2007年10月12日

やっぱり(?)負けちゃいましたか…

 すでにバンコク・オープンの1回戦で、エレナ・ヤンコビッチが途中リタイア、という話は前回のエントリでしました。えんつぉさんより、Yahoo!のニュースに原因は「Heat exhaust」だということが書かれてあったという情報をいただきました(ありがとうございます)。で、読んでみると、どうもバンコクは相当暑かったらしく、ヤンコビッチは熱中症のような状態になり、ドクターストップがかかったとのこと。

 この暑さは、他の選手にとっても厳しいものになっているようなのですが、そのなかでラドワンスカ妹(ウルスラ・ラドワンスカ)がヴィルジニー・ラザノに勝利。しかも試合は3時間近くにもなったらしい。スコアがラドワンスカ妹の7-6(3)/7-5と確かに競っているので相当な時間を要したとは思いますが、それでもストレート。ラリーが長かったポイント、多かったんでしょうか。

 しかし、ラドワンスカ妹、やるじゃないですか。そりゃ、ラザノには足の負傷とか疲れとかもあるんでしょうけど、ラザノに粘り勝った(と思われるようなスコアで勝った)ちゅうのは凄いことだと思います。AIGの1回戦しかプレーを観ていないですが、何となく、将来的には姉よりランキングが上になりそうな感じもしました(力に頼らないプレースタイルは姉とそっくり。でも、姉よりもパワーありそうだし、姉よりも鋭いボールを打っていたように思いました)。しかもまだ16歳ですからねぇ。今後、いろんな大会で台風の目になっていくかもしれませんね。

 でもって、バンコク・オープン、ヴィーナス・ウィリアムズはそのなかで2試合ですか。相当疲れている(はず)&暑さのなかで、いやはや、ご苦労さまです。

 さて、本題。

 前回エントリしたあと、クレムリン・カップのライブスコアをチェックしていたのですが、マリア・シャラポワ、やはり負けてしまいました(ビクトリア・アザレンカの7-6(9)/6-2)。タイブレークが9-11まで行っているので、これで気持ちが切れてしまったのか。第2セットはアザレンカのサービスゲームで1度もブレイクチャンスを掴めず、アザレンカの1ブレイクアップで迎えた第8ゲーム(シャラポワのサービスゲーム)も、0-40と3つもブレイクポイント、というか、マッチポイントを握られたんですよね。2ポイント返したものの、そこから巻き返すことはありませんでした(このゲーム、マッチポイントを握られてからまったく1stサービスが入ってなかったような)。

 ちなみに、第1セットのタイブレークでは、シャラポワのほうが先に6-5とセットポイントを握り、その後も7-6、9-8と、合計3度もチャンスがあったらしい。ってか、その前に第1セットは5-3からサービング・フォー・ザ・セットとなり、40-0になったそうなのですが、なんと、ここで2本連続ダブルフォルト。アザレンカにカムバックのチャンスを与えてしまったとか(WTA公式サイトのニュースより)

 シャラポワの不振、というかメンタル問題は想像以上に深刻かも? 肩の故障、サーブのフォーム改造と不安があることも大きく影響していると思いますが。来週のチューリッヒ・オープンで優勝しているシャラポワ、ここでの成績と、他の選手(特にダニエラ・ハンチュコバあたり)の成績いかんでは、今年のツアー最終戦が危ないんじゃ?? シャラポワがランキングを落とす一方で、さらに若い選手が伸びてきていますから(そして、そのうちのひとりに負けたし)、早めに立て直しを図らなければ、現状の勢力図を考えると、トップ5、いや、トップ10を維持していくのは厳しくなるような気がしないでもありません。

 さて、男子の話を少し。

 クレムリン・カップの2回戦、マラト・サフィンがイゴール・アンドレエフにストレート負け。アンディ・マレーもヤンコ・ティプサレビッチにストレート負け。さらに、ミハイル・ユーズニーもミカイル・ベレーにストレート負けと、シード選手がどんどんいなくなってマス。現在、第1シードのニコライ・ダビデンコが試合をしていますが、第1セットは6-4で獲ったものの、第2セット第7ゲームを落として、ニコラス・ラペンティにリードを許しました。まぁ、リターンゲームにも強いんで、巻き返してくれるんじゃないかと期待しておりますが、どうかなぁ。

 それから、ストックホルム・オープンを欠場したダビド・フェレール。欠場の理由はハムストリングスを痛めたから、とのことでした(Yahoo!のニュースにありました)。すでにレース・ランキングで6位までアップしたフェレール、疲労や負傷部分のケアを優先して、万全な体調でマスターズ・シリーズに入り、ツアー最終戦入りを確実にしたいということもあるんでしょう。

