2007年01月20日
ロディック×サフィン 試合経過詳細 (4)
第4セットに入る前に、雨が降ってきました。 主審が審判台からおりて、試合は一時中断されます。 屋根はすでに3/4ほど閉まっていたこともあり、屋根が閉じられるまで、サフィンもロディックもベンチで座って待ちます。その間、大会スタッフが濡れたコートをタオルで拭きます。 屋根がほぼ閉じられ、大会スタッフがコートの外から出ると、ロディックが先にコートに出て、位置につきますが、サフィンはベンチに座ったまま。そして、足でサーフェスの滑りを確かめながら、まだ濡れていると主審、トーナメントレフリーに抗議。しぶしぶベンチから立ち上がりますが、まだ主審に文句を言い続けるサフィン(「試合してるのは俺なんだぜ!」と言うのだけわかりました)。待たされている観客からは少しブーイングが出ます。 そして、やってられないぜ、という態度でベースラインへ歩き出すサフィン、ここで暴言を吐いたのか、警告を取られてしまいます。
【第4セット】 第1ゲーム S ○-△△○ 1 R -○--- 0 さて、ちょっとざわついたなかで始まった第4セット。 最初のポイントはサフィン。ロディックの浮いたRTをクロスへフォアを放ち、ウィナーを奪います。次のポイントは、ロディックがいいところにバックのスライス(アングルショット)を入れます。サフィンはボールに追いついたものの、クロスへ返したバックハンドをサイドアウトさせ、15-15となります。 続くポイントはロディックのフォアがフレームショット、ボールがネットにかかり、サフィンが獲ります。 30-15、サフィンのクロスへのバックハンドがアウトのコール。サフィンはチャレンジを要求し、リプレイ映像を待ちます。そして、映像は、ぎりぎりIN。ラリーが続いていたため、ポイントやり直しになります。やり直しになったポイントでは、ロディックのフォアRTがコードボールになって、ふわりと浮いて、ネットぎりぎりに落ちます。すかさず前につめて、絶妙なラケットコントロールで相手コートのネット際にボールを落とすサフィン。さすがにロディックも取れませんでした。 最後はサフィンの浅くなったボールからロディックがバックでクロスへ打ち、ネットダッシュを見せますが、サフィンがストレートへバックPASSを決めて、サフィンがキープに成功します。
第2ゲーム R -△○-△-○○ 1 S ○--○-△-- 1 サイドチェンジの際に、まだ主審に文句を言うサフィン(主審が何かを言おうとしても、その言葉をさえぎって、抗議を続けます。どうやらトーナメントレフリーは「わかってない!」と、さきほどの抗議の続きだったようです。まだ腹の虫がおさまらんかったんかな?)。ロディックはじっと顔色変えずにベースラインで待っていました。 さて、ようやくポジションについたサフィン。怒りパワーか(?)、最初のポイントをクロスへのバックハンドウィナーで奪います。しかし、ワイドへの2ndにクロスへのバックRTがアウト。15-15、ロディックのワイドへのフォアがアウトの判定に、ロディックがチャレンジを要求して成功し、ロディックのポイント(ウィナー)となります。 続くポイント、サフィンのRTから、ロディックはアプローチショットでネットに詰めます。しかし、サフィンがワイドへPASSを決め、30-30とまたもポイントが並びます。次のポイント、サフィンのフォアがフレームショットでアウトとなりますが、ロディックはゲームポイントでダウン・ザ・ラインへのバックPASSをサイドアウトにしてしまい、このゲームもデュースになります。 しかし、サフィンがクロスへ放ったバックのスライスをネットにかけると、最後はロディックがセンターへのSWを決めて、キープに成功します。
第3ゲーム S -○-◎-○-○-○-○○△ 2 R ○-△-△-○-○-●--- 1 デュースになるゲームが続きます。 最初のポイントは、ロディックのクロスへのフォアがアウトの判定。ロディックがチャレンジを要求して、判定は覆ります。サフィンは次のポイントでセンターへのSWを奪いますが、バックハンドのラリーからストレートへ切り返したボールをネットにかけて、30-15とロディックにポイント先行を許します。しかし、ここでセンターへのSA(というか、フォルトのコールにサフィンがチャレンジを要求して、成功。またも判定が覆りました)。 続くポイントで、ロディックはフォアのダウン・ザ・ラインでウィナーを奪いブレイクポイントを握りますが、サフィンはすぐさまセンターへのSWでデュースに追いつきます。 デュースからロディックがスマッシュを決めて再びブレイクチャンスを握ります。しかし、ラリーで主導権を握りながらも、ドロップショットをサフィンに拾われ(サフィン、ドロップショットを読んで、ノーバウンドでバックボレーをベースライン深くに入れます)、後ろに下がりながら打たされることになったロディックのバックハンドがネット。またもブレイクチャンスを生かせません。 2回目のデュース、サフィンの1stを線審はINを示しますが、主審がオーバールールでフォルトのコール。納得のいかないサフィンは、ここでまたチャレンジを要求します。そして、サーブはラインにかかっていた! サフィン、主審を睨みながら、ウォー! と声を出します。