2008年04月22日
先週末の大会結果をさくっと振り返ります
★ エストリル・オープン 【男子シングルス】 ロジャー・フェデラー[1] × ニコライ・ダビデンコ[2] 7-6(5)/1-2 Ret. 20日(日)の夜、デ杯は観ないといけないし、ライブスコアはチェックしないといけないし、仕事はあるわで気もそぞろだし(って、結局仕事はやらんかってんけど/苦笑)、それ以外にもやらないといけないことはあったのですが、最終的にデ杯の添田選手の試合の途中で力尽きました(なので、ファミリー・サークル・カップの決勝は観ていません。これはあとで書きます)。 で、ですよ、ダビデンコぉぉぉぉ…… 第1セットの序盤は、フェデラーに何度もブレイクポイントを握られながら凌ぎ、中盤以降は逆にフェデラーから毎ゲーム、ブレイクポイントを握りながらも一度も破ることができず、タイブレイクに突入し、第1セットを落とす、と。しかし、第2セットに入って、先にブレイク! うぉっ、これは面白くなってきた。と思ったら、ライブスコアが動かない。なぜ?
えー、ダビデンコ、決勝にも関わらず、左脚負傷のため途中棄権です。第1セットを獲っていたら、そのまま続行していたのかなぁ。決勝までの試合でもトレーナーを呼んで左脚を見てもらっているのはハイライト動画かニュース画像か、どこかでちらっと見ていたので、途中棄権はあるかもしれないとは思っていましたが、まさか決勝まで来ておいてやっちゃうとは。う~ん。まぁ、彼のことなんで、モンテカルロ、ローマ、ハンブルクと大きな大会が続く前に大事をとってということなのかもしれません。 というわけで、フェデラーは今季初めて決勝に進んだのですが、思わぬ形で今季初タイトルも手にすることになりました。SFも第1セットを獲られて、やはり病気の影響で4試合くらいすると調子が落ちるのかなぁ、などと心配していましたが、第3セットはさくっと獲ったこと、どんな形にせよタイトルを獲得したことは大きいのではないでしょうか。これから続くAMS、そして全仏に向けて弾みになるかもしれません。 【女子シングルス】 マリア・キリレンコ[2] × イベタ・ベネソバ 6-4/6-2 いやぁ、むちゃくちゃ久々じゃないですか? キリレンコの優勝は。しかもダブルスでも優勝したらしい。WTA公式サイトのニュースを参照しますが、1回戦は苦しみながらも勝ち上がったキリレンコ、2回戦、QFと圧勝で勝ち上がり、2回戦で優勝候補の第1シード、フラヴィア・ペンエッタが敗れたことにより(対ベネソバ)、俄然、優勝候補筆頭になったとあります。SFのクララ・ザコパロバ戦はもつれた試合になりましたが、この厳しい戦いを制したキリレンコは、決勝で、第1セット、1-3と1ブレイクダウンから巻き返し、その後の14ゲームのうち11ゲームを獲る圧勝。WTAツアー3つ目のタイトルを手にすることになったそうです(クレーでのタイトルは初めて)。 昨年中盤よりいいプレーが続き、今年の全豪でも調子の良さをアピールしていたキリレンコ。その後はしばらく沈みましたが、再び、調子を取り戻したようです。 ちなみに、ダブルスはペンネッタと組んで優勝。これをきっかけに、残りのシーズンをいいものにしてもらいたいものです。 ★ オープン・デ・テニス・コムニダード・バレンシア ダビド・フェレール[1] × ニコラス・アルマグロ[5] 4-6/6-2/7-6(2) うぉぉ、すごい試合になりましたね。第1セットをアルマグロが獲り、第2セットをフェレールが獲り返したところまでは知っていましたが、最終セットがこんなことになっていたとは。ATP公式サイトのニュースを参照すると、なんでも、最終セットはアルマグロが5-2と2ブレイクアップでリード、まず最初に第8ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えますが、これをブレイクして、さらに第10ゲーム、再びアルマグロがサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたときもブレイクに成功、タイブレイクに持ち込んだそうです。スペイン人どうしの決勝でこんな試合だったら、そりゃもう、バレンシアの観客は大盛り上がりだったことでしょう。いやぁ、観たかったなぁ。 