2008年02月20日

2月18日~のATP/WTAツアー

★ABNアムロ・ワールド・テニス・トーナメント
(ロッテルダム、オランダ/インターナショナル・シリーズ・ゴールド/ハード、インドア/S32、D16/824,000ユーロ)

昨年はミカイル・ユーズニーがイワン・リュビチッチを下して優勝したこの大会。いまや世界ランキングは8位となり、全豪オープンでも同胞のニコラス・ダビデンコに圧勝してQFまで進出し、今大会は第4シードで登場しましたが、1回戦、ヤンコ・ティプサレビッチに6(3)-7/4-6で破れてしまったようです。ライブスコアをちら見したときは、第1セット序盤でリードしていたの、ユーズニーだったと思うのですが、ティプサレビッチがそこから巻き返したんですねぇ。まぁ、いきなり(今の)ティプサレビッチというのはやや厳しかったかもしれません。

加えて、WC出場で第8シードのマルコス・バグダティスも初戦で散りました。相手はロビン・ソダーリング(スコアはソダーリングの6-3/3-6/6-4)。先週の大会ではデ杯組が調子が悪く、今週の大会は先週好成績の選手がいまひとつなのか?? もちろん、ソダーリングももっとランキングが上がってもおかしくない、いい選手なんだと思いますが。

さらにさらに、今シーズンいいスタートを切ったフアン・カルロス・フェレーロもシードダウンを食らいました。こちらは予選から勝ち上がってきたテイムラズ・ガバシュビリに5-7/1-6で。実はフェレーロ、この大会にはあまり相性がよろしくない。2004年こそ決勝まで進みましたが(2003年はQF進出)、初出場の2001年とその翌年は初戦敗退、2005年も2回戦敗退なんですよね。まぁ、次、頑張っていただきましょう。

ジョコビッチが欠場ということで第2シードとなったダビデンコ君は、さくっと初戦突破。ニコちゃん、そろそろ優勝、お願いします(あ、でも、このドローじゃ厳しいかも…)。

その他のシード勢ですが、第1シードにラファエル・ナダル、第3シードはダビド・フェレール、第5シードはトマス・ベルディッチ、第6シードにアンディ・マレーとなっています。ベルディッチやマレーがボトムハーフに入っていること、ユーズニーやバグダティスが初戦敗退ということで、ナダルの優勝もあるかも?と一瞬、思いましたが、初戦でいきなりドミトリー・ツルスノフ、2回戦ではレイトン・ヒューイットと対戦するドロー。う~ん、しんどいですなぁ。

★SAPオープン
(カリフォルニア州サンノゼ、アメリカ/インターナショナル・シリーズ/ハード、インドア/S32、D16/$436,000)

錦織選手が本戦出場ということで盛り上がっているテニス界でございますが(1回戦、ノーシード同士の対決なのにセンターコートにスケジュールされているのがすごいよな。アメリカ国内でも期待が高いって言うのを如実にあらわしています)、それと同時に個人的にはサンプラスのエキジビにも興味津々。こちらもニュースがたくさん出ていましたね。

結果はサンプラスがサーブやネットプレーでハースを圧倒(?)、6-4/6-2でサンプラスが勝ちました。スポーツ・イラストレイテッドに出ていたAP通信の記事によると、ハースは「手加減してくれよ、ピート」と反対側のコートから叫んだらしい(笑/サンプラスは「ハースにとっては本戦のほうが大事だから」と試合後にハース敗戦のフォローコメントしているようですが)。う~ん、見たいぞ。

で、本戦のほうですが、第1シードはアンディ・ロディック、第2シードはジェイムズ・ブレイク、第3シードにハース、第5シードがラデク・ステパネクとなっています。以下シードは、イ・ヒョンテク、ユルゲン・メルツァー、サム・クエリー、クリストフ・ブリーゲンと続くのですが、イ・ヒョンテクは背中の故障により直前になって欠場を発表。シードの繰り上がりはなく、ラッキールーザーとしてウェイン・オデスニックがドローに入ったようです。せっかく昨年復活して、今シーズンも調子が良さそうだっただけに、残念ですねぇ。ゆっくり治癒して、またツアーに戻ってきてもらいましょう。

