2006年06月29日

ヘンマンの災難

どうも、タケゾウです。

長文が続いたのでさっくりと軽く。

男子シングルス第2回戦、王者ロジャー・フェデラーと地元一番人気のティム・ヘンマンの戦いを見ていて思ったこと。

実況解説を聞いていると、「ヘンマンはフェデラーとの対戦成績が良い」「芝のコート(ウィンブルドン)ではフェデラーに負けていない」「フェデラーもヘンマンには苦手意識を持っている」……ヘンマンの対戦成績がいいのは事実。それは否定しません。ウィンブルドンだから、その国の選手に敬意を払っていることもわかります。

でも、それはいつの話だ?

総合的な対戦成績はヘンマンの6勝4敗ですが、ヘンマンが勝てていたのは、フェデラーがこれから王者への階段を一歩一歩登っていく、という1999~2003年のあいだだけ。ウィンブルドンの対戦にしても、それは2001年のことです。4回戦にピークを過ぎたピート・サンプラスにフルセットの末フェデラーが勝利した次の対戦で、ヘンマンが勝ったとはいえ、どちらかというと「辛勝」だったのでは?
そして、そんなヘンマンはまたもベスト4止まり。サンプラスが去って、若手台頭の直前にベテラン勢がウィンブルドンのタイトルを手に入れる唯一のチャンスを逃したことも事実です(結局、パトリック・ラフターも実現できなかった! 残念!)。

「フェデラーも、やりにくい相手だ、と言っています」
そりゃ、そう言うさ。どんな相手に対しても油断していたら王者にはなれないのです。
そして、試合は私の想像通り、フェデラーの圧勝。

クラシックなサーブ&ボレーヤーのヘンマンは、いかにも英国人らしいプレイスタイルだし、いい選手だと思います。しかし、いかんせん、生まれた時代がまずかった。
最初はサンプラス。ようやくいなくなったと思ったら、今度はフェデラー。
きっと、昨日の試合でヘンマンは、フェデラーとサンプラスを重ね合わせていたことと思います。ヘンマンにしてみれば悪夢以外の何ものでもない。

長くテニストーナメントを見てきたファンなら聞き流すであろうその実況解説(それもあかんねんけども)。でも、新しく興味を持った人も見ていることをお忘れなく。「言ってることと試合内容がぜんぜん違うやん?」という疑問が発生しそうな実況解説ではなく、もうちょっと現実的で建設的なコメントお願いします。

しかし、今年もやっぱりフェデラーですかね。
ファンではないのですが、一昨日、フェデラーが優勝する夢を見てしまいました。

posted by takezoh |16:53 | ウィンブルドン2006 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年06月29日

ロディックのジレンマ~データでわかるロディックの内なる敵〈最終章〉

どうも、タケゾウです。

アンディ・ロディックvsヤンコ・ティプサレビッチの試合において、最後のダブルフォルトが後者の経験の無さや若さといったものを象徴するならば、試合全体そのものこそ、トッププレイヤーでありながらグランドスラムのタイトルをなかなか手にできない前者を象徴するものだった。

はじめに、ロディックとはどういうプレイヤーかを考えてみたい。

おそらく、ほとんどの人が「ビッグサーバー」と答えるのではないだろうか。しかも、スピードと威力のあるサービスは、ダブルフォルトの数はとても少なく、安定感がある。
「強力なフォアハンドが武器のプレイヤー」という人もいるだろう。

しかし、私の印象は少し違う。
スピードと威力のあるサーブや強力なストロークは、男子に限らず、女子テニス界でも当たり前になってきている。つまり、それらはロディックの武器のひとつかもしれないが、彼がトップランキングを位置し続けている直接の理由ではないのではないか。

では、ビッグサーブが当たり前となった今、ロディックをトップランキングたらしめるものは一体何なのだろう。

続きを読む...

posted by takezoh |16:00 | ウィンブルドン2006 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年06月29日

ロディックのジレンマ~データでわかるロディックの内なる敵〈その2〉

どうも、タケゾウです。

では、実際に下記の具体的なデータと照らし合わせながら、この戦いを分析してみよう。

注目したいのはミスの数とウィナーの数だ(ウィナーの数には、レシーブがネットするなど、エース級のサーブでも相手がボールに触った場合はここのポイントに含まれる)。

まず、ロディックのミスの数は第1セットから第3セットまで、ティプサレビッチの倍を行く。一方、上記の通りウィナーにはサービスが絡んだポイントが含まれていること、両者とも威力のあるサービスを打つことを考えると、純粋にストロークで得たウィナーの数は圧倒的にティプサレビッチに軍配が上がると考えられるだろう。ロディックがあっさりマッチポイントを握った第4セットでさえ、ティピサレビッチと互角の勝負になっている。

加えて、第1セットだけを見ると、ネットへのアプローチがティプサレビッチの12回に対して、4回しかなく、奪ったポイントもたったの1ポイントである。つまり、第1セットでは、ティプサレビッチが常に試合の主導権を握り、ロディックは積極的な攻めに出られず、得意のビッグサーブでしかほとんどポイントが獲れなかった、ということになる。

これが第3セットまで影響していくことになる。

続きを読む...

posted by takezoh |06:03 | ウィンブルドン2006 | コメント(4) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年06月29日

ロディックのジレンマ~データでわかるロディックの内なる敵〈その1〉

どうも、タケゾウです。

上位シード選手が順調な滑り出しをみせた今大会。
ロジャー・フェデラーもジュスティーヌ・エナン=アーデンも貫禄のストレート勝ち。
アガシはまだ本来のキレのようなものは見られなかったものの、2-6/6-2/6-4/6-3でしっかりと第2回戦に駒を進めてきた。

そんななかで、いちばん大番狂わせを演じてしまいそうなプレイヤーはアンディ・ロディックであろうと想像していたら、危うく、それが現実になるところだった。

ロディックの1回戦はライブ中継がなく(注1)、ウィンブルドン公式サイトのPointTracker(注2)での観戦となったため、表面的なラリーのやり取りや試合内容の詳細データを参考にしただけではあるが、1回戦での戦いとロディックの今後を分析していきたい。

もし、他の見たいカードがTV中継されない、もしくはTV観戦そのものができない(NHK-BSハイビジョンが見られない状況にある)という人がいれば、公式サイトのデータを見るだけで、より具体的な試合が見えてくるので、参考にしていただければと思う。

注1:NHK-BSハイビジョンでフェデラーvsティムヘンマンの試合のライブ中継をしている途中から、NHK総合では録画放映がされていたようなので、録画しておいた映像を見直してから改めて雑感を述べるつもりです。

注2:データだけでなくPointTrackerが見られる環境にある人は、より一層、試合をリアルに体感できます。これについては、近日中に、TV放映が見られないときの楽しみ方としてブログに書き記したいと思います。

続きを読む...

posted by takezoh |05:57 | ウィンブルドン2006 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加