2008年07月22日

ジュニアチームに過度のプレッシャーは必要ですか?

 
 
浦和のホームゲームでは、試合前に前座試合みたいな意味合いで、
「ボーイズマッチ」 という試合が行われます。
小学生~中学生の若年層のチームが、20分ハーフくらいで試合を行うのです。
学校のチームなり、クラブチームなりが招待されて(?)戦うのですが
昨日の埼玉スタジアム2002、J1第18節 浦和×川崎の試合前には、
U-13浦和×U-13川崎というカードで試合が行われました。
なるほど粋な計らいじゃないか、と。
 
フィールド上ではがっぷり四つで、レベルの高い試合が行われていた。
試合開始2時間半前からスタジアム入りしている両チームサポーターも
未来のトップチーム候補生の1プレーずつに、惜しみない拍手を送っていた。
そこまではいい。
が、前半でのひとコマ。
U-13川崎が見事なショートカウンターから先制ゴールを決めた。
「本番に向けて縁起が良いぜ」 ってことで川崎サポからは
「フロンターレ!フロンターレ!」 とチャントが起こる。
するとメインスタンド最前列辺りにいた僕の耳に、「ピー!ピー!」 という音が割り込んできた。
トップの公式戦では日常茶飯事の、
ブーイングと同じ意味合いで併用して使用することの多い、あの 「ピー!ピー!」 という音だ。
(僕は恥ずかしながら口笛もろくに吹くことが出来ないので、あれが口笛なのか
 指笛なのかよく分からないので 「ピー!ピー!」 と表現させていただきます)
 
耳を疑ったので後ろを振り向くと、断じて見間違い、聞き間違いじゃありませんが、
その 「ピー!ピー!」 という音は、浦和のTシャツを着た若者たちから発せられていました。
解せない。
明らかに彼らは川崎サポーターに向って発信していた。
「U-13の試合でそんなに気張るな」 という意味なのだろうか。
解せない。発信先が川崎陣営だとしても、
プレーしている子どもたちには聞こえてしまうだろう。
僕は恥ずかしながら少年サッカーをあまり見たことが無いが、
小学校クラスのサッカーでも、今はそんな応援スタイルなのだろうか。
ジュニアチームにそういう類のプレッシャーは不必要だと思うのですが。
 
 
百歩譲って 「子どもたちに向けられたものではない」 とした。
自分の中で。
その行為自体も 「ボーイズマッチは静かに見るんだよ」 という注意の一種なのだと考えた。
だが、それから数分後。
U-13川崎がU-13浦和ゴール前に迫りパスを回し始めた時。
その時も、浦和サポーターが陣取るバックスタンド後方から、
また 「ピー!ピー!」 という音がしたのだ。
解せない。
その使用意図が。
聞き間違いじゃなんだけどなぁ。
何度も言いますが、ジュニアチームにそういう類のプレッシャーは必要ですか?
「将来トップに上がりたいのなら、今からこれくらいの雰囲気には慣れておくべき」
という考えで、ああやって 「ピー!ピー!」 ってやってるのかなぁ。
トリッキーなプレーに対する煽りの意味で 「ピー!ピー!」 鳴らすことはあるけど
そういうタイミングでもなかったようだし。
プロを夢見る子どもたちが、憧れの埼スタのピッチでプレーしてるのに、
なんで伸び伸びプレーさせてあげることを優先させないかなぁ。
ピッチに聞こえてないと思ってるのかなぁ。
聞こえるようにやっているなら、どういう意味があって
何を伝えたい 「ピー!ピー!」 なのかなぁ。
分からない。
 
 
埼玉スタジアム2002では少し前、浦和とガンバのサポーター同士で、衝突があったばかり。
僕の知る限り、あの一件では
ガンバサポーターの投げ込んだ水風船がレッズサポーターの子どもにぶつかった等、
非があったのはガンバサポーター側だと認識していますが、
昨日のボーイズマッチのひとコマを見てしまっては、何とも言いようがないです。
僕は所用でよく埼スタに行きますが、以前のボーイズマッチでそういった事はなかったし、
少し前の浦和×FC東京戦でも、両チームのジュニアチームが試合を行ってましたが
極めてアットホームな雰囲気の中で執り行われました。
たまたま昨日だけの出来事で、
一部の心無いファンの行為だったと思いたいのですが。
 
 

posted by tacleau7 |13:35 | ■ その他 | コメント(8) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年07月22日

J1第18節レビュー

 
 
