2008年02月22日
UEFAチャンピオンズリーグ07/08決勝ラウンド
1回戦1stレグのセルティック対バルセロナ戦は
セルティックというよりも、スコットランドリーグの限界を露呈した試合。
カウンター攻撃さえも放棄して守備に徹した結果、
メッシに「アンチフットボール」呼ばわりされたのがレンジャーズ。
「俺たちはスコットランド王者だ。守るだけじゃないぜ」と言って
点を獲りに行く姿勢を見せたのがセルティック。
もちろんセルティックの方がセクシーなわけですが……。
【セルティック/ストラカン監督】
マクドナルド フェネホールオフヘッセリンク
マッギィーディー 中村俊輔
ロブソン ハートリー
ネイラー カディス
マクマナス コールドウェル
ボルツ
いつもの4-4-2でちょっと驚いた。
水野はベンチにも入らず。まぁしょうがない。
一番痛いのは中盤。本来のセルティックならセントラルMFは
攻撃に顔を出せるドナーティとファイタータイプのブラウンで決まりだが、
そのファイターは出場停止。
他に中盤の守備ができるのはハートリーぐらいなのでそこに落ち着いた。
でも何でロブソンなのか。彼は冬の移籍で加入してきたばかり。
中盤はサイドでも中央でもバランスよくプレーできるらしいが、そんなに馴染んでないでしょ。
ある程度、攻撃のエキスを注入したいならロブソンではなく
経験豊富なドナーティの方が……と思いつつ。
【バルセロナ/ニースケンス監督】
アンリ
ロナウジーニョ メッシ
デコ イニエスタ
Y.トゥレ
アビダル プジョル
ミリート マルケス
ビクトル・バルデス
サラゴサ戦と同じ4バック。
リーガで好調ぶりが目立つチャビ、サラゴサ戦ではイマイチだったドスサントス、
怪我から復帰したばかりのエトーがベンチ。
ロナウジーニョは試合前日、カンプノウからチームバスで空港へ向かう際に
寝坊でカンプノウ集合時間に遅刻したらしい。
ただでさえベンチスタートが多いのにこんな大失態を演じては、
グラスゴーでもベンチ濃厚、と思いきやまさかのスタメン。
ちなみにこの日の正当な指揮官はニースケンス。
ライカールトはグループステージで
審判に抗議して退席処分になったペナルティがまだ続いている。
2ndレグにはベンチに座れることになっているけど、この日はスタンド観戦。
蓋を開ける前からバルサの攻撃の時間が長く続くことは自明の理。
それをセルティックは中盤とDFラインの8枚できっちりゾーンをつくって守った。
4バックは基本的にバイタルエリアを封鎖し、バルサの3トップにスペースを与えない。
セントラルMF2枚はデコ&イニエスタを見る。
俊輔&エイダンはサイドバックと共にロニーとメッシを挟み撃ちする。
去年マンUを相手にした時も似たような感じで守って、
俊輔の飛び道具一発で1-0の勝利を収めている。再現狙うか。
前半を見る限りで、マンUに無くてバルサに在るもの―。
それはバックラインからのロングフィード。
リオやビディッチもある程度ビルドアップは出来るが、
この日のマルケスほどの貢献度は期待できない。
マルケスのロングフィードは局面を一発で打開した。
例えばバルサの右サイド=メッシにボールが渡ると、
ネイラーとマッギィーディーでチェックする。
イニデコもサポートに行くから、
当然セルティックの中盤も左サイド=バルサの右サイド寄りになる。
俊輔は絞りつつ、アビダルとロナウジーニョの位置を確認しなければならない。
要はこの状況が90分ずっと続いたわけですが。
で、「右がダメだな」と一旦DFラインにボールが下がってきた時、
マルケスが手薄な左サイド=セルティックの右サイドへレーザービーム。
ロナウジーニョの足元にスポンとボールが収まり、
ロニー・アビダル 対 カディス・俊輔の2対2が簡単に作られる。
最終ラインからのこの手のパスなら、マルケスは欧州で五指に入るねー。
それで「これじゃアカン」ってことになって
2トップが最終ラインよりの位置で守備をするようになった。
するとY.トゥレだけが前を向いてボールを運べるシーンが増える。
そこからマークが少しずつズレ出す。チャンスも増える。
ただ最終ラインの踏ん張りで何とか決壊せずに済んでいた。
セルティックの攻撃の切り札は、実は俊輔じゃなくてエイダン・マッギィーディー。
前述した守備の大変さがあるから、攻撃に人数はかけられない。
すると日本屈指のパサーがその技術を生かす時間は限られてくる。
となると国内リーグでキレキレを維持し、イングランドのクラブが一目置いている
アイルランド人の高速ドリブルに活路を見出すしかない。
案の定、セルティックの攻撃は左偏重になり、
彼の突破を起点にフェネホールがまさかの先制点を奪う。デコとメッシのコンビにやられるも、
再びマッギィーディーを起点にロブソンのヘディングが決まる。
ただロブソンはセントラルMFとは思えないほど気が利かない。
対峙するデコやイニエスタ、後々出てくるチャビに代表されるバルサのそれとは月とスッポン。
彼にもっとボールが収まれば、俊輔にも良い形で繋げられそうだった。
いや、きっと繋げられる。
スコットランドではそれなりのステータスを持ってるかもしれないが、
