2007年10月18日

チューリッヒOPも波乱スタート

 女子も男子同様、まだツアー最終戦のすべてのスポットがこの時期になっても埋まらないわけですが、男子と違うのは、ツアー最終戦にすでに出場が決まっている選手が続々と消えていっていること。まぁ、ヤンコビッチはただ単に出すぎなのと、バンコクで熱中症になったことが原因か、と。イワノビッチは、う~ん、躍進はしたし、それなりにツアーで優勝もするけれど、ヤンコビッチほどの安定感はないという感じでしょうか(そういえば、USオープンの前のロジャーズ・カップでも早々に負けたしな)。

 とりあえず、ここまでの勝ち上がり(1回戦と2回戦)をチェックしてみます。

【1回戦】
ベラ・ズボナレワ × カリン・ナップ[Q] 5-7/6-2/6-アグニエシカ・ラドワンスカ[LL] × シャハール・ピアー 6-4/6-3
ダニエラ・ハンチュコバ[7] × ディナラ・サフィナ 7-6(2)/7-6(4)
ニコール・バイディソバ × カタリナ・スレボトニク 6-4/6-2
アリョーナ・ボンダレンコ × ティミア・バシンスキー[WC] 1-6/6-3/6-3
アメリ・モレスモ[8] × エレーニ・ダニリドゥ[Q] 6-4/4-6/6-3
マリオン・バルトリ[9] × 彭帥[Q] 6(4)-7/6-0/6-1
ミカエラ・クライチェク[WC] × サニア・ミルザ 6-1/6-4
タチアナ・ゴロヴィン × マリア・キリレンコ[WC] 6-3/6-4
パティ・シュナイダー × セリーナ・ウィリアムズ[6] 6-0/3-0 Ret.
フランチェスカ・スキアヴォーネ × エレナ・ディメンティエワ 4-6/6-1/4-2 Ret.
シビル・バマー × カタリナ・ボンダレンコ[Q] 6-2/6-2

【2回戦】
ニコール・バイディソバ × エレナ・ヤンコビッチ[3] 6-4/6-4
アリョーナ・ボンダレンコ × アメリ・モレスモ[8] 2-6/6-4/6-1
マリオン・バルトリ[9] × ミカエラ・クライチェク[WC] 6-4/6-1
タチアナ・ゴロヴィン × アナ・イワノビッチ[5] 6-3/6-1

 まぁ、ヤンコビッチの相手はバイディソバ、イワノビッチの相手はゴロヴィンなので、仕方ないところもあるかな。バイディソバもゴロヴィンも、本来ならば、トップ10に入って、ティアIでもシードがついていてもおかしくない選手です。それが、今季はバイディソバの場合は病気でしばらくツアーを離れましたし、ゴロヴィンも故障で全仏欠場もしていたという状況。ここに来て結果を残していることに、何ら不思議はないかと思います。

 ちなみに、WTA公式サイトの試合レポを読むと、ゴロヴィン×イワノビッチは、第1セットは3-3からゴロヴィンがブレイクに成功して、そこから4ゲーム連取(第2セットの最初のゲームまで)。イワノビッチは第2セット第2ゲームを獲り返しますが、そこからまたゴロヴィンが5ゲーム連取したそうです。まぁ、ゴロヴィンの独断場のような試合だったと言ってもいいかもしれませんね。

 これでゴロヴィンとイワノビッチの対戦成績は、イワノビッチの6勝2敗になったということですが、ゴロヴィンいわく「前回の対戦(ゴロヴィンがルクセンブルクで1-6/2-6で負けた試合)では、彼女がいいプレーをして、自分は賢くプレーできなかった。今日は最初からラリーでは粘り強く、サーブではもっとボディを狙うようにしてみたの。それが功を奏したと思うわ」だそう。

 で、イワノビッチはというと、「たぶん、今大会にのぞむ前に、自分にプレッシャーをかけすぎたんだと思う。いいプレーがしたいと思っていたし、練習でも調子が良かった。だから勝つ(優勝?)するチャンスがあると思っていたのよね。先の結果を急ぎすぎて、目の前のことに集中していなかったんだと思うわ。タチアナを相手にするときは、その試合(そのポイント)に集中しなきゃだめね。彼女は危険なプレイヤーなんだもの。彼女はそれを今日、証明したわね」とコメント。

 ま、ひと言で表すなら「油断した」ってことなのか。

 イワノビッチの場合は、勢いに乗せると手がつけられないけれど、ミスをしだすと止まらないという不安定さがまだ残っているし、エナンとかヴィーナスとか、まだ女王&元女王をやっつけるまでに至っていないところにも、まだまだGS優勝とか世界1位が遠い要因なんだよなぁ、と思ったりしておりますが、その段階で油断しちゃあ、いけないんだよな。