●ジェフユナイテッド千葉 0-1 ガンバ大阪   @フクダ電子アリーナ
 
   大)山崎/後44
 
 
■守備的な千葉が心配
 
 
前半は千葉、後半はガンバのペースで進んだ試合。
試合終了間際に、途中出場の山崎が値千金の決勝ゴール。
千葉は勝ち点1さえも落としてしまった。
 
 
個人的に、両チームのFC東京戦を現地観戦していたので、
その時観ていて思ったことを、この試合に照らし合わせてみた。
 
千葉は前半7分で今野が退場し、数的有利な状況が早々に巡って来たにも関わらず
まったく攻勢に出ずに、1-1のドローに終わるという内容だった。
その後も勝ち星が無く最下位が続く状態。
守備は中盤とDFラインでしっかりゾーンをつくるという形が出来ているらしいので、
クゼ前監督があまり出来なかった 「リスクを冒した攻撃」 に期待していた。
 
ガンバとFC東京の試合は、先週の水曜日に行われたばっかりだったが
とにかくガンバは疲労の色が濃かった。
前半、先制しながらも東京にサイドのスペースをいいように使われ苦戦。
後半は西野監督の采配で持ち直すも、やっぱり疲労によるものか、決定力不足。
特に安田と二川の動きの重さが目立った。
ただでさえ遠藤と播戸が不在という状況で、この連戦。内容が芳しくなかっただけに
どういうスタメンを組んで微調整してくるのか非常に興味があった。
 
90分通した感想で言うと、まず千葉の攻撃面はまったく改善されていなかった。
前監督の采配について、あれだけ 「もっとリスクを冒せ」 という声が聞こえていたのに
ミラー監督がやっている内容もさして変わらないように感じる。
ガンバの攻撃がいくら強力とはいえ、
両サイドバックがストッパーと化し、サイドハーフがサイドバックのような働きをしていた
4ストッパー+サイドバックの状況では、取れる点も取れないのではないだろうか。
そんな中、谷澤は素晴らしい突破を再三披露。坂本も凄まじい運動量で谷澤に絡んで
右サイドの攻撃はなかなか良かったと思うが、如何せん左が弱い。
新加入の根本。大分ではボランチ起用とかされていたので、
本職の左サイドでどんなプレーをするか期待していたのだが脅威の存在にはなれず。
武器がクロスだけでは加地も対応が楽だっただろう。
ストッパーと化した左SB青木は、根本を追い越すような動きが少ない。
根本の左SBではダメなのかな。それで工藤を左ハーフで使って
レイナウド先発で巻と縦の関係、みたいなことは出来ないのかな。
青木良を外すのは勇気がいるから、先発でとはいかなくとも
後半からでもいいから行けないのかな。
工藤は気の利いたボールキープで時間をつくりだし、
巻の最前線での存在感も相変わらず。苔口もやっぱり速かった。
だからこそ、もったいないなぁ。
後半は完全にガンバのペースだったから難しいかもしれないけど、
この日の千葉がやっていたのは 「負けないサッカー」 のはずなのに、負けてしまった。
次はアウェーの神戸か。早くもミラー監督に正念場が訪れたようだ。
 
 
一方のガンバ。前節FC東京戦からのスタメンの入れ替えが1人。
山崎がベンチスタート (これが最終的には効いたのか)、倉田がボランチで先発。
橋本が右の攻撃的MFの位置に。バレーとルーカスの2トップ。
前半の倉田は可哀想なくらい試合に入っていけない。
攻守において最終ラインと中盤の間を、ただ行ったり来たり。
攻撃ではボールを良い形でもらえない。守備でもどこをケアしていいのか分からない。
見ていてそんな感じだった。
安田は単純に疲れがとれないのか、谷澤に裏を狙われてその対応で疲れたのか、
どっちか分からないが、いつもの安田ではない。北京でちゃんとやれるのか心配。
とにかくそういった事情で、前半のガンバは千葉のカウンターに手こずる。
ポゼッションできないからルーカスが引いて来てパス出しするが、
二川や橋本も千葉の守備の前に、効果的な動きが出来ない。
千葉の拙攻に助けられて前半を0-0で終える。
後半は、西野監督の言葉が効いたのか、倉田に迷いがなくなった。
橋本、明神らと共にセカンドボールを拾いまくって波状攻撃。
リズムを取り戻したガンバは後半26分、
一応は面目躍如の倉田に代え佐々木、そしてバレーに代えて平井を投入。
バレーを後半26分で諦めるのは凄い決断だなーと思ってたら
後半41分には二川を下げて山崎を投入したのにもビックリ。
よほど調子が悪いのか、まぁこのタイミングで山崎が入ったことが吉と出たわけですが。
NHK解説の原博実さんは 「最初に平井を入れたことで山崎は燃えたはず」 と指摘。
なるほど。やっぱり西野監督の選手交代はメッセージ性があって良いなぁ。
ガンバは次節大分戦。きっつい相手だ。
しかも大事な攻撃の駒、安田がいなくなる。どうするのか楽しみだ。
 
