2008年04月15日

デ杯の結果とボシュロム決勝

★ デビス・カップ ワールド・グループQF

ロシア(3)-(2)チェコ

サフィン×ベルディッチ 6(5)-7/4-6/6-3/6-2/6-4
アンドレエフ×ステパネク 3-6/2-6/4-6
アンドレエフ/ダビデンコ×ステパネク/ビズネル 3-6/6-3/7-5/6-4
ダビデンコ×ベルディッチ 6-3/2-6/6(5)-7/6-3/1-2 Ret.
サフィン×ドロウィー 3-6/3-6

こないだからずーっと思っていたのですが、現在、デ杯公式サイトのトップのロシア×チェコの欄にも使われているサフィンとタルピシェフの写真、「越後屋、お前も悪よのぉ(サフィン)」「お代官さまこそ、ふぉっふぉっふぉっふぉー(タルピシェフ)」に見えてしょうがないねんっ!

でも、それよりも気になる写真はといえば、これ。
ダビデンコ、たまにおじいちゃんに見えるんよなー(苦笑)。昨年だったか、ATP公式サイトのランキングトップページに使われていた写真も、すんごい形相でバックハンド打っているダビデンコの写真で、額にわしゃわしゃわしゃーっと皺が何本も入っている顔は、そりゃもう、おじいちゃんでした。あはははは…


アルゼンチン(4)-(1)スウェーデン

ナルバンディアン×ヨハンソン 6-2/5-7/6-4/6-2
アカスソ×ソダーリング 0-6/4-6/1-6
カニャス/ナルバンディアン×ビョークマン/リンドステッド 7-5/6-4/6-4
ナルバンディアン×ソダーリング 6-4/1-6/4-6/6-4/9-7
モナコ×ヨハンソン 6-3/6-3

写真シリーズ続きます。

ナルバンディアンにもかなり笑わせていただきました。ソダーリングとの壮絶な戦いに勝利し、SF進出を決めたんですから(しかもホームゲームやし)、そりゃ、その喜びも表現し切れないほどのものだったはず。もうですねぇ、どこのニュースの写真も、ナルバンディアンの表情がすごい。

もう今日はATP公式サイトのトップの写真が変わっていますが、その表情もすごかったし(実はこの写真がいちばんすごかった。どこに行ったら見られるのか??)、ニュースのなかにある監督に抱きついている写真もなかなかのもんだし、デ杯公式サイトのトップの泣きそうな表情からも彼の心情が読み取れるし、EUROSPORTのニュースの写真とか、AFP@Yahoo!のニュースの写真とか。

それだけソダーリングとの戦いはいろんな意味で死闘だったということですな。

というわけで、SFのひとつ目のカードは2006年決勝で激突したロシア×アルゼンチンということになりました。今回はホームがアルゼンチンということなので、やはりクレーになりますでしょうか。ロシアもクレーでの成績は悪くないですから、今回もまた第5試合までもつれるかも。そして、ホームアドバンテージでアルゼンチンが決勝進出! ということになるのかもしれません。


ドイツ(1)-(4)スペイン

キーファー×ナダル 6(5)-7/0-6/3-6
コールシュライバー×フェレール 7-6(3)/3-6/4-6/2-6
コールシュライバー/ペッシュナー×F・ロペス/ベルダスコ 7-6(3)/6(1)-7/4-6/6-2/10-12
ベレー×ベルダスコ 6-3/6(5)-7/4-6
キーファー×ロペス 6-4/7-6(2)

最後はキーファーが意地を見せましたが、ホームゲームのアドバンテージを活かせず。まぁ、仕方ないでしょうか。ナダルもハードでは毎年、成績を上げていますし、フェレールもハードでは強い(ベルダスコもF・ロペスもハードに強いしね)。ドイツにしてみれば、ダブルスの接戦をモノにできていれば、といったところでしょうか。ただ、ドイツはハースが復活して、来年以降、コールシュライバーや他の若手が育ってくれば、ドロー次第では面白いチームになると思います。


アメリカ(4)-(1)フランス

ロディック×ロドラ 6-4/7-6(3)/7-6(5)
ブレイク×マチュー 7-6(5)/6(3)-7/6-3/3-6/7-5
B・ブライアン/M・ブライアン×クレモン/ロドラ 7-6(7)/5-7/3-6/4-6
ロディック×マチュー 6-2/6-3/6-2
ブレイク×ガスケ 6(4)-7/6-4/6-4

