2008年01月27日

〈全豪OP2008〉男子シングルスSF:ジョコビッチ×フェデラー

ノヴァク・ジョコビッチ(SRB)[3] × ロジャー・フェデラー(SUI)[1] 7-5/6-3/7-6(5)

この試合、第3セット序盤で家に帰宅、そこからはライブで観て、その後、改めて録画したものを観ました。ただ、その前にジョコビッチ×フェレールのQFをどうしても観ておきたかったので、まず、それから観ることにしました。

驚きました、ジョコビッチ。昨年のパリのマスターズ・シリーズで、バグダティスのボールを捉えるタイミングの幅、バリエーションが進化していることに感心させられましたが、ジョコビッチはそれ以上の進化を遂げている!そう思いました。TMCでは元気のなさしか印象になく、これで来年(今年)は大丈夫だろうかと私だけでなく、このブログを読んでくださっている方もさぞかし心配されていたでしょうが、オフにきっとハードなトレーニングとしっかりした調整を重ねてきたのでしょう。

そのスピードとパワー。あの粘り強いフェレールが、粘るという以前にジョコビッチにポイントを重ねられて、なす術なし、という状態が(第2セット終盤まで)続いていたのです。4回戦のヒューイット戦では、ジョコビッチの立ち上がりのナーバスさに加えて、ヒューイットのカタい守備にミスを連発し、ジョコビッチの良さがいまひとつわかりにくかったのですが、フェレール戦を観て、そして、フェデラー戦を改めて観て、なんか妙に納得がいきました。このオフのすべては、フェデラー越えのための(メンタルも含めて)オフだったのかも、というような。

そのフェデラーとの大一番。

フェデラーはさほど調子は悪くないように見えました。いや、ここまでの勝ち上がり方を考えると、絶好調というわけではなかったので、好調な立ち上がりだったとは言えませんが。しかし、第4ゲームのサービスゲームこそ、ジョコビッチに15-40とブレイクチャンスを与えてしまいますが、いつもの王者らしく、ピンチをピンチとは思わせないポイントの重ね方でキープをしましたし、第7ゲーム(ジョコビッチのサービスゲーム)も、さすがフェデラーという、走りながら軽くバックでダウン・ザ・ラインへボールを抜いて0-15とポイントを先行すると、(ジョコビッチもサービスウィナーを重ねて挽回しますが)これまたさすがフェデラーのフォアハンドでジョコビッチが先にミス(大きくアウト)し、王者のブレイクポイント。

そして、最後も、またしても「さすがフェデラー!」のショット(バックスピンをかけたワイドへのバックハンド)でブレイクに成功させたのですから、やはりこの試合もフェデラーなんだろう、そう思った人も多かったのではないでしょうか。

私はこの時点ではライブで試合を観ていなかったのですが、友人から「フェデラーが5-3で勝ってます~!」というメールに、あぁ、やはり、まだまだフェデラーの壁は厚いのか、と思いました。

しかし、そうではなかったんですよね。

いつもなら、フェデラーの放つボールの強さ、プレイスメント、球種(回転量)のバリエーションに、相手の選手は劣勢に立たされ、フェデラーのウィナーが炸裂する。あるいは、ミスを誘われたりします。しかし、この試合では、ジョコビッチにはそれがまったく通じなかった。というよりも、ジョコビッチが逆にそのいつものフェデラーになっていた。立場が逆になっていた。そんな印象を強く受けました。フェデラーは調子が悪かったのかもしれませんが、調子を悪くさせた(あるいは、悪化させた)のは、そのジョコビッチのプレーがあったからではないでしょうか。

そして、何よりもジョコビッチがUSオープンの決勝と違ったのは、サーブ(2ndサーブも含む。この試合、けっこうダブルフォルトがありましたが、USオープン決勝とは違い、攻めのダブルフォルトでしたし)。あのときは、リードしながらも、大事なところでダブルフォルトという痛いミスを重ね、逆にフェデラーが大事な場面でサーブポイントを重ねて、終わってみればフェデラーのストレート勝ちとなりましたが、この試合では、ジョコビッチは、重要な場面でことごとくサーブでポイントを奪っていました。試合後のプレスカンファレンスのインタビューを読むと、ジョコビッチの発言にはcockiness(生意気)ともとれるconfidence(自信)が垣間見られますが、考えてみると、それくらいの気持ちがなければフェデラーには勝てないということなんじゃないか。そして、だからこの試合ではことごとく重要な場面でサービスエースやサービスウィナーが決まった、と。

