2008年09月03日

WBCの新しい首脳陣を考えてみよう

 
 
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の
日本代表監督人事に注目が集まっています。
9月1日の実行委員会では、監督人事のルールとして
 
(1)数値的な選考基準は設けない
(2)現役監督は回避する
(3)球界識者の意見を集約する
(4)加藤コミッショナーが最終判断
 
という項目が挙げられました。
(1)については賛否両論あるでしょうね。
まったく経験がない人に任せるのはどうかと思うし、かといって
それだけ経験のある人というのは(2)に該当するのだろうし。難しい。
(3)については「具体的に誰?」とは思いますけどね。名球会の人?
一番大事なのはやっぱり(4)だと思いますね。
「最後に下から上がってきたものを見るよ」みたいなスタンスでなく、
常日頃からリーダーシップをとって、
少しでも多くの人が納得できるような代表チームを結成してほしいものです。
球界再編問題の時から、この役職の人は決断力が乏しいですから心配ですね。
 
野球は日本ではメジャースポーツですが、
世界的に見るとマイナースポーツの域を脱せません。
故にサッカーとは違って、代表チーム招集に関して瞬発力がありません。
ワールドカップはもう18回も開催されていますが、WBCは次が2回目。
まだ手探りの感はあるでしょうね。監督人事が難航するのは当然です。
これを良い機会として、野球日本代表に関するルール設定をきちんと設けてほしいです。
 
 
話は変わって。
誰とは言いませんが、監督人事に影響力を持つという人が
「星野監督以外に誰がいる」みたいな発言をしてましたね。
失礼を承知で言うと、管理人はこの人が大っ嫌いです。
と言うか失礼でもいいか、別に。
どーせこんな所で何か書いたって
「たかがブログが」ぐらいにしか思わないでしょうから。
かく言う僕も「星野続投派」のつもりだったのですが
あの人と同じ意見は何か嫌だなぁ、ということで、
無理矢理にでも新監督候補者を考えてみようと。
 
 
上記の(1)から(4)に当てはまる人ということですが、個人的には
やはり野村JAPANを一度でいいから見てみたい、というのが本音です。
確かにいつも不機嫌そうな顔してるし、いいムードを作れなさそうです。
西岡やダルビッシュは髪型を注意されること必至です。
選手の中に、ノムさんのことを嫌いな人がいても不思議じゃないでしょう。
でも、やっぱり我々凡人が知り得ない、本当に野球の奥深くまでを熟知してる人だし、
星野さんみたいに闘争心と言うか、戦うメンタリティーみたいなのも説く人です。
昔、テレビで「イチローへの10の質問」みたいな企画があって、その中に
「野村監督のもとで野球がしてみたい、YesかNoか?」という質問があって
それに対してイチローが「YES、YES、YES!」と
身を乗り出して答えたシーンを、僕は今でも覚えています。
確かオリックス時代に日本シリーズでヤクルトに敗れた直後だったと思いますが
「ヤクルトの選手は野村監督に良い意味で洗脳されていた」
と独特な表現で語っていました。ただ、まあ現役監督から選出なし、
ということなので。楽天の強化に専念していただいて。
 
 
次期監督として真っ先に思い浮かべるのは森祗晶氏ですね。
常勝西武の礎を築いたスモールベースボールの巨匠。
バントの多用に足を絡めた攻撃、巧みな継投策、
“守りの野球” であれば右に出る者なし。あまり名前が浮上してきませんが
世論からもう少しプッシュしてもいいかと思いますがね。
現在はハワイ在住だとか。帰国していただいて・・・・・。
 
もし森さんにやっていただけるなら、
バッテリーコーチとして伊東勤氏を抜擢するのもいいかもしれない。
監督しても実績を残した人ですからね。
そのまま森JAPANから伊東JAPANへバトンタッチ、なんて流れもできちゃったり。
それにしても、なぜ野球日本代表にはいつもバッテリーコーチがいないのか?
管理人は不思議に思います。
 
投手コーチは大野さんでも良いと思いますが(単純に僕が現役時代好きだったので)
北京五輪で的確な解説をしていた与田さんもいいなぁと。
ただ、所属チームと代表で、コーチの役割の重要性として違う所って言うと
スコアラーの情報を選手に的確に伝達するとか、フォームの微調整が巧いとか、
選手のモチベーションを高めるとか、そういう事の方に重きを置くのかなと。
元々、日本で最上級の技術をもつ選手たちが集うのが代表チームなわけですから。
新井宏昌氏を日本代表打撃コーチとして招く、というのは何か違うのかなと。
意外と、角盈男投手コーチなんて良いのかもしれない。
ライオンズ打撃コーチのデーブのような存在。
 
