2007年07月07日

〈ウィンブルドン〉男子シングルスQF ナダル×ベルディッチ

ラファエル・ナダル(ESP)[2] × トマス・ベルディッチ(CZE)[7] 7-6(1)/6-4/6-2

少し前に、雨天が続き、スケジュールが大幅にズレ込んだとき、ヒューイットが「Rain king could rule Winbledon(雨を制する者がウィンブルドンを制す)」と言っていたようなのですが、雨が上がったら、今度は風に悩まされることに。さながら、「Wind king could rule Winbledon」といったところでしょうか。

センターコートは2009年から取り付けられる開閉式屋根の工事の影響で、いつもならあるはずの観客席のひさし(屋根)がありません。このため、大会当初からセンターコートは、例年にはない風が舞って、サーブに苦しむ選手もたくさんいました。

また、サーブだけでなく、ラリー中のボールも、バウンドが風でずいぶん変化するようで、芝独特のバウンドと芝が削れてイレギュラーになるバウンドに、風下と風上で変化するバウンドも加わって、さらにボール処理が難しくなるという状態。

特に、ナダル×ベルディッチの試合では、かなりの風が吹いていて、試合中、集音マイクに風が吹き付けて、TVから「ザザー」という音が聞こえていました。さらには、試合中盤、国際映像カメラが揺れるシーンも(画面が揺れていた)。

で、ベルディッチ。
強打よりも、ゆるいボールで、ナダルのミスを誘う戦略で試合にのぞんだわけですが、これは風もある程度計算した上のことだったと思います。しかし、ナダルは(いつもより、やはり風の影響でミスはしていたものの)、それぐらいじゃあ、ビクともしない。

やはり、フェデラーとナダルのストローク力(とバウンドに対する適応力)というのは、他の選手から頭ひとつもふたつもずば抜けているわけです。

第1セットこそ、ベルディッチもナダルに食い下がりますが、第2、3セットと試合が進むごとに、自分がナダルのボールのえぐい回転&バウンドと風で、完全に体勢を崩されて、へっぴり腰ストロークを何度観たことか。

比べて、さすがはナダル。それでもバウンドが変わって、ふだんはないようなミスに顔をしかめるシーンはありましたが、試合のなかでしっかり調整できていた。これを見せられると、やはり、フェデラーとナダルが他から群を抜いていることがよくわかります。

やはり、今年もフェデラー×ナダルの決勝が濃厚になってきたような気がするQFでした。
そして、昨年の決勝の後にも書いたのですが、芝でフェデラーを倒せるのはナダルしかいない、そう思う試合でもあったと思います(って、その前にガスケにも期待したいのですが)。

posted by takezoh |14:16 | ウィンブルドン2007 | コメント(2) | トラックバック(0)
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Re:〈ウィンブルドン〉男子シングルスQF ナダル×ベルディッチ

 この試合はビデオに録ったもののまだ見てません(見ないまま終わるかも。時間が……)。
 しかしナダル圧勝じゃないですか。あれだけタフなスケジュールでタフな試合をこなしながら、君はいったい何なんだ?(笑) ジョコビッチとガスケはくたくただろうし、やっぱり今年もフェデラー対ナダルの決勝は濃厚ですね。
 もう1度言いましょう。ナダルよ、見くびっててごめん(笑)。

posted by バラージ | 2007-07-07 14:35

>バラージさんへ

 ナダルの辞書には「疲れる」「疲労」という文字はないみたいですね。試合が進むごとに、相手のエネルギーを奪ってますます元気になっていくような気がしないでもないです。
 あれでまだ21歳ですか…う~ん、どうすればああいう青年が出来上がるんでしょうか(笑)。
 ほんと、ナダル、今年は厳しいとか言ってしまって、ごめんなさい(でも、ユーズニーのところでストップしていた可能性もあるから…と言い訳してみる/笑)。

posted by takezoh | 2007-07-07 16:25

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