“クラブ以上の存在”のクラブを相手に萎縮していたのは間違いない。
はっきり言って、値千金の勝ち越しゴールを決めた所でプラマイゼロだ。
後半、バルセロナはギアを入れ換えたとは思わない。
単純にセルティックの自滅だ。
俊輔のバックパス。これは本人以上に周囲のサポートが足りないからこうなったと思う。
で、この日のラインナップを見る限りは
やっぱりロブソンにもうちょっと何とかしてほしかったな、と辛口にならざるを得ない。
俊輔のパスを受けたのはコールドウェル。
俊輔が中央にいたから右サイドにはそれなりのスペースがあったので
カディスが前でボールを受けようとしていた。
ただ、セルティックのセンターバックのパス技術はCLレベルで考えると非常に拙い。
コールドウェルも当然当てはまるので、よりによってパスをバルサの10番に渡ってしまった。
後半開始時、アンリとロナウジーニョはポジションを入れ換えていたのか、
たまたまそうだったのか、定かではないが(おそらく前者)
とにかくロニーから左サイドのアンリへ渡り、アンリらしいゴールで同点。
その後もアンリは、まるでノースロンドンで14番を付けていた頃を
思い出しかのような軽快なプレーを連発。
で、ストラカンはこの日がCLデビューのカディスに代え、
病み上がりの正右SBウィルソンを投入。
もちろん焼け石に水。
加えて【ハートリーOUT ドナーティIN】
……って、そっちかい。
力不足とはいえ中盤でしっかり守備するタイプだったのに。
得点獲ったからロブソンを残したのか。
でも、その前に【フェネホール⇔サマラス】っていう交代もしてるし。
あまり効果的ではない交代だなーと感じた。
単純に守備的な選手を下げて攻撃的な選手を投入する事=攻撃的になるという事ではない。
それ以前にバルサの攻撃を寸断できるのか。
気持ち悪い攻撃の転じ方の結果、メッシに押し込まれて万事休す。
あの内容で3失点は、逆に賞賛に値するかな。
セルティックに関しては、前から思っていたことだけど「井の中の蛙」なんだ。
国内リーグでは、レンジャーズ戦以外は自分たちの色を出して、それなりに勝てる。
で、たまにCLに出て来ては、バルサやミランに手も足も出ない。
俊輔が決めたホームのマンU戦だって完全に負け戦だった。
強い相手に対して守ることに慣れていない。ただそれだけ。
現状では、間違いなく3大リーグの強豪には歯が立たない。
国内リーグがこのまま2強体制なら無理。
グラスゴーの2強に歯向かえる第三のクラブが必要。
ちょっと前に良かったハーツぐらいではダメ。コンスタントに優勝争い出来なくては。
オランダではアヤックス、PSV、フェイエノールト、時々AZ(今季はダメだけど)。
ポルトガルだってポルト、ベンフィカ、スポルティング。
トルコだってフェネルバフチェ以外にもガラタサライ、ベシクタシュ、トラブゾンスポル。
強いチームが増えてリーグ全体のレベルが上がれば、色んな戦い方を出来るようになる。
セルティック及びレンジャーズでは、CLベスト16が精一杯なのかなぁ。
カンプノウでの2ndレグに勝たない限り、セルティックベスト8への道は無い。
しかも2点差つけるか、アウェーゴール3点以上決めないといけない。
2-0で勝つのは逆立ちしたって無理。
じゃあ3-2のPK戦勝ち、それ以上の4-3とか目指すわけだ。
厳しい。
【SEXY SPORTS勝手に推薦 セルティック2ndレグスタメン】
サマラス
マッギィーディー
ドナーティ 中村俊輔
ハートリー ブラウン
ネイラー ウィルソン
マクマナス コールドウェル
ボルツ
鍵はやっぱりマッギィーディー。
彼を活かす事は、チームが生き残る事を意味する。
ただ左サイドではなく得点を狙える中央に配置してほしい。
コンビを組むのはとりあえず守備意識の高い人。マクドナルドでもいい。
とにかく走らせて、フェネホールは切り札にとっとく。
中盤はブラウンが帰ってくるから、多少は安定する。
ドナーティをサイドで使ってイタリア人らしい気の利かせようをしてほしい。
ロブソンはベンチで俊輔やドナーティのサブ。
ただ途中出場ならロブソンより、水野晃樹の方が面白い。
煽りたくて言ってるわけじゃない。
セルティックが局面を一発で打開するにはパスよりドリブルだから。
って、こんなに書いた所で
セルティックに勝ってほしいと思ってる人なんていないでしょ。
自分もバルサがフツーに勝つと思います。
posted by tacrow7 |21:36 |
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2008年02月20日
▼ビッグイヤー候補のプレミア・トップ2が登場
今日も明日も、寝不足どんと来い。
ベスト16の1stレグ2日目は、
プレミアで熾烈なデッドヒートを繰り広げる
攻撃的2チームが満を持して登場。
現時点プレミアNo.1、CL初優勝を狙うアーセナルが、
ディフェンディングチャンピオン・ミランと戦う一戦は、
ベスト16最大の好カード。
意外にもCLでは初対戦らしい。
あのオフェンシブでエレガント極まりないヤングガナーズが
老獪な王者の牙城をどう崩すのか?