 あ、そうそう、Yahoo!のニュースをざっくりチェックしていたら、ヒンギスがチューリッヒ・オープンを欠場し、ひと足先に今シーズンを終える、というニュースがありました。怪我の回復が芳しくないことと、健康上の理由で、ということで、ヒンギスいわく「チューリッヒ・オープンを欠場することになって、とても残念に思う。プレーできるようすべて試したけれど、キー・ビスケインで痛めた臀部の問題で、これ以上大会には出られない、練習さえもやめたほうがいいという判断をした」。って、遅いよ、ストップするのが。

 それはさておき、記事のなかで気になったのは、ヒンギス自身は「100%フィットするまでは大会に出ない(時間をかける)」というようなことを言っていて、今回の欠場も含めて、スイスのメディアが引退の可能性があることを示唆しているというところ。う~ん…今さらながら、ウィンブルドンは出るべきではなかったと思いますよねぇ。ほんと、今さらですが。

posted by takezoh |03:18 | テニス | コメント(8) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/takezoh/tb_ping/742
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:やっぱり(?)負けちゃいましたか…

 う~ん、ヒンギス、地元のチューリッヒもパスするとは……。やはりちょっと厳しいのでしょうか。再引退の覚悟もしておくべきなのかなぁ……。はっきり明言せずとも、セレスやカプリアティのようになっちゃう可能性もありますし。何とかもう1度……と願ってはおりますが。
 しかしヒンギス引退、シャラポワ低迷、日本勢も不調となると……来年の東レもやばいかも。

 『テニマガ』選手人気アンケート女子編ですが、2004年半ばの開始から2~3ヶ月はエナンがトップでしたが、ウィンブルドン優勝とともにシャラポワ人気が大爆発。直後のAIG、翌年の東レと日本で連続優勝したためもあってか、以後2006年初めまで1年半以上のシャラポワ時代が続きます。月によっては2位にトリプルスコアに近い大差をつけており、彼女のすさまじい人気ぶりが伺えます。流れが変わったのは、やはりヒンギスの復帰から。以後は2007年前半まで2人のデッドヒートが続くことに。しかし今年になって2人が低迷しだすと、エナンやイバノビッチが首位に立ったりする混戦模様となって現在に至ります。

posted by バラージ | 2007-10-13 01:41

>バラージさんへ

 ヒンギス、もうひとつ気になるのは、モチベーションがどこまで落ちているのか、あるいは落ちていないのか、というところでしょうか。見ている側としては、やり切った感はないので、また復活してくれると思いたいところですが、故障が原因なので、こればっかりはわからないですよね。
 仰せの通り、来年の東レがキツいなぁ、と私も思います。こうなったらイワノビッチは絶対に連れてこないとダメですね。あとヤンコビッチもぜひ。で、ゴロヴィンとか、バイディソバとかも!!

 それにしても、シャラポワ人気ってそこまですごかったんですね。って、まぁ、フェデラーもエナンも知らないうちの親もシャラポワはよーく知ってますから(フェデラーはようやく覚えつつありますが、フェデまでしか言えない/笑)。して、ヒンギスの根強い人気にもびっくりです。もちろん、復帰してすぐに活躍したというのも大きいんだとは思いますが、やっぱり彼女はいろんな意味で特別な存在と言えるんですね(特に日本では?)。引退(はまだ考えたくありませんが)のあかつきには、アガシみたく特番やってほしいです。

posted by takezoh | 2007-10-13 17:41

Re:やっぱり(?)負けちゃいましたか…

>それにしても、シャラポワ人気ってそこまですごかったんですね。

 すごかったんですね(笑)。僕はわりとひねくれ者なので、シャラポワ・フィーバーは斜めに見てたんですが、読者コーナーには「彼女を見てまたテニスを始めた」とか「ウェアが可愛い。ぜひ真似したい」なんて投稿もあったりして、テニスファンからも大人気だったようです。そういえば2004年か2005年の冬には、シャラポワ・フェスティバル(?)みたいなエキシビションも催されたような。やっぱり彼女は、ヒンギスの引退などでテニス人気が低迷しつつあった時代の日本に現れた救世主だったんだなぁ、と強く再認識させられました。


>ヒンギスの根強い人気にもびっくりです。

 『テニマガ』人気アンケートは、現役選手に限ってはいないので、ヒンギスはアンケート開始時からずっとトップ10下位にいたんですよね。2003年度MVPのアンケートでもなぜか第10位に。全然出場してねーだろ!(笑)と思わず突っ込んでしまいました。
 ちなみに他にもアガシ・サンプラス・グラフ、さらにナブラチロワやマッケンローなんかも、いまだにトップ10下位に顔を出したりしています。
 今月、女子ではチャクベターゼが初のトップ10入り(確か7位)。体の小さなテクニック派は日本では人気が高いですし、ヴィジュアルもばっちりなので、成績次第では今後トップ10に定着しそうな気がします。

posted by バラージ | 2007-10-14 00:15

>>バラージさんへ

 いやぁ、私のまわりでもシャラポワ見たい、という声があがりますし(テニスを観ない人で女子)、うちの母親も「美人や~ん」と言ってます(笑)。「ウェアが可愛い、真似したい」もそうですが、男女問わず、大人気だっていうことですよね。私はあんまり地上波観ないんで、どれだけシャラポワが地上波で扱われたのか図りかねるのですが、家族や周囲の声を聞く限りは、相当、浸透しているなぁ、というのはありましたが、ここまでとは。日本はもちろんですが、世界的にも救世主的な部分はあったんでしょうね、あれだけスポンサーがつくくらいですから。

