2008年03月02日

驚異的体力のディメンティエワが優勝!

バークレイズ・ドバイ・テニス・チャンピオンシップスの決勝が終わりました。

エレナ・ディメンティエワ × スベトラーナ・クズネツォワ 5-7/6-3/6-2

いやぁ、SFの2試合(と、試合が行われた順番など)を見る限り、絶対にクズネツォワが有利だろうと思っていましたが、わたくし、ディメンティエワの体力としぶとさを見くびっておりました。ごめん、ディメンティエワ。

だってですよ、QFではアナ・イワノビッチを相手に、1セットダウンからの逆転勝ち(5-7/6-3/6-3、試合時間約2時間30分)、SFではフランチェスカ・スキアヴォーネに、こちらも1セットダウンからの逆転勝ち(5-7/7-5/6-2、試合時間約2時間50分)。ディメンティエワに勝るとも劣らない粘りがあるスキアヴォーネのほうが先に脚をケイレンさせるも、ディメンティエワ本人も相当疲労が濃かったですから。

それが! 決勝に入っても元気そのもの。しかも、第1セットはラリーでも主導権を握っていたのはクズネツォワ。クズネツォワのペースで試合が進んでいたんです。

立ち上がりからディメンティエワは、クズネツォワの1stサービスにもリターンがぴったり合っていましたから、クズネツォワも楽にキープができていたわけではなかったのですが(ブレイクも許している)、試合開始直後から集中しているクズネツォワ、ポイントを獲る形も非常によく、ウィナーも炸裂。そうそう、試合最初からいつもそうこなくっちゃ、とクズネツォワの成長を喜びながら観ていたのですが、それは長く続きませんでした。

第2セットに入ると、クズネツォワの集中力が切れてきます。それは、ディメンティエワが守備にまわる機会が多くても、左右に振られても、最後までボールを追いかけてクズネツォワのコートに深く返してくるからでした。しかも、まったくパワーが衰えない。クズネツォワは長いラリーになると、根負けして先にミスをするシーンが多くなってきます。

ディメンティエワはダブルフォルトが絡んでクズネツォワにブレイクを許すこともありましたが、ミスが増え、1stサービスの確率が落ちてくるクズネツォワを引き離し、第2セットを獲り返します。

第2セット終盤は、クズネツォワの体力は明らかに落ちていました。1-4とディメンティエワに一方的にリードされて、疲労でショットにも気持ちが入らず、このままズルズルと行ってしまうのかと思いましたが、そこから気持ちで2ゲーム獲り、追い上げを見せたのは立派だったと思います。

しかし、第3セットに入っても、クズネツォワの疲労は濃くなる一方。反対に、ディメンティエワのショットの威力は落ちるどころか、クズネツォワの動きや読みが悪くなってきたことで、どんどん早い攻めを展開してくる。3-0と一方的にディメンティエワがリードを奪い、クズネツォワの敗色が濃厚になってきます。

それでもクズネツォワは諦めず、2ゲーム連取して、さぁ、自分のゲームをキープすれば、イーブンに戻せる! という第6ゲーム、最後の力を振り絞ってサーブでポイントを重ねます。が、ここまででした。30-15とサーブでのポイントで一度はリードを奪うものの、体力が続かない。再びストロークでのミスを重ねて、最後はダブルフォルトでゲームを落としてしまうのでした。

そして、ディメンティエワの5-2となった第8ゲーム、30-40とディメンティエワが最初のマッチポイントを握ると、フォアに回り込んだリターンでウィナーを奪い、試合が終了しました。

表彰式でも、優勝したから当たり前ですが、足取りも軽く、満面の笑みをたたえたディメンティエワとは対照的に、悔しさという表情も含まれていたのでしょうが、笑顔を作るのがやっとで、足取りも重いクズネツォワが非常に印象的でした。

クズネツォワはSFのヤンコビッチ戦でもそうだったのですが、バックハンドのダウン・ザ・ライン、リターンも含めて、ウィナーを狙いに行って、ことごとくタイミングが遅れて失敗していました。これが決まっていたら、SFもこの決勝ももっと楽にストローク戦を終わらせられたでしょうし、第1セットをもっと楽に獲ることができたんじゃないかと思いました。タラレバですが、そうなると、第2セットでもずいぶん違ったものになっただろうな、と。いいプレーをしていただけに、優勝できなかったのは残念です。

それにしても、スキアヴォーネもクズネツォワもタフな選手なのですが、それをものともせずに、フィジカルにおいても打ち勝ったディメンティエワ、素晴らしい勝利でした。おめでとうございます!

盛り上がった決勝戦ですが、まだまだドバイでの盛り上がりは続きます。

そうそう、ドバイ在住で、毎年大会に足しげく通っておられるDUBAI太郎さんがお住まいになっているアパートのテニスコートにフェデラーが現れたそうです。詳しくは、DUBAI太郎さんのブログ、DUBAI太郎のドバイ珍遊記「フェデラーとの遭遇」を。

posted by takezoh |03:31 | テニス | コメント(0) | トラックバック(0)
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