2007年07月03日
〈ウィンブルドン〉MS3回戦(2)
いつになったら男子の3回戦ボトムハーフの試合結果をエントリできるんだろう(笑)。 それにしても、今大会は、ミドルサンデー試合なし、の判断、誤りましたね。 今週前半の天気、ある程度、わからなかったのでしょうか。 ボトムハーフの選手は男女とも厳しくなるし(結果的に、男子のほうがさらに厳しくなった)、最悪のことを考えれば、今年は日曜日に試合をこなしてもよかったんじゃないかと思ってしまいます。 今日(昨日)は、試合開始もずいぶん遅れて、試合がはじまってからも、何度も長い中断があり、(試合をする選手は同じ条件とはいえ)気の毒な1日になりました。 では、途中までのスコアを(4試合は終了しました)。
ニコライ・ダビデンコ(RUS)[4] × ガエル・モンフィス(FRA) 6-3/7-5/3-0 マルコス・バグダティス(CYP)[10] × ダビド・ナルバンディアン(ARG)[23] 6-2/7-5/6-0 レイトン・ヒューイット'AUS)[16] × ギジェルモ・カニャス(ARG)[22] 6-4/3-6/3-1 ノヴァク・ジョコビッチ(SRB)[4] × ニコラス・キーファー(GER) 7-6(4)/6-5 トマス・ベルディッチ(CZE)[7] × イ・ヒョンテク(KOR) 6-4/7-6(2)/7-6(3) ヨナス・ビョークマン(SWE)[19] × ウェイン・アーサーズ(AUS)[Q] 6-2/6-1/6-4 ミハイル・ユーズニー(RUS)[14] ×ヤルコ・ニエミネン(FIN)[18] 7-5/7-6(5)/6-3 ラファエル・ナダル(ESP)[2] × ロビン・ソダーリング(SWE)[28] 6-4/6-4/6(7)-7/4-6/2-0 ナルバンディアン、なんですか、第3セット、ベーグルって。 そろそろ負けるだろうと思っていたダビデンコが、意外にもストレートで勝ちそうですねぇ。 ダビデンコはまたも毒舌はいたみたいで(「サフィンに加担して、ウィンブルドンを批判」とかいうようなタイトルでニュースが出ていました)、ウィンブルドンはもっとも退屈なトーナメントだ! なんてことを言っているようで…こらこら。あんまりそんなことばっかり言うと、ウィンブルドンで誰も応援してくれなくなりまっせ、ダビデンコ君。せっかく最高成績おさめているのに、謹んでください。 ちなみに、サフィンは、どうやら、ロンドンの物価の高さに文句(?)を言っていたと思いますが、他に何か言っているのでしょうか。 それより、キーファーがすご~く頑張っていますね。 故障明けではあるものの、やはり、馴染んだ芝では戦いやすいのかもしれません。 最後に、トップハーフの3回戦、ティプサレビッチ×ゴンサレスの試合ですが… ティプサレビッチは、ゴンサレスのフォアの強打を警戒して、そして、そこからゴンサレスのリズムでラリーさせないように、あえて、強打を避けて、ゴンサレスのバックハンドへボールを集めていました。リターンも、ゴンサレスが、ティプサレビッチのサーブ(1stの確率、あまり良くなく、2ndが半分ぐらいあったのですが)にもなかなかタイミングが合わず、第1セットの流れはティプサレビッチでした(第2ゲームをブレイクし、3ゲーム連取。そのままキープが続いて6-3でティプサレビッチが獲ります。ちなみに、第1セットでは、第5、7ゲームと、ティプサレビッチはラブゲームでキープ)。 第2セットの序盤も、まだティプサレビッチのペース。しかし、お互いキープが続いた第3ゲーム、ゴンサレスはサーブのギアを上げてきて、ティプサレビッチのリターンを崩すようになります。これにより、なかなかリターンゲームでリズムが掴めなくなり、ティプサレビッチはミスが増えてきます。また、第1セット同様、あまり1stの確率が芳しくなく、ゴンサレスもリターンを返すようになります。こうして、ゴンサレスが第6ゲームをブレイクし、そのまま第2セットは6-3でゴンサレスが獲り返すことになりました。 