2008年01月30日

全豪オープンを振り返る…?(大して振り返ってません)

2008年がはじまって、1ヶ月が経とうとしています。しかし、毎年、1月半ばからはじまる全豪オープンに夢中になっていると、お正月が遠い昔のことのように感じられます。濃い2週間が終わると、しばし放心、しばらく祭りの後の余韻に浸りたいところなのですが、あかん、あかん、やることいっぱい溜まってるがな! 「多忙は怠惰の隠れみのである」とは、糸井重里氏の高校時代の国語教師の言葉だそうですが(fromほぼ日手帳2008)、まさに(私の場合は)その通り(苦笑)!

さて、毎年、何かしら波乱を生む全豪オープンですが、今年もいろいろありました。(私が観た)各試合については感想をエントリしたのでここでは振り返りませんが、大会期間中に書こうと思いつつ試合を観るのに精一杯で書けなかったことを、改めて大会を振り返りながら書いていきたいと思います。


【ホークアイに新たな問題発生?】

大会がはじまって、海外メディアではいっせいに報じられていたホークアイ問題(ここではとりあえずスポーツ・イラストレイテッドのサイトに掲載されたAP通信の記事「Shadows affecting challenge system」をご紹介しておきます)。

何が問題になったかというのをざっと要約すると、夕方、太陽が傾いてコートに影ができる時間帯(午後4時45分~5時45分くらいの間)は、ホークアイが正しく機能しないという話。100%の信頼性に欠けるということで、この時間帯においてはホークアイを使用しないことになったのだそうですが…

このニュースを読んだとき私が思ったのは、USオープンではこういう問題がなかったのに、なぜ全豪オープンだけ(しかもボーダフォン・アリーナだけ)?ということでした(ちなみに、ボーダフォン・アリーナでホークアイが使われるのは、今大会が初めてでした)。USオープンもセンターコートの中継を観ていると、夕方、スタンドの影がくっきりとコートを横切りますよねぇ?

野球でも、球場によって夕方になるとマウンドとバッターボックスが影と日なたにくっきりと分かれることがあります。ずいぶん昔に試合中継の解説で「そういう状況ではボールが見づらい、打ちにくいと感じることはある」というようなことを言っていた覚えがあるのですが、それを聞いてから、テニスの試合をTV観戦しているときも、例えば逆クロスの打ち合いで、影になっているほうにいる選手から日なたにいる選手へボールを打ったときなんか、日なたにいる選手はボール、見づらくないのかなぁ、などと思うようになりました。

まぁ、でも、野球もそうですが、そこはプロ。そういう経験を他の(TVでは放映されないような)大会でもしているでしょうし、予測力も優れています(逆にそういう状況をアドバンテージにして試合を運ぶこともあるかもしれません)。主審・線審もその状況下でもジャッジを即座に判断しているように思います。多少のやりづらさはあるかもしれませんが、TVを観ている限り、あまり影響はなさそうです。

…と書いておりますが、別に「やっぱりホークアイは…」というつもりはさらさらありません。個人的には、この問題よりも気になっているのが(ウィンブルドンはすでに、ボールの跡が残らないからという理由で1セットにつきチャレンジ権が3回という設定になっていますが)いつの間にチャレンジ権がどういう理由で3回になったんだー??? ということです。成功したら減らないという制度なのに、デフォルトを増やす必要はどこにあったのかな、と。

1セットの3回を全部使い切った例は今大会、私が観た限りでは2試合もなかったような気が…ということは、(使っていて減っていないという部分においては)それはそれでまた問題じゃないか(笑)。←笑っている場合じゃない(笑)。そういえば、フェデラー、ベルディッチ戦では審判に「ちゃんと見ておけよ」というようなジェスチャーをしたり、ジョコビッチ戦でもサーブに絡む何ポイントか、明らかにジャッジが間違っているということで、チャレンジのリプレイが出る前にスタスタと次のリターン位置に無言で歩いていったりしていましたよね。

ホークアイの問題に関しては、選手の意見はよくニュースで目にしますが、審判の人たちは実際のところどう感じているのでしょう。ホークアイが使えない場合があるとかいうよりも、そっちのほうが気になります。

