2011年07月18日
2011FIFA女子ワールドカップ決勝が7月17日(日本時間18日)
ドイツ・フランクフルトで行われ、
日本代表がPK戦の末アメリカ代表を下し、大会初優勝を決めた!
GK海堀、DF近賀、岩清水、熊谷、鮫島、MF澤、阪口、宮間、大野
FW川澄、安藤と、準決勝スウェーデン戦と同じ先発メンバーで臨んだ日本。
しかし序盤からフィジカルと縦への推進力に優るアメリカが優位に立ち、
チェイニーとワンバックの2トップに再三ゴールを脅かされる。
日本は川澄と安藤の2トップがアメリカDFラインの裏をシンプルに突く
攻撃に活路を見出し、大野や宮間のパスから安藤が決定機を迎える場面が
相次いだが、ゴールネットを揺らすことはできず、前半は0-0で終える。
ハーフタイムに、アメリカはチェイニーに代えモーガンを投入。
ワンバックとモーガンの2トップがさらに日本のDFラインに脅威を与え、
日本はGK海堀や岩清水、熊谷の両センターバックが、
時にはポストやバーに救われるなど、水際で食い止める時間が続く。
攻撃面では2トップと中盤の距離が開きすぎる傾向にあったため、
後半21分に日本代表佐々木監督は運動量の落ちた大野、安藤に代え
ポストプレーをこなせる永里、ドリブラーの丸山を投入し、攻撃のテコ入れ。
しかし、その3分後。
永里からボールを奪ったアメリカがロングカウンター、
最後はモーガンが決め、日本は先制点を許してしまう。
しかし永里と丸山のコンビが機能し始め、
前線に攻撃の起点が作れるようになると、後半35分。
永里のクロスに丸山が飛び込み、アメリカDFが衝突した所に
ゴール前に飛び出していた宮間が反応。
こぼれ球を冷静に押し込んで、すかさず同点とする。
パワープレーでシンプルに圧力をかけるアメリカ。
カウンターとポゼッションを織り交ぜ攻撃を繰り出す日本。
一進一退の攻防は、延長戦へ。
延長戦で主導権を握ったのはフィジカルで優るアメリカ。
両サイドが高い位置から2トップへ効果的なクロスを供給する。
そして延長前半14分、モーガンが左サイドで粘って速いクロス、
これをワンバックが合わせ、アメリカが再びリード。
延長後半には日本も前線に人数をかけた攻撃をしかけ始めるが、
疲労の色が濃く、試合を通して厳しいマークをされた澤や宮間も
なかなか決定機を演出できない。
そんな中、延長後半12分、コーナーキックのチャンス。
宮間のキックに飛び込んだのは澤。
角度の無い位置から右足アウトで合わせたボールは
アメリカDFの間をすり抜け、奇跡のゴール!!
“クイーン”の今大会5ゴール目で、日本が土壇場で同点に追いつき、
試合はPK戦へもつれこむ。
PK戦は思わぬ結果となった。
アメリカは1~3本目をすべて失敗。
1本目と3本目は日本の守護神・海堀の見事なセービング。
日本は1番手の宮間、(2番手の永里は外したが)
3番手の阪口がきっちり決めて、2-0のPK戦リードで4人目へ。
アメリカの4人目はエース・ワンバック。落ち着いて決め、2-1。
決めれば世界一となる、日本の4人目。センターバックの熊谷。
放たれたキックはゴール左上に吸い込まれ、日本の世界一が決まった!
キャプテンであり、チームの大黒柱・澤は
大会MVPと得点王を獲得した。
佐々木監督とチームスタッフ、選手全員は
PK戦直前の円陣でも笑顔を絶やさないなど、
終始、初のファイナルを楽しもうという姿勢が伺えたなでしこJAPAN。
スウェーデン戦のように日本らしいパスサッカーは
FIFAランク1位アメリカの前になかなか披露することができなかったが
澤を中心に粘り強く戦ったチーム全体のメンタリティがもたらした
決勝での勝利だった。
posted by takuromt |06:27 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2011年07月16日
「行くぞ、なでしこ!いざ世界の頂へ」
7月15日発売のエルゴラッソには
とびっきりの笑顔でいっぱいの澤穂希、川澄奈穂美、鮫島彩の3人と共に
前述の大見出しが載せられていた。
でも僕は思った。
「なでしこを表紙にするのが遅すぎる。エルゴラともあろう新聞が」と。
柏ファンと、柏の澤選手には申し訳ないが、
7月11日発売分の表紙は、延長戦の末、王者ドイツに打ち勝った
準々決勝の写真に差し替えるべきだった。
男子サッカー日本代表が、アジアと獲ろうとしているのとは訳が違う。
男子のサッカーが「アジアのバルサ」と言われるのとは訳が違う。
女子サッカー日本代表が獲ろうとしているのは世界であり、
女子のサッカーが「女子版バルサ」と称賛されているのは
世界の中での話なのだ。
当ブログで一度だけ、なでしこJAPANについて書いた時があった。
2007年、前回のワールドカップ。
初戦でイングランドに2-2で引き分けた翌日の記事だった。
『当事国の人たちだけでなく、第三者が観ても胸を打たれる試合、
昨日のなでしこたちはそんな試合をしたと思います。
ロスタイムの宮間のフリーキックが決まった瞬間の
日本サポーター以外の、
どこからともなく聞こえてきた歓喜の声を僕は忘れません。
オシムJAPANも反町JAPANも、
ボールや人が動くことより、エレガントなサッカーをすることより、
もっと大事なことがあるだろう』
ずっと前からなでしこJAPANは
観る者を魅了するメンタリティを持ち合わせていた。
ドイツ戦、スウェーデン戦を観ていれば、それは一目瞭然。
90分間絶えず走り、ファイトする精神力。
「苦しい時は私の背中を見なさい」とまで言えるクイーン澤を中心に
自分たちのサッカーを貫き通すメンタリティこそが、
今、日本だけでなく世界中のサッカーファンを虜にしている理由なのだ。
管理人の推しメン、前回大会では右サイドを担当していた安藤梢は
今大会では2トップの一角、1.5列目として前線で驚異の運動量を見せている。
現在のチームで右サイドの攻撃的な位置を担う大野忍も同様で、
彼女たちの前線からの献身的なチェックにより、
ドイツもスウェーデンも、DFラインが、よりクリアボールに近い、
アバウトなロングボールしか選択肢が無い状況に陥っている。
岩清水梓と熊谷紗希の両センターバックは高い位置にDFラインを設定でき
広範囲のカバーリングを誇る阪口夢穂と澤の両ボランチが
効率よくセカンドボールを拾える展開が可能になっている。
スウェーデン戦では、安藤と大野のユニットに川澄が加わることになる。
なでしこJAPANが誇るオシャレ番長は豊富な運動量とドリブル突破で
攻撃の起爆剤になったのはもちろん、大会初先発で2得点をマークし、
一夜にしてラッキーガール的存在に躍り出た。
ヒーローインタビューでの爽やかな笑顔で
イチコロとなった日本男児も急増中。
若干押され気味だったドイツ戦に比べ、
スウェーデン戦を2点差の勝利で終えられたのは
彼女たち前線の頑張りも大きいが、
相乗効果を得て躍動したのが両サイドバック。
DFラインが高く設定できれば、サイドバックが攻撃参加する距離も短くなる。
故に、90分通して効率の良いポジショニングができる。
右の近賀ゆかりは積極的に前へ出てのボールハントを実行、
左の鮫島は宮間あやと共にビルドアップの起点となり
効果的な長短のパスとドリブルを繰り出し、日本をけん引した。
日本のベースとなっている部分はそれらであるが、
佐々木則夫監督はさらに攻守での連動性を重視し、チームを育成。
短い距離のパスワークを基本にボールをアタッキングサードへと運ぶ。
同サイドでの繋ぎから大きなサイドチェンジも交えて
相手ディフェンスが的を絞れない攻撃を繰り出せている。
また大野、安藤、川澄にドイツ戦で決勝点を挙げた丸山桂里奈や
現在コンディション不良が伝えられているスーパーサブの岩渕真奈といった
ドリブルを武器とする選手が多く選出されていることからも分かるように
宮間を起点としたパスワーク一辺倒ではなく、
