2007年06月08日

〈全仏オープン〉男子シングルスQF(1)

  レポート、遅れております。すいません。
  SFを前に、男子のQF4試合を振り返りたいと思います。
  まず、トップハーフから。

ロジャー・フェデラー(SUI)[1] × トミー・ロブレド(ESP)[9] 7-5/1-6/6-1/6-2

  第1セット第1ゲームこそ、フェデラーがブレイクをしますが、やはり、試合序盤ではミスが多いフェデラー。調子を上げてくる前にブレイクバックしておきたいロブレド。その通り、第4ゲームをブレイクバックしたのはいいのですが、第1セットではそれ以後、フェデラーは自分のサービスゲーム、すべてラブゲームキープですよ。どうしろ、と(笑)?

  それでも、ロブレド、頑張りました。第7ゲームはフェデラーに0-30、30-40とポイント連取された上にブレイクポイントを握られるのですが、ラリーからいい組み立てで3ポイント連取。キープに成功します。しかし、サービスゲームで隙を見せないフェデラーに対して、なかなかチャンスを見出せない。結局、第11ゲーム、フェデラーはさほど強打に出ていたわけではないのですが、ロブレドがミスを連発して簡単にブレイクを許してしまい、そのままフェデラーに第1セットを持って行かれてしまいました。

  しかし、この日のフェデラーは、なかなかミスの修正ができません。しかも、第2セットに入って、急に1stサービスの確率が落ちる(最終的に第2セットは1stの確率28%でした)。ラブゲームで第2セット第2ゲームをブレイクしたロブレドは、第6ゲームでもブレイクに成功し、6-1で試合をイーブンに戻します。

  ただ、ロブレドには申し訳ありませんが、この日のフェデラーはまだ試運転レベルだったと言いましょうか。第2セットは劣勢になって、引き出しを増やすために、いろいろトライしはじめましたね。試合を通してもそうなのですが、特に2ndサービスからのネットダッシュ。ポイントが離れると(リードしてる、されている関係なく)、ほとんどやってました。

  でもって、第3セット、フェデラーがサーブもストロークもきっちり修正してきて、5ゲーム連取するのですが、5ゲーム連取するのに要した時間が、なんと16分ですよ。16分て…。第2セットを1-6で落とした事実は消えませんが、ある意味(ロブレドの気持ちとして)、それを帳消しにするような第3セット。第6ゲームこそロブレドはキープしますが、第7ゲームもフェデラーはラブゲームキープで、たった20分で第3セットが終わりました。

  逆に、ロブレドは、第2セット第7ゲームを、もっとすんなりキープできていたら(5回デュースが続いてやっとキープした)、また、第3セット第1ゲーム、まだストロークでミスが出ているフェデラーを、もう少し苦しめることができていたら、また状況が違っていたと思わずにはいられません。守備もしっかりしていましたし、決して悪いプレーをしていたわけではなかったですから(それに、フェデラーを左右に揺さぶって、ウィナーを奪うシーンもけっこうありました)。

  第4セット、フェデラーに3ゲーム連取されたあと、第4ゲームでひとつブレイクバックをしたロブレドでしたが、第7ゲームでもブレイクを許した上、第6、8ゲームもロブレドに1ポイントも許さずキープしたフェデラー。終わってみれば、快勝という結果になってしまいました。

  いやぁ、やっぱりフェデラー、強いわ(うまいし)。


ニコライ・ダビデンコ(RUS)[4] × ギジェルモ・カニャス(ARG)[19] 7-5/6-4/6-4

  第3セットだけ放映がありました。
  カニャスでも苦労する、ダビデンコの厳しいコースをついたウィナー。う~ん、すばらしい!

  しかし、ダビデンコ、ウィナーが62でミスが64? ウィナーが64でミスが62だったか、すごい数のウィナーとミスを記録していますが、まぁ、攻めまくった結果なんでしょうねぇ。

  もともとミスは多いほうですが、とはいえ、これが半分ぐらいに減らないと、フェデラーとの対戦はきつい。フェデラー相手に60以上もウィナー、奪えないでしょうし。

  ま、とりあえず、カニャスに負けるかも~、と思っていたら、ストレート勝ちでほっとしましたが。個人的には、全部、試合放映してほしかったんですけども、勝ったからよし(笑)。

  試合後は、コートから出るところのインタビューで「ようやくアルゼンチン選手2人に勝って、呪縛がとけましたね(クレーでアルゼンチン選手に勝っていなかった)」みたいなこと言われて、自分でも驚いてるよ~、とかえくぼ作りながらニコニコとインタビューに応えていました。フィジカルの調子はとってもいいようで、SFに向けて「体力温存しておくよ」とのこと。はい、そうしてください。フェデラーにヘロヘロにさせられるはずなので。

posted by takezoh |17:17 | 全仏オープン2007 | コメント(4) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:〈全仏オープン〉男子シングルスQF(1)

 解説者が「フェデラーはプレイの中でいろいろなことを試している」というようなことを言ってましたが、ロブレドは練習台かよ!
 とか書いてたら準決勝も終わったようですね。見てなかったんですが、スコアを見たら大激戦だったようですね。でもなんだかんだ言って結局はフェデラーのストレート勝ち。ダビデンコも大健闘したようですが……。

posted by バラージ | 2007-06-08 23:30

Re:〈全仏オープン〉男子シングルスQF(1)

takezohさんの予想通り、フェデラーは調整してましたよね、ロブレド戦。いやぁ恐ろしい・・・でもフェデラー、最近ファーストサーブの入る確率下がってきてますよね。まぁここ一番!という時は入ってますからあまり関係ないのかもしれませんね。

ダビデンコ残念でした・・・あと一息!大事なポイントでの集中力の差なのでしょうか・・・チャンスはたくさんありましたよね。

posted by rieechan | 2007-06-08 23:43

>バラージさんへ

 残念ながら、ロブレド、本当に練習台になってましたね…頑張れ、ロブレド!

 しかし、フェデラーもナダルも、やっぱり別格です。でも、フェデラーのQF、SFを観て、だんだん、やっぱり今年もナダルが優勝しちゃうような気がしてきました。中1日空くので、どれぐらいフェデラーが最終調整してくるのか、楽しみにしております(ダビデンコがあんな負け方してガックリしているタケゾウでした/笑)。

posted by takezoh | 2007-06-09 08:54

>rieechanさんへ

 ロブレド、なんか、終わってみれば、もて遊ばれてしまっていましたね。第3セット、よくベーグル食らわずにすみました。

 フェデラー、ロブレド戦もダビデンコ戦も、第2セットにガクンと1stの確率が落ちるのが気になりますね。おっしゃる通り、大事なところではしっかりポイントが獲れる集中力と技術、戦術があるから大丈夫なんでしょうが。

 それにしても、ダビデンコ、あんなにチャンスがあったのに…それを生かせなかったというか、そうさせてくれなかったフェデラーに、接戦ではあったものの、やっぱり完敗です。ちなみに、ダビデンコも、「接戦だったのは彼(フェデラー)にとってであって、僕にとってはそうではなかった(大事なところでミスをおかして、ポイントを獲れなかった)」と言っているようです。

posted by takezoh | 2007-06-09 08:58

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