2008年01月04日

今年も混戦を予想させる女子QFの結果

WTAの2大会、ゴールドコーストとオークランドでは、ベスト4が出揃いました。

まずは、それぞれのQFの結果を見て行きたいと思います。

【モンディアル・オーストラリアン・ウィメンズ・ハードコート】
李娜 × ニコール・バイディソバ[1] 6-3/6-3
シャハール・ピアー[5] × ディナラ・サフィナ[3] 4-6/6-1/7-6(8)
パティ・シュダイナー[4] × アメリ・モレスモ[6] 6-4/6-4
ビクトリア・アザレンカ × ドミニカ・シブルコバ 6-1/3-6/6-3

【ABSクラシック】
マリア・エラコビッチ[WC] × ベラ・ズボナレワ[1] 6-3/2-6/7-6(5)
タミラ・パシェク[6] × マリア・キリレンコ[2] 6-1/6-3
アラヴァーヌ・レザイ × カタリナ・スレボトニク[3] 6-1/6-3
リンゼイ・ダベンポート × サラ・エラーニ 6-3/6-3

ゴールドコーストのQFですが、李娜がバイディソバを破ったことに驚きはありません。昨シージンは中盤あたりから怪我の影響で好成績を残すことができなくなり、終盤はツアーから離れていましたが、春先までは前年の勢いそのままに好成績を残し、一度はトップ10に入った選手。優勝してもおかしくないと思います。ただ、バイディソバがこのスコアで負けたというのはやや不満。李娜に劣らない実力がある選手。負けてもフルセット、くらいのスコアまで競ってほしかった…

と、思っていたら、どうやらバイディソバ、第1セットの途中で足首を痛めたとのこと(EUROSPORT.comの「Mauresmo blow」より)。あぁ、そうなのか。ならば仕方ない。試合後は、負けたのは負傷によるものではなく、李娜が素晴らしいプレーをしたからだ、足首を痛める前に李娜は自分のプレーを上回っていた、とコメントしているようです。まだ10代なのに、大人のコメントするなぁ。

なお、足首の負傷はシリアスなものではないとのことですが…ちょっと気になりますね。昨年は全豪でSFまで勝ち進みましたし、今年はさらにその上をという期待が本人にも周囲にもあることでしょうから、ここでの負傷は痛い。開幕まで1週間ちょっとありますから、とりあえず治療に専念してください。

ピアー×サフィナは、まぁ、どちらが勝ってもおかしくないと思うのですが、サフィナ、なんとこの試合で13本ものダブルフォルトをおかしてしまったそうです。しかも、最終セット、5-4から3つもマッチポイントがあり、タイブレークでもさらに2つのマッチポイントがあったらしいんですよね。なのに逆転を許してしまった。本人いわく、「集中力をもっとつけなければいけない」「トップ10選手になりたければ、考えながらプレーするのはやめないと」とのことです。集中力か…兄妹ともに、これ、永遠の課題なのかも??

そして、モレスモ。1時間16分で敗戦か…。
WTA公式サイトのQFラップを読むと、なんとまぁ、第1セットはシュナイダーがいきなり5-0とリード。モレスモも挽回して4ゲーム連取したそうですが、あと一歩届かず。第2セットは第1セットとは打って変わって、どちらに転ぶかわからない展開。結局、たったひとつのサービスブレイクが勝敗を分けることになったそうです(そして、シュナイダーが最初のマッチポイントをすんなり決めてSF進出)。

昨年から試合の入り方が悪くなっているような気がするモレスモ。まだまだ波に乗り切れずにプレーしているのかなぁ(映像ないんで、いまひとつわかりかねますが)。全豪で昨年のサファロバ戦の再現がないことを祈ります。

アザレンカは、シード勢が初戦で敗退してくれたことで、他の7名に比べるとやや楽なドローではありますが、それでもここまで勝ち上がってきたのは立派。ピアーとのSFは最大の難関になるとは思いますが、そこを突破すれば、今年は本当にブレイクしてしまうかも。要注目ですね。

次にオークランドの大会ですが、エコラビッチって誰よ(笑)。WTAのQFラップによると、エラコビッチはこの日まで、WTAツアーでは2回戦以上勝ち進んだことがなかった19歳の選手。地元ニュージーランドの選手がこの大会でSFに進んだのは、1990年のベリンダ・コードウェル以来の出来事とのこと。

試合ですが、第1セットはエラコビッチが素晴らしいスタートを切り、奪取。しかし、ズボナレワも一度は世界ランク11位まで上がった選手ですからねぇ(しかも、今大会第1シードですし)。第1セットを獲られてからはその実力をいかんなく発揮したようで、第2セットを奪い返す。第3セットはかなり白熱した内容になったようで、タイブレークにもつれ込み、緊迫した状況のなかで試合を制したのはエラコビッチだった、と。

こういう状況になると、地元選手への後押しがすごそうだなぁ。
地の利を生かして、勝てる選手もすごいけど。
ぜひとも、次の試合も頑張ってもらいたいものです。

そして、そして、何といっても、17歳のパシェク。

キリレンコも昨年後半、調子を上げてきていたのですが、なかなか爆発できないのが悩みのタネ。パシェクが勝ってもさほどの驚きはないものの、スコアを見ると、ええっ、そんなにキリレンコを圧倒したのか!と思ってしまいます。次なる相手はダベンポートですよ。ダベンポートはメディナ・ガリゲスとはフルセットまで行ったようですが、いまのところすいすい勝ち進んでいます(まぁ、他の選手よりもドローに恵まれたのかもしれませんが、それを当たり前のように勝っているから、さすがです)。この10歳以上も離れている二人の対決は、興味を非常にそそられる。ゴールドコーストのアザレンカとともに、注目カードになりますね。

それにしても、今週、アザレンカとパシェクが主役になると、WTAツアーは今年、混戦に拍車をかけること必至だろうなぁ。いやぁ、面白そうだ。

posted by takezoh |01:29 | テニス | コメント(2) | トラックバック(0)
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今年も混戦を予想させる女子QFの結果

 パシェクは実力もさることながら、外見が17歳とは思えない貫禄です(笑)。とてもアザレンカの2歳下とは思えません。ウォズニアッキと同い年でしょうか? 各選手とも全豪までにうまく調整してきてほしいところですね。

posted by バラージ | 2008-01-05 01:04

>バラージさんへ

確かに、パシェクはすでに貫禄ある風貌ですよね(笑)。WTA公式サイトのプロフィールを見ると、パシェクもウォズニアキと同じ1990年生まれでした。残念ながらダベンポートに負けてしまったようですが、今年、かなり期待できそうですね。

そして、アザレンカがピアーを破りました。ブレイクの年になりそうでしょうか。李娜との対決、非常に楽しみです。

posted by takezoh | 2008-01-05 03:30

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