2007年03月02日

心臓が口から飛び出るかと思いました

  今日は帰宅したのが午前1時を回っていたので、ロジャー・フェデラー×ノヴァク・ジョコビッチが見られなかった(間に合うと思ったら、すでに終わっていた/涙)! ジョコビッチ、第2セットをタイブレークで獲っているじゃないですか!! どんな試合だったのでしょうか。こないだの全豪オープンより面白かったのでは? と言っても、私は今大会、まだフェデラーの試合を観ていないため調子がどんなものかがわからないのですが。ちなみに、スコアはフェデラーの6-3/6(6)-7/6-3です。

  そうそう、昨日の2回戦はどの試合も観られなかったのですが、ニコライ・ダビデンコが(オリビエ・ロクスに)負けていた……。1回戦もダビデンコらしさはあまり出ていなかったと思うのですが、2回戦も調子いまひとつのままだったのでしょうか。

  で、タイトルの「心臓が口から飛び出しそうになりました」っていうのは、ミハイル・ユーズニー×ラファエル・ナダルの試合のことです。試合開始からかなりの眠気に襲われつつも、ユーズニーのごとく自分を奮い立たせてネット観戦していたのですが、最後の最後で眠気が吹き飛びました(で、ブログを書いている、と)。ドキドキ感を通り越して、私は笑ってしまいました(すいません、ナダル・ファンの皆さま。笑ったのは、ナダルが本当にこのまま逆転しちゃうんじゃないか、あり得る、さすがナダルっていう意味を込めてのものですから)。

ミハイル・ユーズニー vs ラファエル・ナダル 7-6(4)/6-3

  テニスはメンタル・スポーツだというのは言い古された言葉ではありますが、この試合のユーズニーのプレーはまさにそれでした。

  立ち上がり、お互いに相手のサービスゲームをブレイクし合って始まりました。ユーズニーはいい形でポイントを獲って先行するにも関わらず、直後にミスの繰り返しで、これがどうその後に影響するのだろうと思っていました。普通であれば、負けパターンと言いましょうか、あまりにもこの繰り返しが続くと、自滅の道に走ってしまうものなのですが、ユーズニーは、1ポイントごとに自分を鼓舞し、イージーミスがあっても、そのままズルズルとナダルに流れを渡すことはありませんでした。

  ただ、ナダルという存在によるプレッシャーはあったと思います(いくら、昨年のUSオープンで勝っていたとはいえ、あのときのナダルは故障を抱えていましたし、大会を通してナダルは精彩を欠いていたこともあるでしょう。また、今日のナダルは決して調子が悪いわけではなく、逆に、1回戦からストロークも良くなってきていたと思います)。第1セット、タイブレークで5-1とユーズニーがリードして、そこからナダルが3ポイント連取されるのです。

  それでもユーズニーがセットポイントを奪います。
  そして、6-4からナダルのサービス。ラリーが続いて、ユーズニーがバックハンドでダウン・ザ・ラインぎりぎりのところを狙ったショットはアウトのコール。ユーズニーがチャレンジを要求。これが、なんとIN。それもわずか1mmあるかないかのオンライン。これですねぇ、ナダルはアンラッキーとしか言いようがない(ナダルはこれに対して、苛立ちを隠せませんでした。そりゃ、そうだろう。しかし、非情ですが、これも今のルールなんですよね)。

  これでユーズニーがぐっと乗ってくるんじゃないか、そう思いました。
  しかし、第2セットの最初のポイント、ユーズニーの狙いは良かったのですが(ナダルの浅くなったボールをコートの浅いところ、サイドライン際を狙い、そこままネットへアプローチ)、ちょっと丁寧に行き過ぎたでしょうか。そのため、ナダルはボールに追いつき、パッシングショットを決めます。

  これはまだまだ分からない。
  ナダルは劣勢からでも強いし。

  第2セット、先にブレイクチャンスを握ったのはナダルでした。しかし、ここでもユーズニーは、1ポイントを失っても、次のポイントに気持ちを入れ替えるかのように、目をつむりながら両肩をぐーっと上げて、それから大きく息を吐き出してサーブのモーションに入ります(この試合、やたらとこれ、やってましたね)。こうしてなんとかキープに成功しました。

  ナダルにとっては次のゲームが重要。ここで最初のポイントを獲られたら、一気に流れはユーズニーに行ってしまうんじゃないか、そう心配しました。しかし、そこはナダル。分かってます(当たり前ですが)。ラブゲームでキープ。まだまだ分かりません。が、ユーズニーも第5ゲームをラブゲームでキープ。お互い、一歩も譲らない状況になってきました。