「崩せるのか?」ではなく「どう崩すのか?」と謳っている時点でお分かりの通り、
僕はミランが負けると思っています。
ただ、本当にエンジンのかかりが遅いミラン。最近になって調子をあげてきた。
そしてロナウドの怪我は意外に好影響を及ぼすのではないだろうか。
2シーズン前、マドリーの一員としてCLでアーセナルと対戦した際には
まったく仕事ができなかったロナウド。
今回のアーセナル戦には相当燃えていたはずだ。
そして、ミランイレブンは
「ロナウドの分まで」という気持ちで統一されているはずだ。
そうなったらこのファミリーはただでは転ばない。
ただ、アーセナルはミランのDFを崩す力をたぶん持っている。
だからミランの攻撃を止める術を模索できれば自ずとベスト8は見えてくる。
攻撃本能が芽生え始めたフラミニは、
ほんの少し自制を心掛け、バランスを保ちながら、カカを封じるべき。
やっぱりミランはこの男でしょ。パトはともかくパロスキにはまだ荷が重い。
リヨン対マンチェスターユナイテッドが好ゲームになるためには
ベンゼマにすべてが懸かっている。
リヨンの若きエースが得点ランクでトップに立っているのは、
プレミアでもリーガでもセリエでもなく、
レベルは欧州で4、5番目のリーグアンだ。
実際、彼がグループステージで得点を挙げた相手とは、
マイスターシャーレを見る影も無いシュトゥットガルトと、
リーグアンよりさらにレベルが数段劣るレンジャーズだった。
その証拠に、開幕戦のカンプノウでは
存在していた事すら感じさせてくれなかったのだから。
プレミア最少失点を誇るリオ&ビディッチ相手に本来のプレーを見せられるのか。
もちろんベンゼマへボールを供給する中盤の出来如何だが、
彼が試合から消える事はリヨンの敗北を意味する。
ユナイテッドに関しては今さら言うことは無い。
個人的に思うことは昨シーズンと一緒。優勝はユナイテッドだぁ!
▼日本に馴染みのあるフェネルバフチェとセルティック
レベル、スター選手問わず、本当に面白いゲームを観たいのであれば、
フェネルバフチェ対セビージャがオススメ。
どっちも初のベスト16だが、実力が一番拮抗しているのは、このカードだ。
フェネルバフチェは、監督はもちろん、ロベカル、アレックス、デイビッジに、
元マルコアウレリオのメフメトアウレリオもいる(メフメトはイスラム系の名前)。
セビージャはルイスファビアーノ、レナト、ダニエウアウベス、アドリアーノ。
大事な人忘れてないかな? 他にも何人かいる。とにかくブラジルフェスタ。
攻撃的な両チーム、どちらが主導権を握るのか。
ホーム・フェネルはジーコが日本代表ではあまりやらなかった4-5-1が基本。
ボランチのメフメトアウレリオを軸に、
右にデイビッジ、左にウェデルソン、トップ下にキャプテンアレックス。
繋いで繋いで押し上げる。
イスタンブールでラテンの香り。
セビージャの4-4-2は中盤がDFラインと共にワイドに開く。
左はディエゴ・カペル。右はヘスス・ナバス。ダニエウアウベスも加わる。
えぐってえぐって任せたカヌーテ、頼むぞルイスファビアーノ。
どちらの色がより濃く出るのか。
ハイスコア必至。守備なんかどーだっていいのだ。
セルティックがホームでバルセロナに勝った所で「波乱」と表現するのは間違いだ。
昨季はユナイテッドに1-0。今季のグループステージではミランに2-1。
セルティックパークで大物を喰った所で、もう驚かない。
ストラカンは「水野はしばらく慣れさせる」といった類のコメントをしてるので、
それをいきなりバルサに当てる、なんてことは無いと思う。
万が一、出るとしてもマッギーディーや俊輔のバックアップ。
あるいは、どうしても得点が欲しい場面で俊輔の後ろ、右サイドバックとか。
意外だけどセルティックはここの層が薄いから、あり得る。
サイドバックといえば左SBのネイラー。彼がメッシを封じ込められるかどうか。
レンジャーズは“アンチフットボール”によって
バルサをアイブロックスで零封したけど
ストラカンはそこまでしないだろうなぁ。
でも、ヒントはサラゴサ戦にあったはず。
ミリートがPKを献上したシーン、オリベイラの得点シーンがその象徴。
なるべく前でボールを奪ってDFラインの裏へ速攻。特に両SBの裏。
そこにマクドナルドとか、今セルティックで一番キレてるマッギーディーを絡ませる。
ベンチ(?)には長い名前のストライカー、フェネホールオフヘッセリンクもいる。
フェネホールにはいい加減CLで仕事してほしい。PSV時代のような。
話は本筋から逸れるけど、何でセルティックはヤロシクを放出したのか理解に苦しむ。
こういう試合でこそ、ヤロシクの力が必要なのに。
とにかく、中村俊輔からそういうパスが出てくれば面白いけど、
中へ絞って守備しながらバルサの左SB(たぶんシウビーニョ)を
見ないといけないから難しいかもね。
バルサはいいのか悪いのかよく分からない状態。
サラゴサにもあんな勝ち方しか出来ないから
“八百セロナ”なんて言われるんだ。
フツーにやれれば勝てる相手だが
「2ndレグはホームだから」って高をくくってるとヤバイ。
セルティックパークで負けたら敗退の覚悟が必要。
ジャイアントキリングを巡る旅。ベスト16の1stレグ2日目は、
セルティック対バルセロナに注目してみます。
がんばれ俊輔。負けるな俊輔。
