2008年07月31日

東京発、広島行 今年最期のボールパーク

 
アメリカ、メジャーリーグのオールスターゲームは
今年で85年の歴史に幕を下ろすヤンキースタジアムで行われた。
ヤンキースOBや往年の名選手が顔を揃え、
歴史あるボールパークの最終年に花を添えた。
 
今年、日本のオールスターゲームが
広島市民球場で行われないことを、僕は不思議に思う。
いろいろな事情もあるでしょう。
すでに数年前に広島で催していたのかもしれない。
でも、メジャーと比べてNPBの演出力の無さを感じてしまう。
 
 
7月29日の広島対巨人の試合を観に行こうと決めたのは、
それが決め手じゃなく、個人的な諸事情から決断したのですが
結果から言うと、本当に観に行って良かった。
東京からはるばる1泊してまで行った甲斐がありました。
関東在住の野球ファンの人にもぜひ、
今年で最期となる広島市民球場の雰囲気を感じてほしいので、
管理人の拙いガイドでも、重い腰を上げるきっかけになればと。
 
 
29日の試合は18時プレーボール。
東京~広島間往復の交通費、宿泊費、チケット代で5万円かからない。
東京行きの新幹線が19時ぐらいまであるので
デーゲームなら日帰りも可能でしょう。
ただ、広島は観光名所もたくさんあるので1泊しても困りませんよ。
(ちなみに管理人は、宮島も愉しんできました)
 
東京~広島間は、のぞみで4時間。
普段、アンテナがサッカーばかりに向いているので
行きの新幹線で必死に野球モードを植えつける。
久々に読んだ週刊ベースボールと、ベースボールタイムズ。
前者は、西鉄と南海のライバル関係を語った豊田泰光氏のコラム、
パリーグ特集を組んだ後者は、村田兆治氏のインタビューが面白かった。
そういえば少し前のBT誌、パートカラーのカープ特集はお洒落だったなぁ。
 
16時、広島着。
ここから広島名物の路面電車、広電で球場まで。
広電は 広島市内なら150円でどこまでも行けます。
後清算なので切符を買わずに乗車しても大丈夫ですが、
お釣りが出るとダメらしいので、事前に両替しておきましょう。
管理人はうっかり忘れましたが、親切な車掌さんが両替してくれました。
 
広島駅から原爆ドーム前駅までおよそ20分。
デパートやホテルの脇に、ひっそりとそびえる広島市民球場。
街の中心部にあるという佇まいで言えば、横浜スタジアムに似てるかな。
 
 
最寄駅の名前で分かるとおり、向かいには広島の象徴が立っている。
原爆投下から5年後の1950年、
復興のシンボルとして市民の熱い期待を背負って発足した広島カープ。
だが、わずか1年で経営難から球団存続の危機に陥る。
「カープは俺たちの夢じゃけん」 と仰った人がいたかどうかは別として
復興のシンボルを失くしてなるものかと市民が “樽募金” で救済。
存続したカープは1957年、照明設備が無かった当時の本拠地から移転。
地元企業の尽力を受けて完成した新スタジアムが、現在の広島市民球場。
長谷川良平に始まり、北別府学や大野豊を経て、黒田博樹が投げた。
外木場義郎は完全試合を達成し、津田恒美が今もブルペンを暖めている。
衣笠祥雄が豪快に三振すれば、
山本浩二がベースを1周する姿はバラエティ番組でも紹介されている。
高橋慶彦や正田耕三、野村謙二郎らもダイヤモンドを駆けた。
 
誤解を承知で言いますが、僕は “ただの” スタジアムが
「今年最後」 と聞いても、たぶん平気で観に行かない。
広島市民球場が今年最後、だから行くのだ。
 
 
スタジアムに着いたのは、ちょうど開場の時間だった。
巨人戦ということもあるのか、各ゲートには長蛇の列。
インターネットで予約しておいたチケットを受け取り、1番ゲートへ。
ゲートをくぐって階段を上ると・・・・・そこはバックネット裏だった。
最初で最期の広島市民球場は、なかなか良い席をゲットしたものだ。
3塁側じゃなくて本当に良かった。
率直な感想は・・・・・やっぱり狭かった(笑)
佇まいは横浜だったが、内観は神宮球場かな。
 
管理人はそこそこにお酒を飲めるが、その良さがあまりよくわかってない。
だがスポーツ観戦の時は別だ。ビールの減りが異様に早い。
ちなみにフードメニューも神宮球場な感じだった。
僕はというと、450円のお好み焼きをベタにチョイス。
 
 
どーでもいいけど、めちゃくちゃ暑い。
29日の広島、日中の最高気温は34.7度だった。
それにも増して、ホームから一塁にかけての日差しがマジでハンパない。
間近で行われている練習風景も眼に入らない。
キンキンに冷えたビール(2杯目)がすぐに温度上昇し、汗が止まらない。
地元の人と思しき人も 「暑い暑い」 と団扇を扇ぐ手が止まらない。
いやいや、タオル持ってきといて良かった。
 
 
先発投手発表。
ビジターの巨人、内海。
あっそう。ふーん。
ホームの広島、コズロースキー。
カープの先発ローテをまったく把握していない小生は、
“ポスト黒田” の筆頭、大竹を見たかったのですが。
 
野球を観る時は、なんとなくお目当ての選手を決める管理人。
この日は・・・・・なんてったって前田智徳。他に誰がいる。
代打だろうと何だろうと、とにかく前田を観たいのだ。
去年、神宮でカープ戦を観戦した時も前田目当てだったが
前日に太腿を負傷してしまい、当日の欠場が決定的だった。
それでも試合そっちのけで、ベンチの真ん中にどっかり座る前田を
双眼鏡越しで眺めることに時間を費やしたほど、前田が観たいのだ。
あとは、今季これまでいい数字を残している東出と
調子を取り戻している赤ゴジラ。この辺に注目。
巨人はどーだっていい。
 
 
で、オーダー発表。
ビジターの巨人。
2番セカンド、寺内。・・・・・誰?
言い忘れましたが、、僕は1985年のドラフト会議以来、
筋金入りのアンチジャイアンツであります。
巨人ファンの方は、この先を見ないことをオススメします。
 
6番サード、二岡。
おー、いたいた。巨人にもお目当てが。
名前が呼ばれた瞬間の、変な雰囲気のどよめきが笑えた。
広島は1番から順に、
6東出、8赤松、9アレックスオチョア、3栗原、7嶋、
5シーボル、2石原、6小窪、1コズロースキー。
 
 
試合開始の18時。
アストロビジョンで過去のカープの名場面が紹介されている。
夏の広島は陽が高い。
まだ照明塔に灯は点いていなかった。
 
 
 
●1回表
1死1塁から小笠原が適時2塁打、さらに谷が2ラン。
頼むよー、コズロースキー。
 
●1回裏
東出が左前安打と幸先の良いスタート。
2番赤松の打球は平凡なセンターフライ。
が、目測を誤ったか東出が帰塁出来ずフォースアウト。
お目当てにするんじゃなかったと、心の底から嘆く。
まだこんなミスしてんのか東出は。
やっぱり正田、野村クラスにはなれないか。
 
●3回表
1死からラミレス弾。
コズロースキーが悪かったのはここまで。以後は粘りのピッチング。
ラミレスのパフォーマンス見るの忘れた。まぁどーでもいけど。
 
●3回裏
コズロースキーも悪かったが、内海も相当悪かった。
1死から赤松がヒット。続くオチョアにもレフト前へ持って行かれる。
だがラミレスは、クロマティがゴールドグラブに見えるほどの
信じられない後逸。赤松生還。
酷い。自らのHRも帳消し。
栗原も続き、2死からの3連打で広島が2点差に詰め寄った。
ラミレスの緩慢プレーあたりから、流れは広島へ。
スクワット応援にも熱が入る。
いつの間にか、夕日が沈んでいた。
 
●4回裏
1死から石原、小窪が連打で1・2塁。
コズロースキーはバントの構え。ファウル。
すべての広島ファンが、この場面のバントの重要性を理解していた。
祈りにも似た、声にならない声で声援を送る。
バント成功。コズロースキーにこの日一番の拍手が送られる。
しかし東出が淡白なバッティングで投ゴロ。
う~ん・・・・・・・・。
 