最近、ある程度まではしっかり勝ち上がるものの、昨年後半ほどの印象度はなかったフェレール(とはいっても、昨年も後半でかなりのポイントを稼いだので、多少、成績を残せなくてもあまり響かないとは思いますが)。ようやくこれで波に乗るかな? ★ USメンズ・クレーコート・チャンピオンシップス マルセル・グラノジェルス・プジョル[7] × ジェイムズ・ブレイク[1] 6-4/1-6/7-5 プジョル(プホルかもしれませんが、バルセロナ出身なので発音がプジョルの可能性大)、キリレンコじゃないけれど、彼もダブルス(w/パブロ・クエバス)で決勝まで進んでいたんですね。残念ながらキリレンコのようにW優勝とはいきませんでしたが、ATPツアー初めてのシングルス優勝ってだけでもすごいです(ダブルスで決勝に進んだのも初めてなんですが)。 ATP公式サイトのニュースによると、最終セットはJBが先にブレイクして2-0とリードしたそうなのですが、第5ゲームでブレイクバックに成功、さらに第9ゲームでブレイクして5-4でサービング・フォー・ザ・セットを迎えますが、JBも踏ん張る、そこでブレイクバックに成功。しかし、第11ゲームでJBはまたしてもプジョルにブレイクを許し、そのままプジョルが優勝することになったとか。 これで、今年はATPツアー初タイトル獲得者が4人目(デルレイビーチの錦織圭、ザグレブのセルジ・スタコフスキー、ラスベガスのサム・クエリーに続く4人目。クエリーが決勝で戦った相手のケヴィン・アンダーソンも初タイトルは逃しましたが、マイアミでジョコビッチを初戦でバイバイさせたこともあるし、記憶にとどめておきたいところです)。フェデラー余波なのか、それとも、今年は本当に地殻変動の年なのか。今後、彼らがどんな活躍をするか注目したいと思います。 それにしても、JBはまたしても優勝目前でタイトルを阻まれましたか。今年は年明け早々のシドニーで初戦敗退した以外は、常にいいところまで勝ち上がるのに、あと一歩、二歩が遠い。年内にこの悔しさ、晴らしたいですよね……。 ★ ファミリー・サークル・カップ 【女子シングルス】 セリーナ・ウィリアムズ[5] × ベラ・ズボナレワ[9] 6-4/3-6/6-3 SFの2試合は観たのですが、決勝は観られませんでした。きっとセリーナが勝つんだろうなぁ、と思ってはいましたが、予想以上にズボナレワが頑張りましたねぇ。今年はほんと、ズボナレワは調子いいなぁ。メンタルコントロールがある程度できるようになって、実力が発揮できるようになったということなんでしょう(悔し泣きするシーンも今シーズンありましたが、キレなくなりました)。 SFをちろっと振り返りますが、まず、セリーナ×アリゼ・コルネは非常に面白かったです。ストレートで決着がつきましたが、コルネは互角の勝負を繰り広げました。第1セットはブレイク合戦ではじまったのですが、先にキープをして4-1とリードを広げ、内容からしても(実況・解説でもしきりに言われていましたが)このままコルネが第1セットは行ってしまうのかと思うくらい。ただ、やはり勝負どころでセリーナがギアを上げたときに、同じようにギアを上げられなかった。このあたりはまだ若さ、経験不足というところもあるでしょうし、これこそが実力の開きなんでしょう。セリーナは最後、どかん、どかんとストロークもサーブも炸裂でした。 それでも、コルネには今後、期待したいです。最近は男子も女子も、守備から攻撃に転じるのが本当に巧い若手が増えたなぁ、と思うのですが、コルネもそのひとり。クレーを得意としているので、本当にすばらしいディフェンスをするのですが、そこから攻撃に転じる能力も非常に高く、しかもハイリスクを恐れない強心臓。強気な性格が裏目に出ることはまだまだ多いのですが、経験を重ねていけば、フランスも念願のフランス人による全仏制覇、あるかもしれません。楽しみです。 ズボナレワ×ディメンティエワは最後の最後は寝てしまったので観ていないのですが、どちらもミスが多く、ハードヒットの応酬で、セリーナ×コルネ戦ほど面白いものにはなりませんでした。ズボナレワはこの試合までディメンティエワと2回対戦していずれも負けているのですが、この試合は、今シーズンのズボナレワを象徴する我慢強さで戦っていたと思います。これが結局は勝機を呼んだのではないでしょうか。 