 
 
 
いろいろ考えてみた結果、
SEXYSPORTSが選んだ第2回WBC首脳陣はこちら。
 
 
監督/森祗晶

投手コーチ/山田久志 角盈男
打撃コーチ/衣笠祥雄
内野守備走塁コーチ/白井一幸
外野守備走塁コーチ/本西厚博
バッテリーコーチ/伊東勤
 
 
前回のWBCのコーチ陣の構成に、バッテリー部門を追加して考えてみました。
ロイヤルズの特別コーチという肩書をもつ白井氏以外は「解説者」だと思います。
監督・コーチの経験をもつ人を中心にバランスよく選んだつもりです。
コーチ経験が無いのは衣笠氏だけですが、解説を聞いていても本当に面白いし、
この人は絶対にモチベーション上げるのが巧いと思うので。
もちろんここに選んだのは、SEXYSPORTS管理人の独断と偏見です。
「他にも適任がいるぞ!」という方はコメント欄に残してみませんか。
 
 
ただ、今一度書きますが「星野続投」が最良だと思っています。
それでもバッテリーコーチについては一考の余地があるはずです。
 
 

posted by tacleau7 |00:35 | ■ プロ野球 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年08月28日

フィオレンティーナ戦プチレビュー & CL出場チーム出揃う

 
北京五輪が閉幕して、フットボールの季節到来だぜってことで
ひっそりとチャンピオンズリーグ予備予選の3回戦が終了。
いよいよ本戦出場32チームが出揃いました。
その紹介の前に、スカパー観戦したフィオレンティーナについて。
 
 
 
■スラビアプラハ 0-0 フィオレンティーナ
 
1stレグはホームで2-0勝利のフィオレンティーナ。
まぁ順当に行けば勝ち上がるのでしょうが、
スラビアもホームで最後の悪あがき。
 
1トップだけ残して引きこもってた1stレグとは違い、
両サイドハーフがガッツリ上がり、サイドバックもサポート、
中央には2トップが張り、点取るぜこの野郎って感じをひしひしと感じる。
が、たまに脆さも露呈し、GKのキックミスから
ジラルディーノに決定機を与えたり。
ただ、この守護神バニアク、その後は好セーブを披露し、チームを救う。
アウェーゴールでの先制を許せば、4点取らないといけないスラビアプラハ。
それだけに前半0-0は及第点。
 
尻すぼみした前半を反省してか、後半頭から2枚同時交代。
片っ方1枚の選手はよく知らんが、
もう1人の方のシェンケジークってのは知ってるぞ。
去年のCLグループステージにも出てて、得点もしてる選手。
自分の中ではスラビアのエース的存在に勝手にしてる選手。
さらに、もう片っ方の全然知らなかったシュベントっていう選手も
左サイドから好クロスを供給。
スラビアのヤロリーム監督の交代策は見事にハマったっていうことで、
ひょっとしたらフィオの敗退もあるよねー、って雰囲気満載になる。
プランデッリ監督はクズマノビッチに代えてドナデルを投入。
確かドナデルもジラ同様、パルマ時代の教え子だったような。
とにかく中盤でガツガツ行って、ファウルして、スラビアの攻撃速度を弱める。
スラビアはさらに10番を背負うヤロリームを投入。
このヤロリームは、監督のヤロリームの甥らしい。
最低でも90分以内に2点取って、延長にもつれこむのが目先の目標。
攻める攻める。
が、フィオもさすがイタリアのチーム。
守る守る。
フィオで決め手になったのは、後半30分ぐらいから出てきたヨベティッチ。
18歳。パルチザンから新加入のモンテネグロ代表FW。
左サイドからリズムに乗ったドリブルでプチカウンターを仕掛ける。
解説のヒロミが 「1人だけ違う雰囲気」
「彼のプレーを今日見られただけで幸せ」 と絶賛していた。
その表現が大げさなのかどうなのかは置いといて
とにかく彼のプレーがフィオを元気付けたのは間違いない。
 
結局、0-0で終了。1stレグの貯金そのままに、
フィオレンティーナは9年ぶりのCL出場だ。
前回は監督がトラップで、バティ、ルイコスタのホットライン。
あとトリチェッリとかディリービオとかトルドとか。懐かしー。
プランデッリはあの時代を超えられるのか。
 
