2007年09月18日
今さらUSOP2007というかGS:ざっと振り返ります(1)
USオープン終了直後から1週間以上が経ってしまいました。その間、たくさんコメントをいただきまして、ありがとうございます。そして、お返事が遅くなってしまって申し訳ありません。後ほどゆっくりレスさせていただきますので、いましばらくお待ちください。 で、この1週間、フェド杯決勝やら、ダベンポートがシングルス復帰第1戦でいきなり優勝しちゃったりとか、いろいろありましたので、今年のGSを振り返る&来年のGS展望みたいなものをさらっとしておこうかなー、と思います(ツアー最終戦の話は別にして)。 まず、男子ですが… やはり、フェデラーの強さは健在でした。ウィンブルドンでナダルにあわや土をつけられるか、というところまでに迫られ、モントリオールのマスターズ・シリーズ決勝ではジョコビッチに敗戦、USオープンでも、ストレート勝ちしたものの、常に先手を取られるという状況。どうやらフェデラーの体調もあまり芳しくなかったようですが、まぁ、ジョコビッチのフィジカルも万全ではなかったですし、このあたりは横に置いておくとして…その状況下でも、技術の高さ、集中力で、フェデラーがフェデラー「らしい」勝ち方をしました。特に後半戦、差は縮まっているようで、しかし、実際のところ、追い越すにはまだまだ差があるような印象を残しました。
とはいえ、ナダルやジョコビッチが明らかにフェデラーにひたひたと近づいているのも事実。問題はこの二人、フィジカル的な問題が多いということでしょうかまぁ、このあたりは若さという要素ももちろんあると思いますし、ナダルに関しては、あれだけクレーシーズンで勝ち続けたら、そのしわ寄せがUSオープンあたりに来ても仕方ないといったところでしょうか。 いずれにしても、男子はここ数年と同じように、これからもフェデラーとナダル、その他大勢の勢力図に変わりはないと思いますが、ジョコビッチがトップ2への挑戦権を得た今、同じ世代の他の選手、ガスケ、マレー、ベルディッチあたりが、奮起してくれることを期待したいと思います。 特にガスケ、ベルディッチは呼吸器系疾患により、無念のリタイアとなってしまっただけに、かなり悔しい思いをしたはず。ジョコビッチに比べると、メンタルの弱さに課題がまだ少し残るというのが心配ではありますが、経験を重ねて、強くなっていってもらいたいと思います。 でもって、フェデラーと同じ世代になるニュー・ボールズ。ロディックはベイビー・ボールズに押されはじめていますが、今回のUSオープンで、昨年以上に実は手ごたえを掴んだんじゃないかと思いますし、ヒューイットが復活の兆しを見せていることは明るいニュースだと思います。USオープン1回戦が完璧だっただけに、直後に敗退してしまったのはショックではありましたが、来年の全豪にまずは照準を合わせているとのことですから、来年に期待したい。 また、ナルバンディアンが地味に頑張っていたこと(笑)、最後はやる気なしだった(笑…笑えないけど)サフィンも、まずトップ20に戻り、それからトップ10へ、という気持ちが強いことは、インタビューからも見てとれます。そのためにナルバンディアンもサフィンも、新しいコーチを迎えています。なんとなく、フェデラーを中心に、30代のベテラン選手とベイビー・ボールズ世代が活躍するほうが目立つなかで、どこまでニュー・ボールズ世代が勢力争いに割って入れるのか…いや、入ってもらわんと困ります。 それから、クレーコーターと呼ばれる選手たちの活躍。これがいちばん印象深かったかもです。 フェレールなどは、以前からハードコートでもコンスタントに成績を残しており、常にいい位置でシードを保っていましたし、ゴンサレスなんかはもはやハードコートのほうがいいんじゃないかという成績を残しています(今年は全豪以後いまひとつですが/苦笑)。彼ら2選手はもちろんなのですが、チェラ、ベルダスコ、モナコらも、それに続こうとしています。また、若手のアルマグロも、サーフェス関係なく、成績を着実に伸ばしてきているのも見逃せないかなー、と。 やはり、ストローク主流のこのご時世、USオープン最中にもちらっと書きましたが、ストローク力だけでなく、守備力がどのサーフェスでも欠かせない要素になってきているんじゃないのかなー、と。もちろん、ただ単に守備をしていればいいというわけではなく、守りながら、1本で攻めに転じられる技術が必要になるわけですが(いわゆる、ナダルですかね)。そういう選手はクレー以外でも、成績を残すようになるんじゃないでしょうか。 もうひとつ、特にUSオープンを観て、やっぱりサーブ&ボレーというのは復活する、ということに関しても希望が見えたんじゃないかなー、と思ったり(かなり願望が入っています/笑)。