2008年03月31日
〈SEOP〉今年の春も荒れてマス!女子シングルス3回戦
ジュスティーヌ・エナン(BEL)[1] × サラ・エラーニ(ITA) 6-2/6-1 エレナ・ベスニナ(RUS) × アシュレイ・ハークルロード(USA) 6-4/5-7/6-4 カイア・カネピ(EST) × パティ・シュナイダー(SUI)[11] 6-0/6-1 セリーナ・ウィリアムズ(USA)[8] × フラヴィア・ペンネッタ(ITA)[27] 6(6)-7/6-3/6-2 エナン、フォアが炸裂してるぞー(13本)!!! サーブの調子はちょっと落ちたけども(苦笑)。 ウィナー31本(エース5、サービスウィナー7、フォア13、バック3、ボレー3)で、ミス19本。エラーニに与えたブレイクポイントも1度だけ(キープに成功)。逆にエラーニからは7つブレイクポイントを握って、うち5度成功。1stサービスからも2ndサービスからも高いポイント奪取率(1stが95%、2ndが63%)、ネットプレーの成功率も80%(5回中4回成功)と、いいスタッツじゃないですか。最近、頑張っているエラーニ相手で苦戦するかもと思っていましたが、とりあえず、今のところは大丈夫かな。
ただ、心配もあります。この日は30度を超える暑さだったようで、エナンは呼吸が苦しかったそうなのです。基本的には暑いのは嫌いじゃないとしながらも、今年はここまで炎天下にさらされて試合をすることがなかったとコメントしているようです。 さて、セリーナ×ペンネッタですが、確か、第1セットはペンネッタが一方的にリードを奪って(4-1とかだった)、そこからセリーナが巻き返してタイブレイクに持って行ったかと記憶しております。それでもペンネッタ、頑張って第1セットを奪ったんですけどねぇ。力尽きちゃったでしょうか。 実は第2セットもペンネッタが1ブレイクアップで3-0とリードしていたそうなんですよね。しかし、セリーナのメンタルの強さが逆転を呼びました。この日の調子はかなり悪かったそうなのですが、とにかく集中力を切らさないよう、試合に勝つことだけを考えてプレーしていたとか。こういうときのセリーナが一番怖かったりするんですよね。いやぁ~、さすがです。 スベトラーナ・クズネツォワ(RUS)[3] × ビクトリア・アザレンカ(BLR)[25] 1-6/7-5/6-0 あっはっはっは…クズネツォワ(苦笑)。 第2セットを獲り返した後は、サクサクと試合が進んだ(第3セットは早かったぁ。一度もアザレンカにブレイクポイントを許さず、相手のサービスゲームも比較的簡単にブレイクしていた)からいいものの、第2セットだって危なかった(アザレンカが5-3でマッチポイントを握った)。 アザレンカは素晴らしい立ち上がりだったようです。しかし、第2セットの5-3でマッチポイントを握りながら、バックハンドをミスして、クズネツォワを甦らせてしまったとのこと。そこからクズネツォワは10ゲーム連取した、と。 クズネツォワいわく「第2セット、2-5のとき“まだ1ブレイクダウンだ”と考えた。もちろん、それでもプレッシャーはかなりあった。プレーも動きも悪かったから。試合を通してなんとかレベルを上げようとして、徐々に動きは良くなってきていた。いいプレーはできなかったけれど、どうにか勝つことができたわ」だそうで。 アザレンカはマッチポイントを握ったとき、勝ちビビリしたのかなぁ。んー、惜しかった。でも、この経験は次に絶対生きてくるはず。まだまだ若い、これからだ(なんて書きつつ、クズネツォワが勝ってほっとしているタケゾウでした/笑)。 シャハール・ピアー(ISR)[16] × ミシェル・ラルシェール・ダ・ブリート(POR)[WC] 6-0/6-2 カロリン・ウォズニアキ(DEN) × カタリナ・スレボトニク(SLO)[22] 2-6/6-3/6-1 ヴィーナス・ウィリアムズ(USA)[6] × マリナ・エラコビッチ(NZL)[WC] 6-2/6-1 15歳のダ・ブリートはさすがにここまででしたか。ピアー、ダ・ブリートを木っ端微塵に打ち砕いたなぁ。ワタシに張り合うなんて、10年早いわよ、といわんばかりのスコアじゃないですか…と言いたいところですが、スタッツを見ると(ウィナーやミスなどはないけれど)、ダ・ブリートもピアーから6つ、ブレイクポイントを奪っているんですよね。