  そして迎えた第6ゲーム、リードしながら、ナダルはダブルフォルト(でしたっけ? すいません、意識もうろうとしていました)ブレイクを許してしまいました。これは厳しい。あ~、こりゃユーズニーが勝ちそうだ。どうしよう、もう瞼が重い、寝ようかな……。でも、いい試合だったので、もったいないからやっぱり最後まで(ナダルも逆転するかもわからないし)。なんて考えておりました。

  第7ゲーム、ユーズニーはナダルにブレイクチャンスを与えず。第8ゲーム、とにかくナダルはキープするしかありません。しかし、ここでも40-15とリードしながらユーズニーに追いつかれます。それでも、ナダルは2度のマッチポイントを凌いでキープします。

  第9ゲーム、ユーズニーのサービング・フォー・ザ・マッチ。40-0と一気にSFに近づいたユーズニーでしたが、前のゲームから、やや勝ちが頭のなかにチラついたのか、打点のズレが生じて、ミスを連発。デュースに追いつかれてしまいます。

  それでも、まだ両肩をぐーっと上げて、深い呼吸をするユーズニー。デュースサイドでいいサービスを入れて先にポイントを奪い、マッチポイントを握ります。しかし、崖っぷちに立たされても、ナダルはそう簡単には転びません。ユーズニーにどれだけ攻められても、ボールに食らいつく。

  あ、やばい、ぎりぎり追いついたやや後ろ向きで打ったそのオーバーヘッドはアウトになるんじゃないか! ってのは、第8ゲームでマッチポイントを凌いだときだったでしょうか(すいません、眠くてうろ覚えです)。第9ゲームでも、ようやく追いついたボールが、ネットに詰める前のユーズニーの前を抜けて、クロスへのミラクルなアングルショットが決まっていました(でも、あまりオーバーアクションで「Vamos!」という感じではなく、かなりクールなガッツポーズだったと思います)。

  こうしてここでも2度のマッチポイントを凌ぐナダル。
  しかし、3度目のデュースでも、このサイドは確実にポイントを獲るユーズニー(というか、ナダル、なぜか消極的なドロップショットのミス……でしたよね?)。またしてもマッチポイントがやってきます。

  で、ここでサイトが再読み込みしてしまって、最後のポイント、観てません(涙/サービスエースでしたか? なんだったのでしょうか。かなり早い展開でポイントが終わったと思いますが)。

  つーことで、ユーズニーが気迫で押し切った試合となりました。次はロビン・ソダーリングとのSFです。動きも良かったですから、なんか、決勝まで行きそうな予感。

  一方、ナダル。負けてはしまいましたが、動きも良さそうでしたし、悪くはないと思います。ただ、ユーズニーを超える気迫、元気がちょっと足りなかったのかも。

  まぁ、これで来週のパシフィック・ライフ・オープン(インディアンウェルズ)までいい休養ができたと思ってもらいましょう。インディアンウェルズはドロー次第ではありますが、いいところまで行きそうじゃないですか? いや、この試合だって、あ~、これなら今年の決勝(フェデラー×ナダル)は面白いものになりそうだ! という予感(当たりませんでしたが)がしましたし。

  つーことで、私は寝ます(いや、8時起きなので、このまま貫徹か?)。
  あ~、女子の試合もチェックせねば……。

posted by takezoh |05:50 | テニス | コメント(8) | トラックバック(0)
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Re:心臓が口から飛び出るかと思いました

私も寝ます。おやすみなさい・・・・(不貞寝)

posted by あびあ | 2007-03-02 06:17

>あびあさんへ

 お疲れさまでした。おやすみなさい。。。

posted by takezoh | 2007-03-02 06:47

Re:心臓が口から飛び出るかと思いました

 ユーズニーがチャレンジしたポイントは、ナダル・審判・ユーズニー3者ともにアウトだと思ったようです。ナダルは「審判に確認したら『私もアウトだと思う』と言っていた」と不満タラタラ。一方のユーズニーは「アウトだろうとは思ったけど、権利が残ってたのでダメ元でチャレンジしてみたら、インと判定されたのでびっくりした」とのことです。

posted by バラージ | 2007-03-02 19:31

>バラージさんへ

 あのチャレンジ、ユーズニーもアウトだと思っていたのですね。あれは本当にナダルには不運でした(ナダルにも、ベースラインかすったかかすってないかのボールがアウトとなってチャレンジしたらINだったという判定があったのですが、確かに1ポイントすくわれる状況だったものの、ユーズニーのあのタイミングでの判定は、ナダルにツキがなかったとしか言いようがありません)。

