2007年06月29日

〈ウィンブルドン〉WS1・2回戦雑感

モレスモ×ジャクソン(1回戦)

  ディフェンディング・チャンピオン、好発進!
  第1セット第1ゲーム、立ち上がりこそモタっとしましたが、その後は完璧。
  サーブよし、ストロークよし、ネットプレーよし。言うことなし!
  2回戦もスコアを見る限りは快勝したようですし、まったく心配なさそうですね。

杉山×サウス(1回戦)

  1stサーブの確率が悪いと実況・解説で指摘されていましたが、本当にサーブの調子が悪いとき、杉山さんはダブルフォルトを連発する傾向にあります。この試合は2個ぐらいしかなかったんじゃないでしょうか。それに、2ndサービスも深く入っていましたし、容易にサウスに攻めさせてはいなかったと思います。
  また、リターンもしっかり叩けていたと思います。
  3回戦、とうとうシャラポワとの対戦になりましたが、昨年のヒンギス戦で見せたようなプレーを、また見せてもらいたいと思います!

エナン×ドゥシェビナ(2回戦)

  実況アナの情報によると、エナンは1回戦の後、まだウィンブルドンの芝に適応し切れなかったとコメントしていたようです。しかし、2回戦はしっかり調整してきていました。
  第1セットの途中から第2セットにかけて、1stサーブの入りが悪くなったり、プレイスメントが甘くなったりはしましたが、ストロークは好調。ネットプレーも見事。

  一方、ドゥシェビナは、第1セットはエナンに何もさせてもらえなかった、という感じでした。エナンのショットに押されて、ラリーができない。1stサーブが強烈で、リターンがまともにできない。
  それでも、エナンのサーブが甘くなると、ストロークに力のある選手なので、タイミングがあえば強打からラリーで主導権を握ることができるようにはなってきました。

  ちなみに、第2セットは第2、4ゲームと、エナンはドゥシェビナに0-40とされてしまうのですが、ここからが凄かった。特に第2セットはサービスウィナーでデュースに追いつくと、2本連続サービスエースですから…。

  終盤はエナンのボールにも対応できるようになってきたドゥシェビナでしたが、時、すでに遅し。結局、1時間で試合が終わってしまいました。やはりエナンは強いです。

セリーナ×モリク(2回戦)

  モリク、ストロークでは回転を微妙に変えてセリーナからミスを誘い(あるいは、ウィナーを奪い)、第1セットもタイブレークも、第2セットも先にセリーナからゲームを奪うのに、その後、自分のサービスゲームをキープできない。もちろん、そこにはセリーナのさすがの集中力と粘り(執念)があったわけですが。
  その要因は、第1セット、5-3とモリクのサービング・フォー・ザ・セットになった第9ゲームの最初のポイントだったんじゃないかなぁ、と思います。というのも、モリクの1stサービスを、ネットにかけるものの、フルスウィングで強打したんですよね、セリーナ。試合序盤は1stがよかったモリク、このあたりから、サーブの調子が少しずつ下がっていくようになりました。

  結局、第9ゲーム、土壇場でブレイクに成功したセリーナ。第11ゲームもブレイクして、6-5とリード。それでもモリクは粘りを見せてタイブレークに持ち込みますが、リードしてもそれを守りきれず、第2セットも同じ流れ。

  モリク、惜しかった。
  まぁ、終わってみれば、やっぱりセリーナは凄かった、ってことですな。

ヒンギス×中村(2回戦)

  第1セット第3ゲームから観ることができました。

  ヒンギスは相手の嫌な深さに、相手の嫌がる回転をかけてストロークするテクニックがあり、それに最初は対応できなかったというのもあるでしょう。それでも、中村選手、気持ちで負けていたような感じがしました。そして、攻める前に自らミスをしてしまう。こうなると、ヒンギスを楽にプレーさせることになります。リラックスして力がいい具合に抜け、サービスエースを量産する。

  終盤は中村選手らしい思い切りのいいストロークでヒンギスを翻弄する場面もありましたが、こういうとき、ヒンギスは自分からミスしてくれないですから…。最後、ヒンギスをブレイクするチャンスはありましたが、結局、中村選手のミスで試合が終わってしまいました。

  しかし、ヒンギスは最後まで気持ちの面で余裕がありましたね。何度もデュースになって、観客から、いい加減決めてくれよ~、というような「カモン、マルチナ!」の声に、そうよねぇ、とでも言いたげに応えていましたから(笑)。

  それにしても、ヒンギスが勝ったというのは喜ばしいのですが、もうちょっと中村選手に元気があったら良かったなぁ、と思います。

  そうそう、中村選手は2回戦で今年のウィンブルドンが終わってしまいましたが、森上選手がまたもや大金星! サフィナをストレートで破って3回戦進出です!! 次はヴィーナス。チャンスはあるはず!

posted by takezoh |14:26 | ウィンブルドン2007 | コメント(6) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/takezoh/tb_ping/584
この記事に対するコメント一覧
Re:〈ウィンブルドン〉WS1・2回戦雑感

