2007年04月09日
ソニー・エリクソンOP 男子S決勝 ジョコビッチ×カニャス (3)
第3セット第1ゲーム(S=カニャス) 最初のポイントはジョコビッチのフォアのミスでカニャスが獲りますが、続くポイントはジョコビッチ。カニャスもよく走ってジョコビッチのボールに食らいつきますが、ジョコビッチのワイドへのフォアのドロップショットはウィナーになります。次のポイントはカニャスのフォアのミス(ネット)となり、15-30とジョコビッチがポイント先行します。今度はジョコビッチがカニャスに振り回されますが、ジョコビッチもよく走ります。そして、振り回されながらも、バックハンドでクロスへ、カニャスがネットをとる前にパスを抜きます。ジョコビッチ、ガッツポーズ! 15-40とダブルのBPを握ったジョコビッチでしたが、カニャスは諦めません。ワイドへの1stサービスでジョコビッチのリターンをアウトにさせると、30-40からのラリーではクロスへのフォアが深く、ジョコビッチのフォアがネット。デュースに持ち込みます。そして、ジョコビッチがフォアのフレームショット、そしてストレートへのバックハンドをミス(サイドアウト)し、カニャスが我慢のキープをしました。
第3セット第2ゲーム(S=ジョコビッチ) とんでもない1stサービスから入った第2ゲームでしたが、最初のポイントはカニャスのバックハンドがネット。ジョコビッチが獲ります。次のポイント、カニャスの甘いリターンをフォアでクロスに叩くものの、カニャスがさらに角度をつけてカウンター。これがウィナーとなって、15-15と並びます。それでもいい1stからカニャスのリターンが浮くと、すかさずワイドへフォアでウィナーを奪い返すジョコビッチ。しかし、カニャスも負けずにラリーからストレートへバックハンドで切り返し、ジョコビッチのフォアをアウトにさせます。そして30-30、ジョコビッチのバックハンドのアプローチショットに、カニャスはストレートへフォアでパスをするも、これがわずかにサイドアウト。惜しい! 最後はジョコビッチがセンターへのSAを奪って、キープです。 第3セット第3ゲーム(S=カニャス) 最初のポイント、カニャスがジョコビッチを攻めます。ワイドへ放ったフォアをジョコビッチも追いついてとりますが、バックハンドであげたロブがアウト。次のポイントでは、ジョコビッチがクロスへのフォアをサイドアウトさせてしまい、30-0とカニャスがポイントを先行します。さらにワイドへの1stサービスにジョコビッチはコートの外へ追い出されます。外からダウン・ザ・ラインを狙ってリターンをするものの、ネット。カニャスがバックハンドのミス、ダブルフォルト(ここでまたも左の太ももを気にします)とジョコビッチに2ポイント与えてしまいますが、最後はラリーでジョコビッチを追い込んでスマッシュ。キープに成功します。 第3セット第4ゲーム(S=ジョコビッチ) フォアのグラウンドスマッシュで最初のポイントを獲ったジョコビッチ。続くポイントでは、センターへの1stサービスでカニャスのリターンをネットにかけさせ、次のポイントでもサーブでカニャスを崩してクロスへのバックハンドでウィナーを奪います。40-0からカニャスがいいリターンからラリーで主導権を握り、ジョコビッチのフォアをアウトにさせますが、最後はカニャスのパッシングにジョコビッチがバックボレーでウィナーを奪います。 第3セット第5ゲーム(S=カニャス) ジョコビッチがバックハンドのボレーをネットにかけるミスで、最初のポイントはカニャス。続くポイント、ジョコビッチがバックのリターンをネットにかけて、30-0とカニャスはジョコビッチにポイント先行を許しません。しかし、次のポイント、ジョコビッチのバックのリターンが深く入ります。カニャスはチャレンジを要求しますが、失敗。30-15となります。それでも、ワイドへのいい1stサービスを入れるカニャス、ジョコビッチのバックのリターンはアウトとなります。40-15、ジョコビッチのフォアのドロップショットに追いついたカニャス、しかし、返ってきたボールをジョコビッチがすかさずロブ。必死で走ってクラッチショットを試みるカニャスでしたが、タイミング合わずにボールはネット。しかし、最後はジョコビッチのドロップショットのミス(ネット)に助けられ、カニャスがゲームをキープしました。 第3セット第6ゲーム(S=ジョコビッチ) このゲームに入る前、カニャスはトレーナーを呼び、左太もものマッサージを受けました。プレーしているときは、太ももに痛みがあるとは思えないほどの粘りなのですが、相当、疲労が蓄積しているようです。 さて、第6ゲームの最初のポイント。ジョコビッチのワイドへの1stにカニャスのフォアのリターンはアウト。続くポイント、ジョコビッチのフォアでワイドへ放ったアプローチショットがネットにかかり、15-15となります。しかし、カニャスのクロスへのフォアがサイドアウト。30-15、カニャスのクロスへのバックハンドが深く入り、ジョコビッチのバックハンドがサイドアウトで、30-30とカニャスも粘ります。しかし、ここでジョコビッチはセンターへのSWを奪い、最後はカニャスがワイドへのフォアをサイドアウトさせ、ここもジョコビッチのキープとなります。 