ドリブルで局面を打開する力があることも「女子版バルサ」たる由縁。
語弊があるだろうが、これぞ「SEXY FOOTBALL」。
UEFAチャンピオンズリーグ決勝のピッチに
日本人として初めて立った永里優季が加わると、
彼女の柔らかいボールタッチとポストプレー、
ダイナミックなシュート技術が加味され、
より奥行きの深いサッカーも可能になるが、
スウェーデン戦では彼女のスケールの大きいプレーよりも
川澄の献身性をファーストチョイスにした格好だ。
しかし永里のスキルが決勝でも必要になる時間帯はきっとあるだろう。
澤がより大きく取り上げられているが、
澤が輝けるだけのベースが北京五輪からずっと継続されているのが大きい。
・・・・・とは言っても。やはりクイーンはクイーンである。
スウェーデン戦前半の澤穂希のプレーは、
たまにしか澤のプレーを見たことがない僕でも
ワーストと言いたくなるほどの低調ぶりであった。
失点に繋がったものを含め、つまらないパスミスが多々あったし
球際の強さも見られなかった。
ところが、後半15分で逆転弾を叩き込むと、あれよあれよといつもの澤に。
ここぞという場面でのボール奪取、セカンドボール処理に加え、
中央でのビルドアップに、サイドバックのサポート、そして前線への飛び出しと
クイーンの称号に相応しいプレーぶり。
思えば川澄の同点ゴールの時に顔をクシャクシャにして
歓喜の輪に加わっていた。
INAC神戸でも共にプレーする愛すべき後輩が
自分のミスを帳消しにしてくれたことが嬉しかったのであろう。クイーンも人の子だ。
「純愛」「大胆」「勇敢」
ナデシコの花言葉に相応しい魅力的なサッカーを展開している女子日本代表。
彼女たちの活躍を機に、2023年女子ワールドカップの日本開催が
有力視されているのだとエルゴラッソ紙は伝えている。
なんでも2015年大会の招致もJFAは考えていたというが、
男子W杯の2018年、2022年大会の招致活動が
活発化していたことから自粛。続く2019年大会も、
同年に男子ラグビーW杯の日本開催が決まっていることから断念。
というわけで2023年、12年後の日本開催を目指すというのである。
FIFA関係者にも日本開催に協力的な非公式コメントもあるらしく、
課題や障害も多いだろうが、今大会の日本の躍進を加味しても、
かなり現実味のある雰囲気だ。
何より12年後の大会開催ということで、現在の小学生から中学生の世代が
大志を抱きやすい目標設定になるのも明白。
アメリカとの決勝の結果がどうであれ(って言うかもちろん勝ちますけどねー)
なでしこJAPAN 及び なでしこリーグを取り巻く環境は
ワールドカップビフォア&アフターで、かなり変わるはずだ。
スポンサーを含めて経済面の協力がなければ話が進まないのは確かだが
なでしこJAPANのテストマッチをテレビ朝日が
セルジオ越後氏の解説付きで生中継する日も、そう遠くないかもしれない。
澤や大野、川澄ら代表選手が多く在籍するINAC神戸や
岩清水、岩渕を擁する、日本女子サッカーを牽引してきた日テレベレーザなどの
注目ゲームをスカパーが生中継する日が、来るかもしれないのだ。
現にスウェーデン戦の視聴率も早朝ながら10%を超えたという。
そして管理人の周囲でも「川澄がかわいい」
「ここまでの試合は見てないけど決勝だけは見ようかな」といった
ミーハーなファン心理丸出しの男子が増えている。
しかし男子と違って“マイナースポーツ”の1つに数えられる
女子サッカー界には、このような“にわかサポーター”レベルのお客さんでも
貴重であることに変わりはない。
今大会の躍進を機に底辺拡大を図り、競技人口の増加を促し、
バスケットボールやバレーボール、ゴルフ、テニスに流れがちな
日本女子スポーツの潮流をサッカーに向けることに繋がっていく。
何よりも、すぐ目の前に世界一をかけた戦いが待っている分野の話だ。
名実ともに日本女子スポーツ界を代表する競技に成長する可能性がある。
これらの事象を踏まえて言いたい。
よくスポーツの世界では大一番を前にして
「失うものは無い」
というコメントを残す選手や、マスコミが多々いる。
では1年前、男子サッカー日本代表が南アフリカの地で戦っている時に
実際に「失うものは無い」という言葉を引用することは正しかったのだろうか。
僕は使ってはいけない、使ったとしても間違った引用であったと今でも思う。
もしグループリーグで敗退していれば、これほど多くの日本人選手が
戦いの舞台をヨーロッパへ移すことができただろうか。
長友佑都がインテルでプレーすることができたのだろうか。
それが証拠に松井大輔は「ここでダメならサッカーで仕事をしている人は
飯が食えなくなると言う思いは共有していたと思う」と大会後にコメントした。
アメリカとの決勝を前にした今回のなでしこJAPANほど
「失うものは無い」というフレーズがピッタリなシチュエーションはない。
無駄なリスクや悲壮感を背負わず、
今まで通りピッチで自分たちのサッカーを体現してほしい。
今大会の活躍を機にライト層のファンを多く取り込み、
「○○選手がかわいい」という、やましい動機でも観客をスタジアムに呼び寄せ
それが例え一時の“なでしこバブル”であろうとも、
きっとそれが女子サッカー界に及ぼす影響は果てしなく大きいはずだ。
それよりも何よりも「女子版バルサ」という
これ以上ない褒め言葉を世界中から頂戴している。
世界中のサッカーファンを既に虜にしている。
失うものが仮にあっても、得たものの大きさは計り知れない。
最後は、7月15日付エルゴラッソ紙の前書を引用させていただいて、
締めくくります。
日本時間では18日の午前3時45分。
フジテレビでもBS-1でも好きなほうを選べばいい。
幸いにも18日は休日だ。サッカーファンならば夜更かし(あるいは早起き)必須。
世界一は目の前だ。
posted by takuromt |14:54 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2010年10月13日
●韓国 0-0 日本
2010年10月12日 @ソウルワールドカップスタジアム
とにかく面白い試合だった。
少し違えば勝てたかもしれないし、負けたかもしれない。
でもこの試合は、両国に関係のない人間が観ても、
スリリングでエキサイティングな好ゲームと言えるものだろう。
南アフリカで他国のメディアから
「守備的」と揶揄された日本代表は昔のことだ。
日本はGK西川、DFは右から駒野、今野、栗原、長友。
中盤は守備的な位置に遠藤と長谷部。
右に松井、左に香川、中央に本田。前田の1トップ。
なんとなく、思ったことを言っていきます。
試合の入り方も良かったし、前半の戦い方には好感が持てる。
アルゼンチンと違って韓国はきっちりとブロックを作ってきたが
「後ろは気にするな」というザッケローニ監督の守備面での支持を
真に受けたかのように果敢に付け入る隙を探し出す日本の攻撃陣。
韓国のカウンターを今野・栗原を中心に守り抜き、
日本のリズムでボールを回せたのは大きい。
ただ、韓国もスローインやセットプレーから
圧力を大にした攻撃を仕掛けて主導権を取り返そうと必死。
そこを、日本が巧くいなした前半だったと思う。
ただ、ちょっと前田と香川に良い形でボールが入らなかったかな。
韓国はサンフレッチェ広島みたいに
3バックの両サイドがガンガン上がってくるシステム、
と聞いていたけどあまりそんなシーンも無く、
駒野や栗原が受けた強烈なパッチギが印象的だった。
後半に入ると、韓国が前線からの守備を強くしてきた。
前半は楽々とボールを持てた今野に対してパク・チュヨンらがチェック。
苦し紛れのロングボールが増え始め、
攻守ともにセカンドボールを拾えない時間が続く。
ザックが動いたのは後半27分。
後半消えてしまった香川に代えて細貝を投入。
