2011年03月19日

何も変わっていないプロ野球界 ~25日開幕は反対~

 
「今までずっと応援していたけど
 今回の件で本当に中日ファンをやめるかもしれない」
 
 
プロ野球に限らず、スポーツ全般に造詣の深い知人がこう言っていた。
僕は中日ファンでも何でもないが、同感だった。
 
 
東日本を襲った巨大地震の影響。
放射能の脅威、物資不足、電力供給、経済の落ち込み、
様々な問題に日本列島が暗中模索しながら
戦後最大の危機に立ち向かっている中、
プロ野球 セ・リーグが3月25日の開幕に向けて「準備」をしている。
パ・リーグが開幕延期を発表する中で、だ。
 
 
セ・リーグが25日の「強行」開幕を進める一因になったのは
まぎれもなく、巨人の渡邉恒雄会長の鶴の一声だ。
「パ・リーグは勝手にしろ」と言ったかどうかはよく知らないが、
16日の巨人のエラいさんがたくさん集まる席で
渡邉氏はこうコメントしたらしい。
 
 
「開幕を延期しろとか、プロ野球をしばらくやめろとか俗説がありましたが、
大戦争のあと3ヶ月で選手から試合をやりたいと声があり、
プロ野球を始めました。フェアプレー、緊張した試合をすれば
見ている人は元気が出て、エネルギーが出て生産力が上がる」
 
 
渡邉さんは昨年のこの席では
事業仕分けの先陣に立っていた民主党の蓮舫議員に
「国民の働く人々の気持ちを傷つけた。バカな女がいるもんだ」
と言ったのだが、まぁその燦燦会というのは毎年毎年
会長の独壇場になるのだそうだ。
 
 
で、当ブログでは、とりあえずこのナベツネ会長の発言について
色々間違っているんじゃないか、
もう少し状況を弁えた発言をすべきじゃないのか、と指摘しておきたい。
 
 
まず、当ブログ管理人はセ・パ両リーグとも延期すべき、
が持論であります。
関東では未だに鉄道のダイヤが完全に復旧していない現状から
観客の移動にも差し支えるし、
選手たちの新幹線の長距離移動もままならない。
飛行機やバスがあるじゃないか、となるわけだが
そもそも今、燃料が不足している。
そして一番の問題は、これだけ節電が求められる昨今にあって
照明使用で多くの電力が消費されるナイター開催をしていいものなのか。
 
国は「デーゲームなら」みたいな言い回しに終始して、
きちっと(財界のドンである)ナベツネ氏に反論できていないのが現状。
だが、ナベツネさんが会長を務めるヨミなんとかジャイアンツというチームは
ドーム球場を本拠地としている。
昼だろうと夜だろうと、照明をつけないと試合できない。
ナゴヤドームも同様で、
冒頭のドラゴンズファンのコメントもそこに起因している。
 
 
その上でナベツネは「見ている人は元気が出る」と言う。
暗がりの部屋でテレビもつけずに節電に励む国民がいるのを
知ってのコメントでしょうけど。
もちろん被災地には電力供給を受けられず
正常に機能した都市の人間以上に苦しんでいる方がいる。
熱烈な巨人ファンであっても「ナイターしてるのか・・・」
と疑心暗鬼になるのではないだろうか。
ファンが減っても文句は言えまい。
巨人を思いやるつもりはないが。
 
 
もっとも、昨今では巨人戦でさえ地上波でのテレビ中継が少ない。
そこには視聴率の問題もある。
かつては視聴率20%を超えた巨人戦のテレビ中継は、
今や10%を超えれば素晴らしい、というぐらいにまで落ち込んだ。
プロ野球ファンはその嗜好が分散され、
12球団の人気の差は以前より縮まってきている。
「巨人 大鵬 卵焼き」なんて死語。
知らない人の方が多いはず。
 
その兆候に拍車をかけたのが2004年のプロ野球再編問題だろう。
1リーグ制移行を模索する経営者側と
6チームずつの2リーグ制維持を訴える選手会側で衝突、
日本プロ野球の歴史で唯一のストライキ決行となった。
当時のプロ野球選手会会長の古田敦也は
経営者側との対話の機会を求めたが、ナベツネの
 
「無礼なことを言うな。たかが選手が」
 
の一言で一笑に付されたのは記憶に新しい。
僕はこの発言で “巨人離れ” が全国的に進んだと解釈している。
百歩譲って、この件で巨人ファンを辞めた人がいることは確かだろう。
 
 
そして、ナベツネ発言で、一番おかしいと思ったのはこれ。
 
「大戦争のあと3ヶ月で選手から試合をやりたいと声があり、
 プロ野球を始めました」
 
 
???
大戦争(この言い方自体どうなんだと思うが)
が終わったのは昭和20年8月。
それから3か月後の11月にプロ野球が始まった?
違う。プロ野球が再開されたのは昭和21年の春だ。
昭和20年11月3日の東西対抗戦のことを言いたかったのだろうが、
今問題になっているのは単発の試合ではない。
年間通して戦うペナントレースのことだ。
彼は何を言っているのか。
 
 
もちろん、昭和52年生まれの僕は戦争のことを
まったく分かってはいないだろうし、
戦後まもなく「野球をやろう」と、映画 『瀬戸内少年野球団』 の
夏目雅子のように勇気ある進言をした人が
現在のプロ野球をつくったのだと、肝に銘じているつもりだ。
それでも言いたい。
戦後プロ野球の復活には半年近くの準備期間があった。
では今回は? 2週間。
たったの2週間だ。
それがすべてだと物語っていると思う。
 
 
「思い上がりがの面ある」
 
そう語ったのはプロ野球選手会前会長のヤクルト宮本慎也。
プロ野球再編問題以降、ファン心理は選手会賛同に近い。
あの時もほとんどのファンがストライキ賛成だった。
あれから7年。
野球界の旧態依然とした体制や思考は何も変わっていなかった。
宮本自身も少し怒りを通り越して呆れているのではなかろうか。
いずれにしてもストライキに発展するほどの事にはならないことを願う。
 
 
確かに12球団でも関東以西のチームが多く、
あまり震災の被害を受けていない西日本の方にしてみれば
野球を見たいという意見があってもいい。
しかし「3.11」から1週間が経ったばかり。
まだ事態を慎重に見守る必要がある。
どこかの雑誌のキャッチではないが「プロ野球は死なない」。
普段サッカーばかり語るくせにこんな時だけ何だと思われるかもしれないが、
野球は戦後復興の一翼を担った。今回もそう。
スポーツの素晴らしさが日本を救うと信じたい。
出来ることからゆっくり着実に始めればいい。
Jリーグのようにチャリティマッチを開催するのは大賛成だ。
 
 
 
そして、このブログを読んで不快な気分になった
ジャイアンツファンの皆様には謝罪します。
「プロなんだからこんな時こそ野球をして国民を勇気づけるべき」
という皆さんが愛する球団の会長が言ったことに少なからずは同意します。
しかし、すべてというと同意し兼ねます。
 
