2010年02月15日
つくづくすごいと思うのは、
上村愛子が“バッシングされた”という経験が思い浮かばないことだ。
長野五輪で一躍、時のアイドルとなり、
ウインタースポーツ界の華となる。この時、18歳。
世界を転戦していく中で、名だけでなく実も備わっていく。
華麗なエア、高速のターン。
性格は良い。メディア映りも素晴らしい。何よりルックスも悪くない。
それでも五輪では期待されつつ、メダルを逃す。
これだけの要素を踏まえれば、
普通はタブロイド紙や女性週刊誌にとっては格好の標的になるのが常。
夏季五輪の金メダリストだって狙われるご時世で、
このクリーンさは凄い。
以下はバンクーバー五輪、女子モーグル決勝直後のインタビュー。
(Q.決勝は見事な滑りだった)
「細かい事を挙げたらきりがないと思うんですけど
五輪という舞台で “全力で滑りたい” っていう気持ちは
しっかり果たせたと思えたんで満足・・・・・ちょっと悔しいですけど・・・・・」
(Q.レース後、ポイントを見た感想は)
「あそこで1番という数字が出てほしかったというのはあったので
でも前に滑ったシャノン(バーキー)が
すごく良い滑りをしたという事なんだなと思って
シャノンと“良かったね”っていう話をしていました」
(Q.またしてもメダルには届かなかったが)
「なんでこんなに一段一段なんだろう、と思いましたけど、
五輪で自分が全力を出すという事が第一の難関というか、
すごく難しいところだったので、それがクリアできて
皆さんに良い滑りをしたという事は、しっかり観てもらえたと思うんで
良かったと思います」
(Q.プレッシャーと戦う4年間だったが)
「昨シーズンとその前のシーズンで自分の事をずっと応援してくれた人に
恩返しのできる成績を残していたので・・・・・。
皆さんにメダルを見せられる事が
次の “ありがとう” かと思っていたんですけど、今回の試合は
“自分(上村自身)のために頑張って” と言う人がすごく多くて
“私(上村)らしく滑ってくれ” っていうメッセージばっかりだったんで
それができたことがすごく嬉しいです」
(Q.レース後、たくさんの人に労ってもらっていたが)
「私がこういう風に泣いたりすることがあまり無いので
みんな “大丈夫だよ、大丈夫だよ” って言ってくれて、
コーチたちには全力を出し切った事をすごく褒めてくれたし
“カービングターンを追求してきたことを誇りに思う”
って言ってくれたんで、本当にそれが嬉しかったです」
文面にすると、“上村愛子”という人柄が滲み出ている気がする。
もちろん動画であれば、なお感じることだが。
悔しくないわけがない。
初出場の長野五輪を除けば、五輪過去最高の滑りを見せた。
持っているものが100だとしたら、101を出したレースだっただろう。
それでも残念だが、今シーズンのワールドカップなどで見られた波が
悪い方向に出てしまった。課題の第1エアは無難にまとめたが、
ミドルセクションでのターンではバランスを崩してしまった。
第2エアでの着地も板が少し流れてしまったが、
表彰台に立った選手と明暗を分けたもの、1ポイント以上の差は、
ミドルセクションのターンの差でもあっただろう。
自分はそれなりに上村愛子のファンなのだが、
「24.68ポイント 現在2位」のテロップを見た瞬間、
彼女のメダル獲得は奇跡でも起こらない限り無い、と感じた。
それこそ上村の後の競技者4人中3人でも転倒しない限り・・・・・。
不謹慎ではあるが、あの時点での“奇跡”とはそういうことだった。
それが現実だった。
それでも自分の上を行った選手に「良かったね」と声をかけられるところに
彼女の成長を一番感じとれる。
ソルトレイクでも、トリノでも、レース後は一人悩み、一人泣いた。
だが今回は苦しさや悔しさを昇華してライバルへの賞賛や、
自分を支えてくれる人への感謝の意として伝えられる術を備えていた。
大会前から、メダル獲得の鍵は「メンタリティ」と言われていただけに
そのポイントをクリアしていたのには、我々が嬉しくもあっただろう。
個人的に思うのは、
上村にモーグルの素晴らしさを伝え、上村が追い続けた存在、