そうそう、ホークアイ絡みでもうひとつ。ホークアイが導入されはじめたときは、チャレンジを行使していない微妙なジャッジを、TV向けにリプレイしていましたが、あれ、なくなって良かった。と、個人的には思っています。


【ライジングを制する者は、全豪以外も制する?】

ゲームはパワー&スピードの時代といわれて久しい現在、解説や専門家の方はみな「ますますスピード化する」と口を揃えます。今大会を観ながら、私はそれをひしひしと実感していたのですが、そんなとき、こんなブログの記事を見つけました。

「ライジング」を制するのは誰か」 (新・…Just One More Thing)

プレクシクッションの特徴ですが、いろんなニュースやインタビュー記事を読んだところ、選手によって微妙に異なるものの、「リバウンドエースとあまり変わらないが(ハードコートのなかでも遅め)、ボールはリバウンドエースほど弾まない」という意見が一般的なようです。また、大会側の話によると(WOWOWで放映されていた)、コートのどの場所(表面)でもボールの弾み方は均一だそうです。

上記のブログ記事では、そのプレクシクッションの特性と第1週目の勝ち上がりを踏まえ、導き出されたのが「ライジング」だったというわけです。

この「ライジング」の有効性の分析、本当にしっくりくるものでした。

そこで思ったのは、今大会に限らず、ライジングはこれからも試合を制する重要な鍵になることが増えるのでは、ということです。いや、正確には「ライジング技術の向上」と言ったほうがいいかもしれません。

いままでにも、コナーズや伊達公子さん、アガシらがライジングを武器にしてトップランカーの地位を築いたわけですが、ここ何年も、ライジングそのものが脚光を浴びることがなかったように思います。その理由としては、基本的にライジングはどのサーフェスでも有効なショットで、誰でも打てるようになっている=ストロークのなかのひとつのテクニックとして捉えられているから、ということが言えるでしょう。

また、「ライジングは高度な技術が必要で、特にトップスピンのボールをライジングで捉えるのはさらに難しいテクニックが必要だ」というようなことを、ずいぶん前に松岡修造さんだったかが言っているのを聞いた(読んだ?)ことがあります。現在、ストロークではトップスピンが主流で、回転のかけ方、というかラケットの使い方やグリップの握り方により軌道やボールの落ち方、落ちてからの弾み方を微妙に変え、それをさまざまなコースに打ち分けるといった技術面の進化も著しい。しかも、パワーは増す一方。とすると、ライジングで捉えられるボールも限られてきます。

それが…そうではなくなってきた。というのが、今大会のジョコビッチのプレーで感じたことです。ライジングの技術が向上しているのがよくわかりました。また、(ライジングだけではなく)ひとつひとつのショットの精度も上がり、パワーも格段に増したように思いました。フェレール戦について「(粘り強いフェレールが)粘るという以前にジョコビッチにポイントを決められていた」というのは、そこに原因があったんじゃないでしょうか。

フェデラー戦でも、ジョコビッチはストローク戦になると、フェデラーを圧倒していました。ボールを捉えるタイミング、そこから繰り出されるありとあらゆるショット、コースを打ち分ける能力、こういった一連のストローク技術が高いフェデラーですら、いつもなら追いついて切り返せるはずが充分な体勢に入って切り返せなかったり、さらに深いところに押し込まれたり、充分な体勢に入って切り返したとしてもさらに早いタイミングで鋭いコースに切り返されたりというのも、同じ理由によるものだったような気がします(パワーにもやや押されていましたし)。

ジョコビッチに限らず、今大会活躍したコールシュライバー(上記ブログ記事でブログ主さんもあげられていますね)、そして上位シードを破って決勝まで勝ち上がったツォンガにしてもそう。私の妄想を越えて(笑)ブログ主さんが優勝にあげていたダビデンコが負けたのは、映像がなかったのであくまでも想像ですが、ひとつに、ユーズニーもまたボールを捉えるタイミングが早い、巧い選手であったこと、そして、ショットの威力が大いに影響しているような気がします(本人いわく「執拗なスライスにやられた」からとのことですが)。ダビデンコはラリーの展開は本当にスピードがあるけれど、ショットそのものはあまり重くないと思うんですよね…とはいっても、彼がここまでランキングを上げたそもそもの原因は、やはりボールを捉えるタイミングの早さだったわけですが。