はっきり言って僕は巨人が大嫌いです。
ただのアンチでいるつもりだったのに、球界再編問題以降は
「巨人以外の11球団でリーグ戦をやってほしい」
とさえ思うようになったほど大嫌いなのです。
しかし、そうさせてしまったのはナベツネの「たかが選手が」なのです。
彼は何にも分かってはいないのです。
確かに長きに渡りプロ野球界、並びに日本の経済界に多大な貢献をしたお方です。
リスペクトすべき存在です、本来なら・・・。
だから、ただただ残念なのです。
ファンあってのプロ野球。選手あってのプロ野球。
それを分かっていないことが残念でたまらない。
そして未だに彼の一言を尊重しなければ機能しない野球界も残念なのです。
 
 
ナベツネさん。
日本を元気にしたいのであれば、
それこそナントカ新聞から義援金や物資を送ればいい。
貴方の会社の新聞を被災地で無料配布すればいい。
 
それから貴方が存在する「新聞社」というメディアが
下降線を辿っている媒体であることも肝に銘じておくべき。
今回の件で「ヨミ●●は買わない」という人も必ずいるはず。
もっともアンチ巨人の僕からすれば、そんなのどうでもいい。
朝日や毎日でいい。
もう胡坐はかけないはずだ。
俺たちのプロ野球に下手な口出しをするな。
 

posted by takuromt |18:20 | ■ プロ野球 | コメント(4) | トラックバック(3)
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2009年04月01日

プロ野球もうすぐ開幕 ~待たれる新たな侍の出現~

 
 
スポーツにおいて、日本が世界に誇れるものとは何だろう。
 
 
相撲。
凋落の一途を辿ってはいる。
だが“国技”と胸を張って言えるものの1つだ。
 
柔道。
これもまた“国技”。
たとえ世界の波に呑まれても、らしさを失ってはいけない。
礼に始まる礼に終わるのだ。
 
 
陸上の長距離。
レスリング。
体操。
水泳。
過去に “●●ニッポン” と言わしめた競技は多々ある。
近年はウインタースポーツの発展も目覚しい。
ノルディック複合、ジャンプ、モーグル、
スピードスケート、フィギュアスケート。
これらの競技で、日本は間違いなく世界のトップに立った瞬間がある。
 
 
管理人はサッカーの、―とりわけFC東京の― 記事ばかり書いているが
子どもの頃は純粋なる野球少年だった。
自分が夢中になったスポーツが世界一、
それも連覇ともなれば感動するものだと思っていた。
しかし記憶に新しい韓国との決勝戦、10回裏。
ドジャースタジアムでダルビッシュ有が
最後のバッターをスライダーで仕留めた時に思ったことは
「日本ってスゴイな」という半ば客観的な感想だった。
 
 
単純に決勝戦は、観ていて楽しかった。
おそらくベースボールというスポーツをよく知る人であれば
日本と韓国以外の国籍を保有する人でも、
誰もが楽しめた球史に残る一戦だっただろう。
9回裏の韓国の粘りは敵味方を超え単純に「素晴らしい」と思っただけでなく
「これだけの試合を観られたら、負けてもいいや」とも考えた。
それ以前に、今回の侍JAPANには「最低でも決勝進出」と
上から目線で勝手にノルマを設定していたのも事実。
(長年見て続けているのだからそれぐらい言っても良いでしょう)
当ブログでは遠回しに原監督の力量を批判する記事もしばしば書いたが
準決勝でやる気のないベースボール発祥国アメリカに
完勝 (と僕は思ったので) した時点で、
これまでの個人的な無礼な発言は陳謝の言葉で返したつもりでした。
侍JAPAN、天晴。
 
 
V2の余韻冷めやらぬ中、日本の野球シーズンが始まろうとしている。
そんな中で、改めて思う。
野球に置いて“侍”とはどんなイメージか。
 
 
 
分かる人には分かるが、分からない人にはさっぱり分からない例を挙げよう。
 
 
 
V2を成し遂げた侍JAPANの戦士たちの大半は、エリート剣士だった。
イチロー、青木宣親、川﨑宗則、内川聖一らは
巧みな剣術で相手をバッタバッタと斬り捨てる。
前述のダルビッシュに松坂大輔、岩隈久志、杉内俊哉ら投手陣も快刀乱麻。
彼らを黒澤明監督の名作『七人の侍』の登場人物で例えると
宮口精二演じる久蔵のイメージが思い浮かぶ。
黙して語らず。
だが剣を抜けば向かう所敵無し。
ただひたすらに己の腕を磨く孤高の侍。
(残念ながら劇中では戦死するのだが)
イチローはその最もたる例だろう。
彼が本格的に世に出た1994年以降、
走攻守三拍子揃ったエリート剣士の出現が後を絶たない。
刀を持った時の構えは違えど前述の青木、川﨑、内川に
今回メンバーから削られた、
否、ピックアップされなかった西岡剛、松井稼頭央、井口資仁も似た類である。
 
でも思う。
『七人の侍』だってエリートの中に、
百姓出の菊千代(三船敏郎)がいたからこそ団結したのだ。
バッティングは凄い。
でも足が遅い。
150キロ超のストレートを投げる。
でも一発に弱い。
そんな長所と裏返しの短所を持つ、無骨で不器用な侍。
日本国内でも数少なくなってしまった人間味のある侍。
得てして、そんな選手の方が愛される。
 
 
WBC決勝で喉から手が出るほど欲しかった先制点をもたらした小笠原道大。
その立ち居振る舞いや刀捌きは、
侍JAPANの中にあって最も侍を体現する選手であったと思う。
そしてプレーではエリート然に構えた川﨑も足軽から出世したような
素朴で野性的な魅力を併せ持つギラギラした侍だった。
戦場に出ずとも将軍の傍らで陣を盛り上げた自己犠牲精神は
特筆に値する。
そもそも野球って、自己犠牲のスポーツのような気もするし。
 
 
例えば中田翔、長谷部康平、由規、大田泰示。
慌てるなかれ。
周囲に惑わされることなく我が道を歩むべし。
そうすれば、昨年去った3人の偉大な侍、
―桑田真澄、清原和博、野茂英雄― 不在の球場に
光を灯す存在となれるはず。
もちろん彼らだけではないけれど。
工藤公康、山本昌、山崎武司、金本知憲、下柳剛、前田智徳ら老剣士もいる。
 
 
侍を育んだのは、日本の野球だ。
日本が世界に誇る、世界一の野球。
今年は新たな侍の出現を待ちたい。
 
 
 
●SEXYSPORTSの2009年順位予想
 
 【パリーグ】
 1位  埼玉西武
 2位  ソフトバンク
 3位★東北楽天
 4位  北海道日本ハム
 5位  千葉ロッテ
 6位  オリックス
 
 【セリーグ】
 1位  中日
 2位  巨人
 3位★広島
 4位  阪神
 5位  東京ヤクルト
 6位  横浜
 
 
(注)★はCSに出てほしいという願望が強く、
   実際の順位は1つ下ぐらいだと思っています。
   というかそれを言ったらアンチとして、巨人は一番下が良いのですが。
 
 
 
 

posted by tacleau7 |15:50 | ■ プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2009年03月08日

全然スモールじゃないけど大丈夫?