里谷多英の滑りが上村に勇気を与えたのではないか、
と勝手に思っている。
第2エアで転倒はしたものの、それまでの里谷の滑りは正に鬼気迫るもので
ミドルセクションでのダイナミックなターンは、
五輪の大舞台に強いというジンクスを再認識させるものだった。
板をゴール目掛けて縦に、いわゆる攻撃的な滑り― 、
それは10代の頃から世界を転戦している上村愛子の真骨頂でもある。
上村のターンは確かにバランスが崩れていたが、
それは何よりも上村自身が攻めの滑り、上村らしい滑りをした証でもある。
そして、オリンピックとは言わば“巡り合わせ”でもある。
00-01シーズンはW杯総合2位。
しかし2002年のソルトレイク五輪では6位。
五輪後の02-03シーズン、レークプラシッド大会でW杯初優勝。
エア強化に励みだした04-05シーズン、
必殺のコークスクリューを決めて、ボス大会でW杯2勝目。
それでも2006年のトリノ五輪では5位。
トリノ以後、基本に立ち返りターン技術を磨くべく、肉体改造へ。
ヤンネ・ラハテラのもとカービングターンを習得。
そして上村の競技人生を燦然と輝かせる07-08シーズン、
ワールドカップ5連勝を含む、総合優勝の快挙。
08-09シーズンは猪苗代の世界選手権で、
シングル・デュアル両部門で優勝の快挙。
世界を知っている。
天下も獲っている。
それでも“たまたま”五輪で結果を出せないだけ。
なによりも今回、表彰台に立った選手たちは、
07-08シーズン、他を圧倒した上村の男子顔負けのカービングを見て
自らもターン技術を磨いた選手たちばかり。
銀メダルを獲得したカナダのジェニファー・ハイルは
「アイコがモーグルのレベルを上げた」とまでコメントしているらしい。
自らのメダル獲得のために取得した高度な技術が
結果的にライバルたちにも手助けとなってしまった。
30歳の上村、26歳のハイル、金メダルのハナ・カーニーは23歳、
強靭な肉体を手にして始めて駆使できるカービングターン。
モーグル界でベテランの域にさしかかりつつある上村にとって
これを“巡り合わせ”と言わずして何と言おう。
彼女がモーグルと出会ったバンクーバー。
“ここでメダルを取れたらやめてもいい”という考えさえあったという。
そして2014年、ソチ五輪では34歳になる。
個人的には、まだまだ彼女の滑りを見ていたい。
「楽しんでやりたい」
よくオリンピックや、スポーツの世界大会に臨む選手が口にする言葉だ。
もし、上村愛子が4年後のソチを目指すなら
「楽しんで滑る」、それだけを意識して滑ってほしい。
トリノからバンクーバーまでの4年間、
彼女は相当なプレッシャーと付き合ってきたはずである。
それならば、そんなプレッシャーと引き換えに
モーグルを通して感動を与えてくれた上村愛子に、
オリンピックの素晴らしさを伝えてくれた上村愛子に、
ソチまでの4年間は、ただただ「楽しんで滑る」という特権を
プレゼントしてあげたいと思うのは、僕だけではないだろう。
何と言えばいいだろう。
「自分で自分を褒めてあげたい」と言った、
かつての伝説的マラソンランナーのような境地にいる上村愛子。
とにかく「お疲れ様でした」、と声をかけてあげるのが一番でしょう。
そして、彼女は旦那様の応援を頑張るのでしょう。
posted by tacleau7 |06:57 |
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2010年02月14日
フリースタイルスキー女子モーグル決勝が行われ、
メダルが期待された上村愛子は24.68ポイントで4位入賞となった。
アメリカ勢の躍進が目立った今大会、
優勝はハナ・カーニー、3位にシャノン・バーグと表彰台2枠を占めた。
優勝候補筆頭のジェニファー・ハイル(カナダ)は2位(25.69)。
日本勢は五輪初出場の村田愛里咲が8位の大健闘、
伊藤みきは12位、里谷多英は第2エアでの転倒が響き19位となった。
上村は持ち味の攻撃的なターンでミドルセクションを果敢に滑べったが
ワールドカップ総合優勝を決めた07-08シーズンの絶頂時に比べると
上体が後ろに流れてバランスを崩す時も少なからずあった。