 
その他の結果は以下のとおり。
カッコ内が合計スコア、太字が本戦出場チームです。
 
 
スパルタプラハ 0-1(1-3) パナシナイコス
 
ユベントス 1-1(5-1) アルトメディア(スロバキア)
  
バルセロナ 0-1(4-1) ビスワクラクフ(ポーランド)
 
スパルタクモスクワ 1-4(2-8) ディナモキエフ 
 
レフスキソフィア 1-1(1-2) バテボリソフ(ベラルーシ)
 
シャフタール 3-1(5-1) ディナモザグレブ
 
アノルトシス(キプロス) 0-1(3-1) オリンピアコス
 
AaB(デンマーク) 2-0(4-0) カウナス(リトアニア)
 
ガラタサライ 0-1(2-3) ステアウアブカレスト
 
ブラン(ノルウェー) 1-2(1-3) マルセイユ
 
シャルケ 0-4(1-4) アトレティコマドリード
 
トウェンテ 0-4(0-6) アーセナル
 
パルチザン 1-2(3-4) フェネルバフチェ
 
スタンダール 0-1(0-1) リバプール
 
ギマランエス 1-2(1-2) バーゼル
 
 
 
では以下、予想されるシード順に出場全32チームを確認していきましょう。
 
 
 
 
【第1シード候補】
マンチェスターU  チェルシー  アーセナル   リバプール
レアルマドリード  バルセロナ  インテル     リヨン
 
プレミア4強は順当に第1シードに配されるだろう。
リヨンと書いたが、2季連続ベスト8のローマかもしれないし、
昨シーズン出場していないユーベやバイエルンが来る可能性もあるが、
最近4~5年のCL実績を考慮してリヨンとしてみました。
国内リーグで好スタートを切ったチェルシーは現時点優勝候補筆頭か。
ユナイテッドはロナウド不在、ガナーズは怪我人多数、
リバプールもスタンダール・リエージュにPK寸前まで行ったし・・・微妙。
それに続くのはリーガを連覇したマドリーや、モウリーニョを迎えたインテルか。
SEXYSPORTS的には、スーツ姿がカッコいいペップに期待してます。
チームっていうより個人ね。
 
 
【第2シード候補】
ローマ  ユベントス  バイエルン   ブレーメン
ポルト   PSV     ビジャレアル  ゼニト
 
ゼニトって書いてますが、この辺のシード分けの基準っていうのは
UEFAカップの成績も影響するらしいので。
久々登場のフィオやアトレティコよりはゼニトが来るかな、と。
とにかくユーベ、バイエルンに注目です。
管理人はドイツW杯でリベリに惚れました。
ビジャレアルは3年前に初出場でベスト4の実績があります。
当時は 「神様、仏様、リケルメ様」 を地で行くチーム構成でしたが、
今はロッシとかニハトとかセナとかピレスとか。楽しみですな。
ポルトはスルーします。嫌いな選手がいるので。
 
 
【第3シード候補】
フィオレンティーナ  フェネルバフチェ   セルティック  スポルティング
アトレティコマドリード  ボルドー  マルセイユ  ステアウアブカレスト
 
俊輔のいるセルティックはもちろん、
昨季ベスト8、ルイスアラゴネス率いる新生フェネルバフチェ、
アグエロがいきなり仕事して12年ぶりCL出場のアトレティコ、
ビッグイヤー経験のあるマルセイユ、ステアウアなど難敵が揃う。
ひょっとしたらフランス勢のどちらかが第4シードに回って
ウクライナ勢のどちらかが第3に上がる可能性もある。
 
