が言うところの 「フレキシビリティ」 を持つ選手。
今の浦和は 「スペシャリティ」 をもった選手ばかりのように思う。
闘莉王はゴール前での存在感やロングフィードで攻撃の基点になれるが、
動き回ってスペース消すとか、誰かに密着して良さを消すといった所まで求められないし
求めても90分もたないかもしれない。
山田も低い位置でのビルドアップなら貢献できるかもしれないが、
そもそも彼はドリブルだったりサイドからのクロスが強みであるわけで、
それプラスで守備面での強さを求めるのは酷だろう。
そして先発3トップの高原、達也、エジミウソン。
この中の誰か1人でもゲームメイクを任せられればいいけど、そうもいかない。
達也は本当にファイトしている。憲剛に寄せたり、中盤と挟み込んだ守備したり、
くさび入ったり、サイド開いて突っ掛けたり、なおかつゴール前顔出したり。
でも、奮闘が報われず可哀想に思えた。
梅崎はポンテの代わりの1stチョイスじゃないんだなぁ。
エジミウソンは動けないし、高原もゴール決めて調子乗るかと思ったけど・・・。
(そもそもあのゴールも高原の動きが巧いと言うよりは井川の守備が若干軽かった)
いい加減 「闘莉王任せた」 ではダメということ。
次節は鹿島との天王山。
闘莉王よりも阿部をどのポジションで使うのか興味がある。(DFになると思うけど・・・)
そして啓太が去年のように 「良いトコ守ってんなー」 と思わせてくれる回数が増えれば。
それから坪井を久しぶりに観たけど良かった。
 
 
持ち前の攻撃力が爆発した川崎。
前半序盤、すっかり試合から消えていた憲剛は、
浦和の守備網をスルスルと潜り抜け、神出鬼没のビルドアップ。流石。
同じく存在感ゼロだったヴィトールジュニオールもサポート。
J1デビューの21歳ブラジル人は、名刺代わりに決定的なプレーを連発。
パス出しでもオフザボールの動きでも、とにかく 「縦のプレー」 が秀逸。
ジュニーニョとの連携もバツグン。これは厄介な存在になりそうだ。
2アシストのジュニーニョは完全復調。夏男なのかな。
完全に試合勘を取り戻した我那覇、
川崎に完全に馴染んだ山岸、寺田不在を感じさせない横山、
こりゃあ後半戦の川崎は脅威になるぞ。きっと
 
 
 

posted by tacleau7 |13:28 | ■ Jリーグ/国内サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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