2007年07月01日
〈ウィンブルドン〉WS3回戦(2)
アナ・イワノビッチ(SRB)[6] × アラヴァーヌ・レザイ(FRA) 6-3 ナディア・ペトロワ(RUS)[11] × ビルヒニア・ルアノ・パスカル(ESP) 6-3/3-1 ニコール・バイディソバ(CZE)[14] × ビクトリア・アザレンカ(BLR) 6-4/3-2 アメリ・モレスモ(FRA)[4] × マーラ・サンタンジェロ(ITA)[28] 6-1/6-2 スベトラーナ・クズネツォワ(RUS)[5] × アグニエシカ・ラドワンスカ(POL) 6-2/4-3 エレナ・ディメンティエワ(RUS)[12] × タミラ・パシェク(AUT) 6-3/0-1 森上亜希子(JPN) × ヴィーナス・ウィリアムズ(USA)[23] 2-6/4-1 マリア・シャラポワ(RUS)[2] × 杉山愛(JPN)[25] 6-3/6-3 ミドル・サンデーは試合を行なわない、というアナウンスメントがすでに出ていたため、結局、ボトムハーフの3回戦のほとんど(特に男子は1試合しかはじまっていない)が月曜日に順延になりました。月曜日から、男女ともボトムハーフに入っている選手のなかには連戦になる場合も出てくるでしょうから、ちょっと気の毒だなぁ、と思ったりしますが、まぁ、これもまたウィンブルドン。しょうがないですね。
さて、そんななか、女子のボトムハーフの3回戦は2試合だけ終了しました。ひとつはモレスモ×サンタンジェロ。試合の詳細は先のエントリにアップしましたので、そちらを参考にしていただければと思います。 もうひとつは、杉山選手の試合。 第1セット、第4ゲームまでは互角の戦いでした。 杉山選手のサーブからはじまったのですが、1stの確率が多少悪くても、2ndサービスが1回戦同様、深く入り、コースも散らしているため、シャラポワに簡単には強打でエースを獲らせない。また、リターンゲームでも、シャラポワの確率重視、プレイスメント重視の1stサーブにもしっかりと対応して、またラリーでもストロークが深く入る。 シャラポワは、試合前に、いつも以上にネットに出ないといけない、という話をしていたそうなのですが、杉山選手のボールが深くて、最初はなかなかネットに出られず、また、杉山選手がどんなボールにも食らいついて返球してくるので、気持ちよくウィナーが奪えない。 しかし、第5ゲーム以降、シャラポワがギアを上げてきました。 第5ゲーム、シャラポワに6度もブレイクポイントを握られる杉山選手。それでも、アドバンテージ・シャラポワになるたびに、持ち前の粘りでデュースに戻すのですが、キープできなかったことがこの試合のひとつの鍵になってしまいましたでしょうか。 ようやくブレイクしたシャラポワは、サーブでもギアを上げてきます。それまでは1stも2ndもしっかり対応できていた杉山選手。リターンがまともに返らなくなってしまう。簡単にキープを許すと、第7ゲームこそ杉山選手はきっちりキープに成功しますが、第9ゲーム、ダブルフォルトで第1セットを落としてしまいます。 それでも、第2セット第1ゲーム、杉山選手はしっかり気持ちを切り替えて入ります。加えて、シャラポワは再びサーブのペースを落として、確率重視、プレイスメント重視に戻る。動きも相変わらずよく、ストロークも深いところに入り、杉山選手がブレイクに成功します。 このあたりから、しばらく、シャラポワは旧・シャラポワの顔をのぞかせます。追い込まれて、ブレイクされた、杉山選手とはいつもフルセットを強いられている…早くポイントを獲りたいという気持ちの焦りからか、ムキになって強打しはじめるのです。 杉山選手を応援している身としては、これはしめた! と思ったのですが、シャラポワ、試合が進むごとにまた冷静さを取り戻して、強打一辺倒はやめましたね。このあたりは、いろいろ経験を積んで、成長している証でしょうか。 結局、シャラポワが第6ゲームをブレイクバック。伊達さんもおっしゃっていましたが、この後は、雰囲気は第1セット第5ゲームの後と似たような感じになってしまいました。そして、そのままシャラポワが第5ゲームから5ゲーム連取して、最後は杉山選手のフォアがアウトで試合終了。 第2セットは獲り返してくれるんじゃないかと思ったのですが、残念でした。 試合途中、伊達さんもおっしゃっていましたが、プレーのレベル、質を相手が上げてきたとき、トッププレーヤーと戦うには、自分も上げなければならないわけですが、杉山選手に限らず、トップ20、30(そしてそれ以下の選手ももちろん)の選手にとっては、それがいちばん難しい。そもそも、トップランカーに対しては、最初からトップギアで入るわけですから、まずはそのテンションが最後まで保てるかどうかになってしまう。 