細貝をアンカーに、遠藤と長谷部を前に置いた逆三角形の中盤、
前線を左に松井、右に本田、中央に前田を配置した4-3-3へ。
しかし、個人的にはこれが功と罪が表裏一体だったとみている。
攻撃面では遠藤が前を向いてボールを受けられる時間が増えたし、
長谷部も浦和時代にもよく見せたパワフルなドリブルで牽引した。
ただ守備面では細貝がなかなか試合の流れに慣れず、
韓国のカウンターを浴びる機会も増えた。
細貝は守備的MFとしてボールを“奪う”選手だが、
DFライン前の危険なスペースを“埋める”動きは、ああ見えて不慣れだ。
本来の役回りとしては長谷部に近いタイプなので、
結果論ではあるが、香川と代えるのは細貝ではなく
アンカーを本職とする阿部や本田拓也だったらどうなっていたか・・・・・
というのは興味がある。
まぁ細貝に経験を積ませるのも大事ですし・・・。
この試合、日本の最大の決定機は後半32分。
長谷部の中央突破から松井のシュート。
明らかに韓国DFのハンドだったけど笛はならず。
しかし個人的には松井のトラップミスがすべて、と言いたい。
後半44分。
本田が自ら奪ったボールをそのまま持ち込んでシュートも
チョン・ソンリヨンのセーブに止められる。
3対2の状況だったので
フォローに入っていた前田、金崎に渡しても面白かったけど、
まぁ、あそこは本田△なら狙うトコでしょう。
オシムなら怒るシーンだろうけど。
韓国もパク・チソン不在ではあったが
後半はパク・チュヨンが途中から入ったキ・ソンヨン、ヨム・ギフンの
好連携からゴールに迫るなど、やはり攻守に迫力があったが、
栗原が要所要所を締め、
今野も機敏なカバーリングを見せ、凌ぎ切った。
ただ、交代選手が試合を変えた意味では韓国に軍配が上がる。
金崎も試合に溶け込むのに少し時間がかかったし、
憲剛にしても珍しく良い流れを断ち切ってしまうようなプレーが
2、3あった。
アルゼンチンとの2戦で、とりあえずザックJAPANの方向性は見えた。
南アフリカでの日本代表は
“ボールを奪う・ゴールを守る”ことに突出したチームだったが、
直前合宿でのシステム変更のせいもあり、
その先の “ゴールを奪う” ことまで考えられなかったチームだった。
ザックはとりあえず守備面で微調整を加えて
効率良くボールを奪ってからの縦方向への早い攻撃を実践できている。
「後ろは気にするな」という言葉も良い意味で独り歩きして
攻撃面でも功を奏しているようだ。
ただ、まだ2試合。それ以前にJを見始めて1ヶ月。
選手の見極めもまだまだこれからでしょう。
アルゼンチン戦後にも言っていた「自分たちの才能に気付いていない選手
このチームがもっと良くなることを信じていない選手がいる」
とのコメントの通り、まだまだ伸びしろを感じる。
デビュー戦2試合としては、まずまずの内容なのでは。
ただ次の試合が、もうアジアカップ本戦っていうのはどうも・・・・・。
posted by takuromt |00:17 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(2) |
トラックバック(1)
2010年09月05日
言うまでもなく日本はサッカー後進国なので
ここ数年言われている「日本サッカーの日本化」というオシム氏の残した課題は
今後も突きつめていく必要がある。
そういう意味で今回、
原博実監督代行が指揮したパラグアイ戦は「最低限のサッカー」と言える。
例えばブラジルやアルゼンチン、オランダ、フランスといった
国外でプレーする選手が多い国ではチーム作りという点で、
「どの選手を呼ぶか」という所が大きい。
ドゥンガ監督がブラジルに求めたのは攻守のバランスだったため
予選の段階からジウベルトシウバやフェリペメロ、ラミレスといった
守備面を考慮した選手で中盤が構成され、
ロナウジーニョやジエゴら技術に優れた選手が登録外となった。
しかし守備を意識した中でも、ショートパスを多用し、
サイドバックが高い位置取りをしてポゼッションを図る、
言わばブラジルの伝統的な攻撃サッカーは垣間見ることができた。
攻撃性は味付け。ベースとなったのは中盤のバランス感覚。
南アのブラジルはそんな感じだった。
川島永嗣、内田篤人、長友佑都、松井大輔、香川真司、本田圭佑、森本貴幸。
スタメン11人中7人が海外組となった今回の日本代表。
まぁ海外組と言っても、ほとんどが最近まで国内組だった選手だし
それほど連携面で支障は無いだろうが、
今回の親善試合で未招集の矢野貴章や阿部勇樹、
別メニューの長谷部誠も含め
海外組が今後いかに連携を深めるかというのが
ザックJAPANの課題となるのは明白。
ジーコ時代にも「海外組が優遇されている」なんてことを言われたが
その辺りの手綱さばきは新監督の腕の見せ所だろう。
もちろん選手選考以降の「味付け」の部分も期待するのだが。
原監督代行が用いたシステムは
FC東京でも採用することの多かった代名詞とも言える4-2-3-1。
ワールドカップでは4バックの前に阿部勇樹=アンカーを配置して
守備を重視したフォーメーション=4-1-4-1であったが、
アンカーの「1」が、1トップの後方=本田の位置に移動した。
南アで岡田前監督が敷いた布陣と比べて攻撃的である。
2人のボランチは、攻守にハードワークができるA代表デビューの細貝萌と
長短のパスで攻撃の起点を作る中村憲剛というバランスを意識した組み合わせ。
(これも宮沢正史or梶山陽平と今野泰幸というFC東京時代のコンビを髣髴とさせる)
攻撃的なMFと1トップは海外組で固められた。
試合開始から序盤は明らかに連携不足の感が否めなかったが
そこを個の力でカバーするような戦い方だった。
長友はプレトリアではあまり出来なかったオーバーラップを取り戻すかのように攻め上がり
松井もハーフウェイでのドリブルでリズムを生み出し
消えている時間が少々あるものの、香川も時に才能の片鱗を見せる。
守護神・川島や、日産スタジアムに慣れ親しんだ中澤佑二と栗原勇蔵のコンビが
パラグアイの攻撃をことごとく跳ね返したことの方を特筆すべきなのだが
それ以上に、ピッチに立つのがほとんど初顔合わせの海外組4人の
「淡々と攻める」様が頼もしく映ったのも、また事実。
前半30分を過ぎたあたりだっただろうか。
パラグアイの中盤を掻い潜ってボールを受けた本田が、右サイドへ走る森本へパス。
受けた森本がワンタッチでパス、走りこんだ香川がフィニッシュまで持っていく、の件。
それほど連携を積んでいなくとも出来る連動性ある攻撃。
当たり前のようにやってくれた。今後もあれを見たいぞ。
このシーン以降、香川は自分の居場所をA代表の中で見出したように躍動。
“原監督代行の”初ゴールを記録するまでに至った。
追加点を決められなかったのは問題ではあるが、
最低限のパフォーマンスで最低限の結果を手に入れたのは評価していいだろう。
おそらくは次のグアテマラ戦で、乾貴士や槙野智章ら活きの良い若手を抜擢するはずだ。
最後に採点をします。
川島6.5/抜群の安定感でゴール死守。ノーミスで終えた。
内田5.5/長友に比べ攻撃参加が少なかった。判断スピードにキレがない。
(槙野 ― /時間短く評価なし)
中澤7/W杯での好調を持続。横浜の相棒も巧くリードし完封の立役者。
栗原6.5/バリオス、ロケ相手に堂々のプレー。高さと強さが攻守に際立つ。
(岩政5.5/アクシデントにも無難に対応)
長友6/東京であまり見せなかった速いダイアゴナルのパスが印象的。
細貝6/デビュー戦でこの相手なら上々。持ち味の激しい守備を見せた。
中村6/周囲の距離感を掴んでからは攻撃の中心に。サイドチェンジも活きた。
松井6/香川や本田とポジションを代えながら効果的にプレー。
(藤本5.5/利き足でのシュートシーンでミスも運動量豊富にプレー。)
本田5.5/本職でのプレーでボールを収めたが迫力不足。疲労もある?