いやぁ、このオーバールールはマズい。 しかし、次のポイント、ラリーで自分のバックハンドがわずかにアウトと判断して、動きを止めてしまったサフィン。しかし、アウトのコールはなく、その間、ロディックはフォアをクロスへ打ちます。急いでボールを追いかけたものの、サフィンのボールはサイドアウト。う~ん……。 3回目のデュース、ロディックのフォアRTがアウトになり、サフィンがアドバンテージを握りますが、ここでこの試合初めてのダブルフォルト。 4回目のデュース、ロディックのRTが浮き、オープンコート(ワイド)へフォアでウィナーを奪うと、ロディックのドロップショット(甘い!)を、サフィンはドロップショットでお返し。ベースライン付近にいたロディックは追いかけますが、拾ったボールがアウトになり、再びアドバンテージ、サフィン。 最後はロディックがバックでダウン・ザ・ラインを狙いますが、サイドアウトとなって、サフィン、ようやくキープに成功です。
第4ゲーム R ○-○--○○-△○ 2 S -○-△○--○-- 2 チャンスのあとにはピンチあり、という通り、またもデュースが続くゲームになります。 センターへのSWで最初のポイントを獲ったロディックでしたが、ネットダッシュしたところをサフィンに微妙な深さにロブを上げられて、間に合わず、オーバーヘッドはアウト。それでも、ワイドへのフォアでサフィンのバックハンドのエラーを誘い、30-15とポイントを先行します。 しかし、サフィンの動きの逆をつこうとしたワイドへのフォアをアウトにさせると、RTをストレートへ切り返そうとしたフォアがサイドアウト。40-30と、サフィンにブレイクポイントを許してしまいます。それでも、ラリーからチャンスをうかがうロディック。バックでダウン・ザ・ラインにもっていくと、サフィンのクロスへ切り返そうとしたフォアがネットにかかり、デュースに持ち込みます。 最初にアドバンテージを握ったのはロディック。バックハンドをクロスのコーナーいっぱいに入れると、サフィンのバックでの返球がアウト。しかし、ネットに詰めたロディックの足元にサフィンがバックハンドで上手く沈めて、ロディックはバックボレーをネットにかけてしまいます。 2回目のデュース、ロディックのバック、スライスのアプローチショットがコードに当たってサフィンのコートに落ちます。急いで拾いに行ったサフィンですが、ボールはネット。最後はサフィンがクロスへのバックのスライスをネットにかけるミスで、ロディックもキープに成功します。
第5ゲーム S △-△◎○ 3 R -△--- 2 こうなると、どちらが先にブレイクするか? となるのですが、ここからしばらく、お互い、相手にあまりポイントを与えず、キープが続いていきます。 最初のポイント、ロディックはリターンダッシュを試みるも、肝心のバックのRTがネット。次のポイント、サフィンのクロスへのバックハンドを、ロディックがストレートへフォアで切り返して、ウィナーを奪い、15-15とします。しかし、続くポイントでは、サフィンのクロスへのバックハンドが厳しいところに入り、ロディックのバックはネット。サフィンはここでワイドへSAを決め、最後はサーブ&ボレーでフォアボレーのウィナーを奪います。
第6ゲーム R △○◎-◎ 3 S ---○- 3 ボディを狙った2ndサービスから、ネットダッシュするロディック。サフィンはクロスへバックでPASSしようとしますが、これがネットにかかってしまいます。続いて、ワイドへ1stサービスにサフィンのクロスへのバックRTがネット。ロディックが次のポイントでワイドへのSAを決めると、クロスへのフォアをミスするものの、最後もワイドへのSAでゲームを閉めます。
第7ゲーム S -○○◎◎ 4 R △---- 3 サフィンの2ndを狙っていたロディック。バックのRTをストレートへ叩き込み、これがRAとなり、ポイントを先行します。しかし、サフィンのクロスへのフォアに、ロディックはフォアをアウトにさせられると、続くポイントではバックハンドのロブをアウト。最後はサフィンがセンターへのSAを2本連続決めて、サービスゲームをキープします。
第8ゲーム R -△○○-○ 4 S ○---○- 4 最初のポイントで、ロディックのスマッシュが甘く、サフィンに拾われます。急いで後ろに下がるものの、ロディックのバックハンドはネット。今度はサフィンがポイントを先行します。しかし、ワイドへ高く跳ねる2ndサービスを入れると、サフィンのバックRTはアウト。次のポイントで、ネットへ詰めるロディック。サフィンはクロスへバックでPASSをしますが、これをしっかりオープンコート(ワイド)へバックボレーを決めます。そして、サフィンがクロスへのフォアをミスし、ロディックのゲームポイント。次のポイントでサフィンのフォアRTがアウトに判定になりますが、サフィンがチャレンジを要求。判定が覆り、サフィンのポイントになります。しかし、最後はロディックが、サフィンのRTをクロスへフォアでウィナーを奪って、キープに成功。