1stサービスからのポイント奪取率が悪い(43%)ので、サーブがまだまだ課題っていうことでしょうか。まぁ、今回は残念な結果となりましたが、またいつか、おぉぉっ! と驚かせるような成績を残してくれること、期待しております。 同じく、エラコビッチもヴィーナスに撃破されてしまいました。 ただ、スコア以上に健闘したかに思えるダ・ブリートとは違い、エラコビッチは(スタッツを見る限り)あっさり負けたっぽい(一応、4つブレイクポイントを握って、1度ブレイクに成功していますが、ウィナーの数がぜんぜん違う…)。ヴィーナスも徐々に調子が上がってきたということでしょうか。 3回戦ともなると、強豪相手に戦わねばならず、若い選手はさすがにその壁を破るのは難しかったようですが、そのなかで、ウォズニアキは頑張りました。エラーニ、ダ・ブリート、エラコビッチよりはシードの低いスレボトニクだったことが良かったのかもしれません(ごめん、スレボトニク)。 しかし、次はまたしてもヴィーナスの壁。この二人、これまで3度対戦しているのですが、いずれもウォズニアキが躍進した昨年の対戦なんですよね。で、いつもヴィーナスがストレートで勝つ、と。今度は負けるにしても1セット、獲りたいなぁ(もちろん、勝ってもいいわけですが)。果たして、ウォズニアキはヴィーナスの壁も破ることはできるのでしょうか?? ザビーネ・リシキ(GER) × アンナ・チャクヴェタゼ(RUS)[5] 7-5/6-1 ウォズニアキとともに、もうひとり、若手がシード選手を破りました。 スタッツを見ると、リシキ、チャクヴェタゼよりもウィナーは多いのですが、それよりもチャクヴェタゼのミスの多さが気になります(47本。まぁ、リシキも34本ミスしていますが)。さらに、ダブルフォルトが9、と。トータルウィナーが5本しかなかったようですし。初戦(2回戦)の好調さはどこへやら、リシキのプレーがそうさせたのか、それとも、単に絶不調になっただけなのか?? う~ん、昨年のような活躍はまだまだ期待できそうにないのかなぁ。 エレナ・ディメンティエワ(RUS)[10] × ドミニカ・シブルコバ(SVK) 6-0/6(1)-7/6-4 鄭潔(チョン・ジエ)(CHN) × アメリ・モレスモ(FRA)[24] 5-7/6-4/6-4 エレナ・ヤンコビッチ(SRB)[4] × ルーシー・サファロバ(CZE) 6-2/6-1 シブルコバ、第1セットでベーグル献上した後は、けっこう健闘したのでは? ディメンティエワの粘りが勝ったということでしょうか。 それよりも!! あぁぁぁぁぁ…やっぱり………。 そういや、昨年のチャイナ・オープンで、モレスモは彭帥(ポン・シュアイ)に負けたよなー。そのときも第1セットを獲りながらの逆転負けでした。う~ん、デジャブ……。 サファロバはもっと健闘するかと思いましたが、えらくあっさり負けましたね。 サファロバにとってのヤンコビッチは、ヤンコビッチにとってもエナンみたいになってきた?? 杉山愛(JPN) × ダニエラ・ハンチュコバ(SVK)[7] 6-4/6(8)-7/7-5 よぉぉぉぉーし!!! ハンチュコバには申し訳ありませんが(相手が杉山さんじゃなければ、優勝目指して頑張れと素直に言えましたが、今回だけはごめんなさい)、杉山さん、やりましたっ!!! 第2セットは確か、ハンチュコバに先にリードを許しながら、そこから巻き返してタイブレイクに持ち込んだかと思います(違っていたらすいません)。タイブレイクは獲れませんでしたが、よくぞ勝ってくれました。次はズボナレワ。全豪1回戦ではズボナレワが途中リタイアでの勝利で、今回、ズボナレワは調子はいいはず(ドーハでもいいプレーしていたし)。手強い相手ですが、勝機は充分にあるはず。ぜひともダベンポートorサフィナとの対戦まで行ってください!!! ベラ・ズボナレワ(RUS)[19] × アリサ・クレイバノワ(RUS)[Q] 6-1/6-4 ディナラ・サフィナ(RUS)[13] × シビル・バマー(AUT)[18] 4-6/6-1/6-0 リンゼイ・ダベンポート(USA)[32] × アナ・イワノビッチ(SEB)[2] 6-4/6-2 最後に、今大会、女子シングルスここまででもっとも大きなニュースになっているダベンポート×イワノビッチを。 