(橋本 ― /時間短く評価なし)
香川7/消える時間もあったが徐々に存在感。ツバイカンプの姿勢も上々。
(駒野 ― /時間短く評価なし)
森本6/久々の先発も周囲と好連携。足りないのはゴールだけ。
(岡崎6/スペースワークに奔走。前線のアクセントになった。)
原監督代行6/落ち着きすぎで逆に怖かった。次戦はジャンプ求む。
posted by tacleau7 |02:00 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2010年05月29日
●日本代表 岡田武史監督
最後の最後で決定力不足が差となって現れてしまった。
ベスト4を達成したことで集中力が途切れたということは無い。
選手たちは持てる力を存分に発揮して、よく戦ってくれたと思う。
イングランドは攻守においてまとまったチームだったが
日本らしい攻撃的なサッカーをして勝利したかった。
やはりゴール前の技術の精度をもっと上げていかなくてはいけない。
(今後の去就は?)
まだ3位決定戦が残っているので勘弁してください(笑)。
●日本代表 本田圭佑選手
優勝を狙っていたので残念。決勝でブラジルとやりたかった。
イングランドはテストマッチで戦っていたので手の内は分かっていたが
押し込まれる時間が長く、後半はバテてしまった。
でも僕たちの中盤も互角に渡り合えたと思う。
世界との差はあまり感じなかった。アジア予選からやってきた
日本の戦い方が間違っていなかったことを証明できたと思う。
まだ1試合残っている。ガーナに勝って3位を目指したい。
― 2010年7月7日 準決勝イングランド戦後のコメント ―
日本代表の南アフリカでの戦いは幕を閉じた。
準決勝は敗れたとは言え、イングランド相手に後半30分まで
ほぼ互角に渡り合えたことに、これまでの成長を見ることができた。
日本国内でさえ評価が低かったものの、本大会での見事な変貌。
世界を震撼させた日本の戦いぶりを改めて振り返ってみたい。
日本が自信をつけるきっかけとなったのは
紛れもなくグループリーグ初戦、カメルーンとの戦いだろう。
ホームに近い環境の中で戦う“不屈のライオン”を相手に、
前半の日本は完全に我を見失っていた。
30分、エトーに先制点を許し、その後も防戦一方。
しかしハーフタイムでコンディションが一向に上がらない遠藤に代えて
阿部を投入したことで中盤のバランスが保たれ、
サイドアタックが生きるようになった。
58分、中村俊輔のFKから闘莉王がヘディングを決めて同点。
6分後にマクーンがミドルシュートを決めるが、
日本も77分、途中出場の松井のクロスを岡崎がヘッドで押し込み同点。
運動量とスピードに勝る日本はその後も攻勢を強め、
ついにロスタイム、ゴール前の混戦の中から本田が押し込んで勝ち越し。
この劇的なW杯アウェイ初勝利で、日本はこれ以上ない自信を得た。
続く強豪・オランダとの一戦。
初戦を勝利で飾ったもの同士の対戦とあって、前半は互いに見せ場なし。
しかしオランダは昨年の親善試合でも見せたように
徹底して日本の右サイドを起点に攻め入る。さらに前回対戦で不在だった
ファンボメルにセカンドボールを拾われ続け、DFラインがズルズルと下がる。
カイト、ロッベンにゴールを許し0-2で敗戦。
第1戦に勝利していたことで、第2戦は引き分けでも良いという状況から、
日本は守りの姿勢、消極的な戦い方に終始してしまった。
ただ、これを機に自分たちのサッカーを貫くという方向性が定まり、
今後の戦いへの伏線となっていく。
第3戦はまさかの連敗でベスト16進出が絶望的なデンマークとの一戦。
日本は中盤の構成力で優位に立つ。
出場停止の内田の代わりに右サイドに入った長友と
負傷の癒えない中村俊輔に代わって大会初先発の中村憲剛がリズムを作る。
対するデンマークもピッチを広く使ったワイドな攻撃から
ベントナー、トマソンが日本ゴールに迫る。一進一退の攻防。
しかし72分、日本は中村憲剛のスルーパスを受けた
今大会初出場の玉田が豪快に左脚を振り抜いて均衡を破る。
その後はデンマークのパワープレーを
途中出場の今野を加えた5バックで対応。
1-0で勝利し、グループE2位で決勝トーナメント進出を決めた。
ベスト16の相手はディフェンディングチャンピオン・イタリア。
しかし守備の中心、闘莉王が出場停止という最悪の状況。
最終ラインには今野が起用されたが、試合開始早々、
守備陣の連携不足をあざ笑うかのようにジラルディーノにゴールを掻っ攫われる。
攻めあぐむ日本。後半10分にコンディション不良の中村俊輔、
さらに22分には森本を投入。足が止まったイタリアを向こうに回し
ゴールへ迫るがネットを揺らせず、日本の敗戦を覚悟したロスタイム。
この日も右サイドで先発した長友がドリブルでイタリアDF網をぶち抜き、
ミドルシュート。ブッフォンが弾いた所に反応したのは森本。
セリエAでも見たような光景。1-1で試合は延長戦にもつれ込む。
この試合の岡田采配は神がかっていた。
デンマーク戦勝利の立役者・玉田を延長戦前に投入すると
スピードあるドリブルでかき回す。延長前半10分、玉田が倒されて
得たFKのチャンス。本大会では本田が多く任されていた直接FKだが、
この場面は中村俊輔。伝家の宝刀・左脚から放たれたFKは
ゴール右隅に突き刺さる。逆転。
イタリアを絶望の淵に叩き落としたのは、イタリアをよく知る2人だった。
準々決勝ではコートジボワールと対戦。
アフリカ勢初のW杯ベスト4を目指す強豪と互角の戦い。
個の力で圧倒するコートジボワール、組織と運動量で対抗する日本。
ドログバ、本田圭佑、両国を代表するタレントがの力を見せつけ1-1。
後半15分過ぎ、大久保とエブエが一触即発。両者退場。
それでも日本は初めての準々決勝を立派に戦った。
PK戦での楢崎正剛の活躍で、日本は大会前、目標に掲げていた
ベスト4にたどり着くことができた・・・・・。
まずは、これまで当ブログで散々批判してきた岡田武史監督に対して、
お詫び申し上げたい。5月24日の韓国戦での世紀の惨敗には
「今すぐにでも監督を代えた方が良い」との思いにかられたが
犬飼会長の「やれ」という判断は正しかったのだ。会長再選も納得がいく。
1分1敗の成績だったとはいえ、イングランド、コートジボワールとの
テストマッチで素晴らしい内容を披露したことで
精神的に吹っ切れたのが良かった。
また、このテストマッチから4-2-3-1に続くオプションとして
4-1-4-1が定着したことも良かった。長谷部、阿部、今野といった
日本屈指のアンカーたちが躍動、バランスは格段に良くなった。
もちろん4-1-4-1への移行は、中村俊輔、遠藤、稲本ら
長らく日本を支えたプレーメーカーたちのコンディション不良の影響もあった。
だが過去の実績はともかく、現状のコンディションを重視した選手起用に
切り替えた岡田監督の判断も素晴らしかった。
サムライブルーのこれまでのチーム作り、ピッチ外のマネジメントも見事だった。
ホームでの試合を重ねることでチーム内の連携を深めることに成功。
様々な壮行イベントに参加することで、選手間の士気も高まり、
サッカーとは関係ないようなスタータレント、アーティストとの共演、
メディアへの露出で、サッカーをあまり知らない層のファンも獲得、
日本中がワールドカップ本大会に向けてまとまった一体感がそこにはあった。
次期監督候補の名前を積極的に報道させることで
良い意味でのプレッシャーをチームに与えたことも好影響だった。
これで日本サッカー界が終焉する、という
未だかつて無い危機感に晒されていた5月末の暗い空気が、
今となっては遠い昔に感じる。
4回目のワールドカップでベスト4という快挙を達成した日本代表。
しかし、もう4年後のブラジル大会への戦いは始まっている。
今回バックアップメンバーとして参加した香川真司ら4名を中心に、
南アフリカで展開した“FLY’S HARD WORK”を継続してほしい。
そしてそのために、岡田監督には続投してほしいものである。
・・・・・・・・・・・・・。
JFAの皆さん、分かっているか?
