2006年07月30日

いまさらですが…ウィンブルドンでのナブラチロワ戦

ようやく、ミックスダブルスの2回戦を見ました。
いつの話やねん、っていう感じですが……スミマセン。

マーク・ノールズ/マルチナ・ナブラチロワvsジャスティン・ギメルストフ/ミーガン・ショーネシー 6-2/7(7)-6(4)

第1セットは、ノールズ/ナブラチロワ組のコンビネーションが勝った、というような内容。1ポイント、1ポイント、どういう組み立てで攻めるか、という意志の疎通がしっかりとできていたように思います。どちらも組み立てのなかで主役になれるノールズ/ナブラチロワ、どちらかというとギメルストが主役で、ショーネシーが脇役になりがちなギメルストフ/ショーネシー組、という構図のなかでの展開が多く見られました。

ゲームカウント2-1とリードした第1セット第4ゲーム(ナブラチロワのサービスゲーム)。15-0となったときのこと。ギメルストフはサービスエリアのなかからライジングショットをナブラチロワのボディへ叩きつけ、ナブラチロワがイラッ(怒)とするシーンがありました。

「オラッ! 何しとんねん!」

とでも言いたげなナブラチロワの顔。
見ているこっちが緊張しましたよ(笑)。

その後、30-40とリードされたとき、ギメルストフが執拗にボールをナブラチロワの足元へ集めるのですが、そこはやはり、ナブラチロワ。しっかりと反応して、逆にギメルストフの足元へ返してミスを誘います。そして、ギメルストフがボールをネットにかけると、どうだと言わんばかりにナブラチロワは「Come on!」と小さくガッツポーズ。

恐れ入りました。
ギメルストフは「くっそ~」という表情をしていましたが。

第2セットは、いきなりギメルストフのサービスダウンからはじまり、第1、2ゲームとノールズ/ナブラチロワ組の一方的な展開。第1セットのようにあっさり終わるのか? と思っていたのですが、弟3ゲームでショーネシーがようやくサービスゲームをキープ。ショーネシーはこれで気持ちに余裕が出てきたのか、非常にリラックスした表情になり(笑顔も見られるようになった)、動きもよくなってきました。第1セットに比べてコンビネーションも良くなったギメルストフ/ショーネシー組、第8ゲームもサービスブレイクし、なんと4ゲーム連取。ゲームカウント5-3とリードします。

しかし、第9ゲーム(ギメルストフのサービスゲーム)、お互いをフォローできる関係のノールズ/ナブラチロワ組に対して、やはりここでもショーネシーをフォローに回っていたギメルストフ。オープンコートを作ってしまい、ナブラチロワにウィナーを決められブレイクチャンスを奪われます。

そしてブレイクポイントでの攻防。
ギメルストフがノールズの足元に打ち込んだボールを、ノールズは手首だけで返球するのですが、これがサイドラインいっぱいに入ります。あと少しというところでそのボールに追いつけなかったギメルストフ、ジャストアウトと判断したのか、ラインジャッジの「アウト」の声に激昂! が、判定は覆らず。

サイドチェンジの間、ずーっとチェアアンパイアに文句を言い続けるギメルストフ。
せっかくショーネシーが良いリラックスで、お互いのコンビネーションが良くなってきたというのに……横に座っているショーネシーは「おい、おい」という表情。

第10ゲームはノールズ/ナブラチロワ組がラブゲームでキープしましたが、このハプニングがあってから、逆にショーネシーは冷静でした。それまでコンビネーションではギメルストフがリードしていましたが、第11ゲームではショーネシーが主導権を握っていたように思います。

第11、12ゲームはそれぞれサービスゲームをキープし、タイブレークに。
結局、タイブレークを制したのはノールズ/ナブラチロワ組でした。

お互いへの信頼関係が崩れないノールズ/ナブラチロワ組に対して、自分のミスや微妙なジャッジに苛立ちを隠せなかったギメルストフ/ショーネシー組(ショーネシーも試合の序盤とタイブレークに、自分のミスに対して苛立った様子を見せていました)。この違いがスコアにも現れたということでしょうか。

ペアを組んで試合をする以上、メンタルの面でもお互いが同じ状態、もしくはそこでも一方をフォローしていかないと、ダブルスとしてはうまく機能しないものなのだなぁ、ということがとてもよく現れていた試合だったように思います。

それにしても、相変わらずナブラチロワはネットプレーが巧い(レベルが高い)ですね。
ボールへの反応もそうですが、手首が強い。

ナブラチロワは本当に引退するのでしょうか?
試合を見て、そんな気がしてきました。

だいだい、2004年のアテネ五輪でも、これが現役最後になるかもしれない、という話がありましたよね(メダルが獲れなかったことが、現役続行の原因なのでしょうか。そういえば、QFで杉山愛/浅越しのぶ組に敗れたんでしたっけ?)。

2007年からはアメリカのプレイヤーとペアを組んで、北京五輪に備えていたりなんかするかも?

ちなみに、同じくミックスダブルス2回戦、ボブ・ブライアン/ヴィーナス・ウイリアムズvsマヘシュ・ブパシ/ヤン・ツィーの試合も少しだけ見ることができたのですが……シングルスでも1stサービスがなかなか入らず苦労していたヴィーナス。ダブルスでもサービスの調子が悪そうでした(それでも、ファイナルまで勝ち進んだようですが)。

posted by takezoh |09:05 | ウィンブルドン2006 | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:いまさらですが…ウィンブルドンでのナブラチロワ戦

 ナブラチロワ、僕もファンです。
50にしてあの肉体はもはや感動を通り越してバケ…じゃなくて、相当の食事管理、とフィットネスを行っているはずですよ。

 ミックスダブルスをTVで見せてくれるのはGAORAくらいのものですよね。
ナブラチロワってペアと作戦を立てているときでも、なぜかペアが怒られているように見えるのは僕だけでしょうか。

 アテネでのナブラチロワ/レイモンド 対 浅越/杉山の試合は本当に素晴らしかったです!
そして、間違いなくあのネットプレーは芸術品です!

posted by スレイブ | 2006-08-03 01:32

スレイブさんへ(ナブラチロワ)

こちらにも、コメントありがとうございます。

本当に、あのネットプレーはすごいですよね。
あれを見せられたら、シングルスでもまだいけるかも(笑)とか思ってしまいます。

あの年齢で、ダブルスではあるものの、第1線でやっているのを見ると、どれだけレベルの高いプレイヤーなんだ!と思わずにはいられません。

GAORAでダブルスの試合、なかなか見る時間がないんですが、再放送が何回もあるので助かります。

posted by takezoh | 2006-08-03 02:23

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