2007年04月24日

〈MSM〉シングルス決勝 ナダル×フェデラー

  改めまして、マスターズ・シリーズのモンテカルロ決勝を振り返ります。

ラファエル・ナダル[2] × ロジャー・フェデラー[1] 6-4/6-4

第1セット第1ゲーム (サービス=フェデラー)
  とにかく攻撃あるのみ。そう決めてこの試合にのぞんだフェデラー。立ち上がり、いきなり2ポイント連続して、早い段階でネットに出ます。ラリーでもナダルにフォアの強打で挑む。他の選手ならウィナーになってもおかしくないアングルショットにナダルが追いついて外からのダウン・ザ・ラインへパスを決め、30-30と並ばれるものの、最後はまたもフォアの強打でナダルのミスを誘いゲームポイント。最後はセンターへの強烈な1stサービスを入れ、高く浮いてネット際に落ちるナダルのリターンをグランドスマッシュ。フェデラーがキープします。

第1セット第2ゲーム (S=ナダル)
  解説の丸山薫さんは、この試合、フェデラーはバックハンドからもウィナーを狙う強打を多く放ってくるであろうと予想。その通り、15-0からのラリーで、フェデラーはそれを見せます。あまりにも美しいバックハンドのダウン・ザ・ラインに、TV前で思わず、きれ~やなぁ、と口走りました(笑)。フォアでもバックでも強打でナダルを攻めるフェデラー。ナダルのバックハンドのエラーを誘い、30-40と、ブレイクチャンスを掴みます。
  しかし、フェデラーがクロスへのフォアハンドをミスし、デュースになると、センターへの1stサービスでフェデラーにまともにリターンを許しません。フェデラーのバックのダウン・ザ・ラインに対してバックハンドをネットにかけて2回目のデュースになるものの、絶妙なタイミングでドロップショットを決めると、最後はまたもフェデラーがフォアハンドをミス(ネット)し、ナダルがキープに成功します。

第1セット第3ゲーム (S=フェデラー)
  最初のポイントこそ、早い段階でアプローチショットを放ち、ネットに出ようとしたフェデラーでしたが、今度はベースラインからの打ち合いを選択します。ナダルのフォアのアングルショットにバックのスライスをネットにかけて1ポイントは失ったものの、サーブでは2ndからもナダルのリターンのエラーを誘い、ベースラインからはナダルを左右に振り回します。ナダルも粘るものの、このゲームでは先にミスをしてしまいます。最後はナダルがバックのリターンをネットにかけて、フェデラーが簡単にキープすることになりました。

第1セット第4ゲーム (S=ナダル)
  この試合を通して、ナダルは、ストローク戦でフェデラーに対して毎度お馴染みの(?)攻撃。フェデラーのバックハンドにボールを集め、要所でフォア側に切り返す。そして、ナダル自身は隙あらばフォアに回り込んでウィナーを狙う。最初のポイントこそ、ラリーで主導権を握ってネットに出ようとしたところをフェデラーにバックのロブをオンラインに入られてポイントを失うものの、ワイド、ダウン・ザ・ラインとフォアで強打し、フェデラーのエラーやミスを誘います。さらに、ラリーが長くなればフェデラーが劣勢になってナダルがウィナーを決める。最後はナダルが外からフォアのダウン・ザ・ラインを見事に決めて、ここもナダルがキープします。

第1セット第5ゲーム (S=フェデラー)
まだまだ、どちらに試合の流れが転ぶかわからない展開が続きます。浮いたナダルのリターンをすかさずスウィングボレーして最初のポイントを奪ったフェデラー。しかし、ナダルのクロスへのフォアハンドにフォアのエラーを誘われ、さらにはナダルのリターンをフォアのフレームショット。15-30とナダルにポイント先行を許します。しかし、フェデラーはナダルのバックハンドだけでなく、コート中央へボールを散らし、ナダルに容易にウィナーを奪わせない。これでナダルはフォアのミスを連発。最後はフェデラーのフォアの強打にナダルのフォアハンドがネットにかかります。

第1セット第6ゲーム (S=ナダル)
  ここまで、フォアハンドのウィナーがまったくないフェデラー。試合序盤からミスは多少出ていたものの、このあたりから、どんどんフォアのミスが増えていきます。このゲームも3ポイント連続フォアハンドのミス(アウト2つに、ネット1つ)。2ポイント目のミスのときは、ナダルのカタイ守備に根負けしたかのようなミスで、フェデラーも「あ~」という声を出していました。結局、最後はナダルの2ndサービスにフェデラーのバックのリターンがネットにかかり、ナダルがラブゲームでキープに成功します。