シード選手のランキングを見ていただければわかると思いますが、メルツァー以下はトップ50以下のランキングなんですよね。それを考えると、ロディックやJBは優勝しないといけないのでしょうが(特に、先週は確実に優勝するだろうと考えられていたJBが錦織選手にやられちゃいましたから)、そうは簡単にいかないのがこれまたテニス。

クエリーもメルツァーも初戦敗退という波乱のトップハーフ。ロディックと錦織選手はお互い勝ち上がれば2回戦で対戦するわけですが、その前にロディックはグッチオーネというドロー。何が起こるかわかりません。錦織選手も、2週続けてというのは(期待はもちろんしていますが)、いくら将来トップランカーになるとしても、これ、けっこう難しい。

注目は(錦織選手の次にってことで/笑)でか~いジョン・イズナー君あたりかな。1回戦は無事突破、2回戦ではハースと対戦するというドローですが、ここを突破すると、彼にも優勝のチャンスが広がります。

★コパ・テレメックス
(ブエノスアイレス、アルゼンチン/インターナショナル・シリーズ/クレー、アウトドア/S32、D16/$466,000)

アルゼンチンでの大会ということで、ダビド・ナルバンディアンが第1シードで登場。初戦も無事突破して、とりあえず、このまま調子を保てれば、SFまでは進出できそうでしょうか。問題は、SFで当たるであろう、第5シードのニコラス・アルマグロか。ただ、前週優勝して、その勢いをどこまで持ち込めるかはわかりません。ブラジルでアルマグロに惜しくも敗れたカルロス・モヤは第3シードで出場しましたが、初戦敗退していますし。って、まぁ、相手がホセ・アカスソだったので、しょうがないといえば、しょうがない。

もうひとり、シードダウンがありました。第2シードのフアン・モナコです。あれ?昨シーズン優勝してなかったっけ? ま、こちらも相手がアグスティン・カジェリだったこと、デ杯前に故障した足首のことなんかもあるので、これは仕方ない敗戦かも。

それ以外のシード選手、フアン・イグナシオ・チェラ(4)、イゴール・アンドレエフ(6)、ポティト・ストラーチェ(7)、フィリップ・ボランドリ(8)は順当に勝ち上がっているようです。ボトムハーフにはルイス・オルナもいるので、混戦になりそうですね。さてさて、どうなりますやら。

★カタール・トータル・オープン
(ドーハ、カタール/ティアI/ハード、アウトドア/S56、D28/$2,500,000)

今週はドーハで、来週はドバイで賞金額のデカい、大きな大会が続きます(ドバイはティアIIなんですけどね、賞金額が$1,500,000と、ロジャーズ・カップや東レなど他のティアIの賞金額を越えとります…)。

エナンが欠場ということで、(ランキングは最近、スベトラーナ・クズネツォワにまた2位を譲りましたが)第1シードはアナ・イワノビッチ。第2シードにそのクズネツォワ。以下、(3)エレナ・ヤンコビッチ、(4)マリア・シャラポワ、(5)アンナ・チャクヴェタゼ、(6)ヴィーナス・ウィリアムズ、(7)のダニエラ・ハンチュコバは欠場、(8)マリオン・バルトリ、(9)パティ・シュナイダー、(10)ナディア・ペトロワ、(11)ディナラ・サフィナ、(12)シャハール・ピアー、(13)アグネス・サバイ、(14)アメリ・モレスモ、(15)シビル・バマー、(16)アグニエシカ・ラドワンスカ、ハンチュコバ欠場により繰り上がって(17)になったのはフランチェスカ・スキアヴォーネ。

1回戦はBYEのシード選手が多く、2回戦以降が正念場となるわけですが、1回戦のあるシード選手はほぼ順当勝ち。負けた(というか途中リタイア)のはペトロワだけか…。胃の調子が悪かったということなので、彼女もウィルス性疾患にかかったのかなぁ。なお、ハンチュコバの欠場は呼吸器系疾患、シードはついていませんでしたが、アリョーナ・ボンダレンコが“Medical reason”で、カテリナ・ボンダレンコは左でん部の故障、サニア・ミルザも腹痛により欠場することになったもよう。