こうして、ジョコビッチはフェデラーに先にリードを許しながらも、第9ゲームから4ゲーム連取(フェデラーのサービスゲームを2度破った)。第1セットを奪取しました。

また、逆にフェデラーがいつものフェデラーと違ったのもサーブでした。フェデラーは試合後、ティプサレビッチ戦で使い果たしたというような発言をしていますが、ほんと、そんな感じでした。もちろん、エースやサービスウィナーが皆無だったわけではありませんが、欲しいところでサーブ力を発揮するシーンはとても少なかった。ジョコビッチのリターンが良かったというのも、フェデラーにプレッシャーになっていたのかもしれません。

ラリーでは、打っても打ってもジョコビッチに鋭く切り返される。それがまた、深くいいコースに入るんですよ。長いラリーになると、なかなかポイントを奪えないフェデラー…というか、ラリーでウィナーを量産できないフェデラー。そうなると、早い段階で攻撃していきたいところでしょうが、これをミスしてしまう。フェデラーらしくないプレーが随所にあった、という印象は、こういうところから生まれていると思います。

ちなみに、フェデラーがこの試合、ようやく長いラリーを制したのは、第2セット第4ゲーム(自身のサービスゲーム)でした。これは30-40のブレイクの危機のときのこと。しかし、フォアのクロスでの打ち合いでフェデラーが先にミスをして、再びジョコビッチにブレイクポイントを与えると、最後はフェデラーの形だったのに、ジョコビッチがフェデラーのバックボレーをコートの外からダウン・ザ・ラインへパスを抜くというスーパープレーが飛び出て、ブレイクを許してしまうことに。

結局、試合を通してフェデラーは、(ジョコビッチのミスではなく)自分から奪うポイントというのが、サーブでジョコビッチを完全に崩して、戻ってきたリターンのボールを一発で仕留める、という方法しかほとんどなかったように思います。第2セット終盤こそ、フェデラーらしさが出て、第7ゲームをブレイクしますが、それでも1ブレイクダウン(第6ゲームもジョコビッチに圧倒されてブレイクを許していた)。第9ゲームもデュースまで持ち込むものの、ここでもジョコビッチがサーブ力を発揮。第2セットもジョコビッチが奪取することになりました。

第3セットは両者ともキープを続け、タイブレークになるわけですが、どちらにも相手のサービスゲームを破るチャンスはありました。ただ、ジョコビッチがピンチを招いたのは、自分でミスを重ねていただけで、最終的にはサーブでピンチを切り抜けるという、いわばひとり舞台だったのに比べ、フェデラーの場合は、ジョコビッチに攻められて、なんとか踏ん張って切り抜けるというものでした。

タイブレーク。最初に相手からミニブレイクを奪ったのはフェデラーでした。後がないフェデラーはラリーでジョコビッチを押して、ジョコビッチのミスを誘います(バックハンドのダウン・ザ・ラインのパスがネットにかかる)。2-0とフェデラーがリードします。そして、ジョコビッチがセンターへのサービスウィナーで2-1としますが、ここでもフェデラーがギアを上げて、長いラリーを制した!第1セットで見せた、あのバックスピンをかけたワイドへのバックハンドです(第1セットで観たウィナーよりも凄かった!これこそフェデラー!というもので、TV前で唸りました)。

これでフェデラーの3-1となるわけですが、ここからフェデラー「らしくない」ミスが2本続き(いずれもフォアのミス)、ジョコビッチにミニブレイクバックを許してしまうのでした。

ここからお互いサーブが炸裂してイーブンのままタイブレークが進みますが、ジョコビッチの6-5でマッチポイント。ここからフェデラーのサーブが2本だったのですが、1本目のサーブからラリーとなり、ジョコビッチのフォアが甘くなります。そこをフェデラーがクロスへフォアで強打!