ま、ま、ダビデンコの話はここまでにして(笑)、話を戻します。

ジョコビッチはもちろん、ユーズニーやコールシュライバーが今大会で活躍したのは、昨年までの彼らの活躍を踏まえれば、当然だったように思います。プレクシクッションの特性が見事にはまったともいえるのでしょうが、ボールを捉えるタイミングが早く、切り返しの巧いバグダティスは、リバウンドエースで決勝までいっていることを考えると、今後もライジングを巧く扱える選手は、活躍が期待できるのではないでしょうか(ちなみに、バグダティスの場合は、ボールの捉えるタイミングの幅はずいぶん向上したと思うのですが、まだショットの精度にばらつきがあるので、そこがなかなか完全にブレイクしない原因なのかな、と思います)。

ツォンガに関してはまだツアー経験が浅いので同じようには分析できませんが、彼のプレーのスピードとパワーを見れば、やはり、時代は専門家の方たちが言われているように、パワー&スピード化が加速しているといえるでしょうし(スピードとパワーだけで勝ち上がったわけではありませんが)、特定のサーフェスだから、ということではないような気がします。

ライジングショットは、相手の時間を奪い、自分のペースでラリーを展開する上で有効な手段。今後、テニスがますますスピード化に拍車をかけるとするなら、相手の時間を奪うライジングショットの技術の向上は欠かせないひとつになるはずです。もちろん、ライジングの技術が向上するだけでは、試合に勝てるわけではない、ということだけは最後に付け加えさせていただきます。

ま、ド素人の考えなので、細かい技術については間違っていることもあるかと思いますが、まぁ、その辺は大目に見ていただく&どんどん突っ込んでいただければ有難いです。

なんか、全豪を振り返ったとは言えない内容になりましたね。
タイトルに「?」をつけとこ(笑)。
失礼いたしました。

posted by takezoh |21:52 | テニス | コメント(16) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
全豪オープンを振り返る…?(大して振り返ってません)

私もこの「ライジング」についてのブログ記事を読んでいました。そしてずっと思っていたのが、ロディックはなぜこのライジングの技術を磨かないのか?ということでした。
ここ最近のロディックのストロークは、球がかなり落ちてくるまで待ってすくい上げるように(スピンをかけているのでしょうが)打っているように見えます。
私の素人考えでは、あと1歩(もしくは半歩)踏み込んで、もっと速い時点で球を捕らえたら、もっと威力のあるいい返球が出来るんじゃないかと思うんですが。
コナーズコーチはその点をどのように指導しているのか気になるところです。

posted by 美咲 | 2008-01-31 08:27

全豪オープンを振り返る…?(大して振り返ってません)

ホークアイについてなんですけど、疑問に思うのはオンラインしてるかどうかはボールを真上から投影した形(ボールの直径)で判断してるようですが、クレー等のボールの跡のつくコートではボールの痕跡って必ず直径より小さいですよね。このあたりはどの様に解決しているんでしょうか?

posted by TS2号 | 2008-01-31 09:46

全豪オープンを振り返る…?(大して振り返ってません)

takezohさん、こんにちは。ライジングについて特集していただいてありがとうございます。
私も美咲さんと同じく、アンディは何故ライジングの技術を磨かないのかずっと思ってました。そしてコーチをしているコナーズはライジングを武器としていた選手なので、弟子にもっと教えていてもいいと思うのですが・・・
でもコナーズがコーチをし始めたときはけっこう前に出て少しライジング気味に打っていたと思います。06年のシンシナティがけっこうそれを実行していたと思います。でもここへきてまた浅いスピンとベースライン後方で構えてカメラにも映らなくなる、という悪い癖が戻ってきてる気がしてなりません。

posted by la mer | 2008-01-31 16:26

>美咲さんへ

フェデラーと比べていいのかどうかわかりませんが(笑)、例えばフェデラーのスピン系のショットはラケットフェイスが斜め下に向いているイメージで、そこからインパクトまで持って行き、インパクトからそのままフォロースルーしてフラット気味のショットを放つ、もしくは、よりフェイスを被せてスピンをかける、というような細かい打ち分けを行っているようです。