●5回裏
先頭打者・赤松の打球は高く弾んだサードゴロ。
が、二岡ファンブル。記録はエラー。
難しいショートバウンドだったがプロなら捕ってほしかった。
またもや変な雰囲気の歓声。かく言う僕も拍手喝采。
しょうがないよ、二岡は。
今年一年ずっとこんな雰囲気の中でプレーしなければならないだろう。
それ相応の不祥事を起こしたのだからプレーで返してほしい。
遠くから聞こえる猛烈な野次は、何て言ってるか聞きとれなかったが
少なくとも広島の人に 「五反田」 の土地勘は解らないだろう。
1死後、4番栗原。だが赤松が内海にけん制で刺される。
この日の内海は制球が定まらず悪い内容だったので
そんなに過度のプレッシャーをかけなくても・・・・・とは思った。
ましてや打席には4番栗原。1回裏の東出同様、あり得ない走塁ミス。
 
その後、5回で先発投手に見切りをつけた両チーム。
継投策に出てからはしばしの投手戦に。
  
●7回表
広島のマウンドは3番手岸本。
先頭の阿部が1失で出塁すると (栗原ぁ~)、
坂本も左前安打で続き、さぁ大変。
ブラウン監督、4番手に梅津投入。正念場だ。
9番投手の所で、代打・亀井。つまらせて左飛。
1番に戻って、代打・李承●。(●は火に華)
巨人もトドメをさしておきたい所だが、変化球三振。
代打・キムタク。すごいブーイング。二岡以上。
粘りに粘って・・・・・投ゴロ。梅津は快刀乱麻だった。
 
●7回裏
ジェット風船応援のパイオニアを見られて良かった。
が、巨人4番手山口の前に三者凡退。なんだよぉ~。
 
●8回表
広島5番手は上野。勉強不足ですいません。
よく知りません、このピッチャー。
先頭・小笠原への初球。なかなか切れの良いストレート。
2球目もストレート。だがボールは石原のミットじゃなくて右翼席へ。
あーあ。3点差。
 
●9回表
先頭は阿部。上野の真っ直ぐはまたもパカーンと右翼席へ。
4点差。もう追い上げムードはつくれないだろうな。
帰り出す観客もチラホラ。
 
●9回裏
オールスター前に、少しでも貯金を減らしたいカープ。
だが巨人抑えのマウンドには北京戦士・上原。
先頭の代打・喜田は三振。
9番投手の所で・・・・・・前田参上。
 
凄い。
なんなんだ。
わかってはいたけど、このムードは凄い。
涙腺が非常に脆い管理人。
背番号1が出て来ただけでヤバイのに生で感じると痺れまくる。
それまで全然声が聞こえてこなかった後方のファンからも
「マエダー!!」 「前田さーん!!」
本当に広島から愛されている前田智徳。
 
結果はショートゴロ。
次打者も倒れてゲームセット。
カープは負けたが、個人的には本当に来て損はしなかった。
バッターボックスに立った前田を観られて満足だ。
 
 
 
2008年、このセリーグを、日本を代表するボールパークが
およそ50年の歴史に幕を閉じる。
帰りの新幹線の車窓からは、
来年から本拠地となる新スタジアムの輪郭を拝むことが出来る。
建設中の客席の隙間から、ほんのわずかな茶色と緑色も確認できた。
「前田が現役のうちに、ここにも来よう」 と誓う。
 
でも、オールスター後が本当のペナント。
カープはこの日の梅津に代表されるように、投手陣が奮闘中。
勝ち頭のルイスも復帰予定。相次いだ走塁ミスを減らして、
もう少し足を使った攻撃が機能すれば、プレーオフ進出も狙える位置にいる。
今年で最期となるボールパーク、広島市民球場に、
最期の恩返しをしてほしい。
 
 
広島の陽は高い。
 
 
 

takuro7-40729.jpg
 
takuro7-40730.jpg


posted by tacleau7 |12:05 | ■ プロ野球 | コメント(7) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月27日

FC東京観戦記2008 其の十五 ~ちゃんとムービングしよう~

およそ5年ぶりのゴール裏観戦でした。
5年前に見た景色とは格段に変わった味スタに
少々感慨深くもなったのですが・・・・・。
試合はフラストレーションの溜まるものでした。
溜まり具合は今シーズン一番じゃないでしょうか。
 
 
 
   【FC東京】
                        カボレ5.5
                       (平山4.5)
 
           羽生5.5       赤嶺5     エメルソン6
                                   (石川5.5)
 
                 金沢5.5     今野5.5
                  (大竹 ― )
 
          徳永5.5                     椋原5
                   藤山6      佐原6
 
 
                         塩田5
                                         城福5.5
 
 
   【横浜F・マリノス】
                   大島        坂田
 
 
                        山瀬功
 
          小宮山                       田中隼
           (金井)                         (斎藤)
                   長谷川     兵藤
                   (水沼)
 
               松田      中澤     河合
 
 
                         榎本
                                          木村
 
 
 
基本的にゴール裏だと、ただ東京を応援してるだけなので
横浜に関しては何となく、ざっくりとしか観ていません。
採点は控えますが、戦いぶりとしては・・・・・
「なるほど、これは確かに状態が悪い」 と納得してしまう内容でした。
戦い方としてはワイドに開いた両サイドを中心に
ポゼッションしたいのでしょうが、とりあえず細かいミスが多かった。
「集中無いなぁ」 と思うものもあれば
「もう少し意思の疎通が出来れば」と思うものあり。
時間が解決するでしょう。
 
 
試合前にSEXYSPORTSでは 「大島の所からしっかり抑えて・・・」
って書いてたのですが、やられました。
ただ、この点は大島うんぬんより、ワイドに開いた小宮山と隼磨に
振られに振られて中のケアを怠ったミス。
大島が合わせたのは、シュート性の高い山瀬のグラウンダーのパス。
あれだけ山瀬をフリーにしてはいけません。
一番危険な選手だって誰もが分かるのに、何でかなぁ~。
と思っていたらカボレ→エメルソンで同点。やはりこのコンビネーションは良い。
 
 
横浜に細かいミスが多かった、と言いましたが東京にも多かった。
ただ東京の場合は 「集中がない」 以外の何ものでもない。
ちょっとパススピードが弱くて、相手に寄せられるとか。
ちょっとパススピードが強くて、受け手が困るとか。
あとは、ここしかパス出せないから走って、というような所で走ってないとか。
と言うか、思うことは「最近、ムービングしてないなー」 と。
とにかく両チームともゴール後は、こう着状態の前半戦。
 
 
後半、横浜が前に出てきた。
逆サイドで起きてる事なので、何が原因なのかよく分かりませんが。
とりあえず大島を調子付かせたのはまずかったなぁ~、と。
で、東京は後半15分にエメルソン⇔石川、カボレ⇔平山。
本当にそれでいいのか。
同点弾演出したホットライン引っ込めてしまっていいのか。
確かにエメルソンに “右SB使わない症候群” が出始めてはいたが。
カボレはイライラしてる感じもなかったようだし。
時間で決めてるんだろうなぁ。でももうちょっと引っ張っても・・・。
 
 
代わりに入った2人は好対照。
ナオは戦っていた。
ボールを追った。走った。間違いなく横浜は嫌がっていた。
平山は残念だった。
ハイボールの競り合いで勝利したプレーの記憶がない。
シュートを打っていた記憶がない。
そもそも印象に残らないシュートなど脅威なものでもないだろう。
というか後半、東京がシュートを打っていた記憶もないのだが。
 
 
どちらの試合だったか、で言えば横浜だろう。
ロペスがプレー以外で問題起こしたそうですが、良いきっかけになったのでは。
東京は本当に、他チームにきっかけつくるのが得意だ。
次のホームゲームは浦和。
負けたら本当にいつもの東京。
リーグ最終戦はまた 「応援ありがとうございました」 モードになってしまう。
今シーズンこれまで積み上げてきたものがムダになってしまう。
 
 

posted by tacleau7 |20:06 | ■ FC東京2009以前 | コメント(0) | トラックバック(1)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月26日

FC東京×横浜F・マリノス プレビュー  ~悪いなりに勝とう~

 
 
いきなりなんですが、予想スタメンから・・・。
 
 
【FC東京】                         【横浜F・マリノス】
 
         カボレ   赤嶺                      大島
 
   羽生            エメルソン           山瀬功   坂田
 
         金沢   今野            小宮山             田中隼
                                      長谷川   兵藤
  徳永                椋原
         藤山   佐原               河合    中澤    松田
 
 
            塩田                         榎本
 
 
 
上記の東京スタメンが本当であれば、まず思ったことは 「とうとう諦めたか」 です。
何を諦めたのかというと、平山相太です。
もちろんスタメンから外す=諦める ではないし、今の平山であれば
途中出場で結果を残すことも多分に考えられます。昨季がそうだったように。
 