日本人選手は、杉山・森上・中村というGS常連組み3選手に加え、森田あゆみ選手が予選を勝ち上がり本戦出場。森上選手と中村選手は、それぞれラドワンスカ、バマーというシード選手といきなり対戦するドローで、残念ながら初戦敗退。杉山選手もサバイと初戦で当たるドローだったのですが、なんと、7-6(3)/6-0で2回戦進出!! そして、森田選手もエレナ・ベスニナを6-3/6-4で破って2回戦進出を果たしました。パチパチパチ!!! って、でも、2回戦は杉山×森田というカードなんですよね。杉山選手はよく森田選手と当たってますねぇ。

杉山選手にはランキングをもっと上げてもらってGSシードの返り咲きを願っているのですが、森田選手にも錦織選手に続いてもらいたいので、すごく複雑です。でも、ここは森田選手を応援することにします。きっと、同じ年齢の錦織選手に刺激されていることだろうし、ここで森田選手が、例えばヤンコビッチを破ったりなんかすると、日本のテニスへの関心がもっと高まるはず! そして、森田選手にもWTAツアーで優勝するだけの実力はあると思います。今大会は大きな大会で、優勝というのは難しいかもしれませんが、トエナンは欠場、シャラポワはトップハーフ。ヤンコビッチやチャクヴェタゼを突破すれば、決勝進出が見えてくる。頑張っていただきましょう!!

★コパ・コルサニタス・サンタンデール
(ボゴタ、コロンビア/ティアIII/レッドクレー、アウトドア/S32、D16/$185,000)

前エントリで第1シードのペンネッタが初戦敗退を喫した話はしましたが、第2シードのアリス・コルネ、第4シードのエミリー・ロワと、トップシード勢が続々と初戦敗退。波乱の幕開けとなりました。しかし、それ以外のシード選手は順当勝ち(3:ポーリーン・パルモンティエ、5:イヴォンヌ・モイスバーガー、6:サラ・エラーニ、7:エディナ・ガロビッツ、第8シードだったクララ・ザコパロバが故障により欠場で、繰り上がって第9シードをつけることになったマルチナ・ミュラーも無事初戦突破)。

しかし、こうなると誰が優勝するかわからんですなぁ、この大会。新しいヒロイン、誕生するでしょうか。

ということで、今週も目が話せない試合が続きます。

posted by takezoh |20:37 | テニス | コメント(8) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/takezoh/tb_ping/862
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
2月18日~のATP/WTAツアー

タケゾウさん、こんばんは。
錦織君優勝の興奮がいまだに続いているんですが(GAORAのATP Tennis Showでどういう扱いになっているか楽しみです)、次々と大会が開催されているんですよね。
ドーハ、錦織君に続いて森田・杉山両選手にもいい試合をして欲しいですね。相撲のように同じ部屋(国)同士は優勝決定戦まで当たらない、なんていうルールだったらよかったんですが。
もうひとつの期待は、ナルバンディアンです。とにかく勝利を重ねて、今年こそ今年こそグランドスラムを~!

posted by slycat | 2008-02-20 23:17

2月18日~のATP/WTAツアー

 杉山-森田戦が終わりました。4-6,6-4,6-0で杉山選手の逆転勝ち。第2セット、4-1で森田選手がリードしたときは、そのまま行っちゃうかと、思わず感慨深くなってしまいましたが、どっこい気が早すぎた(苦笑)。
 僕もどちらかといえば、森田選手を応援してたんで残念です。それにしても第3セットがべーグルとは……。森田選手、どこか傷めたりしたのでしょうか? これまでの対戦成績は森田選手の2戦2勝だったそうですが、杉山選手のリベンジとなりました。
 森田選手は、ニクルクスと組んだダブルスでも、強豪のヤン・ツー&鄭潔を破ってベスト8に進出。準々決勝では杉山&スレボトニクと対戦する可能性が濃厚とのこと。つくづくお2人は縁がありますね。

