2008年02月17日

いよいよ各地で決勝戦

日本、海外と錦織圭選手のニュースを探してみました。記事内容は大きくわけてロイター、AFPのものになりますが、AFPのほうがちょっと詳しいかな。日本も、各メディア、ネットニュースで出ていますね(スポーツ紙、全国紙問わず)。

まぁ、でも、AFPとともにいちばん試合内容に詳しいのはATP公式サイトのニュースなので、ここではそれを紹介しておきます(AFPのニュースとほぼ同じ内容)。

Japanese Teenager to Face Top Seed Blake in Final

第1ゲームは、第10ゲーム、錦織選手がフォアをネットにかけてクエリーが奪取。第2セットは錦織選手が第1・3ゲームをブレイクし、試合をコントロールしたそうです(しかも、自身のサービスゲームで失ったポイントはたったの4ポイントという素晴らしさ!)。最終セット、クエリーが先にブレイクし、3-1とリード。しかし、錦織選手がすぐにブレイクバックし、その後は互いにキープが続いてタイブレークに突入したとのこと。

タイブレークで先にリードしたのはクエリー。3-0として、その1ミニブレイクを保ったまま6-3と3度のマッチポイントを握ったそうです。うぉぉぉー、そこからも挽回したのかー、錦織君よー(涙)。そう、私は前エントリで書いたように、タイブレーク6-6の、本当に最後の最後しかライブスコアをチェックできていないのですが、そんなドラマがあったとは。そこからはクエリーがサーブをキープ、7-6とマッチポイントを握る。しかし、錦織選手が自身のサーブ2本をキープ。逆に錦織選手の8-7となって、とうとう錦織選手のマッチポイント。

最後は、2ndサーブを錦織選手がリターンしたボールを、クエリーがネットにかけて試合終了となったようです。

錦織選手は「とにかく何も考えず、1ポイント、1ポイント、プレーした」と、4度のマッチポイントをクエリーに握られたときのことを質問されて答えています。「ただ自分に、やるしかないと言い聞かせた。精神的には疲れていたけれど、試合を終わらせないために戦おうと思った。初めて決勝に進出できてとてもはピーだけど、まだ明日もう1試合残っているからね」。

決勝の相手はやはりジェイムズ・ブレイクでした。第1シードの意地があるでしょう。錦織選手が18歳でATPツアーの決勝に進んだこと、そしてクエリーを破ったことは非常に素晴らしいことだとしながらも、「僕は優勝候補だけれど、それは考えないようにしている。とにかく安全なプレーはしたくない。彼(錦織)は失うものはないからね」とコメントしています。JBにしてみれば、クエリーが上がってくるよりも、不気味でしょうね。しょっぱなから飛ばしてきそう。錦織選手には負けずについていってほしい。JBはリターンからガンガン攻めてくる(はずな)ので、サーブのリズムを崩さないことが鍵でしょうか。

さぁ、あともう1試合。
行けっ! 錦織圭!!!


さて、アントワープで行われているプロクシムス・ダイヤモンド・ゲームス。昨晩、GAORAで生中継されたSFの2試合ですが、まず、スイスの期待の星、ティミア・バシンスキーと対戦した第1シードのエナン。立ち上がり、サーブの調子のよいバシンスキー。彼女のフォアで執拗に打ってくるムーンボールになかなかタイミングを合わせられないエナンは第1セットを落としてしまいます。

第2セットに入ってバシンスキーのサービスゲームをいきなりブレイクするものの、第2ゲームはなかなかキープできません(この時点でも、まだバシンスキーが放ってくるムーンボール気味のボールに苦戦していましたし)。それでも長いデュースをしのいでキープすると、徐々にストロークの調子も上がってきます。タイミングが合うようになってきたエナンのストロークが炸裂しはじめます。

バシンスキーもヘヴィなダブルのバックハンドやドロップショットで食い下がりますが、エナンの場合、ストロークの調子が悪いと、サーブにも影響してくるタイプなんでしょう。ストロークの調子を取り戻すと、サーブの調子も上がってきて、サーブでもたつくことがなくなってきました。なんとしてでもエナンに勝つという気迫むんむんの牙を剥いたバシンスキーのチャレンジを振り払い、第2セットを奪取。

これで乗ってきたエナンは第3セット、ストロークの精度が上がりました。最後はさすがエナンというプレーてんこもりで、フルセットではありましたが、決勝に進出しました。

それでもバシンスキーのあの「勝ち気」な感じ、いいですねぇ。終盤はエナンのプレッシャー(と、あとは左太ももをもともと痛めていたようで)で1stサービスが入らなくなってきましたが、最後まで諦めず、なんとかエナンを苦しめようとトライし続けましたから。シュナイダーを抜いてスイス女子のナンバー1になる日も近いんじゃないでしょうか。