個人的に、中断明け以降に用いられている4-2-3-1システムは
“平山システム” と考えていました。でも、依然勝ち星なし。
(平山がゴールを決めた時こそ平山システムの完成形、と期待していたのですが・・・)
中断期間前、一番調子が良かった頃に重用されていた4-3-2-1システムで
平山が輝いたシーンは少なかったです。(まったく無かった?)
鹿島戦でも、ガンバ戦でも、4-2-3-1でスタートしました。
4-3-2-1に戻しませんでした。
どうやら城福監督の「理想」、あくまで「現時点の理想」ですが、
それは4-2-3-1システムにあるようです。
ただ、それでガンバ戦、京都戦と、悪くない内容=引き分けに持ち込むことが出来ています。
横浜戦に向けても 「このままで行こう」 という雰囲気があってもいいのですが
梶山という攻撃の中心がいなくなったことで 「代えやすい」 状況にはなりました。
 
 
                     カボレ
                     (赤嶺)
 
           羽生     エメルソン     石川
 
 
突然出てきたこの布陣。
何かというと、僕が横浜戦のスターターと考えていたものです。
もちろん、試合になってみないと分からないわけですが・・・。
 
カボレの不調が目立つ今日この頃。平山とのコンビは鹿島戦こそ1得点したものの、
流れの中で2人による効果的なプレーというのは少なかったと思います。
カボレとの相性が良く、加えて前線からのプレスだったり、スペースをつくる動きだったり、
縦への突破やDFラインの裏を突く動きなどを考慮すると・・・・・
この2列目かなぁと思っていたのですが。
城福監督は結果を出せる赤嶺を選んだようですね。
4-4-2表記しましたが、赤嶺が1列下がった4-2-3-1も考えられます。
 
椋原を起用し、金沢浄をボランチ起用するようですね。
浅利起用で、浄さんを左SBにするのもありかと思ってましたが。
「左・徳永」の強さを考慮したのでしょう。賛成。
 
 
一方、横浜。東京以上に苦しい横浜。
この試合は「この苦しみから抜け出したい」と強く思った方が勝つのでしょうね。
 
東京が苦手とするのは山瀬兄と坂田。
実際、山瀬には第4節でボコボコにされた経緯がありますし、坂田の裏への動きも嫌です。
今季の横浜は、ヴェルディ戦とガンバ戦ぐらいしか、90分ちゃんと見てないのですが、
去年との違いで言えば、やっぱり大島の不調がチーム低迷の遠因のような気がしています。
もちろんロペスの起用法とか、河合のケガによる出遅れとか、
それ以外の理由もあるとは思いますが。
ロペスとロニーはベンチにも入らない、みたいな情報もあるので、
とにかくまずは大島の所から、佐原を中心にきっちり抑えてほしいなぁ、と。
そして今ちゃんと浄さん、途中出場が考えられる浅利さんには
山瀬兄の大好物、バイタルエリアの危険なスペースを未然に消してほしい。
それにしてもロペスはともかくロニーはサブにいた方が良いと思うんですが・・・。
横浜サポーターの意見が聞けたら良いなぁ。
 
 
で、今回の記事のタイトルについて。
要は強いチームの勝ち方ですよね。鹿島や浦和に象徴されるような。
内容が悪くとも、90分内では2~3度は自分たちの流れがやって来るもの。
そういう勝負所をチーム全員がきっちり把握して、「点」 で勝負すれば結果は付いて来る。
「線」 で勝負することを得意とするFC東京、大人な勝ち方もたまにはしてほしい。
もちろん 「点」 を見極める眼は、横浜さんの方が長けていることも忘れてはいけない。
結局、勝敗を分けるのは、さっきも言いましたが、
「この苦しみから抜け出したい」 という強いメンタリティーでしょう。
 
 

続きを読む...

posted by tacleau7 |12:54 | ■ FC東京2009以前 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月22日

ジュニアチームに過度のプレッシャーは必要ですか?

 
 
浦和のホームゲームでは、試合前に前座試合みたいな意味合いで、
「ボーイズマッチ」 という試合が行われます。
小学生~中学生の若年層のチームが、20分ハーフくらいで試合を行うのです。
学校のチームなり、クラブチームなりが招待されて(?)戦うのですが
昨日の埼玉スタジアム2002、J1第18節 浦和×川崎の試合前には、
U-13浦和×U-13川崎というカードで試合が行われました。
なるほど粋な計らいじゃないか、と。
 
フィールド上ではがっぷり四つで、レベルの高い試合が行われていた。
試合開始2時間半前からスタジアム入りしている両チームサポーターも
未来のトップチーム候補生の1プレーずつに、惜しみない拍手を送っていた。
そこまではいい。
が、前半でのひとコマ。
U-13川崎が見事なショートカウンターから先制ゴールを決めた。
「本番に向けて縁起が良いぜ」 ってことで川崎サポからは
「フロンターレ!フロンターレ!」 とチャントが起こる。
するとメインスタンド最前列辺りにいた僕の耳に、「ピー!ピー!」 という音が割り込んできた。
トップの公式戦では日常茶飯事の、
ブーイングと同じ意味合いで併用して使用することの多い、あの 「ピー!ピー!」 という音だ。
(僕は恥ずかしながら口笛もろくに吹くことが出来ないので、あれが口笛なのか
 指笛なのかよく分からないので 「ピー!ピー!」 と表現させていただきます)
 
耳を疑ったので後ろを振り向くと、断じて見間違い、聞き間違いじゃありませんが、
その 「ピー!ピー!」 という音は、浦和のTシャツを着た若者たちから発せられていました。
解せない。
明らかに彼らは川崎サポーターに向って発信していた。
「U-13の試合でそんなに気張るな」 という意味なのだろうか。
解せない。発信先が川崎陣営だとしても、
プレーしている子どもたちには聞こえてしまうだろう。
僕は恥ずかしながら少年サッカーをあまり見たことが無いが、
小学校クラスのサッカーでも、今はそんな応援スタイルなのだろうか。
ジュニアチームにそういう類のプレッシャーは不必要だと思うのですが。
 
 
百歩譲って 「子どもたちに向けられたものではない」 とした。
自分の中で。
その行為自体も 「ボーイズマッチは静かに見るんだよ」 という注意の一種なのだと考えた。
だが、それから数分後。
U-13川崎がU-13浦和ゴール前に迫りパスを回し始めた時。
その時も、浦和サポーターが陣取るバックスタンド後方から、
また 「ピー!ピー!」 という音がしたのだ。
解せない。
その使用意図が。
聞き間違いじゃなんだけどなぁ。
何度も言いますが、ジュニアチームにそういう類のプレッシャーは必要ですか?
「将来トップに上がりたいのなら、今からこれくらいの雰囲気には慣れておくべき」
という考えで、ああやって 「ピー!ピー!」 ってやってるのかなぁ。
トリッキーなプレーに対する煽りの意味で 「ピー!ピー!」 鳴らすことはあるけど
そういうタイミングでもなかったようだし。
プロを夢見る子どもたちが、憧れの埼スタのピッチでプレーしてるのに、
なんで伸び伸びプレーさせてあげることを優先させないかなぁ。
ピッチに聞こえてないと思ってるのかなぁ。
聞こえるようにやっているなら、どういう意味があって
何を伝えたい 「ピー!ピー!」 なのかなぁ。
分からない。
 
 
埼玉スタジアム2002では少し前、浦和とガンバのサポーター同士で、衝突があったばかり。
僕の知る限り、あの一件では
ガンバサポーターの投げ込んだ水風船がレッズサポーターの子どもにぶつかった等、
非があったのはガンバサポーター側だと認識していますが、
昨日のボーイズマッチのひとコマを見てしまっては、何とも言いようがないです。
僕は所用でよく埼スタに行きますが、以前のボーイズマッチでそういった事はなかったし、
少し前の浦和×FC東京戦でも、両チームのジュニアチームが試合を行ってましたが
極めてアットホームな雰囲気の中で執り行われました。
たまたま昨日だけの出来事で、
一部の心無いファンの行為だったと思いたいのですが。
 
 

  • 共通ジャンル:

posted by tacleau7 |13:35 | ■ その他 | コメント(8) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月22日

J1第18節レビュー

 
 
●ジェフユナイテッド千葉 0-1 ガンバ大阪   @フクダ電子アリーナ
 
   大)山崎/後44
 
 
■守備的な千葉が心配
 
 
前半は千葉、後半はガンバのペースで進んだ試合。
試合終了間際に、途中出場の山崎が値千金の決勝ゴール。
千葉は勝ち点1さえも落としてしまった。
 
 
個人的に、両チームのFC東京戦を現地観戦していたので、
その時観ていて思ったことを、この試合に照らし合わせてみた。
 
千葉は前半7分で今野が退場し、数的有利な状況が早々に巡って来たにも関わらず
まったく攻勢に出ずに、1-1のドローに終わるという内容だった。
その後も勝ち星が無く最下位が続く状態。
守備は中盤とDFラインでしっかりゾーンをつくるという形が出来ているらしいので、
クゼ前監督があまり出来なかった 「リスクを冒した攻撃」 に期待していた。
 