でも、ロディックは基本的にフェデラーのラケットフェイスの使い方とはまったく逆ですよね(ご指摘の通り)。インパクトまではラケットフェイスが斜め上を向いて出て、そこから面を被せて回転量を多くしているイメージで、そうすると、バウンドしてからのボールの頂点でたたくことはできても(もしくは、ボールが落ちてきてからより強いスピンをかけることはできても)、ボールがバウンドして頂点に達する前に叩くのは難しいんだろうな、と想像しています。最近は一番高い打点でひっぱたくことも少なくなってきていますが(苦笑)。

グリップチェンジするのが苦手なタイプなのか…あのラケットの使い方のままでは、高いレベルでライジングショットを使いこなすのはちと難しいような気がしないでもありません。。。コナーズもけっこう、行き詰っているかもしれませんよね…って、あくまでも素人考えですので、鵜呑みにしないでください!

posted by takezoh | 2008-01-31 16:54

>TS2号さんへ

はじめまして(でよろしかったでしょうか)。コメントありがとうございます。

鋭いご指摘ですね…確かに、通常のボールの跡は、ボールの直径よりも小さい楕円形になりますが、ホークアイのリプレイは、ボールの直径と同じ大きさの楕円形になってますよね。その疑問はTS2号さんがご指摘されて、初めて気づきました。

細かいところまではわかりませんが、ホークアイのあの3Dアニメーション映像は、さまざまな角度でコートに設置されたカメラ(10台という話です)の映像を「計算」して割り出したものだそうなので、想像するに、その計算して割り出された答えはボールがラインをかすっているかどうかの答えであって、ボールの跡を正確に再現するものではないんじゃないかと思われます。

ただ、TS2さんが疑問に持たれる意味もすごくよくわかります。とはいえ、ホークアイ・テクノロジーのサイトを見ましたけれども、細かい部分での映像分析については(もともと軍事用のものというのもあるだろうし、企業秘密ということからも)掲載されていないので、実際のボールのラインでのかすり方(跡のつき方)との誤差はちゃんと埋められているのかは謎です。今度、ホークアイの会社に問い合わせてみようかな…

posted by takezoh | 2008-01-31 17:07

>la merさんへ

こんにちは。

美咲さんへのコメントのところにも書いたのですが、ロディックのラケットの使い方では、ライジングは難しいんじゃないかという気がしております。YouTubeなんかで、ロディックやフェデラーのフォアの超スローモーションVTRがあるので、一度、見比べてみてもらえると、上記のつたない説明がわかっていただけると思うのですが…

コナーズとしても、絶対にライジングショットは頭にあると思うんですよね。でも、いまからあのフォーム、そこからのラケットの振りぬきとフォロースルーを大改造するのは難しいのかもしれません。もっとフラット系のボールも打てる選手だと、いろいろ試せたのかもしれないのですが…。せめて常にボールがバウンドしてから頂点で叩けるといいんですけども…

ただ(最近はめっきり減りましたが)、リターンではライジングで叩いてエースをとることもあるので、やれないことはない、というか技術を磨けないことはないと思うんですけども。どうしましょうか(笑)。ギルバート氏、フリーみたいですから、もっかい招聘しますか(笑)??

posted by takezoh | 2008-01-31 17:15

全豪オープンを振り返る…?(大して振り返ってません)

タケゾウさん、こんにちは。
ライジングを制する者は、全豪以外も制する、なるほど~! 相手の意表を突いて自分のペースにラリーを持っていく、大事なことですね。テニスの技術は出尽くしたのかなぁ、などと思っていましたが、まだまだ改良の余地があるのかと感心しました。皆さんの話題に上っているように、ロディックも自分の戦術に取り入れてくれればなぁと思います。
年寄りファンとしては、ラフターやヘンマンのようなサーブ&ボレー・スタイルが復活しないかなぁなどとも思っているのですが、このスピード時代には難しいでしょうか。ちょっと寂しい気がします。

posted by slycat | 2008-01-31 18:35

全豪オープンを振り返る…?(大して振り返ってません)