ヒンギス×中村戦は、takezohさんと同じような感想です。確かにヒンギスを応援していましたが、中村にももう少し見せ場を作って欲しかったですね。まあ、贅沢と言えば贅沢なんですが(笑)
おっしゃるように「カモン、マルチナ!」の声援に対するヒンギスの表情には余裕を感じましたね。試合開始前には主審の方と談笑していましたし、やっぱり存在感のある選手ですよね。

森上さんの結果には自分も驚きました!
出来れば中継を見たかったなぁ‥‥大物食いの本領を発揮しましたね(笑)

posted by shin | 2007-06-29 17:53

Re:〈ウィンブルドン〉WS1・2回戦雑感

 エナン・モーレスモ・シャラポワの3人は楽勝で勝ちあがってますね。やっぱり優勝争いはこの3人が軸になるのでしょうか。
 杉山選手、対シャラポワ戦は厳しいとは思いますが、がんばってほしいですね。1回戦を見る限りはまずまずの調子という感じでした。
 ヒンギス対中村選手は期待はずれというか残念な試合でしたね。中村選手が自分からミスをしてヒンギスに楽をさせてしまっていました。どちらが勝つにしても、もうちょっと熱戦になってほしかったです。
 森上選手、やりましたね! 次のビーナスは1回戦はやばかったですが、2回戦は楽勝。やはり何だかんだ言って優勝候補の一角ではあると思うのですが、森上選手にもチャンスはあると思うので、連続の金星を期待したい! しかしサフィーナもなかなか安定しませんね。だんだん兄貴に似てきた?
 そして森田選手対サンタンジェロの試合。森田選手、素晴らしかったです。特に第2セットはストローク戦で完全にサンタンジェロを圧倒し、次々とエースを決めてました。第3セット第2ゲームに微妙な判定でブレイクされたところで気落ちしたのか、一気に0-5とされてしまいましたが、そこであきらめず3ゲーム取り返したところもよかった。十分に大気の片鱗を見せ付けたと言っていいんじゃないでしょうか。特に初のGS本選でもまったくびびることもあがることもなく、堂々と戦っていたのが素晴らしい。あの強心臓ぶり、びびり屋の僕にはうらやましい限り(笑)。将来性も期待大なんじゃないでしょうか。

posted by バラージ | 2007-06-29 22:53

Re:〈ウィンブルドン〉WS1・2回戦雑感

そうそう、森田選手すごかったですよね!
第2セットは森田選手の強烈なショットが次々と決まって、サンタンジェロのほうに余裕が無くなっているように見えました。雨で中断した後も、良く集中を切らさずに攻め続けたと思います。とてもGSの本選が初めての17歳の選手とは思えませんでしたね。
バラージさんのおっしゃるように、第3セット第2ゲームのオーバールールで気落ちしたんでしょうね。このままベーグルも覚悟しましたが、そこからも良く挽回してくれました。サンタンジェロが芝生であまり結果を残していないとは言え、シード選手を相手に大健闘だったと思います。
こうやって日本の選手がGSで活躍してくれて、地上波での中継が増えないものかと期待しているんですが‥‥そんなにうまくはいきませんか(苦笑)

何度もレスをしてしまってスミマセン‥‥

posted by shin | 2007-06-30 03:36

>shinさんへ

 お返事遅くなりました。
 中村選手は、ほんと、元気がなかったですね。確かに贅沢な話ですが、もうちょっと健闘する姿が見たかったというのも正直なところでした。
 それがヒンギスを楽にして、ますますサーブも快調になっていっていましたよね。

 森上選手の試合、私も観たかったです!
 しかもストレート勝ちってすごいですよね。
 録画でいいからやってくれないでしょうか…。

posted by takezoh | 2007-06-30 21:02

>バラージさんへ

 ヒンギス×中村選手、昨年の杉山選手との試合のような、とはいかないにしても、もうちょっと思い切りのよい、元気な中村選手の姿が観たかったです。
 一方、森上選手、すばらしい! サフィナ、安定しないところも、芝がいまひとつなのも、兄貴に似ているのかもしれません(笑)。

 そして、森田選手。試合詳細、ありがとうございます。そうですか、素晴らしかったですか。あぁ、観られなかったの、後悔です(NHK総合を録画すればよかった…)。
 1回戦からシード選手という残念なドローながらも善戦したということは、本人にとっても自信に繋がったことでしょう。これを機会にGSにどんどん出て、ランキング上げて、活躍してほしいですよね。まだ17歳ですし、ほんと、将来が楽しみです(同じ17歳といえば、1回戦でシャラポワと対戦したチャン・ユンジャン。彼女も第2セットはシャラポワと真っ向勝負で打ち合う気の強さを見せていました。彼女も非常に期待しております)。

posted by takezoh | 2007-06-30 21:08

>>shinさんへ

 森田選手の試合情報、ありがとうございます。
 フェド杯で初めて彼女のプレーをちゃんと観ましたが、いいストローカーですよね。体は細いけれど、パワーもあるし(ま、両手打ちというのもありますが)。サンタンジェロ相手に、セットを奪って、気持ちも強く持てるというのは素晴らしいです!
 これからGS本戦常連になってくれること、期待したいと思います。

 ほんと、森田選手の活躍は日本のテニスを盛り上げるひとつの要素だと思います。地上波放映、なんとか増やして、いろんな人が気軽に見られる環境になればいいのですが…。

posted by takezoh | 2007-06-30 21:12

コメントする