ベスト4とは、こういうことだ。
posted by tacleau7 |23:45 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月02日
FIFAワールドカップ南アフリカ大会、開幕まで約1ヶ月。
23人の登録メンバー発表の時期が押し迫っている。
ここだけの話、管理人も来月から南アへ行くことになっている。
それも大会期間中ずっと。
残念ながら治安の面と、母国の代表チームの体たらくのせいで
あまりモチベーションは上がっていない。
そこで1本のDVDを鑑賞した。
作品のタイトルは「六月の勝利の歌を忘れない」。
2002年W杯の日本代表チームの「素」の姿を描いたドキュメンタリー。
僕はこの作品を手がけた監督の映画作品は全く好きではないのだが
このフットボールノンフィクションは後世に残されるべき傑作で、
2006年ドイツ大会の前後にも鑑賞したものだ。
始めに当ブログの立ち位置をはっきりさせておきたい。
僕は当時の代表監督フィリップ・トルシエのサッカーがあまり好きではなかった。
「組織」の名の下、選手を雁字搦めにした起用法、
個を信用せず「自分の言う通りにしていれば勝てる」という発想、
ヨーロッパでは既に「古風な戦術」とされていた3バックへの固執・・・。
極め付けは、2002年大会ベスト16のトルコ戦。
時に“赤鬼”とも称されたフランス人指揮官は、
なぜかグループリーグ2勝1分の好成績を残していたホスト国の
先発2トップをそっくりそのまま入れ替えるという奇行に出た。
グループリーグ不出場の大型FWと、左サイドが主戦場のサイドアタッカーという
それまでテストした記憶の無い2トップの組み合わせでトルコに臨んだ。
スタメン発表を見た瞬間に敗北を覚悟したことを、僕は今でも忘れない。
当時は「勝ったチームは変えないのが鉄則」と、
トルシエの次に日本代表監督を務めたブラジル人の言葉も報道された。
同感だった。
「何かが足りなかった」「個々が力を発揮できなかった」とは
トルコ戦後の中田英寿のコメントを残した。
“日本の武器は組織力”とされていた中で、世界と戦う上で改めて
個の打開力の重要性を痛感した大会だった。
だが、しかし。
ドイツ大会の日本代表は、一層「個」に恵まれた構成ではあったが
組織うんぬんの前にチームが結束力を欠き、あっさり崩壊してしまった。
ドイツ大会の前に観た「六月の勝利の歌を忘れない」と
大会後に観た同作品の印象は、はっきりと違っている。
「このチームを超えられる」という期待感と、「これが足りなかった」という絶望感。
ベスト16進出にも「もっとやれた」と今でも思うトルシエJAPAN、
そのチームをなかなか超えられないその後の日本代表。
では、現在の岡田JAPANはどうなのか。
『六月の勝利~』を観た印象は、同作品をドイツ戦後に観た時の印象と酷似した。
「これが足りないんじゃないか」
DVDで観られる2002年の日本代表。
ドイツ大会で孤立した感のある寡黙な司令塔は、
同世代の松田直樹や森岡隆三らと、楽しそうにコミュニケーションを図る。
小野伸二、稲本潤一、中田浩二ら黄金世代は
ムードメーカーとして無形の力を発揮してチームを活性化。
赤髪の戸田和幸、松方弘樹の物真似が秀逸の明神智和、
楢崎正剛までがイジられ役になっているのには恐れ入った。
いろいろな世代、いろいろなキャラがうまくハマって機能している中で
やはり特筆すべきはベテランの中山雅史と秋田豊の存在感。
彼らはいつもチームの中心にいる良き理解者で、
ムードメーカーで、イジられ役で、経験者で、チームに安定をもたらしていた。
ドイツ大会後に思った事を、南ア大会前にも思う。
今の岡田JAPANに、彼らのような役回りができる選手はいるのだろうか。
日本のトップレベルにあり、W杯がどんな舞台かを知る、
サッカーの本質を見抜いた武骨な戦士が1人でもいるだろうか。
【GK】 ◎楢崎正剛 ◎川島永嗣 ○西川周作
【CB】 ◎中澤佑二 ◎田中マルクス闘莉王 ○今野泰幸 ×岩政大樹
【SB】 ◎長友佑都 ◎内田篤人 ◎駒野友一 ×徳永悠平
【MF】 ◎中村俊輔 ◎遠藤保仁 ◎長谷部誠 ◎本田圭佑
○稲本潤一 ○中村憲剛 ○阿部勇樹 ○松井大輔
○石川直宏 ×香川真司 ×金崎夢生
【FW】 ◎玉田圭司 ◎岡崎慎司 ○大久保嘉人 ○森本貴幸
△興梠慎三 ×前田遼一 ×佐藤寿人 ×平山相太
◎=南ア当確 ○=呼ばれそう △=ギリギリ ×サプライズ選出
少なくとも当確に近い◎印の中に、そんな戦士はいないと思う。
しいて言えば欧州を生き抜き、過去2大会を経験している稲本だが、
コンディションを落としているのが気がかりだ。
楢崎にしてもフィールドプレーヤーではない。
中澤にしても、俊輔にしても、遠藤にしても、玉田にしても、
そんな役回りはできないだろう。
今の状況であれば監督が誰であろうと、
これまで積み上げてきたサッカーを継続するほかない。
ただ、イビチャ・オシムを除く最近の日本代表監督は
モチベーターとしての能力に乏しい人材が登用されている。
確かにトルシエは比較的、戦える集団を作り上げたが
「六月の勝利~」に収録されているように、当時の選手たち、
特にDFラインの選手たちは指揮官のやり方に懐疑的なままW杯を戦っていた。
よく言われているように、監督への反骨心がベスト16進出の原動力だったのだ。
(そこまでトルシエが計算していたというなら話は別だが・・・)
ロッカールームの様子を収録した映像が出回っていないとは言え、
岡田監督にもアジア予選の時のような自信が容姿から滲み出ていない以上、
劇的に選手の士気を揚げる術を期待するのは難しい・・・。
例え試合に出られなくてもチームを第三者的立場から俯瞰の視点で捉えられ、
精神的支柱になれるフィールドプレーヤーが必要だ。
チームに厳しさや笑いを振りまくことのできるベテランや若い血が必要だ。
何でもかんでも「選手たちが頑張れ」という状況は厳しいものだし、
そういう環境を作っている協会や取り巻きの人間に問題があるのは百も承知だが
現状で唯一、突然変異できる可能性を秘めた「選手」の奮起を待つ以外、
決勝トーナメント進出という“本来の目標”を達成することはできない。
川口能活、松田直樹、柳沢敦、明神智和、宮本恒靖、高原直泰、中田浩二。
残念ではあるが、所属クラブでの内容やコンディションなどの関係で
岡田JAPANに縁が無かった彼らに、南アへの招集レターが届くことは無い。
彼らはもちろん、カズや中山雅史の名前まで挙げるべきなのかもしれない。
言い方は悪いが、23人枠のうちの1つを“潰して”でも
チームの雰囲気を改善できる枠、というのを1つ置いた方が良い。
それぐらい状況は悪いと思う。
しかし、23人を選ぶ側の人間にはそんな余裕さえ無い。
「選ばれなかった選手の気持ちを考えて発表の日は・・・」などという
訳のわからない理由がまかり通る日本サッカー界は重い病を患っている。
実際、俊輔や遠藤、稲本、憲剛といった所はコンディションが悪い。
かつての中田英寿的存在に近い立場にある本田にしても、
来月に疲労のピークが来てもおかしくないのだ。
だからこそチームに刺激を与えられる劇薬が必要になってくる。
劇薬とは言わないまでも、チームに変化を与えられそうな選手・・・。
最終ライン、中盤、前線から1人ずつ選んでみました。
サンフレッチェ広島、DF槙野智章。
試合に出る機会は無いだろうが、とにかく若くてムードメーカーになれる。
かつての盟友・柏木陽介とのセットでなければ厳しいのかもしれないが
センターバックのバックアップがいない有り得ない状況を開き直って考えると、
もう岩政を選んでも槙野を選んでも、同じような気がする。
ならば2014年を見据えて槙野を呼んでおこう。どうでしょう岡田さん。
鹿島アントラーズ、MF小笠原満男。
真の意味での劇薬。吉と出るか凶と出るか。でも彼ぐらい選ばないとキツい。
確かにドイツ大会での彼は色々と問題があったらしい。