posted by takuro7 |23:32 |
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2008年02月20日
決勝トーナメント1回戦ファーストレグの1日目、
4試合の中から、オリンピアコス対チェルシーをチョイスして
ガッツリ見ましたが……、いやぁジャイアントキリングならず。
【オリンピアコス】
コバチェビッチ
ジョルジェビッチ ガジェッティ
ストルティディス トロシディス
レデスマ
パントス ゼブワコフ
ジュリオセーザル アンツァス
ニコポリディス
オリンピアコスの気合いの入れ具合を探るには、主将のジョルジェビッチを見ればいい。
彼が左のウイング的な位置にいる時は攻守のバランスを重視しているという意味。
上のシステムでストルティディスの位置にいる場合はより攻撃的。
ドラクエ風に表現すると「ガンガンいこうぜ」。
でもルアルアが負傷してる事もあって、左に落ち着いた。
「みんながんばれ」モード。これが最終的には響いたと思う。
【チェルシー】
ドログバ
マルダ J.コール
バラック エッシェン
マケレレ
A.コール ベレッチ
R.カルバーリョ アレックス
ツェフ
オリンピアコスと似た4-3-3。
ネーションズ帰りのコートジボワール代表FWとガーナ代表MFがスタメン。
バラックは今季CL初出場。テリー、ランパードはベンチスタート。
コバチェビッチとドログバが制空権を握れるのかが問題だが、
両センターFWとも相手のセンターバックにガッチリ守られて持ち味出せず。
ドログバはサイドに出て行ったり裏を狙ったり工夫するが、
オリンピアコス守備陣は集中力を維持して彼にシュートシーンすら作らせない。
ごく稀にバラックやエッシェンに「どーぞ前を向いてください」
と言わんばかりのルーズぶりが垣間見えたが、
このチームの守備力からすれば、90分無失点は評価すべき。
コバチェビッチはとにかく身体を張っていた。
中央にドーンと構えてポストプレーに勤しむ。
献身的なセンターFWの頑張りで得たセットプレーからゴールを狙うが、
あと一歩届かず、堅守でお馴染みのチェルシーを崩すことは出来なかった。
ジョルジェビッチとガジェッティはそれぞれのサイドで起点になりつつ、
逆サイドにボールがある場合はゴール前に絞る動きでダルコをサポートする。
が、それでもゴール前の人数が足りない感じ。
コバチェビッチはサイドにボールが出てくると、
ファーサイドへ逃げながらボールを受けようとする場合が多い。
でもガジェッティは、ダルコに近くへ来てもらって
ワンツーで裏へ抜け出したいような感じを再三アピールする。
そのズレで決定機をつくるチャンスをフイにして攻撃を作り直す、
という場面が多かったような気がする。
ここにストルティディスあたりが裏を突く動きがあれば効果的だったと思うけど、
マッチアップするバラックやエッシェンを警戒してか、あまり上がって来なかった。
というかマケレレの気の利いたポジションニングのせいで上がって来れなかったのか。
いずれにしてもオリンピアコスの攻撃にはもう少し厚みが必要だった。
プレミア屈指の守備力を誇るチェルシーを向こうに回しながら、
ギリシャ王者は驚くべき落ち着きぶりでポゼッションを続けた。
3トップとストルティディスに加え、
攻撃の第1歩を任せられているレデスマや、
ベレッチを押し込むような攻撃参加を見せ付けたパントスは
球際のしぶとさでエッシェンやマケレレと互角に渡り合っていた。
だが、この日のスタメンの平均年齢が30.8歳のオリンピアコスは
時間が経つにつれて疲れが見え始め、攻撃に迫力が欠けていく。
そこに付け入ったグラント。
後半30分、J.コール⇔カルー、マルダ⇔アネルカ で、流れを持ってくる。
アネルカは基本的には左サイドだが、
中央はもちろん右サイドまで精力的に進出して起点となる。
攻め疲れの感もあったオリンピアコス、守備に手一杯。
するとチームの看板とも言える前線の3枚を全員下げて、引きこもっちゃった。
しかもカウンターを狙うような素振りも見せない。
「いのちをだいじに」モード。
あーあ、つまんねー。
チェルシーは残り5分を過ぎたところでランパードまで投入し、
果敢にアウェーゴールを狙いに行ったが
ヒッキーと化したオリンピアコスの守備陣を最後まで崩せなかった。
ドログバとアネルカの共存は、スタメンからは難しいかもしれないけど、
もう少しトレーニングを重ねれば面白いオプションとなるはず。
ドログバのコンディションがもう少し上がって
この日のアネルカぐらい縦横無尽に動き回れば、驚異だ。
何にしてもアウェーのファーストレグを引き分けで終えたのだから上出来ではないか。
オリンピアコスにアネルカのような存在を求めるとしたらルアルアだったのだが、
ないものねだりをしても意味が無い。
持ち駒でそれが90分出来なかったのは痛い。それもホームで。
コバチェビッチと両サイドの距離感が、最後まで気になった。
どっかの誰かさんの言葉じゃないが、「接近・展開・連続」が出来れば
ベスト8にぐっと近付く決勝点が生まれていただろう。
コバチェビッチのまわりをグルグル周る衛星がいればなぁ……。
かつての相棒ニハトは、ギリシャではなくビジャレアルで頑張ってます。
基本的には内弁慶のオリンピアコス。
スタンフォードブリッジでもアグレッシブにプレーできるのか?