ディメンティエワはドバイなどで見せた粘り強さがこの試合ではあまり見られませんでした。攻め急いでのミスが非常に多く、本人もきっと反省するところが多かったのではないかと思います。それでも、今季は非常に調子が良さそうです。昨年はこの時期、肋骨骨折(しかもしばらく気づかなかった/苦笑)で少し戦線離脱していましたが、今季はフィジカルも万全のようですし、まだまだやってくれるのではないかと思います。 決勝はWTA公式サイトのニュースを参照しますが、第3セット、先にリードしたのはズボナレワだったそうです。しかし、セリーナがそのままを許すわけがありませんでした。セリーナいわく、「例え0-5となっても、そのまま負けるような選手じゃないのよ」って、さすが(笑)。セリーナが強いもっともたる理由ですよね。シャラポワやエナン、セリーナらのチャンピオンにはこういう強さがある。だから「女王」になり、呼ばれるんだなぁ、とつくづく思います。 セリーナとてクレーでは絶対ではありませんが、最近、彼女はテニスに真剣モードなので、全仏は非常に面白いことになるかもしれません。 【女子ダブルス】 スレボトニク/杉山[2] × ガロヴィッツ/ゴヴォルツォバ 6-2/6-2 いやぁ、素晴らしい!! 今季2つ目の優勝です。まぁ、第1シードはその前にコケてくれましたが、それでもきっちり優勝するのはさすがです。QFでリホフツェワ/レイモンド組との激闘を制したのが大きかったのでは。決勝は非常に楽なスコアで勝ちましたが、WTA公式サイトのダブルス・ラップを読むと、大事なポイントでいいプレーができたことによるようです。今年の全仏こそ、このペアでタイトル獲っちゃってください!! おめでとうございます!!!
posted by takezoh |00:06 |
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先週末の大会結果をさくっと振り返ります
いろいろ忙しいなか、更新御苦労様です。フェデラーが優勝しましたけど、ダビデンコのリタイアには、結果を知ったときにはびっくりしました。調子は悪くなさそうなので、怪我がたいしたことないと良いですね。 杉山さんも着実に結果を残されているので、このまま調子を上げていってほしいです。
あとテニス365のニュースによると、錦織君今週は、ATPチャレンジャーのXLバミューダ・オープンに出るみたいですね。サイト(www.xlcapitalbermudaopen.bm/index.html)のぞいてみたのですが、詳しいドローはまだ見当たらないですが、テニス365の記事によれば、勝ち上がっていくとD・ヤング(第4シード)との対決があるかもとのこと。 実現してほしいですね(^-^)
posted by ノーマン | 2008-04-22 03:23
先週末の大会結果をさくっと振り返ります
リタイアがほとんどない(見た事ない)のはフェデラーの長所の一つなので祝福したいです。決勝までにはセットダウンが2回。いろいろ苦労してますが天気も悪い中おつかれさまでした。でも決勝戦はびっくりしました。お客さんもさぞ残念だったろうなあ。デンコさんお大事に。
逆に大盛り上がりだったろうバレンシアはすごかったですね。3連覇に大手のアルマグロくんは勝ち上がりもばっちりで決勝もほぼ手中にしていたのに、フェレールの怒濤の逆転でしたね。フェレールも膝テープしてたり、ベルダスコ戦もマッチポイントをとられたり苦しかったでしょうが地元でのタイトルは最高に嬉しいでしょうね。
posted by みどり | 2008-04-22 09:46
先週末の大会結果をさくっと振り返ります
ダビデンコ、残念でしたね。準決勝までの調子を見てもダビデンコ有利と思ってたんですが、怪我ではどうしようもありません。やはりフェデラーはまだ本調子ではないように思えますが、それでも今年初めての優勝がいい影響を与えてくれるかも。
杉山&スレボトニク組も優勝おめでとうございます! 相手のガロビッツ&ゴボルツォバ組は、ペシュケ&スタッブス組やブラック&フーバー組を破って勝ち上がってきたそうですが、そんな強敵に快勝ということで今後ますます期待したいと思います。
posted by バラージ | 2008-04-22 23:19
>ノーマンさんへ