が、しかし。

ボールはネットに白帯に当たって跳ね返り、フェデラーが頭の中で描いたイメージ通りにジョコビッチのコートへ落ちてくれることはありませんでした。

この瞬間、フェデラーのGS11大会連続決勝進出という記録とともに、今年の年間グランドスラム(あるいは、五輪金メダルを入れた)ゴールデンスラムの夢も消えてなくなりました。

GS10大会連続して決勝に進み、そのうち全仏でナダルに負けた以外は優勝を重ねてきたことだけでも凄いわけですが。というか、それ以前に、フェデラーがGSのSFで負けるというのは、2005年の全仏(対ナダル)で、その年の全豪もSF(対サフィン)、その前の年に遡ると、ウィンブルドン、USオープンと優勝、全仏は3回戦で敗退(対クエルテン)とはいえ、全豪では優勝ですよ。ATPの頂点にどれだけフェデラーが君臨&独走してきたかというのを改めて感じますね。

そのフェデラーからGSでも勝利を得たジョコビッチ。本当に素晴らしかったと思います。勝利にふさわしいプレーをしてくれました。この試合に関しては、完全なるフェデラー越えです。

ただし! 誰かジョコビッチにドロップショット禁止令を~(笑)!!!
フェレール戦でもやたらとドロップショットを使っていましたが、1試合で本当に成功といえるのは1本くらで、あとは甘いかネットにかけるかのどっちか。やりすぎです、ドロップショット。

ま、それは冗談として(いや、半分本気です)、フェデラー&ナダルのファンの方のがっくり度は計り知れませんが、ジョコビッチは第1シードを、ツォンガは第2シードを、しかもいずれもストレートで退けての決勝進出。明日(今日)は、決勝の舞台を飾るにふさわしい選手どうしの決戦になったと思います。

果たして、ジョコビッチはツォンガの勢いを止められるのか。それとも、ツォンガがこのまま突っ走るのか。私の予想は…そうですねぇ、ジョコビッチ3-1かな(このところ、ジョコビッチは第1・2セットを獲っても、第3セットは競るパターンが多いので)。ただし、ジョコビッチが第1セットを獲らなければ、ジョコビッチのGS初優勝は難しくなるんじゃないかなー、と。

さてさて、皆さんの予想はいかがでしょうか。

日本時間17時30分から、いよいよ決勝がはじまります!

posted by takezoh |05:54 | 全豪オープン2008 | コメント(12) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
〈全豪OP2008〉男子シングルスSF:ジョコビッチ×フェデラー

ジョコビッチついにやりましたね。SFまでの勝ち上がりを見ていて、今回は王者に勝てるんじゃないかと思っていましたが、まさかストレートで勝負がつくとは思っていませんでした。
2年目のジンクスどころか、ますます進化してNo1争いにも絡んできそう。まずは決勝でタイトルをつかみたいところでしょう。ツォンガにも頑張って欲しいけど、ジョコビッチが有利かな。

posted by 美咲 | 2008-01-27 08:16

〈全豪OP2008〉男子シングルスSF:ジョコビッチ×フェデラー

今回の対戦はジョコビッチの方が完璧だった、ということですね・・・今までフェデラーと戦って敗れた(ダビデンコ等)ここぞという時にミスをしたりで後1点、を取れなかったのがありませんでしたよね。トップクラスにいる選手達の試合の勝敗はそのほんの少しの差にかかっていたような気がします。ここぞという時のサービスエース等今回はフェデラーの完敗。

今年はこのままジョコビッチが走り続けるのか、王者のリベンジがあるのか楽しみな一年になりましたね。でもグランドスラム取らせてあげたかったな~と思うのも正直な気持ちです。ナダルがいんかったら全仏は取れてただろうし・・・フェデラーという素晴らしい選手に記録を残させてあげたかった、と思います。

posted by rieechan | 2008-01-27 08:55

〈全豪OP2008〉男子シングルスSF:ジョコビッチ×フェデラー

負けちゃいました。ふ~。悔しいのなんの。未だにです。
トーナメント中で、ずっと気になっていたブレイク後のブレイクが結局この試合の結果になったと思います。でもフェデラーはずっと落ち着いてましたね。何度ショットをネットにかけても何度ウィナーやエースをとられても、相手はジョコだし、じっと冷静に集中していました。2セット費やしてショットや感覚が良くなるのを待ってたんじゃないかと。(その段階でもうあかんのですが)で3セット目にはだんだん持ち直して、長いデュースも守って、3セット目は取るつもりでいたと思うのです。でもお互いにミニブレークがありながら、5-6になったとき、初めてマッチポイントの会場の風景に気づいて、わずかな動揺があったのかなと。勝手な妄想です。
でもジョコははじめから完璧でしたね。フェデラーはエースの在庫も尽きて武器庫の武器の種類も威力も今回は少なめだったので、あるものの中でなんとかしようとしてたけど無理でした。また再装填して戻ってきてほしいですね。
ジョコはいい武器がそろってますから、決勝も今回は絶対取らないとやばいですからがんばって欲しいです。