第1セット第7ゲーム (S=フェデラー)
  第6ゲームでは、フォアのミス連発に集中力が切れるかと思いましたが、まぁ、フェデラーがそんなわけない。あるいは、フラストレーションを一気に爆発させたのか? 最初のポイントをセンターへのサービスエースで獲ります。次のポイント、ネットに出たフェデラー。しかし、ボレーが1回では決まらない。ナダル、どこまでもボールを拾いに行きます。フェデラーのボレーを2度も拾ったナダルでしたが、さすがに最後はラケットに当てただけ。ボールが高く上がって、フェデラーがスマッシュを決めます。さらに、再びフェデラーはセンターへのSAを決め、40-0とします。
  しかし、それで終わらないのがナダル。ラリーからフェデラーのバックハンドのミスを誘うと、次のポイント、バックハンドのアングルショットがウィナー。ナダルのボールはアウトになりそうなところでぐっと落ちてライン上に乗るのはわかっていても、あまりのすごさに笑ってしまいました。ただ、最後はワイドへのフォアをナダルがサイドアウトさせてデュースには持ち込むことはできませんでした。

第1セット第8ゲーム (S=ナダル)
  フェデラー、少しずつ、ナダルに押されはじめたか?? と思ったのですが、ここでナダルが最初のダブルフォルトをおかしてしまいます。さらに、またコート中央にフェデラーがボールを散らすと、ナダルがフォアをアウトにさせるミスで、フェデラーが0-30とポイントを先行します。しかし、ナダルはラリーで徹底してフェデラーのバックを狙います。そして、フォアのアングルへウィナー、そしてフェデラーのバックハンドのミス(ネット)を誘い、30-30と追いつきます。しかし、フェデラーはクロスへフォアを強打し、高く上がったナダルのバックハンドをスマッシュして、第2ゲーム以来のブレイクポイントを握ります。
  ここでセンター(フェデラーのフォア側)へ1stサービスを入れるナダル。フェデラーのリターンはフレームショットとなりアウト。さらに、再びセンター(バック側)へ1stサービスを叩き込んで、ここもフェデラーのリターンを許しません。それでも、フェデラーのフォアがナダルの足元、ベースラインいっぱいに入り、ナダルはしゃがみこみながらクロスへバックハンドでボールを返球するもアウトとなってしまいます。
  2回目のデュース、ナダルがラリーで主導権を握りますが、ワイドへのフォアハンドをネットにかけてしまい、再びフェデラーにBPを与えてしまいます。しかし、ここでも執拗にフェデラーのバックハンドを狙い、ここぞというときにフォア側に切り返すナダルに、フェデラーはフォアをミス(アウト)。さらに、次のポイントでフェデラーはフォアを打つときに力んでしまい、ボールをネットにかけるミス。最後もフォアをアウトにさせるミスをおかし、ここでもナダルのサービスゲームをブレイクすることはできませんでした。

第1セット第9ゲーム (S=フェデラー)
  フェデラーのミスが続きます。フォアのクロスへのボールを2ポイント連続してサイドアウトさせると、3ポイント目はナダルのクロスへのフォアをバックでストレートに切り返したボールをネットにかけるミス。浅くなったナダルのボールをすかさずワイドへフォアでウィナーを奪いますが(なんとこれが、この試合、フェデラー、初めてのフォアのウィナーです!)、最後もクロスへのフォアハンドをアウトにさせてしまい、ミスのオンパレードであっけなくナダルにブレイクを許してしまいました。

第1セット第10ゲーム (S=ナダル)
  ナダルのサービング・フォー・ザ・セット。それでもフォアのダウン・ザ・ラインへウィナーを奪って、最初のポイントをフェデラーが獲ります。しかし、やはり、明らかにフェデラーのフォアハンドが狂いはじめている。ラリーでナダルを押していたというのに、ナダルの甘くなったボールをフォアハンド、アウトにさせてしまいます。次のポイントはナダルのストレートへのバックハンドがわずかにアウトになりますが、またもフェデラーはフォアのミス(フォアに回り込んでダウン・ザ・ラインを狙うも、フレームショットでアウト)。さらにはバックハンドをネットにかけるミスをおかし、あっという間にナダルのセットポイントがやってきます。最後は、ウィナーになるようなフォアのダウン・ザ・ラインもナダルに拾われ、逆にクロスへのフォアのウィナーを奪われてしまいました。第1セット、ナダルが奪取です。