 
 
■浦和に足りないフレキシビリティ
 
 
●浦和レッズ 1-3 川崎フロンターレ   @埼玉スタジアム2002
 
   浦)高原/前7
   川)伊藤/前27  鄭大世/後21  ヴィトールジュニオール/後23 
 
 
“逆転の川崎” の名を欲しいままにする圧勝劇。
浦和は高原の先制ゴール以降、良い所無く敗れた。
 
 
浦和は阿部、堀之内、細貝が累積警告で欠場したが、
それで悪い部分が一気に噴き出してしまったように感じた。
浦和は様々な問題を抱えていると思うが、
個人的に思うのは、鈴木啓太の存在感の無さだ。
確かに高原へのアシストは決めたが、
それ以降は集中を欠いたプレーで川崎の決定機をお膳立てするなど、らしくない。
そもそも “啓太が目立つ” ということは浦和が攻撃を受けている流れなんだけど、
そこで啓太がボールを獲れるということは、高い位置でボールが奪えているということで、
ポンテが負傷離脱でゲームメーカー不足の浦和にとっては
得意の速攻が活きるはず、と考えてしまう。
もちろん、去年は啓太の隣に長谷部がいたわけで、
今年は闘莉王だったり細貝だったり暢久だったりするので、その差はある。
長谷部はなんでも出来た選手。
反町監督が言うところの 「フレキシビリティ」 を持つ選手。
今の浦和は 「スペシャリティ」 をもった選手ばかりのように思う。
闘莉王はゴール前での存在感やロングフィードで攻撃の基点になれるが、
動き回ってスペース消すとか、誰かに密着して良さを消すといった所まで求められないし
求めても90分もたないかもしれない。
山田も低い位置でのビルドアップなら貢献できるかもしれないが、
そもそも彼はドリブルだったりサイドからのクロスが強みであるわけで、
それプラスで守備面での強さを求めるのは酷だろう。
そして先発3トップの高原、達也、エジミウソン。
この中の誰か1人でもゲームメイクを任せられればいいけど、そうもいかない。
達也は本当にファイトしている。憲剛に寄せたり、中盤と挟み込んだ守備したり、
くさび入ったり、サイド開いて突っ掛けたり、なおかつゴール前顔出したり。
でも、奮闘が報われず可哀想に思えた。
梅崎はポンテの代わりの1stチョイスじゃないんだなぁ。
エジミウソンは動けないし、高原もゴール決めて調子乗るかと思ったけど・・・。
(そもそもあのゴールも高原の動きが巧いと言うよりは井川の守備が若干軽かった)
いい加減 「闘莉王任せた」 ではダメということ。
次節は鹿島との天王山。
闘莉王よりも阿部をどのポジションで使うのか興味がある。(DFになると思うけど・・・)
そして啓太が去年のように 「良いトコ守ってんなー」 と思わせてくれる回数が増えれば。
それから坪井を久しぶりに観たけど良かった。
 
 
持ち前の攻撃力が爆発した川崎。
前半序盤、すっかり試合から消えていた憲剛は、
浦和の守備網をスルスルと潜り抜け、神出鬼没のビルドアップ。流石。
同じく存在感ゼロだったヴィトールジュニオールもサポート。
J1デビューの21歳ブラジル人は、名刺代わりに決定的なプレーを連発。
パス出しでもオフザボールの動きでも、とにかく 「縦のプレー」 が秀逸。
ジュニーニョとの連携もバツグン。これは厄介な存在になりそうだ。
2アシストのジュニーニョは完全復調。夏男なのかな。
完全に試合勘を取り戻した我那覇、
川崎に完全に馴染んだ山岸、寺田不在を感じさせない横山、
こりゃあ後半戦の川崎は脅威になるぞ。きっと
 
 
 

posted by tacleau7 |13:28 | ■ Jリーグ/国内サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加