でもベストメンバーが揃ったチェルシー、
2週間後はもっとキッチリ仕上げて来るだろう。
posted by takuro7 |10:37 |
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2008年02月19日
▼欧州サッカー界の物差し プレミア VS セリエA VS リーガ
W杯王者であり、昨季の欧州No.1クラブを輩出しているイタリア・セリエA。
昨季のCLでベスト4に3チームを送り込んだイングランド・プレミアリーグ。
そして4、5年前に現在のイングランドのような勢いがあったスペイン・リーガエスパニョーラ。
世界最高峰のサッカーリーグは、一体今どこなのか?
チャンピオンズリーグは、いい物差しだ。
個人的には、現在の最高峰はプレミアであると思っている。
そのプレミアの牙城を崩す最有力候補はインテル。
確かに毎年期待されながら、あっけなく敗れてはいるが、
でもそれは対戦相手に恵まれ過ぎていたからではないだろうか。
【ベスト16の相手】 【ベスト8の相手】
04/05 ポルト○ ミラン●
05/06 アヤックス○ ビジャレアル○
06/07 バレンシア●
去年のバレンシアはともかく、当時のポルトやアヤックスなんて、さほどの強さではなかった。
その後で一癖も二癖もある強敵と戦うから
気紛れなネッラズーリはスイッチを入れ損なったんじゃないか。
だけど今回の相手は、欧州の経験では大先輩に当たるミラクルレッズ。
しかも彼らはチェルシー戦で、昨季CL準優勝の要因である
残酷なまでのプレスディフェンスを垣間見せた。完全にスイッチ入ってる。
とりわけマスチェラーノは、マジでヤバかった。
いくらカルチョ戦線異状無しのチームとは言え、
あの守備網を突破するにはギアをフルスロットルにしなければ無理。
インテルはリバプールを“受けて立つ”のではなく“胸を借りる”覚悟で試合すべき。
アンフィールドで勝ってしまえば一気にファイナルまで上り詰める勢いもあるのだから。
1stレグをホームで迎えるリバプールの注目はクラウチ(先発すればの話だけど・・・)。
彼は本当にビッグゲームでゴールを決められない。
僕の記憶では、昨季のプレミアで怪我から復帰した
アーセナル戦でハットトリック決めたぐらい。
それ以外は格下ばっか。特にCLでは昨季のチェルシー戦でも、
決勝のミラン戦でも決めてない。やっぱ今日もベンチかな・・・。
何にしても「中盤を制する者は試合を制する」のフレーズが
これほど似合うカードは見当たらない。
ロースコアながら濃密な180分を味わえそうだ。
レアルマドリード。「打倒プレミア」忘れちゃいけないもう1チーム。
イングランド勢撃破の前に、
0トップサッカーが熟成しつつあるローマを打ち破らなければいけない。
怪我から復帰して好調のロッベンと、カルチョの酸いも甘いも知る男・パヌッチ、
攻守両面で好影響を与えるジュリオバプティスタとペッロッタ、等々マッチアップは必見。
ローマはベストメンバーを揃えてくるだろうが、生憎マドリーの台所は火の車。
ロビーニョ、サビオラ、ペペ、メッツェルダーが負傷中。
痛すぎる10番の欠場に加えて、スネイデルが肋骨骨折、マルセロも離脱。
週末のリーガではベティスに敗れる始末。
ファンニステルローイは復帰の見込みだが、病み上がりでラウールの相方が務まるのか。
イグアインもしばらく覚醒しないだろうから、バプティスタにかかる負担は大きい。
どうするシュスター。
恐縮ですが、僕はアンチマドリーですw
トッティが、CBに入ったセルヒオラモスの隙を突いて、THE END―。
格下相手に負けたマドリー、上位争いのライバルに負けたローマ、
ショックがデカいのはどちらか? 一目瞭然。
▼ダークホースたちの戦い
今季のポルトは本当に良いチーム。モウリーニョ時代に匹敵する。
日本で馴染みは薄いけど、ポルトガルリーグで2位ベンフィカに
10ポイント以上差をつけている。
中盤の底パウロアスンソンの前に、ルチョゴンサレス、ラウールメイレレスを並べた三角形に
ポルトガルリーグ得点王リサンドロロペス、モロッコ代表アタッカー・セクティウィ、
そして欧州屈指のドリブラー・クアレスマが絡む攻撃はかなり熟成している。
ペドロエマヌエルを中心としたDFラインも、なかなか堅い。
これと言って穴がない。
たぶん、シャルケは喰われる。
だってアレーナアウフシャルケで長谷部んとこに喰われちゃったんだから。