 
 
まさかのコールドでしたね。
 
 
僕ははっきり言って嬉しくありません。
だから14-2というスコアに肯定的な方は
この記事を読まないでください。
 
 
 
「こんな勝ち方しなくていいよ」 というのが率直な感想です。
楽天・野村監督の『10-0の試合を目指しているから・・・・』
というボヤキの真意がわかったような気がします。
 
 
中国戦も、それ以前の強化試合も、
スポーツニュースで見た程度なので、コメントするのが恐縮ですが、
「侍」という形容詞がつくチームの割に、
やってる試合は日本らしくない印象が強いです。
全然スモールじゃないじゃん、と。
強化試合から「二番・中島」というオーダーを組む時点で
はは~んとは思っていたのですが。
 
 
確かに中島はチームバッティング、巧いです。
脇腹を痛めている中での三塁ゴロで
片岡を生還させた昨年のシリーズでのシーンがそうであるように。
韓国戦も、古田氏が「MVP」とコメントしていたのに賛同します。
でも、今後厳しくなる戦いの中で、
トップバッターがイチローだろうと青木だろうと、
二番にバントが確実にできる選手を置いた方が良いと思うのです。
中島のバント、下手とは思いませんが上手とも言えない。
 
 
韓国戦でのバントは、ビッグイニングとなった2回、
無死一塁・二塁でのイチローのセーフティの1つだけ。
本人が似たようなコメントをしていますが、
あの場面では “最低でも走者を送って二・三塁にする” のが定石です。
しかし、先頭のイチローがライト前ヒットを打って
ノーアウトのランナーを出した初回。
中島は打ちました。
本当によく打ちました。
でも今後もあれで良いんでしょうか。
3月23日、決勝のドジャースタジアムで
相手がアメリカだろうが、キューバだろうが、どこだろうが
同じシチュエーションになっても 「打て」 なんでしょうか。
怖いです、その野球。
ただでさえ打線は下位に行くほど “重い” 並びなのに。
中国戦でバントを失敗した城島の姿が頭から離れないのは
僕だけでしょうか。
 
 
原監督は1次ラウンド、2次ラウンド、準決勝、決勝と異なる状況で
投手起用、先発メンバーを含め、
戦い方を変える事を考えているのでしょうか。
そこまで考えて現行のオーダーを組んでいるとしたら凄いけど・・・。
片岡、川﨑といった小兵の出番は今後必ず来るでしょう。
コールド勝利の陰で、2試合ノーヒットに苦悩する岩村もいるので・・・。
 
 
それにしても川﨑はプロフェッショナルな選手だなぁ。
 
 

posted by tacleau7 |21:30 | ■ プロ野球 | コメント(23) | トラックバック(1)
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2008年11月10日

日本シリーズをなんとなーく見た感想

 
 
 
まずは、
 
 
 
 
 
アンチ巨人として、
 
 
 
 
 
ライオンズが優勝して
本当に良かった!
ヾ(^〇^)ゞ
 
 
負け惜しみをグチグチたれるG党さんのブログが
さっそく炎上していましたね・・・・・。
敗者は冷静に勝者を見つめ、自らの欠点を直視しなければ。
 
 
残念ながら今シリーズは、第1戦と第2戦を7~8割方、
昨日の第7戦をガッツリ100%、といった具合にしか見られませんでした。
それ以外は、見たうちに入らないかな。ニュースで確認した程度なので。
それにしても、本当に西武×巨人は毎回毎回面白いゲームになりますね。
 
 
第1戦は、上原 VS 涌井、息の詰まるような両エースの投げ合い。
ライオンズに軍配が上がったが、
ソロ×2本に抑えた巨人はほぼノーダメージだったか。
 
第2戦は、お互いの手の内を徐々にさらけ出す展開。
勝敗を分けたのは中継ぎ陣の差でしょう。
この日の越智のピッチングから、誰が昨日の越智を想像できただろうか。
 
3~6戦はちゃんと見ていないので何とも言えませんが、
小笠原が調子を崩してしまったようですね。
星野から受けた死球が相当影響したんでしょう。
でも内角攻めは強打者の宿命ですからね。
 
石井一久はもうちょっと投げられると思ってましたが・・・・・。
しかし何と言っても岸ですね! 納得のMVP。
完全に彼が流れを持って来たと思います。
もちろん平尾の存在も忘れてはいけませんが。
巨人で言うと、鈴木尚、亀井、脇谷とかその辺りだったんですが。
李も調子悪かったみたいですね。
第7戦を見る限り、なんで使い続けたのかとは思いますね。
結果論と言われると、それまでですが。
 
 
でも、まぁ、王手をかけられた事で開き直った総力戦を展開できた
第6戦以降の渡辺監督の采配――特に投手起用が素晴らしかったですね。
岸を中2日で持って来て、心中覚悟で。
そして第7戦でも西口 ⇒ 一久 ⇒ 涌井!
これぞ短期決戦の戦いであります。
まぁ西口は余計ですが・・・・・。
彼からはシリーズで良いピッチングをするいうイメージが湧きません。
昔から変わりませんね。ベテランの味が無い。
あまり感情を面に出さないタイプの人間でしょうが、
もう少し 「チクショー、悔しい!」 という表情が滲み出てきてもいいのですが。
かなり残念です。後続が打ち取ってくれてホッとしているでしょうね。
 
 
 
巨人、いや、WBC日本代表監督・原辰徳で気になったのは3点。
 
まず、前日に52球を投げたばかりの尚成はブルペン入りしていても、
長年に渡って巨人の屋台骨を支え、リリーフ経験もあり、
3日前に尚成と同じ52球を投げている上原はブルペン入りしていないこと。
 
次に、中島の三塁ゴロで片岡が生還し同点になった場面。
小笠原は何の迷いもなく本塁に送球したが、
フォースアウトが取れない場面で、
あの状況――三塁走者が俊足の片岡で、
タイミングから見てもアウトは難しい状況だったと思います。
僕は思わず 「えっ!?」 と声を出してしまいました。
打者走者も脇腹痛を抱えているとはいえ、中島です。
結局一塁ではアウトを取れましたが、あの判断は疑問。
打者走者をアウトに出来なかったら、どうなっていたか分かってるんでしょうか。
ところで、この時の中島のバッティングは、
完全に高いバウンドの内野ゴロを狙いにいっていましたね。脱帽。
 