ガンバとFC東京の試合は、先週の水曜日に行われたばっかりだったが
とにかくガンバは疲労の色が濃かった。
前半、先制しながらも東京にサイドのスペースをいいように使われ苦戦。
後半は西野監督の采配で持ち直すも、やっぱり疲労によるものか、決定力不足。
特に安田と二川の動きの重さが目立った。
ただでさえ遠藤と播戸が不在という状況で、この連戦。内容が芳しくなかっただけに
どういうスタメンを組んで微調整してくるのか非常に興味があった。
 
90分通した感想で言うと、まず千葉の攻撃面はまったく改善されていなかった。
前監督の采配について、あれだけ 「もっとリスクを冒せ」 という声が聞こえていたのに
ミラー監督がやっている内容もさして変わらないように感じる。
ガンバの攻撃がいくら強力とはいえ、
両サイドバックがストッパーと化し、サイドハーフがサイドバックのような働きをしていた
4ストッパー+サイドバックの状況では、取れる点も取れないのではないだろうか。
そんな中、谷澤は素晴らしい突破を再三披露。坂本も凄まじい運動量で谷澤に絡んで
右サイドの攻撃はなかなか良かったと思うが、如何せん左が弱い。
新加入の根本。大分ではボランチ起用とかされていたので、
本職の左サイドでどんなプレーをするか期待していたのだが脅威の存在にはなれず。
武器がクロスだけでは加地も対応が楽だっただろう。
ストッパーと化した左SB青木は、根本を追い越すような動きが少ない。
根本の左SBではダメなのかな。それで工藤を左ハーフで使って
レイナウド先発で巻と縦の関係、みたいなことは出来ないのかな。
青木良を外すのは勇気がいるから、先発でとはいかなくとも
後半からでもいいから行けないのかな。
工藤は気の利いたボールキープで時間をつくりだし、
巻の最前線での存在感も相変わらず。苔口もやっぱり速かった。
だからこそ、もったいないなぁ。
後半は完全にガンバのペースだったから難しいかもしれないけど、
この日の千葉がやっていたのは 「負けないサッカー」 のはずなのに、負けてしまった。
次はアウェーの神戸か。早くもミラー監督に正念場が訪れたようだ。
 
 
一方のガンバ。前節FC東京戦からのスタメンの入れ替えが1人。
山崎がベンチスタート (これが最終的には効いたのか)、倉田がボランチで先発。
橋本が右の攻撃的MFの位置に。バレーとルーカスの2トップ。
前半の倉田は可哀想なくらい試合に入っていけない。
攻守において最終ラインと中盤の間を、ただ行ったり来たり。
攻撃ではボールを良い形でもらえない。守備でもどこをケアしていいのか分からない。
見ていてそんな感じだった。
安田は単純に疲れがとれないのか、谷澤に裏を狙われてその対応で疲れたのか、
どっちか分からないが、いつもの安田ではない。北京でちゃんとやれるのか心配。
とにかくそういった事情で、前半のガンバは千葉のカウンターに手こずる。
ポゼッションできないからルーカスが引いて来てパス出しするが、
二川や橋本も千葉の守備の前に、効果的な動きが出来ない。
千葉の拙攻に助けられて前半を0-0で終える。
後半は、西野監督の言葉が効いたのか、倉田に迷いがなくなった。
橋本、明神らと共にセカンドボールを拾いまくって波状攻撃。
リズムを取り戻したガンバは後半26分、
一応は面目躍如の倉田に代え佐々木、そしてバレーに代えて平井を投入。
バレーを後半26分で諦めるのは凄い決断だなーと思ってたら
後半41分には二川を下げて山崎を投入したのにもビックリ。
よほど調子が悪いのか、まぁこのタイミングで山崎が入ったことが吉と出たわけですが。
NHK解説の原博実さんは 「最初に平井を入れたことで山崎は燃えたはず」 と指摘。
なるほど。やっぱり西野監督の選手交代はメッセージ性があって良いなぁ。
ガンバは次節大分戦。きっつい相手だ。
しかも大事な攻撃の駒、安田がいなくなる。どうするのか楽しみだ。
 
 
 
■浦和に足りないフレキシビリティ
 
 
●浦和レッズ 1-3 川崎フロンターレ   @埼玉スタジアム2002
 
   浦)高原/前7
   川)伊藤/前27  鄭大世/後21  ヴィトールジュニオール/後23 
 
 
“逆転の川崎” の名を欲しいままにする圧勝劇。
浦和は高原の先制ゴール以降、良い所無く敗れた。
 
 
浦和は阿部、堀之内、細貝が累積警告で欠場したが、
それで悪い部分が一気に噴き出してしまったように感じた。
浦和は様々な問題を抱えていると思うが、
個人的に思うのは、鈴木啓太の存在感の無さだ。
確かに高原へのアシストは決めたが、
それ以降は集中を欠いたプレーで川崎の決定機をお膳立てするなど、らしくない。
そもそも “啓太が目立つ” ということは浦和が攻撃を受けている流れなんだけど、
そこで啓太がボールを獲れるということは、高い位置でボールが奪えているということで、
ポンテが負傷離脱でゲームメーカー不足の浦和にとっては
得意の速攻が活きるはず、と考えてしまう。
もちろん、去年は啓太の隣に長谷部がいたわけで、
今年は闘莉王だったり細貝だったり暢久だったりするので、その差はある。
長谷部はなんでも出来た選手。
反町監督が言うところの 「フレキシビリティ」 を持つ選手。
今の浦和は 「スペシャリティ」 をもった選手ばかりのように思う。
闘莉王はゴール前での存在感やロングフィードで攻撃の基点になれるが、
動き回ってスペース消すとか、誰かに密着して良さを消すといった所まで求められないし
求めても90分もたないかもしれない。
山田も低い位置でのビルドアップなら貢献できるかもしれないが、
そもそも彼はドリブルだったりサイドからのクロスが強みであるわけで、
それプラスで守備面での強さを求めるのは酷だろう。
そして先発3トップの高原、達也、エジミウソン。
この中の誰か1人でもゲームメイクを任せられればいいけど、そうもいかない。
達也は本当にファイトしている。憲剛に寄せたり、中盤と挟み込んだ守備したり、
くさび入ったり、サイド開いて突っ掛けたり、なおかつゴール前顔出したり。
でも、奮闘が報われず可哀想に思えた。
梅崎はポンテの代わりの1stチョイスじゃないんだなぁ。
エジミウソンは動けないし、高原もゴール決めて調子乗るかと思ったけど・・・。
(そもそもあのゴールも高原の動きが巧いと言うよりは井川の守備が若干軽かった)
いい加減 「闘莉王任せた」 ではダメということ。
次節は鹿島との天王山。
闘莉王よりも阿部をどのポジションで使うのか興味がある。(DFになると思うけど・・・)
そして啓太が去年のように 「良いトコ守ってんなー」 と思わせてくれる回数が増えれば。
それから坪井を久しぶりに観たけど良かった。
 
 
持ち前の攻撃力が爆発した川崎。
前半序盤、すっかり試合から消えていた憲剛は、
浦和の守備網をスルスルと潜り抜け、神出鬼没のビルドアップ。流石。
同じく存在感ゼロだったヴィトールジュニオールもサポート。
J1デビューの21歳ブラジル人は、名刺代わりに決定的なプレーを連発。
パス出しでもオフザボールの動きでも、とにかく 「縦のプレー」 が秀逸。
ジュニーニョとの連携もバツグン。これは厄介な存在になりそうだ。
2アシストのジュニーニョは完全復調。夏男なのかな。
完全に試合勘を取り戻した我那覇、
川崎に完全に馴染んだ山岸、寺田不在を感じさせない横山、
こりゃあ後半戦の川崎は脅威になるぞ。きっと
 
 
 

  • 共通ジャンル:

posted by tacleau7 |13:28 | ■ Jリーグ/国内サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月20日

トルネードは永遠に

もう既に至るところで野茂英雄へ賛辞の言葉が送られていますが、
やっぱりファンとして、
こういうブログを管理する者として、
例え他所のブログと内容が同じだとしても、書かないとダメでしょうね。
 
 
池山隆寛がいなくなり、
古田敦也がいなくなり、
桑田真澄がいなくなり、
とうとう野茂英雄までいなくなってしまう。
僕が大好きだった野球人が、スタジアムから去っていってしまう。
 
 
なんでだろう。
ダルビッシュ有も、岩隈久志も、藤川球児も、岩瀬仁紀も
素晴らしいピッチャーだけど、個人的には何かもの足りない。
桑田や野茂のような 「味」 が無いというか。
「味」 はあるんだけど、桑田や野茂と比べたら酷なのか。
 
