2008年03月21日

〈AMS/PLO〉男子シングルスQF(1)

ノヴァク・ジョコビッチ(SRB)[3] × スタニスラス・ワウリンカ(SUI) 7-6(5)/6-2

第1セットはお互いにサービスキープに苦しみ、それぞれ3ブレイクずつでタイブレイクに突入となったようです(先に抜け出したのはワウリンカ、3-1とリードするも、ジョコビッチがその後4ゲーム連取で5-3とひっくり返す。しかし、ワウリンカが今度は2ゲーム連取、6-5でサービング・フォー・ザ・セットを迎えます。が、ワウリンカ、キープできず。6-6となってタイブレイクに、というシーソーゲームになった)。

タイブレイクでも、ジョコビッチが3-0とリードすると、ワウリンカが追いつき、5-5までこれまたシーソーに。しかし、そこからジョコビッチが再びミニブレイクに成功すると、最後はすんごいラリーを制して(ワウリンカのワイドへのフォアがアウト)第1セットを奪取。

これで勢いに乗ったジョコビッチは、第2セット、ワウリンカに一度もブレイクポイントを与えず(1stサービスの確率も88%、1stサービスが入れば100%ポイントに繋げています。2ndサービスになったのはたったの2本だけで、結局、自身のサービスゲームではワウリンカに1ポイントしか許さなかった)、ワウリンカのサービスゲームを2度破り、最後はフォアボレーを決めて試合終了。その瞬間、ジョコビッチはコートに膝をつき、コブシで胸を何度か叩いて勝利の喜びを表したそうです。膝をついて両手で胸を叩いたのは、第1セットのタイブレイクを制したときでした。長いラリーからフォアのボレーに挑んだこのポイントがモメンタムだったとジョコ。

ジョコビッチは、「第1セットはあまりいいプレーができなかった。ミスもたくさんおかしてしまった。彼(ワウリンカ)は僕がアグレッシブなプレーをしようとしていたのをわかっていて、逆にチャンスを待っていたと思う。とてもクレバーな戦い方をしていたよ」とコメント。「いつも最高のレベルでプレーできるわけじゃない。大会中、苦戦することは普通のことだよ。今日の試合がそうだった。自分にとっては(力を)試される試合だった。そんな試合に勝てたのはうれしいよ。2セットで終わったのに2時間を越える試合になったのは、僕たちがどれだけ長いラリーをやったかを表しているね。でも、最終的に勝つことができた。それが重要なんだ」。

一方、ワウリンカは、ジョコビッチのメンタルの強さを指摘。そして、「彼(ジョコビッチ)は重要なポイントでのプレーを心得ていた」とコメント。この試合から多くの(ポジティブな)ことを学んだというワウリンカ。「第1セットは僅差のゲームになったし、僕はとてもいいプレーができた」と、負けはしたけれど、プレーの内容、そしてここまで勝ち上がれたことは嬉しいと語っています。


ラファエル・ナダル(ESP)[2] × ジェイムズ・ブレイク(USA)[9] 7-5/3-6/6-3

ジョコ×ワウリンカも、(ストレートながら)凄まじい試合になりましたが、こっちのがもっと凄かったんじゃないでしょうか。いやいやいやいや、ライブスコアをちら見していただけでしたが、興奮しました。最初はJBが1ブレイクアップで、4-1としたんですよね。そっから目を離した隙に、なんとまぁ、ナダルが7-5で第1セットを獲っているじゃないかぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!

第2セットはJBが獲り返しましたが、第1セットの巻き返しで、なんか、なんか、なんかもう、ナダル行くんじゃ? と思いました。したら、その通り! チェンナイのモヤ戦を思い出しちゃったさー(あぁ、QFのこの2試合、観たかったよ…)。

で、実際の試合のほうですが、第1セット、ナダルが5-5と追いついたところで、JBはここでリスキーな行為に走ったとか? しかも、それはナダルがブレイクポイントを握っていたときのこと。JBはプレーを止め、ナダルのリターンがアウトだったとチャレンジを要求したのです。しかし、映し出されたリプレイの映像では、ボールはかすかにベースラインに乗っていた!