第3セットはティプサレビッチ、第4セットはゴンサレスが獲るのですが、ティプサレビッチが試合を通して、徹底的にゴンサレスの得意な展開(フォアハンドにまわりこんで強打)を封じる。この執拗にゴンサレスのバックを攻めるという戦略が効いて、ゴンサレスがフォアで打てるときは、気持ちがはやってミスをしたり、また、バックを狙われることを警戒するため、ラリーが続かないうちにティプサレビッチがフォアやバックハンドで、ダウン・ザ・ラインへウィナーを決めるシーンが増えていきます。 一方、フォアハンドからの展開でなかなかリズムを掴めないゴンサレスは、サーブでの集中力を高め、リターンを崩し、とにかく流れを自分に引き寄せようとする。この日はとても風が強かったため、バックハンドにボールを集められたゴンサレスは、スライスの回転を微妙に変えて、ボールが風の影響を受けるような作戦にも出ていました。また、多少無理にでも、リターンゲームで積極的にネットへつめて、ゴリゴリにポイントを奪いに行き、ティプサレビッチにプレッシャーをかけていきます。 そして、第5セット、ゴンサレスの強力なサーブやストロークに食らいついていくティプサレビッチが、第1ゲームをブレイクして、一気に流れはティプサレビッチに傾くかと思いました。 しかし、ここからゴンサレスは、さらにサーブへの集中力を高めていきます。そして、ストロークでも粘りを見せ、ティプサレビッチのミスに乗じて、とうとう第4ゲームをブレイク。第6ゲームもブレイクし、合計5ゲームを連取。それまでは試合全体でもティプサレビッチのペースだった流れを、完全に自分のほうへ引き寄せます。 が、ティプサレビッチは落ち着いていました。ゴンサレスに攻められても、よく動いて、切り返す。上記にも書いたように、バックハンドを執拗に攻めると見せかけ、早い段階でダウン・ザ・ラインへ切り返して、ポイントを奪う。また、終盤になればなるほど、ティプサレビッチもスピードボールや強打を多用して、自分のペースを掴んだら、一気にゴンサレスを攻め立てるという戦略を使ってきていました。 こうしてティプサレビッチが第9ゲームをブレイクバック。第11ゲームこそゴンサレスは強烈なサーブでキープしますが、第13ゲームをティプサレビッチが再びブレイクに成功。第14ゲームをキープして、長い試合を制しました。 内容としては、ティプサレビッチがうまくゴンサレスのフォア強打を封じて、ストローク戦でも主導権を握るパターンが多く、全体的な流れも掴んでいたと思うので、セットカウント3-1ぐらいで勝ってもおかしくなかったとは思いますが、そこは、得意な展開に持ち込むためにゴンサレスもいろいろ考えて戦っていましたから、そう簡単にはいかなかったということでしょうか(まあ、こういうところにランキングの差が出るということなのか)。駆け引きのとても面白い試合でした。第5セットのシーソーゲームも非常に盛り上がりましたし(特にティプサレビッチの巻き返しのところ)。 ティプサレビッチは長い試合が続きましたが、雨の影響で体力温存もできたでしょうから、フェレーロにも勝つチャンス、あるかもしれませんね(しかし、ブレイクがフェレーロに負けるとは思わなんだ)。まぁ、その先が大変なのですが。
posted by takezoh |21:22 |
ウィンブルドン2007 |
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Re:〈ウィンブルドン〉MS3回戦(2)
バグちゃん頑張りました!本当はもうちょっと競った試合を予想してたのですが、ナルバンディアンあっさりしすぎでしょう・・・どうしたのでしょうか。
ヒューイット対カニャスはタフなゲームになりそうですね・・・大変そう。
posted by rieechan | 2007-07-03 22:46
Re:〈ウィンブルドン〉MS3回戦(2)
とりあえずダビデンコとヒューイットの3回戦は終わりましたね。勝った選手・負けた選手、ともに本当にお疲れ様という感じでした。今日も二度の中断がありましたし。
