2007年11月08日

〈SEC〉ラウンドロビン第1日目

日本での放映が試合のあった翌日の午後18:00~24:00、して、その2時間後に次の日の試合が現地ではじまるというスケジュールのため、試合を観た感想が丸1日くらい遅れます。ご了承くださいませ。

で、大会1日目。初日ということで、全体的にまだ調子が上がっていないのか、全体的に面白みにかける試合が続いたような気がします。ま、仕方がないですね。みんな初戦はコート・コンディションに慣れなければいけないというのもありますし(マドリッド・アリーナは空気圧が薄いせいか、ボールも飛びやすいといいますから)、選手によっては初出場とか久々の出場で緊張もあるでしょう。

ということで、ざっくりと3試合のもようと感想を。

ジュスティーヌ・エナン[1] × アンナ・チャクヴェタゼ[7] 6-1/7-6(4)

久々に不調のエナンのプレーを観た、という感じです。ストローク自体はさほど悪いという感じではありませんでしたが、とにかくサーブが絶不調。何度か、トスアップをやり直すシーンもありましたから、まだしっくり来ていないかも(あと、実況・解説でも指摘されていましたが、ボールパーソンとの息が合ってない。なので、いつもはもっとサーブとサーブの間、ポイント間のリズムが早いのに、この日は「間」があったと思います。これが影響していたのかもしれません)。

ただ、エナンは要所で1stサービスを入れられる(もしくはエースを獲る)ことができるし、2ndでも非常に攻撃的でコースを考えたサーブが打てるため、多少、確率が悪くても大丈夫なわけですが。あとは、チャクヴェタゼのプレースタイルのせいで、リズムが掴みにくいというのもあったでしょう。

一方、チャクヴェタゼ。やはり、立ち上がりは初出場という緊張感があったと思います。しかも、相手はエナンだもんなぁ。いいコースに配球しているのだけれど、狙ったときにミス、というのが多かった。これで第1セットは6-1とエナンに2ブレイクを許して大差で持って行かれてしまったと思います。

第2セットに入り、チャクヴェタゼが2ゲーム連取(第2ゲーム、チャクヴェタゼは攻められても粘ってエナンのミスを誘い、最後はエナンがダブルフォルトでゲームを落とした)。これで乗っていきたいところなんですが、そうさせないのがエナン。試合を通してバックハンドがあまり冴えていなかったのですが、要所で決める勝負強さ。サーブではボディを狙ってまともにリターンをさせない。また、相手のサーブのコースを読んで叩きに行く。こうして3ゲーム連取、あっという間に形勢逆転。

が、しかし、サーブが絶不調のエナン。第6ゲーム、3本のダブルフォルトをおかして、ゲームを落としてしまいます(3本目のダブルフォルトでブレイクされる)。このあたりから、ようやくチャクヴェタゼらしいプレー、というか、ポイントを奪いに行ったショットのミスが格段に減り、エナンと互角の戦いをするようになります(試合を通して、チャクヴェタゼの(エナンに攻め込まれたときに)押し返してくるボールが深く、しかも、あまり回転がかかっていない、すらーっと滑って伸びてくるため、エナンは食い込まれてボールをネットにかける、というシーンが多かった)。そして、タイブレークに突入します。

7ポイント目まではそれぞれ持ち味を出して相手にミニブレークを許さず、3-4からチャクヴェタゼのサーブ2本というところで、とうとうエナンがミニブレーク。そこまで、ポイントを獲れなくても先手必勝、自ら攻撃を仕掛けるエナンが、最終的にはチャンスをものにしたという感じでしょうか。バックハンドで叩いたリターンに対してチャクヴェタゼのバックハンドがネットにかかります。この1ミニブレークが最後まで響きました。必死でチャクヴェタゼも攻めるのですが、ウィナーを狙ったボールが入らない。最後はエナンの1stサービスに対するバックのリターンがアウトとなって、試合が終了しました。

経験の違いというのもあるでしょうが、やはり、獲りたいところでポイントが獲れるのとそうでないというのは大きな差だなぁ、と思った試合でした。絶不調のなかでストレート勝ちしたというのは、エナンにとっては大きい。