上位3名に比べてタイムが伸びなかったのはそのためで
予選でも不安定だった第2エアの着地で
若干ではあるが板が流されたのも残念なところ。
posted by tacleau7 |13:45 |
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2010年02月14日
フリースタイルスキー、女子モーグルの予選が終了。
日本勢4人は全員予選通過を決めた。
メダルが期待される上村愛子は24.31ポイントの5位、
五輪初出場の村田愛里咲は11位の健闘、
ほか里谷多英が13位、伊藤みきが15位で終えた。
予選でアメリカ勢の健闘が目立ち、ハナ・カーニーが首位(25.96)、
ヘザー・マクフィーが3位(25.03)。
地元カナダ出身、金メダル最有力候補のジェニファー・ハイルは2位(25.50)。
上村愛子は、課題とされていた第1エアの着地は見事に決め、
タイムは全体の4位タイでフィニッシュした。
途中のターンと第2エアの着地でわずかにバランスを崩してしまったが
上村の経験であれば決勝までには修正できるものだろう。
posted by tacleau7 |10:21 |
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2010年02月13日
僕は夏季五輪より、なぜか冬季五輪の方が好きだ。
理由はあんまり無い。
そして勝者よりも、敗者が印象に残る。
ひょっとしたら、そんな人は管理人以外にもいるだろう。
1994年、リレハンメル大会。
スキージャンプ。団体優勝目前で大失速した原田雅彦の涙が
4年後の金メダルまでの糧になったのは言うまでもない。
また、当時“キング・オブ・スキー”の称号を欲しいままにしていた
ノルディック複合の荻原健司は、個人戦ではまさかの4位。
その屈辱を団体にぶつけ、阿部雅司、河野孝典と共に貫禄の優勝を飾る。
1998年、日本が1つになった長野大会。
スキージャンプや清水宏保、里谷多英の大活躍よりも僕の記憶に残るのは
スピードスケート500mで13位、1000mで17位になった堀井学のコメント。
「この長野オリンピックで、たくさんの子どもたちに、
オリンピックの素晴らしさは僕自身
伝えることは出来たんじゃないかと思います」
以前にも当ブログで紹介しましたが、よくよく考えると
僕が冬季五輪を好きな理由はこれなんじゃないか、と思うくらい印象深い。
2002年、ソルトレイク。
金メダルを1つも獲得できなかった、日本としてはほろ苦い想いの多い大会。
この大会ぐらいから僕が注目する1人の選手が頭角を現していくのだが、
さておき。
2006年、トリノ。
荒川静香フィーバーに沸いた中で、1人のアスリートが苦悩していた。
「どうすればオリンピックの表彰台に上がれるのかが・・・・・
ナゾです」
2010年のバンクーバー五輪。
大会のボルテージが最高潮に達する瞬間が
僕には、いきなりやって来ることになる。
2月14日、9時30分― 、
上村愛子、4度目の五輪。
悪天候のため延期の可能性もあるとの報道。
勝利の女神は、なかなか上村に微笑んではくれないようだ。
それでも、先ほど拝見したすぽるとでのインタビューでは
「他の選手たちもうまく滑れるような雪質になればいい」とのコメント。
4大会連続五輪だけあって、今までにない自信を感じさせる。
管理人が彼女を知ったのは長野五輪前。
「モーグルって知ってます?」
とあるパソコンメーカーのCM出演で突如のブレイク。
某動画サイトでも見られますね。いやいや、懐かしい。
そりゃあ、ルックスが良かったから注目したのは確かです。
しかしながら、滑りの方も立派なものでした。
里谷の金メダルも凄いことでしたが、
上村の7位には未来を感じました。この人はしばらくチェックしておこう、と。
里谷多英の話もしておかなければならない。
上村愛子がアルペンスキーからモーグルへ転向したのは
里谷の存在が大きい。上村はモーグルの地位向上に貢献したが、
その上村にモーグルの楽しさを伝えた里谷は、モーグルのパイオニアである。
2002年ソルトレイク大会では、