マチュー、ぜんぜんロディックに歯が立たなかったみたいです。それで勝負が決まったわけですが、ガスケが急遽最終戦に出場ということで、期待していました。が、JBに逆転負け。まだ本調子ではないのでしょうか。う~ん、残念でした。

ということで、ボトムのSFはスペイン×アメリカ。昨年はアメリカがホームでしたので、今回はスペインにてSFが行われます。となると、当然クレー。とすると、やはり、どう考えてもスペインにとっては大きなアドバンテージ。スペインが決勝に進むとなると、ロシアがきても、アルゼンチンがきても、相手がホスト国になるのですが、フェレールの調子が上がり、ナダルも怪我なく後半戦を迎えることができれば、2004年以来の優勝もあるかもしれません。


★ ボシュロム・チャンピオンシップス決勝

マリア・シャラポワ × ドミニカ・シブルコバ 7-6(7)/6-3

シャラポワがクレーで初の決勝進出、そして、初の優勝を遂げました。

18歳のシブルコバは1回戦から戦い、これが5戦目。前日のSFではフランスの同じ18歳、アリス(アリゼ?)・コルネと激闘、試合時間は2時間30分には達していませんが、終盤は長いラリーが続く消耗戦となりつつあったため、その疲れもあったかもしれません。

一方のシャラポワは、SFに進むまでは、厳しい戦いが続きましたが、ダベンポートの風邪によりSFは不戦勝。1回戦もBYEだったので、決勝が3試合目。

ま、これが、シードがつくかつかないかの大きな違いでもあるわけですが、第1セットも惜しくもタイブレイクを落とし、第2セットは先にシャラポワのサーブをブレイク。これは面白くなってきた、と思ったところで、シブルコバ、メディカル・タイムアウトをとる。初めは、左太ももをがっちがちにテーピングで固めた影響かと思いましたが、ガクッとフィジカルも落ちて、すぐにブレイクバックを許し、そのままシャラポワが一気にまくりました。


シブルコバは良かったと思います。SFよりもラリーでもサーブでも非常にアグレッシブでした(ラリーで主導権を握りアプローチして決める、という部分においては詰めの甘さはSFでも決勝でもありましたが、そこはまだ18歳)。相変わらず、シャラポワ相手でもぜんぜん臆することなく堂々と戦っていたし(このあたりが彼女から漂う貫禄なんだろうな)、シャラポワの1stサービスでもフルスウィングに近いハードヒットで攻撃を仕掛けようとするところとか(それでリターンエースも奪っていたし)も、なかなかの大物っぷりを感じさせます。ま、ハードや芝ではまだわかりませんが。

あと、シブルコバの何がすごいなぁ、と思うかって、この堂々たる雰囲気もそうなのですが、実はシブルコバ、身長161cmなんです(WTA公式サイトのニュースにある写真をご覧ください。この身長差!)。でもですね、プレーしているときはまったく身長の低さを感じさせないんです。それは、フットワークのよさ、守備のレベルの高さが大いに関係していると思います。とにかく、プレー中はシャラポワとの身長差、それほど感じないわけです(サーブの部分ではそりゃ、少しはありますが)。

試合序盤はシャラポワがラリーで主導権を握るシーンが多く見られましたが(で、アングルにはシャラポワのさらに厳しいアングルでウィナーを奪われたり、ダウン・ザ・ラインへ高い打点からドカーンと打ち込まれていましたけども)、中盤からラリーではほぼ互角の戦いになっていたと思います。

シャラポワもずいぶんクレーでのフットワークが良くなったというか、クレーコーターのようなフットワークで守備→攻撃が得意ではないのですが、その分、クレーでいかに体勢を立て直してポジションに戻るタイミングを早くするか、という部分がレベルアップしているんじゃないでしょうか(全仏などのレッドクレーでは、アメリア・アイランドよりももっと滑る感じになるはずなので、ここもレベルアップできれば、面白いことになりそう)。

それでも、やはり、細かく動かされると、フットワークからくるミスをしてしまうシャラポワ。シブルコバはうまくここを突いていたんじゃないかと思います。自分のほうが多少シャラポワに動かされても、うまく守備をしながら切り替えし、シャラポワの動く少し逆を突くなど冷静なゲーム運びを見せてくれました。