これでサービスゲームを落としたJB、とうとうナダルに6-5とリードされてしまいます。それでもJBはナダルのサービング・フォー・ザ・セットで0-40と3つのブレイクポイントを握ったそうですが、ナダルがここから5ポイント連取!!! うぅぅぅぅ~、なんとなく想像できるけど、観たかったぁぁぁ…。さすが、ナダル。

第2セットはJBが気持ちを取り直したか、3ゲーム連取で3-0とし、その後は両者キープで進みます。そして、最終セット、第1ゲームでJBが最初のブレイクポイントを握りますが、チャンスを生かせず(で、両者キープが続いたと思う)。逆にナダルは第8ゲーム(公式サイトは第9ゲーム、2度目のブレイクチャンスをモノにしたとありますが、最後はサービスエースで決めたようなので、正しくはAFPやロイターの第8ゲームになるのかなぁ、と思われます)、JBの2ndサービスを容赦なくフォアで叩いて、ブレイクに成功。そしてサービング・フォー・ザ・マッチ、40-0とすると、最後はサービスエースで試合を締めくくり、膝をついてガッツポーズ!!!

ちなみに、最終セット、ブレイクに成功したショットですが、ナダルは「2ndサービスになればチャンスがある、アグレッシブなプレーをしようと思っていた。フォアでウィナーを奪いに行こうと思っていた」とコメントしています。

ナダルは、JBだけではなく、JBとツォンガという強い選手二人に勝ってSFに行くことが大きな意味を持つというようなコメントを残していますが、ツォンガとの厳しい戦いのあとでハードコートでは天敵だったJBを破っちゃうもんなぁ。すごいわー(今度は全豪とかUSオープンでその雄姿を見たいもんです)。

JBは残念でしたが、まぁ、やっぱり第1セットのチャレンジが痛いよなぁ。試合中に弱気になったりすることで流れを悪くしているように思うのですが、このチャレンジはそれを象徴しているような気がします。って、試合を観ていないのに、えらそうに(笑)。

ということで、SFは、昨年の決勝カード、ナダル×ジョコビッチとなりました!!! さすが世界2位と3位です。素晴らしい! きっとSFもすんごい試合になるでしょう(と言っていると、意外とワンサイド・ゲームになったりする??)。そうなると、フェデラーに有利になってしまうような気がしないでもありませんが、ようやくGAORAで試合が観られる私としては、そんなこと関係なく、いい試合が観たいです。

さてさて、今年のIWではナダルとジョコ、どちらに軍配が上がるでしょうか。
うぅぅぅー、楽しみぃぃぃ!!!

参考:
Djokovic Passes Swiss Test in Quarterfinals (大会公式サイトより)
Nadal Solves Blake to Reach Final Four (大会公式サイトより)
Defending Champ Nadal into Indian Wells tennis semi-finals (AFP@Yahoo!より)
Nadal and Djokovic toil to reach last four (REUTERS@Yahoo!より)

posted by takezoh |21:18 | テニス | コメント(6) | トラックバック(0)
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〈AMS/PLO〉男子シングルスQF(1)

 おぉぉ! ナダル、ついにブレイクを破りましたかぁ。これは勢いに乗ってきましたかね。でもジョコビッチも好調そのものって感じだし、次はどっちが勝つのか、もう全くわかりませんね。

posted by バラージ | 2008-03-22 01:25

〈AMS/PLO〉男子シングルスQF(1)

ナダル勝ちましたかっ!!熾烈ですね。
あくまでフェデラーファンですが、たぶんファンゆえに辛口になっちゃうんでしょうね。今大会はフェデラーはサーブまずまず、フォアもリュビさん戦ハイライトではずいぶん改善されてるようで、たぶんサンプラス効果かネットにもすごく積極的で見てても楽しいです。ナダル、フェデラー、ナルバンディアン、ジョコあたり誰でもおかしくないと思うのですが、今大会の他3人さんの逆転っぷりを聞くと、土壇場の強さ度ではまだ心配なフェデラー。ま~ドSなだけにまだピンチになってないのでわからないんですが。優勝できますように念じます。でもやっぱジョコ強い!
今日からやっとちゃんと見れそうなので、ちゃんと応援します。

posted by みどり | 2008-03-22 01:57

〈AMS/PLO〉男子シングルスQF(1)