メダル候補にも数えられていた上村を差し置いて、銅メダルを獲得。
大舞台に強いメンタリティは、両者の明暗をくっきり分けた。
ただ上村は、この大会の前後からワールドカップや世界選手権といった
世界の檜舞台での活躍が目立つようになっていく。
02/03シーズンのレークプラシッドでは悲願のワールドカップ初優勝。
まだこの頃はスポーツニュースでもなかなか取り上げられることはなかったが
表彰台に上る機会は確実に増加。そして04/05シーズン、
彼女の代名詞とも言えたエア技 “コークスクリュー”を決め、2度目のW杯優勝。
ただ、この必殺技をもってしても、2006年のトリノでは5位どまり。
年明けから至るメディアで報道されている、前述の「ナゾ」発言となった。
トリノ以後は、上村愛子のストイックなまでの練習風景が
たびたびスポーツニュースで流れるようになった。
ナゾ解明に向け、ヤンネ・ラハテラをコーチに迎え、ターン技術が向上。
高度なエア技による一発逆転から、安定したターンによる効率良い滑りを追求。
花開くのは07/08シーズン。世界中が賞賛したワールドカップ5連勝。
誰が何と言おうと、文句なしで“世界一”の称号を手にした上村愛子の時代だった。
こんなに凄いアスリートは、日本ではそうそうお目にかかれない。
昨年の6月には人生の伴侶も得て、
これ以上、何が彼女のメダル獲得を妨害しようか、という域に達しつつある。
それでも今季の成績は、2位が2度、予選落ちが1度と
滑りが安定しないままバンクーバーを迎えてしまった。
トリノ以後、いや長野以後と言っていいだろう、
メンタル面の成長を見せ付けてこそ、メダルに近づける。
そして当然の事ながら、第1エアの着地も鍵となるだろう。
管理人が、こんなにメダルを獲ってほしいと願う選手もいなかった。
とにかく獲ってもらいたい。
決して自分は熱狂的なファンではないが、
トリノ以後は、それなりに彼女の近況をチェックして参りました。
練習の虫であることも知っています。
バンクーバー出場選手中、1番かもしれない。
それを無駄にしてほしくない。結実するべきでしょう。
これまでのすべてが報われるように。
ソルトレイク、トリノと冬季五輪では不振が続く日本。
バンクーバーは、とびきりの愛子スマイルで颯爽と開幕してほしい。
メダルの色は何色でもいい。
金がいいのはもちろんだけど、なんとなく銀も似合うような気がする。
posted by tacleau7 |02:43 |
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2008年07月22日
浦和のホームゲームでは、試合前に前座試合みたいな意味合いで、
「ボーイズマッチ」 という試合が行われます。
小学生~中学生の若年層のチームが、20分ハーフくらいで試合を行うのです。
学校のチームなり、クラブチームなりが招待されて(?)戦うのですが
昨日の埼玉スタジアム2002、J1第18節 浦和×川崎の試合前には、
U-13浦和×U-13川崎というカードで試合が行われました。
なるほど粋な計らいじゃないか、と。
フィールド上ではがっぷり四つで、レベルの高い試合が行われていた。
試合開始2時間半前からスタジアム入りしている両チームサポーターも
未来のトップチーム候補生の1プレーずつに、惜しみない拍手を送っていた。
そこまではいい。
が、前半でのひとコマ。
U-13川崎が見事なショートカウンターから先制ゴールを決めた。
「本番に向けて縁起が良いぜ」 ってことで川崎サポからは
「フロンターレ!フロンターレ!」 とチャントが起こる。
するとメインスタンド最前列辺りにいた僕の耳に、「ピー!ピー!」 という音が割り込んできた。
トップの公式戦では日常茶飯事の、
ブーイングと同じ意味合いで併用して使用することの多い、あの 「ピー!ピー!」 という音だ。
(僕は恥ずかしながら口笛もろくに吹くことが出来ないので、あれが口笛なのか
指笛なのかよく分からないので 「ピー!ピー!」 と表現させていただきます)
耳を疑ったので後ろを振り向くと、断じて見間違い、聞き間違いじゃありませんが、
その 「ピー!ピー!」 という音は、浦和のTシャツを着た若者たちから発せられていました。