ちなみに同スタジアムはポルトが03/04でビッグイヤー獲った時のスタジアムです。
縁起もいいんだね。
意地を見せろクラニー、ラキティッチ、ボルドン。
某スポーツ誌に出ているように、今回はジャイアントキリングに期待します。
というわけで『SEXY SPORTS』1日目の注目は、オリンピアコス対チェルシー。
ストルティディス、ジョルジェビッチ、ガジェッティ、そしてダルコ。
ギリシャ王者の攻撃の駒はバラエティに富む。
肝心なのは、エジプト帰りのドログバを止められるかどうか。
ただグラントは前監督のように、
コートジボワール人FWへ単純に放り込む、なんて事をするかどうか。
中途半端なやり方では、リバプール戦の二の舞になる。
シェバはどこへ行った。
いずれにしてもジュリオセザールは大忙しだね。
今のチェルシーでは、簡単に勝てる相手じゃない。
posted by takuro7 |23:18 |
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2008年02月18日
とりあえず、東アジア選手権は岡田監督になって初めての国際大会。
ジーコの時もそうだったけど、W杯予選前には
アジアカップに代表されるアウェーでの真剣な戦いを経験できる場がある。
岡ちゃんには、ホームで2試合消化しただけで、タイ戦を迎えたのだ。
何でそういう状況になってしまったのか?
前監督が脳梗塞で倒れてしまったからだ。
そんなケースは世界でも稀だし、
世界のどんな名将だって「●●代表の▲▲監督は体調不良だろうから、
俺が呼ばれるかもしれないから、リーグ戦をちゃんと見とこう」
なんて準備する奴はいない。
急に呼ばれて「日本をW杯に連れてって」って頼まれて、
引き受けてくれて、
でも準備期間はまったく無い。
じゃあ、せめて東アジア大会ぐらい、好きな選手使わせてやろうよ。
結果も大事だけどさ、この3試合は選手の見極めの方が大事だと思うよ。
オシムにはオシムのサッカーがある。
岡ちゃんには岡ちゃんのサッカーがある。
監督が代わればサッカーも変わる。サッカーが変われば選手も代わる。
そんなの当たり前なんだから。
簡単に、北朝鮮で思ったことを書き連ねます。
川島。日本のサッカー記者はGKに対する評価が酷すぎる。
別に悪くはなかった。デビュー戦にしては上出来。能活を脅かす存在になってくれ。
加地。ボロクソ言われてるけど起用した監督の責任。
しょうがないでしょ人材いないんだから。
でも駒野の方がまだマシだったね。彼も本当は右の方が断然良いんだけど。
ていうか安田を頭から使ってほしい。
ポリバレントの安売りはいらない。
水本。まぁアジアの洗礼浴びたかな。隣が中澤じゃなかったらもっとヤバかった。
中国戦は出られるのかどうか。まぁ左サイドもできるしね。守りだけなら。
内田。やっぱり上手いよコイツは。
徐々に良くなってると思うし、もっと見たいなー。韓国にもぶつけてほしい。
普通に使えば加地とか駒野とかの方がいいよ、そりゃあ、
でもこの世代使っていかないと日本はもっとダメになるよ。
遠藤。怖くない。起点が1人じゃ苦しいのか。まぁかなり引いてたけどね。
原因は周りの選手にもある。
でも、これだけ重宝されているのだから、
そろそろ「俺が決めないと」っていうエゴを出していく時期では。
中田英も俊輔も伸二も小笠原も、そういうのあったからね。
山岸。オシムが少し前に言ってた「代表にずっと呼ばれて続けているのに
全然進歩が無い」選手の1人って彼だと思う。
前任監督時代も含めてこれだけ結果を出せないのであれば・・・・・
さようならって感じです。
日本国民およそ1億3千万の中から、わずか20人ちょっとしか選ばれない
W杯日本代表の座を、この選手に1つ分け与えるのはどうかと思う。
海外組だっている、怪我で呼ばれていない選手もいる、北京五輪組もいる、
まぁ今のままでは自然にいなくなるかな。もっとガムシャラにやらんかい。
まだ岡田監督になってからは試合に出ていない岩政、橋本、貴章も
次はぜひ見たいです。
posted by takuro7 |19:40 |
■ サッカー日本代表 |
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2008年02月10日
ようやくお披露目された城福東京。
まぁこの時期の、この相手なので、評価には値しないんですが、
せっかく寒い中見たので、思ったことを書きます。
試合は45分×3で行われました。注目の1本目のスタメンは・・・・・