しかし、エナンの試合、特にサービスゲームはスリル満点ですなぁ(苦笑)。上でも書きましたけど、リターンやラリーでリズムを掴むタイプなので、最初からリターンゲームのときに、1stも2ndも叩きに行って(相手がどんなストロークをしてくるか以前に)調整&プレッシャーをかけていくのがいいんじゃないかなぁ(昨年のUSオープンではそういう感じだったのに)。じゃないと、ズルズルとサーブの調子が上がらないまま、相手にリードを許す展開がこれからも多くなっていきそうな気がしました。

決勝は、李娜に勝利したカリン・ナップ。立ち上がりこそ、李の重いストロークに返すのがやっとという感じだったナップだったのですが、すぐに李のボールに対応し、逆に李のミスを誘えるようになっていたと思います。最後まで観られなかったのですが、第1セットを獲られた李は、第2セットも苦しみながら一度は5-2とリードしていたんですよね。でも、ナップが追いついてタイブレークに持ち込み、ナップの粘りが勝ったようです。

ということで、決勝はバシンスキーに2-6/6-3/6-3で勝ったエナンと、李を6-4/7-6(5)で破ったナップとの顔合わせとなりました。

ちなみに、杉山選手、シングルスでは早々に敗退してしまいましたが、ダブルスでは頑張っています! 今回はクヴェタ・ペシュケと組んで第2シードで登場しているのですが、SF、ボンダレンコ姉妹を6-1/6-1で一蹴し、決勝進出です。う~ん、同じ週に違う大会、違う種目(シングルスとダブルスの違い)ではあるけれど、日本人選手が複数決勝に進んだって、なんか気分がいいんですけど(笑)。

しかし、週明けはオープン13の行方がいちばん楽しみでしたが…いや、もちろん、ジョコやガスケらが敗退したとはいえ、豪華メンバーがそろっていましたし、決勝のアンディ・マレー×マリオ・アンチッチは十二分に魅力的なカードですが、やっぱり自国の選手、しかも、これからが期待される若手が活躍してくれると、もう、そっちばっかり気になって、気になって。

なお、日本で放映がないのが非常に残念ですが、一応ですね、b2TVというサイトで有料ですが、ライブストリーミングを観ることはできます。

それ以外の大会ですが、チリで行われている女子の大会は、ペンネッタ×ザコパロバの決勝、ブラジルで行われている男子の大会は、モヤ×アルマグロの決勝となっています。

果たして、各地で最後に微笑むのはどの選手になるでしょうか。そのなかに、日本人選手が2名ともいたらいいなぁ。。。

posted by takezoh |18:46 | テニス | コメント(6) | トラックバック(0)
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いよいよ各地で決勝戦

アンチッチは完全復活でしょうか。バグちゃんまで破って・・・

エナンは調子が良いのか悪いのか。弟3セットのバックハンドのアングルショットは素晴らしいものでしたが、ミスショットもかなりあったりして。でも最終的にはファーストサーブの確率も50%を超えていましたよね。調整中という感じなのでしょうか・・・

錦織くん決勝頑張ってもらいたい!ブレイク相手はキツイでしょうが、勝ち負けはやってみなければわかりませんものね。

posted by rieechan | 2008-02-17 19:20

イタリアは大騒ぎさ

二つのWTAツアーに二人のイタリア人ファイナリスト。
そりゃあ、イタリアのテニスファンは大騒ぎ。
詳細はこちら
http://www.blogquotidiani.net/tennis/?p=1584#comment-45489

まぁ、ペンネッタ対ザコパローバというのは
私の好きなプレイヤー同士の試合でして、
ザコパローバのあのやる気がなさそうに見えて
とんでもないフラットの威力のあるショット
(名前がクカロバ時代に見たプラハオープン
でのことを私のブログで発表しています。
http://diarynote.jp/d/59911/20050514.html)
は素晴らしいので、両者が好調だったらいい試合
になるのですが、あのチェコ人は波が激しいので
とんでもない凡戦になる可能性も強く感じて
います。

アントワープはナップが決勝進出。昨年から
急成長を遂げたボルツァーノ人(名前から
わかるようにアルトアディジェ出身で
ドイツ系です。)はツアー初優勝がかかって
いますが、もし、イタリア人女子が同週に
ウィナーが二人なんてことになったらどう
なるでしょうか。まぁ、セリエAがあるので
スポーツ紙の一面はサッカーでしょうが、
盛り上がること間違いないでしょう。

