2008年01月15日

〈全豪OP2008〉女子シングルスTH1回戦

ジュスティーヌ・エナン(BEL)[1] × 中村藍子(JPN) 6-2/6-2
オルガ・ポウチコワ(RUS) × モニーク・アダムザック(AUS)[W] 6-4/6-0
アンジェリーク・クルベール(GER) × マレット・アニ(AUT) 0-6/6-3/6-2
フランチェスカ・スキアヴォーネ(ITA)[25] × エミリー・ロワ(FRA) 6-3/7-6(5)
シビル・バマー(AUT)[19] × タマリーン・タナスガーン(THA)[Q] 6(6)-7/6-4/6-2
シー・スーウェイ(TPE)[Q] × クララ・ザコパロバ(CZE) 2-6/6-4/8-6
アラヴァーヌ・レザイ(FRA) × カテリナ・ボンダレンコ(UKR) 7-6(4)/6-2
タチアナ・ゴロヴィン(FRA)[13] × ステファニー・コーエン・アロロ(FRA) 6-1/4-6/6-3

エナンは、試合後のプレスカンファレンスでも口にしていたそうですが、中村選手のフラットボールにやや苦労したところがありました(特に中村選手のフォアのキレがよく、ボールのバウンドが低く、非常に伸びがよい)。

立ち上がりから積極的な中村選手、エナンに2-0とリードされるも、すぐにブレイクバックして(ブレイクチャンスでは、エナンの2ndサービスにリターンダッシュを見せ、エナンのミスを誘いました)2-2に追いつきます。しかし、その後、エナンも決して楽にはキープできなかったし、簡単にブレイクしたわけではありませんが、(いつものごとく)要所でサービスエースを決め、その後は4ゲーム連取。

第2セットは中村選手が先にブレイクをし、2-0とリードするのですが、エナンがぐっとギアを上げてきて(それでも第1セットと同じように、中村選手も健闘、なんとかついていこうというプレー、姿勢は見られたものの)、残念ながら6ゲーム連取され、試合が終わりました。

予想通り、中村選手はエナンに負けてしまったのですが、スコア以上に健闘したと思います。何よりも、これまで彼女がビッグネームと対戦するときは、「最初から気持ちで負けている」という印象ばかりが残るものでしたが、今回はまったくそうではなかった。最初のポイントから(いいウィナーを奪った!)しっかり気持ちが試合に入っていっていたと思います。

中村選手自身も、この試合で得るものがあったようで、それを次につなげていきたいというコメントをしていたようですし、ぜひ、次の大会、次のGSで暴れてもらいたいと思います。

そうそう、解説の神尾米さんが試合開始直後に指摘されていましたが、エナン、サーブのときのスタンスの幅が狭くなっています(昨年まではもっとオープンスタンスだったのに、かなり狭くなっています)。なんでしょう、このほうが安定するってことで改造したんでしょうか。このあたり、どうなるか注目していきたいと思います。

しかし、鍋島アナ&神尾さんだと、なんかGAORAを観ている気分になりました(笑)。

エレナ・ディメンティエワ(RUS)[11] × ツィポラ・オブジラー(ISR) 6-2/6-2
アナベル・メディナ・ガリゲス(ESP) × ペトラ・ツェトコフサ(CZE) 7-6(1)/6-0
ジェシカ・ムーア(AUS)[W] × ジュリー・ディティ(USA) 6-3/6-2
シャハール・ピアー(ISR)[17] × レナータ・ボラコバ(CZE) 6-2/2-6/6-0
エレナ・ベスニナ(RUS) × ユリア・バクレンコ(UKR)[32] 4-6/6-1/6-4
ジル・クレイバス(USA) × チャン・ユンジャン(TPE) 6-4/6-2
リンゼイ・ダベンポート(USA) × サラ・エラーニ(ITA) 6-2/3-6/7-5
マリア・シャラポワ(RUS)[5] × エレナ・コスタニッチ・トシッチ(CRO) 6-4/6-3

この山は、だいたい順当勝ちといっていいですね。

ダベンポートは簡単には勝てなかったようですが、まぁ、久々のGSということもあるかもしれません。ただし、ストロークミスが多いのが気になります。このあたりを修正しないと、シャラポワにあっさり負けるということも考えられる、かも(まぁ、シャラポワも2ndサービスからのポイント奪取率があまり高くないので、ダベンポートにリターンを一発で決められると苦しくなるんでしょうけど)。

さて、運命の(大げさ)1戦は、明日の現地時間19:30(向こうはサマータイムなんですね、っていうことで日本とは2時間差、日本時間17:30)からロッド・レーバー・アリーナで行われます。