 
【第4シード候補】
ディナモキエフ  シャフタール  パナシナイコス  バーゼル
バテボリソフ    クルージュ   アノルトシス    AaB
 
上段はウクライナ勢を始め、何となく知ってる名前が続く。
ギリシャの名門パナシナイコスはテンカーテを招聘して3年ぶり出場。
中田浩二は何でバーゼル出て行っちゃったんだ。まぁ諸事情か。
で、下段は悲しくなるくらいの無名っぷり。
バテボリソフはベラルーシのチームで、フレブも在籍したらしい。
ウィキペディアにページがあるのには驚いたぞ。
クルージュはルーマニアチャンピオンで、予選無しのストレートイン。
もちろん他のストレートイン組と比べれば力量差は歴然で、
UEFAランキングの恩恵に与った最もたる例なのだが、
EUROに出てたのもGKスタンチョウぐらいで、
たぶん残念な結果になると思います。
アノルトシスはキプロスのチームです。もちろん初出場。
uefa.com見るとデラスとかサマラスっていう名前が確認できますが、
有名な方のデラスやサマラスではないはず。
去年ベスト16のオリンピアコスに勝っての出場ですから
力はそれなりにあるんでしょうが、西欧の強豪に立ち向かえるんでしょうか。
ちなみにキプロスって地中海にある島国なんですが、
すぐ上にトルコ、すぐ右にシリアとかヨルダンって、凄い所にあるんですね。
どうやって移動するんだ。同組はストレスたまる遠征だなー。
AaBはデンマークのチームです。オールボーって読むらしい。
何となくデンマークっぽくて、ウイイレで聞いたことあるような名前
(ソーレンセンとかクリスチャンセンとか)が並んでる。
ノンベテって少し前にモナコにいた奴かな。
とりあえずプラティニはこういう小国っていうか
UEFAランキング下位チームに近々門戸を広げたい意向らしいので。
意地見せてほしいですね。ほどほどに。
 
 
抽選会は28日25時くらいから行われます。
スカパーではやらないのか。uefa.comで見られるかな。
シードが間違ってたらすいません。
 
 

posted by tacleau7 |08:55 | ■ UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年08月24日

FC東京観戦記2008 其の十七 ~駆け引きが下手~

 
 
浦和、ヴェルディと、「絶対に負けられない相手」 で連敗。
それもホームで。
酷い。
長友のゴールは誤審だと思って帰ってスーパーサッカー観てみたら
なかなかどうして微妙じゃないか。 (「やべっち」 でもう1回見よう)
100%誤審とは言えないような。
後半追加タイムも3分なのに4分ぐらいやったし、
ジャッジに文句は如何ようにも言えるけど、
やっぱり、それ以前に試合を決めないといけないよね。
 
 
 
【先にヴェルディの話を】
 
結果論から言うと後半勝負だったのだろう。
前半は0-0で踏ん張って後半一気呵成、みたいな。
東京は後半の内容が悪いのだから当然だ。
カボレの無回転ミドルは計算外だったろうが
後半早いうちに大黒がヴェルディ初ゴールを決めて「いける」 と踏んだ。
交代選手も、ウチのそれより輝いたようだし。
何よりも 「同じ相手に1年で4回も負けられない」 という気持ちが
FC東京の勝ちたい気持ちより強かったんじゃないか。
 
 
【前半のFC東京】
 
4-3-2-1 から、4-2-3-1 を経て、昨日は4-3-3。
ヴェルディの中盤を引き伸ばすための両ワイドなのかな?
詳細は下記に記してますが、僕が心配していたのはカボレとエメの距離感。
ピッチ内外でとっても仲良しの2人は、
アタッキングサードでボールを持つとパスを供給し合う傾向がある。
なので早めに点を取れないと、焦って一緒に中央へ絞ってきやしないか、と。
2人ともウイングに適性があるのか疑問だし、
何より真ん中に赤嶺1人は、平山1人より心配だ。
両ワイドのどちらかが絞ってくるとか、羽生&今野の飛び出しとかで
巧く赤嶺をフォローできればいいのかな、と。
 
前半はそれが巧くいってました。
そんな中からカボレのスーパーなミドルが突き刺さって。
ただ、やはり2点目が取れない。どうしても取れない。
1-0で前半終了。結局ここなんだよねー。
それにしても、ほんの少しだけど、
前半なのに中盤が無くなってオープンな展開になってたのは何でだ。
 
 
【後半のFC東京】
 
ヴェルディが前がかりになった。ディエゴが前を向くようになった。
前半もそういうシーンはあったが、後半は一層効果的。何でだろう。
和田がマイボール時に、ほんの少し前へポジションを修正したような。
那須、土屋へのプレッシャーも比較的減ったような。
そもそもディエゴ×梶山というマッチアップに無理がある。
後半14分、富澤OUT レアンドロ IN。スイッチを入れた柱谷監督。
その2分後、レアンドロ→大黒G。
さらにその2分後、エメルソンOUT 浅利 IN。
混乱した中盤を落ち着かせるために浅利を入れるのは分かるが
代わりに3トップを放棄してしまった。
服部が後半あまり上がってこなかったからなのか。否。
長友が良かったから、梶山とのコンビで右の攻撃は何とかなったから。
左では、有り余るスペースを良い様に使うウイングカボレが躍動していた。
こうやって考えると、サイド攻撃は機能しているように見える。否。
右は長友&梶山。左はカボレ。
要は単発、攻撃に厚みがないのだ。クロスも単調だったし精度が低い。
もうムービングでも何でもない。
 