posted by みどり | 2008-01-27 11:50

〈全豪OP2008〉男子シングルスSF:ジョコビッチ×フェデラー

ジョコビッチが非常に好調とわかっていたし、ティプサレビッチ戦がありましたからジョコビッチ相手はやばいかも…とは密かに(…口にせずに/爆)思っていましたが、それでも、やはり決勝前にフェデラーが去るというのは正直未だに信じられない(というか信じたくないというか)…! それに、中継の関係でジョコビッチの試合はあまり通して観ていなかったので、あそこまでいいとは、ちょっと絶句。二強に割って入るだけの何かを完全に掴んで一段上がった、という印象を受けました。

それにしても、フェデラーは何で!?という様なミスが多くてそれもちょっとショックでした。勿論ジョコビッチの成長も大きいんでしょうが、やっぱり調整しきれずにオーストラリアンに入ったのが終盤にきて響いたのでしょうか。
これだけ若手が伸びてくると(既にNo.2のナダルでさえ脅かされている訳ですし)、今後もコーチなしでやっていくのは厳しいんじゃないかなぁ、と改めて思いました。Eurosportsでは「新しい世代が来た、世代交代!」と断言してくれちゃってましたが、エナン同様、もう暫くは苦しんでにせよ何にせよ、結局王者は王者だった、というところを見せ続けてもらいたいですね。何しろLondonオリンピックに意欲満々(テニスの会場はWIMBLEDON)ですから、それまで何とか頑張らないと!
年間GS、そして夢のゴールデンスラムはなくなりましたが、せっかく昨シーズンはクレーでナダルに勝ったんだし、次のフレンチ獲り(今年こそ!)に照準を絞ってまた戻ってきて下さい。本人も「負けた当夜はがっかりするけど、立ち直ってまた残りが楽しみになるよ」と言ってますし。

posted by 和洋折衷 | 2008-01-27 12:36

>美咲さんへ

やりましたねぇ、ついに。フェレール戦をまともに見ずして、フェデラーとのSFを途中から見てしまったのですが、フェレール戦をちゃんと振り返って、ほんと、納得しました。でも、まさかストレートで、ですよね。

ジョコビッチの気持ちの強さは本当にいい方向に働いていますよね。いつかこれが足元をすくうことにならないか、逆に心配になったりもしますが、今年はまだまだ暴れてくれそうです。ATPも騒がしくなりそうですね。

posted by takezoh | 2008-01-27 13:13

>rieechanさんへ

これまでは、調子が悪いながらも試合をまとめられていたフェデラーでしたが、この日のジョコビッチ相手では、それができなかったですよね。ここぞのエースが獲れないフェデラーなんて、トップに君臨してから見たことなかったのではないでしょうか。ほんの少しの差を、この日のジョコビッチは軽く越えてしまいました。

ゴールデンスラムは(4年後だと)かなり厳しくはなりましたが、まだ生涯GSも、年間GSも可能性がなくなったわけじゃないと思います(難しくはなりますが)。でも、例えそれが実現しなくても、だから逆に人々の記憶にもっと強く残ることにもなるのかな、とは思います。GS以外にもフェデラーが数々塗りかえてきた記録だけでも、すごいことですし。。。

posted by takezoh | 2008-01-27 13:19

>みどりさんへ

ブレイク後のブレイク…そうですよね。。。これまではブレイクされた後にぐっとギアを上げて、すぐさまブレイクバックするというのが当たり前になっていただけに、それが今大会では逆になっていましたもんね。

タイブレークではギアをぐっと上げてきましたが、できればフェデラーとすれば第1セットを獲っておきたかったことでしょう。ティプサレビッチ戦ほどの焦りはなかったように思いますが、私には逆にそれが気になったというか、あきらめてはいないけど、この日のジョコビッチにはかなわないという気持ちもどこかにあったのかもしれないなー、という気がしております。