解せない。
明らかに彼らは川崎サポーターに向って発信していた。
「U-13の試合でそんなに気張るな」 という意味なのだろうか。
解せない。発信先が川崎陣営だとしても、
プレーしている子どもたちには聞こえてしまうだろう。
僕は恥ずかしながら少年サッカーをあまり見たことが無いが、
小学校クラスのサッカーでも、今はそんな応援スタイルなのだろうか。
ジュニアチームにそういう類のプレッシャーは不必要だと思うのですが。
百歩譲って 「子どもたちに向けられたものではない」 とした。
自分の中で。
その行為自体も 「ボーイズマッチは静かに見るんだよ」 という注意の一種なのだと考えた。
だが、それから数分後。
U-13川崎がU-13浦和ゴール前に迫りパスを回し始めた時。
その時も、浦和サポーターが陣取るバックスタンド後方から、
また 「ピー!ピー!」 という音がしたのだ。
解せない。
その使用意図が。
聞き間違いじゃなんだけどなぁ。
何度も言いますが、ジュニアチームにそういう類のプレッシャーは必要ですか?
「将来トップに上がりたいのなら、今からこれくらいの雰囲気には慣れておくべき」
という考えで、ああやって 「ピー!ピー!」 ってやってるのかなぁ。
トリッキーなプレーに対する煽りの意味で 「ピー!ピー!」 鳴らすことはあるけど
そういうタイミングでもなかったようだし。
プロを夢見る子どもたちが、憧れの埼スタのピッチでプレーしてるのに、
なんで伸び伸びプレーさせてあげることを優先させないかなぁ。
ピッチに聞こえてないと思ってるのかなぁ。
聞こえるようにやっているなら、どういう意味があって
何を伝えたい 「ピー!ピー!」 なのかなぁ。
分からない。
埼玉スタジアム2002では少し前、浦和とガンバのサポーター同士で、衝突があったばかり。
僕の知る限り、あの一件では
ガンバサポーターの投げ込んだ水風船がレッズサポーターの子どもにぶつかった等、
非があったのはガンバサポーター側だと認識していますが、
昨日のボーイズマッチのひとコマを見てしまっては、何とも言いようがないです。
僕は所用でよく埼スタに行きますが、以前のボーイズマッチでそういった事はなかったし、
少し前の浦和×FC東京戦でも、両チームのジュニアチームが試合を行ってましたが
極めてアットホームな雰囲気の中で執り行われました。
たまたま昨日だけの出来事で、
一部の心無いファンの行為だったと思いたいのですが。
posted by tacleau7 |13:35 |
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2008年05月04日
「今夜は東京ダービーということで、
スタジアムは盛り上がっていまーす!!」
サッカーの話ではありません。
東京ヤクルトスワローズ 対 読売ジャイアンツの、
プロ野球中継の冒頭で、
フジテレビアナウンサー中村仁美さんが発したコメントです。
私事ですが、自分の家のテレビは地上波しか映りません。
日曜休日に、野球でも観ようかなと思っていた所に、
こんなコメントをいきなりされては、観る気が失せます。
というか、観ません。
残念です。
人気バラエティ番組の出演者がリポーターとして、
スポーツ番組に出演する必要性があるのでしょうか。
なぜ野球解説者に、その役回りをさせないのでしょうか。
とりわけ木下優樹菜さん、里田まいさん、スザンヌさんは、
ピッチャーの投げた一球で局面がガラリと変わっていく野球というスポーツの本質を、
リポーターだかナビゲーターだか何だか分からないけど、
そういう立場でちゃんと伝えられると思っているのでしょうか。
現に彼らが画面いっぱいに映し出されているのを他所に、
試合は刻一刻と進んでいるのです。
それでもテレビ画面いっぱいにフジテレビが映し出しているのは
スワローズの選手、ジャイアンツの選手ではなく、
バラエティ番組の出演者の皆様方なのです。
でも、これはバラエティ番組ではないのです。
純粋なスポーツ中継なのです。
今、本当にスポーツの本質を伝えることが出来る
地上波のテレビ局は無いと思っています。
日本テレビ?