第2セット第1ゲーム (S=フェデラー)
  試合が進むごとに簡単にキープできなくなってきたフェデラー。第2セットの最初のゲームもナダルにブレイクポイントを許してしまいます。
  ワイドへのサービスウィナーと、浮いたナダルのリターンをすかさずワイドへフォアでウィナーを奪って、最初の2ポイントこそ簡単に獲りますが、サーブ&ボレーに出たフェデラーは、甘いナダルのリターンに対してバックでのボレーをアウトにさせるミス! さらに、浅くなったナダルのリターンをバックでダウン・ザ・ラインへ強打してウィナーを奪いにいったボールもネットにかけるミス! なんかもう、どうしちゃったんですか、フェデラー。加えて、クロスへフォアを放ってネットダッシュするも、ナダルにバックのダウン・ザ・ラインへパッシングを決められ、30-40とナダルにBPを許してしまうのです。
  次のポイントも危なかった。フェデラーのボレーを、ナダルがクロスへフォアでパスを打つ。ナダルは抜けたと思いっていたようです(笑)。が、残念ながら、ボールはネットを越えず。助かりました、フェデラー。そして、ナダルがバックのダウン・ザ・ラインをサイドアウトさせて、フェデラーのアドバンテージ。最後はネットに出たフェデラーがボレー。ただ、やっぱり1回では決まらないんですよねぇ。2回目のボレーでようやくゲームを終了させました。ふぅ。


第2セット第2ゲーム (S=ナダル)
  第1セットこそナダルにもミスが出ていましたが、第2セットに入ると、さらに調子を上げてきたナダル。ミスが格段に減ります。ラリーでなかなかミスをしてくれないナダルに、フェデラーも粘ってナダルのドロップショットもうまくロブで処理しますが(ナダル、クラッチショットは失敗しました)、次にまたもフォアのミス(アウト)。さらに、ワイドへのナダルの1stサービスにバックのリターンがネットにかかり、最後はまたまたナダルがしつこくフェデラーのバックハンドを狙い、ここぞというところでダウン・ザ・ラインへフォアでウィナーを奪います。ナダル、隙がありません。

第2セット第3ゲーム (S=フェデラー)
  ここでもフェデラーは最初のポイントでフォアのミス(アウト)。さらにはダブルフォルトをおかしてしまいます(フェデラーって、ハードや芝ではDFは少ないのに、クレーでのナダル戦になると、DFが増えますよね。この試合も結局、4本のDFが出ました。それも痛いところで…)。ワイドへスピンをかけた2ndサービスで、ナダルのフォアに回り込んだリターンがアウトになるものの、次のポイントで、ナダルのリターンにフェデラーがバックハンドのミス(アウト)。最後は、浅くなったナダルのボールでネットに出たフェデラーでしたが、ナダルにバックでダウン・ザ・ラインにパスを決められ、第2セットも先にナダルにブレイクを許してしまいました。

第2セット第4ゲーム (S=ナダル)
  なんかもう、フェデラー、あとがなくなってきた(苦笑)。なのに(だから焦って?)、ラリーからフォア、バックとミスを連発。ナダルがフェデラーのボレーに対してフォアのパスをネットにかけるなどで、フェデラーが30-30と並びますが、ボディを狙ったナダルの1stサービスにバックのリターンがアウト。最後はベースラインで我慢してラリーを続けるものの、フォアハンドがわずかにアウトになってしまい、ブレイクバックのチャンスを掴むことはできませんでした。

第2セット第5ゲーム (S=フェデラー)
  徐々に劣勢になってきたフェデラー。とにかくサービスゲームはキープしたいところ。集中力を高めて深いところへ1stサービスを入れると、ナダルのバックのリターンはネット。さらにワイドへSAを決めて、30-0とポイントを先行します。ここでまたフォアハンドを大きくアウトにさせるミスこそ出たものの、サーブでナダルのリターンを崩してスマッシュ。最後はナダルがワイドへ強打したフォアがネットにかかって、フェデラー、キープに成功します。