エレナ・ヤンコビッチ(SRB)[3] × タミラ・パシェク(AUT) 2-6/6-2/12-10
エディナ・ガロヴィッツ(ROU) × ステファニー・デュボワ(CAN) 7-6(7)/6-3
フラヴィア・ペンネッタ(ITA) × ドミニカ・シブルコバ(SVK) 6-4/5-7/6-4
ヴィルジニー・ラザノ(FRA)[30] × アシュレイ・ハークルロード(USA) 6-3/7-5
アメリ・モレスモ(FRA)[18] × タチアナ・ポウチェク(BLR) 6(6)-7/6-0/6-0
ヤロスラヴァ・シヴェドワ(RUS) × タティアナ・マレク(GER) 6-2/6-2
ケイシー・デラクア(AUS) × カリン・ナップ(ITA) 4-6/6-3/8-6
パティ・シュナイダー(SUI)[15] × リリア・オステルロー(USA) 6-3/6-3

ヤンコビッチ×パシェクの試合、なんと3時間を越えるものだったらしく(男子の5セットマッチ並みですなぁ)、いやぁ~、すごいスコアになっていますね。よく勝ったなぁ、ヤンコビッチ。そして、やはりパシェクは危険だった。そして、惜しかった、パシェク(マッチポイントも握ったそうですから)。ヤンコビッチの粘り強さはすごいなぁ。とにかく、両者にお疲れさまといいたいです。

これでヤンコビッチ、けっこう行けるかもしれませんねぇ。これだけの長い試合を制したということは、ハムストリングスの状態も心配ないということかもしれません(逆に、今回の試合が、その後のプレーに影響するってことも考えられます)。まぁ、ペンネッタやラザノもしぶとい選手なので、気の抜けない試合が続くかもしれませんが。

ニコール・バイディソバ(CZE)[12] × イオアナ・ラルカ・オラル(ROU) 6-3/6-0
アリシア・モリク(AUS) × カイア・カネピ(EST) 7-6(4)/7-5
タチアナ・ペレビニス(UKR) × マディソン・ブレングル(USA)[W] 7-5/6-2
杉山愛(JPN) × ベラ・スボナレワ(RUS)[23] 6-3/1-1 Ret.
ビクトリア・アザレンカ(BLR)[26] × アクグル・アマンムラドバ(UZB) 6-2/7-5
サンドラ・クローゼル(GER)[Q] × ユリア・シュラフ(GER)[Q] 6-1/6(1)-7/6-4
ユアン・メン(CHN)[Q] × エカテリナ・イワノワ(RUS)[Q] 4-6/6-4/6-2
セリーナ・ウィリアムズ(USA)[7] × ヤルミラ・ガイドソバ(AUS)[W] 6-3/6-3

まず、杉山さん。ズボナレワのプレー、左足首の影響はあるなぁ、とは試合開始直後から思いましたが、そのことに気をとられずに、自分のプレーに徹していて(杉山選手も、試合後、そこを気をつけたと言っていました)、ズボナワレのサーブの調子がどうだとか、動きがどうだということよりも、杉山選手のプレーが目を引いた試合だったと思います。

杉山さんのウィークポイントはサーブとフォアハンドになると思うのですが、この試合は、そのいずれも安定していたと思います。サーブは、ダブルフォルトはありましたが、コースも深さもよかったし、ストロークではフォアが安定しているので、ズボナレワの重いボールも関係なく、主導権を握るシーンが多かったです。

得意なはずのネットプレーで凡ミス2つ(スマッシュとボレー)はありましたが、まぁ、このあたりはたぶん、杉山さん自身も反省材料としていることでしょうし、すぐに修正できるレベルだと思います。

ズボナレワが第2セットの序盤でリタイアとなって、あんまりすっきりしない勝ち方ではありますが、杉山さんのプレーの内容が良かったですし、解説でも言われていましたが、ズボナレワが足首を痛めていなくても、いい試合をして勝っていたんじゃないでしょうか。この調子を維持して、2回戦も突破してもらいたいです。

それからセリーナ×ガイドソバ。ガイドソバ(WOWOWではガジョソバ)は昨年まで(?昨年の途中まで?)スロバキアかどこかの選手だったと思いますが、今年はオーストラリア国籍で登場。けっこう恰幅のよい選手だけど、なかなかやるっつーのは、たぶん昨年だったか、ウィンブルドンかUSオープンあたりのヤンコビッチ戦で観た記憶があります。で、今回も、地元選手ということで、観客の声援をいっぱいに受けて、ロッド・レーバー・アリーナで元女王に挑みました。

で、今回も、その素材の良さは存分に出していたと思います。特に、バックハンドのダウン・ザ・ライン、フォアのダウン・ザ・ラインへウィナーを奪うところは、その威力、キレに感嘆させられました。しかし、ここ、というところのポイントで、特にサーブが決まらず、それがせっかく自分のリズムでプレーしていたのに手放す原因になってしまいました。

一方、セリーナは、試合序盤はゆる~りとプレーをしていたように思いますが、ガイドソバのリズムになりはじめ、どんどんギアを上げるようになりました。そして、やはり、サーブ。ここぞというところで決まるんですよね。これがいちばんの違いでしたでしょうか。2006年USオープン、昨年全豪で、下半身のキレがないのがかなり目立ちましたが、それもだんだん絞れつつあるようですし、まだまだ波乱はなさそうです。