特定の1チームに重きを置いた中継しか出来ません。
とくにサッカー中継は演出、出演者ともども本当に酷くて醜いものです。
TBSテレビ?
こないだも少し書きましたが 「浦和=巨人」 と思っている始末です。
メジャーリーグに関しては、それなりに評価すべき点はあるかと思いますが、
石川遼選手のラウンド中にマイクの装着をお願いしたり、
そのゴルフ場上空にヘリを飛ばしたり、
ボクシング中継でも亀田サイドに偏った実況をしたり、
格闘技中継も 「このあと魔裟斗登場!」 みたいに煽っておいて、
結局出るのは最後の最後、みたいな演出を通り越した 「嘘」 しか言わない、
モラルの欠片も無いテレビ局ですから。
フジテレビ?
深夜のスポーツニュースが幾らグローバルに、
多岐な内容でバランス良くスポーツを伝えたところで、
ゴールデンタイムに前述のような生中継をしては、元も子もないですね。
この局のスポーツ番組には、
スポーツとは関係の無いようなタレントが必ずと言っていいほど出演しています。
スポーツとバラエティのボーダーラインが薄すぎる。
それから、この局の地上波放送で不思議でならないのは
欧州サッカーには、中継はもちろん朝や夕方のニュース番組で
ダイジェストを流すほど力を入れているのに、
Jリーグの試合は、中継もしない。
日本サッカーなんかどうでもいいと思ってるのでしょうね。
ナビスコ決勝を伝えても、普段のリーグ戦を中継しない以上は
説得力を持たないと思います。
中村アナのコメントだってそうですよ。
今さらサッカーの流れを受けてヤクルト×巨人を 「東京ダービー」?
言わせたディレクターのセンスを大いに疑いますね。
テレビ朝日?
野球中継は字幕テロップだらけで、見にくい事この上ない。
サッカー中継は必要以上に実況がうるさく、聞きづらい事この上ない。
角澤さんは本当に酷いですね。
以前、サッカー日本代表の中継で、前半から気合の入った実況をし過ぎたのか、
後半に入って声が嗄れていた事がありました。
実況アナウンサーとしては失格ですよね。
実況者は、試合の流れとか、ちょっとしたデータやエピソードを
中継の中で挿入するのが仕事なわけで、
「日本頑張れ!」 という気持ちを最前面にだす必要は無いと思うんですが。
『GET SPORTS』 もつまらなくなったなぁ。
我がブログのタイトルに引用させてもらうほど、昔は好きだったんだけどなぁ。
テレビ東京?
残念ながら予算面が・・・・・。
文句言う余地は無いけど、褒めるほどコンテンツがあるわけじゃないし・・・・・。
Jリーグとかもっと力入れられないのかな?
ここはサッカー中継上手いはずなのに。
NHK?
まぁ、頑張ってる方だと思うけど、
この間、夜のスポーツニュースで
プロ野球6試合の内容を、スコア表示だけで終わらせていたしなぁ・・・。
プレミアリーグ中継でも、他会場の好カードの結果を冒頭にいきなり言ったりするし・・・。
大相撲中継も、もう少しアレンジを加えないと、若い人は観ないでしょう。
今は、スカパーとかCS放送が充実してるし、
ネットで簡単に見られるご時世だし、
「テレビにはテレビのやり方がある!」 ということで、
各局が前述のような志向で番組制作に取り組んでいるのでしょうが、
間違いなく、スポーツ中継は衰退していると思います。
テレビ局各社には、
「テレビにはテレビの・・・」 ではなく、
ここで今一度、各競技の本質と向かい合って、
そのスポーツが持つ底知れぬ面白さや、
プレーヤーから滲み出て来る人間性を、
高性能なカメラやマイク、
飾らない実況と味のある解説で、
今一度、お茶の間を釘付けにしてほしい。
僕みたいな輩に今回、
具体的な局名や個人名を公表されて訴えかけられている事実を、
重く受け止めてはもらえないでしょうか?