第2セット第6ゲーム (S=ナダル)
  フェデラーは我慢のラリーが続きます。が、最初のポイントはフェデラーがバックハンドをネットにかけるミス。続くポイント、ナダルの逆をついてストレートへフォアでウィナー、ナダルのフォアのアングルがサイドアウトで15-30とフェデラーがポイントを先行しますが、次のポイントでフェデラーのリターンがアウト。さらに、またも我慢のラリーが続き(フェデラー、ストロークの際に声が出はじめるほど)、フォアをミス(アウト)してしまいます。ナダルがフェデラーのリターンにフォアがフレームショットとなってデュースになりますが、ここでナダルがワイドへのSAを決めて、最後はフェデラーのアングルを狙ったバックハンドがコードボールとなり、サイドアウトになってしまいます。

第2セット第7ゲーム (S=フェデラー)
  このゲームもフェデラー、苦しみます。最初のポイント、ボレーが甘くなって(珍しい…)ナダルにストレートへのバックのパスを決められます。次のポイントはナダルのクロスへのパスをしっかりとフォアでオープンコートへボレーを決めますが、15-15からフェデラーはバックハンドをフレームショットしてボールをアウトにさせてしまいます。15-30、ナダルがフォアに回り込んだリターンをアウトにさせて30-30に追いつきますが、ここでまたもやフェデラーはDF。ナダルにブレイクポイントを与えてしまいます。
  ここで、フェデラーはこの試合初めて、ドロップショットを試みます。ポイントは獲ってデュースに持ち込むものの、ナダル相手じゃウィナーにならん(一応、ワンバウンドで拾っているんですよね、ナダル。間に合うんですわ。まぁ、ネットになりましたが)。
  でもって! またもやこんなところでDF。ひえぇ~。再びナダルのBP。次のポイント、フェデラー危なかった。ナダルのフォアのアングルショット、わずかにサイドアウトでしたが、ラインに乗っかってたら、ウィナーになっていました。助かりました、フェデラー。
  2回目のデュースでも、先にポイントを獲ったのはナダル。サーブ&ボレーをするフェデラーでしたが、ナダルのバックのリターンが浅く足元に沈んできたため、バックボレーはネット。それでも果敢にサーブ&ボレーを試みるフェデラー。ナダルのフォアのロブがアウトとなって、またまたBPを凌ぐと、最後はセンターの厳しいところに2本連続1stサービスを入れて、ナダルのリターンを封じ込めました。
  いやいやいやいや、危なかった。

第2セット第8ゲーム (S=ナダル)
  問題はフェデラーがいかにブレイクバックするかっていうことなんですが…できません。ナダルはフェデラーのバック側にいい1stサービスを連発して30-0と簡単にポイントを先行すると、次のポイントではフェデラーがアングルを狙ったフォアハンドがサイドアウトのミス。最後もラリーでナダルに追い込まれ、粘ってボールをとるものの、最後はボールをネットにかけてしまいます。ナダル、ラブゲームキープです。

第2セット第9ゲーム (S=フェデラー)
  最初のポイント、ダウン・ザ・ラインへフォアで切り返したフェデラーでしたが、これもナダルはとる(が、ボールはサイドアウト)。次にナダルのフォアのリターンにフェデラーはフォアのエラーを誘われると、続くポイントでナダルはコートの真ん中という難しい位置から、見事なバックハンドのドロップボレーでウィナーを奪います。
  このポイントの直後、フェデラーはジャッジに対して不満があるのか、珍しく主審に何か文句を言っている様子。それだけで、フェデラーの精神状態が伝わってきます。その後、ワイドへのサービスウィナーを奪って30-30と追いつくのですが、ここでまた、痛恨のDF! ひぇ~、こんなところでDFですか。よく考えたら(いや、よく考えなくとも)ナダルのチャンピオンシップ・ポイントです。ここ、落とすと、ナダルの勝利が決まってしまいます。
  が、ここでフェデラー、やや開き直りました。いや、自分への怒りなのか? ガッツンガッツンに1stサービスを入れて、甘くなったナダルのリターンを、クロスへ、ストレートへとフォアで2本連続ウィナーを奪います。最後はナダルがフォアのリターンをネットにかけて、フェデラーがなんとかキープに成功しました。ふぅ(またか)。
  このあたりではすでに、観客のほとんどはフェデラー頑張れの応援一色になっていました。

