2008年07月16日

FC東京×ガンバ大阪 プレビュー

日本のトップ3との3連戦。
2008年最初の山場を迎えたFC東京だったが、
「最初の山場」 が 「最後の山場」 になる可能性も出てきてしまった。
昨季アジア王者の浦和に0-2。
昨季J王者の鹿島に1-4。
勝手に 「3連戦で勝ち点5が優勝争いに残る条件」
と謳っていた僕にすれば絶望的なスコアが続いている。
もちろんまだシーズンの半分を消化しただけの状態で、
混戦の様相を呈す今季のJ1を考えれば、挽回の余地は十分にある。
ただ、日本のトップ3から1勝2分、もしくは2勝1敗という数字を算出すれば、
未だかつて “優勝争い” の経験がないFC東京に
“自信” というこれ以上ない武器を手に入れることができたはずなのだ。
それが証拠に、現在5位の柏。
 
第13節 鹿島 1-1 柏  第14節 柏 2-1 浦和  第15節 柏 1-0 G大阪
 
中断期間を挟んでいるとはいえ、トップ3から2勝1分である。
羨ましいったらありゃしない。どれだけの自信を手にしたのだろうか。
東京はこのままズルズル引き下がれば、今季も中位で終わってしまう。
ガンバ戦は勝ち点3が必須条件だろう。
 
 
浦和戦は試合序盤の入り方に大失敗し、後半攻め立てるも決定力不足を露呈しての敗戦。
最近よく聞かれる “アタッキングサード” での単調なパス回しが大きな原因だった。
で、鹿島戦はバランスに重きを置いた前半で、まずまずの内容。
が、後半は中盤が間延びしたノーガードの打合いになり、バランスを失った東京が力尽きた。
カボレがDFラインの裏を突くなど、浦和戦の教訓は活かされていたが単発に終わり、
守備もマルキーニョス、本山に手を焼くなどでラインがズルズルと下がった。
ショートカウンターで簡単にやられてしまう昨季の悪癖をのぞかせての惨敗である。
 
 
浦和戦、鹿島戦で浮き彫りになった課題で、
ガンバ戦で修復すべき問題点を整理してみました。
 
 
課題① 相手DFラインの裏を突く攻撃
課題② 中盤と最終ラインを連結させるバランス感覚
課題③ 攻守において効果的なプレーの連続性
課題④ 試合展開に応じた戦い方の意識統一
 
 
そして昨日、小平グラウンドを視察しました。
ガンバの予想スタメンと一緒に、昨日の小平に並んだラインナップをご覧ください。
 
 
●予想スタメン
 
 
 【ガンバ大阪/4-4-2】                    【FC東京/4-5-1】
 
 
         安田理                            長友
                 二川               石川
  
 
       山口   明神   バレー               梶山   佐原
 
藤ヶ谷                     カボレ  平山              塩田
                
       中澤   橋本    山崎               浅利   今野
 
 
               ルーカス               羽生
         加地                              徳永
 
 
 
ちなみに東京の控えは、以下の予想。
GK荻  DF藤山、椋原、金沢  MFエメルソン、大竹(or 川口)  FW赤嶺
 
城福監督は以前、「課題は毎試合出てくるが、直近の試合に向けて
早急に処理しなければならない問題をチョイスし、練習の中で改善していく。
すべての問題を処理しようとすれば選手に入りきらないですから」 
という類のコメントをしている。
鹿島戦での課題を解消するべく選んだのが、このメンバーなのだ。
で、前述の課題4つと照らし合わせてみる。
 
 
課題①に関しては、石川ナオの起用である。
右サイドを主戦場としていたナオに、今季の指揮官はサイドから中へ出入りして
裏へ抜け、フィニッシュに絡むような動きを求めている。
実際、ナビスコカップ大分戦では平山との連携で中央突破し得点も決めている。
エメルソンのようなビルドアップの能力は無いが、
ガンバのDFラインを押し下げるような働きかけに持って来いの人材だと思う。
 
となるとビルドアップに関しては、当然ながら梶山の双肩にかかっている。
ラインナップを見る限り、浅利というバランサーがいることで、
梶山は過去2戦と違い、より前方にポジションをとれそうだ。
もちろん明神・橋本という厄介な存在がついてまわるのだが、
カボレや平山との距離感が近づけば、千葉戦のような素晴らしいオーガナイズを出来るはず。

そして今ちゃんは今季初となる最終ラインでの起用が濃厚。
もちろん能力には疑いようがない。
ちなみに、当ブログは前回記事で藤山の守備を批評しましたが、
今回は単純に中2日の強行軍という事で体調面を考慮してのベンチスタートと思われる。
とにかく浅利が入ることで、課題②も克服できそうだ。
鹿島戦にできたゴール前の危険なスペースは塞がれると願いたい。
 
課題③は、要は “敵の嫌がる事をし続けなさい” と言いたいだけなんです。
東京のムービングフットボールは、浦和と鹿島には通用しなかったわけで、
それならばガンバが相手なら、自分たちの戦いを貫くだけでなく、
相手の良さを消す事にも、ある程度重きを置かないと。
もちろん東京が目指す方向性を変更するわけではない。それもバランス感覚。
その点でいうと、長友と徳永のポジションチェンジである。
長友は元々右が本職だし、徳永の左も今季何回か実践しているので、適性に問題はない。
配置換えの意図としては、ガンバのサイド攻撃の切り札・安田への対応だろう。
現在のガンバの状況を考えると、右の加地より左の安田の方が破壊力がある。
徳永の右であれば、守備ではある程度受けて立てるかもしれないが、
攻撃面は持ち前のダイナミックさが影を潜め、吹っ切れない状態が続いている。
長友の右であれば守備はもちろん、惜しみない運動量を活かした攻撃参加で
安田を押し込む事ができるかもしれない。
決してミーハーなファンを意識した “五輪代表マッチアップ” ではありません。
 
 
課題④に関しては、鹿島戦後の徳永のコメントに表れている。
 
「先制した後の戦い方をチーム内で意思統一できなかった」 
 
僕が見た感想としては「意思統一できなかった」 というよりも、
「様子を見ているうちにやられた」 の方が近いかな。
バランスは大事だが、弱腰になってはいけない。メンタリティーの問題。
さらなるステップアップのため、
優勝争いに残り続けるため、
戦う気持ちを前面に出してガンバに臨んでほしい。
 
 

posted by tacleau7 |12:40 | ■ FC東京 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/takuro7/tb_ping/80
コメントする