2007年07月03日

〈ウィンブルドン〉WS3回戦&4回戦

ヴィーナス・ウィリアムズ(USA)[23] × 森上亜希子(JPN) 6-2/3-6/7-5

あぁ…勝てたのに。
BShiでエナン×シュナイダーの4回戦が放映されている間(というか、その前から)、気が気でなくて、ライブスコアをチェックしてしまいました。

森上選手の3-2となった第6ゲーム(ヴィーナスのサービスゲーム)、0-40と3つもブレイクのチャンスを掴みます。しかし、どうやらサーブの速度とスコアの変わり方を見ると、ヴィーナスはがっつりサーブでギアを上げてきたようです。そして、あっという間に5ポイント連取。森上選手、ブレイクできません。

それでも、4-3となった第8ゲームで、再びブレイクチャンスを掴みます。
そして、今度はブレイクに成功(どうやらダブルフォルトでブレイクになった)!!!

もう、私はエナンの試合どころじゃなくなっていました(なので、エナンの最初の数ゲームはちゃんと観ていません)。そして、PCに向かってガッツポーズ(恥&汗)。

さぁ、森上選手、サービング・フォーザ・マッチです!!!

しかし、このゲームをラブゲームで落としてしまう…。

おそらく、想像するに、森上選手はそこまで土曜日のいい集中力を保ったまま試合に入っていたと思うんです。そして、第8ゲームをブレイクするところまでも。だけど、ビッグネームをもう一人破って4回戦進出という現実が頭のなかにチラついたんじゃないでしょうか。もちろん、負けられないヴィーナスが、さらにギアを上げて、集中力を高めてきたというのもあるのでしょう。

それでも、まだスコアはイーブン、踏ん張るんだ、森上選手!
と心の中で応援。

が、あっさりとヴィーナスにキープされてしまいます。

そして、第11ゲーム、常にポイントを先行される森上選手。それでもデュースに追いつきますが、アドバンテージを握るのはヴィーナス。1本、ブレイクポイントを逃れますが、2回目のデュースからまたもヴィーナスにアドバンテージを握られ、とうとうブレイクされてしまいます。

第12ゲーム、森上選手、踏ん張ります。15-40と逆にブレイクポイントを2つ握ります!!
頑張れ~!!!

が、ヴィーナスが3ポイント連取で、試合終了。
あぁ…。
かなり脱力した上に、エナン×シュナイダーもさほど面白い試合でもなく、ガックリ度が大きい…。

で、NHK総合でヴィーナス×森上選手の試合の放映がありました。

観た感想ですが…

森上選手は、昨日の集中力そのままに、非常にいい形で試合に入ったと思います。

第2セットは6-1で獲ることができた(6回のセットポイントがあった)し、そのまま一気に流れを引き寄せられたのに、というのも悔やまれるところなのですが(結局、5-1からヴィーナスがキープ、さらに、森上選手のサービング・ファー・ザ・セットでダブルフォルト2本があり、ヴィーナスにブレイクを許す)、まぁ、第9ゲーム、ヴィーナスも4本もこのゲームだけでダブルフォルトをしてくれたこともあり、なんとかブレイクに成功。第10ゲームまで持ち込まれていたら、嫌な流れになっていたので、よし、というところでしょうか。

とにかく、第3セットも、流れは森上選手でした。前後にヴィーナスを揺さぶる。ストロークも深く、ヴィーナスの動きをよく見ている。体もよく動いている。そしてダウン・ザ・ライン、クロスへのアングルと、素晴らしいフォアハンドが決まる(これがピンチのときにも出ていたんですよね)。フォアの見事なパッシングもありました。

しかし、土壇場で、ヴィーナスの集中力が上がりました。
決して、森上選手のパフォーマンスが下がったわけではなかったと思いますし、(私が勝手に想像していたような)勝ちを意識してカタくなったわけでも、気持ちが落ちたわけでもなかったと思います。
とにかく、ヴィーナスのストロークでの粘り、サーブでの集中力、これに尽きるんじゃないでしょうか。

ベストパフォーマンスじゃないかと思うぐらい、素晴らしいプレーを見せてくれた森上選手。ヴィーナスに負けないぐらいの粘りを見せてくれました。最後まで攻撃し続けました。かっこよかった。ほんと、鳥肌が立つシーンがいっぱいありました。だからこそ、余計に悔しい。むちゃくちゃ悔しい。勝ってほしかった。

森上選手本人がいちばん悔しいと思います。
この悔しさ、絶対に次に繋げてほしいと思います。
今度、ヴィーナスと対戦するときは、絶対にリベンジを!!!!!

ジュスティーヌ・エナン(BEL)[1] × パティ・シュナイダー(SUI)[15] 6-2/6-2

第1週目、好調なプレーを続けていたエナン。
雨で試合開始が遅れた影響か、気温(ちょっと低かった)の影響か、それとも風の影響か、あまり調子がいいとはいえない内容でした。

こういうときは、相手の選手はチャンスなのですが、シュナイダーもこれまた調子がいまひとつ。自分の形に持って行っているのに、先にミスが目立ちました。第2セットの2ブレイクは、いずれもダブルフォルトで落としていますし。

一方、エナンは、サーブもストロークも絶好調ではないものの(特に、ダウン・ザ・ラインへのバックハンドがいまひとつタイミング合ってませんでした。フォアは問題なかったようですが)、要所ではサービスエース、サービスウィナーを決めてきますし、凡ミスがほとんどない。攻撃する上でのミスはありましたが、決めるべきポイントはきっちり決めてくる。このあたりはさすがです。