 ホークアイとは直接関係ありませんが、テレビ中継というものが始まり、映像のリプレイが流されるようになって、誤審が明らかになる度合いが大きくなってきたため、審判にかかるプレッシャーやストレスはどんどん大きいものになってきた、という話は読んだことがあります。生島淳『世紀の誤審』(光文社新書)でして、2004年の本でテニスについての記述はありませんが、なかなか面白かったです。
 それによると、審判という職業はそのプレッシャーやストレスに比して、報酬はさほど高くないため、志望者が年々減ってきている、というような記述もあったように思います。

posted by バラージ | 2008-01-31 23:28

>slycatさんへ

こんにちは。テニスの技術は確かに出尽くした感じはありますよね。でも、ラケットの進化とかで、ひとつひとつのショットは、観ているだけではわからない変化(進化)ってあるんだろうなぁ、とど素人ながら考えています。ロディックもまだまだ若いので頑張ってもらいたいです。

>ラフターやヘンマンのようなサーブ&ボレー・スタイルが復活しないかなぁなどとも思っているのですが

私もサーブ&ボレーのスタイル、復活してもらいたいのですが…ストローカーとサーブ&ボレーヤーの対決とか、まったく異なるプレースタイルでガチンコ勝負は本当に面白かったです。

posted by takezoh | 2008-02-01 13:40

>バラージさんへ

そうなんですよね、審判はリプレイというものが当たり前になった今、意外とその役割に見合わない報酬だというのは、どのスポーツでも言われていますよね。テニスの審判の報酬がどれくらいなのかはわからないのですが(サッカーとかは公式に発表しているようですが)、大会の賞金総額が右肩上がりということは、GSレベルでは審判の報酬も上がっているということなのでしょうか…

その書籍の存在は知っていたのですが、読んだことがありません。今度、読んでみたいと思います。情報ありがとうございます。

posted by takezoh | 2008-02-01 13:44

はじめまして

初めまして。しばらくパソコン触ってなかったのでレスが遅くなってすみませんm(_ _)m

私の稚拙な記事をこんなにとりあげていただいて嬉しく思います。ていうか恥ずかしいというか…まさこんなところで読まれていたとは…なんだか恐縮してしまいます。ライジングを制するのは?なんて仰々しく書きましたがとんちんかんなこと書いてしまったのではなかろうかと思っていたので、うれしい限りです(^^)

他の方のレスにもあるように、今回アメリカ選手がぱっとしませんでしたね。アメリカのハードコートによく使われているサーフェスのようなので今回アメリカ躍進するかなと思ったのですが。クエリー君もジョコに全く歯が立たなかったようですし。

でもジョコビッチとツォンガの躍進はやはりライジングの勝利だと思います。ナダル君はドローに恵まれて?あまり早い攻めの人と当たっていなかったですが、最後に見事にやられてしまいました。これからもああいうタイプの人には苦戦していくでしょうが、なんとか打開策を見つけてほしいと思います。

ジョコはフェデラー戦、王者の早い攻めに最初の数ゲーム苦戦しましたがその後すぐに立て直して見事に守りきって反撃していましたね。王者の鋭いショットを早い展開で逆に武器にしていくなんてすばらしい20才だと思います。今回いろいろとバッシングされていますが、それもトップになった証ということで、これからもぜひぜひがんばってほしいと思います。

チャレンジについては私は「本当にあの映像が正しいのか?」という疑問がいつもあるのであまり信用してません。でももうルールで決まっているし仕方ないのかなあと思います。以前は間違っていようといまいと審判のコールですべてが決まっていたわけですし、それが人間から機械に変わっただけ、ということでしょうか…しかしややチャレンジ使いすぎですね。苦しい場面で選手がすぐにチャレンジを使うのはあんまり見ていていい気持ちではないし、試合の流れが途切れてしまうのもイライラします。