 
それより何より攻撃のテンションがいっつも同じだ。
戦い方が、0-0や、0-1で負けているときのチームのそれなのだ。
もちろん2点目を奪いにいくのは良い。
サイドを効果的に使ってゴール前まで進出するのはもっと良い。
でも90分の流れの中で 「この時間はちょっと後ろで回そうか」 とか
「今は縦を急がず、横に繋ごう」 とか、
「攻める」時間と言うより、「繋ぐ」時間を作れないのが不思議だ。
それなら幾ら攻めたって、いい加減ヴェルディも慣れるでしょ。
改めて思った。FC東京は本当に 「駆け引き」 が下手くそだ。
 
 
後半33分、羽生OUT  石川 IN。 「縦」への意識がより強くなる交代。
羽生で思い出したが、今野、長友、そして羽生、本当に重馬場で活きる。
ボールを奪って、前に出る推進力は素晴らしかった。
もう1人、このフィジカル面がものをいう展開の中に
ぜひ入って行ってほしい選手がベンチにいたが・・・・・。
坊主頭にした背番号13は結局出番なし。
 
・・・・・・・・・・・・・・・。
何と言うか、この状況で 「ジーコ」 って名前を出すのはどうかと思うんですが、
先発出場したFWが決定機を外して、後半30分過ぎても無得点だったら
指揮官には 「今日はもう無いかな」 じゃないけど、
そういう 「勘」 みたいなのを働かせていいんじゃないかと思うんですがね。
大黒なんて、まさにそこから出世したような選手だけど、
そういう使い方をしよう、とジーコが思うのも1つの采配であって。
昨日みたいに交代枠が1つ残っていればなおさら。
 
はっきり言います。頭が固いです。
理詰めだけで勝てないなら、選手にも、ベンチにも、
発想の転換ぐらいして下さい。
そういうことが出来ない事を含めて 「負けたのは僕の責任」 
って言ってるんでしょうかね。
 
  
ヴェルディは途中出場の福田、平本が流れを途絶えさせなかった。
そして生まれた那須ゴール。意外に必然なのか。
 
 
もう1つはっきり言いたいです。
良かった時の4-3-2-1 に戻さないのでしょうか。
中断期間中に、進化する意味で変更した4-2-3-1 のはずが、
どんどん退化しているように感じるのは僕だけでしょうか?
4-3-2-1の頃の観戦記を読み直してみると、文章がとにかく短い。
あー、こぼしたくなるような愚痴も無かったんだなぁ、健全だなぁ、と。
ほんの数ヶ月前の話なのだが。
 
 
愚痴ばっかり書いても気分が滅入るので、明るい話を最後に書こう。
茂庭です。
1人違う世界にいるみたいに声を張り上げていた前日練習。
浦和戦のレビューでも 「今季一番の出来。チームで一番良かった」
と書いたのですが、この日も良かったです。
開幕戦後には
 「東京がワンランク上のクラブになるための大事なピース」 と書きました。
大宮戦後には
「周囲のサポートでようやく守れている程度」 みたいに書きました。
昨日は違いました。ダービーの成せる業でしょうか。
大黒や飯尾に裏をとられても喰らいつき、
佐原やサイドの裏もきっちりカバーし、
くさびのボールにも身体を入れてカット。
驚いたのは前半30分ぐらいだったと思うけど、インターセプトからそのまま
中央をドリブルで攻め上がってDFの裏にスルーを通そうとしたシーン。
赤嶺に通らなかったのですが、地面を叩いて何やら怒っていました。
自分のパスの拙さに対する怒りなのか、
赤嶺の動きが緩慢な事に対する怒りなのか、定かではないですが、
すごく良い傾向だと思うし、そんなモニを見て鳥肌が立ちました。
練習からコンディションの良さも伝わってきます。
完全復活? 覚醒? どっちでもいい。
ダービー敗戦の中の唯一の光明がモニになるとは思いもよらなかった。
 
 
 
   【FC東京】
                          赤嶺5
 
          カボレ6                  エメルソン5.5
                                      (浅利5)
 
                 羽生5         今野6
                 (石川 ― )
                       梶山5.5
 
         金沢5                         長友6
                  茂庭6      佐原5.5
 
 
                       塩田5.5
                                               城福4
 
 
   【東京ヴェルディ】
                飯尾5.5        大黒6
                (平本 ― )
 