しかしフィットしなかったとは言え、最近の親善試合での彼は存在感があった。
特筆すべきは最近のインタビュー。
「バックアップでも入れるのなら入りたい。お金を払ってでも行きたい」
日本最高峰のプロリーグのMVPが、ここまで言った。
俊輔、遠藤、憲剛、小笠原。
守備が計算できるのも小笠原、コンディションが良いのも小笠原、
W杯を一番知っているのも小笠原。どうでしょう岡田さん。
浦和レッズ、FW田中達也。
もう忘れ去られてしまったが、アジア予選突破の立役者の1人。
浦和ではちょっとしたイジられ役であるとも聞くし、
闘莉王の負担もなんとなく軽減しそうだ。
同じタイプのFWが多く、90分を計算できないのは確かだが、
ゴールへの意識が強い、自分で仕掛けられる、ミドルレンジのシュートが打てる、
攻守で試合を終わらせる役をこなせる、ラッキーボーイになれる、
阿部と並んで現時点でのコンディションがめちゃくちゃ高い、
J1の中で一番現実的な良薬。どうでしょう岡田さん。
本来、W杯メンバー発表にサプライズは必要ない。
本大会までにチームが正しい道を歩んでいれば、
入念な準備と研究ができていれば、無難な選考でも良いのだ。
それでも4年前、選手としてW杯という舞台を知ったブラジル人は
コンディションを重視した結果、最後に「マキ」と言い、現場は「おーっ」と唸った。
8年前には乗りに乗っていた左利きの司令塔が外され、精神的調和のために
ピークを過ぎていた日本最高のセンターバックとストライカーが選ばれた。
未知の世界を手探りで突き進んでいた12年前には
現代表監督が、日本の“王”と呼ばれていた選手を外した。
それがワールドカップというもの。
32カ国すべてで起こるであろう現実だ。
ヨーロッパチャンピオンのスペインや、カペッロの下で再生したイングランドも
ケガ人の問題で頭を抱えている。
重傷者こそいないものの、日本も深刻な状況にある。
南アフリカで待ち受ける過酷な戦いを鋼のメンタリティで臨める選手。
総仕上げの段階を前に選ばれる23の名前の中に
1つでも良いから驚きを演出してほしい。
どうでしょう岡田さん。
posted by tacleau7 |09:52 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(3) |
トラックバック(0)
2010年03月04日
●2010年3月3日 @豊田スタジアム
日本 2-0 バーレーン 日)岡崎 本田
岡崎6
本田6
松井7 中村俊5.5
(森本5.5) (玉田 ―)
遠藤5 長谷部6.5
長友5.5 内田6
闘莉王5.5 中澤5.5
楢崎6
岡田5
日本がバーレーンに勝った。
ただ、それだけのこと。至って普通のこと。
公式戦とはいっても消化試合。
バーレーンはビックリしたはずだ。
「えっ、日本なんでこんなにマジなの?」と。
なんとなくカウンターの切れがなかったのは
主力の不在だけが理由じゃないだろう。
変に力の入っている日本代表の選手たちとサポーターを前に
「こんなはずじゃなかったんだけどなぁ・・・」
という気持ちを抱えながらプレーしていたのではなかろうか。
結果から見れば、体たらくだった東アジア選手権から
ようやく立ち直るきっかけを掴んだ、という試合にすぎない。
何が変わったかと言えば海外組が加わって、
少しは落ち着いた大人のサッカーができていた。
特筆すべきは松井と長谷部。
一番コンスタントに試合に出ている海外組の中の海外組。
長谷部は持ち前のバランスを攻守両面で存分に発揮し、
松井はゴールこそ取れなかったが、バイタルエリアでの果敢な突破や
相手の裏をかくようなプレーで攻撃を牽引。
長友との連携も高まった感が。
2人の存在感が日本に余裕をもたらしたと言えよう。
俊輔に関しては終始、らしくないパスミスが何回か見られるなど
試合勘の不足を感じさせるプレーが度々あったが
それでも局面を変える展開力やピンポイントのクロスなど
このチームでの存在感の高さを見せ付けた。
そして慣れ親しんだトップ下で先発出場した本田。
まだまだ連携不足の感が否めない中、結果を出してみせた。
やはり彼がいるとゴール前での迫力というか怖さというか
点を獲れるという雰囲気が増す。
今後もこの位置で使い続けてほしい。
森本に関しては時間が短すぎて、連携も何も感じられなかったのが残念。
とにもかくにも、海外組を軸に相性の良い国内組をフィットさせていく、
という手法で岡田監督は指揮していってほしい。
今回の勝利で、おそらくW杯本番までの指揮は決定的となった。
今後は対戦相手の特徴や本番でのシチュエーションを
より具体的に想定した試合運びに期待する。
国内組ということでいうと、僕が1つ気にかけていることがある。
日本代表の代名詞“ノーターゲットマン”を代表する2人のFW、
岡崎慎司と玉田圭司だ。
知ってる人は知ってるだろうが、
実は彼らが所属する清水エスパルスと名古屋グランパスは、
今シーズンから3トップを採用しそうな感じなのだ。
そして岡崎と玉田はそれぞれ3トップの左に配置されそうな雰囲気だ。
代表ではこれまで2人が中央に2トップ、もしくは
岡崎が若干下がり目で“1-1”の縦関係になるような構成が多かった。
基本的には中央でガチャガチャ動いて
スペースメイキングをするといった働きだったのだろうが、
それが所属クラブでは、基本ポジションがサイドになる。
しかも中央には長身の外国人FW(ヨンセン、ケネディ)、
逆サイドにはプレーメーカー型(小川佳純or金崎夢生、藤本淳吾)
がいるという共通点もある。
この変化が代表チームにどう影響していくのか、もしくは全然しないのか
今週末に開幕するJリーグでの2人のプレーを
管理人はかなり注目して見ていこうと思っている。
それから浦和の田中達也、柏木陽介両選手の復帰も
個人的には期待している。
posted by takuromt |00:10 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2010年02月15日
●2010年2月14日 @国立競技場
東アジア選手権 日本 1-3 韓国
【日本代表】
玉田4 岡崎3
(佐藤寿 ―)
大久保5 中村憲4
(香川 ―)(岩政4)
稲本5.5 遠藤5
長友4 内田5
闘莉王3.5 中澤3.5
楢崎5.5
岡田監督0.5
もうダメ。
我慢の限界だ。
こんな日本代表は見たくない。
当ブログは、正式に
サッカー日本代表、岡田武史監督の辞任及び解任を求めたいと思います。
近年はこういった非建設的な意見はしてきませんでしたが
1993年以降で稀に見るサッカーの酷さ、見るに堪えません。
自分で辞めてください。
それが無理ならそれなりの地位の人が辞めさせてあげてください。
判で押したようないつものスタメン。
サブの心情はさぞかし辛いだろう。
阿部と徳永のモチベーションが心配だ。
拘って使い続けている割には、選手のパフォーマンスは一向に上がらない。
個としても、組織としても、動きは重い。
きっと2010年に入ってから、代表のジャージはああ見えて
重い鉛で出来ているのだろう。亀仙流的修行。
もはや威厳や風格、オーラやキャプテンシーも無く、
チームを牽引しているとか何とか、何も感じない中澤キャプテン。
ただ黄色い何かを巻いているだけ、だった。
あれは100試合出場のお祝い的な何かだろうか。
中澤に代わるキャプテンとして期待していた闘莉王も、試合を壊してしまった。
残念無念。
そして大久保。得点こそ無いが今年に入ってからは
攻撃に少なからずアクセントを加えていただけに、負傷はもったいなかった。
遠藤と憲剛。やっぱりどちらかはサブの方がいい。
遠藤が機能している時は、憲剛が機能していない。
憲剛が機能している時は、遠藤が機能していない。
今年に入ってからの出来で言うと、憲剛は厳しいかな。
ただ、試合後の彼は誰よりも現状を憂いているように見えたのが救いか。
対照的なのは岡崎だ。試合で何をしていた?