第2セット第10ゲーム (S=ナダル)
  ここをブレイクしなければ、終わってしまうフェデラー。しかし、ナダルの隙が見当たらない。最初のポイント、フェデラーはラリーでナダルに翻弄され(左右に振られ)、最後はナダルにクロスへのフォアのウィナーを決められてしまいます。さらには、ナダルの見事なフォアでのダウン・ザ・ラインのウィナー!! 再びナダルはチャンピオンシップス・ポイントを握ります。それでも、最後に意地を見せるフェデラー。ナダルに左右に振られながらもダウン・ザ・ラインへ渾身のフォアハンド。これがウィナーになります。しかし、ここまででした。最後はクロスへ放ったフェデラーのバックハンドがアウトになるミスで試合終了。ナダル、3連覇達成&クレー67連勝です。


  試合後のフェデラー、ベンチから1点を見つめているその表情は悔しさがにじみ出ていました。また、納得のいかない自分のプレーに怒りではありませんが、厳しい表情になっていたと思います。もちろん、表彰式&スピーチではにこやかな表情に戻って、ナダルと談笑していましたが。

  準決勝のフェレーロ戦ではアグレッシブなプレーで、その引き出しの多さをいかんなく発揮していたフェデラーでしたが、やはり、肝心のフォアが決まらないと、ナダル相手だとかなり厳しい。決勝であれだけミスを連発するフェデラーは、他じゃあんまり見られません。これはもう、クレー&ナダルの組み合わせによるプレッシャー以外の何ものでもないのでは?

  技術は申し分ないし、決勝に近づけば近づくほど調子が上がるはずのフェデラーですから、このミスの多さはどう考えてもメンタルの問題(と、ナダルのしつこさ)しか考えられません。というか、フェデラーもそうなるんだなぁ、ナダルだと、というのを改めて思った試合でございました。

  これで、逆に私はローマの決勝が非常に楽しみになりました。フェデラーのあの強さは、技術に裏打ちされた自信というのももちろんありますが、誰よりも負けず嫌いなところにあると思いますので、この敗戦は相当、彼の闘争心に火をつけるものとなったはず。

  しかし、それでも倒せないのがクレーでのナダル。何なんでしょう、20歳にしてあの強さ。フェデラーがハードでは決勝では負けない、負けるとしたら早期敗退であるのと同様に、ナダルが負けるのも決勝ではなく、その前なのか? でも、負けるとしても、今シーズンは可能性、低そう。全仏で5セットマッチになれば、なおさらなのでは? これまた、フェデラー同様、クレーでのナダルは、怪我以外に彼の連勝記録を阻むものはないのかもしれません。

  最後に、この試合のスタッツを。

【フェデラー】
1stサービスの確率 59%
サービスエース 3
ダブルフォルト 4
1stサービスからのポイント奪取率 72%
2ndサービスからのポイント奪取率 43%
ブレイクポイント成功/ブレイクポイント数 0/3
ウィナーの数 19
ミスの数 38
トータルポイント数 59

【ナダル】
1stサービスの確率 79%
サービスエース 1
ダブルフォルト 1
1stサービスからのポイント奪取率 73%
2ndサービスからのポイント奪取率 57%
ブレイクポイント成功/ブレイクポイント数 2/8
ウィナーの数 19
ミスの数 19
トータルポイント数 73

posted by takezoh |01:11 | テニス | コメント(8) | トラックバック(0)
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Re:〈MSM〉シングルス決勝 ナダル×フェデラー

フェデラーは珍しく重要なポイントでミスが多かったような気がします。それが果たしてプレッシャーによるものなのか分かりませんが、逆に言えば、そこを抑えることができれば勝つことも不可能ではないかと思います。ブレイクポイントはいくつか握っていたし、ストローク戦からのウィナーやリターンを叩くといった攻撃的なプレーもありましたしね。
私もローマ、ハンブルグ、そして全仏がとても楽しみです。フェデラーに限らず、是非ナダルのクレー連勝を止めて欲しいですね。しかし打倒ナダル候補はやはり今のところフェデラーくらいしかいないような気もしますが。全豪のときは今年はもしやクレーでナダルを、と思わせてくれたゴンザレスも今は不調のようですし…。