 こういうシーンを見ると、非常に複雑な気持ちになります。スポーツにドラマを見ることはたくさんありますが、ホークアイの判定もまたドラマのひとつになっていくのでしょうか……。

posted by takezoh | 2007-03-02 23:19

Re:心臓が口から飛び出るかと思いました

つきがないといえば、ユーズニーに当たってしまったのがそもそもつきがなかったんですよね。ベルディヒに当たるよりもっと大変だったかも。あれでもし勝ち上がってもソダーリングも苦手なタイプだし。まだでてませんが、次の大会のドローが楽しみです(心配ですと言うべきか?)

いい加減心配するのも嫌になってきました@_@クレーでは去年みたいにとは行かなくても、まずまずくらいやってくれないと、心臓発作で倒れるかも

しかしあの不満たらたら顔はいけません。1セット目終って審判に文句言ってからベンチに座ってしばらくユーズニーを睨んでましたからねぇ。一応まだ2位なんですから、そういう振る舞いをしてくれないと・・・

私は結構ホークアイっていいんじゃないかなぁと思っていたんですけど、まったく違う試合のがでたりした事もあるんですって?

ホークアイもRRも失敗ですかね?やはりフェデラーさまは正しかったのでしょうか?

posted by あびあ | 2007-03-03 06:32

>>あびあさんへ

 クレーは大丈夫じゃないでしょうか(勝手な予想ですが)。連勝記録がまだまだ伸びるという保証はないにしても、簡単に負ける選手ではないような気がします。ハードや芝ではまだまだチャレンジャーかもしれませんが、クレーではやはり王者に違いないですから(もちろん、だからこそ逆にファンの方は不安なのかもしれませんが)。

 ホークアイのあの公式リプレイで、指定したところとは違うリプレイが流れたのは見たことあります(同じ試合の、そのボールのひとつ前のボールですが)。あと、クライシュテルスが「想像以上にアウトになっている映像が出て、え~、そこまでアウトじゃないわよと思ったことがある」というインタビューも、こないだの全豪のとき、WOWOWで放送されていました。コンピュータも100%じゃないですから、違う試合のものが出るというのはあり得る話ですよね。

 結局、どういう形でジャッジがなされようと、最終的な決定は(コンピュータの操作も)人間が行なうわけですし、何を求めてビデオ判定を行なうのか、という論議に立ち戻ってしまうような気がします。

 ラウンドロビンも問題噴出で、ATPはまたも方向転換を余儀なくさせられていますよね。もうちょっと熟考が必要な気がします。

posted by takezoh | 2007-03-03 07:07

Re:心臓が口から飛び出るかと思いました

 ホークアイやオンコート・コーチングは、ラウンドロビンに比べれば問題点が少ないとは思います(オンコート・コーチングは感情的には受け入れにくいのですが)。ただ今回のようなのはやっぱりちょっと問題ありかなぁという気はします。
 やっぱり問題はCG映像とコンピューターによる判定というところだと思います。CG映像は写真判定やビデオ映像に比べると、どうしても本当に正しいものなのかどうかという疑問を感じてしまいます。また審判の判定に不満なら審判に対して怒れますが、コンピューターによる判定だと選手のほうも怒りのぶつけどころがなくなってしまうのでちょっと気の毒ですよね。また仮にコンピューターの誤審(?)があったとしても、それをその場で確かめる術がありませんし……。

posted by バラージ | 2007-03-04 18:48

>>バラージさんへ

 確かに、選手は感情のぶつけどころがなくて、これまで以上にプレーに影響が出るような気がします。全豪オープンでのロディック×サフィンの、サフィンなんかがいい例でしょうか(ちなみに、ロディックも別の試合でホークアイのリプレイに対して、100%の正確さじゃないんだろ! と食ってかかっていました/苦笑)。
 第三者の審判というのは、ただジャッジをするというだけではなく、試合を円滑にすすめるための存在でもあるので、審判にとってもこういったコンピュータの間違いは問題だと思います。

 ホークアイをひとつ導入するだけでかなりの金額を投資しているため、多少の問題があっても、大会運営側、ATP/WTAがホークアイをやめることはないような気がしています。だからこそ、このビデオ判定も、あらゆる状況(特に間違いがあった場合)を想定したルールというか、選手も納得できるような対応、体勢づくりが必要なんじゃないかと思ったりします。

posted by takezoh | 2007-03-05 00:38

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