技術的にとても説得力があってすばらしい記事でした。これからもちょくちょく拝見させていただき参考にしたいと思います。これからもよろしくおねがいします。長文すみません。

posted by さっち | 2008-02-01 22:35

訂正

 すいません、訂正です。
 上記の話題が載っていたのは『世紀の誤審』ではなく、生島淳『スポーツルールはなぜ不公平か』(新潮選書)でした。2003年の本です。

posted by バラージ | 2008-02-01 23:27

>さっちさんへ

はじめまして、コメントありがとうございます。私のほうからお伺いして、TBの件をお伝えしようと思っていたのですが、さっちさんのほうからお越しいただいて恐縮です。

さっちさんのライジングのお話、的確に分析されていて、なるほど、なるほどと頷きながら拝読いたしました。おっしゃる通り、特にジョコビッチもツォンガも本当に早い攻めで相手を封じ込めていましたよね。ナダルも最近は、早い攻めをなんとか食い止めようとしている努力は見られるのですが、さっちさんがご指摘のように、ツォンガまではそこまでの攻めにあっていなかったのが悪かったのかもしれません。

ジョコビッチ、もしかしてSF後の発言とか、優勝後のお母さんの発言がバッシングの元になっているのでしょうか…。まだ若いし、チャレンジャーの立場であるので、今は少しくらいやんちゃな発言もアリだと私は思っています。あんまり謙虚すぎて小さくまとまっても面白くないですから。まわりの声をかき消す活躍、期待しています。

ホークアイは私も100%と思っていません。たぶん、審判の目とあんまり変わらないんじゃ、くらい思っています。でも、多額のお金を投資して導入したからには、もう後戻りはできないだろうな、と思っています。それにしても、なんでチャレンジ権の回数が増えたのか…確かに、苦しいときにチャレンジを使って、試合の流れを止めるというのはあまり観ていて気持ちのよいものではありませんよね。それを踏まえての戦略がこれからも続いていくことになるのでしょうが。。。

私もさっちさんのブログ、ちょくちょくお邪魔させていただきます。こちらこそ、よろしくお願いいたします。

posted by takezoh | 2008-02-02 09:58

>>バラージさんへ

わざわざお知らせありがとうございます。『スポーツルールはなぜ不公平か』ですね(こちらの書籍は知りませんでした)。世紀の誤審も含めて、今度探して読んでみます。

posted by takezoh | 2008-02-02 10:00

全豪オープンを振り返る…?(大して振り返ってません)

こんにちは。はじめまして。
興味深い記事でじっくり読ませていただきました。
地上波以外テニスを見れる環境がないので、GS大会の時などはブログ読ませていただいています。
自分が最後に見た試合は昨年のウィンブルドンの男子決勝で、フェデラーが勝ちましたが内容はナダルが勝っていると感じた試合でした。
ナダルが芝でもハードでも勝てるようになると、彼のプレースタイルが最強になるのかなと漠然と思っていたのですが、フェデラーより早いテンポのプレースタイルの選手が台頭してきているのですね。
フェデラー対ジョコビッチの試合観たかったなあ~。

posted by マイナー | 2008-02-07 13:22

>マイナーさんへ

はじめまして、コメントありがとうございます。

昨年のウィンブルドン決勝はすごかったですよね。あのあと、しばらく放心しました。ナダルは試合に勝っていたけれども、勝負はフェデラーが勝った、そんな試合だったと思います。

フェデラー×ジョコビッチの試合は、USオープンでもそのウィンブルドンのような感じで、ここぞの勝負どころでの集中力はフェデラーが勝り、優勝しましたが、今回(全豪)はティプサレビッチ戦の影響か、はたまた大会前の病気の影響か、勝負どころでフェデラーらしさが出ず、ジョコビッチが試合にも勝負にも勝ったという感じがします。とにかく切り返しが早い上に、精度も高く、コースも深く、今後ますますスピード化していきそうな感じがしました。

全豪のフェデラー×ジョコビッチの試合、全豪の公式サイトのハイライト(DAY12)や、EURSPORT.comのビデオ(テニスページのRelated VideoのALL VIDEOで別ウィンドウを立ち上げ、Tennisの中からTennis Channel:Federer Shocked by Djokovicを選ぶ)で試合の模様がご覧になれます(EUROSPORT.comのほうがいいかと思われます)ので、チェックされてみてはいかがでしょうか。あとは(グレーゾーンですが)YouTubeで観られるかもしれません。

posted by takezoh | 2008-02-14 01:33

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