チャクヴェタゼは負けたものの、1試合こなして、緊張もとれたと思いますから、次の試合に期待したいと思います。


マリア・シャラポワ[6] × ダニエラ・ハンチュコバ[8] 6-4/7-5

勝ち負けは別として、ハンチュコバのプレーを非常に楽しみにしていたのに、がっくり…オールド・ハンチュコバに戻っちゃいました。また、フットワークがおろそかになっとるやないか(苦笑)!!まぁ、シャラポワへの苦手意識っていうのが染み付いてしまっているのかもしれませんが。それと、1stサービスの入りが悪かったという影響もあってか、そこから早い展開で(アグレッシブに)ポイントを奪いに行く展開がほとんどなかった。ぜんぜん自分から攻撃を仕掛けないんやも~ん、あかんや~ん。

一方、シャラポワはチャレンジャー精神で、どんなときも攻撃あるのみ、ミスしても守りに入らない!という姿勢が伺えました。サーブの調子もさほど悪くなかった(ところどころ、やや弱気になるとダブルフォルトが出てしまうところは、まぁ、まだしょうがないか)。1ポイント、1ポイント、ぐっとこぶしをカタく握り締めて自分を鼓舞するシーンがなんとも印象的。そうそう、Newウェアで登場しましたね、シャラポワ。袖ありウェアでワンピースじゃないという格好、いままでなかったんじゃないですか?なんか、お嬢様ルックというか女学生ルック(「ルック」って/笑)で、なかなかお似合いでした。

第2セットはハンチュコバにもチャンスがあったし、よくついていったと思います。先に第3ゲームをブレイクされて、第9ゲーム、5回のデュースをしのいでキープ(シャラポワにマッチポイントが2回あった)、次の第10ゲーム(シャラポワのサービング・フォー・ザ・マッチ)でも粘って2回のマッチポイントを凌ぎ…というか、このゲームに関しては、シャラポワも勝ちたい気持ちが先に走って緊張したのか、今季を象徴するような自滅(ダブルフォルトでゲームを落とす)だったわけですが、そこまででした。終始、攻撃を自分から仕掛けていくシャラポワが第11ゲームを再びブレイクし、第12ゲームではここぞというときに1stサービスをいいコースに入れて、5回目のマッチポイントをしっかりモノにして試合終了、ということになりました。

ハンチュコバには、もっと攻撃的なプレーを展開してもらいたかったなぁ。残念。
しかし、本当に手足が長くて、バービー人形みたいだ(笑)。

シャラポワは1勝できて、ほっとしたんじゃないでしょうか。このままラウンドロビン、突破できるかも。


アナ・イワノビッチ[4] × スベトラーナ・クズネツォワ[2] 6-1/4-6/7-5

初日の6選手のなかで、立ち上がりからキレが一番あったのがイワノビッチでしょうか。この二人、お互い、どちらかというとスロースターターだと思うのですが、クズネツォワのほうがスローすぎた(笑)。相変わらずフォアが冴えているイワノビッチに押されていた上に、まだ気持ちも調子も上がってこないクズネツォワがあれよ、あれよという間に、イワノビッチに大差をつけられて第1セットを持って行かれてしまったという感じです(あと、イワノビッチはかなり積極的にネットに出ていました。まだまだ不器用さが残り、観ているほうとしてはドキドキさせられるのですが、まぁ、彼女のあのフォアやサーブがあれば、こういう展開は楽に勝てる要素になるので、これからもどんどんトライしてほしいと思います)。

第2セットの序盤もまだ第1セットをひきずったまま、クズネツォワは第2ゲームもブレイクを許して、イワノビッチに3ゲーム連取されるのですが、ここからようやくクズネツォワがギアを上げてきます。そして逆に5ゲーム連取して、第2セットを6-4で獲る。

第3セットも第2セットと同じような展開。イワノビッチが3ゲーム連取すると、クズネツォワが3ゲーム獲り返す。ただ、どちらかが相手を圧倒する、というよりは、どのゲームもお互い簡単にはキープできない。ほぼ互角の戦いを繰り広げていました。

ラリーではどちらかというと、イワノビッチのフォアが炸裂気味で、クズネツォワはかなりベースライン後方に下げられることが多かったのですが、それでもじわじわとクズネツォワがリターンからもプレッシャーをかけて、イワノビッチを追い上げる。そのせいで、イワノビッチは第2・3セットでのミスが増えていきます。