そして、越智交代のタイミング。まぁこれは結果論ですね。
でも僕は、5番野田への四球の時点で代えると思って見てました。
ここで同点に抑えておけば、
原監督が野球に参加できる機会も増えただろうに・・・・・。
 
 
 
まぁ、アンチ巨人としては日本一にならないで本当に良かったですが、
野球ファンとしては、是非とも世界一になってほしいです。
引退の時に 「私の夢には続きがあります」 といった次期日本代表監督、
その夢が、WBC2連覇であってほしい。
 
 
 
でも、やっぱり心配だなぁ・・・・・・・。
 
 

posted by tacleau7 |00:10 | ■ プロ野球 | コメント(12) | トラックバック(0)
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2008年10月28日

WBCの監督が原監督になりそうな所で思うこと

 
WBCの日本代表監督に、巨人・原辰徳監督就任の線が濃厚らしい。
本人も否定せず、やる気があるようだ。うーむ。
 
 
以下、コピペにて初代WBC監督・王貞治コミッショナー特別顧問の談。
 
 
 
ユニホームを着ていない人たちの中から適当な候補が出てこなかった。
キャリアとか実績とか、年数的なことを含め
若々しく、元気のいい原監督の名前が出た。コミッショナーから出た。
 
常にプレッシャーがかかった中での戦いに慣れている。
実績的には日本一になっているし、今年も大逆転している。
号令をかける立場として選手も聞く耳を持つ。
読売関係者のみなさんの了解がないとできないが、ぜひ受けてほしい。
彼も球界のためという意識を持っている。
苦しい選択ですよ、現役の監督にやってもらいたいと依頼するのは。
でも、それは理解してもらえるんじゃないかな。
 
 
 
以前、僕はこの場でWBCの新監督について、何人か名前を出しました。
コーチ陣もいろいろ考えました。
まぁ通りすがりの人から非難もされましたが。
ただ、いろいろと考えている中で、
何故か――、というか必然か、出てこなかった名前が
「原辰徳」 と 「渡辺久信」 。
後者はもってのほかですが、前者についても想像すらしなかった。
「WBC日本代表の新監督に原氏」 と聞くより、
「サッカー日本代表の新監督に原氏」 と聞いた方が信憑性が高いくらいです。
 
 
理由は圧倒的な経験不足。そして常勝軍団を築いていないこと。
確かにプレッシャーには慣れているでしょう。
日本一になったこともあるし、実質、リーグ連覇している。
しかし、キャリア・実績と言うことなら
なぜ「ユニフォームを着ていない人たちの中」から
候補者が出ないのか不思議でしょうがないし、
それを差し置いて「若々しく、元気のいい」っていう所に
着目したのも不思議でしょうがない。
 
2004年の監督就任以来、2度のリーグ優勝と1度のCS制覇、
そして日本一にも輝いている落合監督の方が、やはり実績は上でしょう。
本人は「やらない」って言いましたが、それを言いくるめるために
一応の組織をつくって会議やってるわけですからね。
王さんが「やってくれ」って言ったら翻意するかもしれないのに。
それよりも何よりも。
“スモールベースボール” を掲げる我が日本代表の野球に適しているのは
現在、落合監督が展開する中日の野球の方なんじゃありませんか。
確かに一時期に比べて走る質と量は良くなったとはいえ、
普段から、中軸に長距離砲をズラッと並べた打線を指揮している監督に、
一球一球で局面を理解して攻守のタクトを振るえるのか。
しかも短期決戦のそれで。
選手のモチベーションを高める術には長けているのかもしれないけど
別にそれは監督じゃなくてコーチでも良いわけだし。デーブみたいに。
 
 
やっぱり監督には、『監督力』 を求めたいなぁ・・・・・。
だから落合さんが「野村さんがやった方がいい」って言う訳ですよね。
極論ですけど、原さんや岡田さんが楽天の監督やったら
今より良い成績になるのか? っていつも思いますもん。
もちろんコーチ陣の力量も大事ですが、
そういう所をまとめる事もひっくるめて、監督力じゃないのかなぁ。
 
日本、いいや、世界で一番野球を知ってる人だと思います、ノムさんは。
どんなに選手掌握が巧かろうが、そこを最優先すべきでしょう。
確かに管理人は野村信者ですし、
筋金入りのアンチジャイアンツです。
でも、その前に、一プロ野球ファンとして「優先順位が違うでしょう」
と言いたかったのです。
 
 
でもまぁ決まったことですからしょうがないですね。
 
 
監督人事に関してイチローが発したコメントはもっともですが、あれを機に、
なんか時期尚早に監督を決めにかかっているような気がしてなりません。
早く監督候補者を絞った事を評価しているブログをたくさん見ましたが、
「迅速な対応」もいいけど「的確な対応」を優先するのも大事なのでは。
いくら早く決めたって日本シリーズが終わらないことには
何も始められないでしょうし。
選ばれる選手も、真のプロフェッショナルなら
監督が誰であろうと、きっちり準備してきますよ。
世界一のチームの選手たちなんですからね。
 
とにかく、日本シリーズは日本中の眼が、原監督の采配に注がれる。
選手も相手も違うし、
本人も巨人の監督としてシリーズに臨むのは自明の理ですが、
僕は、WBCを見据えた目線で、頂上決戦を見させていただきます。
(忙しくて見られるか分からないけど)
 
 
言い忘れたので、もう1つ。
巨人躍進の要因には、伊原コーチの存在が相当大きいと思います。
もし原監督を迎えるなら、
伊原コーチの入閣も視野に入れられるなら、入れてほしいと思います。
まぁさすがに無理か、それは。
でも、原監督を上回るキャリアの持ち主をヘッド格に登用するのはマストで。
 
 

posted by tacleau7 |14:42 | ■ プロ野球 | コメント(20) | トラックバック(0)
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2008年09月03日

WBCの新しい首脳陣を考えてみよう

 
 
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の
日本代表監督人事に注目が集まっています。
9月1日の実行委員会では、監督人事のルールとして
 
(1)数値的な選考基準は設けない
(2)現役監督は回避する
(3)球界識者の意見を集約する
(4)加藤コミッショナーが最終判断
 
という項目が挙げられました。
(1)については賛否両論あるでしょうね。
まったく経験がない人に任せるのはどうかと思うし、かといって
それだけ経験のある人というのは(2)に該当するのだろうし。難しい。
(3)については「具体的に誰?」とは思いますけどね。名球会の人?
一番大事なのはやっぱり(4)だと思いますね。
「最後に下から上がってきたものを見るよ」みたいなスタンスでなく、
常日頃からリーダーシップをとって、
少しでも多くの人が納得できるような代表チームを結成してほしいものです。
球界再編問題の時から、この役職の人は決断力が乏しいですから心配ですね。
 