ヘンマンもビョークマンも、芝でもラリー戦をする姿が増えましたが、彼ら含め、ステパネクやフェリシアーノ・ロペスらはいい戦いをしてくれたと思います。さらに、ネットプレーが好きというドナルド・ヤングなんかもいますから、まぁ、急には無理でしょうが、いつか、また増えることを期待したいです。単純に、プレースタイルの違う選手どうしの試合は観ていて非常に面白いですしね。 振り返るというよりも、単なる感想に終始してしまいました(笑)。 とりあえず、フェデラーの生涯あるいは年間グランドスラム達成(つまり、全仏を獲る)、ナダルのウィンブルドン制覇&ハードコートでのGSタイトル奪取つーのは引き続きの注目点。昨年までとは違うのは、ここにジョコビッチは来年GSのタイトルを獲れるのか、という点でしょうか。でも、全仏とウィンブルドンはまだ無理かなー。全豪とUSオープンはチャンスあり、と思います。 みなさんは、今年のGS、来年のGS、どのようにご覧になります(なった)でしょうか? 女子は次のエントリで。
posted by takezoh |03:27 |
テニス |
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この記事に対するコメント一覧
Re:今さらUSOP2007というかGS:ざっと振り返ります(1)
来年はまず大きな行事(?)として北京五輪がありますね。フェデラーは全仏やウィンブルドン6連覇もさることながら、五輪の金メダルもねらっていることでしょう(もしそれらが達成できたら、次はデ杯のスイス優勝を目指す?)。
ただフェデラーも年齢的に考えるとやはり若干の衰えを見せ始めるのではないでしょうか。良くて横ばい。ナダルに何らかのアクシデントがない限り、全仏は厳しいような気がします。ベイビー・ボールズ世代の台頭と、ニュー・ボールズ世代の復調で、混戦具合が強まるかもしれませんね。
全豪以後いまいちだったゴンザレスが、中国オープンでようやく優勝しましたね。錦織選手も予選を勝ち抜いて本選出場したのですが、1回戦からルビチッチに当たって負けてしまいました。まぁ、相手が相手だけに仕方ないか。
posted by バラージ | 2007-09-19 00:46
>バラージさんへ
そうでした、北京五輪がありましたね。マスターズ・シリーズ2大会とUSオープンの間なので、けっこうハードなスケジュールになりますが、五輪でフェデラーの金メダルも見たいですよね。放映あるかな~…。
全仏はおっしゃる通り、年々厳しくなってくると思います。それでも、決勝進出の可能性はまだまだ高いとは思うのですが。
デ杯も、ワウリンカが最近ずいぶん良いので、ドロー次第では、いいところに行けそうですよね。しかし、そうなると、ますますフェデラーのスケジュールがハードになって、他の大会に影響を及ぼしかねない。このあたり、微妙ですよね。。。
錦織選手、リュビチッチといきなり当たるドローで残念でしたが、予選を勝ち上がって本戦出場というのが最近定着してきた感じもあるので、この調子で頑張ってもらいたいです。
ゴンサレスもようやくですね。いまのところまだツアー最終戦射程圏内なので、頑張ってもらいたいです。
posted by takezoh | 2007-09-19 09:33
Re:今さらUSOP2007というかGS:ざっと振り返ります(1)
ヒューイットの2回戦敗退にけっこう凹んで、しばらくコメントする元気もなかったのですが、ようやく復活です。
ヒューイットは公式には敗因として挙げていませんでしたが、実は前日から体調が悪かったそうです。(胃痛や悪寒)もしかしてガスケがやられたウィルスに、症状は軽いながらもヒューイットも感染してたのかもしれませんね。
デ杯、面白くなりそうですね。
posted by momo | 2007-09-19 20:49
>momoさんへ
そうですか、ヒューイットも体調不良でしたか…1回戦があれだけ完璧だった(&クレーシーズン、ウィンブルドン、USオープンシリーズと調子を上げていた)だけに、2回戦で急に調子を落として負けたので、なんで?? と思っていましたが、それで納得しました。今年のUSオープンは、ウィルスのせいなのか、体調不良の人が多くてちょっと残念でしたね。でも、全豪(とライシーズン)はやってくれると期待しております!
と、その前にデ杯ですよね。放映がないというのは非常に残念ですが、どんな試合になるのか、すごく楽しみにしています。
posted by takezoh | 2007-09-20 01:55