それでいて試合後に笑みを浮かべていたのは、
何か良いものでも拾ったのかな。
稲本があれくらいできるのは、別に驚くことではない。
そんなの収穫と言ってはいけない。
と言うか、選手はよくやっている。
わずかなオフを過ごして、来るべき決戦に向けて切磋琢磨しているのだから。
身体もそれなりに動けてきたし、コンビネーションもそれなりに上がっている。
「それなりに」だけど。
それでも1点が遠いのは、与えられてる攻撃の術がイケてないからですよね。
というわけで岡田さんだ。
試合後記者会見。ツッコミどころが満載だ。
・「(守備では)それほど崩されたわけではないが、
クリアする時は外に大きくとかということが必要だった」
→何という今さらな反省。今はドーハ時代ではない。
・「後半(退場で)人数が減ったこともあるが、選手同士の距離感が遠くなって
外に起点をつくれなくなるという悪い癖が出たなと思う」
→??? 後半に退場したのは韓国ですよ。
日本選手間の距離感が遠くなったのは韓国のせい、と言いたいのですか?
外に起点をつくれないのは11人いる時からそうでしょうよ。
・「チームというのは常に最高のパフォーマンスができるわけではないし
その中でプラス海外組で1~2人新しい選手が入れば
前に進めると思っている」
→最高のパフォーマンスでなくても勝利する術を知っている監督は大勢いるので
その方と代わっていただけますか。「海外組1~2人・・・・・」って
それを聞いたサブの選手の心情を思いやって言っているのですか。
Q:今日のように退場者が出た後の対応力をどう評価しているのか
・「今日に関しては攻守に運動量が多く、
両方できる選手という手があまり無かったので
今できる限りの打つ手というのを、私の中で考えて選手に言った」
→「今日に関しては」の意味が分からない。
「両方できる選手という手があまり無かった」ってそういう選手を
貴方が呼んでないからでしょう。どういう責任転嫁ですか?
というか阿部は? 今野は?
・「(W杯ベスト4という目標について)我々は可能性がある限りチャレンジし続けるつもりだ」
→可能性が無いとは言わない。ただ、貴方が指揮する限りは可能性が無い。
「選手は非常に高いモチベーションでやっていた。
そしてチャレンジしてくれている選手もたくさんいた。
今日も最後まで戦ってくれて嬉しく思っている」
選手は戦っている。
では、貴方は監督としてチャレンジしているのか?
貴方は監督として戦っているのか?
退場者を出して、優勝が遠くかすむ3失点目を喰らった。
それでも点が取れない、自分が手塩にかけて育てたチームが
目の前でボコボコにされているのに、
3失点目を喫した直後の10分間、貴方は何をやっていたんですか?
真っ暗闇の中を何も見えないまま、ただ闇雲に前進するだけの我が子を、
貴方は10分間も見殺しにしていましたよね?
あの状況で動かない監督、動けない監督を私は知りません。
以前、中国代表選手に喉をつかまれた鈴木啓太の一連の騒動に関して
助けにいかないチームメイトを憂いていましたよね。
それと同じようなことじゃないですか。
一番戦っているように見えないのは岡田さん、あなたです。
だから「辞めてください」とお願いしているんです、SEXYSPORTSは。
犬飼会長、貴方の手でやめさせればいいんじゃないですか。
それとも「岡田を連れて来たのは前の会長だよ」とでも仰りたいのですか。
「新しい人はリスクが大きすぎる」というのは協会の財布なんじゃないですか。
もうこれ以上の積み上げが期待できないから、
違う人に積み上げてもらおう、と言いたいんですよ。
この際、原強化委員長にスライド登板していただくのもありかと。
原さんのサッカーはよく知ってるつもりですが、岡田さんよりは全然マシですよ。
原さんが無理なら関塚さんはどうでしょう。川崎をお辞めになってフリーです。
現状のチームをベースに、攻守のオプションを効果的に付与してくれますよ。
それがダメなら、Jを見てみましょう。兼任でやってもらいましょう。
ガンバの西野さん、FC東京の城福さん、
ほら、ここまで挙げた人、みんな早稲田ですよ。
日本人監督に兼任は無理、というなら
日本をよく知る外国人でいいじゃないですか。
鹿島のオリベイラさんなら、貴方が求めるファイティングスピリットを
すぐにチームに浸透させてくれるでしょう。
他にも広島のペトロビッチさん、名古屋のストイコビッチさん、どうですか?
外国にいる方でもJ経験者だったらいいじゃないですか。
犬飼さんもお世話になったブッフバルトさんなんてどうですか?
アルディレスさん、オジェックさん、アスカルゴルタさん、
ベルデニックさん、トニーニョ・セレーゾさん、
この中の誰か1人ぐらい、お声かけできるでしょう?
そりゃあリスクは承知ですけど、
何度も言いますが、今の人よりはマシですって。
どうかご一考を。
ついでにもう1つ確認させてください。
試合後にはすぐに、韓国へ再戦のオファーをしましたよね?
これだけ体たらくのチームを見て、
3月3日にバーレーンと試合してる場合じゃないことはお分かりですよね。
アジア杯本大会出場が決まり、事実上の消化試合となったバーレーン戦に
ガチでフルメンバー出す必要ないじゃないですか。
貴重な国際Aマッチデーの機会を潰さないためにも
バーレーン戦にはBチームを出して大熊さんに指揮してもらって
Aチームはもっとどこか強い国と試合をした方が良いに決まってますからね。
ただ急な話なんで、準備も難しいと思うので、
お隣の韓国だったら、すぐに話が進むかなと思いまして。
それとも何ですか? もうオランダ対策とかいって
既にスペインとかアルゼンチンとかと水面下で動いてるとか?
posted by tacleau7 |06:06 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(3) |
トラックバック(0)
2010年02月12日
香港戦は仕事の合間だったので、
あまりちゃんと観ていないので、ちゃんと振り返れません。
が、今の日本代表には何か言わずにはいられない。
もうしばらくしたら世論の関心はバンクーバーへと傾いてしまう。
(当ブログもそうなるのだろうか)
我が代表は1日、1時間、1秒も無駄にはできない。
時間はあと4ヶ月“しか”ないから。
それでも香港戦は、中国戦のツケが出た試合だった。
香港は守りを固めてくることは、試合前からわかること。
中国戦に勝っていたなら、香港が相手でも
金崎や香川といった若手を先発で使う余裕も生まれていただろう。
平山を頭から使う可能性も増していたはず。
余裕の無さが選手の経験値を上げる場を失くしてしまった。
彼らの代わりにスターターとなったのは
今さら香港相手で得られる経験値など、たかが知れている小笠原と、
攻めに出る時間が少ない相手に使ったら意味の無い今野。
相手が香港でも、この余裕の無さ。
貴重な国際試合を無駄にしている。
結局、先制点も相手のミスから。
あそこで相手がミスしてくれなかったら、
自分たちの流れで香港守備網をこじ開けることが出来ていたのか疑問。
あの時点で「強化」の意味合いは、かなり薄まってしまった。
そして後半に入ると、“今さら感”を煽るがごとく今野OUT、平山IN。
どっちも損したね。
今野「相手は引いてくるので横パスをつないだら
サポートではなく前に行けと言われた。
(持ち味は出せた?)引かれたから難しい部分はあった。スペースもなかったし
縦パスも入れられなかった。力不足です」
そんな指示出すなら、阿部を使った方が良かったのでは?