ナダル強かったですねぇ!ツォンガ戦もベストマッチだったと思っていたのですが、ブレーク戦もいい試合でした。ナダルはストロークが浅くなって相手に打ち込まれて、ポイントをとられるイメージがあったのですが、ブレーク戦ではお互い深くてすごく速いストロークで左右に振り回してて、すごかったです。おぉー!なんであんなボールが取れるの!?というラリーの応酬でした。ナダルの1stサービスからのポイント取得率は2ndより悪かったみたいですが、エースはブレークの5より1つ多い6で、最後もサービスエースで試合を決めてて、サーブがTOP選手の中では弱いと言われてるみたいですが、ぜんぜんそんな感じじゃなかったです。(素人目ですが)

そうそう、今大会にはTONIおじさんは来てないみたいですね?ナダルの関係者席にはいませんでした。それから、ナダルの左手の甲に文字が書いてあって何度かサーブのときに映し出されてたんですが、なんて書いてあるんでしょうか?インタビュー記事とか見ても見当たらないので、どなたかご存じないですかね?
ブレークのほうは関係者席でお兄さんが応援してたんですが、顔はブレークそっくりでドレッドへアだったので、不思議な感じでした。

次のナダルvsジョコビッチ戦ますます楽しみです。

posted by えんつぉ | 2008-03-22 12:21

>バラージさんへ

やりましたねぇ、ナダル。昨年優勝したこととか、IWとの相性とかもあるかもしれませんが、ここまで勝ったことのなかったJB相手に見事な勝利ですよね。ジョコビッチも調子良さそうですし、SFはかなり面白い試合になるんじゃないかと期待しまくりです(昨年の決勝も面白かったので、今年はそれ以上の白熱した試合を期待しております。肩透かしもあるかもしれませんが/笑)。

posted by takezoh | 2008-03-22 17:29

>みどりさんへ

ナダル、すごいですねぇ。世界1~3位が揃ってSF進出ということで(女子も1~4位まで全員SFと、今大会はなかなか優秀ですねぇ)、やっぱりみんなさすがだなぁ、と思います。

ところで、フェデラーさんですが、辛口というか、心配になるものなのですね(ここのところ、残念な結果が続いていたのもありますでしょうし)。もともとサーブ&ボレーヤーの流れを汲む選手だっただけに、ネットプレーが多くなっているというのは、サンプラスとのエキジビで刺激されたんでしょうか。

土壇場での勝負強さはもともとフェデラーが一番定評あると思うので、今大会は久々にそういうフェデラーの姿を見せてもらいたいです。

posted by takezoh | 2008-03-22 17:33

>えんつぉさんへ

2試合立て続けにハードな試合を制したナダル、クレー・シーズンに近づいて全快モードになりつつあるという感じでしょうか。ナダルとJBのラリーの応酬、見たかったです。

ナダルは確かにここぞの一発は少ないですけど、いいサーブ持ってますよね。数年前よりも格段にスピードも上がっているし、厳しいコースを突けるようになっていると思います。これがコンスタントに出るようになると、ハードでももっとタイトルを獲得できるようになるのかも(でも、膝が心配です)。

そういえば、ドバイもトニ叔父さん、来てなかったと思います。この時期は一緒に回らないのでしょうか。あと、ナダルの左手の甲に何か書いてあるのですか? なんだろう? スペイン語なのかな?

JBといえば、出てきたときは、兄弟揃ってドレッドヘア、今のお兄さんと同じような髪型していたんですよね(明石屋さんまがドレッド風のヅラをかぶって「ジェイムズ・ブレイク!」とか言っているのを何度か見ました)。私のなかでは、逆に、今でもスキンヘッドに違和感です(笑)。

posted by takezoh | 2008-03-22 17:38

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