エメルソン 平山
羽生 石川
梶山 今野
長友 徳永
茂庭 藤山
塩田<C>
※塩田が試合前の挨拶の時に先頭にいたので、
一応主将扱いさせていただきました。
個人的に注目はやはり新加入のエメルソンと羽生です。
エメルソンは以前いたケリーのようなタイプかと思っていましたが、
今日のエメを見る限りは、ケリーのように1.5列目でボールにたくさん触って
リズムを創り出すのではなく、ほぼ平山と同列に並んで2トップの一角として、
サイドに開いたり、平山らとワンツーで裏を狙ったりと、
完全にFWの動きだったと思います。
ただ、とりあえずボールを持つと何かを感じさせてくれる選手ですね。
その辺のワクワク感はケリー以上かなと。
ジュニーニョと田中達也を足して2で割ったような感じです。
前線の守備を怠らないところも良かったです。
エメの存在感に比べて、羽生は持ち味をまったく出せずに終わりました。
確かによく動いていましたし、
例えば彼が左サイドでDFラインの裏へ飛び出す。
それを囮に平山へ縦パスが入り、平山がダイレクトで中央に落として、
ナオが拾ってDFラインの裏へ抜け出す、といった感じのシーンもあるにはあったんで、
やっぱりグアムに行ってなかったツケでしょうか、
周囲との連携がまったく出来ていませんでした。
ただ、試合を退いてからのクールダウンで、
司令塔・梶山と一緒にランニングしながら、
何やら身振り手振りを交えて話し込んでいたので、馴染んではいるようです。
また東アジア選手権でチームを離れてしまうので、もっと時間が必要でしょう。
城福監督になって、ダイレクトプレーが増えたように思います。
梶山から平山にくさびが入る。平山 → エメルソン → 石川から右サイド、
→ オーバーラップした徳永、といった流れがワンタッチで滞りなく進みます。
その流れの中心にいるのは、なんと平山です(!)
ルーカスがやっていたような役を1人でこなすわけですが、
「やっぱり足元のプレー巧いんだなー」と再認識させられました。
去年はどちらかというとゴール前で待ってることが多かったけど、
今日は周囲の選手を活かすプレーが本当によく出来ていました。
左脚で強烈なシュートも決め、順調な仕上がり具合でした。
ナオは基本形は右サイドでしたが、エメ・羽生と3人で少しずつポジションを変えながら、
サイドではチャンスメイク、中央では裏を狙ってゴールへ、とメリハリの効いたプレーを披露。
それに呼応するように後ろの徳永が果敢に飛び出す。
徳永は守備はそつなく、攻撃では2得点、文句なしのMOMです。
続く2本目は、以下のラインナップでスタート。
平山
羽生 栗澤
今野 徳永
梶山
金沢 長友
茂庭 佐原
塩田
たぶん、ここまで出場している選手に、怪我で欠場したブルーノクアドロスを加えた数名で
スタメン&サブを構成するのでしょう。
梶山の位置は微妙なんですが、筑波ボール時にはこうなってる状態が多かったので。
比較するのはおこがましいですが、
ピルロを中盤の底に置いたミランのシステムを連想させました。
今野と、今季は多様性を求められてボランチの境地を開拓中の徳永がボール狩りに励み、
梶山はバイタルエリアに蓋をしながらボールサイドに寄せる、といった感じです。
当然、攻撃時は前方のスペースに上がっていくわけですが、
梶山が得意のキープ力を発揮するには、このシステムではいささか時間がかかりそうです。
あまりいい形でボールをもらえず、栗澤と羽生の精力的な動きがカバーしている感じがしました。
ちなみに “ボランチ徳永” は、ありだと思いました。
残念なのは、この後2本目の途中から出てきた近藤です。
少し苦悩している感が見受けられます。
ポジション的には1本目、2本目の平山の位置に入ってました。
▼Ver.1
赤嶺 近藤
栗澤 川口
浅利 池上
▼Ver.2
近藤
大竹 川口
(赤嶺)
浅利 池上
(下田)
栗澤
期待の大きさでしょうが8日(金)の練習でも、4対2のボール回しで、
だいぶ城福監督からダメ出しを喰らっているようでした。
神戸時代のようなハツラツとしたプレーは影を潜め、
頭の使い過ぎで疲れているように見えるほど元気が無かったです。
周囲の選手とも連携が噛み合わず、決定機も外し、苛立ちを隠せずにいました。
彼にも時間が必要ですね。
・・・・・といろいろ書いてみましたが、
結局のところ、もう少し時間が必要で、
その時間もまだ少しあるわけで、キャンプもまた始まるわけで・・・・・。
みなさん、頑張って練習してください!