また、闘莉王を上げるためにボランチ今野、というオプションを
考えているのは分かったが、ハーフタイムであっさり引っ込めたのは
本番におけるどんなシチュエーションを想定していたのか。
口で言わなくても、観ている側にそういう事がわかるような戦いを
そろそろやってほしいと思っているのですが・・・・・。
それから、闘莉王はキャプテンにすべき。
気持ちが伝わりやすいし、
そういう闘える選手がキャプテンをやることが、日本には合っていると思う。
「プレーで見せる」だけではダメ。
宮本ツネだって、そこら辺はもう少しやってたでしょう。
最後に恐縮ですが、スポーツナビ+で映画の話をしたい。
週末から公開された米映画「インビクタス」は
1995年に南アフリカで開催されたラグビーワールドカップを題材にした作品。
アパルトヘイト撤廃から間もない南アフリカ。
劣悪な社会環境、根強く残る人種問題を打開すべく、
大統領に就任したネルソン・マンデラが
ラグビー南ア代表“スプリングボクス”を自国開催のワールドカップで
奇跡の優勝に導く、という物語。
90年代前半、南アではラグビーは白人のスポーツ、
サッカーが黒人のスポーツ、と主に分類されていた。
人種差別の象徴とも言えたラグビーという競技に黒人は嫌悪感を抱いていたが
マンデラは白人が中心の南ア代表チームを黒人地区に派遣して
子どもたちにコーチングさせるなどして、ラグビーを国内に浸透させていく。
さらにチームの主将、フランソワ・ピナールを官邸に招待して親睦を深め、
ヘリコプターで代表合宿に駆けつけて激励するなど、
並々ならぬ意欲でスプリングボクスを鼓舞し続けた。
すべてはマンデラが目指した“1つのチーム、1つの国”
南アフリカを1つの国家としてまとめるためだった。
マンデラのリーダーシップ、ピナールのキャプテンシーに牽引され、
スプリングボクスは快進撃。
オーストラリア、フランスといった優勝候補を破ると、
南アは人種の壁を越えた一体感を備え、祖国の代表に声援を送った。
一時は“南アの恥”とまで呼ばれた代表チームが一躍、国民の希望となった。
決勝では延長戦にもつれ込んだ死闘の末、
ニュージーランド“オールブラックス”に勝利し、優勝を成し遂げた。
マンデラは自身の詩をピナールに贈り、鼓舞した。
「門がいかに狭かろうと いかなる罰に苦しめられようと
私は我が運命の支配者 我が魂の指揮官なのだ」
ピナールはその言葉を受け、チームに喝を入れる。
「南アは変わる。俺たちも変わろう」
「祖国の声が聞こえるか? 優勝するんだ!」
そこには“ワールドカップ”が醸し出す“熱”がある。
寒くたって、
面白いサッカーが観られれば、強いサッカーが観られれば、
応援するし、観に行くさ!
それ以前に、そうしようという“熱”を感じ取れないのが岡田JAPAN。
今さら過去のコメントを穿り出すのはアンフェアだが
「この時期にチームが完成されていたら逆に怖い」と
逃げ場を作っているような選手は代表には必要ない。
そんなことはわかっているんだよ。
それ以前の問題だから、みんな口うるさく言うんじゃないか。
闘う集団になってほしい。
モチベーションビデオとしてアイルランドの試合をを見せてほしい。
香港戦でも“熱”は無かった。気温が低い問題ではない。
韓国にコテンパンにやられて
「切り替える」「Jリーグでしっかり・・・・・」では失格なのだ。
そういう意味でも、いろんな意味でも、
とにかく岡田JAPANは「遅い」のだ。
posted by tacleau7 |01:03 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2010年02月06日
2010.2.6 東アジア選手権
日本 0-0 中国
【日本】
玉田4 岡崎4
(平山4)
大久保4.5 中村憲4
(佐藤寿―) (金崎―)
稲本5 遠藤4.5
長友4.5 内田5
闘莉王5.5 中澤5
楢崎6.5
岡田1
酷い。
退屈さが加茂時代、前岡田時代を越えた。
楢崎以外は及第点以下。
日本代表史上最低。
エンターテイメント性の欠片も無い。
お金を払って観る価値が無い。
無いもの尽くし。
味スタ、もっとブーイングしよう。
いや、日本全体でブーイングしなければいけない。
マスコミはもはや当てにならない。
このブログをアップしている間にも監督記者会見が終わっているはず。
「試合後にブーイングが起きていましたが、何が理由だと思いますか?」
「内容は良かったと仰っていましたが、どこをどう観たらそうなるのですか?」
「今日の結果を受け、現段階でグループリーグ突破は可能とお考えですか?」
「その自信は監督のどこから湧き上がってくるのですか?」
我々の気持ちを代弁してくれる質問を、どこかのメディアがしてくれればいいが。
前半。
前線にあれだけ小柄な選手をそろえておいて、
アーリークロスを連発する理由がわからない。
平山もいない。ましてや森本も前田も矢野もいない。
日本のようなチームこそゴールライン深くまでえぐらなければいけないのに。
まぁ、しょうがない。パサーのチームだから。
後半。
右サイドからのショートカウンターで、
平山がさーっとファーに流れたシーンがあった。
何だ、あの動きは。城福トーキョーじゃ、あんな動きしない。
ボールサイドでうまく絡んで中盤以降の飛び出しを引き出す。
スペースと時間的余裕があれば、前を向いて自ら仕掛け、選択肢を増やす。
それが去年の平山だ。
平山に高さを求めるのはわかるが、
昨年平山が劇的に成長したのはそこじゃないんだけど。
「守備は良かった」
どこが? ボール運びのスムーズさは中国の方が上だった。
サイドの変え方も巧かった。1人1人の懐も深い、キープもうまい。
何よりフィニッシュへ持ち込む迫力が日本の比じゃない。
予想外に、デンマーク対策になったんじゃないか。
というかベネズエラ戦といい、中国戦といい「強化」になってるのはどっちだ。
シーズンオフだからって、比べちゃ悪いが
WBCで優勝した日本だってオフ明けだかんね。
憲剛とヤット。
残念だが存在感が薄すぎる。
ただボール奪取に励むなら阿部や今野を使うほうがまし。
ゴールへの意識が無さすぎる。もちろん他の人もそう。
本田と長谷部。
バリバリの欧州経験者がいないとダメだなぁ。
ゴール裏に掲げられてる岡ちゃんの似顔絵幕。
あれを作った人は偉いなぁ。
モウリーニョやベニテスならわかるが、岡ちゃんだからな。
カッコよくない。
残り5分で嗅覚に長けた点取り屋と、運動量豊富なドリブラーを入れる采配。
う~ん・・・・・あれをカメルーン戦もやられたら泣くな。
とりあえず「ヒントをあげたんだけど」みたいな采配はやめてくれ。
持ってる引き出し全部出してくれよ。
韓国戦次第では、
さすがに僕も「監督交代論」を唱えずにはいられなくなるだろう。
まぁ香港に苦戦するようじゃ、その時点で厳しいな。
今、フリーの監督で誰か良いヒトいないかな。
posted by tacleau7 |22:34 |
■ サッカー日本代表 |
コメント(26) |
トラックバック(0)