マルセイユのアンチッチはうれしいですね。
パパアンチッチの喜んでいる姿が目に浮かびます。

そして、錦織君ですが、日本の男子テニスが
求めていたのは彼のようなプレイヤーでした。
ちょっと前までの女子ゴルフはスポンサー離れ
が深刻だったり、盛り上がりに欠けていたの
でしょうが、それを若くて、実力があって、
元気があるプレイヤーが払拭して、今の
女子ゴルフには華やかさも盛り上がりをもたらしています。
一人(あるいは複数の実力と若さのあるプレイヤー
がまずい状況を吹き飛ばすのはどの競技でも
あるのですが、錦織君にはそれをやれる可能性
を感じます。


posted by yasu | 2008-02-17 23:00

いよいよ各地で決勝戦

 錦織選手、ブレークはさすがに今までの相手と違って厳しい相手ですが、何とか食らいついていって、できれば金星を! そうすれば絶対にテレビでも取り上げられるはず!
 そして杉山選手もダブルス決勝進出! 優勝期待してます。

 バシンスキーもきましたね~。エナンから第1セットを奪うとは。去年(一昨年?)のフェド杯で見たときの年齢に似合わぬ貫禄が印象に残ってたんですが、やっぱり上がってきましたね。対照的にエナンはやっぱり今年は苦戦は免れないのかな。
 それからアンチッチも復活したようで、こちらもいいニュースですね。

posted by バラージ | 2008-02-17 23:42

>rieechanさんへ

アンチッチは残念ながらマレーに勝てませんでしたが、ほぼ完全復帰といっていいんじゃないかなぁ、と思います。次の大会、春のマスターズ・シリーズ2大会が楽しみです。

エナン…またサーブのときの足元が、前のオープンスタンスに戻っていましたね。まだまだ模索中なんでしょうか。あと、最近もまたとにかくネットに出まくる攻撃が増えてきて、優勝スピーチに「ウィンブルドン」という言葉がありましたが、やはり、今年はこのタイトルで生涯GSを狙っているのかなぁ、と感じました。とにかく第3セットは見事なバックハンドのショートアングルやワイドへのショットが決まって、ほぼ独断場だったので、もっと調子を上げてきてもらいたいですよね。

錦織くんの話は、そちらのエントリでお返事させてもらいますね。

posted by takezoh | 2008-02-19 00:44

>yasuさんへ

ペンネッタ、優勝おめでとうございます!

私、ザコパロバのプレーは実はみたことないんです。なるほど、フラット系の威力あるショットを打つ選手なのですね(しかも、やる気なさそうにすごいショットを打つタイプ、と)。それは不気味ですねぇ。そういう選手とやるのは、相手も嫌だろうなぁ…。

アントワープの決勝が終わったあとのナップのスピーチは、あれはドイツ語ですよね??あとでイタリア語でもスピーチしていましたけども。よく粘って頑張っていたなぁ、と思いましたが(高い打点からのショットはエナンを押し込んでいましたし)、まぁ、引き出しの多さはやはりエナンでしたでしょうか。でも、これからも頑張ってもらいたいです。

錦織選手は、実力もさることながら、プレーそのものに華があるタイプだと思うので、活躍すると、日本テニスも必然的に盛り上がっていくんじゃないかと思っています。ここに女子の森田選手あたりが一緒に活躍してくれると、さらに面白いことになりそうなのですが(そして、彼女にもその可能性は充分に感じます)。

アンチッチ、惜しくも準優勝に終わりましたが、今シーズンは昨年の無念を晴らして、またトップ10に戻ってきてもらいたいです。次の大会が楽しみです。

posted by takezoh | 2008-02-19 00:53

>バラージさんへ

錦織選手の話は別のコメントのところでお返事するとして…杉山選手、残念でした。。。まぁ、でも、どんなパートナーとでも確実にいいところまで勝ち進める杉山選手はさすがです。シングルスはランキング1つだけアップしたそうで…とにかくウィンブルドンまでに少しずつ上げてきてもらいたいです(あ、その前に春のハードコートがあるんですけども)。

バシンスキーは戦略家ですねぇ。まだ若いのに、あの強気な姿勢といい…まだティーンエイジャーとは思えません。エナン、最初は四苦八苦していました。でも、それでもまだまだシャラポワらの強豪以外では、きっちりと試合のなかで修正して、最終的にはエナンのペースで試合を持って行くところはさすがです。決勝も、ナップがよく粘っていましたが、エナンらしさが戻ってきたように思います。

アンチッチは準優勝でしたが、復帰していきなり準優勝までくることが素晴らしい。次の大会、頑張ってもらいたいです。

posted by takezoh | 2008-02-19 01:09

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