 
“平成の名勝負” を演じた清原和博は 「サムライ魂をもった男」 と評した。
戦前の日本に野球が根付いたのは、アメリカから伝えられた歴史的な背景もさることながら、
“投手 対 打者” という構図が “斬るか斬られるか” という武士道に通じるものがある
という個人的な持論をねじ込むと、
日本を代表するスラッガーが 「野茂英雄は侍」 とコメントするのも頷ける。
ホームランか、三振か― 。
ひょっとすると日本プロ野球史上、
豪速球にフルスイングで対抗する最後の戦いになってしまうのかもしれない。
ただ、それは当時の野球界、というかパリーグが醸し出す独特の雰囲気が
実現させた対決だったのかもしれない。
 
 
もちろんそれには野茂が近鉄に入団した要因も挙げられるが、
野茂英雄と近鉄バファローズという球団の関係について、
ウィキペディアに明確な書き込みがあるので、今さらグダグダ言いたくない。
片やメジャーリーグへの門戸を開いたパイオニア。
片や日本一に一度もなれないまま、ずさんな経営体制からギブアップを申し出て、
日本プロ野球界の存続を危ぶませたお荷物球団。
出来ればもう一度、日本で野茂のユニフォーム姿を見たかったが、
日本プロ野球界での優先交渉権が近鉄=現オリックスにあるという事実、
今のバファローズのチーム状況から考えると、
アメリカでキャリアを終えるのにも、なんとなくホッとする。 
それでも 「野茂の絶頂期はいつだったと思うか」 という質問を投げかけられれば、
僕は 「近鉄時代」 と返答するだろう。
とてつもなく速くて重いストレートと、
リアルタイムで見た中では、佐々木主浩の活躍以前、最高級の代物だったフォークボール。
近鉄時代の野茂はギラギラしていた。
海を渡った野茂には、少し 「大人のピッチング」 という要素が加わったように思う。  
 
 
1995年5月2日、サンフランシスコ・ジャイアンツ対ロサンゼルス・ドジャース。
西海岸を代表するチーム同士の伝統の一戦。
まだジャイアンツが、本拠地の右翼スタンド後方に海が無く
今はアメリカンフットボールの名門、49ersの本拠地として使用されている
キャンドルスティックパークでホームゲームを行っていた時代。
まだ 「メジャーリーグ」 が 「大リーグ」 という変な呼び方をされていた時代。
 
 
1回裏。
ブラウン管越しに、マウンドに向う背番号16の姿を瞼に焼き付けた。
 
「今日は歴史的な日でもあり、新たなスタートの日。
いつか、こういうことが当たり前になる。
日本人投手がマウンドに立ち、日本人打者がバッターボックスに立つ。
それがメジャーリーグにとって特別じゃなく、日常となる日が必ず来る」
 
そう想いながらドジャースの背番号16のピッチングを見ていたのは僕だけじゃないはず。
 
 
その後、長谷川滋利から佐々木主浩を経て松坂大輔に至るまで、
その投球スタイルに関係なく、日本を代表する投手が海を渡った。
やがて新庄剛志、イチロー、松井秀喜ら野手陣も活躍の場をアメリカに移した。
城島健司は 「野茂さんがいなければピアザを知ることもなかった」 とも言った。
野茂が日米野球界に与えた影響は、計り知れない。
 
 
オールスターでの先発。2度のノーヒッター。
アメリカで積み上げた123回の勝利と1918個の三振という数字よりも、
記憶に残るピッチャーだったはずだ。
日米通算201勝という成績も、
野茂英雄という人物が偉大すぎてもの足りなく感じてしまう。
トルネードの身体の捻りは、近鉄時代よりなくなった。
ノーワインドアップで投げる姿さえ珍しくなった。
だが18.44メートルの空間を切り裂くような豪速球の代わりに
身につけた制球力と投球術。
それが数々の偉業を達成させ、彼自身のキャリアを伸ばしたと言っても過言じゃない。
もちろん立花コーチと行ったトレーニングも忘れてはいけない。
 
 
だから、桑田真澄が引退する時に 「まだ早い」 とすがった僕も、
野茂英雄の引退に関しては 「お疲れさまでした」 と心の底から言えるのです。
そして、野茂のように観る者を魅了し、
清原との対決のような手に汗握る名勝負を演出できる「サムライ」 が
また日本の土壌に出現することを、切に願います。
もちろん、そんな野球人を野茂本人が輩出するようなことがあれば、
こんなに素晴らしいことはないでしょう。
 
 

  • 共通ジャンル:

posted by tacleau7 |18:34 | ■ プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月17日

報われないハードワーク  FC東京観戦記2008 其の十四

試合は昨日のことですが、頭に焼きついて離れないシーンがあります。
試合を大きく左右するシーンではないので、少しうろ覚えですが、
確か後半20分過ぎのことです ― 。
 
 
中盤でボールを奪取した東京が、エメルソンを起点に攻撃を仕掛ける。
ハーフウェーラインあたりで、前を向いて中央突破を試みるエメ。
ルックアップすると平山が中央から右へ開いていく。
カボレはDFを背負いながら中央でボールを待っている。
左サイドには程よいスピードで攻め上がった羽生がフリーの状態でいる。
 
エメの選択肢は・・・・・やっぱりカボレだった。
“やっぱり” という接続詞が付くことは
FC東京をよく知る方なら理解していただけると思いますが、
結局、エメルソンからカボレへのパスはガンバDFにカットされました。
くさびだったのか、スルーパスだったのか、うろ覚えなのですが、
パススピードから考えて、DFラインの裏を狙ったパスだったような。
まぁ、それがどういう意図だったのかどうかより、僕が気になったのは、その後。
フリーで待っていた羽生が、「どうして俺に出さないんだ!」 というように
両手を上に掲げ、不満の表情を顕にしました。
さらに続けて城福監督がテクニカルエリアぎりぎりの所まで出て行き、
烈火のごとくピッチ内にいる選手を怒鳴りつけていました。
城福監督の視線の先には、エメルソンがいました。
よく耳を澄ませると 「エメーーー!!」 と言っているように聞こえました。
 
僕が観ていた席はメインスタンドです。
 
 
今日も苦しい立ち上がりでした。
安田のクロスから、ルーカスに手厚い恩返しを喰らったのが前半6分。
浦和戦の田中達也のゴールより1分早い失点に、嫌な雰囲気が漂いました。
しかし、その流れを変えたのは、J1では第2節以来のスタメンとなる石川でした。
アシストを決めた安田の裏をガンガン突き、好クロスを連発。
サテライトでの好調を維持し、ガンバの中盤を押し込めることに成功。
浦和戦、鹿島戦でこういった中盤から飛び出す動きが無かったこともあって
攻撃は新鮮で、ダイナミックに展開されました。
右サイドは長友&石川のコンビ、左サイドは徳永&羽生のコンビ、
両サイドを繋ぐのは平山の身体を張ったキープと梶山の展開力。
すべてが巧く回っていたように思います。
そんな中から生まれた徳永のゴール。
今シーズン、リーグ戦・カップ戦全試合フルタイム出場中という東京唯一の選手、
“MOVING FOOTBALL” という作品の中での自分の存在意義を見出せず
苦悩し続けていた男が決めたゴールは、
我々サポーター以上に、本当に本当に悠平自身が喜んだはず。
前半は、東京が優勢に試合を運んで1対1で終了。
 
 
後半に入ると、ガンバは 「山崎⇔佐々木」 で、ルーカスを前線に上げる。
佐々木は持ち前のスピードを活かして右サイドから果敢に仕掛ける。
これに対し東京は後半12分、「石川⇔エメルソン」 
う~ん・・・・・・・・・・・。
 
 
この交代以降、しばらく両チーム膠着状態。
  
ガンバは左の安田、右の佐々木を中心にワイドな攻撃を仕掛け、
東京の中盤及び最終ラインの距離感を広くして、
二川や橋本が有効活用できるようなスペースをつくり出したかったのだろうが、
国立のピッチには、東京が誇る名バランサー浅利が立っていた。
ガンバの攻撃の基点に必ずと言っていいほど最初にチェックにいっていたこの男は
90分通して、東京にバランスをもたらし続けた。
ヒヤッとするシーンがまったく無かったわけではないが、
鹿島戦のように守備網が破綻する恐れは、相手がガンバでもまったく感じなかった。
ガンバはいつもの分厚い攻撃が鳴りを潜める。バレーも決めきれない。
 