第9ゲーム S ○---◎◎-△◎○ 5 R -●△△--△--- 4 なかなかお互いのサービスゲームをブレイクできないゲームが続きましたが、ここで、サフィンがダブルフォルトを含むミスを連発します。 最初のポイントは、バックハンド、クロスの打ち合いでロディックがサイドアウト。しかし、ここでサフィンがダブルフォルト、チャレンジを要求するも、リプレイでもフォルトと判明、15-15となります。さらに、ストレートへのフォアをサイドアウトさせるミスをすると、ロディックがフォアに回り込んでワイドへ放ったボールを切り返したサフィンのバックハンドがネットにかかるミス。途中からキープが続いていた第4セットの均衡が破れます。 しかし、サフィンはここでワイドへのSAを2本連続して決め、ロディックにブレイクを許しません。ロディックはデュースからワイドへバックハンドでいいRTを返し、サフィンのフォアをアウトにさせますが、次のポイントでバックのRTをフレームショットしてアウトにしてしまいます。 2回目のデュース、サフィンはセンターへのSAを決めて、アドバンテージ。最後はロディックが走りながらストレートへフォアで切り返しますが、わずかにサイドアウト。サフィンがキープに成功します。
第10ゲーム R -○△△△ 5 S ○---- 5 最初のポイント、ロディックのドロップボレーを拾ったサフィン。素早くネットにつめて、ロディックのポジションより斜め後ろ、絶妙な場所へバックハンドで軽く切り返します。ロディックも拾いに行きますが、フォアはネット。会場、このサフィンの技ありのショットに沸きます。 しかし、ロディックがすぐにワイドへのフォアでウィナーを奪うと、次のポイントではボディへキックサーブを入れ、サービスダッシュ。足元に沈んできたサフィンのRTをバックボレーで上手くオープンコート(ワイド)へウィナーを決めます。そして、サフィンがバックのスライス、アプローチショットをネットにかけるミスをすると(サフィン、ネットから戻ってきたボールを足で蹴り上げる!)、最後はロディックが上手くスライスをかけたバックを入れ、サフィンのフォアのミスを誘いました(ネット)。 ここもロディック、キープです。
第11ゲーム S △△-○○ 6 R --○-- 5 ロディックのクロスへのフォア、フォアRTがアウトで、サフィンの30-0。次のポイントでは、サフィンがクロスへのフォアをネットにかけてしまいますが、最後はロディックのストレートへのフォアのPASSがアウト、そしてバックのRTがネットにかかり、サフィンもキープを続けます。
第12ゲーム R ○○◎-○ 6 S ---△- 6 最初のポイント、ネットに詰めるサフィンに、バックでダウン・ザ・ラインへPASSするロディック。サフィンは反応して長い手を伸ばしますが、ボールはネットにかかります。「何やってんだ」と自分を叱るサフィン。次のポイント、今度はロディックがラリーからネットダッシュ。サフィンがクロスへフォアでサイドラインぎりぎりをねらったPASSを打つも、ロディックはしっかりと体を伸ばしてボレーを決めます。 そして、ワイドへのSAを決めると、バックのドロップショットはミス(ネット)するものの(このポイント、明らかに1stサービスが入っているのに、線審がフォルト、そしてすぐに「コレクション」を付け足し、1stやり直し。サフィン、おいおい、やってられないぜ、という笑みを浮かべる)、最後はスマッシュを決めて、この試合、2回目のタイブレークに突入します。
第4セット タイブレーク ※上段が最初のサーブ
S ○---◎---- 2
R -○○△-○○△△ 7
サフィンのクロスへのフォアのウィナーで始まったタイブレーク。しかし、ここでロディックはいい1stがどんどん入ります。ワイドへのSWを奪うと、今度もワイドへ1st、サフィンはフォアのRTをネットにかけてしまいます。
もう1本、サフィンのサービス。長いラリーが続きます。しかし、ロディックのストロークの安定度が増し、コースを変えられても、その上を行くショットを放ちます。最後は甘く浮いたサフィンのボールを、ロディックはしっかりとバックでストレートへ。サフィンはこれを打ち返すもののネット。ロディックに1ミニブレークを許してしまいます。
次もサフィンのサービス。センターへの1stサービスがフォルトと判定され、ここでまたサフィンはチャレンジを要求。そして、判定が覆る(SAとなる)。サフィンはもう、怒りを通り越しているのか、疲れからか、何もいわずに淡々とレシーブの位置へ向かいます。
ロディックの3-2から、2本サービスとなります。ここでロディックはセンターへ1stサービスを2本連続入れます。サフィンは2本ともバックハンドRTをアウトにさせられ、ロディックが5-2とサフィンをさらに突き放します。このあたりで、ややサフィンの元気がなくなりました。
サフィンのサービス。ラリーからサフィンのクロスへのバックハンドがネット(白帯に当たる)。そして、ロディックのマッチポイント、ロディックのクロスへのバックのスライスに、サフィンのバックハンドはまたしても白帯に当たり、ボールが上にはずんで、サフィンのコートに落ちました。
ゲームセット。ロディックは観客に向かって(声を出さずに)両手を挙げると、コナーズの方向を見ながら、拳を握り、ニコッと笑いました。
posted by takezoh |07:44 |
全豪オープン2007 |
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