posted by バラージ | 2008-02-21 00:03

2月18日~のATP/WTAツアー

タケゾウさん、こんばんは。
私も、錦織選手優勝の興奮がまだまだ続いています。今週SAPオープンが開催されるSan joseでもそうみたいです。
http://www.latimes.com/sports/tennis/la-spw-tennis20feb20,1,3170067.story?ctrack=4&cset=true
滞在しているホテルに取材申し込みの電話がたくさんかかってきたり、
ホテルの部屋に出している名前を変えなきゃいけない状態だそうです!
ESPNのテニスサイトでもトップで取り上げられてます。錦織選手への質問コーナーもできてます(登録が必要ですが)。

タケゾウさんのおっしゃるように、18歳1ヶ月での優勝はヒューイット以来最年少記録ですが、ヒューイット以前には錦織選手より年少での優勝者は11人いるそうですね。
http://sports.espn.go.com/espn/blog/index?entryID=3253172&name=tennis
マイケル・チャンとかさすがにその後活躍した選手が多いんですね。
がんばってほしいですね。

posted by えんつぉ | 2008-02-21 00:53

2月18日~のATP/WTAツアー

ロッテルダムはマレーを始め、けっこうシードダウンが多いですね。(ヒューイットもコケてしまいましたよ~ 何やってんだか!)

錦織選手は当然のように1回戦勝ちましたね。
今まさに一試合毎に新しいものを得て強くなりつつある途上なのでしょうか。スゴイなぁ。

posted by momo | 2008-02-21 13:34

>slycatさんへ

こんにちは。錦織選手の優勝の興奮はまだまだあとを引きそうですよね。しかも、SAPでも1回戦突破、これでロディックをも破ったら、そりゃもうエラい騒ぎになりそうです。
杉山選手と森田選手の対戦、こんな早い段階で…とは思いますが(フランスなんかはいっぱいいるので、よく同胞対決で潰し合いがありますが、日本人選手の出場人数が少ないのになぜ…)つまりは、二人ともシードが着くところまで頑張れ、と(笑)。
ナルバンディアン、1回戦は辛勝だったようですね。あぶない、あぶない。母国開催なので、優勝まで頑張ってもらいたいです。

posted by takezoh | 2008-02-21 17:23

>バラージさんへ

ライブスコアは試合中は見られなかったのですが、あとでスタッツを見ると、杉山選手のほうがワンチャンスをしっかりモノにしていたな、という印象でした。勝負どころでのプレー、というのはやはり杉山選手のほうが一枚も二枚も上手だったという試合だったのかもしれません。森田選手は残念でしたが、ダブルスでは頑張っているようですし(でも、また杉山選手と当たるけど)、シングルスはまた次の大会で悔しさを爆発させてもらいましょう!

posted by takezoh | 2008-02-21 17:25

>えんつぉさんへ

こんにちは、LAタイムスの記事、ありがとうございます。名前を変えてチェックインしなくちゃいけないとは、海外でもかなり過熱報道になっているんでしょうか。ESPNのチャットのやつは、私も見てました。登録していないので、2つめ以降の質問とかはわからないのですが(笑)。

若い年齢でATPツアーの優勝をしている人たちの名前を見ると、やはり、輝かしい活躍をしているパターンが多いですよね。そういう意味もあり、海外でも錦織選手への期待値が高くなるんでしょう。ほんと、錦織選手も続いてほしいですよね。

posted by takezoh | 2008-02-21 17:29

>momoさんへ

ちょうど、マレーの話とかをアップしたところでした。ヒューイットは第1セットを獲っていたので、これは大丈夫だなんて思っていたら、次にライブスコアの前に戻ってきたときにはびっくり、第3セットのタイブレークに入っていて…あぁ…。

錦織選手、第1セットは相手にリードされていたらしいですが、またしてもそこからよく巻き返して獲ったなぁ、と感心しております。おっしゃる通り、まさに1試合1試合でいろんなものを得て、ぐんぐん成長しているという感じかもしれませんね。いやぁ、ロディック戦、むっちゃ楽しみです。

posted by takezoh | 2008-02-21 17:32

コメントする