お気遣いありがとうございます。
ダビデンコ、おいおい…と思ってしまいました(笑)。今年は(八百長疑惑もあったので、故障しないよう)出場大会数を減らすとか言っていましたが、すでにけっこう出てますよね。しかも調子が上がっているので試合数も多いし、フルセットとかがあるので試合時間も長いだろうし。さすがに疲労がきましたでしょうか。次のローマでは昨年以上の活躍を期待してしまうので、あんまり無理しないでほしいです。
杉山選手はいい感じですね。ダブルスも絶好調みたいで、全仏、ウィンブルドン、USオープンとむちゃくちゃ楽しみです(でも、欲しいのは全豪タイトルなんですけど/苦笑)。
錦織選手の情報、ありがとうございます。ドロー出ていたので見ましたけども、なかなか厳しいところに入りましたね。私もヤング君との対戦が実現するといいなーと思います。勝ち上がりを楽しみにしています。
posted by takezoh | 2008-04-23 19:03
>みどりさんへ
リタイアのないフェデラー、そういえば、思い浮かばないですよね。若い頃はあったのかもしれませんが・・・怪我のしにくいフォームというかプレースタイルというか、そういうのもあるかもしれませんが、彼のことなので、きっと多少どこかいためていても、途中棄権だけはしないという気持ちが強いんじゃないかと思います。さすがですね。
しんどい試合もありましたが、ダビデンコ棄権とはいえ、タイトルが獲れてよかったですよね。おめでとうございます! これで気持ち的に少し楽になったんではないでしょうか。モンテカルロの戦いぶりが楽しみです。
アルマグロ君は残念でした。でも、フェレールの調子が上がっているのは喜ばしいです。この二人もモンテカルロで早いうちに対戦するドロー、どうなりますでしょうか(でも、フェレール、膝痛めていたとしたらちょっと心配です)。
posted by takezoh | 2008-04-23 19:07
>バラージさんへ
ダビデンコ、決勝までのハイライトかニュースの写真でトレーナーを呼んでいたのを見ていたので、優勝の可能性は五分かなー、と思っていたのですが、まさかこんな風に巻けるとは…残念です。でも、フェデラーにとってはとにかく優勝というものを手にしたことは大きいんじゃないかと思います。ひとつプレッシャーから開放されたでしょうし、ウィンブルドンに向かって大きなトーナメントが続くなか、良かったんじゃないかな、と思います。
杉山&スレボトニク、すごいですよねぇ!! 昨年はあと一歩というのが多かったと思うのですが、今年はとうとう杉山&スレボトニクがダブルス世界1位になるんではないかと大きな期待を寄せております。
posted by takezoh | 2008-04-23 19:10
先週末の大会結果をさくっと振り返ります
いまさらの感想になっていしまいますが、セリーナの調子が上がってきましたね(ビーナスのほうは戦線離脱してしまいましたが……)。エナンの調子がずっといまいちだし、シャラポワも肩に不安となると、全仏も混戦気味になってきそうですね。
そしてキリレンコが好調! やっぱり今年はちょっと期待できそうですね。一方、同じ足踏み組だったミルザは手首を手術するかもしれないそうです。ゴロビンもまたいなくなってしまいましたが、また怪我でしょうか?
posted by バラージ | 2008-04-26 00:23
>>バラージさんへ
こちらもお返事遅くなりました。
シャラポワの今季もすごいですが、セリーナも負けてないですよね。クレーでも苦戦する部分はあっても、ここぞというところでのギアの上がり方がさすがです。全仏、けっこう面白いことになるかもしれません。
ミルザはまた手術ですか(昨年は膝でしたっけ?)。怪我さえなければトップ10も遠い話ではないだけに、もったいないですよね。ゴロヴィンも最近、見ませんね。足首の怪我がもう慢性化しているのでしょうか。彼女も将来的にGS優勝やトップ5になれるだけの力量があるのに・・・20歳前後というのは、男女とも体の変化がまだある年頃でしょうし、ここをうまく乗り越えないといけないのかもしれませんね(そう考えると、ナダルは地球人ではないですな・・・/笑)。
posted by takezoh | 2008-04-27 20:17