posted by tacrow7 |20:15 |
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2008年03月09日
3月8日、
フリースタイルスキーのワールドカップがスウェーデンのオーレで行われ、
女子デュアルモーグルで上村愛子が今季4勝目を挙げました。
獲得ポイントは、15日の最終戦を残して2位のニコラ・スドバ(チェコ)に
183点差をつけ、最終戦でスドバが優勝して100ポイントを獲得しても、
逆転できないことから、上村の総合優勝が決まりました。
スキーのワールドカップでは日本人6人目の種目別優勝となる快挙。
とどのつまり、彼女は世界1位になった。
1998年の長野五輪に18歳で出場し、7位入賞。
主役の座は金メダルを獲得した里谷多英に譲ったものの、
競技面での将来性にルックスを加味して考慮すれば、
僕が上村のファンになるのは当然でした。
2002年のソルトレイク五輪でも里谷が銅メダルで、
6位の上村は優勝候補の1人としては、低調な結果に終わる。
この時、世間一般では2大会連続メダル獲得の里谷を賞賛する声が高かった。
確かに彼女の滑りは安定していたし、素晴らしいものだった。
でも、この頃は「SEXY SPORTS」も存在しなかったので今言いますが、
この大会前のワールドカップで、上村は総合2位になっている。
16歳から世界最高峰の大会を転戦して、
近年もコンスタントに成績を残して、総合順位はずっと1ケタをキープしていた。
日本には「五輪で活躍してナンボ」という変な固定観念が存在する。
確かに五輪で活躍すれば素晴らしい。
でも、どんなスポーツだって五輪以外に大事な大会はある。
ワールドカップ然り。世界選手権然り。
どちらも五輪と同様、またはそれ以上に重点を置くべき大会。
上村愛子はそんな舞台で10年以上も戦い続け、結果を残してきた。
なのに日本における報道は、彼女のパフォーマンスの高さと比べれば
氷山の一角程度のものでしかない。
悲しい。
別に「五輪は大した大会じゃない」と言いたいわけじゃない。
「里谷が美味しいところだけ持ってった」と愚痴りたいわけじゃない。
それ以上に、上村愛子の功績は素晴らしい、と言いたいだけなんだ。
スポーツ界における昨今の美少女ブームは留まるところを知らないが、
ただルックスが良いからだとか、
ただキャラクターが面白いからだとか、
ただ露出度の高い競技ウェアを着ているからだとか、
スポーツの本質から外れた陳腐な目線の観戦者が多すぎる。
そんなくだらない視線を送る前に、
上村愛子のように、真の意味でプロフェッショナルで、
世界最高峰の舞台で躍動するアスリートを、もっと評価すべきなんだ。
トリノ五輪前後はは高度なエアに重点を置きすぎて、
本来の滑りが出来なくなった。
昨シーズンも負傷で、不本意なシーズンを過ごした。
そんな苦悩の日々から勝ち取った栄光。
もう1度書きます。
彼女は世界1位です。
クイーン・オブ・モーグルなのです。
もし小生の記事で、上村愛子の凄さを再認識した方がいれば、
→ http://blog.excite.co.jp/aikouemura
彼女のブログに賛辞の言葉を送ってあげてください。
日本のスポーツジャーナリズムでは、彼女の功績は理解できません。
直接「おめでとう」と言ってあげることが最良の策と言えます。
もし明日、コンビニや駅の売店で
「上村愛子 総合優勝!」なる見出しが躍る朝刊1面が存在すれば、
そのスポーツ紙は評価に値します。
posted by tacrow7 |21:45 |
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2007年12月30日
プロ野球・ソフトバンクの川﨑宗則選手が北京五輪アジア予選
韓国戦の初回に一塁にヘッドスライディングしたことに対し、
合同自主トレを行っていたマリナーズのイチロー選手が
「アマチュアじゃないんだから。カッコ悪い」と諭したそうです。
この件に関しては、インターネット上でアンケートが実施されたりするなど、
世間でもちょっとした波紋を呼んでいるようです。