アザレンカが快勝しているようなので、彼女がどうセリーナと戦うかが楽しみです。セリーナもスロースタートというわけにはいかなくなるかもしれません。

posted by takezoh |22:05 | 全豪オープン2008 | コメント(6) | トラックバック(0)
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〈全豪OP2008〉女子シングルスTH1回戦

はじめまして。メルボルンの情報を集めていたら
こちらのサイトを知りました。

ダベンポートは苦戦というか、エッラーニの成長
が素晴らしいと思います。(実際にバリでも
いい勝負をしていましたし)
私は実はロランギャロの二週目にチェコの
プレロフの75000ドルの
チャレンジャーでエッラーニを見ていたのですが
よく走れるし、メンタルの強さを感じます。
私はイタリア語なので彼女とすぐに親しく話せる
ようになりましたが、彼女はクレーとハード
では面白いプレイヤーになると思います。
二年後が楽しみです。

ガイドソーバですが、ジュニアでトップクラス
の時に岐阜の五万ドルとミラノのジュニアの
イタリアンオープンで会ったのですが、ジュニア
からプロに移行する過程でかなり手間取った感じ
をしたのですが、ようやく壁を突き抜けた感じ
がします。これからが楽しみです。

posted by yasu | 2008-01-15 23:35

〈全豪OP2008〉女子シングルスTH1回戦

 中村選手は、インタビューなどを見ても、ある程度納得のいくプレイができたようですね。まぁエナン相手では敗退そのものは仕方がありません。ズボナレワは欠場しなかったんだ。ともかく杉山選手、勝って何より。
 ヤンコビッチは予想したとおりやばかったですね~。2回戦は楽そうな相手なんで一息つけるかな? 一方、パシェクは惜しかったねぇ。
 シャラポワ対ダベンポートも楽しみだし、セリーナも問題ないようですね。

posted by バラージ | 2008-01-15 23:58

〈全豪OP2008〉女子シングルスTH1回戦

初日からヤンコビッチVSパシェクの試合を午前4時半まで見てしまいました。
ヤンコビッチはいつもよりフットワークが悪いというか球に追いついていない場面が多かったので、ハムストリングスを痛めた影響が残っているかもしれません。しかもダブルフォルト連発で第1セットを落とした感じ。踏ん張りがきかなかったのかな?
それでもあきらめずに試合をひっくり返した根性はすごい!第3セットパシェクのマッチポイントになった時、正直負けたなと思いました。
しかしそこからがすごかった。何とか追いついて6-6にしてからはブレーク合戦。ハラハラドキドキさせてもらいました。二人とも本当にお疲れ様でした。

posted by 美咲 | 2008-01-16 08:46

>yasuさんへ

はじめまして、コメントありがとうございます。

そうですか、エラーニのプレー、見ごたえあったのですね。私はWOWOWのダイジェストでちらっと彼女を観ただけですが、スキアヴォーネとかペンネッタなんかと同じように、粘り強いイタリア人選手らしい選手だなぁ、と感じました。これから、注目してみたいと思います。

ガイドソバも、いきなりトップシードだったのはアンラッキーですが、ドロー次第でもっと勝ち上がってきそうなニオイがぷんぷんしました。かなり恰幅はいいですが、フットワークもいいんですよね。あのバックハンドのキレは本当に素晴らしかったです。昨年のセリーナだったら危なかったんじゃないかと思いました。

posted by takezoh | 2008-01-16 16:44

>バラージさんへ

エナン×中村選手の試合は、スコアこそ6-2/6-2ですが、6-4/6-4くらいの印象です。気持ちも最初から最後までまったく負けていなかったと思います。これを次に繋げてもらいたいですよね。

杉山選手、2回戦も突破したようですし、安心しております。

そして、ヤンコビッチ。いやぁ、危なかった。よく勝ったなぁ、と思いますよ。逆にパシェクはあともうひと息。アザレンカ、ウォズニアキ、パシェクらの若手は、本当に今年、ブレイクするかもしれませんね。楽しみが増えます。

女子はバルトリが初戦でシードダウンですが、あとはほとんど順当に勝っているようです。これから激戦が続きますね。まずはダベンポート×シャラポワです。どきどきです。

posted by takezoh | 2008-01-16 16:48

>美咲さんへ

やはりヤンコビッチはハムストリングスの影響がありそうなのですね(2回戦は快勝したようですが)。マッチポイントを握られても、そこから逆転するとは…。粘り強さはヤンコビッチの真骨頂かもしれませんねぇ。パシェクは残念でしたが、まだ若いですし、これからに期待です。

朝まで観戦、お疲れさまです。今頃、睡魔に襲われているんじゃないでしょうか。GS時期は生活のリズムがむちゃくちゃになってしまいますよね。体調崩さないように気をつけてくださいね。

posted by takezoh | 2008-01-16 16:51

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