posted by A | 2007-04-24 01:55

>Aさんへ

 準決勝のフェレーロ戦での調子を維持、もしくはさらに上げてくると思っていたので、フェデラーがナダルにクレーで初勝利と予想してみたんですが、フタをあけてみれば、決勝でミス連発、痛いところでダブルフォルトなど、珍しいプレーを見てしまいましたよね。なので、おっしゃる通り、それさえなければ、違った戦いになっていたと思います。それでもナダルに勝てなければ、もうどうしようもありませんが(笑)。
 私のなかでは、フェデラー以外ではやっぱり宿敵(?)ベルディッチが打倒フェデラーに近いかも? と思っているのですが、彼こそ、クレーじゃ本当にメンタルの問題っぽいので、そこさえ克服すれば、なかなか競った試合をしてくれるのでは、と思います。
 ゴンサレスはどうしちゃったんでしょうか? 全豪であんまり勢いつけないほうがいいんでしょうか…。

posted by takezoh | 2007-04-24 02:09

Re:〈MSM〉シングルス決勝 ナダル×フェデラー

肝心なのは全仏です!それまでにナダル対策を模索してくれれば良いのです!
今回はひたすら攻める、と決めていたようですね。フェデラーのドロップショットは一本しか(多分)なかったし、バックのスライスもたいして打ってなかった・・・フェデラーのミスの多さにも驚きでしたが・・・ファーストサーブの確率もフェデラーにしては低いですよね。
最初のブレイクポイントを奪えていればまた違った展開になっていたのでしょうね。

posted by rieechan | 2007-04-24 22:18

>rieechanさんへ

 ほんとうに、最初のブレイクチャンスをものにしていたら、ぜんぜん違った展開になったと思います。まぁ、タラレバなんですが(笑)。フェデラーのミスが多かったこと(サーブでも特に2ndからのポイントが半分も獲れていないというのも珍しいですよね)は確かなのですが、ウィナーにさせないナダルの守備力も、改めて再認識しました。フェデラーもナダルに負けるとも劣らない守備力のある選手なのですが…。
 個人的には昨シーズン以上にクレーシーズンが面白くなってきました(両者のファンには申し訳ないのですが)。

posted by takezoh | 2007-04-24 23:29

Re:〈MSM〉シングルス決勝 ナダル×フェデラー

 僕は実を言うと、今大会はフェデラー優勝じゃなくてもいいかな、と思ってたんですよね。今言うと負け惜しみっぽいですけど(笑)。
 1番嫌なパターンが、今大会で優勝した後、全仏に向かって調子を落としていく(またはナダルが対応策を見出していく)というピーキングに失敗するパターンだったんで。むしろここから全仏に向かって調子を上げていった方がいいんじゃないかなぁ、と。
 ただ『スマッシュ』だか『テニスマガジン』だかのフェデラーのインタビューでは、全仏制覇・年間GSももちろん狙ってはいるが、個人的にはそれ以上にウィンブルドンで勝ち続けることのほうが重要だ、と彼の中でのウィンブルドンの重要性を言ってましたが本心はどうなんでしょうね。

posted by バラージ | 2007-04-25 01:14

>バラージさんへ

 フェデラー本人が言うとおり、私も彼のなかではウィンブルドン連勝がもっともプライオリティが高いものだと思っているのですが、ただ、年間GS(もしくは生涯GS)、ひいては北京五輪でゴールデンスラム達成というのも、ウィンブルドン連勝と同じぐらいプライオリティが高いんだろうと思います(特に、ナダルが赤土に君臨している間に達成したいと考えているはず)。
 確かにモンテカルロで優勝すると、全仏でのピーキングに失敗する可能性はありますが、難しいですよね、全仏にあまり力を入れずぎると、すぐあとにウィンブルドンが控えてますから…。やっぱりローマあたりで一回ナダルを倒しておくべきかも?? なんて思ったりもします。
 いずれにしても、今回の敗戦で、今シーズンのクレーシーズン決勝はフェデラー×ナダルがほぼ決定したといるんじゃないかと思います(と、断定して、どちらかが早期でコケたらすいません)。

posted by takezoh | 2007-04-25 01:50

Re:〈MSM〉シングルス決勝 ナダル×フェデラー

takezohさんへ、
「負けるとも劣らない守備力」ではなく、「勝るとも劣らない守備力」ですよね。わざとだとは思いますが、本当に分からないやつもいますので、そういうバカが間違って覚えないように正しい言葉をお使いください。

posted by ABC | 2007-09-15 15:05

>ABCさんへ

 ご指摘ありがとうございます。そんなこと書いてしまっていましたか…普通に間違っていたと思います。以後、気をつけます。

posted by takezoh | 2007-09-18 04:28

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