野球は日本ではメジャースポーツですが、
世界的に見るとマイナースポーツの域を脱せません。
故にサッカーとは違って、代表チーム招集に関して瞬発力がありません。
ワールドカップはもう18回も開催されていますが、WBCは次が2回目。
まだ手探りの感はあるでしょうね。監督人事が難航するのは当然です。
これを良い機会として、野球日本代表に関するルール設定をきちんと設けてほしいです。
 
 
話は変わって。
誰とは言いませんが、監督人事に影響力を持つという人が
「星野監督以外に誰がいる」みたいな発言をしてましたね。
失礼を承知で言うと、管理人はこの人が大っ嫌いです。
と言うか失礼でもいいか、別に。
どーせこんな所で何か書いたって
「たかがブログが」ぐらいにしか思わないでしょうから。
かく言う僕も「星野続投派」のつもりだったのですが
あの人と同じ意見は何か嫌だなぁ、ということで、
無理矢理にでも新監督候補者を考えてみようと。
 
 
上記の(1)から(4)に当てはまる人ということですが、個人的には
やはり野村JAPANを一度でいいから見てみたい、というのが本音です。
確かにいつも不機嫌そうな顔してるし、いいムードを作れなさそうです。
西岡やダルビッシュは髪型を注意されること必至です。
選手の中に、ノムさんのことを嫌いな人がいても不思議じゃないでしょう。
でも、やっぱり我々凡人が知り得ない、本当に野球の奥深くまでを熟知してる人だし、
星野さんみたいに闘争心と言うか、戦うメンタリティーみたいなのも説く人です。
昔、テレビで「イチローへの10の質問」みたいな企画があって、その中に
「野村監督のもとで野球がしてみたい、YesかNoか?」という質問があって
それに対してイチローが「YES、YES、YES!」と
身を乗り出して答えたシーンを、僕は今でも覚えています。
確かオリックス時代に日本シリーズでヤクルトに敗れた直後だったと思いますが
「ヤクルトの選手は野村監督に良い意味で洗脳されていた」
と独特な表現で語っていました。ただ、まあ現役監督から選出なし、
ということなので。楽天の強化に専念していただいて。
 
 
次期監督として真っ先に思い浮かべるのは森祗晶氏ですね。
常勝西武の礎を築いたスモールベースボールの巨匠。
バントの多用に足を絡めた攻撃、巧みな継投策、
“守りの野球” であれば右に出る者なし。あまり名前が浮上してきませんが
世論からもう少しプッシュしてもいいかと思いますがね。
現在はハワイ在住だとか。帰国していただいて・・・・・。
 
もし森さんにやっていただけるなら、
バッテリーコーチとして伊東勤氏を抜擢するのもいいかもしれない。
監督しても実績を残した人ですからね。
そのまま森JAPANから伊東JAPANへバトンタッチ、なんて流れもできちゃったり。
それにしても、なぜ野球日本代表にはいつもバッテリーコーチがいないのか?
管理人は不思議に思います。
 
投手コーチは大野さんでも良いと思いますが(単純に僕が現役時代好きだったので)
北京五輪で的確な解説をしていた与田さんもいいなぁと。
ただ、所属チームと代表で、コーチの役割の重要性として違う所って言うと
スコアラーの情報を選手に的確に伝達するとか、フォームの微調整が巧いとか、
選手のモチベーションを高めるとか、そういう事の方に重きを置くのかなと。
元々、日本で最上級の技術をもつ選手たちが集うのが代表チームなわけですから。
新井宏昌氏を日本代表打撃コーチとして招く、というのは何か違うのかなと。
意外と、角盈男投手コーチなんて良いのかもしれない。
ライオンズ打撃コーチのデーブのような存在。
 
 
 
 
いろいろ考えてみた結果、
SEXYSPORTSが選んだ第2回WBC首脳陣はこちら。
 
 
監督/森祗晶

投手コーチ/山田久志 角盈男
打撃コーチ/衣笠祥雄
内野守備走塁コーチ/白井一幸
外野守備走塁コーチ/本西厚博
バッテリーコーチ/伊東勤
 
 
前回のWBCのコーチ陣の構成に、バッテリー部門を追加して考えてみました。
ロイヤルズの特別コーチという肩書をもつ白井氏以外は「解説者」だと思います。
監督・コーチの経験をもつ人を中心にバランスよく選んだつもりです。
コーチ経験が無いのは衣笠氏だけですが、解説を聞いていても本当に面白いし、
この人は絶対にモチベーション上げるのが巧いと思うので。
もちろんここに選んだのは、SEXYSPORTS管理人の独断と偏見です。
「他にも適任がいるぞ!」という方はコメント欄に残してみませんか。
 
 
ただ、今一度書きますが「星野続投」が最良だと思っています。
それでもバッテリーコーチについては一考の余地があるはずです。
 
 

posted by tacleau7 |00:35 | ■ プロ野球 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年07月31日

東京発、広島行 今年最期のボールパーク

 
アメリカ、メジャーリーグのオールスターゲームは
今年で85年の歴史に幕を下ろすヤンキースタジアムで行われた。
ヤンキースOBや往年の名選手が顔を揃え、
歴史あるボールパークの最終年に花を添えた。
 
今年、日本のオールスターゲームが
広島市民球場で行われないことを、僕は不思議に思う。
いろいろな事情もあるでしょう。
すでに数年前に広島で催していたのかもしれない。
でも、メジャーと比べてNPBの演出力の無さを感じてしまう。
 
 
7月29日の広島対巨人の試合を観に行こうと決めたのは、
それが決め手じゃなく、個人的な諸事情から決断したのですが
結果から言うと、本当に観に行って良かった。
東京からはるばる1泊してまで行った甲斐がありました。
関東在住の野球ファンの人にもぜひ、
今年で最期となる広島市民球場の雰囲気を感じてほしいので、
管理人の拙いガイドでも、重い腰を上げるきっかけになればと。
 
 
29日の試合は18時プレーボール。
東京~広島間往復の交通費、宿泊費、チケット代で5万円かからない。
東京行きの新幹線が19時ぐらいまであるので
デーゲームなら日帰りも可能でしょう。
ただ、広島は観光名所もたくさんあるので1泊しても困りませんよ。
(ちなみに管理人は、宮島も愉しんできました)
 
東京~広島間は、のぞみで4時間。
普段、アンテナがサッカーばかりに向いているので
行きの新幹線で必死に野球モードを植えつける。
久々に読んだ週刊ベースボールと、ベースボールタイムズ。
前者は、西鉄と南海のライバル関係を語った豊田泰光氏のコラム、
パリーグ特集を組んだ後者は、村田兆治氏のインタビューが面白かった。
そういえば少し前のBT誌、パートカラーのカープ特集はお洒落だったなぁ。
 