第2セットは気持ちを切り替えていい状態で入ったのですが、残念ながら、昨年のヒンギス戦のようにはいきませんでした。それでも、さすがのフットワークにいい切り返しと、見どころがあった試合をしてくれたと思います。今年は3回戦でウィンブルドンが終わってしまいましたが、これからUSオープンを含め、杉山選手の好きなサーフェスの大会がまだまだ続きます。それに、ダブルスがまだ残っていますから。まずはそっちですね。優勝目指して、頑張ってもらいたいと思います。 さて、森上選手! 第1セットは獲られましたが、(酒井さんもおっしゃっていたように)内容は森上選手。そして、それが第2セットの2ブレイクに繋がります。いやぁ、サフィナにストレート勝ちした様子が想像できるプレーじゃありませんか! リターンもしっかり振り抜けていますし、特にフォアのショットがいい。甘いボールにはすかさずネットに出てポイントを獲っていましたし、プレーを通して、この試合に勝つという気持ちが伝わってくるようでした。 雨で結局、試合は差し掛けになってしまいましたが(そして、朝の11時から試合開始になってしまいましたが)、これはもう、ぜひとも勝っていただきたい! ヴィーナス、ピークの頃に比べたら、サーブもストロークもそんなに怖さはないですし(侮ってはいけませんが)、いまの森上選手なら、第2セットを獲り返して、そのまま第3セットも畳み掛けられるはず。頑張れ!!!
posted by takezoh |11:22 |
ウィンブルドン2007 |
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シャラポワvs杉山 - ウィンブルドン女子シングルス三回戦 【hΛlの女好き日記】
6-3,6-3.負けるとは思っていなかったけど、両セットとも立ち上がり、杉山とイーブンな戦いになってしまって、第2シードらしい横綱相撲にはならなかったのが、マリアファンとしては、先が危ぶまれる展開。ただ、ところどころで、相手の動きを見ながら、空いている相手側コート後方ゾーンにロブを上げたり、ストローク戦になりかかったときに、リズムを急変して、コート前方にフワッとスライスをかけたドロップボレーを落したりと、勝負を急がない大人の戦い方を見ることができて、マリアも成長したなぁと思ったり(笑) 試合前のインタ...
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Re:〈ウィンブルドン〉WS3回戦(2)
シャラポワ対杉山戦は正直言って、僕にはシャラポワの成長ばかりが目に付きました。序盤こそ互角の展開なのですが、シャラポワがいざというところでギアを上げて、あっさり杉山選手を振り切ってしまったという感じです。やや不器用なシャラポワがドロップショットなども多用しているところには、何となく試合での練習(フェデラーがよくやるような)という雰囲気すら漂っているように感じられました。杉山選手も健闘してたし、試合自体は白熱したものだったのですが、杉山選手に勝機があると感じる瞬間がなかったのもまた事実でした。でもまだダブルスがあります! そちらは優勝の可能性だってあると思うので、がんばってください!
一方、ビーナス対森上戦。「あ~、そこで中断かよ~」と思ってしまいました。森上選手、せっかくゾーンに入ったかのようなプレー連発だったのに~。しかしこの好調なイメージを明後日までキープできていれば勝てるはず! ビーナスは凡ミスも多くて全盛期の勢いはなさそうですし、勝ってシャラポワに挑戦を!
posted by バラージ | 2007-07-01 23:05
>バラージさんへ
要所でギアを上げられるかどうか、ポイントを獲ることができるかどうか。このあたりがトップにいる選手とそうでない選手の大きな違いですよね。杉山さんに限らずですが、試合の最初からギアを上げきった状態で入らなければいけないので、試合に勝つのがどうしても難しくなってしまうと思います。加えて、シャラポワは(決勝に向けて)調子を上げていく途中の段階ですし。それでも、第2セット、せめてタイブレークまで持ち込んでもらいたかったなぁ、とは思います。
今回は残念でしたが、杉山選手にはスレボトニクとダブルスで優勝を目指してもらいたいですよね。
森上さん、すごい集中力でしたよね。ふだんなら、試合中、例えばミスしたら苦笑いとかの表情が出るのに、ヴィーナスとの試合は、ひたすら集中している表情が印象的でした。今日は早い時間の試合再開ですが、この集中力を保って、ぜひとも4回戦進出、してもらいたいと思います。
posted by takezoh | 2007-07-02 17:15


