2006年07月08日

ナダルvsバグダティス

ラファエル・ナダル vs マルコス・バグダティス 6-1/7-5/6-3

どちらかのストレート勝ちはないだろうと思っていただけに、スコアだけを見れば少し驚きの結果ですが、内容はスコアと反比例して非常に面白いものでした(特に第2、3セット)。テニスではプレイスメントの奪い合いと言われることがありますが、この1戦はまさにそんな戦いだったと思います。

ナダルは立ち上がりからエンジン全開! 一方、バグダティスは1stサービスがなかなか入らず、ラリーでもナダルの深いショットになかなかチャンスを見出せませんでした。

しかし、第2セットからバグダティスも徐々に調子が上がってきます。
両者ともコートカバーリングに長けているプレイヤー。ここはパリなのか? と思うような展開が続き、前後左右に振られてもボールに食らいついてウィナーをもぎとるシーンは、素晴らしいのはもちろんですが、それ以上にとても楽しかった! 両者とも持ち味は十分に見せてくれたと思います。

ただ、何が勝敗を分け、3セットで勝負が決まってしまったのかというと、サービスエースを含めて勝負どころでポイントを獲るのが、ナダルのほうがウワテだったということでしょうか。

この試合では、両者のブレイクチャンスで、それぞれ1回ずつミスジャッジがありました。
ナダルは、それでもブレイクチャンスをものにした。
バグダティスにはそれができなかった。

また、第3セットでバグダティスがサービスブレイクをされたのは1ゲームだけ。しかもナダルに与えられたのは1チャンスだけ。逆に、バグダティスは6回(6ポイント)のチャンスがありました(第2セットを含めると合計7回)。しかし、いずれもブレイクに結びつけられなかった。

これが最終的に大きな差=ナダルのストレート勝ち、という状況を生みました。

もうひとつ。
第2セットの中盤、どちらも一歩も譲らない展開で試合が進んでいるとき、バグダティスが足をとられて滑るシーンがありました。ここで、左太もも、いや、おそらく股関節あたりを痛めたようです。
その後の動きは、見た目には変わらなかったようですが、一歩がやや重たかったのかな、とも感じました。

いずれにしても、芝のコートでも、どんな状況でもポイントが獲れるナダルの強さは本物です。これがまだ20歳で勉強中というから、さらにすごい。
そして、バグダティスもこれからどんどん上位ランキングに食い込んでいくだろうというプレーを見せてくれました。

ちなみに、ナダルが主審に文句を言っているシーン。母国語(スペイン語)でしたね。ふだんは「Come on!」と英語で叫ぶのに、よっぽど興奮していたのでしょうか。何を文句言っているのか耳をすましてみたところ「あんたより、僕のほうがラインの近くにいるんだぜ」と言っていたようです。主審はスペイン語、わかるのか~?

いよいよ残すはファイナルのみ。
5月の全仏オープンと同じカードです。
フェデラー1強時代から、フェデラーとナダルの2強時代に入るのか?
どちらが勝つにせよ、この2人の名勝負がどんどん増えていきそうな予感がします。

posted by takezoh |15:10 | ウィンブルドン2006 | コメント(0) | トラックバック(0)
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