16時、広島着。
ここから広島名物の路面電車、広電で球場まで。
広電は 広島市内なら150円でどこまでも行けます。
後清算なので切符を買わずに乗車しても大丈夫ですが、
お釣りが出るとダメらしいので、事前に両替しておきましょう。
管理人はうっかり忘れましたが、親切な車掌さんが両替してくれました。
 
広島駅から原爆ドーム前駅までおよそ20分。
デパートやホテルの脇に、ひっそりとそびえる広島市民球場。
街の中心部にあるという佇まいで言えば、横浜スタジアムに似てるかな。
 
 
最寄駅の名前で分かるとおり、向かいには広島の象徴が立っている。
原爆投下から5年後の1950年、
復興のシンボルとして市民の熱い期待を背負って発足した広島カープ。
だが、わずか1年で経営難から球団存続の危機に陥る。
「カープは俺たちの夢じゃけん」 と仰った人がいたかどうかは別として
復興のシンボルを失くしてなるものかと市民が “樽募金” で救済。
存続したカープは1957年、照明設備が無かった当時の本拠地から移転。
地元企業の尽力を受けて完成した新スタジアムが、現在の広島市民球場。
長谷川良平に始まり、北別府学や大野豊を経て、黒田博樹が投げた。
外木場義郎は完全試合を達成し、津田恒美が今もブルペンを暖めている。
衣笠祥雄が豪快に三振すれば、
山本浩二がベースを1周する姿はバラエティ番組でも紹介されている。
高橋慶彦や正田耕三、野村謙二郎らもダイヤモンドを駆けた。
 
誤解を承知で言いますが、僕は “ただの” スタジアムが
「今年最後」 と聞いても、たぶん平気で観に行かない。
広島市民球場が今年最後、だから行くのだ。
 
 
スタジアムに着いたのは、ちょうど開場の時間だった。
巨人戦ということもあるのか、各ゲートには長蛇の列。
インターネットで予約しておいたチケットを受け取り、1番ゲートへ。
ゲートをくぐって階段を上ると・・・・・そこはバックネット裏だった。
最初で最期の広島市民球場は、なかなか良い席をゲットしたものだ。
3塁側じゃなくて本当に良かった。
率直な感想は・・・・・やっぱり狭かった(笑)
佇まいは横浜だったが、内観は神宮球場かな。
 
管理人はそこそこにお酒を飲めるが、その良さがあまりよくわかってない。
だがスポーツ観戦の時は別だ。ビールの減りが異様に早い。
ちなみにフードメニューも神宮球場な感じだった。
僕はというと、450円のお好み焼きをベタにチョイス。
 
 
どーでもいいけど、めちゃくちゃ暑い。
29日の広島、日中の最高気温は34.7度だった。
それにも増して、ホームから一塁にかけての日差しがマジでハンパない。
間近で行われている練習風景も眼に入らない。
キンキンに冷えたビール(2杯目)がすぐに温度上昇し、汗が止まらない。
地元の人と思しき人も 「暑い暑い」 と団扇を扇ぐ手が止まらない。
いやいや、タオル持ってきといて良かった。
 
 
先発投手発表。
ビジターの巨人、内海。
あっそう。ふーん。
ホームの広島、コズロースキー。
カープの先発ローテをまったく把握していない小生は、
“ポスト黒田” の筆頭、大竹を見たかったのですが。
 
野球を観る時は、なんとなくお目当ての選手を決める管理人。
この日は・・・・・なんてったって前田智徳。他に誰がいる。
代打だろうと何だろうと、とにかく前田を観たいのだ。
去年、神宮でカープ戦を観戦した時も前田目当てだったが
前日に太腿を負傷してしまい、当日の欠場が決定的だった。
それでも試合そっちのけで、ベンチの真ん中にどっかり座る前田を
双眼鏡越しで眺めることに時間を費やしたほど、前田が観たいのだ。
あとは、今季これまでいい数字を残している東出と
調子を取り戻している赤ゴジラ。この辺に注目。
巨人はどーだっていい。
 
 
で、オーダー発表。
ビジターの巨人。
2番セカンド、寺内。・・・・・誰?
言い忘れましたが、、僕は1985年のドラフト会議以来、
筋金入りのアンチジャイアンツであります。
巨人ファンの方は、この先を見ないことをオススメします。
 
6番サード、二岡。
おー、いたいた。巨人にもお目当てが。
名前が呼ばれた瞬間の、変な雰囲気のどよめきが笑えた。
広島は1番から順に、
6東出、8赤松、9アレックスオチョア、3栗原、7嶋、
5シーボル、2石原、6小窪、1コズロースキー。
 
 
試合開始の18時。
アストロビジョンで過去のカープの名場面が紹介されている。
夏の広島は陽が高い。
まだ照明塔に灯は点いていなかった。
 
 
 
●1回表
1死1塁から小笠原が適時2塁打、さらに谷が2ラン。
頼むよー、コズロースキー。
 
●1回裏
東出が左前安打と幸先の良いスタート。
2番赤松の打球は平凡なセンターフライ。
が、目測を誤ったか東出が帰塁出来ずフォースアウト。
お目当てにするんじゃなかったと、心の底から嘆く。
まだこんなミスしてんのか東出は。
やっぱり正田、野村クラスにはなれないか。
 
●3回表
1死からラミレス弾。
コズロースキーが悪かったのはここまで。以後は粘りのピッチング。
ラミレスのパフォーマンス見るの忘れた。まぁどーでもいけど。
 
●3回裏
コズロースキーも悪かったが、内海も相当悪かった。
1死から赤松がヒット。続くオチョアにもレフト前へ持って行かれる。
だがラミレスは、クロマティがゴールドグラブに見えるほどの
信じられない後逸。赤松生還。
酷い。自らのHRも帳消し。
栗原も続き、2死からの3連打で広島が2点差に詰め寄った。
ラミレスの緩慢プレーあたりから、流れは広島へ。
スクワット応援にも熱が入る。
いつの間にか、夕日が沈んでいた。
 
●4回裏
1死から石原、小窪が連打で1・2塁。
コズロースキーはバントの構え。ファウル。
すべての広島ファンが、この場面のバントの重要性を理解していた。
祈りにも似た、声にならない声で声援を送る。
バント成功。コズロースキーにこの日一番の拍手が送られる。
しかし東出が淡白なバッティングで投ゴロ。
う~ん・・・・・・・・。
 
●5回裏
先頭打者・赤松の打球は高く弾んだサードゴロ。
が、二岡ファンブル。記録はエラー。
難しいショートバウンドだったがプロなら捕ってほしかった。
またもや変な雰囲気の歓声。かく言う僕も拍手喝采。
しょうがないよ、二岡は。
今年一年ずっとこんな雰囲気の中でプレーしなければならないだろう。
それ相応の不祥事を起こしたのだからプレーで返してほしい。
遠くから聞こえる猛烈な野次は、何て言ってるか聞きとれなかったが
少なくとも広島の人に 「五反田」 の土地勘は解らないだろう。
1死後、4番栗原。だが赤松が内海にけん制で刺される。
この日の内海は制球が定まらず悪い内容だったので
そんなに過度のプレッシャーをかけなくても・・・・・とは思った。
ましてや打席には4番栗原。1回裏の東出同様、あり得ない走塁ミス。
 