一方の東京。 「石川⇔エメルソン」 の交代で窺い知れる城福指揮官のメッセージは
「ポゼッションしましょう」 だと思う。たぶん。
ナオがスペースに飛び出すことが攻勢に出る合図だった東京は、
そのターゲットがいなくなったことに加え、中2日の過密日程ゆえの疲労感も相まって
攻撃が停滞してしまった。「繋ごう」 という意識から来る停滞感・閉塞感。
浦和戦・鹿島戦と似たような症状だ。
 
そんな中で生まれたシーンが、冒頭のエメルソンと羽生の一件。
ナオがいなくなって中盤からの飛び出しを一番期待できるのは羽生。
本当にスペースメイキングのために惜しみなく動き回り、
DFラインの裏を突くことも怠らない。「縦横無尽」 とは彼のための言葉だ。
だがエメルソンは、羽生を見ていない。見てるとは思うけど、出さない。出せない。
もちろん、出し手と受け手のタイミングの問題はあるだろう。
でも、今日に限らず浦和戦でも鹿島戦でも、
「あー羽生に出れば・・・・・」 と思った回数は数え切れない。
加えて気になるのは、ボールが出て来なかったことに対して
羽生が明らかに不満を表したことだ。
あの羽生が、フォアザチームの塊みたいな羽生が、である。
 
 
それから程なくして、羽生は赤嶺と交代。
今日もゲームキャプテンは90分間ピッチに立つ事を許されなかった。
 
 
赤嶺が入る少し前に、西野監督は2人の選手を同時投入した。
攻め上がってから自陣に戻るのが遅くなった安田に代えて下平、
途中出場しながら脅威の存在になり得なかった佐々木を再びベンチに戻して倉田を投入。 
これで再びリズムを取り戻して東京ゴールに迫るが、
塩田の好セーブもあって、勝ち越しならず。
東京は赤嶺が入ったものの、
カボレ、平山、赤嶺が3トップに気味に並んだ布陣は
正直、傍から見ても何がしたいのかさっぱり分からない低調な内容に終始。
カボレや平山に向けたロングボールが印象に残っているので、
「前半あれだけ良いサッカーしたのに、まさかなぁ」 と思いつつ、
そのまま試合は1対1で終了した。
 
 
前半終了時は 「今日はいけるぞ」 と思っていたのが、
試合終了直前には 「引き分けでいいから早く終わってくれ」 と願っている自分がいた。
はっきり言うと、僕は東京が展開した前半のサッカーは、好きです。
梶山と浅利がサイドと前線を巧く操縦し、サイドで優位に立つ。
徳永と長友が、後ろからどんどん攻め上がり、
羽生と石川は神出鬼没にスペースに飛び出す。
前半終了時にあれだけ期待感を呼び起こしてくれたサッカーを、
後半、城福監督は否定するようにエメルソンを投入した。
城福監督の掲げる “MOVING FOOTBALL” が、
ある程度ポゼッションに重きを置いていることはこの3連戦で分かったが、
それはどうやら 「ポゼッション」 という単語では説明しきれないスケールの大きいモノのようだ。
もちろん 「石川⇔エメルソン」 は試合前からある程度想定していた交代。
とは言え、ナオは間違いなくガンバにとって厄介な存在だったのも確か。
個人的にも、もう10分、もう5分、見ていたかったのは確か。
それでも城福監督の求めるものは、もっと大きいモノらしい。
頼もしくもあるが、少し切なくもある。複雑。
 
 
ただ、返す返すも羽生である。
「MOVING FOOTBALL」 になくてはならない存在として獲得した小柄なファイターは
まだ東京にフィットしていないと、僕は思う。
何度も言いますが、彼は 「ファイター」 です。東京には稀有な存在。
羽生直剛という選手をスタジアムで観たことがある人はわかると思いますが、
「ここでこの選手に前を向かせなければ後ろは楽になる」 とか、
「ここでこのスペースに走りこめば、あそこにボールを通せる」 とか、
「ここはかなり危険だからプレーを切ろう」 とか、
チームとして今、何をすべきなのかを驚くぐらいに考えながらプレーしている選手なのです。
それが観ている人にヒシヒシと伝わってくる選手なのです。
だからこそ東京のキャプテンマークを任かされるわけですが、
一方でキャプテンを任している人物は後半半ばで、この勇敢なファイターを引っ込めてしまう。
う~ん・・・・・・・・・・・・・ってなるんですよねぇ。
 
 
FC東京は結局、7勝4分6敗、得失点差-1で、リーグ戦前半を折り返す。
7勝の中には「完勝」と呼べるものもあれば 「勝たせてもらえた」 試合もある。
4分6敗の中にも 「勝てた試合」 もある。
「3歩進んで2歩下がる」 が口癖の城福監督にしてみれば
貯金1というのは妥当な数字かもしれない。
結果も意識しなければいけないプロの世界で
今、FC東京が目指すサッカーはとてつもなく難解なものであるが、
このFC東京というクラブには、他クラブが羨むほどの伸びしろがある。
リーグ戦後半も、ナビスコも、出来るだけ高いステージで戦い続けてほしい。
 
 
 
   ●FC東京 1-1 ガンバ大阪   @国立競技場
 
 
     東)徳永/前19
     大)ルーカス/前6
 
 
   【FC東京】
                            カボレ5.5
  
 
             羽生5.5       平山5        石川6
             (赤嶺 ― )                  (エメルソン5)
 
 
                    浅利5.5     梶山5.5
 
 
          徳永6.5                         長友6
                                          
                     今野6      佐原5.5
 
 
                            塩田6
                                               城福5
 
 
   【ガンバ大阪】
                    バレー5.5    山崎5
                               (佐々木5)
                               (倉田5.5)
 
             二川5.5                   ルーカス6
    
 
                     明神5.5    橋本5.5
 
 
           安田理5.5                     加地5.5
            (下平5.5)
                      山口6      中澤6
 
 
                          藤ヶ谷5.5
                                              西野5.5
 
 
 

  • 共通ジャンル:

posted by tacleau7 |13:14 | ■ FC東京2009以前 | コメント(1) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月16日

FC東京×ガンバ大阪 プレビュー

日本のトップ3との3連戦。
2008年最初の山場を迎えたFC東京だったが、
「最初の山場」 が 「最後の山場」 になる可能性も出てきてしまった。
昨季アジア王者の浦和に0-2。
昨季J王者の鹿島に1-4。
勝手に 「3連戦で勝ち点5が優勝争いに残る条件」
と謳っていた僕にすれば絶望的なスコアが続いている。
もちろんまだシーズンの半分を消化しただけの状態で、
混戦の様相を呈す今季のJ1を考えれば、挽回の余地は十分にある。
ただ、日本のトップ3から1勝2分、もしくは2勝1敗という数字を算出すれば、
未だかつて “優勝争い” の経験がないFC東京に
“自信” というこれ以上ない武器を手に入れることができたはずなのだ。
それが証拠に、現在5位の柏。
 
第13節 鹿島 1-1 柏  第14節 柏 2-1 浦和  第15節 柏 1-0 G大阪
 
中断期間を挟んでいるとはいえ、トップ3から2勝1分である。
羨ましいったらありゃしない。どれだけの自信を手にしたのだろうか。
東京はこのままズルズル引き下がれば、今季も中位で終わってしまう。
ガンバ戦は勝ち点3が必須条件だろう。
 
 
浦和戦は試合序盤の入り方に大失敗し、後半攻め立てるも決定力不足を露呈しての敗戦。
最近よく聞かれる “アタッキングサード” での単調なパス回しが大きな原因だった。
で、鹿島戦はバランスに重きを置いた前半で、まずまずの内容。
が、後半は中盤が間延びしたノーガードの打合いになり、バランスを失った東京が力尽きた。
カボレがDFラインの裏を突くなど、浦和戦の教訓は活かされていたが単発に終わり、
守備もマルキーニョス、本山に手を焼くなどでラインがズルズルと下がった。
ショートカウンターで簡単にやられてしまう昨季の悪癖をのぞかせての惨敗である。
 
 
浦和戦、鹿島戦で浮き彫りになった課題で、
ガンバ戦で修復すべき問題点を整理してみました。
 
 
課題① 相手DFラインの裏を突く攻撃
課題② 中盤と最終ラインを連結させるバランス感覚
課題③ 攻守において効果的なプレーの連続性
課題④ 試合展開に応じた戦い方の意識統一
 
 
そして昨日、小平グラウンドを視察しました。
ガンバの予想スタメンと一緒に、昨日の小平に並んだラインナップをご覧ください。
 
 
●予想スタメン
 
 
 【ガンバ大阪/4-4-2】                    【FC東京/4-5-1】
 
 
         安田理                            長友
                 二川               石川
  
 
       山口   明神   バレー               梶山   佐原
 
藤ヶ谷                     カボレ  平山              塩田
                
       中澤   橋本    山崎               浅利   今野
 
 
               ルーカス               羽生
         加地                              徳永
 
 
 