そして、クズネツォワは第9・13ゲームとブレイクまであとひと息のところまで攻めていたのですが(第9ゲームは40-0からデュースに持ち込む)、第9ゲームでは自分から攻撃したショットでミスをし、ブレイクチャンスを掴めず。第11ゲームでは1・2回目のデュースでブレイクポイントを掴みますが、いずれも生かせず。結局、イワノビッチが6回のデュースの末にキープに成功。これで、逆にクズネツォワのプレッシャーになったのか。第12ゲーム、自分から攻撃するところでミスを重ねて、ラブゲームでイワノビッチにブレイクを許し、試合そのものも渡してしまうことになってしまいました。

う~ん、クズネツォワ。厳しくなってきたなぁ。

関係ありませんが、クズネツォワ、こないだニュー・ヘイヴン(パイロット・ペン)の決勝をようやく観たのですが、ベンチでウェアを着替える!という衝撃のシーンを目にしてしまいました。女子なのに…。実況をしていたGAORAの星野アナも「おおっと!」と言ったあと、「・・・・・・・・」となっていたのには笑ってしまいました。

あと、シャラポワもNewウェアで登場しましたが、イワノビッチもNewウェア(アディダス)でしたね(鮮やかな水色のワンピースで、裾がバルーン・タイプのもの)。実況・解説で「(体型が)すっきりした」「体を絞ったのかも」という話をしきりにされていましたが、確かに、ちょっと体がシェイプされつつあるなぁ、という印象はあるものの、このウェアがさらにそれを引き立てているのかも、と思いました。え~、エナンは相変わらずあのアディダス・ウェア1本で通しています(笑)。

posted by takezoh |04:21 | テニス | コメント(4) | トラックバック(0)
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〈SEC〉ラウンドロビン第1日目

昨日今日と、家に帰ってTVを付けたらイワノビッチの試合をやっていて最後のほうだけ見れました。昨日はお誕生日だったそうで、勝利で飾れてよかったね。そして今日は2勝目。SF進出が見えてきました。頑張れアナちゃん!(チャクベタゼもアナちゃんなのでややこしい)

posted by 美咲 | 2007-11-08 09:06

〈SEC〉ラウンドロビン第1日目

 エナンは不調だったんですか。それでもストレート勝ちなんだもんな~。ヤンコビッチも(スコアを見る限りでは)エナンに完敗だったようですね。テニス365の記事によると、ヤンコビッチは相変わらずキレまくってたとか(笑)。
 そしてまさかと言うべきか、またかと言うべきか、セリーナが対チャクエターゼ戦でなんと棄権。補欠のバルトリが代わりに出るそうですが、エナンにすればウィンブルドンのリベンジをする大チャンス? それとももう勝ちぬけが決まったので省エネ試合?
 残り1人は誰が勝ち上がるのか、またわからなくなりましたね。

 ハンチュコバはイバノビッチにも負けて早くも2敗。残る対クズネツォワ戦ではいいところ見せてほしいなぁ。
 シャラポワのウェア見ましたが、可愛いじゃないですか! 個人的には、全米の赤い「お水」系ドレスよりよっぽどいいと思います。

posted by バラージ | 2007-11-09 00:17

>美咲さんへ

 そうそう、そうなんですよね、イワノビッチは20歳の誕生日だったとのことで。顔つきもずいぶん大人っぽくなってきたような気がします。
 ハンチュコバにも勝って、シャラポワも2勝になったので、決勝ラウンド進出も決まって良かったですよね。USオープン以降はちょっと調子が落ちていたところもありましたが、どんどん強くなっているようで、シャラポワとの対戦がとても楽しみです。

posted by takezoh | 2007-11-09 22:14

>バラージさんへ

 初日ということと、チャクヴェタゼのプレーにリズムを掴みにくかったこと、サーブがいまひとつ(これは結局、3日目になってもパーセンテージが低いままではありますが、印象としては初日がいちばんサーブの調子が悪いというか、リズムが悪かったです)で、まだ全快モードではなかったです、エナン。チャクヴェタゼは第2セット中盤からかなり盛り返してきたんですけどね…第1セットからそれができていれば、もっと競ったスコア、内容になったと思います。次にエナンと対戦するときは、頑張ってもらいたいです。
 バルトリとの試合は省エネどころか、ウィンブルドンの屈辱にメラメラ燃えた感じですよ(笑)。まだ試合の映像を観られていないのですが、一度もブレイクチャンスを与えずにダブル・ベーグルって…ほんと、怖い女です。

 シャラポワのNewウェア、かわいらしいですよね。ええ、もう、絶対にUSオープンの赤いネグリジェより何百倍もいいと思います!

posted by takezoh | 2007-11-09 22:19

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