その後、5回で先発投手に見切りをつけた両チーム。
継投策に出てからはしばしの投手戦に。
  
●7回表
広島のマウンドは3番手岸本。
先頭の阿部が1失で出塁すると (栗原ぁ~)、
坂本も左前安打で続き、さぁ大変。
ブラウン監督、4番手に梅津投入。正念場だ。
9番投手の所で、代打・亀井。つまらせて左飛。
1番に戻って、代打・李承●。(●は火に華)
巨人もトドメをさしておきたい所だが、変化球三振。
代打・キムタク。すごいブーイング。二岡以上。
粘りに粘って・・・・・投ゴロ。梅津は快刀乱麻だった。
 
●7回裏
ジェット風船応援のパイオニアを見られて良かった。
が、巨人4番手山口の前に三者凡退。なんだよぉ~。
 
●8回表
広島5番手は上野。勉強不足ですいません。
よく知りません、このピッチャー。
先頭・小笠原への初球。なかなか切れの良いストレート。
2球目もストレート。だがボールは石原のミットじゃなくて右翼席へ。
あーあ。3点差。
 
●9回表
先頭は阿部。上野の真っ直ぐはまたもパカーンと右翼席へ。
4点差。もう追い上げムードはつくれないだろうな。
帰り出す観客もチラホラ。
 
●9回裏
オールスター前に、少しでも貯金を減らしたいカープ。
だが巨人抑えのマウンドには北京戦士・上原。
先頭の代打・喜田は三振。
9番投手の所で・・・・・・前田参上。
 
凄い。
なんなんだ。
わかってはいたけど、このムードは凄い。
涙腺が非常に脆い管理人。
背番号1が出て来ただけでヤバイのに生で感じると痺れまくる。
それまで全然声が聞こえてこなかった後方のファンからも
「マエダー!!」 「前田さーん!!」
本当に広島から愛されている前田智徳。
 
結果はショートゴロ。
次打者も倒れてゲームセット。
カープは負けたが、個人的には本当に来て損はしなかった。
バッターボックスに立った前田を観られて満足だ。
 
 
 
2008年、このセリーグを、日本を代表するボールパークが
およそ50年の歴史に幕を閉じる。
帰りの新幹線の車窓からは、
来年から本拠地となる新スタジアムの輪郭を拝むことが出来る。
建設中の客席の隙間から、ほんのわずかな茶色と緑色も確認できた。
「前田が現役のうちに、ここにも来よう」 と誓う。
 
でも、オールスター後が本当のペナント。
カープはこの日の梅津に代表されるように、投手陣が奮闘中。
勝ち頭のルイスも復帰予定。相次いだ走塁ミスを減らして、
もう少し足を使った攻撃が機能すれば、プレーオフ進出も狙える位置にいる。
今年で最期となるボールパーク、広島市民球場に、
最期の恩返しをしてほしい。
 
 
広島の陽は高い。
 
 
 

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2008年07月20日

トルネードは永遠に

もう既に至るところで野茂英雄へ賛辞の言葉が送られていますが、
やっぱりファンとして、
こういうブログを管理する者として、
例え他所のブログと内容が同じだとしても、書かないとダメでしょうね。
 
 
池山隆寛がいなくなり、
古田敦也がいなくなり、
桑田真澄がいなくなり、
とうとう野茂英雄までいなくなってしまう。
僕が大好きだった野球人が、スタジアムから去っていってしまう。
 
 
なんでだろう。
ダルビッシュ有も、岩隈久志も、藤川球児も、岩瀬仁紀も
素晴らしいピッチャーだけど、個人的には何かもの足りない。
桑田や野茂のような 「味」 が無いというか。
「味」 はあるんだけど、桑田や野茂と比べたら酷なのか。
 
 
“平成の名勝負” を演じた清原和博は 「サムライ魂をもった男」 と評した。
戦前の日本に野球が根付いたのは、アメリカから伝えられた歴史的な背景もさることながら、
“投手 対 打者” という構図が “斬るか斬られるか” という武士道に通じるものがある
という個人的な持論をねじ込むと、
日本を代表するスラッガーが 「野茂英雄は侍」 とコメントするのも頷ける。
ホームランか、三振か― 。
ひょっとすると日本プロ野球史上、
豪速球にフルスイングで対抗する最後の戦いになってしまうのかもしれない。
ただ、それは当時の野球界、というかパリーグが醸し出す独特の雰囲気が
実現させた対決だったのかもしれない。
 
 
もちろんそれには野茂が近鉄に入団した要因も挙げられるが、
野茂英雄と近鉄バファローズという球団の関係について、
ウィキペディアに明確な書き込みがあるので、今さらグダグダ言いたくない。
片やメジャーリーグへの門戸を開いたパイオニア。
片や日本一に一度もなれないまま、ずさんな経営体制からギブアップを申し出て、
日本プロ野球界の存続を危ぶませたお荷物球団。
出来ればもう一度、日本で野茂のユニフォーム姿を見たかったが、
日本プロ野球界での優先交渉権が近鉄=現オリックスにあるという事実、
今のバファローズのチーム状況から考えると、
アメリカでキャリアを終えるのにも、なんとなくホッとする。 
それでも 「野茂の絶頂期はいつだったと思うか」 という質問を投げかけられれば、
僕は 「近鉄時代」 と返答するだろう。
とてつもなく速くて重いストレートと、
リアルタイムで見た中では、佐々木主浩の活躍以前、最高級の代物だったフォークボール。
近鉄時代の野茂はギラギラしていた。
海を渡った野茂には、少し 「大人のピッチング」 という要素が加わったように思う。  
 
 
1995年5月2日、サンフランシスコ・ジャイアンツ対ロサンゼルス・ドジャース。
西海岸を代表するチーム同士の伝統の一戦。
まだジャイアンツが、本拠地の右翼スタンド後方に海が無く
今はアメリカンフットボールの名門、49ersの本拠地として使用されている
キャンドルスティックパークでホームゲームを行っていた時代。
まだ 「メジャーリーグ」 が 「大リーグ」 という変な呼び方をされていた時代。
 
 
1回裏。
ブラウン管越しに、マウンドに向う背番号16の姿を瞼に焼き付けた。
 
「今日は歴史的な日でもあり、新たなスタートの日。
いつか、こういうことが当たり前になる。
日本人投手がマウンドに立ち、日本人打者がバッターボックスに立つ。
それがメジャーリーグにとって特別じゃなく、日常となる日が必ず来る」
 