フェデラーがナダルの出現によってバックハンドが磨かれたと言っているので、ジョコビッチのこの進化によって、またプレーの向上を当然ながら目指してくると思います。それがまた男子テニスの全体的なレベルアップに繋がるでしょうし、そうなっていくことを期待したいです。

posted by takezoh | 2008-01-27 13:24

〈全豪OP2008〉男子シングルスSF:ジョコビッチ×フェデラー

 いやぁ~、フェデラー、負けちゃいましたねぇ。実はちょっと今回はやばいかな、という予感もしてたんですよね。口には出さなかった(ここには書かなかった)けど。
 1・2回戦の圧勝にまず「あれっ?」と。フェデラーは1週目は省エネテニスで、2週目からギアをあげるというパターンだと思ってたんで、「1週目からギア全開なの?」とちょっと気になったんですよね。そう思ってたらティプサレビッチに大苦戦でしたし。
 一方、ジョコビッチの快調に勝ちあがってる様子。既に1度フェデラーと全米決勝で戦ってて、フェデラー相手という緊張とかプレッシャーもなくなっているだろうし、しかも今回は準決勝という条件。これは正直言って5分5分か?と。
 それでもぎりぎりのところでフェデラーが勝つだろうと思ってたんですが、そうはなりませんでした。2週目でフェデラーが負けることはないだろうという予想は、見事に外れちゃいました(笑)。
 いやぁ~、ジョコビッチ、恐るべし。さすがに一気に世代交代とは行かないだろうとは思うのですが、フェデラーの絶対王政が終わりを告げたことは間違いないでしょう。男子も戦国時代に突入するのかな。

 あ、ドロップショットで思い出したんですが、数日前に発売されたテニス技術本を立ち読みしたら、丸山薫さんが「これからはドロップショットが標準装備になる。奇策のように思われているかもしれないが、もっともっと頻繁に使われるようになるだろう」というようなことを書いておられました。
 決勝の行方は正直わかりません。ジョコビッチが取りそうな気もするんですが、ツォンガの勢いも侮れない。でもツォンガは初の決勝なので、そういう意味ではジョコビッチにアドバンテージがあるのかな。

posted by バラージ | 2008-01-27 13:26

>和洋折衷さんへ

ジョコビッチは本当に驚くほど急激に成長を遂げているなぁ、と思いました。フェレール戦でそれが明確にわかって、フェデラー戦の戦いぶりにも納得いきました。おっしゃる通り、何か掴んで一段上がった感じがしますよね。

フェデラーは確かに胃腸の具合が悪く、調整充分ではなく大会に入ったと思います。でも、やはり、これまでならそれでも勝てていたところ、そうではなくなってきているのは事実かなぁ、と。私も、コーチなしのまま、というのは厳しいかもしれないとは思います。コーチなしのままずっと来ているのは気になっていたところではあるのですが…ただ、フェデラーに合う(フェデラーが目指すところを的確にアドバイスしていける)コーチがいるのかなぁ、とも(笑)。

女子は本格的に世代交代が始まっていると思うのですが、男子はまだそうはいっても、本格的な世代交代ではないような気がしております。ニューボールズたちも頑張っていますし、ジョコビッチとナダル以外の若手はまだ激しくランキングが入れ替わっていますから、そういう状態がしばらく続くような…。Londonオリンピックかぁ・・・王者、30歳じゃ・・・いやいや、やれるやれる(笑)。

個人的には(こちらはエナンとは反対に)全仏に照準合わせると、ウィンブルドンが危うくなりそうなので、やるかなぁ、という気がしておりますが、でも、やっぱり欲しいですよね。アガシも29歳で生涯GSを成し遂げましたし、フェデラーにはまだまだ可能性は充分にあると思います。

posted by takezoh | 2008-01-27 13:34

>バラージさんへ

確かに、いつもなら、フェデラーの緒戦の戦いかたは、調整を兼ねていて、余力を残しながら、という感じでしたが…そういう意味ではもっともたる誤算はティプサレビッチ戦だったんでしょうね。ただ、1・2回戦がギア全開だったのは、直前で病気をしたからかもしれません。それで、いつもとは違う緒戦の戦いになったのかも???