                       ディエゴ6
 
 
              富澤4.5           福西5
             (レアンドロ6)           (福田6) 
                       菅原5.5
 
         服部5.5                     和田5.5
                   那須6.5    土屋6
 
 
                         土肥6
                                              柱谷6.5
 
 
 

posted by tacleau7 |18:42 | ■ FC東京 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年08月17日

FC東京観戦記2008 其の十六 ~結果を出すのは飛田給で~

 
 ●FC東京 0-1 浦和レッズ   @味の素スタジアム
 
   浦)相馬/後22
 
 
 
   【FC東京】
                        カボレ5.5
                       (川口 ― )
 
           エメルソン5     平山5        石川5
                                      (赤嶺4.5)
 
                  羽生5.5     浅利6
                              (梶山6)
 
           今野6                       長友5
                    茂庭6     佐原6
 
 
                         塩田5.5
                                         城福4.5
 
 
   【浦和レッズ】
                  高原6       田中達5.5
                  (ポンテ6)
 
                        永井5.5
                         (堤 ― )
          相馬6.5                     平川5.5
                                         (細貝6)
                   阿部6     鈴木6.5
 
 
              堀之内6    闘莉王6    坪井6
 
 
                          都築6
                                         エンゲルス6
 
 
 
試合終了の笛とともに力尽き、バタバタと倒れこんだ浦和イレブン。
 
・・・・・・・・・・。
東京の11人は・・・・・・元気そうだった。
その差かな。
 
 
では、ここで言う 「その差」 ってナンだ?
運動量の差。
MOVING FOOTBALLを掲げるチームがそれではいただけない。
 
個々の頑張りの差。勝ちたいと思う気持ちの差。戦う姿勢の差。
サッカーうんぬん以前の問題。そりゃあ負けるでしょ。
それが一番大事なモノでしょうが。
北京五輪の男子代表に文句言ったばかりだが、ウチもさして変わらん。
 
 
こんなちっぽけなブログを、いちいち見ているとは思わないけど、
FC東京の関係者に言いたい。
 
サポーターは本当に悔しいですよ。
ライバル相手に4年も勝ってない。
いくら商店街に旗を飾ったところで、飛田給で結果出さないと
レッズ党にどんどん人を獲られていくような気がして。
「We are daiamonds」 はしばらく歌ってなかったんですよ。
まさか味スタで復活させてあげるなんて思いませんでした。
前回対戦の時も、浦和はしばらく勝ってない時だったような。
またウチが浦和に元気と勇気を与えてしまったんですよ。
当ブログで 「最近存在感がない」 と指摘した啓太まで元気にしてしまった。
 
 
試合内容は去年の2試合と、こないだの埼スタの試合と比べても
良い内容だったと思います。
ただ、さっきも書いたように、
試合終了後の両チームの、対照的な姿を見てしまうと、
「まだまだやれんだろ」 と言いたくなるんですよね。
 
 
もう、ムービングがどうとか言う以前の問題です。
ちゃんと戦ってください。
死ぬほど走って、ボロボロになって力尽きてぶっ倒れるまで、
戦ってください。
「結果を出すのは小平」
それは青赤のユニフォームを着る男なら当たり前なのです。
その上で、死に物狂いで、飛田給で結果を出せ。
(次節は国立なんだけど)
 
 
 
▼長友
中2日にもかかわらず、それなりに動けていた。
でも失点シーン、相馬のマークを外したのは残念。
 
▼茂庭
今季見た中では一番の出来。ノーミス。東京の中でも1番良かった。
でもまだまだいける。セットプレーも上がっちゃえばいいのに。
もっと良い選手になって、もっと相手から嫌われてほしい。
 
▼エメルソン
何がしたいのかわからない。
 
▼梶山
出来は良かった。でも北京での悔しさは感じない。
 
▼石川
中に絞って裏への動き出しを模索するのはいいけど、
自分自身の一番の武器を忘れてはいませんか。
それならば相馬にあんなに思い切りDFの裏を狙われる事もなかったかも。
 
▼カボレ
飛田給で結果を出してください。
 

posted by tacleau7 |19:33 | ■ FC東京 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年08月17日

