2007年07月01日
〈ウィンブルドン〉WS3回戦 モレスモ×サンタンジェロ
アメリ・モレスモ(FRA)[4] × マーラ・サンタンジェロ(ITA)[28] 6-1/6-2 BShiではセンターコートの第1試合を放映。 この日、またも雨にたたられ、試合開始は約2時間近くも遅れました。 選手はずいぶん待たされたので、どういう立ち上がりになるのだろうと思って見ていましたが、モレスモのほうがまだ体が充分に温まっていなかったでしょうか。また、どうやら2回戦は試合を通して8本ものダブルフォルトをおかしてしまっていたようで(ま、風の影響なんかもあるかもしれませんが)、まだリズムを完全に取り戻せていないのか、サーブもストロークもいまひとつ? というような立ち上がりでした。 そして、第1セット第1ゲーム、1stもまったく入らず、ダブルフォルトもあり、サンタンジェロに15-30とポイント先行を許してしまいます。コイントスでリターンを選択しても良かったのでは(次の第2ゲーム、リターンは悪くなかったのでなおさら)、なんて思いつつ見ていましたが、なんとかキープ。さらに第2ゲーム、サンタンジェロも早めにネットにつめてポイントを獲りますが、モレスモがブレイクに成功します。 これでリズムを掴みはじめたのか、1stサービスが入りはじめます。ダブルフォルトで40-15とサンタンジェロに1つポイントを与えてしまいますが、2ndからも積極的にネットにつめ、サンタンジェロのパッシングをサイドアウトにさせると、ここもキープ。ゲームカウント3-1とリードします。
リターンに加えてサーブの調子も上がってくるとなると、やはりモレスモのペース。サンタンジェロのストロークも悪くはないのですが(特に彼女は、テイクバックでタメをつくるというよりは、インパクトの直前にタメができるというか、つまりはラケットヘッドでうまくタメを作ってショットする選手で、さらにはライジングのフォアがかなり強烈。スピードも鋭さもあり、これで緩急つけられると私はとってもビックリします/笑)、サーブのプレイスメントや球質(モレスモのは重い!)、ストロークでの多彩な攻め、ネットプレーでの技術、ミスの本数など、やはりモレスモのほうが勝っています。 第4ゲームこそ、デュースに持ち込まれながらなんとかキープに成功するサンタンジェロでしたが、第6ゲーム、自分の形でウィナーを奪いに行くところで連続してミス。さらにはダブルフォルトでモレスモにブレイクポイントを与え、最後もクロスへのフォアをミスしてモレスモに再びブレイクを許してしまいます。 ちなみに、モレスモは第5ゲーム、サービスエース3本を決めてラブゲームキープ、サービング・フォー・ザ・セットでも最後はワイドのサービスエースを決めてラブゲームで第1セットを奪取。たったの25分で第1セットが終わりました。 第2セット第1ゲーム、サンタンジェロは果敢にネットに出るも、モレスモに万全な体勢でボレーをさせてもらえず、ミス。またもモレスモにブレイクチャンスがやってきます。そして、サンタンジェロの1stサービスにブロックリターンで上手く処理のできているモレスモが、ここでも深いリターンを返して、サンタンジェロがフォアをアウトにさせ、モレスモがここでも先にブレイクに成功します。 第2ゲーム、ワイド、センターとサービスエースを2本連続決めるモレスモ。このまま第1セットのようにモレスモ圧倒で行くのか? と思ったのですが、ここでダブルフォルト。さらに、サンタンジェロが早いタイミングでバックのリターンを放ち、ネットにつめようとしていたモレスモはボレーができず、30-30と並ばれてしまいます。 そして、ワイドへの速い1stサービスに対して、ラケットの面を作って返したサンタンジェロのフォアのリターンが、そのままダウン・ザ・ラインへ。リターンエースとなり、サンタンジェロにこの試合、初めてブレイクチャンスがやってきます。 第1セットに比べ、モレスモのサーブに上手く対応するようになってきたサンタンジェロ。次のリターンもしっかりフォアで叩きます。これにモレスモはフォアをネット。サンタンジェロ、ワンチャンスでブレイクバックに成功します。 しかし、第3ゲーム、モレスモにまたもブレイクのチャンスがやってきます。ここまで、サンタンジェロの1stサービスに対してはブロックリターンの多かったモレスモが、しっかりスウィングしてリターン。重いボールをサンタンジェロは充分に持ち上げられずネットにかけて、モレスモに15-30とポイントを先行されます。 1本、モレスモのブロックリターンがアウトになって30-30とサンタンジェロが追いつきますが、モレスモのショートクロスへのパスにハーフボレーをサイドアウトさせ、モレスモのブレイクポイントとなります。 それでも、いい1stサービスからラリーで主導権を握ろうとするサンタンジェロ。逆クロスでのラリーがどんどん角度のあるボールになり、最後、サンタンジェロがフォアで浅いところ、サイドラインぎりぎりを狙って強打を打ち込みます。しかし、線審のコールは無常にもアウト。TVで観ている限り、入ったんじゃ? と思ったのですが、サンタンジェロはチャレンジを行使せず、そのままブレイクとなりました(ちなみに、このとき、3Dアニメーションでリプレイが流れたのですが、オンラインでした。あぁ、サンタンジェロ…)。 ブレイク合戦となった第2セット序盤、こうなるとどちらが先にキープできるかということになってきます。 第4ゲーム、ワイドへのいい1stサービスでサンタンジェロのクロスへのフォアをサイドアウトにさせると、次のポイント、2ndをセンターのいいところに入れて、またもサンタンジェロはラケットの面が遅れて、フォアのリターンが(ワイドへ切れて)サイドアウト。 ここでまたモレスモがダブルフォルト。第2ゲームのような展開になってしまいます。 しかし、今回は違いました。ワイドへの1stサービスでまたもサンタンジェロにまともにリターンを許さず、40-15とゲームポイント。サンタンジェロも粘りを見せ、ラリーで左右に鋭いショットを打ち分けてモレスモもフレームショットになって浮いて浅く入ったボールをすかさずオープンコート(フォアのストレート)へウィナーを奪いますが、最後はセンターへのサービスエースでモレスモがキープに成功。ゲームカウント3-1とリードします。 この後、お互いキープが続きますが、第7ゲーム、ダブルフォルトでゲームを落としたサンタンジェロ(しかもラブゲームでモレスモにブレイクされる)。後がなくなった第8ゲームで粘りを見せて2度、ブレイクチャンスがやってきますが、肝心なところでサービスエースに、見事なネット際のボール処理(ネット際にサンタンジェロがボールを落とすのですが、すかさず前につめて、逆にバックハンドでショートクロスへウィナー! うまーい! と声に出しました)と、ディフェンディング・チャンピオンらしいプレーを連発。 デュース2回目、ワイドへの2ndサービスにサンタンジェロがダウン・ザ・ラインへリターンエースを狙いますが、これがサイドアウトとなり、最後はモレスモがセンターへのサービスエースを決め、57分で試合に決着をつけました。 サンタンジェロは決して調子が悪いわけではなかったのですが、やはり、格の違いでしょうか。モレスモ、連覇にまたひとつ近づいたと実感するような試合だったと思います。
posted by takezoh |09:42 |
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