>しかも今回は準決勝という条件。

これは私も思いました。決勝だとまた違っていたかも…タラレバなのですが。それでも、やっぱりジョコビッチのこの勝利は圧巻でした。やはり、昨年からの流れは続いていますよね…

それでも、私もまだまだ男子は一気に世代交代にはならないと思います。上で和洋折衷さんのレスにも書いたのですが、トップ10の選手の入れ替わりが激しくなるのがしばらく続くのかな、と。ただ、確かに絶対王政時代は終焉したと言ってもいいですよね。まさしく戦国時代突入だと思われます。

>丸山薫さんが「これからはドロップショットが標準装備になる。奇策のように思われているかもしれないが、もっともっと頻繁に使われるようになるだろう」というようなことを書いておられました。

なるほど、よくわかります。もっと早くにそうなっていてもおかしくなかったかもしれませんよね(ハードコートでも芝でもストローク主体になっていることを考えれば)。

決勝の行方は私もわからないのですが、とりあえず白熱した試合になってもらいたいなー、と思っています。すんごい楽しみです(って思っていたら、意外と凡戦になってしまったりするものですが…)。

posted by takezoh | 2008-01-27 14:11

〈全豪OP2008〉男子シングルスSF:ジョコビッチ×フェデラー

一言、残念です。

昨年はWimbledonでナダルにフルセット、US Openではジョコビッチにスコアは3-0ではあるものの、結構試合の内容としてはクロスゲームと、だんだんと内容で圧倒して勝つということができなくなってきたフェデラー。今回の全豪ではフェデラーファンの小生としては準決勝のカードは何かいやな予感がして気が気ではありませんでした。残念ながらそれは当たってしまいました。
解説の柳さんが、フェデラーは強いショットでラリーで負けないようにしている。ということをおっしゃっていましたが、小生は多少無理をしているなと感じました。あの方法はむしろスピードと正確性で上回るジョコビッチは楽に感じたのではないかとさえ思っています。フェデラーのすばらしいのはショットの多彩さと、変化をつけながらも最後には自分の形に持っていくゲームプランのすばらしさだとおもっていますが、自分の形に入る前に無理に強打をすると、ミスが多くなったり、流れの中の微妙なリズムが生まれにくく、今回のように相手の土俵で戦ってしまうような感じになりやすいのではないでしょうか?そうするとサーブ頼みになってくるわけですが、タケゾウさんが指摘していたように今回はサーブが全然迫力がありませんでした。なぜか見ていてファーストが威力がなく、コントロールもいまひとつ。やはり精神面が一番でるのがサーブですから、そのように見えてしまうのでしょうが、、、。
もちろん今後、あの早く、強いショットの中からフェデラーならではの新しいリズムを生み出していくのかも知れませんが、今回はそれができなかったことで、しっかりと自分のプレーに徹していたジョコビッチが勝ったというように思いました。

でも今年は面白い!みんながんばってほしいものです。そして、フェデラーには記録に向かってもう一度前進してほしいと思います。

posted by sorachan | 2008-01-27 15:49

>sorachanさんへ

>解説の柳さんが、フェデラーは強いショットでラリーで負けないようにしている。ということをおっしゃっていましたが、小生は多少無理をしているなと感じました。

そのあたりは、私もsorachanさんと同意見です。打ち勝とうというよりも、強引に状況を打破しようとしているというか…これがジョコビッチ相手でなければ、それも通用していたのかもしれませんが。そういう意味においても、

>あの方法はむしろスピードと正確性で上回るジョコビッチは楽に感じたのではないかとさえ思っています。(中略)自分の形に入る前に無理に強打をすると、ミスが多くなったり、流れの中の微妙なリズムが生まれにくく、今回のように相手の土俵で戦ってしまうような感じになりやすいのではないでしょうか?

確かにおっしゃる通りだと思います。サーブで崩してネットをとる以外で、ラリーからネットをなかなかとれなかったのも、自分の形で流れを作れなかったからなんでしょうね…。

しかし、この試合は本当にサーブに威力があまりなかったですよね。ジョコビッチのリターンが良くてそう見えたのもあるかもしれませんが、やはり、今日のジョコビッチは手強いというプレッシャーがあったのか…

それでも、フェデラーの王位はまだ揺るがないでしょうし、GSタイトル数は必ず抜くと思いますし、(今年はなくなりましたが)年間GSだってまだチャンスはあると思います。もちろん生涯GSも。春のマスターズ・シリーズ2大会は、昨年どちらも優勝を逃しているので、逆に久々のノープレッシャーで戦えるかもですね。

posted by takezoh | 2008-01-28 01:58

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