で、これが結局、大差を生んで、6-2/6-2というスコアになったという感じです。

これでエナンがQFでセリーナと対戦することになったのですが、両脚をケイレンさせてしまったセリーナにも不安はありますが、やや調子を落としているエナンにも不安材料はあります。お互い中1日ありますから、エナンはどこまで修正できるか、セリーナは万全な体調で試合にのぞめるのか、というところに試合が左右されそうでしょうか(まぁ、エナン有利なのでしょうが)。

最後に3回戦、4回戦の結果ですが…3回戦は、度重なる中断で、1試合が終了しませんでした(まだはじまっていない)。ダブルス出ている選手、キツいなぁ。クズネツォワ/ペトロワ組、ダブルスもこの日やって、そっちは順延か…頑張ってください。

【3回戦】
アナ・イワノビッチ(SRB)[6] × アラヴァーヌ・レザイ(FRA) 6-3/6-2
ナディア・ペトロワ(RUS)[11] × ビルヒニア・ルアノ・パスカル(ESP) 6-3/7-6(3)
ニコール・バイディソバ(CZE)[14] × ビクトリア・アザレンカ(BLR) 6-4/6-2
アメリ・モレスモ(FRA)[4] × マーラ・サンタンジェロ(ITA)[28] 6-1/6-2
スベトラーナ・クズネツォワ(RUS)[5] × アグニエシカ・ラドワンスカ(POL) 6-2/6-3
タミラ・パシェク(AUT) × エレナ・ディメンティエワ(RUS)[12] 3-6/6-2/6-3
ヴィーナス・ウィリアムズ(USA)[23] × 森上亜希子(JPN) 6-2/3-6/7-5

【4回戦】
ジュスティーヌ・エナン(BEL)[1] × パティ・シュナイダー(SUI)[15] 6-2/6-2
セリーナ・ウィリアムズ(USA)[7] × ダニエラ・ハンチュコバ(SVK)[10] 6-2/6(2)-7/6-2
エレナ・ヤンコビッチ(SRB)[3] × マリオン・バルトーリ(FRA)[18] 開始前
ミカエラ・クライチェク(NED)[31] × ローラ・グランヴィル(USA) 6-3/6-4

posted by takezoh |06:39 | ウィンブルドン2007 | コメント(4) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:〈ウィンブルドン〉WS3回戦&4回戦

今大会の本選に進んだ日本人の女子は4人ですが、他の3選手の敗退した試合は冷静に見ていました。と言うのも、3選手とも最終セットの早い段階で試合が決した感じだったからだと思います。

昨日の森上選手の敗退は、悔しくて仕方がありませんでした…orz

「たら・れば」は禁物ですが、それでも愚痴を言わせてもらえれば、昨日は勝っていてもおかしくない試合でした。特に、第3セットでヴィーナスのサービスをブレイクし、5-3で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチで決めていれば‥‥などと考えると、どうにも諦めが付きません(苦笑)
おっしゃるように、これまで数多くの修羅場をくぐり抜けてきたヴィーナスは、土壇場で集中力を高めてプレーの質を上げてきました。一方の森上さんは、通常のポイントではヴィーナスの強打に粘り強く対応していましたが、勝負どころになると一気にポイントを奪おうという意識が働くのか、途端にミスが目立つようになりました。
森上選手も、そういう自分に対してかなりイライラしていたのではないでしょうか。ラケットを投げたり怒声を発するシーンが何度かありましたが、土曜日の試合ではあまり見られないことでした。

それにしても、今季の森上選手は好調をキープしていますよね。プラハでの初勝利と言い、今大会でサフィーナを破ったことと言い、最近は森上選手に驚かされることが多いです。
タケゾウさんのおっしゃるように、この敗戦を次の試合に繋げて欲しいですね。

posted by shin | 2007-07-03 13:24

>shinさんへ

 ほんと、この試合は悔しくて、気持ちのぶつけどころがありません(笑)。

 森上選手のブログ、更新されていました。相手がギアを上げてきたときは、自分も上げないといけない。自分は同じプレーを続けていた、という反省と、でも、次は同じことを繰り返さない、という、意外と悔しさよりも、前向きな気持ちのほうが強いようなので、よかったです。

http://www.40love.jp/morigami/

 ほんと、今季の森上さんは調子がいいようですし、今回の試合が、森上さんのさらなる飛躍のためのものになってくれることを期待しています!!

posted by takezoh | 2007-07-03 21:43

Re:〈ウィンブルドン〉WS3回戦&4回戦

 あ~、森上選手、残念! あと1セットだったのに……。技術的には、そこからビーナスのプレイが急によくなったとか、逆に森上選手が調子を落としたという感じはしなかったのですが、やっぱりほんのちょっとだけ気持ちの部分で差があったのかなぁ。ビーナスは気迫と執念だけで逆転勝ちしたような感じでしたね。そこが(元)女王とそれ以外の選手の違いなんでしょうか? う~ん、残念!(って何回言っても言い足りない!)
 ただ、この試合でも山のような凡ミスとダブルフォールトがあったビーナス。次もこの調子なら、シャラポワにはストレートで敗れてしまう可能性が高いように思います。

posted by バラージ | 2007-07-03 23:18

>バラージさんへ

 ヴィーナスは最近、ミスが多いし、サーブも以前ほどの怖さはないと思うんですよね。昨年も、それでヤンコビッチがヴィーナス破って躍進しましたし、今年は森上さんが! と思っていたのですが…絶対に勝つという気持ちが薄れたわけではなかったと思うのですが、ヴィーナスのほうがその気持ちが強かったということでしょうか。あぁ…今日もまだ悔しいです。
 シャラポワは最近、ミスがめっきり減りましたし、やはりここはシャラポワが出てくる可能性、高くなりましたよね。モレスモも負けちゃったし、決勝進出の可能性が非常に高くなったんじゃないかと思います(って、ヴィーナスも侮れないんですが)。

posted by takezoh | 2007-07-04 02:07

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