ダベンポートはIWで背中を痛めていたし、イワノビッチはジョコビッチやフィッシュと違って元気だし、ここはイワノビッチが勝つだろうと思っていたら、ジョコビッチ&フィッシュに追随してしまいました。というかですね、負けるとしても、もっと競るだろうと思っていたし、まさかストレートで負けるとは思わなかったよ、イワノビッチよ。スタッツを見ても、ダベンポートも決していい出来ではなかったんじゃないかと思うんですが。 でも、ダベンポートのコメントを読むと、けっこういいプレーが出来ていたみたいです(特に、ここというところで的確なショットを打てたという点で)。カムバックしてからハンチュコバなどトップ10付近の選手は破ってはいたものの、ヤンコビッチやシャラポワなどのトップランカーには負けていたダベンポート。間違いなく、カムバックしてから最も大きな勝利だとコメントしています。 一方、負けたイワノビッチは「今日は彼女のプレーのほうが良かった。彼女は私のサーブでプレッシャーをどんどんかけてきたわ。カムバックしてこれほど素晴らしいプレーをする選手と戦ったことがない」とダベンポートを讃えつつ、またぜひダベンポートと試合がしたいと、リベンジに燃えています。 なお、IWとマイアミを連続して制するのは難しいものなんだとダベンポートも言っているようですが、これについてはイワノビッチも同じような話をしているようです。ちなみに、IWとマイアミが連続して開催されるようになった1989年以降、2大会連続で優勝をした選手はいないわけではありません(多くはありませんが)。 男子では、 1991年 ジム・クーリエ 1992年 マイケル・チャン 1994年 ピート・サンプラス 1998年 マルセロ・リオス 2001年 アンドレ・アガシ 2005年・2006年 ロジャー・フェデラー おぉ、アメリカ黄金時代ですなぁ(アガシは1999年に復活の全仏優勝&生涯GS達成から、そりゃもうすごかったもんなぁ。もっと早くにやっていてもおかしくなかったけれど、31歳になる年にやっているというのが、アガシをさらに偉大な選手にしているような気がします)。フェデラーは言わずもがなですね(笑)。 で、女子では、 1994年・1996年 シュティフィ・グラフ 2005年 キム・クライシュテルス の2選手だけだそうです。シャラポワとかイワノビッチとかならここに名を連ねることができそうなんですが、それはまた来年以降にお預けということで。 ということで、特にボトムハーフは混沌となってまいりました。 このなかではヤンコビッチがチャンスなのでしょうが、ダベンポートにもチャンスがないわけではない。 いやー、どうなんのさー、女子シングルスは!! 参考: Davenport Stuns Ivanovic; Serena Recovers To Advance (WTA公式サイトより) Tennis mum Davenport buoyed by win over Ivanovic (AFP@Yahoo!より) Davenport shocks Ivanovic in Miami tennis as Henin cruises (AFP@Yahoo!より) Flying high in Indian Wells, champs slump in Miami (REUTERS@Yahoo!より) Davenport crushes Ivanovic in Miami (REUTERS@Yahoo!より) Good going, Mom: Davenport upsets Ivanovic at Ket Biscayne (AP通信/CP@Yahoo!より)
posted by takezoh |22:21 |
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〈SEOP〉今年の春も荒れてマス!女子シングルス3回戦
杉山選手、やりましたね! スコアを見ても、かなり熾烈な戦いになったようですね。トップ10に戻ったハンチュコバに勝ったってことは大きいと思います。次もがんばってください!
セリーナはちょっと危なかったけど、エナンとビーナスは圧勝。やはりなんだかんだでこの3人でしょうか。セリーナは、次はカネピ(よく知らない選手だなぁ)ですが、シュナイダー相手にあわやダブルベーグル? 絶好調? それともシュナイダーに何かあったのか?