ヒューイットは徐々に調子を上げていくタイプなので心配だったんですけど、終始落ち着いてたように思います。ほっ。
posted by momo | 2007-07-04 01:41
>rieechanさんへ
バグダティス、軽く勝ちましたね。もっと競った試合になると想像していましたが、ナルバンディアンが気持ち入ってなかったのか? あるいは、バグダティスが爆発したのか。でも、バグダティス、ここまで好調のようで何よりです。これで、またナダルとの再戦が見えてきましたね。
posted by takezoh | 2007-07-04 01:55
>momoさんへ
ダビデンコが思いがけず勝ち上がっているのがびっくりです(って、まぁ、クレーでそこそこ好調だったのですが)。ヒューイットはやっぱりきっちり勝ち上がってきましたね。第2セットこそ獲られたものの、スコアを見る限り、余裕だったのでは? やはり、さすがはタイトル保持者です。次、ジョコビッチが来ても、キーファーが来ても、勝つ可能性、大きいんじゃないでしょうか。楽しみです。
しかし、今日も度重なる中断に、エラい雷&豪雨で、本当に皆さん、お疲れさまです。。。
posted by takezoh | 2007-07-04 01:59
Re:〈ウィンブルドン〉MS3回戦(2)
ダビデンコ、がんばってますねぇ。しかしウィンブルドン批判は、どういう流れでそういう発言になったんでしょう? そこがわからないと毒舌なのか失言なのかよくわかりません。
ヒューイットもカナスに勝ちました。フェデラーに連勝した選手なだけに、いくら芝とはいえちょっと不安もあったんですがよかったよかった。
ベテランのビョークマンも勝ち上がってますね。おっさん、がんばれ!……って同世代の僕に「おっさん」なんて言えた義理ではないんですが、スポーツ選手ってなんかみんな自分より年上に思えてしまいます。ヒンギスあたりでようやく同世代、シャラポワあたりでようやく年下って感じてしまう……。俺が成長してないからか?(笑)
ナダルは最初2セットアップしたときはストレート勝ちかと思ったら、雨で中断したりしてる間にフルセットになっちゃったんですね。ナダル厳しそうって書いたんですが、フェレーロが「芝が遅くなってる」って言ってたらしいし、ボトムハーフのスケジュールが厳しくなったんで若くてタフなナダルに有利かも?なんて思ったりもしてたんですが……。
にしても悪天候は大変ですよね(だから屋根をつけるんでしょうけど)。それでも去年のAIGよりはマシかもしれませんが。
posted by バラージ | 2007-07-04 02:27
>バラージさんへ
また中断になってます。ほんと、大丈夫でしょうか。
ダビデンコの発言、どうやらロシアの新聞(ソヴィエトスカイ新聞?)に語った話らしいのですが、ニュースには、なぜそういう話になったかの経緯は書かれていません。まぁ、ダビデンコは昨年まで芝との相性が悪かったですから。ただ、そういう意味でのフラストレーションがあったのか、あるいは、そういうのを意図して、インタビュアーが誘導したのかはわかりません。
雨の影響にもよるんでしょうが、多少は地面も柔らかくなって、遅めになってきているのかもしれませんよね。ダビデンコがなぜ勝ち上がっているのかも説明がつく(笑)。芝はイレギュラーバウンドが激しいですし、ヒューイットやビョークマンなどは、いろんな状況の芝に慣れているという経験も勝ち上がる鍵になっているんじゃないかとも想像しています。
アスリートが同世代でも年上に感じるの、私もまったく同じです。ビョークマンやアーサーズ、私も同世代ですが、まったくそんな風に見えません(笑)。フェデラーのあの落ち着き具合なんて(ふだんは知りませんが)、どう考えても、年上にしか思えません。よっぽど自分が(この歳になっても)ガキっぽいということを痛感します(笑)。
posted by takezoh | 2007-07-04 02:47