反町ジャパンへ  ~五輪に出る意義~

 
堀井学というアスリートを、皆さんは覚えているだろうか。
 
 
「清水宏保」という名は簡単に覚えていても
「堀井学」という名を記憶の片隅から引っ張り出してくるのは
困難だという人が多いかもしれない。
堀井は清水と同時代に活躍したスピードスケートの選手だ。
1994年のリレハンメル五輪、500mで銅メダルを獲得(清水は5位)。
1996年のW杯では、500mで総合優勝。
世界トップクラスのコーナーリング技術を武器に
90年代の日本スケート界を牽引した。
ところが1997年にスピードスケートの歴史を変える“発明”があった。
スラップスケートである。
従来のスケート靴のように、靴と刃が固定されたものでなく、
キック時にかかと部分で、靴と刃が離れる構造のもので、
刃と氷が接する時間が長くなり、よりスピードが出るスケート靴である。
このスラップスケートをいち早く取り入れて
スターダムにのし上がったのが清水宏保。
持ち味のロケットスタートに磨きをかけ、
1998年の長野五輪で世界の頂点に立った。
だが、コーナーリングが持ち味の堀井は、
このスケート界の急速な進化に対応できなかった。
スラップスケートへの転向に時間を費やし、
清水と共に期待された長野五輪では500mで13位、
1000mで17位と、不本意な成績に終わったのである。
4年後のソルトレーク五輪でも結果を残せず、そのまま引退した。
 
 
なぜ夏季五輪の真っ只中で、かつての冬の王者、堀井学の話なのか?
僕がこれまで見てきたオリンピックで、堀井学以上に感動を覚えた選手がいないからだ。
僕は「オリンピック」と聞くと真っ先に1998年の堀井学を思い出す。
 
 
長野五輪の1000m。銅メダルを獲得した清水宏保の印象が強かったこの種目で
17位に終わった堀井学がミックスゾーンに姿を現す。
「今回のオリンピックを振り返ってみて、いかがですか?」
インタビューアーの問いかけに、堀井は言葉を詰まらせた。
スラップスケートの出現で、
アスリート人生の歯車を狂わされた男の目は、赤く染まっていた。
だが次の瞬間、彼が搾り出した言葉は、今でも鮮烈に、
僕の記憶に焼きついている。
 
 
 「この長野オリンピックで、たくさんの子どもたちに、
  オリンピックの素晴らしさは、僕自身伝えることは出来たんじゃないかと思います」
 
 
傍から見れば、不甲斐ない敗者――、ただそれだけかもしれない。
それならば、前述のコメントの真意を汲み取るのは難しい作業だ。
ただ、リレハンメル以降の彼の苦悩と葛藤を知っている人間は違う。
どれだけ努力して、どれだけベストを尽くして長野のリンクに立ったのかを知っている。
彼が流す涙の理由も理解できる。
だが、堀井学は “ただの敗者” ではなかった。
敗れてもなお、観ている者を魅了できる術をもっていた。
たった一度でも、
世界の頂を見てきた男だからこそ発せられる “スピーチ” だったのだ。
 
 
だから、僕は長野以降、いつもオリンピックで「敗者」を見ている。
2002年、スタートで転倒し結果を出せず泣きじゃくったソルトレイクの大菅小百合。
2006年、表彰台に届かない悔しさを笑顔で必死に押し殺そうとしていたトリノの上村愛子。
彼女たちは、今も戦っているのだ。
 
 
夏季五輪でも、1人忘れられない敗者がいる。
2000年のシドニー、男子柔道100kg超級――。
 
 
「これは一本でしょう!」
テレビの実況・解説の2人が声を揃えて叫んだ。
僕には何が起こったのかさっぱり分からなかったが、
高校時代、柔道部に籍を置いていた父が
「内股すかし」の詳細を説明してくれた。
そして、こう付け加えてくれた。
「完全な一本。主審の見間違えだな」
 
 
現在の篠原信一は、
バラエティ番組で笑いを誘うキャラクターで人気になっているが、
僕は8年前のシドニーで、銀メダルを首にぶらさげながら、
虚ろな表情で立ち尽くした、表彰台の篠原信一の姿を忘れられない。
隣では、シドニー五輪以前にも不可解な判定で敗れたことのある相手、
フランスのダビド・ドゥイエが金メダルを掲げていた。
その時の篠原の表情を説明できる言葉は、
おそらく世界中の国語辞典を調べてもないだろう。
彼は、心にぽっかり穴を空けながら、ただ立ち尽くしていた。
そして記者団のインタビューに対して、こう答えただけだった。
 