ちなみに東京の控えは、以下の予想。
GK荻  DF藤山、椋原、金沢  MFエメルソン、大竹(or 川口)  FW赤嶺
 
城福監督は以前、「課題は毎試合出てくるが、直近の試合に向けて
早急に処理しなければならない問題をチョイスし、練習の中で改善していく。
すべての問題を処理しようとすれば選手に入りきらないですから」 
という類のコメントをしている。
鹿島戦での課題を解消するべく選んだのが、このメンバーなのだ。
で、前述の課題4つと照らし合わせてみる。
 
 
課題①に関しては、石川ナオの起用である。
右サイドを主戦場としていたナオに、今季の指揮官はサイドから中へ出入りして
裏へ抜け、フィニッシュに絡むような動きを求めている。
実際、ナビスコカップ大分戦では平山との連携で中央突破し得点も決めている。
エメルソンのようなビルドアップの能力は無いが、
ガンバのDFラインを押し下げるような働きかけに持って来いの人材だと思う。
 
となるとビルドアップに関しては、当然ながら梶山の双肩にかかっている。
ラインナップを見る限り、浅利というバランサーがいることで、
梶山は過去2戦と違い、より前方にポジションをとれそうだ。
もちろん明神・橋本という厄介な存在がついてまわるのだが、
カボレや平山との距離感が近づけば、千葉戦のような素晴らしいオーガナイズを出来るはず。

そして今ちゃんは今季初となる最終ラインでの起用が濃厚。
もちろん能力には疑いようがない。
ちなみに、当ブログは前回記事で藤山の守備を批評しましたが、
今回は単純に中2日の強行軍という事で体調面を考慮してのベンチスタートと思われる。
とにかく浅利が入ることで、課題②も克服できそうだ。
鹿島戦にできたゴール前の危険なスペースは塞がれると願いたい。
 
課題③は、要は “敵の嫌がる事をし続けなさい” と言いたいだけなんです。
東京のムービングフットボールは、浦和と鹿島には通用しなかったわけで、
それならばガンバが相手なら、自分たちの戦いを貫くだけでなく、
相手の良さを消す事にも、ある程度重きを置かないと。
もちろん東京が目指す方向性を変更するわけではない。それもバランス感覚。
その点でいうと、長友と徳永のポジションチェンジである。
長友は元々右が本職だし、徳永の左も今季何回か実践しているので、適性に問題はない。
配置換えの意図としては、ガンバのサイド攻撃の切り札・安田への対応だろう。
現在のガンバの状況を考えると、右の加地より左の安田の方が破壊力がある。
徳永の右であれば、守備ではある程度受けて立てるかもしれないが、
攻撃面は持ち前のダイナミックさが影を潜め、吹っ切れない状態が続いている。
長友の右であれば守備はもちろん、惜しみない運動量を活かした攻撃参加で
安田を押し込む事ができるかもしれない。
決してミーハーなファンを意識した “五輪代表マッチアップ” ではありません。
 
 
課題④に関しては、鹿島戦後の徳永のコメントに表れている。
 
「先制した後の戦い方をチーム内で意思統一できなかった」 
 
僕が見た感想としては「意思統一できなかった」 というよりも、
「様子を見ているうちにやられた」 の方が近いかな。
バランスは大事だが、弱腰になってはいけない。メンタリティーの問題。
さらなるステップアップのため、
優勝争いに残り続けるため、
戦う気持ちを前面に出してガンバに臨んでほしい。
 
 

  • 共通ジャンル:

posted by tacleau7 |12:40 | ■ FC東京2009以前 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月13日

京都の増嶋くん、お元気ですか?  2008FC東京観戦記 其の十三

 
 
 
テレビ観戦ですけど。
画面真っ白でしたけど。
 
 
 
   ●鹿島 4-1 東京   @カシマスタジアム
 
 
   鹿)マルキーニョス/後17  本山/後32  興梠/後41  ダニーロ/後44
   東)カボレ/後13
 
 
   【鹿島アントラーズ】
 
               マルキーニョス6.5     田代4.5
                                   (興梠6)
 
             本山7.5                   野沢5.5
              (中田 ― )                    (ダニーロ7)
 
                     小笠原6     青木6
 
 
           新井場5.5                      内田6
 
                      大岩6      岩政6
 
 
                          曽ヶ端5.5
                                          オリベイラ6.5
 
 
   【FC東京】
 
                            カボレ6
  
 
             羽生5.5      平山5.5     エメルソン5.5
             (大竹 ― )      (赤嶺 ― )
 
 
                    今野5     梶山3.5
 
 
          徳永4                         椋原5.5
                                          (長友5.5)
                    藤山4       佐原4
 
 
                          塩田5.5
                                               城福5
 
 
 
「さよなら」 って言って、恒例となっている試合後のボヤキ会見をすっぽかす
ノムさんの気持ちがよくわかる。
「3年やってきてこの程度か」 って言ってたけど、
こっちは 「16年やってこのディフェンスか」 ですよ。
本当に泣きたくなる。
 
決勝点となった本山の得点シーン。
右サイドでボールをもったマルキーニョスに対する藤山の対応。
見てない人は 「やべっちFC」 で是非見て下さい。(画面真っ白だけど)
酷いです。
センターバックのディフェンスじゃない。
もちろんその中の守備 (佐原と徳永?) も酷いけど、それにしたって
バイタルエリアでボールホルダーをあれだけ自由にさせたらダメでしょ。
当SEXYSPORTSでは、前々から、
藤山の軽い守備について苦言を呈しているのですが、
前節の浦和戦同様、ここが決壊の根源になっていると思います。
中断期間前の相手には善戦していたと思いますが、やはり強豪相手には通用しない。
たぶんガンバ相手にも通用しません。
中断期間に補強しなかったんだから、吉本使うべき。
使わないと育ちませんから。
佐原クラスのストッパーがもう1人いないと優勝なんて無理だ。
 
 
ただ、あれだけ中盤を省略する展開になったら止められるものも止められない。
鹿島はなぜ失点を1で食い止められたのか?
小笠原と青木がバランスをとっていたから。
セカンドボールを的確に拾って、キレキレの本山とダニーロにつなぐ。
2トップと形作ってシュートまでもってく。
 
東京は形がない。
あるはずなんだけどなぜか使わない。
シンプルに平山の頭に当てて、こぼれた所を羽生や今野がつめるとか。
エメとカボレのコンビとか。
いっつも単発。
なんで?
前半、あれだけカボレに裏突かれるのを嫌がってた鹿島守備陣に対し、
「このままカボレをたくさん使ってDFラインを押し込もう」 っていう気にならないの?
なんで単純にサイドから放り込むことしか出来ない?
 
で、中盤が空いた原因。
今日で言うと、梶山です。
反町さんは、今の梶山だったら呼ばない方がいいかも。それぐらい酷い。
とにかくパスミスのオンパレードだし、
ボール持ちすぎて興梠や小笠原に掻っさらわれてばっかり。
今野は得点力あるから前に上がっちゃうけど、
梶山が中盤の底に1人残っても何も出来ないのが実情。
今ちゃんほどボール獲る能力ないし、
ゴール前上がってから、ガーっと下がってくるタフさもない。
で、今日みたいなノーガードの打ち合いになって、負ける。
どーでもいいけど、これって去年の負けパターンじゃないか。
 
 
小笠原と青木は、試合をつくっている。
梶山と今野は、攻撃をつくっているだけ。
その差かな。
 
 
両監督について。
まず、オリベイラはさすが。
前半で言うと、確かに田代は怖くなかった。
野沢は悪くはなかったけど、本山ほどの存在感はなかった。
(というか今日の本山は素晴らしすぎた)
だから興梠とダニーロ投入。すごくよくわかる。
前線の動きが活発になる。当然。
マルキと本山で逆転。大正解。
で、浩二で中盤にフタして、カウンター狙うだけ。横綱ですね。
 
対して、城福さん。
前半は決して悪くない。チャンスつくったし、守備も崩されてはいなかった。
が、後半開始から 「椋原⇔長友」 。
???
椋原が悪かったというなら話は分かる。
でも代えるほど悪くはなかった。新井場相手にもよくやっていた。
怪我をしたようにも見えなかった。
悪くない所を早々から変える必要が本当にあったのか?
これは 「羽生⇔大竹」 の交代にも言える。
個人的に羽生は、今の東京で一番90分間ピッチにいてほしい選手。
でもこれだけ判で押したように、いっつもいっつも 「羽生OUT 大竹IN」 なら
羽生がつけてるキャプテンマークって何の意味があるの?
 