しかし、シャラポワはどんな相手でも、どういう状況でもやはり強い。彼女のなかには優勝しか考えてなかったことでしょう。立ち上がりから、ボールを打つときの声のデカさも違いました(笑)。

タイブレイクでは最初のポイント(シブルコバのサーブ)、シブルコバのドロップショットに食らいついてオープンコートへウィナーを奪ったかと思ったのですが、2バウンドする前にネットに足が触れたとみなされ、ミニブレイクにならず。「どこがネットに触れたっていうのよっ!」と主審に詰め寄りながらも、(その後、シブルコバが先にリードをするのですが)、そりゃもう、ここぞというポイントを決めるその精神力。それにテニスの神様は味方したのかもしれません。

6-6だったか、シブルコバの7-6だったか、シブルコバが絶妙なタイミングで放ったドロップショットをぎりぎり拾ったシャラポワのボールは、白帯の上をすべり、ネット際の逆サイドへ落ちる。シブルコバは追いついたのですが、(充分間に合うタイミングでボールに追いついたのですが、気持ちが焦っていたでしょうか、体の軸がブレたままでラケットを出してしまい)ダウン・ザ・ラインを狙ったフォアはサイドアウト、シャラポワが大きなポイントを奪ったのでした。

この流れが左右したのか、結局、タイブレイクはシャラポワがものにしました。

それでも、第2セットに入り、シャラポワの攻略法が見えてきたのか、シブルコバがラリーを制するようになるのですが、左太ももの影響からか、1stサービスの確率も威力も落ち、ラリーでもそれまで見せていたようなファイトが見られなくなってしまいました。かくして、シャラポワがクレーで初めてタイトルを手にすることになったというわけです。

シブルコバは残念でしたが、決勝にふさわしいプレーをしてくれたと思います。また、シャラポワは、アメリカのグリーンクレーではありますが、彼女にとっては非常に大きな意味を持つタイトルになったのではないかと思います。絶不調の昨年でも、なんだかんだで全仏SFですし、今年もけっこうやってくれるんじゃないかと思いました。

ちなみに、今大会、シャラポワの勝ち上がりのスタッツ、そして決勝でも少し気になるのは、やはりサーブ。相変わらずダブルフォルトが多い。エースも獲るけれど、ダブルフォルトの数も多いんですよね。風や太陽などの問題もあるようですが、彼女の好不調は今後もサーブに関わってくるのかなぁ、と思いました(もしかすると、肩問題は彼女のキャリアにずっとついてまわるのかもしれません)。

posted by takezoh |19:31 | テニス | コメント(4) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
デ杯の結果とボシュロム決勝

 シャラポワ、クレーで初優勝しましたね。まぁ、エナンもウィリアムズ姉妹もセルビアの2人もいない大会ではありましたが、若手が台頭しシード勢がコロコロこける中で、きちっと優勝するのはさすがでした。

posted by バラージ | 2008-04-15 21:18

>バラージさんへ

こちらもすっかりお返事が遅くなってしまいました。

シャラポワ、これで勢いに乗れるかと思ったのですが、チャールストンでセリーナの前に屈してしまいました。セリーナに、というよりは、やはりサーブが問題のような気がしないでもありません(スタッツ判断ですが)。セリーナがちょっとツアー参戦マジモードになっているので、全仏はドロー次第で激しいタイトル争奪戦になるのかもしれませんね。

posted by takezoh | 2008-04-19 05:51

デ杯の結果とボシュロム決勝

こんにちは。
ダビデンコの写真(爆)
でも何故か可愛く見えて憎めません。
ナルバンディアンはかなり気合が入ってましたね。次のロシア対アルゼンチンも白熱した試合になりそうで面白そうです。

posted by la mer | 2008-04-20 01:38

>la merさんへ

>何故か可愛く見えて憎めません。

とうとうla merさんもダビデンコの可愛らしさにとりつかれましたね(笑)。そうなんです、けっこう可愛らしいんです。マイアミでロディック、ナダルを破っての優勝ということで、最近やたらと八百長疑惑以外のニュースでダビデンコのニュースが出るようになり、彼がふだん、えくぼ出しながらニコニコしてインタビューに答える様子も目にする機会が増えて何よりです。

ナルバンディアン、まずはATPツアーで頑張ってほしいんですけども(苦笑)。サフィンとナルバンディアンはデ杯で燃えるところも共通しちゃってますね…

posted by takezoh | 2008-04-22 00:30

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