2008年01月05日
ダベンポート、李娜、そしてヒンギス
ABSクラシックの決勝は元世界1位のダベンポートと、フランスの若手、アラヴァーヌ・レザイとの対決でしたが、たった51分(6-2/6-2)で決着がつきました。ダベンポート、これで復帰後4大会中3大会で優勝ですよ。出場しているのがティアIIIとかティアIVの大会が多いとはいえ、昨年末なかなか調子の良かったハンチュコバに勝っての優勝とか、勢いがあって近い将来トップ10に入りそうな若手もモノともしないスコアで勝つとか、いやもう、すごい。さすがです。 もっとすごいのは、復帰後19試合中、18試合でブレイクポイントなしというところ(EUROSPORT.comの「Davenport storms to Auckland title」参照)。そりゃまあ、あの長身ですし、もともとサーブ力は素晴らしいものがありますけれど。だいたい、唯一ブレイクされて負けたチャイナ・オープンのヤンコビッチ戦だって、内容自体はヤンコビッチよりもダベンポートのほうが良かったんですよね(あのときはダベンポートの形でラリーをしているのにミスというシーンが多くて、ヤンコビッチにポイントを与えてしまった印象が強い)。
全豪のドロー発表、すんごく楽しみ。 他の選手は戦々恐々とした時間を過ごすことになりそうですけど。 そうそう、表彰式では愛息ジャガー君がまたまた登場しています(↓)。
むっちゃ可愛い(そしてダベンポートにそっくりな)んですけど、妙に貫禄あり(笑)。 そして、モンディアル・オーストラリアン・ウィメンズ・ハードコートは、李娜がアザレンカを4-6/6-3/6-4で下してWTA2つ目のタイトルを手にしました(EUROSPORT.comの「Li wins comeback crown」参照)。 第1セットはアザレンカが初タイトルに向けていい滑り出しを見せたようなのですが、第2セットは李がアザレンカからミスを誘い出してセットオールに戻す。第3セットは競った内容になったそうですが、長い長い第8ゲームをキープした李が、次の第9ゲーム、見事なバックハンドのウィナーでアザレンカのサービスをブレイク。第10ゲーム、最初のポイントはアザレンカに行きますが、結局、アザレンカは挽回できず、バックハンドのスライスをアウトにさせて、試合終了。 ちなみに、試合終了の瞬間、李は優勝が決まったのがしばらくわからず、主審がスコアをコールして気づいたらしいです(第10ゲームの最初のポイントも、主審のオーバールールのコールが聞こえなかったらしい)。それだけ試合に集中していたということなのでしょうか。 とにかく、李は今年も活躍を見せてくれそうな、いいスタートを切りましたね。全豪も楽しみです。 最後に、昨日、ヒンギスのニュースが出ていたので、少しだけ。 AFPにも海外のメディアのニュースがすぐに訳されて出ていたので、そちらを紹介しておきます。 結局、ヒンギス側が主張していた、サンプルは自分のものではない、という主張は認められなかったようですね。それにしても、2007年10月1日から2年間出場停止って、ヒンギスはすでに引退を表明しているんですけど…それでも出場停止の処分になるのですねぇ。なんか、不思議(もちろん、ニュースにもあるように、それだけではなく、2007年のウィンブルドン3回戦までのポイントや記録、それ以降に出場したポイント、記録も抹消。獲得した賞金も返還しなくてはならないのですが)。 と思っていたら、ヒンギスのエージェント、Mario Widmer氏が「彼女はすでに引退をしているので、そのジャッジは意味のないものだ」とコメントしているようで(ESPNの「Tennis federation bans retired Hingis two years」より)。 今回のITFの発表については、WTA会長、ラリー・スコット氏は、アンチ・ドーピングのルールは尊重しないといけないし、ルールを支持するとしながらも、ヒンギスは世界のテニスファンにとって特別な存在で、今回のニュースは非常に寂しく思うという、複雑な心境を述べているようです(EUROSPORT.comの「Hingis gets two years ban」参照)。スコット氏のコメントは大半のファンの気持ちを代弁しているように思います。 なお、ヒンギス側は3週間以内に処分に対する不服を申し立てることができるということですから、そのうち、ヒンギス側から何らかの発表、もしくはアクションがありそうです。
posted by takezoh |19:08 |
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ダベンポート、李娜、そしてヒンギス
いやぁ、ダベンポート、すごいっすねぇ。全豪では、同じ山に入ったらシード選手たちも嫌でしょうねぇ。ちょっとした台風の目になるかもしれませんね。
去年は苦しんだ李娜も調子が戻ってきましたね。北京五輪に向けて中国にとっては明るい材料でしょうか。しかしその李を相手に第1セットを取ったアザレンカも大健闘。ひょっとしたら今年はブレイクの年になるかも。楽しみです。
そしてヒンギスについては、ようやく話の新たな進展が見えたという感じでしょうか。引退しちゃったヒンギスですが、万が一「やめるのや~めた」と戻ってくる可能性も全くないとは言えないので、一応出場停止処分も必要になるんじゃないんですかね?
あ、そういえば「デ杯のロシア対ドイツ戦でハースが毒を盛られた疑惑」については、結局ハースの検査の結果、「シロ」ということになったようですね。
posted by バラージ | 2008-01-06 01:18
>バラージさんへ
すごいですよねぇ、ダベンポート。まぁ、戦列を離れていたのは1年未満ではありますが、出産直後、そんなに準備もしていないと思われるなかでのこの成績。いったんツアーを退いてからはゲスト解説とかやっていたみたいですから、イメージは頭のなかに常にあったのかもしれません…にしてもすごいですが。全豪はどこに入るかで、荒れる可能性、大ですよね。
李も復活したようで、北京五輪に向けて中国テニス界も喜んでいることでしょう。アザレンカも李から最初のセットを奪ったのはお見事ですよね。ほんと、ブレイクあるかもしれません。
>万が一「やめるのや~めた」と戻ってくる可能性も全くないとは言えないので
なるほど、そこですか(笑)。というのは冗談かもしれませんが、あまり前例のないパターン(陽性反応が出る→引退)なので、そのあたりの裁定もとりあえず現役扱いのものを当てはめるしかないのかもしれませんね。
ハース毒事件の結果のニュース、そういえば、昨年どこかで目にした記憶があります。万が一、何か毒物を知らず知らずに摂取していたとしても、あれだけ時間があいていると、毛髪検査をしても出ないんじゃないかとも思ったのですが、いずれにしても、変な方向に話が行かずに良かった(?)です。というか、ハースはもう体調大丈夫なんでしょうか…。
posted by takezoh | 2008-01-06 19:56