 それにしても、ゴロヴィンのコメントを聞いていると、まだ19歳でしたっけ? なのに、お見事ですね。今年はツアー最終戦は無理だと思いますが、来年はトップ10定着&ツアー最終戦、期待できるかもですね。楽しみにしておきます。

 で、もひとり心配なお姉さんが。そう、モレスモでございます。
 まだ体力が充分ではなかったようで、第3セットは力尽きたもよう。それでも、第1セットはベストなテニスが出来たということだそうなので、少しずつは良くなってきているのかな? とにかく「今はまだ自信回復中」というモレスモ。オフでしっかり時間をかけて休息&トレーニングをして、来年の全豪にのぞみたいということですから、お待ち申し上げております。

 あと、せっかくクレムリン・カップで優勝して、ツアー最終戦圏内に入ったディメンティエワが1回戦で途中リタイア。これはちょっと厳しくなりましたね。これでバルトリが一歩リードか。あとはハンチュコバの頑張りに期待したいと思います。

posted by takezoh |21:21 | テニス | コメント(4) | トラックバック(1)
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【テニス】チューリヒ・オープン大波乱 【hΛlの女好き日記】

Invalid TextWednesday, October 17, 2007 Singles -- Second Round Nicole Vaidisova (CZE) d. (3) Jelena Jankovic (SRB) 64 64 Tatiana Golovin (FRA) d. (5) Ana Ivanovic (SRB) 63 61 Alona Bondarenko (UKR) d. (8) Ame'lie Mauresmo (FRA) 26 64 61 (9) Marion Bart...

2007-10-19 07:47 | 続きを読む
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Re:チューリッヒOPも波乱スタート

 ヤンコビッチとイバノビッチが撃沈ですか。でもまぁ、相手がバイディソバとゴロビンならそれほど意外でもないかな。もともと彼女たち4人の間にそれほど大きな力の差はないと思うので。彼女たちが次の時代のトップ5を形成していくのかもしれませんね。
 一方、モーレスモは心配ですね。もう厳しいのかな? 来年に向けて立て直してくることを期待したいとは思いますが……。
 それからハンチュコバもラドワンスカにやられちゃったようです。やはりそろそろ世代交代が始まるのか?

posted by バラージ | 2007-10-18 23:28

Re:チューリッヒOPも波乱スタート

トラックバックを打ってみたんですが、”invalid text”なんて出ちゃってる、トホホ。

ラドワンスカが相変わらず元気ですねぇ。実は、シャラポワ戦はフロックというか、シャラポワの自滅という要因が大だと思ってたんですけど(笑)、ポルシェでは、バルトリを破り、クズネツォワにもフルセットまで縺れこませる健闘、モスクワではキリレンコを破り…と、まだ絶対の安定性はないものの、所々で壁を突破していってるという感じがします。「クラカウ・キッド」にはこれからも期待できそうです。

posted by hΛl | 2007-10-19 07:58

>バラージさんへ

 バイディソバやゴロヴィンがここに来てようやく、という感じで、さらに面白くなってきました。おっしゃる通り、セルビア・コンビと実力の差なんてないと思います。そして、彼女たちがこれからのトップ5を形成していくというのも、そうですよね。このなかから誰が最初にGSを獲るのかも楽しみです。
 モレスモはフィジカルもメンタルもまだ十分ではないようですよね。来年はかなり絞って、しっかり準備して大会にのぞめば、それなりの成績は残すと思いますが、GS優勝とかはもう厳しいかもしれません…なんとかまだまだ頑張ってほしいのですが。

 ハンチュコバ…彼女のプレーがどうだったかはわからないのですが、ラドワンスカが本領発揮したっぽいです。いやぁ、怖い存在になってきました。

posted by takezoh | 2007-10-19 23:58

>hΛlさんへ

 TBいただいたようで、ありがとうございます。invalidと出ていましたか。一応、左のメニュー欄のTBのところはちゃんと出ているようなのでご安心ください。

 で、ラドワンスカなんですが。故障中のサバイは本物認定と勝手に決め付けておりますが、ラドワンスカもいよいよそんな雰囲気になってきたみたいですね。WTA公式サイトのニュースしか読んでいないのですが(そして、ちょっとしか試合内容には触れられていませんでしたが)、ワンチャンスをものにする強心臓、トリッキーなプレーを連発する狡猾さ、USオープンのシャラポワ戦をイメージさせるなぁ、と思いました。個人的には妹にも非常に注目しているのですが、次世代の姉妹といえば、ラドワンスカ、なんてことになるんでしょうか。そうなると、スポンサーの心配もなし(笑)!

posted by takezoh | 2007-10-20 00:02

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