 
「自分が弱いから負けました」
 
 
この一連の誤審問題を伝えるスポーツニュースをNHKのアナウンサーは
声を詰まらせ、必死で涙をこらえながら、原稿を読んでいた。
テレビを見ていた僕も、似たような感情になった。
それは1998年、長野での堀井学のコメントを聞いた時の感情とも似ていた。
 
 
オリンピックで重要なことは、メダルを取ったとか取らないとか、
メダルの色がどうということではないと思う。
“オリンピックで何を感じたのか”、
“オリンピックでベストを尽くしたのか” ではないだろうか。
その上で、観ている人の感動を呼んだり、メダルという結果がついてくるのではないだろうか。
堀井はベストを尽くした末に敗れた。
だが、五輪の素晴らしさを伝えたという実感だけは手にした。
篠原は “世紀の大誤審” の渦中にいる中でさえ、
銀メダルを手にしてさえ、それでもなお、
「自分が弱いから負けた」という事実を認めようとしていた。
 
 
2008年。
北京五輪男子サッカー代表は、何かを感じることが出来たのだろうか。
アトランタ大会以降の五輪では、初めての3戦全敗。
一様に「悔いはない」とか「大きな差は感じなかった」というコメントを残す選手たち。
本当に悔いはないのだろうか。
本当に大きな差はなかったのだろうか。
本当に彼らはベストを尽くしたのだろうか。
 
 
2004年のアテネ五輪。グループリーグ敗退が決まったイタリア戦後、
人目をはばからず号泣する2人の選手がいた。
2人は悔しさを、涙という形で露にした。
そのうちの1人は、アテネ五輪後、スペインの地でプレーした。
果敢なドリブル突破とキープ力、日本人FWとしては突出した決定力、
闘争心剥き出しのプレーが魅力のファイタータイプのFWに成長した。
もう1人は、卓越した身体能力と技術で近年の日本代表に欠かせぬ存在、
DFながら突出した得点力を誇り、昨季は所属チームをアジア王者に導いた。
彼も常に戦う姿勢を忘れない “闘将” である。
 
 
この2人は、アテネでベストを尽くした選手なのだと、僕は思っている。
もちろん「涙」がそれを証明する上で決定的な証拠になるわけではない。
だが少なくとも、彼らはアテネでの敗退を人一倍悔しがっていた。
だから、今がある。
アテネでの経験を自らの糧にした彼らは、現在の日本代表を牽引している。
 
 
北京五輪の男子サッカーで敗者となった選手たちの中に、
僕の印象に残るような表情見せた敗者は、残念ながらいなかった。
湧き上がる悔しさを滲ませる選手も、
不甲斐なさに泣きじゃくる選手も、いなかった。
(唯一、指揮官だけはそうだったが)
どうしても、僕には淡白に映ってしまう。
アトランタ、シドニー、アテネ。過去の3世代と比べても淡白に映ってしまう。
心配でしょうがない。
彼らが「谷間」だろうが、そうでなかろうが、
現在のアテネ世代がそうであるように、
北京世代がA代表の中心として、世界のトップを目指す時代は必ず来る。
その時までに、
この世代は世界と戦える強固なメンタリティを持つことが出来るのだろうか。
そもそも、チーム内に核がいないと揶揄された世代である。
今回北京に帯同した18人の中で、川口能活や中田英寿、中村俊輔や小野伸二、
大久保嘉人や田中マルクス闘莉王のような存在になれる選手が
この先出てくるのだろうか。
その候補と思しき選手を僕は2人ほど知っているが、
1人はアタッキングサードでパスミスを連発しながら
オランダ戦後に「大きな差は感じなかった」とコメントした。
もう1人に至っては、2000年の篠原信一とまったく逆の類のコメントを残した。
この2人を「頼もしい」と期待すべきなのか、
「もっと現実を直視しろ」と指摘するべきなのか。
 
 
僕は、今回の五輪代表が展開したサッカーそのものには
それほど落胆したわけではない。
やろうとしていたサッカーは一貫していたように思うし、
方向性も間違っていないと思う。
ただ、18人全員がプロという立場に身を置きながら
観ている人間、応援している人間に対して、
何か心を揺り動かされるようなプレーや態度を示していたのか。
それだけが、もの凄く気になったチームだった。
 
 
「観ている人たちに感動を伝えるプレーが出来たと思います」
胸を張って試合後にこう言える日本代表選手が、
いつかきっと出て来てくれるだろう。
 

posted by tacleau7 |11:33 | ■ サッカー日本代表 | コメント(6) | トラックバック(0)
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