第3セット第7ゲーム(S=カニャス) 最初のポイントでカニャスがバックボレーをミス(サイドアウト)してしまい、ジョコビッチにポイント先行を許します。しかし、続くポイント、カニャスはラリーでジョコビッチを押します。そして、ジョコビッチのバックハンドはアウトに。さらに、ジョコビッチがバックでクロスに放ったボールを、フォアに回り込んでストレートへ切り返したカニャスのボールがウィナーとなり、30-15と逆転します。次のポイントでもラリーでジョコビッチを押すカニャス。浮いたボールをスマッシュ。やや危なかったものの、ボールはコートのなかに入って、ウィナーとなります。40-15、ジョコビッチはここもラリーでカニャスに押されます。しかし、バックハンドでストレートに切り返して形勢逆転、最後はフォアでストレートへウィナーを奪います。しかし、最後はジョコビッチがクロスへのフォアをネットにかけるミス。カニャス、ここでも粘ってキープに成功です。 第3セット第8ゲーム(S=ジョコビッチ) 最初のポイント、ジョコビッチがワイドへフォアを放ってネットに詰めますが、カニャスがバックでクロスへパッシング。0-15とカニャスがポイントを先行します。しかし、続くポイント、カニャスのリターンが浅くなり、ストレートへフォアでウィナーを奪うと、次のポイントも浮いたカニャスのリターンをクロスへフォアでウィナー。30-15とします。カニャスにストレートへフォアのパスを抜かれるものの、センターへのSWで40-30とゲームポイントを握り、最後はラリーで押してワイドへフォアのウィナーを奪います。ジョコビッチ、またもガッツポーズです。 第3セット第9ゲーム(S=カニャス) センターへの1stでジョコビッチのリターンをアウトにさせたカニャス。続くポイントでバックハンドのミス(クロスへサイドアウト)。しかし、バックのクロスでの打ち合いから、フォアでストレートへ切り返したカニャスのボールに、ジョコビッチのフォアがアウトになり、30-15とカニャスがポイントを先行します。しかし、ウィナーを狙ったカニャスのワイドへのフォアはわずかにサイドアウト。さらに、ジョコビッチのバックハンドのダウン・ザ・ラインをクロスへフォアで切り返すものの、ジョコビッチにストレートへフォアでウィナーを奪われます。そして、30-40、なんとここで痛恨のDF。ここでジョコビッチにブレイクを許してしまいます。 第3セット第10ゲーム(S=ジョコビッチ) 痛いところでブレイクを許してしまったカニャス。それでも諦めずに、ラリーでジョコビッチを攻めます。しかし、クロスへのバックハンドはわずかにサイドアウト。さらに、ジョコビッチにクロスへのバックハンドのパスを決められてしまいます。しかし、ここでジョコビッチもDF。さらに、勝利を意識したのか、ジョコビッチはストレートへのフォアハンドを大きくアウトさせるミスをおかしてしまい、30-30となってしまいます。それでもジョコビッチは落ち着いていました。カニャスのボレーをストレートへバックでパスを決めると、最後のラリー、バックハンドのクロスからフォアでストレートへえいっ! これがウィナーとなり、ゲームセット。ジョコビッチはその場に仰向けになり、喜びをあらわにしました。19歳315日、最年少チャンピオンの誕生の瞬間でした。 ジョコビッチは起き上がると、ネットを越えて近づいてきたカニャスとしっかりと握手&抱き合い、両者とも互いの健闘を称えあいました。そして、ジョコビッチは両手のリストバンドを観客席に放り投げ、両親やコーチ陣のいるスタンドへ駆け上がります。そこで両親、コーチの人たちとしっかり抱き合うジョコビッチ(お父さん、似てるよな/笑)。そして、スタンドから降りてくると、シャツを脱いで、これまた観客席に放り投げる。さらにはラケットまで! う~、もったいない。どうやら、後のニュースによると、パンツも靴下も脱いでしまいそうなぐらいの気持ちだったそうですが…やればよかったのに(笑)。カメラがあると思って、上半身裸のままベンチに座ったジョコビッチ。カメラにウインクしておりました。 表彰式のスピーチで、カニャスは「この2週間、いいプレーが出来た。ジョコビッチは信じられないプレーをした」といい、ジョコビッチは、最近まで試合出場停止をしていたカニャスを讃え、アルゼンチンのファンへも祝福を述べていました。また、セルビアの人、他の国の人たちへも応援の感謝の意を表わすと同時に、自国への誇りと愛を述べていました。 とにかく、第2セット途中から、両者とも相当な疲労があったと思います。カニャスはもちろん、ジョコビッチも序盤からラリーの応酬が続いていましたから、かなり疲れていたと思います。それでも勝ち切ったジョコビッチのメンタルも素晴らしいと思いますし、カニャスもストレートで負けはしたものの、スコア以上のプレーを見せてくれたと思います。 インディアン・ウェルズ、マイアミと2大会連続、いい決勝が見られて、テニスファンとしては幸せな1ヶ月だったと思います。 ジョコビッチはこれで世界ランク7位。カニャスも一気に29位まで戻してきました。これからクレーシーズン。両者とも得意なサーフェスですし、また二人の活躍がたくさん見られるんじゃないかと、期待してしまいます。
posted by takezoh |11:29 |
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