posted by takuro7 |23:34 |
■ FC東京2009以前 |
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2008年02月07日
僕が本格的にサッカーを見始めたオフトJAPAN以降では、
一番準備期間が短いままW杯予選に突入したA代表。
それで4-1だから、まぁいいんじゃないですかね。
基本的には我が国の代表には厳しい視線を送ってるつもりなんですが、
何か今回は「まぁいいんじゃないの」っていう雰囲気にさせられるなぁ。
まだ “3次予選” だしね。
チリ戦、ボスニア戦と3試合それなりに観て、
(90分きっちり観た試合が1コもないので・・・)
根本的な部分は第一次岡田政権と変わっていないのかなぁ、と。
●フランスW杯予選の基本フォーメーション
カズ 呂比須
(城、中山)
北澤
名波 中田英
山口
相馬 名良橋
井原 秋田
川口
●6日タイ戦
大久保 高原
山瀬
遠藤 中村憲
鈴木啓
駒野 内田
阿部 中澤
川口
中盤に1人アンカー役を置いて、
その前に微妙にタイプの違うパサーを2人置き、
さらにその前にせわしなく動いてスペース作ったり前線に飛び立たせる選手がいる。
個人的に思うのは、山瀬と啓太は1997年当時の同列の選手に比べると
適材適所というか、持ち味を存分に出していますね。
(まぁ北澤氏は山瀬より動いてたし、山口氏も攻撃センスは啓太の比ではなかったですが・・・)
となると、やっぱり遠藤&憲剛です。
オシムの時からずっと一緒にやってて、だいぶ連携も良くなったけど
3次予選中に名波&ヒデを超えるコンビになってほしい。
フランスの時は、名波が中田を “ある程度、前に行かせてあげる”
というスタンスでしたね。
でも遠藤&憲剛は2人で機を見てどちらかが、という所なので
山瀬や高原を巧く使ってもっと前を向いてプレーしてほしいですね。
個人的にはFWはもちろんなんですが、
この2人が流れの中で点を獲れた時が、
第二次岡田政権の本当のスタートなんだと思っています。
それから岡田監督はフランスの直前で市川に希望を託しましたが、
今回は同様の視線が内田に注がれています。
スーパーサッカーだったかな? 金田喜稔氏との対談で、
「内田はサイドの選手だけど、最初のトラップでボールを前に(相手ゴール側に)置ける。
あれだけの若い選手でそれが出来る奴はなかなかいない」と絶賛してました。
あまり個人名出して誉めない人なのに。
市川の時は本番まで半年ぐらいしかなかったけど、
内田には厳しい予選の中でチームにフィットする時間が与えられている。
「世界をあっと驚かす」ことを目標としている我が日本代表は、
W杯本番までに、もっとサイド攻撃を磨く必要がある。
第一次政権の時は、アジアでは上記の4-4-2を採用していたけど、
W杯本番では北澤氏のポジション分をそのままスイーパーに置いた
3-5-2(5-3-2)を採用した、というか
アルゼンチンという強豪が相手だったので、そうせざるを得なかった。
岡田監督は前述のスーパーサッカーのインタビューを見る限り、
アジアでの戦いにはある程度自信をお持ちのようです。
なので今回も、アジアではセンターバック2枚で大丈夫、
でも世界では3枚必要、ということになった場合、
両サイドバックはウイングバックに変身して、
今以上に攻撃に参加しなければいけません。
だから内田には早くチームにフィットするよう頑張ってもらわないといけないのです。
今後は山瀬の位置に松井、遠藤&憲剛の位置に俊輔、稲本、長谷部、
駒野の位置に(怪我しちゃったけど)中田浩二みたいな
欧州組オプションも考えられるわけですが、
内田の事を考えると、1回ぐらい小笠原を呼んでほしいです。
海外でプレーする選手は今回の俊輔のように、必ず招集できるとは限りません。
となると今回の代表メンバーの顔ぶれを見て、
遠藤&憲剛の代わりになれる選手がまったく存在しないことが不安でたまりません。
昨今の阿部は完全にDF寄りの選手になってしまったので、
遠藤&憲剛に引けを取らないパスセンス、キープ力、運動量、守備力、
さらにいきなり呼ばれてもすぐにチームに馴染めるような経験値を考えると、
国内で一番最初に挙がるのは小笠原という名前でしょう。
あとは柏木ぐらいか・・・。(でもJ2から招集しますかね?)
とにかく遠藤&憲剛のバックアップを探すのは急務です。
やっぱり “3次予選” だと若干盛り上がりに欠けますね。
「さすがにW杯予選は緊迫感ありますね~」と無駄に煽るテレビ局の演出は、
スーパーサッカーを放送している同じ局とは思えません。
大事なのは、もっと先ですから。
下手に盛り上げるよりも、今はもっと客観的に、もっと冷静に、
我が代表を高みの見物で見てみませんか。
posted by takuro7 |15:40 |
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