2008年02月20日
先週のツアー結果と2月18日~のATP/WTAツアー
錦織圭選手のATPツアー初優勝で大盛り上がり、他のツアーそっちのけとなってしまいましたが、シーズンはいつものごとく淡々と進んでおります。ということで、いま一度、先週のツアーを振り返ります。 【オープン13】 決勝はアンディ・マレー×マリオ・アンチッチの若い対決になりましたが、結果はマレーの6-3/6-4、マレーがツアー5度目、今季早くも2勝目をあげることになりました(以下、EUROSPORT.comの「Murray wins fifth title」参照)。 第1セットははじめ、非常に競っていた内容だったそうですが、マレーが素晴らしいフォアハンドでウィナーを奪って第8ゲームをブレイク。次のゲーム(マレーのサービング・フォー・ザ・セット)、最後はサービスエースで第1セットを終わらせたそうです。
第2セット、先に相手のサービスゲームをブレイクしたのはアンチッチ。しかし、マレーがすぐさま次のゲームをブレイクバックし、さらに第7ゲームでもアンチッチのサービスゲームを破って5-3とリードし、サービング・フォー・ザ・マッチとなります。最初のマッチポイントこそ、アンチッチがドロップショットで逃れますが、2度目のマッチポイントで、サービスウィナーを放って今季2度目、通産5度目のATPツアー優勝を決めたとのこと。 ストレートで決着はつきましたが、マレーも「とても競ったゲームの多いタフな試合だった」とコメントしているように、内容は濃いものだったのではないでしょうか。記事にはアンチッチ側の話はありませんが、これだけ長い間病気でツアーを離れていながら、復帰してすぐに結果を残すアンチッチはさすがです。今シーズンに期待したいですね。 そして、マレーはいよいよ昨シーズンのジョコビッチ状態に入りつつあるのかも。これでトップ10返り咲き。マレーは「シーズンを通してトップ10内にとどまれるようにしたい」と語っています。アンチッチが復活、その他の若い選手も熾烈な争いを各地で繰り広げているようですから、今シーズンのトップ10争い、TMS出場争いはますます激化していきそうでしょうか。 【ブラジル・オープン】 今シーズンで引退を表明したグスタボ・クエルテンは残念ながらシングルスもダブルスも1回戦で敗退となってしまいました。シングルス1回戦、カルロス・ベルロックに負けたあと、コート上でスピーチが行われたようで、そこでクエルテンは「テニスがずっと好きだった。テニスは僕の人生にもっとも興奮をもたらしてくれるものだった」「ずっとプレーを続けたかったけれど、できないこと、(ファンのみんなに)謝りたい」と涙まじりに語ったそうです(UK版EUROSPORT.comの「Emotional Kuerten loses in Brazil」参照)。 そんなクエルテン、ブラジル・オープンで「環境大使」的役割を担っていたようです(ATP公式サイトの「Guga Goes Green as Brasil Open Promotes Environment」参照)。大会側は大会開催期間中にCO2削減のために500本もの木を植えたようで、近い将来には、マタ・アトランティカにも1500本もの木を植える計画だとか。 さて、ブラジル・オープンの決勝の話ですが、決勝はニコラス・アルマグロ×カルロス・モヤという同胞の新旧対決となりました。アルマグロは最近、元気ないなぁ、と思っていましたが、ようやくまた勢いを取り戻したか。EUROSPORT.comの「Almagro triumphs in Brasil」では、彼のアグレッシブなプレースタイルと素晴らしいフィットネスが経験豊富なモヤを倒した、とあります。 スコアはアルマグロの7-6(4)/3-6/7-5でしたから、モヤもかなり良かったんじゃないでしょうか。最近は若い選手の活躍が目立ちますが、32歳のモヤも負けていないなぁ。チェンナイでもナダル相手に死闘を演じましたし。その試合も、この決勝でも負けてしまったものの、彼のようなベテランも元気がいいとシーズンはますます面白いことになる。昨シーズンは途中、怪我でなかなか成績を残せませんでしたが、今シーズンは怪我なく、この調子の良さを維持して暴れてもらいたいと思います。 ということで、ブラジル・オープンはアルマグロが優勝。3つめのツアータイトルを手にすることになりました。 【デルレイ・ビーチ・インターナショナル・テニス・チャンピオンシップス】 もう言わずもがな。 ATP公式サイトのツアーカレンダー(右端に優勝者名が追加されていく)に日本人の名前がある~。顔がニヤけます(笑)。 【プロクシムス・ダイヤモンド・ゲームス】 エナンが6-3/6-3でナップを下して、WTAツアータイトルの数をまたまた増やしました。 GAORAでライブ中継を観ましたが、エナンは(本人も試合後に同じようにコメントしていますが)明らかに、それまでの試合よりも調子が上がっていましたね。サーブもストロークも。最近ではもっともいいプレーができたんではないでしょうか。まぁ、これは、相手のカリン・ナップが初の決勝、エナンとの対戦も初めてということが、よりエナンに有利に働いてのこともあるかもしれません。それでもナップのプレースタイルなのかな、ゲームの幅という意味ではまだあまりないように思いますが、粘り強く、エナンからなんとかリードを奪おうという姿勢は最後まで見られました。 エナンは試合後のオンコート・インタビューで「ウィンブルドン」という言葉を口にしていました。(フランス語なので内容はわかりませんが)どうやら、今年はウィンブルドン初制覇、つまり生涯GSを狙っているようです。この試合は特にネットアプローチが多かったですし(まだまだ詰めは甘いけど/笑)、ウィンブルドンに照準を合わせて、プレー向上をはかっているということでしょうか。 なお、クヴェタ・ペシュケと組んで第2シードとしてダブルスに出場していた杉山愛選手、決勝は第1シードのブラック/フーバー組に1-6/3-6で負けてしまいました。残念ではありましたが、どんな選手と組んでも結果を残す杉山選手はさすが。GSなどの大きな大会ではスレボトニクとのペアに戻ると思いますが、全仏、ウィンブルドン、そしてUSオープンと優勝を目指してこれからも頑張ってもらいたいと思います(もちろん、シングルスも!)。 【カチャタン・カップ】 チリのビニャ・デル・マールで行われたカチャタン・カップ。決勝はフラヴィア・ペンネッタが6-4/5-4とリードしたところでクララ・ザコパロバが途中リタイア(左足首を負傷)となり、記念すべき初代チャンピオンには第1シードのペンネッタの名前が刻まれることになりました。相手の途中棄権ということではありますが、決勝まで(そして決勝も)1セットも落とさずに勝ち上がってきたペンネッタ、毎日WTAプレイヤーズ・ブログもマメに更新していましたし、これはもう立派なツアー5度目のタイトルと言っていいのではないでしょうか。 ペンネッタは南米のクレーの大会はとても相性が良いようで、この優勝で南米での成績は38勝8敗(WTA公式サイトの「Pennetta Wins Fifth Career Title in Vina del Mar」参照)。うち、2005年に優勝、2006年に準優勝したボゴタでの大会では14勝4敗、2005年優勝・2004年準優勝だったアカプルコでの大会は19勝5敗、そして今大会はもちろん5戦全勝です。 しかし、今週行われているボゴタでは、第1シードで優勝候補の大本命ながら、予選から勝ち上がってきたアルゼンチンのベティナ・ホサミという選手に1-6/6-2/4-6で1回戦敗退を喫してしまいました。う~ん、残念です。 長くなったので、今週のツアーの話は次のエントリにて。 コメント返しは次のエントリ後にさせていただきますので、しばらくお待ちください。
posted by takezoh |18:58 |
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