 しかし、ヒンギスの出てないのにMVP選出というのには爆笑しました(笑)。引退後の選手の名前が入るということから、その選手たち以降はこれといったファンがなかなかできないということでしょうか(かくいう私もそうですし。投票するならサンプラスに入れます/笑)。

 チャクヴェタゼはそういう意味でも何か大きなタイトルが欲しいですよね(でも、あんまりランクが上になるとなかなか日本に来てくれなくなるか…って、クレムリン・カップがある限りは、時期の近い日本の大会に来てくれない確率のほうが高いんですけど)。

posted by takezoh | 2007-10-14 02:23

Re:やっぱり(?)負けちゃいましたか…

>うちの母親も「美人や~ん」と言ってます(笑)。

 美人ですよねぇ(笑)。この間、パーティーか何かの席でのシャロン・ストーンとの2ショット写真を見たのですが、「若い分、シャラポワの方が美人だなぁ」なんて思っちゃいました。ストーンはハリウッドの中でも美人な方なのに……。
 美人スポーツ選手って、「スポーツ選手」という枕詞がついた上での「美人」が多いと思うのですが、シャラポワはそういうの抜きにして「テニスをやめてもモデルで食っていけるんじゃねーの?」ってぐらいの美人ですからねぇ(ま、この辺の感覚は個人差があるとは思いますが)。
 そんな17歳の美少女がウィンブルドンで優勝しちゃったら、そりゃ世界中で人気者になって当たり前ですよね。そういう意味でもイバノビッチやチャクベターゼも、何かもう1つ大きなタイトルがほしいところ。GS以外でも、東レかAIGで優勝すれば、かつての我がアイドル、マヌエラ・マレーバのような人気者になれるかも。ヒンギスやシャラポワにしても日本で優勝したことが人気の一因だと思いますし。

posted by バラージ | 2007-10-14 23:41

>>>バラージさんへ

 そういえば、確か、サマンサ・タバサというブランド(ギャル系?とか言うと語弊があるかもしれませんが)でもシャラポワが広告塔になっていて、東京の表参道のビルの上のデカイ広告にシャラポワがバーンと出ていたことありますよ(笑)。びっくりしました。ビジュアルもそうですけど、シャラポワにはイワノビッチやチャクヴェタゼにはない華やかさがありますもんね。
 あとはご指摘の通り、イワノビッチやチャクヴェタゼに関しては、GSもしかり、日本で優勝するともっと人気が出るかもしれないですよね。イワノビッチは今年ヒンギスの前に緊張のあまり負けたという感じですが、来年、(来てくれるなら)非常に可能性が高い。ぜひとも頑張ってほしいです。

posted by takezoh | 2007-10-15 00:53

Re:やっぱり(?)負けちゃいましたか…

 シャラポワ人気なんですが、世間的にもテニス誌を読んでいても、徐々に低下傾向というか沈静化の方向に向かいつつあるような空気を感じます。
 『テニマガ』では、「今月のマリア様」という1ページのシャラポワコーナーが、2年余りに渡って毎月連載されていたのですが、半年ほど前に「今月のロジャー様」に取って代わられてしまいました。去年のAIGのときに「今週のロジャー様」コーナーが設けられ、「今月のマリア様」ではシャラポワの写真に「ロジャー様に乗っ取られないようにしなくちゃ!」という吹き出しがつけられていたのですが、見事に乗っ取られてしまいました(笑)。

posted by バラージ | 2007-10-16 01:15

>>>>バラージさんへ

 いやぁ、最近、すっかり影が薄くなりましたよ、シャラポワ。今回のチューリッヒ欠場だって、そんなに大々的に取り上げられてないですし(まぁ、怪我がずっと続いているので、同じことを大きく扱っても、というのはあるかもしれませんが)。USオープンではさすがにラドワンスカが勝ったというよりも、シャラポワが負けたことのほうが大きく出ましたが、アザレンカのときは、なんとなく雰囲気的に、シャラポワが負けた、よりも、アザレンカがシャラポワに勝った、という感じだったような気がします。仕方ないですよね、今年は目立った活躍がなかったですし(一応、アキュラで今季1勝目を挙げてますが)。
 そして、テニマガもロジャー様にのっとられましたか。まぁ、まだフェデラーにのっとられただけマシかも(笑)??

posted by takezoh | 2007-10-16 06:42

コメントする