「椋原⇔長友」 がなければ、終盤に石川ナオというピースも存在した。
彼はサテライトで鋭い動きを見せているので、ぜひトップでも使ってほしいのだが。
DF登録の選手は先発したら90分出るのが当たり前。
確かに長友は怪我の影響もあるから90分使うのは厳しい。
だったら無理して遠征させるなと言いたいし、
(反町さんへのアピールなんてもっての他)
椋原に関しても、途中で代えるのを前提で使っているのなら、どうかと思う。
 
 
個人的には、中断期間前に結果を出していた
浅利を中央に配したトレスボランチ気味の4-3-2-1に戻した方がいいと思う。
浅利がいなくとも、浅利のような役回りを辛抱強く出来る選手を置くことが大事。
平山は確かに今すごく良い状態だけど、見極めも肝心。
中盤がなくなった原因は彼にも少なからずあるし。
そして今日の4失点目のように
完全に集中が切れるような幼稚なチームにならないように、
90分間絶えずファイトできる選手=羽生のような選手を使い続けてほしい。
もちろん、やっているサッカーの方向性は間違ってはいない。
 
 
 
でも、やっぱりセンターバックをなんとか・・・・・。
今、思うことは、この記事のタイトル通り・・・・・。
 
 
 

  • 共通ジャンル:

posted by tacleau7 |22:15 | ■ FC東京2009以前 | コメント(8) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月06日

FC東京観戦記2008其の十二  ~タイトル遠のく取りこぼし~

 ●浦和 2-0 東京   @埼玉スタジアム2002
 
   浦)エジミウソン/前3  永井/後43
 
 
 
   【浦和レッズ】
 
 
                      田中6.5    エジミウソン6
                       (永井6)     (細貝 ― )
 
                            ポンテ6
                            (梅崎5.5)
              平川6                       山田6
 
                     闘莉王5.5   鈴木5.5
 
 
 
                 堤6      阿部6.5      堀之内6.5
 
 
 
                            都築6
                                            エンゲルス6
 
 
 
   【FC東京】
 
                            カボレ5
                            (川口6) 
 
 
           羽生5          平山5.5      エメルソン5
          (石川 ― )
 
                   今野6       梶山5.5
 
 
           金沢5.5                      徳永4.5
 
                    藤山5       佐原5
 
 
 
                           塩田5.5
                                                 城福4
 
 
 
前日から気合入れてたのがアホらしい。
全然ダメ。
少なくとも勝ち点1は獲れた試合。
 
 
浦和の状態は決して良くはなかったが、
エンゲルスはスタメンを変更してテコ入れを図った。
闘莉王は最終ラインではなくボランチでの出場となったが、
エジミウソンの相方に、昨年東京をカモにした達也を起用。
これは相当嫌な予感がしたが、案の定、開始3分でやられた。
ゴールを決めたのはエジミウソンでしたが
(東京は公式戦2試合続けて 「エジミウソン」 にやられてるわけですが )
前半はとにかく達也にやられっぱなし。
東京の中盤とDFラインの間で行ったり来たり。東京のDFラインの裏へ行ったり来たり。
寿人とか、杉本とか、この手のタイプに本当に弱い東京の最終ライン。
そして梶山への鬼プレス。
これは達也だけでなく、啓太とかポンテも相当ケアしていた。
東京は全然思うようにボールを動かせない。
前線の選手に引いて来てほしい後ろの選手。
全然動かない前線の選手(というかカボレと平山)。
前半30分はまったく何も出来ず。
今後、FC東京が戦うチームに持って来いの教材だな。
 
 
後半。
前半、飛ばしに飛ばした達也がコンディション面を考慮して永井と交代。
さらにポンテが太もも裏を痛めて梅崎と交代。
前線でのプレスが幾分弱まったせいか、
それともエンゲルスがあえて東京にボールを持たせて、
DFラインを深めにとるよう指示したのか、定かじゃないけど
とにかく東京がポゼッション出来るようになってきた。
平山、そしてカボレと交代して入った川口が浦和ゴールを脅かす。
でも決まんない。
すると後半43分、カウンター炸裂で永井が追加点。
終わってみれば、悲しくなるくらい典型的な浦和の勝ちパターン。
東京は、ただ浦和に復調のきっかけを与えただけでした。
浦和とのアウェーゲームは、これで公式戦8連敗、だったかな?
 
 
えー、言いたい事はたくさんありますが、まず前半立ち上がり。
“開始・終了の5分間に気をつける” なんて小学生でも知ってる事が出来なさすぎ。
ちょこまか動く達也のマークをどうするか、
自分たちで問題を解決できない幼稚な守備陣。
僕は前にも何回か書いてますが、藤山の守備の仕方は嫌いです。
浦和の阿部ちゃんと同じディフェンスの仕方ですよね。
ボールを受けようとする選手の前でボールをカットするという。
でも向こうは3バックの真ん中です。
こっちは4バックの真ん中です。
今日もどんどん前へ出て行って、そのスペースを突かれることが多々ありました。
確かに藤山で助かっている部分も多いのですが、
それでもやっぱり、佐原のような生粋のストッパーがもう1人欲しいなぁ。
でないと限界がある。
藤山に話を戻すと、2失点目も永井のマークを彼が外したからです。
梶山のパスが山田にカットされた時点で、攻守を切り替えて
永井の位置をよく見てほしかった。そうすれば防げた失点だった。
 
 
前半30分までポゼッションが巧くいかなかった問題。
これは梶山が浦和プレスの餌食になっていたことが大きいのですが、
それならば、周囲がもっとサポートすべき。
佐原&藤山にビルドアップの能力を求めるのは酷。
であれば羽生、エメルソン。もっと気を利かせてほしい。
もちろん平山、カボレも。どっちかが引いて来て、どっちかが裏へ出て、とか。
そういうの無さすぎ。
 
 
後半の城福采配。
まず、カボレ⇔川口。
確かに川口は良かった。裏のスペースに走りこんでタメをつくった。
ただ、惜しいヘディングが1本あったとはいえ、
やはり 「ゴールを奪う」 という最終目的を達成する怖さを持っているカボレを
もう少し置いといてほしかった。
まぁ、まだこの交代はある程度機能したからいいや。
問題は次。
川口投入から20分後の後半42分に羽生⇔石川。
遅いでしょ。
その間の20分は良かったか?
ナオに3分 (追加タイム入れると8分) で何が出来るって言うの?
残り1枚の交代枠は使わず試合終了。
これまで、判で押したように後半半ばで実行していた大竹投入は?
何で今日に限ってやらないの? 納得いかん。
あれだけ中央攻撃の一辺倒しか考えないパサー=エメルソンに代えて
ドリブルとパスを効率よく多用して、
リズムを変えられるレフティーをぜひとも見たかった。
ということでエメルソン。
千葉戦は 「サイドの深いトコまでえぐってやるぞ」 っていう気概が見えたのに、
今日はとにかくルックアップしたら 「カボちゃんどこかな」 と言わんばかりに中しか見ない。
すぐ脇を走る徳永よりも中。逆サイドで良い動きしてる羽生よりも中。
だいたい3バック相手に、なんであそこまで中央突破にこだわるかね。
3バック横のスペースを有効活用するのなんて、3バック攻略の定石でしょうが。
とにかく今日はボールをこねくり回しすぎ。エメの良さが悪い方に出たと思う。
 
 
以下、個人評。
 
 
○阿部
個人的にはマン・オブ・ザ・マッチ。最終ラインでのポジショニング、カバーリング能力、
危機察知能力は間違いなく日本屈指。
まぁ今に始まったことじゃないけど改めてね。
本当はボランチで見たいんだけど、これだけの存在感ならしばらくディフェンダーかなぁ。
 
○エジミウソン
点は取ったけど動けてない。新潟時代とは雲泥の差。
今日の達也だったら、高原と組ませる方が得策なんじゃない?
まぁ結果出してるから変えないだろうけど。
 
 
●佐原
最近の試合では、最低のパフォーマンス。らしくなかった。
やっぱり左目の影響かな。
 
 
●徳永
 「俺が決めてやる」 っていう気が無いならフリーキックなんか蹴るな。
梶山がいる。エメだっている。小平で結果出してから蹴れ。
 
 
●羽生
良い動きしてるのに見てくれないことがしばしば。
サイドで張ってるタイプじゃないのにね。もっとエゴ出して良いんじゃないかな。
 
 
●平山
今日で男になってほしかったなー・・・・・・。
 
 
 
あーーー、今年の夏もヤケ食い増えるのかなーーー。
 
 
 

  • 共通ジャンル:

posted by tacleau7 |14:57 | ■ FC東京2009以前 | コメント(1) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加