僕もこのサイトで他の管理人さんが
イチローを批判している意見をチラッと読みました。
僕はどちらかと言うと、イチローの意見に賛成です。
「アマチュアじゃないんだから」、まさしくその通りです。
まず、技術面の話。
高校野球ファンの皆様には聞き苦しいかと思いますが、
僕は高校野球が好きじゃありません。
その理由の1つが、高校野球ではよく一塁にヘッドスライディングをするからです。
僕は中学まで野球をやっていましたが、
(まぁ、たいしてレベルも高くない、フツーの学校でしたが)
よっぽど“ ヘッドスライディングの技術 ” が高くない限り、
“ 一塁にヘッドスライディングする手段 ” が、
“ 一塁を全速力で駆け抜ける ” 手段よりも
ベースに到達するのが早くなる、ということは無いです。
どんなにヘッドスライディングが巧い人でも、
普通に走り抜けるスピードと同じなのがいいトコじゃないでしょうか。
より早く一塁へ到達したいのであれば、走り抜ける方が無難です。
次に、プレーでの効率面。
一塁は、他の塁と違って“駆け抜ける”ことが許される塁です。
状況にもよりますが、二塁や三塁と違って、
ベース上に留まっていなければいけない、という事はないのです。
さらに、守備側が悪送球でもすれば二塁を陥れなければなりません。
頭から滑り込めば視界が制限され、
走り抜ける状態よりボールの行方を確認することが困難になりますし、
そこから起き上がって、再度加速して二塁を目指さなければなりません。
だから一塁は走り抜けるべきなのです。
それでも一塁にヘッドスライディングする高校球児は毎年います。
それは「勝ちたい」「塁に出たい」というメンタリティーが強いからです。
だから「アマチュア」なのです。
プロの選手だって「勝ちたい」「塁に出たい」という気持ちは一緒です。
でも大多数のプロ選手は、一塁に頭から滑り込んだりしません。
走り抜ける方が効率的で、塁に出る確率が高くなることを知っているからです。
川﨑は韓国戦で一塁にヘッドスライディングしました。
でも彼はペナントレースで毎回毎回一塁へ頭から飛び込んでいますか?
だから「カッコ悪い」と言われるのです。
ましてや初回の先頭バッターだなんて。
1点ビハインドの9回裏の先頭バッターならともかく。
プロの選手なら、幼稚なメンタリティーに捉われず、
(もちろんメンタル面はプロフェッショナルであることが大前提なので)
攻・走・守においてハイレベルなプレーでチームを引っ張り、
ファンを魅了するべきです。
ただですね・・・、
今回ばかりは僕もイチローには失望です。
このような題材を、マスコミの前で話すべきじゃない。
たぶんプロ選手のほとんどが、この件の記事を見て
「えっ、そんなこと人前で言っちゃったの?」と思ってるんじゃ。
高校球児が一塁にヘッドスライディングすることは、
野球に対する「純粋さ」「ひたむきさ」故です。
一塁へ頭から滑り込む選手の何人かは
「よし、ここはヘッドだ」と考えて行動するのではなく、
身体が勝手に動いて、頭から飛び込んでいる人がいると思います。
そういう高校球児たちの「純粋さ」「ひたむきさ」に、
野球ファンは感動するのでしょう。
だから、以前タイガースにいた亀山努のような選手が人気を博すのです。
僕もいつしか広島の前田が一塁にヘッドスライディングした時、
ファンとして目頭を熱くさせられました。
イチローはそれらを否定するようなコメントをしました。
本人に悪意はなくとも、
プロとして一目置く川﨑にひとこと言いたかっただけだったとしても、
マスコミに話したかったんじゃなかったとしても、
その発言自体が、プロとしての失言です。
さらに、もっと言えば・・・
いくらオフ期間中でネタが無いとは言え、
こんなことを記事にする今のマスコミはどうなんでしょうか。
何でもかんでも記事にする、その幼稚な姿勢が子どもたちの夢を奪い、
スポーツジャーナリズムを低調なものに陥れ、
自らの首を絞めていると感じるのは、僕だけですかね?
posted by takuro7 |00:54 |
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