そしてクズネツォワ。いやぁ危なかった~。そしてアザレンカ惜しかった~。テニス365でちらっとスコアを見たときには第2セット5-3で、「おおお! コレは俺が不吉なことを書いたからか!?(笑)」と思ったのですが、よくそこから持ち直したな~。
一方、ウォズニアッキ。スレボトニクなら勝てるんじゃないかと思ってたんですが、やっぱりぃぃぃ。あぁ、森田選手……。今が踏ん張りどころ。ここを耐えれば彼女たちと同じくらいまであがってこれると思うので、がんばってください。
チャクベターゼとサファロバは敗退。ま、サファロバはヤンコビッチが相手なら仕方ないけど、スコアがなぁ。
そしてダベンポート。イバノビッチ相手にこのスコアで勝つとは……。ほんと驚きです。シャラポワ・エナン・ウィリアムズ姉妹以外には充分勝てるってことですね(ヤンコビッチにも勝ってますし)。2年前にヒンギスが帰ってきたときを髣髴とさせるなぁ。
インディアンウェルズとマイアミを連覇した選手は、そうそうたる面子が並んでますねぇ。すごい人たちばっかりだ。
posted by バラージ | 2008-03-31 23:30
>バラージさんへ
いやぁ、もう、大興奮です!!!!
杉山さん、かなり調子がいいんではないでしょうか。この長い長い死闘で疲れていないかが心配ですが、ぜひともズボナレワにも勝って、QFに進出してもらいたいです。
トップハーフはそうですよね、このままだとやはりエナンvsウィリアムズ姉妹と、USオープンの再現になりそうです。ただ、この3人もまだ安定しているとはいえないので、何が起こるかわかりません…。
クズネツォワの試合、ライブスコアを見ていたのですが、(クズネツォワ応援の私としては)ハラハラさせられました(笑)。アザレンカ、怖いなぁ。クズネツォワはビッグネームとの対戦でこういう強いメンタルを持って試合にのぞめればいいんですが…今回はまだ格下ってこともあって勝てただけかも。アザレンカがもっと力をつけてくると、今度はさくっと負けてしまうことも充分考えられます。
ウォズニアキはどんどん結果を残していますよね。アザレンカも頑張っているし、となると森田選手の伸び悩みがもどかしい…でも、杉山選手のブログではいい反省会をしたそうなので、次に期待です。
ダベンポートの勝利(しかもこのスコア)にはびっくりです。やっぱ、さすがだなぁ。ヒンギスしかり、ダベンポートしかり、レベルが高い選手は、ブランクあってもやってくれますねぇ。今回はイワノビッチが連戦だったこともあるかもしれませんが、にしてもすごいです。
IWとマイアミを連覇した選手は、ほんと、そうそうたるメンツがそろっていますよね。そう考えると、かえすがえすもクライシュテルスの早い引退が惜しまれます。。。
posted by takezoh | 2008-04-01 00:06
〈SEOP〉今年の春も荒れてマス!女子シングルス3回戦
杉山選手やりましたね!
次の試合も楽しみですね。
ツアー久しぶりのエナンは調子いいみたいですね。強いエナンが見れそうで、楽しみです。といっても衛星放送が見れないので、無理なんですが、、。
ところで、エナンの試合ですが、第1シードなのにコート1に当てられてたのは何ででしょうか?同じ時間に第3シードのクズネツォワはスタジアムなのに、、、
posted by えんつぉ | 2008-04-01 00:48
>えんつぉさんへ
あ~、負けてしまいました、ズボナレワに…。第2セットをなんとか獲り返して、その勢いで!と思ったのですが、力尽きたのでしょうか。でも、ベスト16は立派です!これでまたトップ30位内にカムバックしてきてくれるでしょうか。
今大会のエナンはちょっと期待できそうでしょうか。久々に私も強いエナンを観たいです。
>エナンの試合ですが、第1シードなのにコート1に当てられてたのは何ででしょうか?同じ時間に第3シードのクズネツォワはスタジアムなのに、、、
それ、私もOOPを見て思いました。今日なんて、杉山×ズボナレワ、センターコートのナイトセッションですし、なんか不思議な割り当てですよね。シード選手や勝ち上がってきた選手は公平にってことでしょうか???
posted by takezoh | 2008-04-01 12:08