そう想いながらドジャースの背番号16のピッチングを見ていたのは僕だけじゃないはず。
 
 
その後、長谷川滋利から佐々木主浩を経て松坂大輔に至るまで、
その投球スタイルに関係なく、日本を代表する投手が海を渡った。
やがて新庄剛志、イチロー、松井秀喜ら野手陣も活躍の場をアメリカに移した。
城島健司は 「野茂さんがいなければピアザを知ることもなかった」 とも言った。
野茂が日米野球界に与えた影響は、計り知れない。
 
 
オールスターでの先発。2度のノーヒッター。
アメリカで積み上げた123回の勝利と1918個の三振という数字よりも、
記憶に残るピッチャーだったはずだ。
日米通算201勝という成績も、
野茂英雄という人物が偉大すぎてもの足りなく感じてしまう。
トルネードの身体の捻りは、近鉄時代よりなくなった。
ノーワインドアップで投げる姿さえ珍しくなった。
だが18.44メートルの空間を切り裂くような豪速球の代わりに
身につけた制球力と投球術。
それが数々の偉業を達成させ、彼自身のキャリアを伸ばしたと言っても過言じゃない。
もちろん立花コーチと行ったトレーニングも忘れてはいけない。
 
 
だから、桑田真澄が引退する時に 「まだ早い」 とすがった僕も、
野茂英雄の引退に関しては 「お疲れさまでした」 と心の底から言えるのです。
そして、野茂のように観る者を魅了し、
清原との対決のような手に汗握る名勝負を演出できる「サムライ」 が
また日本の土壌に出現することを、切に願います。
もちろん、そんな野球人を野茂本人が輩出するようなことがあれば、
こんなに素晴らしいことはないでしょう。
 
 

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posted by tacleau7 |18:34 | ■ プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月29日

桑田真澄へ

 
多忙で、引退発表から数日経ちましたが、ようやくコメントできます。
急な発表だったから、上手く記事を書く自信はありません。
ただ、貴方の引退に関して、僕が思ったことを色々と書いてみたいと思います。
 
 
無常というか、悲しいです。残念です。
美意識なんて感じられません。
「まだやれる」としか表現できません。
貴方のいないマウンドなんて、想像できると思いますか?
貴方が立っていないマウンドなんて、この世に存在しないと思っていましたから。
 
 
若い頃の貴方を思い出しています。
僕の視界に貴方が初めて飛び込んできたのは夏の甲子園の池田高校戦です。
貴方の同級生のスラッガーも強烈でしたね。
僕は当時、幼稚園に通っていましたが、
小学校に進学したら野球を始めようと決めていました。
きっかけは貴方たち2人です。
 
 
ただ、貴方たちの運命を左右したドラフト会議の結果、
僕はジャイアンツが大嫌いになりました。
貴方の親友がドラフト会議後の会見で泣いていたからです。
それまでは巨人が大好きだったのですが、ライオンズファンになりました。
でも、貴方だけは別でした。
貴方のピッチングだけは、目を輝かせて見ていました。
スワローズファンになった時もありました。(気が多くてすいません)
巨人戦だけは「負けてなるものか」と必死で応援していました。
でも、貴方だけは別でした。
貴方のピッチングで、僕の愛するスワローズが敗れても、悔しくはありませんでした。
「桑田だからしょうがない」、そう思えたのです。
 
 
貴方が完全に僕のヒーローになったのは、
右肘の手術から復帰した1997年、やはりスワローズ戦だったと思います。
貴方は、
右肘を手術したきっかけであるダイビングキャッチを、
その復帰戦でも、しましたね。
飛び込もうとしている貴方を見て村田捕手は「やめろ!」と怒鳴ったそうですね。
でも、飛び込みましたね。
貴方はベンチに帰ってから「身体が勝手に動いた」と言ったそうですね。
それ以来、貴方は僕のヒーローです。
 
 
アメリカへ行った貴方の動向も気になっていました。
「日本のマダックス」と報道されていたようですが、違いますよね。
向こうの方が「サンディエゴの桑田」ですよね。
貴方がメジャーのマウンドでイチローや松井秀喜と対戦している姿には
目頭が熱くさせられました。
日本のテレビ番組では、貴方の親友が「アメリカでは見られないだろうから」と
コブクロの「桜」のCDを送るエピソードも紹介されていました。
本当に貴方たち2人の友情というものには、たまらない美しさを感じてしまいます。
 
 
本当に、もうマウンドに立たないのですか。
決断してすぐだから、また気が変わるということはないのですか。
どのチームとは言いませんが、
日本には投手陣に欠陥を抱えているチームも存在するのですよ。
貴方の投球術は、今後の日本プロ野球を担う若手の模範にもなるのですよ。
 
 
貴方が引退するなんて、やっぱり信じられません。
昨年は古田敦也も引退しました。
僕の大好きな野球選手が次々といなくなっていって、寂しいばかりですが、
貴方の言う、「不変なもの、永遠なものというものはない」
そして「悔いはない」という言葉を自分に言い聞かせ、
現実の野球を見ていきます。
 
 
 
でも、貴方の言う野球の神様が本当にいるならば、僕はこう祈りたい。
「また日本で、桑田真澄のピッチングが見たい」
 
 
往生際の悪い「友」ですいません。
 
 
 
 
♪エースーナンバーよーく似合う、
 くーわた、くーわた、くーわたーーー!
 

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2007年10月20日

巨人が負けた

直言って、3戦ともちゃんと観ていないので
あまりどうのこうの言える立場ではないのですが、
大っ嫌いな巨人が無惨に散ったので、記念に何か書こうかなと。
 
 
1つぐらい勝つかなぁと思っていたのに、まさか3連敗とは。
これほどまで短期決戦で緻密な野球ができないとは思わなかった。
確かに、シーズン中頑張ったピッチャーが打たれたし、
クリーンアップも元気が無かった。由伸も怪我したしね。
でも、第1戦で思ったけどやっぱり遊撃手のエラーが多いチームは日本一にはなれないよ。
僕が今年唯一観戦した巨人戦でもポロポロやってたしね。
いくら打撃で挽回したところで簡単に穴埋めできるものではないと思います。
日本の土壌ではジーターは生まれ難いでしょう。
ホームランを30本打てる人は、3人いれば全然勝てるんだから、
彼をサードにコンバートしたらいいんじゃないの?
球場は広かろうが狭かろうが、内野守備は大事でしょ。
 
 
それから某スポーツ紙で読んだけど、
クライマックスシリーズ前に祝賀会やったそうですね。
いろいろ事情はあるだろうけど、
選手は敗因をそのせいにはしないだろうけど、
そういうところで既に負けてたんじゃないかなぁ。
 
 
野球ファンとしては、クライマックスシリーズは愚の骨頂だと思う。
でも、アンチ巨人としては「助けられた」という気持ちでいっぱい。
複雑だぁ。

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posted by takuro7 |23:07 | ■ プロ野球 | コメント(11) | トラックバック(1)
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