2006年09月10日

この厳しくも心地よい世界で。

旗よ、舞え。


例えばJ2のように、“世界でも類を見ないほど長く、厳しい”リーグからすると、僅か2敗で優勝が遠のくなんて信じられないことで、どこか遠い世界の話のように聞こえるのは間違いない。

しかし、北信越リーグはまさに群雄割拠。14戦で11勝1分け2敗の愛すべきクラブ、松本山雅は2位に終わりました。

下を向いている暇はない、立ち上がれ。来週は天皇杯だ。

勝ち名乗りを上げろ。



……うーんと、9月10日って書いたはずなんだけどなあ……。これは修正依頼を出させていただきます。


Stand up! ―松本山雅FCの冒険

【PJニュース 09月12日】- 9月10日、北信越リーグ第14節(最終節)が各地で行われ、長野県松本市からJリーグ昇格を目指す松本山雅FCは、リーグ6位の新潟経営大学相手に3-2で辛勝した。しかし、この試合に先立って行われた「JAPANサッカーカレッジ-長野エルザ」において、JAPANサッカーカレッジが勝利し、勝ち点35で優勝。松本山雅FCの2006年シーズンの冒険は2位で終了となった。

 前半終了時点で、2-1でリード。しかし、松本平広域公園総合球技場(アルウィン)を取り巻く空気はどうしようもなく温かった。サポーターグループ「ULTRAS MATSUMOTO」のメンバーは皆、一様に首を傾げる。「変な空気だよね」「会場が何か温いよね」。

 先だって新潟で行われた首位決戦をJAPANサッカーカレッジが制し、松本はこの試合でどれだけ大量得点で勝利しても、首位に立つことは出来ない。試合が始まる前から、既にリーグの勝敗は決していたのである。会場に集った1046人の観客の中に消化試合の雰囲気が漂うのも無理からぬところではある。

 しかし、リーグの趨勢は決したとはいえ、この試合はあくまで公式試合である。最後の1秒まで全力を尽くす義務のある選手たちまでその温い空気に飲み込まれてしまってはいけない。そんな願いも虚しく、前半から選手の動きは鈍く、驚くほどイージーなミスを連発していた。軽率なパスミス、ボールは簡単に失い、緩慢な守備は相手攻撃陣に容易に蹂躙された。

 それでも地力の差もあり、前半を2-1で折り返すが、後半の展開は目を覆わんばかりだった。開始早々に同点に追いつかれると、その後も相手ペースで試合は進んだ。GK大野恭稔のビッグセーブもあり逆転という大事には至らなかったが、敗北を予感させるのに充分過ぎるお粗末な試合内容に、サポーターからは「戦え、松本」コールが繰り返された。自クラブの不甲斐ない状況下に発せられる、愛の鞭。ようやく場内に蔓延していた温い雰囲気が掻き消されていき、メインスタンドからも拍手や歓声が聞こえるようになった。

 直後、試合は動く。後半24分、ゴールラインぎりぎりの位置でFW奈良安剛の出したパスは、ゴール前に走りこむFW白尾秀人に届く。白尾のシュートはようやく相手ゴールネットに突き刺さり、勝ち越し。その後も自陣に押し込まれ防戦一方になるという心臓に悪い展開は続いたが、どうにか踏ん張り3-2で勝利。この瞬間、松本山雅FCは2006年の北信越リーグ1部を2位で終了。目標としていたJFL昇格は為らなかった。

 昇格クラブがいきなり優勝争いに絡む。―これを上出来と見るか期待外れと見るかは人それぞれ異なる。しかし、この試合内容には疑問符を付けざるを得ない。僅か一週間前に長野を一蹴した面影は殆ど見られなかった。

 来季こそは下位チームには攻守ともに圧倒した「横綱相撲」が見たい。このクラブなら、それは出来るはずである。【了】 

posted by takitasuku |21:07 | 松本山雅FC | コメント(0) | トラックバック(1)
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2度目の天皇杯 【GREEN GATE FLAGS】

アルウィンでの天皇杯開催は2度目。 1度目は、2002年の1回戦。大原学園-アビスパ福岡。 この頃は、J2クラブも1回戦からの登場でした。 その時のパンフレットも手元に。 この年の11月に、「サカヲタ殿下」として全国のサッカーファンに愛されていた、高円宮憲仁親王が急逝され 殿下のご挨拶が載るはずだったページが、急遽差し替えられていたりもしています。 松本山雅FCの前身たる「山雅クラブ」は、準々決勝で長野エルザを下しながらも、準決勝で大原学園に敗れています。 大原と共に決勝まで勝ち進んできたの...

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